JP2995188B2 - コイル用テ―ピング装置 - Google Patents

コイル用テ―ピング装置

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JP2995188B2
JP2995188B2 JP11001430A JP143099A JP2995188B2 JP 2995188 B2 JP2995188 B2 JP 2995188B2 JP 11001430 A JP11001430 A JP 11001430A JP 143099 A JP143099 A JP 143099A JP 2995188 B2 JP2995188 B2 JP 2995188B2
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tape roll
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roll
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁石、チョーク
コイル、トランスなどのコイルボビンにコイルの保護、
絶縁、沿面距離の確保などのための粘着テープを巻付け
るコイル用テーピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】実公平1−34335号公報に示される
ように、従来のコイル用テーピング装置は、取付基板の
比較的上部に突設されたボビン軸にコイルボビンを嵌着
し、取付基板の比較的下部の回動支軸にて回動自在に取
付けられた揺動板上のテープロールから、コイルボビン
のテープ巻付周面の下側まで粘着テープの先端部を引出
し、コイルボビンの下側に位置する貼付台を上昇駆動さ
せてコイルボビンのテープ巻付周面に粘着テープの先端
部を貼付け、ボビン軸を回転駆動してコイルボビンのテ
ープ巻付周面に粘着テープを巻付けた後、取付基板と揺
動板との間に設けられたクランク機構により揺動板を回
動して、この揺動板に設けられたカッタを粘着テープ側
へ移動し、テープロールから引出されてコイルボビンに
巻付けられたままの粘着テープをカッタにより切断する
ようにしている。
【0003】従来のクランク機構は、取付基板に軸支さ
れて回転駆動される回転板の偏心位置にリンクの一端を
軸連結するとともに、揺動板にリンクの他端を直接、軸
連結している。このリンクは、全長の長さを調整するた
めのねじ部を有している。
【0004】また、テープロールと貼付台との間には移
動板が水平移動可能に設けられ、テープロールから引出
された粘着テープを巻掛け案内するための複数のガイド
ローラが、この移動板に軸支されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のコイル用テ
ーピング装置では、コイルボビンのテープ巻付径に応じ
て、コイルボビンのテープ巻付周面とカッタとの隙間を
調整する必要があるので、その場合は、回転板にリンク
の一端を軸連結する軸位置を回転板の半径方向に移動調
整してクランク移動量を変更し、その後、揺動板を取付
基板に設けられた零点基準部材との狂いを補正するよう
に、リンクの長さをねじ部で可変調整する零点調整を行
う作業が必要となる。
【0006】この零点調整作業は容易でなく、十分な調
整をしないまま装置を使用することもあり、その場合
は、テーピング不良の問題が生じる。
【0007】また、前記ガイドローラによる粘着テープ
案内作用だけでは、幅寸法の小さな粘着テープを一定の
幅方向位置に保つことが容易でなく、特に、カッタによ
り切断された幅寸法の小さな粘着テープの先端部は幅方
向に横ずれしやすい。
【0008】さらに、粘着テープはテープロールからテ
ープ間の粘着力に抗して引出し、その粘着力のみで切断
時のテープ張力を得るようにしているが、そのテープ張
力は粘着力より小さいので、テープ切断に確実性が欠け
る問題もある。この問題は、粘着力も小さくなる幅寸法
の小さな粘着テープにおいて生じやすい。
【0009】そして、このような問題があるため、一つ
のコイル用テーピング装置を、幅寸法の異なる粘着テー
プのテーピングに共用することができなかった。
【0010】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、コイルボビンのテープ巻付周面に対するテープ切
断機構の位置決め調整を容易に行えるコイル用テーピン
グ装置を提供することを目的とし、また、幅寸法の小さ
な粘着テープも、幅寸法の大きな粘着テープと同様にテ
ーピングできるコイル用テーピング装置を提供すること
を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、取付基板と、この取付基板より突設されコイルボ
ビンを嵌合して回転するボビン軸と、前記取付基板に回
動支軸により回動自在に取付けられた揺動板と、この揺
動板に設けられ前記コイルボビンのテープ巻付周面に粘
着テープを供給するテープ供給機構と、前記揺動板に設
けられ前記テープ供給機構にて供給された粘着テープを
前記コイルボビンのテープ巻付周面に押付けて貼付する
テープ貼付機構と、前記揺動板に設けられ前記コイルボ
ビンに巻付けられた粘着テープを切断するテープ切断機
構と、前記取付基板と前記揺動板との間に設けられこの
揺動板を回動するクランク機構とを具備し、前記クラン
ク機構は、前記取付基板に軸支されて回転駆動される回
転板と、この回転板の偏心位置に軸部材にて一端を回動
自在に連結されたリンクと、前記揺動板に一体的に設け
られ前記リンクの他端を回動自在に連結する軸部材を移
動調整溝にて移動調整可能に固定する調整板とを具備し
たコイル用テーピング装置である。
【0012】これにより、コイルボビンのテープ巻付周
面に対するテープ切断機構の位置決め調整を行うとき
は、クランク機構の回転板をリンク一端の軸部材が下死
点に位置するテープ切断姿勢まで回動して止め、調整板
の移動調整溝に連結されたリンク他端の軸部材の固定を
緩め、揺動板を回動調整しながら、コイルボビンのテー
プ巻付周面に対するテープ切断機構の最適な位置を決
め、調整板の移動調整溝に対してリンク他端の軸部材を
固定する。
【0013】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載のコイル用テーピング装置におけるテープ供給機構
が、揺動板に対し粘着テープを供給する方向へ移動自在
に設けられた移動板と、この移動板に設けられ粘着テー
プのテープロールを回動自在に保持するテープロール保
持手段と、前記移動板に設けられ前記テープロールから
引出された粘着テープを案内するとともに粘着テープを
切断するときに挟持するテープ挟持手段とを具備したコ
イル用テーピング装置である。
【0014】これにより、揺動板に対し移動板を介しテ
ープロール保持手段およびテープ挟持手段を移動自在と
して、テーピング開始時のテープ巻付けを確実にする。
また、共通の移動板に、テープロール保持手段およびテ
