JP2994584B2 - モジュール型ワイパ装置 - Google Patents
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- 238000003466 welding Methods 0.000 description 5
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
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- B60S—SERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60S1/00—Cleaning of vehicles
- B60S1/02—Cleaning windscreens, windows or optical devices
- B60S1/04—Wipers or the like, e.g. scrapers
- B60S1/0413—Modular wiper assembly
- B60S1/0422—Modular wiper assembly having a separate transverse element
- B60S1/0427—Modular wiper assembly having a separate transverse element characterised by the attachment of the wiper motor holder to the transverse element
-
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイパモータおよ
びリンク機構等が一体化されて車両に組み込まれるモジ
ュール型ワイパ装置に関するものである。
びリンク機構等が一体化されて車両に組み込まれるモジ
ュール型ワイパ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、ワイパモータやリンク機構等
を一体化して車両のボディへの組付けを容易にしたモジ
ュール型のワイパ装置が知られている。この種のワイパ
装置は、組付けが容易なだけではなく、ブラケットを使
用しての一体化であるためにワイパ装置自体の強度を向
上させることができるといった利点を有するため、近年
よく用いられている。
を一体化して車両のボディへの組付けを容易にしたモジ
ュール型のワイパ装置が知られている。この種のワイパ
装置は、組付けが容易なだけではなく、ブラケットを使
用しての一体化であるためにワイパ装置自体の強度を向
上させることができるといった利点を有するため、近年
よく用いられている。
【０００３】しかしながら、モジュール型ワイパ装置
は、ブラケットをアルミダイカストによって一体成形し
ているため、ブラケット全体が大型となりしかも重くな
ってしまう。また、このブラケットを形成するダイカス
トマシンの金型も大型で高価なものとなってしまうとい
った問題点を有していた。
は、ブラケットをアルミダイカストによって一体成形し
ているため、ブラケット全体が大型となりしかも重くな
ってしまう。また、このブラケットを形成するダイカス
トマシンの金型も大型で高価なものとなってしまうとい
った問題点を有していた。
【０００４】そこで、図７に示すようにピボットホルダ
１ａ, 1 ｂ同志をパイプフレーム２にて連結し、そのパ
イプフレーム２の中間部位に小型ブラケット４を固定し
て、この小型ブラケット４にワイパモータ３を固定支持
する構成とすることにより、ブラケット自体を小型軽量
で安価なものとしたものがある（例えば、実開平１−１
７１７６７号公報）。
１ａ, 1 ｂ同志をパイプフレーム２にて連結し、そのパ
イプフレーム２の中間部位に小型ブラケット４を固定し
て、この小型ブラケット４にワイパモータ３を固定支持
する構成とすることにより、ブラケット自体を小型軽量
で安価なものとしたものがある（例えば、実開平１−１
７１７６７号公報）。
【０００５】ところが、小型ブラケット４がピボットホ
ルダ１ａ, １ｂから略等距離の位置（Ｌ1 ＝Ｌ2 ）でパ
イプフレーム２に固定支持される場合は、図示しないワ
イパブレードによる払拭の反力がリンクロッド５, ６を
介してワイパモータ３、小型ブラケット４およびパイプ
フレーム２に伝達されても、小型ブラケット４とピボッ
トホルダ１ａ, １ｂとの間の距離が比較的長くなるため
パイプフレーム２が撓み、ある程度の応力はこの撓みに
よって吸収されるが、エンジンルーム内の配置スペース
上やむおえず一方のピボットホルダ１ａに近接して小型
ブラケット４を固定した場合には、近接する側のピボッ
トホルダ１ａと小型ブラケット４との間の距離は短くな
るためにパイプフレーム２の撓み量が少なくなってしま
い、近接する側のピボットホルダ１ａと小型ブラケット
４との間で応力が集中してパイプフレーム２またはピボ
ットホルダ１ａに亀裂が生じることがあった。
ルダ１ａ, １ｂから略等距離の位置（Ｌ1 ＝Ｌ2 ）でパ
イプフレーム２に固定支持される場合は、図示しないワ
イパブレードによる払拭の反力がリンクロッド５, ６を
介してワイパモータ３、小型ブラケット４およびパイプ
フレーム２に伝達されても、小型ブラケット４とピボッ
トホルダ１ａ, １ｂとの間の距離が比較的長くなるため
パイプフレーム２が撓み、ある程度の応力はこの撓みに
よって吸収されるが、エンジンルーム内の配置スペース
上やむおえず一方のピボットホルダ１ａに近接して小型
ブラケット４を固定した場合には、近接する側のピボッ
トホルダ１ａと小型ブラケット４との間の距離は短くな
るためにパイプフレーム２の撓み量が少なくなってしま
い、近接する側のピボットホルダ１ａと小型ブラケット
４との間で応力が集中してパイプフレーム２またはピボ
ットホルダ１ａに亀裂が生じることがあった。
【０００６】これを解決するため、従来は図８に示すよ
うに車体に固定されたピボットホルダ１ａ, １ｂのうち
一方のピボットホルダ１ｂとブラケット１０とをパイプ
