JP2995277B2 - 硬質ポリウレタンフォームの製造法 - Google Patents

硬質ポリウレタンフォームの製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬質ポリウレタンフォ
ームの製造法に関する。更に詳しくは、寸法安定性の優
れた硬質ポリウレタンフォームの製造法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】硬質ポリウレタンフォームは、発泡剤と
してトリクロロモノフルオロメタン(CFC−11)を
使用しているため、寸法安定性や断熱性に優れ、冷蔵
庫、冷凍庫、建築用等の断熱材として広く使用されてい
る。しかしながら、近年、地球のオゾン層保護のため、
水素原子を含有しないハロゲン化炭化水素発泡剤等の規
制が開始された。この規制対象にCFC−11が含まれ
ており、硬質ウレタンフォームの発泡剤は、オゾン破壊
係数の小さい水素原子含有ハロゲン炭化水素や水に移行
しつつある。ところが、新しく使われるこれらの発泡剤
は、分子中に水素原子を有することから、生成したウレ
タン樹脂成分への溶解膨潤が現行のCFC−11より高
い。そのため得られた発泡体は強度が低下し、特に寸法
安定性が悪く収縮しやすい問題がある。
【0003】それに対し、水素原子含有ハロゲン炭化水
素系発泡剤で発泡した場合、収縮しにくいポリオールと
して芳香環含有脂肪族ジアミンのアルキレンオキサイド
付加物を用いる方法(特開平4-154827号公報など)が提
案されているが、十分な効果は得られていない。すなわ
ち、このようなアルキレンオキサイド付加物は、アルキ
レンオキサイドの付加モル数の増加に伴い粘度が下が
り、ポリウレタンフォーム製造時の作業性は容易である
が、過度にアルキレンオキサイドを付加すると、ウレタ
ンフォームにした場合の寸法安定性は良くならない。逆
にアルキレンオキサイドの付加モル数を少なくすると、
常温でも固状もしくは非常に粘稠な液状となるために、
実質的にポリオール成分として使いづらくなる。特にこ
の傾向は発泡剤である水の使用部数が多くなればなるほ
ど顕著になる。このように、水素原子含有ハロゲン化炭
化水素や水を発泡剤とした時に、従来のCFC−11使
用時と同等の寸法安定性が得られるポリオールは見いだ
されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、水素
原子含有ハロゲン化炭化水素や水を発泡剤として用いて
硬質ポリウレタンフォームを製造するにあたり、従来の
CFC−11を使った場合と寸法安定性が同等であるよ
うな硬質ポリウレタンフォームの製造法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、硬質ポリ
ウレタンフォームの原料として、低粘度で作業性が良
く、寸法安定性の優れた硬質ポリウレタンフォームの製
造法について検討を重ねた結果、特定の構造を有するポ
リオールを使用することにより、上記の問題点を解決す
ることを見いだし、本発明に到達した。
【0006】すなわち本発明は、ポリオール(I)とポ
リイソシアネート(II)を発泡剤(III)の存在下
に反応させて硬質ポリウレタンフォームを製造する方法
において、ポリオール(I)として、下記ポリオール
(a)と、モノエポキシモノハロゲン有機化合物(b)
とを反応させてなり、(a)の水酸基に(b)のエポキ
シ基が付加して生成したエーテル基および水酸基と、
(a)の水酸基が(b)のハロゲン基とも縮合反応して
生成したエーテル基とを有する、(a)が(b)で連結
された構造のポリエーテルポリオール(A)を使用する
ことを特徴とする硬質ポリウレタンフォームの製造法で
ある。 ポリオール(a):多価アルコール、ポリエステルポリ
オール、ポリカーボネートポリオール、ポリカプロラク
トンポリオール;および、多価アルコール、ビスフェノ
ール類、脂肪族アミンもしくは芳香族アミンのいずれか
にアルキレンオキサイトを付加した化合物から選ばれ
る、分子内に2〜8個の水酸基を有するポリオール。
【0007】本発明のポリオール(I)の必須成分とし
て用いられるポリエーテルポリオール(A)は、分子内
に2〜8個の水酸基を有するポリオール(a)とモノエ
ポキシモノハロゲン有機化合物(b)との反応生成物で
ある。すなわち、ポリオール(a)の水酸基に、モノエ