ープ挟持手段を設けることにより、テープ切断機構によ
り切断された粘着テープは、テープロール保持手段およ
びテープ挟持手段により一体的に保持されたまま復帰移
動するので、幅寸法の小さい粘着テープであっても切断
後の位置ずれが生じない。さらに、テープ挟持手段は、
切断時の粘着テープを挟持して、テープ切断に必要なテ
ープ張力を確保する。
【0015】請求項3に記載された発明は、請求項1ま
たは2記載のコイル用テーピング装置におけるテープ切
断機構が、粘着テープを切断するカッタと、このカッタ
の刃先より後退した位置に一体的に設けられたスペーサ
と、このスペーサを介してカッタと一体的に取付けられ
スペーサより突設された平板状の板ばねと、この板ばね
に沿ってスペーサと反対側に設けられカッタにより切断
された粘着テープをコイルボビンに擦り付けるラベラと
を具備したコイル用テーピング装置である。
【0016】これにより、スペーサで板ばねの可撓性を
確保し、板ばねによりラベラの押付力を確保し、さら
に、板ばねによりラベラとコイルボビンとの干渉時の反
力を吸収する。また、スペーサを介してカッタと板ばね
およびラベラとを分離したから、板ばねによりラベラの
テープ押付力を強くしても、カッタによる切断性能が損
なわれない。
【0017】請求項4に記載された発明は、請求項2ま
たは3記載のコイル用テーピング装置におけるテープ供
給機構のテープロール保持手段が、テープロールの下側
に配設されたテープロール受け軸と、このテープロール
受け軸に回動自在に嵌合されテープロールの外周面を支
持する複数のフランジ付きのテープロール受け筒と、こ
れらのテープロール受け筒のフランジ間にテープロール
を挟んで保持するスプリングと、テープロールの内周面
に弾力的に押圧された押えローラと、この押えローラを
先端の側面に回動自在に片持ち支持したレバーと、この
レバーの基端を回動自在に支持したレバー支軸と、この
レバー支軸に嵌着されレバーの軸方向移動を規制する弾
力性環状部材とを具備したコイル用テーピング装置であ
る。
【0018】これにより、テープロールの下側でテープ
ロールの外周面を支持するフランジ付きのテープロール
受け筒で、径変化とともに変化するテープロールの重さ
を定位置で受けながら、複数のテープロール受け筒のフ
ランジと、テープロールの内周面に弾力的に押圧された
押えローラとにより、テープロールを回転可能状態で保
持する。さらに、レバーの先端に片持ち支持された押え
ローラをテープロールの内周面から離すことにより、テ
ープロールを押えローラのレバーのない側で取外す。ま
た、レバー支軸に嵌着された弾力性環状部材を軸方向に
移動調整することで、レバーおよび押えローラの軸方向
位置を任意に調整する。粘着テープ幅の異なるテープロ
ールを装着するときは、テープロール受け筒およびその
フランジ間にテープロールを挟んで保持するスプリング
を、異なるものと交換する。
【0019】請求項5に記載された発明は、請求項1乃
至4のいずれかに記載のコイル用テーピング装置におけ
るテープ貼付機構、テープ切断機構およびテープ挟持手
段が、それぞれ動作検出センサを内蔵したエアシリンダ
により作動されるコイル用テーピング装置である。
【0020】これにより、動作検出センサを内蔵したエ
アシリンダにより、テープ貼付、テープ切断およびテー
プ挟持の各動作を確実に行う。
【0021】請求項6に記載された発明は、請求項1乃
至5のいずれかに記載のコイル用テーピング装置におけ
るテープ貼付機構が、複数の粘着テープを同一のコイル
ボビンのテープ巻付周面にそれぞれ押付ける複数の貼付
台を、コイルボビンの軸方向に分割して配置し、各貼付
台をそれぞれ作動するコイル用テーピング装置である。
【0022】これにより、複数の粘着テープが同時に貼
付されるコイルボビンのテープ巻付周面の径がその軸方
向位置により異なるような場合は、分割された複数の貼
付台を別々に作動させて、各粘着テープをコイルボビン
の複数のテープ巻付周面にそれぞれ貼付する。
【0023】請求項7に記載された発明は、請求項2、
3、5および6のいずれかに記載のコイル用テーピング
装置におけるテープ供給機構のテープロール保持手段
が、テープロールの上部の内周面と係合可能の位置に配
置された支軸と、この支軸を支点に移動可能に設けられ
テープロールの内周面を弾力的に押圧する押えローラ
と、この押えローラの押圧方向に配置されテープロール
の外周面を回動自在に受けてテープロールから粘着テー
プを引出す際のテープ折返し点となるテープロール受け
機構とを具備したコイル用テーピング装置である。
【0024】これにより、支軸に上部で係合して懸垂状
態となったテープロールは、自重により安定しているか
ら、押えローラの強い押圧力によりテープロールを安定
させる必要はなく、押えローラの押付力は軽微なもので
済み、押えローラの押付力の影響をさほど受けることな
く、テープロールから粘着テープをその一定粘着力に抗
して一定の剥離力で円滑に引出せる。また、支軸に懸垂
状態で安定しているテープロールは、幅寸法の小さい薄
形であっても撓むおそれがないとともに、支軸および押
えローラの2部材により内側から動きを規制されている
こともあって、粘着テープ引出時のテープロールの振れ
が小さく、テープロール受け機構に確実に保持されてい
る。
【0025】請求項8に記載された発明は、請求項7記
載のコイル用テーピング装置におけるテープロール受け
機構が、テープロール受け軸と、このテープロール受け
軸に回動自在に設けられテープロールの外周面を支持す
る複数のフランジ付きのテープロール受け筒と、このテ
ープロール受け筒の一方のフランジを他方のフランジ側
へ付勢することによりテープロールを挟圧保持する挟圧
用スプリングと、テープロールの回動に伴うテープロー
ル受け筒および挟圧用スプリングの回動を規制する制動
部材とを具備したコイル用テーピング装置である。
【0026】そして、制動部材でテープロール受け筒お
よび挟圧用スプリングの回動を規制することにより、必
要に応じて粘着テープの引出に抵抗力を付与し、コイル
ボビンのテープ巻付周面に粘着テープをタイトに巻付け
ることも可能である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示された
実施形態を参照しながら説明する。
【0028】図1乃至図3に示されるように、ベースプ
レート11に対し取付基板12が垂直に一体化され、この取
付基板12に上下動調整用のガイド13およびねじ14により
上下動調整部15が取付けられ、図示されない固定ねじに
より定位置に固定されている。
【0029】この取付基板12の上下動調整部15の前面に
は軸受16が取付けられ、この軸受16に回転自在に嵌合さ
れたボビン軸17が前方へ突設されている。
【0030】このボビン軸17は、トランスなどのコイル
ボビン18(図8〜15)を嵌合して回転するもので、取
付基板12の上下動調整部15の裏面にステー19を介し取付
けられた減速機付き電動モータ20により回転駆動され
