JP2995969B2 - 3,3,4−トリメチル−4−ペンテン−2−オンの製造方法 - Google Patents

3,3,4−トリメチル−4−ペンテン−2−オンの製造方法

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JP2995969B2 JP3328763A JP32876391A JP2995969B2 JP 2995969 B2 JP2995969 B2 JP 2995969B2 JP 3328763 A JP3328763 A JP 3328763A JP 32876391 A JP32876391 A JP 32876391A JP 2995969 B2 JP2995969 B2 JP 2995969B2
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農薬、特に殺虫剤の中
間体として有用な3,3,4−トリメチル−4−ペンテ
ン−2−オンの製造方法に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】3,3,
4−トリメチル−4−ペンテン−2−オンの製造方法に
関しては、2,3−ジメチル−2−ブテンおよび無水酢
酸を原料として、陽イオン交換樹脂を用いる方法が知ら
れている(Zh. Vses. Khim. O-va. im. D. I. Mendelee
va 1988, 33(3), 350-2 )。しかしながらこの方法は、
高価なイオン交換樹脂を多量に用いており、しかも収率
が50〜65%と低く、工業的な製造法としては、満足
できるものではなかった。本発明者らは工業的に有利な
3,3,4−トリメチル−4−ペンテン−2−オンの製
造方法を見出すべく、種々検討の結果、硫酸と無水酢酸
との縮合物または三フッ化ホウ素類の存在下に、2,3
−ジメチルブテン類と無水酢酸とを反応させることによ
、3,3,4−トリメチル−4−ペンテン−2−オン
が高収率でしかも選択的に得られることを見出し、本発
明に到った。
【0003】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、硫酸と
無水酢酸との縮合物または三フッ化ホウ素類の存在下
、2,3−ジメチルブテン類と無水酢酸とを反応させ
ることを特徴とする3,3,4−トリメチル−4−ペン
テン−2−オンの製造方法に関するものである。以下、
本発明を詳細に説明する。
【0004】本発明の一方の原料である2,3−ジメチ
ルブテン類としては、2,3−ジメチル−2−ブテン、
2,3−ジメチル−1−ブテンが挙げられる。これらは
それぞれ単独で用いてもよいし、両者の混合物を用いて
もよい。
【0005】本発明の他方の原料である無水酢酸として
は、通常市販されているものを使用することができる。
その量は通常、2,3−ジメチルブテン類に対し、0.
1〜5重量倍であり、好ましくは0.5〜2重量倍であ
る。
【0006】使用される硫酸と無水酢酸との縮合物とし
ては、例えば硫酸と無水酢酸とを混合して得られる縮合
物、スルホ酢酸等を挙げることができる。硫酸と無水酢
酸とを混合して得られる縮合物を用いる場合、予め調整
したものを用いてもよいし、反応前に反応に用いられる
無水酢酸を全量仕込んだ後に硫酸を添加して調整しても
よい。混合する硫酸の濃度としては、94%以上が好ま
しく、無水硫酸を用いることもできる。その調整温度は
通常30〜90℃である。三フッ化ホウ素類としては、
例えば三フッ化ホウ素−エーテル錯体、三フッ化ホウ素
−酢酸錯体等を挙げることができる。硫酸と無水酢酸と
の縮合物または三フッ化ホウ素類の量は、無水酢酸に対
し、通常0.1〜20重量%、好ましくは1〜10重量
%である。
【0007】反応方法としては、例えば、無水酢酸なら
びに、硫酸と無水酢酸との縮合物または三フッ化ホウ素
からなる溶液に、2,3−ジメチルブテン類を添加す
る方法を挙げることができる。反応温度は通常、0〜5
0℃であり、好ましくは10〜40℃である。本発明に
おいては反応に対して不活性な溶媒を用いることもでき
るが、通常は無溶媒で反応を行うことが容積効率の点か
ら好ましい。反応後、例えば通常のアルカリ水溶液によ
る中和、分液後、得られる有機層を蒸留することによ
り、高収率で3,3,4−トリメチル−4−ペンテン−
2−オン〔1〕が得られる。未反応の2,3−ジメチル
ブテン類も高純度、高収率で回収することができる。
【0008】ここで得られた3,3,4−トリメチル−
4−ペンテン−2−オン〔1〕は、例えば下記に示す経
路により、2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパ
ン−1−カルボン酸へと導くことができる。
【0009】
【発明の効果】本発明により、農薬、特に殺虫剤の中間
体として有用な3,3,4−トリメチル−4−ペンテン
−2−オンが高収率でしかも選択的に得られる。
【0010】
【実施例】本発明を実施例により、さらに詳細に説明す
るが、本発明は実施例に限定されるものではない。 実施例1 無水酢酸121.30g(1.19モル)を反応容器に
仕込み40℃に保温し、98%硫酸6.07g(無水酢
酸に対し5重量%)を1時間で滴下する。滴下終了後、
20℃まで冷却し、同温度で2,3−ジメチル−2−ブ
テン100g(1.19モル)を2時間で滴下する。そ
の後同温度で12時間保温する。反応後227.1gの
反応液(GC分析値:3,3,4−トリメチル−4−ペ
ンテン−2−オン含量37.5%、2,3−ジメチル−
2−ブテン含量18.0%、2,3−ジメチル−1−ブ
テン含量1.2%)を得る。この結果より、3,3,4
−トリメチル−4−ペンテン−2−オンの収率は96.