ポキシモノハロゲン有機化合物(b)のエポキシ基が付
加してエーテル基と新たな水酸基を生成し、また(a)
の水酸基が(b)のハロゲン基とも縮合反応してエーテ
ル基を生成する。その結果、(a)が(b)で連結され
た構造のポリエーテルポリオール(A)が最終的に得ら
れる。例えば(b)としてエピハロヒドリンを用いた場
合の(A)の末端構造は下式(1)で示すことができ
る。 [式中、Rはポリオール(a)の残基、Nは(a)の1
分子当りの水酸基数を表す。]
【0008】(A)を構成する分子内に2〜8個の水酸
基を有するポリオール(a)としては、多価アルコー
ル、水酸基を2個以上有するオリゴマー類;および、多
価アルコール、ビスフェノール類、脂肪族アミン、芳香
族アミンなどの活性水素化合物にアルキレンオキサイド
を付加した化合物などが挙げられる。
【0009】上記多価アルコールの具体例としては、例
えば脂肪族及び脂環族の2価アルコール(エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、シクロヘキシレングリコ
ールなど)、3価のアルコール(グリセリン、トリメチ
ロールプロパンなど)、4価以上のアルコール(ペンタ
エリスリトール、メチルグリコシド、ジグリセリン、ソ
ルビトール、グルコース、ショ糖など)が挙げられる。
これらのうち好ましいものは、ジエチレングリコール、
グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトールおよ
びショ糖である。
【0010】本発明のポリオール(a)としては、ピド
ロキシル基を2個以上有するオリゴマー類も使用でき、
該オリゴマー類としては、ポリエステルポリオール、ポ
リカーボネートポリオール、ポリカプロラクトンポリオ
ールなどが挙げられる。上記ポリエステルポリオールと
しては、ポリカルボン酸とポリオールからの縮合ポリエ
ステルポリオールが挙げられる。該ポリカルボン酸とし
ては、アジピン酸、無水フタル酸、テレフタル酸、トリ
メリット酸、及びピロメリット酸などが挙げられる。こ
れらのうち好ましいものは無水フタル酸およびテレフタ
ル酸である。ポリオールとしては、多価アルコールの項
で例示した1分子中のヒドロキシル基が2〜8個のもの
が挙げられる。これらのうち好ましものは1,4−ブタ
ンジオール、エチレングリコールおよびジエチレングリ
コールである。ポリエステルポリオールの具体例として
は、ポリ(1,4−ブタンジオールテレフタレート)、
ポリ(ジエチレングリコール)テレフタレートなどが挙
げられる。これらのうち特に好ましいものはポリ(エチ
レングリコール)テレフタレートである。
【0011】上記ビスフェノール類の具体例としては、
例えばビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェ
ノールS、4,4’−ジヒドロキシビフェニル、及び
2,2’−ビス(4−ピドロキシフェニル)ヘキサフル
オロプロバンが挙げられる。これらのうち好ましいもの
は、ビスフェノールAおよびビスフェノールFである。
【0012】上記脂肪族アミンの具体例としては、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、エチレンジアミン、及びジエチレントリアミ
ンなどが挙げられる。これらのうち好ましいものはトリ
エタノールアミンおよびエチレンジアミンである。
【0013】上記芳香族アミンの具体例としては、2,
4−および2,6−ジアミノトルエン(TDA)、粗製
TDA、1,2−,1,3−および1,4−フェニレン
ジアミン、ジエチルトリレンジアミン、1,2−,1,
3−および1,4−キシリレンジアミン、2,4’−お
よび4,4’−ジアミノジフェニルメタン(MDA)、
粗製MDA、ナフチレン−1,5−ジアミン、及び3,
3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノジフェニルメタン
などが挙げられる。これらのうち好ましいものはTD
A、キシリレンジアミンおよびMDAである。
【0014】これらの活性水素化合物に付加するアルキ
レンオキサイドとしては、エチレンオキサイド(以下E
Oと略記)、プロピレンオキサイド(以下POと略
記)、ブチレンオキサイド、およびこれらの併用(ブロ
ックおよび/またはランダム付加)が挙げられる。これ
らのうち好ましくは、PO、EOおよびその併用であ