る。
【0031】図2に示されるように、この減速機付き電
動モータ20の回転軸21には、二つのカム板22が設けら
れ、前記ステー19に取付けられた二つのリミットスイッ
チ23が各カム板22の回転角を検出して、回転軸21(ボビ
ン軸17)の二つの停止角を制御する。
【0032】前記取付基板12の比較的下部には回動支軸
24により揺動板25が回動自在に取付けられ、これらの取
付基板12と揺動板25との一側部間には、揺動板25を回動
支軸24を支点に回動するクランク機構26が設けられてい
る。
【0033】ベースプレート11から揺動板25の下側に
は、クランク機構26が上死点にあるときに揺動板25が一
定の基準角度となることを確認するための零点基準部材
27が突設されている。
【0034】取付基板12の裏面には、このクランク機構
26を駆動するための減速機付き電動モータ28が直付けに
より取付けられている。この減速機付き電動モータ28の
回転軸29には、カム板30が設けられ、取付基板12の前面
に取付けられたリミットスイッチ31により、回転軸29の
停止角が制御される。
【0035】前記ベースプレート11上には、前記減速機
付き電動モータ20,28およびエアシリンダ作動用電磁弁
(図示せず)を制御するためのコントローラ32が設置さ
れている。
【0036】前記揺動板25には、前記コイルボビン18の
テープ巻付周面に粘着テープ33を供給するテープ供給機
構34と、前記テープ供給機構34にて供給された粘着テー
プ33を前記コイルボビン18のテープ巻付周面に押付けて
貼付するテープ貼付機構35と、前記コイルボビン18に巻
付けられた粘着テープ33を切断するテープ切断機構36と
が、それぞれ設けられている。
【0037】前記テープ供給機構34は、揺動板25に対し
粘着テープ33を供給する方向へ移動自在に設けられた移
動板37と、この移動板37の上部に設けられ粘着テープ33
のテープロール33a ,33b を回動自在に保持するテープ
ロール保持手段38と、前記移動板37の側部に設けられ前
記テープロール33a ,33b から引出された粘着テープ33
を案内するとともに粘着テープ33を切断するときに挟持
するテープ挟持手段39とを具備している。
【0038】次に、各機構の詳細を説明すると、前記テ
ープ供給機構34の移動板37は、揺動板25の前面に取付け
られたリニアベアリング41により水平方向へ移動自在に
設けられ、さらに、揺動板25にねじ42により取付けられ
た付勢力の弱いワイヤスプリング43の先端部と係合し
て、図1の右方へ付勢されている。
【0039】この移動板37と一体に取付けられた移動板
44の下面には一対の被係止部45,46が取付けられ、揺動
板25の前面に取付板47を介し取付けられた一対のストッ
パ48,49の間で移動自在となっている。
【0040】前記テープ供給機構34のテープロール保持
手段38は、幅寸法の小さい2種類のテープロール33a ,
33b を定位置で回動自在に保持するものであり、前記移
動板37の上面にアングル材51が固定され、このアングル
材51の一側にテープロール33a ,33b の下側に位置する
テープロール受け軸52が配設されている。
【0041】このテープロール受け軸52は、図6に示さ
れるように、ねじ棒であり、このテープロール受け軸52
に、雌ねじ筒53およびその両端に位置するナット54がそ
れぞれ螺合され、軸方向位置の調整された雌ねじ筒53が
両端のナット54により固定されている。
【0042】この雌ねじ筒53には二つのスリーブ55がそ
れぞれ回動自在に嵌合され、さらに、これらのスリーブ
55には、2種類のテープロール33a ,33b の外周面をそ
れぞれ支持するとともに周側縁部を弾力的に挟持する2
組のフランジ付きテープロール受け筒56,57が回動自在
に嵌合されている。
【0043】これらのテープロール受け筒56,57のフラ
ンジ56a ,57a 間には、2種類のテープロール33a ,33
b と対応する2種類の間隔58a ,58b が確保され、各ス
リーブ55にそれぞれ装着された圧縮コイルスプリング59
により各テープロール33a ,33b の外周部を挟んで保持
する弾力的な押圧力が付与されている。
【0044】さらに、このテープロール保持手段38は、
図1乃至図3に示されるように、前記アングル材51の他
側にレバー支軸61が固定され、このレバー支軸61にて2
枚のレバー62の基端がそれぞれ回動自在に支持され、こ
れらの各レバー62の先端の内側面にそれぞれ押えローラ
63が、それぞれのローラ軸64により回動自在に片持ち支
持され、また、アングル材51の中間部に固定されたスプ
リング巻掛軸65と、各押えローラ63のローラ軸64との間
に、各押えローラ63をテープロール33a ,33bの内周面
に弾力的に押圧する無端状のコイルスプリング66がそれ
ぞれ巻掛けられている。
【0045】前記レバー支軸61には、図2および図3に
示されるように、レバー62の軸方向移動を規制する弾力
性環状部材67が嵌着されている。この弾力性環状部材67
は、流体漏れ防止用のOリングが望ましい。
【0046】このように構成されたテープロール保持手
段38は、テープロール33a ,33b の下側でテープロール
33a ,33b の外周面を支持するフランジ付きのテープロ
ール受け筒57により、径変化とともに変化するテープロ
ール33a ,33b の重さを定位置で受けながら、テープロ
ール受け筒56,57のフランジ56a ,57a と、テープロー
ル33a ,33b の内周面に弾力的に押圧された押えローラ
63とにより、テープロール33a ,33b を回転可能に保持
できる。
【0047】さらに、各レバー62の先端にそれぞれ片持
ち支持された各押えローラ63を、コイルスプリング66に
抗して各テープロール33a ,33b の内周面から離すこと
により、各テープロール33a ,33b を各押えローラ63の
レバーのない側から簡単に取外すことができる。
【0048】また、レバー支軸61に嵌着されたOリング
などの弾力性環状部材67は、軸方向の外力を加えること
により軸方向に移動調整できるとともに、軸方向の外力
を加えなければ定位置に止まっているので、レバー62お
よび押えローラ63を任意の軸方向位置に容易に調整でき
る。
【0049】次に、前記テープ供給機構34のテープ挟持
手段39を説明すると、図1に示されるように、前記移動
板37にエアシリンダ71が取付けられ、図4に示されるよ
うに、このエアシリンダ71から上方へ突出されたピスト
ンロッド72の先端には昇降台73が取付けられ、この昇降
台73から水平に突設された2本のローラ軸74にそれぞれ
ガイドローラ75,76が回動自在に嵌合されている。
【0050】これらのガイドローラ75,76は、ポリテト
ラフルオロエチレンを主要成分とする混合物(ルーロ
ン;米国ディクソン社の登録商標)で成形されたローラ
であり、耐摩耗性、耐熱性および滑性に富み、適度な被
粘着性を有する。
【0051】テープロール33a ,33b からそれぞれ引出