2%(対消費2,3−ジメチルブテン類)であり、2,
3−ジメチル−2−ブテンの回収率は41.0%であ
る。この反応液に27%苛性ソーダ水溶液235.21
gを20℃以下で2時間で滴下する。滴下終了後、分液
し、有機層として128.35gを得、これを蒸留し、
3,3,4−トリメチル−4−ペンテン−2−オン8
4.17g(純度95.7%)、2,3−ジメチルブテ
ン類38.8gを得る。
【0011】実施例2 無水酢酸76.55g(0.75モル)を反応容器に仕
込み40℃に保温し、98%硫酸3.83g(無水酢酸
に対し5重量%)を1時間で滴下する。滴下終了後、2
5℃まで冷却し、同温度で2,3−ジメチル−2−ブテ
ンと2,3−ジメチル−1−ブテンとの1/1混合物4
2.08g(0.50モル)を2時間で滴下する。その
後25〜30℃で2時間保温する。反応後、反応液を分
析する。その結果、3,3,4−トリメチル−4−ペン
テン−2−オンの収率は90.3%(対消費2,3−ジ
メチルブテン類)であり、2,3−ジメチルブテン類の
回収率は43.7%である。
【0012】実施例3 無水酢酸76.55g(0.75モル)を反応容器に仕
込み40℃に保温し、98%硫酸3.83g(無水酢酸
に対し5重量%)を1時間で滴下する。滴下終了後、2
5℃まで冷却し、同温度で2,3−ジメチル−2−ブテ
ンと2,3−ジメチル−1−ブテンとの9/1混合物4
2.08g(0.50モル)を2時間で滴下する。その
後25〜30℃で2時間保温する。反応後、反応液を分
析する。その結果、3,3,4−トリメチル−4−ペン
テン−2−オンの収率は91.0%(対消費2,3−ジ
メチルブテン類)であり、2,3−ジメチルブテン類の
回収率は39.0%である。
【0013】実施例4 無水酢酸76.55g(0.75モル)を反応容器に仕
込み40℃に保温し、98%硫酸3.83g(無水酢酸
に対し5重量%)を1時間で滴下する。滴下終了後、2
5℃まで冷却し、同温度で2,3−ジメチル−1−ブテ
ン42.08g(0.50モル)を2時間で滴下する。
その後25〜30℃で22時間保温する。反応後、反応
液を分析する。その結果、3,3,4−トリメチル−4
−ペンテン−2−オンの収率は79.4%(対消費2,
3−ジメチルブテン類)であり、2,3−ジメチルブテ
ン類の回収率は9.8%である。
【0014】実施例5 無水酢酸51.05g(0.50モル)及びBF3-ジエチ
ルエーテル錯体2.13g(無水酢酸に対し4.17重
量%)を反応容器に仕込み、20℃で2,3−ジメチル
−2−ブテン42.08g(0.50モル)を2時間で
滴下する。その後20〜25℃で22時間保温する。反
応後、反応液を分析する。その結果、3,3,4−トリ
メチル−4−ペンテン−2−オンの収率は94.7%
(対消費2,3−ジメチルブテン類)であり、2,3−
ジメチルブテン類の回収率は19.9%である。
【0015】実施例6 触媒としてスルホ酢酸を2.55g(無水酢酸に対し5
重量%)用い、2,3−ジメチル−2−ブテン滴下後の
保温を27〜32℃で20時間行う以外は実施例5と同
様に反応を行い、反応液を分析する。その結果、3,
3,4−トリメチル−4−ペンテン−2−オンの収率は
90.0%(対消費2,3−ジメチルブテン類)であ
り、2,3−ジメチルブテン類の回収率は40.5%で
ある。
【0016】実施例7 無水酢酸60.65g(0.59モル)を反応容器に仕
込み40℃に保温し、98%硫酸3.03g(無水酢酸
に対し5重量%)を1時間で滴下する。滴下終了後、2
0℃まで冷却し、同温度で2,3−ジメチル−2−ブテ
ン100g(1.19モル)を2時間で滴下する。その
後同温度で14時間保温する。反応後、反応液を分析す
る。その結果、3,3,4−トリメチル−4−ペンテン
−2−オンの収率は86.9%(対消費2,3−ジメチ
ルブテン類)であり、2,3−ジメチルブテン類の回収
率は60.7%である。
【0017】実施例8 無水酢酸84.91g(0.83モル)、98%硫酸
4.25g(無水酢酸に対し5重量%)を用いる以外は
実施例7と同様に反応を行い、反応液を分析する。その