る。アルキレンオキサイドの付加モル数は、通常1〜5
0モル、好ましくは2〜40モルである。
【0015】(A)の製造におけるモノエポキシモノハ
ロゲン有機化合物(b)は、分子内に1個のエポキシ基
と1個のハロゲン原子を有する有機化合物である。該
(b)としては、例えばエポキシ基を含有した脂肪族ま
たは脂環族有機化合物中の1個の水素原子がハロゲン原
子で置換されたものが挙げられ、具体的にはエピクロロ
ヒドリン、エピブロモヒドリンなどのエピハロヒドリ
ン、3,4−エポキシクロロブタン、2,3−エポキシ
クロロブタン、5−クロロメチル−1,2−オキソシク
ロヘキセンなどが挙げられる。これらのうち好ましいも
のはエピハロヒドリンであり、特に好ましいものはエピ
クロロヒドリンである。
【0016】本発明における(A)の製造方法を例示す
ると、先ずポリオール(a)にアルカリ金属化合物
(c)を加え、攪拌下に昇温する。次いで、モノエポキ
シモノハロゲン有機化合物(b)を加え反応させる。こ
の反応物から生成する塩を除去し、ポリエーテルポリオ
ール(A)を得る。
【0017】上記アルカリ金属化合物(c)としては、
例えば苛性アルカリ(水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ムなど)、低級アルコールの金属アルコラート(ナトリ
ウムメチラート、ナトリウムエチラート、ターシャリー
ブトキシカリウムなど)、アルカリ金属(金属ナトリウ
ム、金属カリウムなど)およびアルカリ金属水素化物
(水素化ナトリウム、水素化カリウムなど)が挙げられ
る。これらのうちで好ましいものは苛性アルカリであ
り、特に好ましいものは水酸化ナトリウムおよび水酸化
カリウムである。
【0018】(b)の使用量は、通常(a)の水酸基1
当量に対する(b)のモル数が0.02〜0.5、好ま
しくは0.05〜0.30となる量である。(b)のモ
ル比が0.5を超えると、得られるポリエーテルポリオ
ール(A)がゲル化あるいは粘度が著しく高いものとな
り、樹脂用原料として使用する場合の取り扱いが困難と
なる。一方(b)のモル比が0.02未満では、得られ
るポリエーテルポリオール(A)の1分子中の平均水酸
基数[ゲルパーミネーションクロマトグラフィ(GP
C)による数平均分子量(Mn)と水酸基価(OHV)
とから、OHV×Mn÷56,100で計算される値]
が10未満となり、硬質ウレタンフォームにした場合の
寸法安定性は良くならない。また、この平均水酸基数が
50を越えると急激に粘度が上昇し、常温で非常に粘稠
な液体となるために、水素原子含有ハロゲン化炭化水素
系発泡剤に溶けにくくなり、実質的にポリオール成分と
して使いづらくなる。
【0019】(c)の使用量は、通常(c)/(b)=
1〜10、好ましくは(c)/(b)=1〜4のモル比
で使用する。(c)/(b)のモル比が1未満では、
(a)と(b)との反応が十分進行せず、10を超える
と、反応に使用するアルカリ過剰分が多くなり、過剰分
は無駄であるばかりか、反応後過剰アルカリを除去する
手間が煩雑となる。
【0020】本発明におけるポリエーテルポリオール
(A)の粘度(B型粘度計にて測定した値)は、通常2
5℃で5〜10,000ポイズである。(a)、(b)
および(c)を、上述した使用比率で反応させると、2
5℃で5〜10,000ポイズの(A)を得ることがで
きる。(A)の粘度は使用にあたり低いほど好ましく、
25℃粘度が10,000ポイズを超えると、取り扱い
が非常に困難となる。
【0021】(A)の製造における反応温度は、通常4
0〜150℃、好ましくは60〜120℃である。40
℃未満では反応系の粘度が高く均一混合系とすることが
困難となり、反応に長時間を要する。また150℃を超
えると生成するポリエーテルポリオール(A)のエーテ
ル結合の分解が生じやすくなるので適当でない。
【0022】(A)の製造において、さらに触媒を使用
することにより、反応を促進することができる。この目
的に使用できる触媒としては、4級アンモニウム化合
物、4級ホスホニウム化合物、金属系触媒などが挙げら
れる。これらのうちでは4級アンモニウム化合物が好ま
しく、具体的にはベンジルトリメチルアンモニウムクロ
ライド、トリ−n−オクチルメチルアンモニウムクロラ
イド、テトラブチルアンモニウムブロマイド、テトラ−
n−ブチルアンモニウム硫酸塩、水酸化テトラエチルア
ンモニウムなどが挙げられる。