された2条の粘着テープ33は、その上面に粘着剤が塗布
されているから、ガイドローラ75,76の下面部に適度に
粘着しながら移動し、幅方向の位置ずれなどが防止され
ている。
【0052】大径のガイドローラ75の下側には、前記エ
アシリンダ71に対して直角に配置された別のエアシリン
ダ77が配置されている。このエアシリンダ77も前記移動
板37に取付けられている。このエアシリンダ77から上方
へ突出されたピストンロッド78の先端には昇降台79が取
付けられ、この昇降台79の上面には粘着テープ33の下面
と対向するゴム板などの押圧板80が嵌着されている。
【0053】この押圧板80は、エアシリンダ77により微
小ストロークだけ、例えば0.3〜0.5mm程度だけ上
下動し、下降位置にあるガイドローラ75に対して押圧板
80を僅かに上昇させたときは、ガイドローラ75と押圧板
80とにより粘着テープ33を挟圧して固定するとともに、
押圧板80を僅かに下降させたときは、粘着テープ33に対
する挟圧力を解除して、ガイドローラ75,76によるテー
プ案内作用を保証する。
【0054】前記テープ貼付機構35は、図1に示される
ように揺動板25に取付板81にて2台のエアシリンダ82
(図面上は1個に見える)が取付けられ、図4に示され
るように、これらの各エアシリンダ82から上方へ突出さ
れたピストンロッド83の先端に、それぞれの昇降台84を
介して2個の貼付台85が、それらの下部に切込形成され
た幅方向溝86に嵌着されたねじ87により、それぞれ幅方
向位置調整されて取付けられている。これらの貼付台85
の上面にはゴム板などの貼付板88がそれぞれ一体化され
ている。各貼付板88には、テープ吸着孔89が開口されて
いる。
【0055】2台の貼付台85は、コイルボビン18の軸方
向に分割して配置され、2条の粘着テープ33を同一のコ
イルボビン18のテープ巻付周面にそれぞれ独立に作動し
て押付けるもので、2条の粘着テープ33が同時に貼付さ
れるコイルボビン18であっても、そのテープ巻付周面の
径がその軸方向位置により異なるような場合は、この分
割された2台の貼付台85を別々のエアシリンダ82により
作動させて、各粘着テープ33をコイルボビン18の複数の
テープ巻付周面にそれぞれ貼付する。
【0056】前記テープ切断機構36は、図4に示される
ように、揺動板25にステー91を介し固定された取付板92
にてエアシリンダ93が取付けられ、このエアシリンダ93
から上方へ突出されたピストンロッド94の先端に、昇降
台95を介してL形の取付台96が、その下部に切込形成さ
れた幅方向溝97に嵌着されたねじ98により、幅方向位置
調整されて取付けられている。この取付台96の垂直板部
には、取付ねじ99によりカッタアセンブリ101 が固定さ
れている。
【0057】このカッタアセンブリ101 は、粘着テープ
33を切断する平板状のカッタ102 と、このカッタ102 の
鋸歯状の刃先103 より後退した下側位置に一体的に設け
られたスペーサ104 と、このスペーサ104 を介してカッ
タ102 と一体的に取付けられスペーサ104 より上方へ突
設された平板状の板ばね105 と、この板ばね105 に沿っ
てスペーサ104 と反対側に設けられカッタ102 により切
断された粘着テープ33をコイルボビン18のテープ巻付周
面に擦り付けるラベラ106 と、このラベラ106の外側に
配置された押え板107 とを、前記取付ねじ99により一体
化したものである。
【0058】ラベラ106 は、ガイドローラ75,76と同様
に、ポリテトラフルオロエチレンを主要成分とする混合
物(ルーロン;米国ディクソン社の登録商標)で成形さ
れた平板であり、耐摩耗性、耐熱性および滑性に富む。
【0059】このテープ切断機構36は、スペーサ104 に
より板ばね105 のカッタ102 側への可撓性を確保し、板
ばね105 によりラベラ106 の押付力を確保し、さらに、
板ばね105 によりラベラ106 とコイルボビン18との干渉
時の反力を吸収する。また、スペーサ104 を介してカッ
タ102 と板ばね105 およびラベラ106 とを分離したか
ら、板ばね105 によりラベラ106 のテープ押付力を強く
しても、カッタ102 による切断性能が損なわれない。
【0060】前記クランク機構26は、図5に示されるよ
うに、前記取付基板12の上部に前記減速機付き電動モー
タ28により駆動される回転軸29にて回転板111 が軸支さ
れ、この回転板111 の半径方向に形成された切込溝112
の偏心位置に、この切込溝112 内に挿入され反対側のナ
ット(図示せず)により固定されたねじ付き軸部材113
により、リンク114 の上端に螺着された端部材115 が回
動自在に軸連結されている。ねじ付き軸部材113 は、ナ
ットを緩めることにより切込溝112 に沿って移動調整可
能となっており、偏心量を調整できる。
【0061】一方、前記揺動板25にステー116 を介し調
整板117 が一体的に取付けられ、この調整板117 に、リ
ンク114 の上端のねじ付き軸部材113 を中心とする円弧
状の移動調整溝118 が形成され、この移動調整溝118 に
挿入されナット119 により固定されたねじ付き軸部材12
0 により、リンク114 の下端に螺着された端部材121が
回動自在に連結されている。ねじ付き軸部材120 は、ナ
ット119 を緩めることにより移動調整溝118 内で移動調
整可能となっている。
【0062】なお、前記テープ供給機構34のテープ挟持
手段39、前記テープ貼付機構35および前記テープ切断機
構36の駆動源として、揺動板25にそれぞれ取付けられた
エアシリンダ71,77,82,93は、動作検出センサとして
の磁気センサ、例えばリードスイッチなどを内蔵し、テ
ープ挟持、テープ貼付およびテープ切断の各動作の完了
を確認できる。
【0063】次に、図6に示されたテープロール受け筒
56,57および圧縮コイルスプリング59は、図1乃至図5
に示された幅寸法の小さい2条の粘着テープ33(例えば
バリアテープなど)に対応する一例であるが、図7は、
図示されない幅寸法の大きな粘着テープ(例えば外装テ
ープなど)に対応するテープロール受け筒およびスプリ
ングの他の例を示す。
【0064】この図7に示されるように、前記ねじ棒の
テープロール受け軸52に、雌ねじ筒124 およびその両端
に位置するナット125 がそれぞれ螺合され、雌ねじ筒12
4 にはスリーブ126 が回動自在に嵌合され、このスリー
ブ126 には、幅寸法の大きなテープロールの外周面を支
持するフランジ付きのテープロール受け筒127 が回動自
在に嵌合されている。
【0065】これらのテープロール受け筒127 のフラン
ジ間には、幅寸法の大きなテープロールと対応する間隔
128 が確保され、スリーブ126 などに装着された環状波
形の板ばね129 により、テープロールの外周部を挟んで
保持する弾力的な押圧力が付与される。
【0066】そして、幅寸法の大きなテープロールを装