結果、3,3,4−トリメチル−4−ペンテン−2−オ
ンの収率は88.5%(対消費2,3−ジメチルブテン
類)であり、2,3−ジメチルブテン類の回収率は5
0.8%である。
【0018】実施例9 無水酢酸121.30g(1.19モル)、98%硫酸
12.113(無水酢酸に対し10重量%)を用い、
2,3−ジメチル−2−ブテン滴下後の保温時間を23
時間行う以外は実施例7と同様に反応を行い、反応液を
分析する。その結果、3,3,4−トリメチル−4−ペ
ンテン−2−オンの収率は92.7%(対消費2,3−
ジメチルブテン類)であり、2,3−ジメチルブテン類
の回収率は30.4%である。
【0019】実施例10 無水酢酸157.69g(1.54モル)、98%硫酸
7.88g(無水酢酸に対し5重量%)を用い、2,3
−ジメチル−2−ブテン滴下後の保温時間を12時間行
う以外は実施例7と同様に反応を行い、反応液を分析す
る。その結果、3,3,4−トリメチル−4−ペンテン
−2−オンの収率は92.5%(対消費2,3−ジメチ
ルブテン類)であり、2,3−ジメチルブテン類の回収
率は28.2%である。
【0020】実施例11 無水酢酸121.30g(1.19モル)を反応容器に
仕込み40℃に保温し、94.64%硫酸6.07g
(無水酢酸に対し5重量%)を1時間で滴下する。滴下
終了後、25℃まで冷却し、同温度で2,3−ジメチル
−2−ブテン42.08g(0.50モル)を2時間で
滴下する。その後25〜30℃で12時間保温する。反
応後、反応液を分析する。その結果、3,3,4−トリ
メチル−4−ペンテン−2−オンの収率は86.2%
(対消費2,3−ジメチルブテン類)であり、2,3−
ジメチルブテン類の回収率は16.6%である。
【0021】比較例1 無水酢酸121.30g(1.19モル)及び2,3−
ジメチル−2−ブテン100g(1.19モル)を反応
器に仕込み、20℃で98%硫酸6.07g(無水酢酸
に対し5重量%)を2時間で滴下する。その後同温度で
12時間保温する。反応後、反応液を分析する。その結
果、3,3,4−トリメチル−4−ペンテン−2−オン
の収率は5%(対消費2,3−ジメチルブテン類)未満
である。
【0022】比較例2 触媒として塩化第2鉄を2.43g(無水酢酸に対し
4.8重量%)用い、2,3−ジメチル−2−ブテン滴
下後の保温を20時間行う以外は実施例5と同様に反応
を行い、反応液を分析する。その結果、3,3,4−ト
リメチル−4−ペンテン−2−オンの収率は69.9%
(対消費2,3−ジメチルブテン類)であり、2,3−
ジメチルブテン類の回収率は33.6%である。
【0023】比較例3 触媒として過塩素酸マグネシウム4水和物を2.55g
(無水酢酸に対し5重量%)用い、2,3−ジメチル−
2−ブテン滴下後の保温を27〜32℃で20時間行う
以外は実施例5と同様に反応を行い、反応液を分析す
る。その結果、3,3,4−トリメチル−4−ペンテン
−2−オンの収率は62.3%(対消費2,3−ジメチ
ルブテン類)であり、2,3−ジメチルブテン類の回収
率は69.1%である。
【0024】比較例4 触媒としてメタンスルホン酸を2.55g(無水酢酸に
対し5重量%)用い、2,3−ジメチル−2−ブテン滴
下後の保温を27〜32℃で20時間行う以外は実施例
5と同様に反応を行い、反応液を分析する。その結果、
3,3,4−トリメチル−4−ペンテン−2−オンの収
率は24.4%(対消費2,3−ジメチルブテン類)で
あり、2,3−ジメチルブテン類の回収率は91.0%
である。
【0025】比較例5 触媒として酢酸ニッケル4水和物を2.55g(無水酢
酸に対し5重量%)用い、2,3−ジメチル−2−ブテ
ン滴下後の保温を75〜80℃で8時間行う以外は実施
例5と同様に反応を行い、反応液を分析する。その結
果、3,3,4−トリメチル−4−ペンテン−2−オン
は全く得られず、2,3−ジメチルブテン類の回収率は
86.9%である。
【0026】比較例6 触媒として五酸化リンを2.55g(無水酢酸に対し5
重量%)用い、2,3−ジメチル−2−ブテン滴下後の
保温を24〜28℃で8時間行う以外は実施例5と同様