【0023】(A)の製造において、必要により溶媒を
使用することができる。溶媒としては、例えばエーテル
類、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類の様な活性水
素またはハロゲン原子を有しないものが適当である。
【0024】本発明において、(A)にさらにアルキレ
ンオキサイドを付加させたポリオールを使用することも
できる。さらにアルキレンオキサイドを付加させたポリ
オールをポリオール成分(I)として使用した場合は粘
度が低下し、水素原子含有ハロゲン化炭化水素系発泡剤
との相溶性が改良される。(A)に付加させるアルキレ
ンオキサイドは、前記(a)に付加させたアルキレンオ
キサイドと同種のもので良く、好ましくはPO、EOお
よびその併用である。この場合のアルキレンオキサイド
の付加モル数は、通常1〜50モル、好ましくは2〜4
0モルである。付加モル数が50モルを超えると水素原
子含有ハロゲン化炭化水素系発泡剤との相溶性が良くな
りすぎ、寸法安定性は不十分となる。このアルキレンオ
キサイド付加物の水酸基価から換算されるポリエーテル
ポリオール(A)の分子量は通常200〜5000であ
る。
【0025】本発明におけるポリオール成分として、
(A)と共に通常の硬質ポリウレタンフォームに使用さ
れる公知のポリオール〔例えば、前述の(a)の項に記
載した活性水素化合物もしくはそのアルキレンオキサイ
ド付加物、ポリブタジエンポリオール、アクリルポリオ
ール、エチレン性不飽和単量体で変性された重合体ポリ
オールなど〕を併用してもさしつかえない。ポリオール
(I)中の(A)の量は、通常5〜100重量%、好ま
しくは10〜100重量%である。(A)の量が5重量
%未満では、硬質ウレタンフォームにした場合の架橋密
度が高くならず、寸法安定性は不十分となる。
【0026】本発明において使用するポリイソシアネー
ト(II)としては、従来から硬質ポリウレタンフォーム
に使用されているものが使用できる。このようなポリイ
ソシアネートとしては、芳香族ポリイソシアネート、脂
肪族ポリイソシアネート、脂環式ポリイソシアネート、
およびこれらの変性物(例えば、カルボジイミド変性、
アロファネート変性、ウレア変性、ビューレット変性、
イソシアヌレート変性、オキサゾリドン変性など)、イ
ソシアネート基末端プレポリマーなどが挙げられる。
【0027】芳香族ポリイソシアネートの具体例として
は1,3−および1,4−フェニレンジイソシアネー
ト、2,4−および/または2,6−1トリレンジイソ
シシアネート(TDI)、粗製TDI、ジフェニルメタ
ン−2,4’−および/または4,4’−ジイソシアネ
ート(MDI)、ポリメチレンポリフェニルイソシアネ
ート(粗製MDI)、ナフチレン−1,5−ジイソシア
ネート、トリフェニルメタン−4,4’,4’’−トリ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラ
メチルキシリレンジイソシアネートなどが挙げられる。
脂肪族および脂環式ポリイソシアネートの具体例として
は、イソホロンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチ
レンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメ
タンジイソシアネート、1,4−シクロヘキシルジイソ
シアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジ
イソシアネートなどが挙げられる。変性ポリイソシアネ
ートの具体例としては、カルボジイミド変性MDI、シ
ョ糖変性TDI、ひまし油変性NDIなどが挙げられ
る。これらのうちで好ましいものはMDI、粗製MD
I、ショ糖変性TDIおよびカルボジイミド変性MDI
である。
【0028】ポリオール(I)とポリイソシアネート(I
I)の比率は種々変えることができるが、ポリオール
(I)のヒドロキシル基とポリイソシアネート(II)の
イソシアネート基の当量比は通常1.0:(0.5〜
1.5)、好ましくは1.0:(0.9〜1.2)であ
る。
【0029】本発明における発泡剤(III)としては、
水素原子含有ハロゲン化炭化水素系発泡剤および/また
は水を使用することができる。一般にオゾン破壊係数の
小さな水素原子含有ハロゲン化炭化水素系発泡剤を使用