着するときは、テープロール受け筒127 や板ばね129 な
どを、異なるものと交換するだけで良い。
【0067】次に、コイルボビン18のテープ巻付周面の
径変更などに対応してテープ切断機構36の位置決め調整
を行う方法を説明する。
【0068】クランク機構26の回転板111 を、リンク11
4 の上端のねじ付き軸部材113 が下死点に位置するテー
プ切断姿勢まで回動して止め、調整板117 の移動調整溝
118に連結されたリンク114 の下端のねじ付き軸部材120
の位置固定を緩め、テープ切断機構36のエアシリンダ9
3から開弁操作により空気圧を抜いて、カッタ102 およ
びラベラ106 を手動で上昇させ、揺動板25を手動で回動
調整しながら、カッタ102 と一体のラベラ106 がコイル
ボビン18のテープ巻付周面に対して適度の圧で接触する
最適な位置を決め、調整板117 の移動調整溝118 に対し
てリンク下端のねじ付き軸部材120 の位置を固定する。
これにより、リンク114 の長さを変えることなく、クラ
ンク機構26の下死点におけるカッタ位置を、コイルボビ
ン18の径などに応じて簡単に変更調整できる。
【0069】次に、図8乃至図15により、図1乃至図
6に示された実施形態の作用を説明する。
【0070】図8は、ボビン軸17にコイルボビン18を嵌
着してテーピングを開始する直前の状態を示す。このと
き、ガイドローラ75,76、貼付台85およびカッタ102 は
明らかに下降しており、押圧板80も僅かであるが下降し
ている。
【0071】図9は、テープ貼付機構35の作動状態を示
し、2個の貼付台85がそれぞれのエアシリンダ82により
上昇し、2条の粘着テープ33の先端部の粘着上面をコイ
ルボビン18のテープ巻付周面に押圧して貼付する。この
貼付台85の上昇とともに、粘着テープ33が予め貼付され
ているガイドローラ75,76も、エアシリンダ71により上
昇させる。
【0072】図10は、テープ貼付機構35の復帰状態を
示し、2個の貼付台85がそれぞれのエアシリンダ82によ
り下降する。
【0073】図11は、コイルボビン18に対する粘着テ
ープ33の巻付け状態を示し、ボビン軸17を駆動してコイ
ルボビン18を時計方向に回転させることにより、コイル
ボビン18のテープ巻付周面に粘着テープ33を巻取るよう
にして巻付ける。このとき、テープ供給機構34の移動板
37,44は、粘着テープ33に作用する張力により、ワイヤ
スプリング43に抗して左方へ引寄せられ、移動板37上の
テープロール保持手段38およびテープ挟持手段39も左方
へ移動するから、テーピング開始時の巻取抵抗を軽減し
て、テープ巻付けを確実に開始できる。
【0074】図12は、テープ挟持手段39の作動状態を
示し、ガイドローラ75,76をエアシリンダ71により下降
させて、粘着テープ33を下側の押圧板80に近付ける。こ
のとき、押圧板80は、まだ下降状態にあり、ガイドロー
ラ75と押圧板80は粘着テープ33を挟圧しないので、粘着
テープ33は、ガイドローラ75,76と接触しながら移動す
ることができる。
【0075】図13は、揺動板25の回動状態を示し、ク
ランク機構26の回転板111 を180°回動することによ
り、揺動板25を回動支軸24を中心に時計方向に回動し
て、固定されたコイルボビン18に対しテープロール33a
,33b から粘着テープ33を引出しながら、カッタ102
の刃先103 を粘着テープ33に近付ける。この揺動板25の
回動が終了したとき、テープ挟持手段39の押圧板80は、
エアシリンダ77により微小ストローク(例えば0.3〜
0.5mm)であるが上昇して、粘着テープ33を空気圧に
よりガイドローラ75と挟圧することにより、次のテープ
切断で必要なテープ張力を確保する。
【0076】図14は、テープ切断機構36の作動状態を
示し、カッタ102 およびラベラ106をエアシリンダ93に
より上昇させて、カッタ102 により2条の粘着テープ33
を同時に切断するとともに、ラベラ106 により各粘着テ
ープ33の切断端部をコイルボビン18のテープ巻付周面に
擦り付けて貼着する。このとき、移動板37,44がワイヤ
スプリング43により右方向へ復帰移動するが、移動板3
7,44に、テープロール保持手段38およびテープ挟持手
段39が共に設けられているから、テープ切断機構36によ
り切断された粘着テープ33は、テープ挟持手段39のガイ
ドローラ75,76に一体的に保持されたまま移動し、幅寸
法の小さい粘着テープ33であっても、切断後のガイドロ
ーラ75,76に対する位置ずれが生じない。
【0077】図15は、テープ切断機構36の復帰状態を
示し、カッタ102 およびラベラ106をエアシリンダ93に
より下降させるとともに、テープ挟持手段39の押圧板80
をエアシリンダ77により微小ストローク(例えば0.3
〜0.5mm)であるが下降させて、ガイドローラ75,76
に対する粘着テープ33の挟圧を解除する。
【0078】最後に、図8の状態に戻って、一つのコイ
ルボビン18に対する粘着テープ33のテーピングを終了す
るから、そのコイルボビン18をボビン軸17から取外し、
別のコイルボビンを装着して、同様の作用を繰返し行
う。
【0079】次に、図16乃至図22を参照しながら、
テープ供給機構34のテープロール保持手段38の他の実施
形態としてのテープロール保持手段131 を示す。
【0080】図16乃至図18に示されるように、この
テープロール保持手段131 は、幅寸法の大きなテープロ
ール33a 用と、幅寸法の大きなテープロール33b 用とが
併設されている。
【0081】すなわち、前記移動板37の上面に固定され
たアングル材51に、各テープロール33a ,33b の上部の
内周面と係合可能の位置に配置された支軸132 が取付け
られ、この支軸132 を支点にそれぞれ回動されるアーム
板133 を介して、各テープロール33a ,33b の内周面を
それぞれのトーションスプリング134 により弾力的に押
圧する押えローラ135 がそれぞれ移動可能に設けられ、
また、前記アングル材51には、各押えローラ135 の押圧
方向に配置されたテープロール受け機構136 が取付けら
れている。
【0082】このテープロール受け機構136 は、各テー
プロール33a ,33b の外周面をそれぞれ回動自在に受け
て各テープロール33a ,33b から粘着テープ33をそれぞ
れ引出す際のテープ折返し点となるものであり、図19
および図20に示されるように設けられている。
【0083】すなわち、図19および図20に示される
ように、ねじ棒であるテープロール受け軸141 の小径ね
じ部142 をワッシャ143 を通してアングル材51の取付穴
144に挿入し、その小径ねじ部142 に嵌合されたワッシ
ャ145 を介し、螺合されたナット146 を締付けて、テー
プロール受け軸141 をアングル材51に固定する。
【0084】このテープロール受け軸141 に一対のスリ
ーブ147 がそれぞれ螺合され、これらのスリーブ147
は、テープロール受け軸141 にそれぞれ螺合されたナッ