に反応を行い、反応液を分析する。その結果、3,3,
4−トリメチル−4−ペンテン−2−オンは全く得られ
ず、2,3−ジメチルブテン類の回収率は81.6%で
ある。
【0027】比較例7 触媒としてタングストケイ酸を2.55g(無水酢酸に
対し5重量%)用い、2,3−ジメチル−2−ブテン滴
下後の保温を24〜28℃で23時間行う以外は実施例
5と同様に反応を行い、反応液を分析する。その結果、
3,3,4−トリメチル−4−ペンテン−2−オンの収
率は52.8%(対消費2,3−ジメチルブテン類)で
あり、2,3−ジメチルブテン類の回収率は80.3%
である。
【0028】参考例1 実施例1で得られた3,3,4−トリメチル−4−ペン
テン−2−オン(純度95.7%)84.17g及びn
−ヘキサン9.0gを反応器に仕込み、触媒として塩化
亜鉛217mgを添加する。攪拌下、内温を25〜30
℃に保ちつつ塩化水素ガス27.9gを5時間かけて反
応液中に吹き込む。脱ガス後、反応液として118.4
6g(3,3,4−トリメチル−4−クロロペンタン−
2−オン含量79.0%、3,3,4−トリメチル−4
−ペンテン−2−オン含量2.0%)が得られる。3,
3,4−トリメチル−4−ペンテン−2−オン転化率9
7.0%、3,3,4−トリメチル−4−クロロペンタ
ン−2−オン選択率93.0%、3,3,4−トリメチ
ル−4−クロロペンタン−2−オン収率90.2%(対
仕込み3,3,4−トリメチル−4−ペンテン−2−オ
ン)である。上記で得られた反応液118.46g
(3,3,4−トリメチル−4−クロロペンタン−2−
オン純度79.0%)にメタノール188.7gを仕込
み、塩化亜鉛392mgを添加後、攪拌下、臭素50.
63gを20℃で3.5時間をかけて滴下する。更に塩
素20.41gを20℃で2時間かけて反応液中に吹き
込む。その後同温度で0.5時間保温し、反応液37
8.20g(3,3,4−トリメチル−4−クロロ−1
−ブロモペンタン−2−オン含量34.5%、3,3,
4−トリメチル−4−クロロペンタン−2−オン含量
0.5%)を得る。3,3,4−トリメチル−4−クロ
ロペンタン−2−オン転化率98.0%、3,3,4−
トリメチル−4−クロロ−1−ブロモペンタン−2−オ
ン選択率96.0%、3,3,4−トリメチル−4−ク
ロロ−1−ブロモ−ペンタン−2−オン収率94.0%
(対仕込み3,3,4−トリメチル−4−クロロペンタ
ン−2−オン)。反応液を氷水にチャージし、トルエン
300gで抽出し、該トルエン溶液438.90g
(3,3,4−トリメチル−4−クロロ−1−ブロモ−
ペンタン−2−オン含量29.75%)が得られる。上
記で得られた3,3,4−トリメチル−4−クロロ−1
−ブロモ−ペンタン−2−オンのトルエン溶液438.
90g(含量29.75%)を反応器に仕込み、塩化ト
リエチルベンジルアンモニウム6.16gを添加後、5
%苛性ソーダ水溶液1840gを内温30℃で2時間か
けて滴下する。その後同温度で4時間保温する。反応後
分液して得られる水層を98%硫酸を滴下することによ
り酸析し、析出した結晶を濾集、水洗後乾燥することに
より、2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパン−
1−カルボン酸76.70g(純度99.7%、収率9
9.5%/仕込み3,3,4−トリメチル−4−クロロ
−1−ブロモ−ペンタン−2−オン)が得られる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 49/203 B01J 27/12 B01J 31/04 C07C 45/54 C07C 45/68 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硫酸と無水酢酸との縮合物または三フッ化
    ホウ素類の存在下に、2,3−ジメチルブテン類と無水
    酢酸とを反応させることを特徴とする3,3,4−トリ
    メチル−4−ペンテン−2−オンの製造方法。
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