すると、得られた硬質ポリウレタンフォームは寸法安定
性が悪くなり、収縮しやすくなるが、本発明におけるポ
リエーテルポリオール(A)を使用することにより、水
素原子含有ハロゲン化炭化水素系発泡剤を使用した場合
でも、寸法安定性の優れた硬質ポリウレタンフォームを
製造することができる。水素原子含有ハロゲン化炭化水
素系発泡剤としては、HCFCタイプのもの(例えばH
CFC−123、HCFC−141b、HCFC−2
2、HCFCー142b);HFCタイプのもの(例え
ばHFC−134a、HFC−152a、HFCー35
6)などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、
HCFC−141b、HFC−134a、HFC−35
6およびこれらの2種以上の混合物である。また、必要
によりこれらの水素原子含有ハロゲン化炭化水素系発泡
剤に、水や低沸点炭化水素類を併用してもよい。更に
は、ハロゲン化炭化水素系発泡剤や低沸点炭化水素類を
使用せずに、水を単独で使うこともできる。低沸点炭化
水素類は、通常沸点が0〜50℃の炭化水素類であり、
その具体例としてはプロパン、ブタン、ペンタンおよび
これらの混合物が挙げられる。
【0030】本発明の方法における水素原子含有ハロゲ
ン化炭化水素系発泡剤の使用量は、ポリオール成分10
0重量部当り、通常0〜50重量部、好ましくは0〜4
5重量部である。水の使用量は、ポリオール100重量
部当り、通常0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜
8重量部である。また低沸点炭化水素類の使用量は通常
0〜40重量部、好ましくは0〜30重量部である。
【0031】本発明においてはポリウレタン反応に通常
使用される触媒、たとえばアミン系触媒(トリエチレン
ジアミン、N−エチルモルホリン、ジエチルエタノール
アミン、1,8−ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデ
セン−7など)、金属触媒(オクチル酸第1スズ、ジブ
チルチンジラウレート、オクチル酸鉛など)を使用する
ことができる。触媒の量は、反応混合物の重量に対し
て、通常0.001〜5重量%用いられる。
【0032】更に必要により、整泡剤、着色剤(染料、
顔料)、可塑剤、充填剤、難燃剤、老化防止剤、抗酸化
剤などの公知の添加剤も使用することができる。
【0033】硬質ポリウレタンフォームの製造方法の一
例を示せば、下記の如くである。まず、ポリオール成
分、発泡剤、整泡剤、触媒、その他の添加剤等を所定量
混合する。ポリウレタン発泡機を使用して、この混合物
とポリイソシアネート成分とを一定の比率で連続的に急
速混合する。得られた混合液をモールドに注入する。硬
化後脱型し、硬質ポリウレタンフォームを得る。
【0034】本発明の方法で得られる硬質ポリウレタン
フォームは断熱性が良く、特に寸法安定性に優れている
ため、冷蔵庫、冷凍庫、建築用等の断熱材として広く利
用できる。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。実施例中
の「部」は重量部を示す。
【0036】〔ポリオールの製造例〕 製造例1 グリセリン500部(5.43モル)及び水酸化ナトリ
ウム217部(5.43モル)、触媒としてベンジルト
リメチルアンモニウムクロライド1.9部(0.01モ
ル)を反応容器に仕込み、攪拌下80℃に昇温した。次
いでエピクロロヒドリン419部(4.53モル)を加
え、80℃で約2時間反応させた。この反応物をトルエ
ン600部にて希釈し、塩化ナトリウム及び水酸化ナト
リウムを濾別し、減圧下で揮発分を除去することにより
精製した。このようにして粘稠な褐色透明液状のポリエ
ーテルポリオール(A−1)約700部を得た。該(A
−1)は実質的にエポキシ基を有しておらず、水酸基価
790mgKOH/g、粘度500ポイズ(25℃)、
GPCによる数平均分子量は850、平均水酸基数1
2.0であった。
【0037】製造例2 ソルビトール260部にプロピレンオキサイド740部
を水酸化カリウム触媒の存在下に反応させて、GPCに
よる数平均分子量700、水酸基価480mgKOH/
g、粘度220ポイズ(25℃)の平均水酸基数6のポ
リオール(B−1)を得た。該(B−1)500部
(0.71モル)、水酸化ナトリウム28.4部(0.