ト148により、調整された位置で締着されている。各ス
リーブ147 には、相互に対向する端部に小フランジ部14
9 が一体に形成されている。
【0085】前記テープロール受け軸141 に一体化され
た各スリーブ147 の外周面には、各テープロール33a ,
33b の外周面をそれぞれ支持するフランジ付きのテープ
ロール受け筒151 がそれぞれ回動自在に嵌合され、これ
らのテープロール受け筒151には、一方のフランジ152
がそれぞれ軸方向移動自在に嵌合され、相互に対向する
端部に他方のフランジ153 がそれぞれ一体に形成されて
いる。
【0086】これらのテープロール受け筒151 の各フラ
ンジ152 ,153 間には各テープロール33a ,33b がそれ
ぞれ挟まれるが、それらの一方のフランジ152 を他方の
フランジ153 側へ付勢することによりこれらの各テープ
ロール33a ,33b を挟圧保持するコイル状の挟圧用スプ
リング154 が、各フランジ152 と各テープロール受け筒
151 に嵌着されたスプリング受け輪155 との間にそれぞ
れ装着されている。各スプリング受け輪155 は、それら
の径方向に螺入された止ねじ156 によりテープロール受
け筒151 にそれぞれ固定されている。
【0087】各スリーブ147 には、各テープロール33a
,33b の回動に伴うテープロール受け筒151 および挟
圧用スプリング154 の回動を規制する板バネ状の制動部
材157がそれぞれ嵌着されている。これらの各制動部材1
57 は、各スリーブ147 に嵌着されて止ねじ158 により
それぞれ固定されたスプリング受け輪159 と各テープロ
ール受け筒151 の端面との間にそれぞれ挟まれている。
【0088】したがって、テープロール受け筒151 、フ
ランジ152 、挟圧用スプリング154およびスプリング受
け輪155 の各グループは、各テープロール33a ,33b の
回動に伴って各スリーブ147 に対しそれぞれ回動可能で
あるが、各制動部材157 によりその回動に抵抗がそれぞ
れ付与される。その際、各挟圧用スプリング154 の挟圧
力は各スプリング受け輪155 の取付位置によりそれぞれ
調整できるとともに、各制動部材157 の制動力は、各ス
プリング受け輪159 の取付位置によりそれぞれ調整でき
る。
【0089】図19および図21は、前記各押えローラ
135 を取付けるための押えローラ取付機構160 を示し、
支軸132 の端部に一体形成されたねじ部161 をワッシャ
162を通してアングル材51の取付穴163 に挿入し、その
ねじ部161 に嵌合されたワッシャ164 を介し、螺合され
たナット165 を締付けて、支軸132 をアングル材51に固
定する。
【0090】この支軸132 に一対のボス部材166 がそれ
ぞれ嵌着されている。これらのボス部材166 には、フラ
ンジ部167 と、このフランジ部167 より小径のスプリン
グ装着部168 と、このスプリング装着部168 より小径の
アーム板取付部169 とがそれぞれ形成されている。
【0091】各ボス部材166 のスプリング装着部168 に
は前記トーションスプリング134 がそれぞれ嵌着され、
各アーム板取付部169 には各アーム板133 の基端穴171
がそれぞれ回動自在に嵌着され、各アーム板取付部169
にそれぞれ嵌着されたE形リング状のストッパ172 によ
り各アーム板133 が係止されている。
【0092】さらに、これらのアーム板133 の先端穴17
3 に雄ねじ174 および雌ねじ175 により各押えローラ13
5 の中心穴176 がそれぞれ回動自在に軸支されている。
これらの押えローラ135 の外周面には、各テープロール
33a ,33b の内周芯材と嵌合する一対のフランジ部177
がそれぞれ形成されている。
【0093】各トーションスプリング134 は、それらの
一端の係止部181 が各ボス部材166のフランジ部167 に
穿設された小孔182 にそれぞれ挿入され、他端の腕部18
3 が各アーム板133 に沿ってそれぞれ突出され、それら
の先端の係止部184 が各アーム板133 に穿設された小孔
185 にそれぞれ挿入されている。
【0094】そして、各押えローラ135 が各テープロー
ル受け機構136 と下側から係合するように、支軸132 に
対し各ボス部材166 を図21にて時計方向にそれぞれ回
動する。その際、各押えローラ135 が各テープロール受
け機構136 と係合した後も各ボス部材166 を図21にて
時計方向にそれぞれ回動することにより、各押えローラ
135 を各テープロール受け機構136 側に付勢する弱い付
勢力が各トーションスプリング134 にそれぞれ蓄えられ
た状態で、各ボス部材166 のフランジ部167 の径方向に
それぞれ螺入された止ねじ186 の先端を支軸132 に締付
けて、各ボス部材166 を各支軸132 にそれぞれ固定す
る。
【0095】このような構成において、各押えローラ13
5 を各トーションスプリング134 に抗して押下げ、テー
プロール受け機構136 から離間させ、押えローラ135 お
よびボス部材166 の外側に各テープロール33a ,33b の
内芯部材を嵌合するように挿入し、各テープロール33a
,33b を各押えローラ135 のフランジ部177 間にそれ
ぞれ嵌着するとともに、テープロール受け機構136 の各
フランジ152 ,153 間に嵌着する。これにより、図16
に示されるようにテープロール保持手段131 に各テープ
ロール33a ,33b をセットする。
【0096】このとき、各テープロール33a ,33b は、
それらの上部の内周面で支軸132 に係合して懸垂状態と
なっており、自重により安定している。このため、各押
えローラ135 の強い押圧力により各テープロール33a ,
33b を安定させる必要はなく、トーションスプリング13
4 による押えローラ135 の押付力は軽微なもので済む。
【0097】これにより、押えローラ135 の押付力の影
響をさほど受けることなく、各テープロール33a ,33b
から粘着テープ33をその一定粘着力に抗して一定の剥離
力で円滑に引出せる。このため、図22に示される粘着
テープ引出時のテープロール33a ,33b の振れSが小さ
い。
【0098】また、支軸132 に懸垂状態で安定している
各テープロールは、それが幅寸法の小さい薄形のテープ
ロール33b であっても、自重などにより撓むおそれがな
いとともに、図22に示されるように、支軸132 および
各押えローラ135 の2部材により内側から動きを規制さ
れていることもあって、粘着テープ引出時の各テープロ
ール33a ,33b の振れSが小さく、テープロール受け機
構136 に確実に保持される。
【0099】さらに、テープロール受け機構136 では、
スプリング受け輪159 の固定位置で制動力を調整できる
各制動部材157 により、各テープロール受け筒151 など
の回動をそれぞれ規制することにより、各粘着テープ33