71モル)、触媒としてベンジルトリメチルアンモニウ
ムクロライド1.9部(0.01モル)を反応容器に仕
込み、攪拌下80℃に昇温した。次いでエピクロロヒド
リン44.4部(0.48モル)を加え、80℃で約2
時間反応させた。この反応物をトルエン500部にて希
釈し、塩化ナトリウム及び水酸化ナトリウムを濾別し、
減圧下で揮発分を除去することにより精製した。このよ
うにして粘稠な褐色透明液状のポリエーテルポリオール
(A−2)約420部を得た。該(A−2)は実質的に
エポキシ基を有しておらず、水酸基価400mgKOH
/g、粘度1,400ポイズ(25℃)、GPCによる
数平均分子量は2,300、平均水酸基数16.4であ
った。
【0038】製造例3 ショ糖360部にプロピレンオキサイド640部をトリ
メチルアミン触媒の存在下に反応させて、GPCによる
数平均分子量950、水酸基価468mgKOH/g、
粘度310ポイズ(25℃)の平均官能基数8のポリオ
ール(B−2)を得た。該(B−2)500部(0.5
3モル)、水酸化ナトリウム20部(0.50モル)、
触媒としてテトラブチルアンモニウムブロマイド2.2
5部(0.007モル)を反応容器に仕込み、攪拌下8
0℃に昇温した。次いでエピクロロヒドリン38.9部
(0.42モル)を加え、80℃で約2時間反応させ
た。この反応物をトルエン500部にて希釈し、塩化ナ
トリウム及び水酸化ナトリウムを濾別し、減圧下で揮発
分を除去することにより精製した。このようにして粘稠
な褐色透明液状のポリエーテルポリオール(A−3)約
425部を得た。該(A−3)は実質的にエポキシ基を
有しておらず、水酸基価407mgKOH/g、粘度9
200ポイズ(25℃)、GPCによる数平均分子量は
4,820、平均水酸基数35.0であった。
【0039】製造例4 エチレンジアミン206部にエチレンオキサイド254
部、次いでプロピレンオキサイド540部を水酸化カリ
ウム触媒の存在下に反応させて、GPCによる数平均分
子量300、水酸基価765mgKOH/g、粘度53
0ポイズ(25℃)の平均水酸基数4のポリオールを得
た。このポリオール500部(1.71モル)及び水酸
化カリウム95.8(1.71モル)を反応容器に仕込
み、攪拌下80℃に昇温した。次いでエピクロロヒドリ
ン118.6部(1.28モル)を加え、80℃で約2
時間反応させた。この反応物をトルエン500部にて希
釈し、副生した塩化カリウム及び水酸化カリウムを濾別
し、減圧下で揮発分を除去することにより精製した。こ
のようにして粘稠な微黄色透明液状のポリエーテルポリ
オール(A−4)約500部を得た。該(A−4)は実
質的にエポキシ基を有しておらず、水酸基価518mg
KOH/g、粘度5,230ポイズ(25℃)、GPC
による数平均分子量は1,340、平均水酸基数12.
4であった。
【0040】製造例5 ペンタエリスリトール500部(3.68モル)及び水
酸化カリウム206部(3.68モル)、触媒として水
酸化テトラエチルアンモニウム1.5部(0.01モ
ル)を反応容器に仕込み、攪拌下80℃に昇温した。次
いでエピクロロヒドリン272.3部(2.94モル)
を加え、80℃で約2時間反応させた。この反応物95
0部にプロピレンオキサイド662部を反応後、トルエ
ン1,000部にて希釈し、塩化カリウム及び水酸化カ
リウムを濾別し、減圧下で揮発分を除去することにより
精製した。このようにして粘稠な褐色透明液状のポリエ
ーテルポリオール(A−5)約1,200部を得た。該
(A−5)は実質的にエポキシ基を有しておらず、水酸
基価440mgKOH/g、粘度3,820ポイズ(2
5℃)、GPCによる数平均分子量は1,800、平均
水酸基数14.1であった。
【0041】実施例1 製造例1で得た(A−1)10部と、ペンタエリスリト
ール136部にPO425部を付加した分子量561の
ポリオール(B−3)90部に、「シリコーンSH−1
93」(トーレシリコーン社製、整泡剤)1.5部、
「UーCat1000」(サンアプロ社製、アミン触
媒)2.0部およびHCFC−141b36部を予め配
合し、この中に「ミリオネートMR−200」(日本ポ
リウレタン製、粗製MDI)152部を加え、ホモディ
スパー(特殊機化製攪拌機)3000rpmで10秒攪
拌後、オープンモールド[23×23×10(高さ)c
m]に注入する。完全に硬化した後脱型し、硬質ポリウ
レタンフォームを得た。
【0042】実施例2〜8 実施例1の方法に準じて、表1の配合量に従い硬質ポリ
ウレタンフォームを製造した。
【0043】
【表1】
【0044】比較例1〜5 製造例2で作成したポリオール(B−1)を使用したも
のを比較例1、2とし、製造例3で作成したポリオール
(B−2)を使用したものを比較例3とした。実施例1
で併用したポリオール(B−3)を単独で使用したもの
を比較例4とした。m−キシリレンジアミン136部に
POを425部付加重合した分子量561のものをポリ
オール(B−4)とし、これを単独で使用したものを比
較例5とした。それぞれ実施例1と同様の方法で、表2
の配合量に従い、硬質ポリウレタンフォームを作成し
た。
【0045】
【表2】
【0046】(寸法変化率の評価方法)脱型1日後、1
0cm角のテストサンプルを切り出し、縦、横、高さ各
々の寸法〔L1(cm)〕を測定した。このサンプルを
23℃の恒温槽に60日放置後、再度寸法〔L2(c
m)〕を測定し、下記計算式により縦、横、高さ各々の
寸法変化率を求めた。 寸法変化率(%)=(L1−L2)×100/L1 縦、横、高さ各々の寸法変化率のうちの最大値を最大寸
法変化率とした。実施例1〜8で得られた硬質ウレタン
フォームの最大寸法変化率を表3に、比較例1〜5で得
られた硬質ウレタンフォームの最大寸法変化率を表4に
示す。
【0047】
【表3】 実施例 No | 1 2 3 4 5 6 7 8 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 最大寸法変化率(%)| 7 4 3 5 3 4 6 7
【0048】
【表4】 比較例 No | 1 2 3 4 5 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 最大寸法変化率 (%)| 10 15 14 15 12
【0049】表3および表4から明かなように、実施例
1〜8の最大寸法変化率は、比較例1〜5の最大寸法変
化率10〜15%と比較して、明らかに小さく、寸法安
定性良好であることを示している。
【0050】
【発明の効果】本発明の硬質ポリウレタンフォームの製
造法を用いれば、水および/または水素原子含有ハロゲ
ン化炭化水素を発泡剤に使用しても、寸法安定性の優れ
た硬質ポリウレタンフォームを得ることができる。本発
明の方法で得られるポリウレタンフォームは冷蔵庫、冷
凍庫、建築用の断熱材等として極めて有用である。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオール(I)とポリイソシアネート
    (II)を発泡剤(III)の存在下に反応させて硬質
    ポリウレタンフォームを製造する方法において、ポリオ
    ール(I)として、下記ポリオール(a)と、モノエポ
    キシモノハロゲン有機化合物(b)とを反応させてな
    り、(a)の水酸基に(b)のエポキシ基が付加して生
    成したエーテル基および水酸基と、(a)の水酸基が
    (b)のハロゲン基とも縮合反応して生成したエーテル
    基とを有する、(a)が(b)で連結された構造のポリ
    エーテルポリオール(A)を使用することを特徴とする
    硬質ポリウレタンフォームの製造法。 ポリオール(a):多価アルコール、ポリエステルポリ
    オール、ポリカーボネートポリオール、ポリカプロラク
    トンポリオール;および、多価アルコール、ビスフェノ
    ール類、脂肪族アミンもしくは芳香族アミンのいずれか
    にアルキレンオキサイドを付加した化合物から選ばれ
    る、分子内に2〜8個の水酸基を有するポリオール。
  2. 【請求項2】 ポリエーテルポリオール(A)が、分子
    内に2〜8個の水酸基を有するポリオール(a)と、モ
    ノエポキシモノハロゲン有機化合物(b)とを、(a)
    の水酸基1当量当り(b)が0.02〜0.5モルの割
    合で、アルカリ金属化合物(c)の存在下に反応させて
    なるポリエーテルポリオールである請求項1記載の製造
    法。
  3. 【請求項3】 発泡剤(III)として水素原子含有ハ
    ロゲン化炭化水素および/または水を使用する請求項1
    または2記載の製造法。
  4. 【請求項4】 ポリエーテルポリオール(A)の1分子
    中の平均水酸基数が、10〜50である請求項1〜3の
    いずれか記載の製造法。
  5. 【請求項5】 モノエポキシモノハロゲン有機化合物
    (b)がエピハロヒドリンである請求項1〜4いずれか
    記載の製造法。
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