の引出に対し必要に応じて調整された抵抗力を付与する
ことができ、コイルボビン18のテープ巻付周面に各粘着
テープ33を高張力でタイトに巻付けることも可能であ
る。
【0100】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、取付基板
と揺動板との間に設けられた揺動板のクランク機構とし
て、取付基板に軸支された回転板の偏心位置にリンクの
一端を軸部材にて回動自在に連結し、揺動板に一体的に
設けられた調整板の移動調整溝にてリンク他端を軸部材
により回動自在に連結したので、調整板の移動調整溝に
対するリンク他端の軸部材の固定を緩め、揺動板を回動
調整するのみで、定位置にあるコイルボビンのテープ巻
付周面に対して、揺動板に設けられたテープ切断機構の
位置を、クランク機構と関係なく簡単に調整できる。
【0101】請求項2記載の発明によれば、揺動板に対
し移動板を介しテープロール保持手段およびテープ挟持
手段を移動自在としたから、テーピング開始時の負荷を
軽減してテープ巻付けを確実に行える。また、共通の移
動板に、テープロール保持手段およびテープ挟持手段を
設けたから、テープ切断機構により切断された粘着テー
プを、テープロール保持手段およびテープ挟持手段によ
り一体的に保持したまま復帰移動でき、幅寸法の小さい
粘着テープであっても、切断後の位置ずれ、特に幅方向
の位置ずれを防止でき、後続のコイルボビンに対して正
確な位置でのテーピングを継続できる。さらに、テープ
挟持手段は、テープ切断時に粘着テープを完全に挟持す
るから、テープ切断に必要なテープ張力を、幅寸法の小
さな粘着テープにおいても確保でき、テープ切断を良好
に行える。要するに、幅寸法の小さな粘着テープも、幅
寸法の大きな粘着テープと同様にテーピングできるコイ
ル用テーピング装置を提供できる。
【0102】請求項3記載の発明によれば、スペーサに
より板ばねの可撓性を確保でき、板ばねによりラベラの
押付力を確保でき、さらに、板ばねによりラベラとコイ
ルボビンとの干渉時の反力を吸収できる。また、スペー
サを介してカッタと板ばねおよびラベラとを分離したか
ら、カッタによる切断性能を維持したまま、板ばねによ
りラベラのテープ押付力を強くすることができる。
【0103】請求項4記載の発明によれば、テープロー
ルの下側でテープロールの外周面を支持するフランジ付
きのテープロール受け筒により、径変化とともに変化す
るテープロールの重さを定位置で確実に受けながら、複
数のテープロール受け筒のフランジと、テープロールの
内周面に弾力的に押圧された押えローラとにより、テー
プロールを回転可能状態で確実に保持できる。さらに、
レバーの先端に片持ち支持された押えローラをテープロ
ールの内周面から離すことにより、テープロールを押え
ローラのレバーのない側で簡単に取外せる。また、レバ
ー支軸に嵌着された弾力性環状部材は簡単に軸方向へ移
動調整できるから、レバーおよび押えローラの軸方向位
置を任意に簡単に調整できる。そして、粘着テープ幅の
異なるテープロールを装着するときは、テープロール受
け筒およびそのフランジ間にテープロールを挟んで保持
するスプリングを、異なるものと交換するのみで済み、
コストダウンを図れる。
【0104】請求項5記載の発明によれば、動作検出セ
ンサを内蔵したエアシリンダにより、テープ貼付、テー
プ切断およびテープ挟持のそれぞれの動作を確実に行う
ことができ、誤作動を防止できる。
【0105】請求項6記載の発明によれば、複数の粘着
テープが同時に貼付されるコイルボビンのテープ巻付周
面の径がその軸方向位置により異なる場合であっても、
分割された複数の貼付台を別々に作動させて、各々の粘
着テープをコイルボビンの複数のテープ巻付周面にそれ
ぞれ確実に貼付できる。
【0106】請求項7記載の発明によれば、テープ供給
機構のテープロール保持手段が、テープロールの上部の
内周面と係合可能の位置に配置された支軸と、この支軸
を支点に移動可能に設けられテープロールの内周面を弾
力的に押圧する押えローラと、この押えローラの押圧方
向に配置されテープロールの外周面を回動自在に受けて
テープロールから粘着テープを引出す際のテープ折返し
点となるテープロール受け機構とを具備したから、支軸
に上部で係合して懸垂状態となったテープロールは自重
により安定しているため、押えローラの強い押圧力によ
りテープロールを安定させる必要はなく、押えローラの
押付力は軽微なもので済み、押えローラの押付力の影響
をさほど受けることなく、テープロールから粘着テープ
をその一定粘着力に抗して一定の剥離力で円滑に引出
せ、粘着テープ引出時のテープロールの振れが小さい。
また、支軸に懸垂状態で安定しているテープロールは、
幅寸法の小さい薄形であっても撓むおそれがないととも
に、支軸および押えローラの2部材により内側から動き
を規制されていることもあって、粘着テープ引出時のテ
ープロールの振れが小さい。このため、テープロール受
け機構からのテープロールの脱落を確実に防止できる。
【0107】請求項8記載の発明によれば、テープロー
ル受け機構が、テープロール受け軸と、このテープロー
ル受け軸に回動自在に設けられテープロールの外周面を
支持する複数のフランジ付きのテープロール受け筒と、
このテープロール受け筒の一方のフランジを他方のフラ
ンジ側へ付勢することによりテープロールを挟圧保持す
る挟圧用スプリングと、テープロールの回動に伴うテー
プロール受け筒および挟圧用スプリングの回動を規制す
る制動部材とを具備したから、この制動部材でテープロ
ール受け筒および挟圧用スプリングの回動を規制するこ
とにより、必要に応じて粘着テープの引出に抵抗力を付
与して、コイルボビンのテープ巻付周面に粘着テープを
きつく巻付けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコイル用テーピング装置の実施の
一形態を示す正面図である。
【図2】同上テーピング装置の平面図である。
【図3】同上テーピング装置の側面図である。
【図4】同上テーピング装置のテープ挟持手段、テープ
貼付機構およびテープ切断機構を示す斜視図である。
【図5】同上テーピング装置のクランク機構を示す斜視
図である。
【図6】同上テーピング装置にて幅寸法の小さい粘着テ
ープの場合におけるテープロール受け筒およびスプリン
グの一例を示す断面図である。
【図7】同上テーピング装置にて幅寸法の大きな粘着テ
ープの場合におけるテープロール受け筒およびスプリン
グの他の例を示す側面図である。
【図8】同上テーピング装置にてボビン軸にコイルボビ
ンを嵌着してテーピングを開始する直前の状態を示す正
面図である。
【図9】同上テーピング装置にてテープ貼付機構の作動
状態を示す正面図である。
【図10】同上テーピング装置にてテープ貼付機構の復
帰状態を示す正面図である。
【図11】同上テーピング装置にてコイルボビンに対す
る粘着テープの巻付け状態を示す正面図である。
【図12】同上テーピング装置にてテープ挟持手段の作
動状態を示す正面図である。
【図13】同上テーピング装置にて揺動板の回動状態を
示す正面図である。
【図14】同上テーピング装置にてテープ切断機構の作
動状態を示す正面図である。
【図15】同上テーピング装置にてテープ切断機構の復
帰状態を示す正面図である。
【図16】同上テーピング装置のテープ供給機構におけ
るテープロール保持手段の他の実施形態を示す斜視図で
ある。
【図17】同上テープロール保持手段の平面図である。
【図18】同上テープロール保持手段の側面図である。
【図19】同上テープロール保持手段の断面図である。
【図20】同上テープロール保持手段におけるテープロ
ール受け機構の分解斜視図である。
【図21】同上テープロール保持手段における押えロー
ラ取付機構の分解斜視図である。
【図22】同上テープロール保持手段の正面図である。
【符号の説明】
12 取付基板 17 ボビン軸 18 コイルボビン 24 回動支軸 25 揺動板 26 クランク機構 33 粘着テープ 33a ,33b テープロール 34 テープ供給機構 35 テープ貼付機構 36 テープ切断機構 37 移動板 38 テープロール保持手段 39 テープ挟持手段 52 テープロール受け軸 56,57 テープロール受け筒 56a ,57a フランジ 59 スプリング 61 レバー支軸 62 レバー 63 押えローラ 67 弾力性環状部材 71,77,82,93 エアシリンダ 85 貼付台 102 カッタ 103 刃先 104 スペーサ 105 板ばね 106 ラベラ 111 回転板 113 軸部材 114 リンク 117 調整板 118 移動調整溝 120 軸部材 131 テープロール保持手段 132 支軸 135 押えローラ 136 テープロール受け機構 141 テープロール受け軸 151 テープロール受け筒 152 ,153 フランジ 154 挟圧用スプリング 157 制動部材

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付基板と、 この取付基板より突設されコイルボビンを嵌合して回転
    するボビン軸と、 前記取付基板に回動支軸により回動自在に取付けられた
    揺動板と、 この揺動板に設けられ前記コイルボビンのテープ巻付周
    面に粘着テープを供給するテープ供給機構と、 前記揺動板に設けられ前記テープ供給機構にて供給され
    た粘着テープを前記コイルボビンのテープ巻付周面に押
    付けて貼付するテープ貼付機構と、 前記揺動板に設けられ前記コイルボビンに巻付けられた
    粘着テープを切断するテープ切断機構と、 前記取付基板と前記揺動板との間に設けられこの揺動板
    を回動するクランク機構とを具備し、 前記クランク機構は、 前記取付基板に軸支されて回転駆動される回転板と、 この回転板の偏心位置に軸部材にて一端を回動自在に連
    結されたリンクと、 前記揺動板に一体的に設けられ前記リンクの他端を回動
    自在に連結する軸部材を移動調整溝にて移動調整可能に
    固定する調整板とを具備したことを特徴とするコイル用
    テーピング装置。
  2. 【請求項2】 テープ供給機構は、 揺動板に対し粘着テープを供給する方向へ移動自在に設
    けられた移動板と、 この移動板に設けられ粘着テープのテープロールを回動
    自在に保持するテープロール保持手段と、 前記移動板に設けられ前記テープロールから引出された
    粘着テープを案内するとともに粘着テープを切断すると
    きに挟持するテープ挟持手段とを具備したことを特徴と
    する請求項1記載のコイル用テーピング装置。
  3. 【請求項3】 テープ切断機構は、 粘着テープを切断するカッタと、 このカッタの刃先より後退した位置に一体的に設けられ
    たスペーサと、 このスペーサを介してカッタと一体的に取付けられスペ
    ーサより突設された平板状の板ばねと、 この板ばねに沿ってスペーサと反対側に設けられカッタ
    により切断された粘着テープをコイルボビンに擦り付け
    るラベラとを具備したことを特徴とする請求項1または
    2記載のコイル用テーピング装置。
  4. 【請求項4】 テープ供給機構のテープロール保持手段
    は、 テープロールの下側に配設されたテープロール受け軸
    と、 このテープロール受け軸に回動自在に嵌合されテープロ
    ールの外周面を支持する複数のフランジ付きのテープロ
    ール受け筒と、 これらのテープロール受け筒のフランジ間にテープロー
    ルを挟んで保持するスプリングと、 テープロールの内周面に弾力的に押圧された押えローラ
    と、 この押えローラを先端の側面に回動自在に片持ち支持し
    たレバーと、 このレバーの基端を回動自在に支持したレバー支軸と、 このレバー支軸に嵌着されレバーの軸方向移動を規制す
    る弾力性環状部材とを具備したことを特徴とする請求項
    2または3記載のコイル用テーピング装置。
  5. 【請求項5】 テープ貼付機構、テープ切断機構および
    テープ挟持手段は、それぞれ動作検出センサを内蔵した
    エアシリンダにより作動されることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれかに記載のコイル用テーピング装置。
  6. 【請求項6】 テープ貼付機構は、 複数の粘着テープを同一のコイルボビンのテープ巻付周
    面にそれぞれ押付ける複数の貼付台を、コイルボビンの
    軸方向に分割して配置し、各貼付台をそれぞれ作動する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のコ
    イル用テーピング装置。
  7. 【請求項7】 テープ供給機構のテープロール保持手段
    は、 テープロールの上部の内周面と係合可能の位置に配置さ
    れた支軸と、 この支軸を支点に移動可能に設けられテープロールの内
    周面を弾力的に押圧する押えローラと、 この押えローラの押圧方向に配置されテープロールの外
    周面を回動自在に受けてテープロールから粘着テープを
    引出す際のテープ折返し点となるテープロール受け機構
    とを具備したことを特徴とする請求項2、3、5および
    6のいずれかに記載のコイル用テーピング装置。
  8. 【請求項8】 テープロール受け機構は、 テープロール受け軸と、 このテープロール受け軸に回動自在に設けられテープロ
    ールの外周面を支持する複数のフランジ付きのテープロ
    ール受け筒と、 このテープロール受け筒の一方のフランジを他方のフラ
    ンジ側へ付勢することによりテープロールを挟圧保持す
    る挟圧用スプリングと、 テープロールの回動に伴うテープロール受け筒および挟
    圧用スプリングの回動を規制する制動部材とを具備した
    ことを特徴とする請求項7記載のコイル用テーピング装
    置。
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