フレーム２にて連結し、このブラケット１０を車体に固
定するとともに、ブラケット１０に他方のピボットホル
ダ１ａとワイパモータ３とを固定支持するよう構成して
おり、短いパイプフレームを使用せず、近接する側のピ
ボットホルダ１ａを含む比較的大きなブラケット１０を
用いてパイプフレームの強度を補いモジュール型ワイパ
装置の剛性を向上させたものがあった。
うに車体に固定されたピボットホルダ１ａ, １ｂのうち
一方のピボットホルダ１ｂとブラケット１０とをパイプ
フレーム２にて連結し、このブラケット１０を車体に固
定するとともに、ブラケット１０に他方のピボットホル
ダ１ａとワイパモータ３とを固定支持するよう構成して
おり、短いパイプフレームを使用せず、近接する側のピ
ボットホルダ１ａを含む比較的大きなブラケット１０を
用いてパイプフレームの強度を補いモジュール型ワイパ
装置の剛性を向上させたものがあった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダイカ
ストブラケットに比べて、大きさ, コスト, 重量の点で
改善はされたものの、ブラケット１０はフレーム２への
取り付け位置によって比較的大きなものとなるため、や
はり高価で重量も重くなり、依然改良の必要があった。
ストブラケットに比べて、大きさ, コスト, 重量の点で
改善はされたものの、ブラケット１０はフレーム２への
取り付け位置によって比較的大きなものとなるため、や
はり高価で重量も重くなり、依然改良の必要があった。
【０００８】本発明は上記問題点に鑑み、複数のピボッ
トホルダをフレームにて連結し、その一方のピボットホ
ルダに近接して小型のブラケットを固定した場合でも、
フレームに対して十分な強度を確保でき、しかも軽量で
安価な構成のモジュール型ワイパ装置を提供することを
目的とする。
トホルダをフレームにて連結し、その一方のピボットホ
ルダに近接して小型のブラケットを固定した場合でも、
フレームに対して十分な強度を確保でき、しかも軽量で
安価な構成のモジュール型ワイパ装置を提供することを
目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。ただし、下記
各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具
体的手段との対応関係を示すものであり、これに限定さ
れるものではない。
するため、以下の技術的手段を採用する。ただし、下記
各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具
体的手段との対応関係を示すものであり、これに限定さ
れるものではない。
【００１０】請求項１記載の発明では、モジュール型ワ
イパ装置５０において、車体に固定され、ワイパアーム
が固定されるピボット軸（７ａ，７ｂ）を回動自在に支
持する複数のピボットホルダ（１ａ，１ｂ）と、前記ピ
ボットホルダ（１ａ，１ｂ）同志を連結するフレーム
（２）と、このフレームの中間部において一方のピボッ
トホルダ（１ａ）に近接して固定されたブラケット（２
０）と、該ブラケットに固定されたワイパモータ（３）
と、少なくとも一方のピボット軸（７ｂ）に固定された
回動レバー（８ｂ）と前記ワイパモータ（３）とを連結
し、前記ワイパモータ（３）の回転運動を揺動運動に変
換して伝達するリンクロッド（５, ６）と、前記ブラケ
ット（２０）に近接する側のピボットホルダ（１ａ）と
前記ブラケット（２０）とを連結する連結部材（３０）
とを備え、前記フレーム（２）と前記ブラケット（２
０）と前記連結部材（３０）とピボットホルダ（１ａ）
とにより形成された空間部（Ａ）が仮想ブラケットを形
成することを特徴とするものである。また、連結部材
（３０）は、前記ブラケットに近接する側のピボットホ
ルダ（１ａ）もしくは前記ブラケット（２０）のいずれ
か一方、または両方に一体に形成されていることを特徴
とするものである。
イパ装置５０において、車体に固定され、ワイパアーム
が固定されるピボット軸（７ａ，７ｂ）を回動自在に支
持する複数のピボットホルダ（１ａ，１ｂ）と、前記ピ
ボットホルダ（１ａ，１ｂ）同志を連結するフレーム
（２）と、このフレームの中間部において一方のピボッ
トホルダ（１ａ）に近接して固定されたブラケット（２
０）と、該ブラケットに固定されたワイパモータ（３）
と、少なくとも一方のピボット軸（７ｂ）に固定された
回動レバー（８ｂ）と前記ワイパモータ（３）とを連結
し、前記ワイパモータ（３）の回転運動を揺動運動に変
換して伝達するリンクロッド（５, ６）と、前記ブラケ
ット（２０）に近接する側のピボットホルダ（１ａ）と
前記ブラケット（２０）とを連結する連結部材（３０）
とを備え、前記フレーム（２）と前記ブラケット（２
０）と前記連結部材（３０）とピボットホルダ（１ａ）
とにより形成された空間部（Ａ）が仮想ブラケットを形
成することを特徴とするものである。また、連結部材
（３０）は、前記ブラケットに近接する側のピボットホ
ルダ（１ａ）もしくは前記ブラケット（２０）のいずれ
か一方、または両方に一体に形成されていることを特徴
とするものである。
【００１１】上記構成では特に、複数のピボットホルダ
（１ａ，１ｂ）をフレーム（２）にて連結し、その一方
のピボットホルダ（１ａ）に近接して小型のブラケット
（２０）を固定した場合でも、前記ブラケット（２０）
に近接する側のピボットホルダ（１ａ）と前記ブラケッ
ト（２０）とを連結部材（３０）によって連結すること
によって、連結された一方のピボットホルダ（１ａ）と
前記ブラケット（２０）と前記連結部材（３０）とフレ
ーム（２）との間の空間部（Ａ）があたかもブラケット
を有するかのような仮想ブラケット（図１中の斜線部）
を構成し、ピボットホルダを含んだ大型のブラケットを
使用した場合と略同等の強度を確保することができる。
しかも、ブラケット（２０）自体は小型のものを使用し
ているので、軽量で安価な構成とすることができる。
（１ａ，１ｂ）をフレーム（２）にて連結し、その一方
のピボットホルダ（１ａ）に近接して小型のブラケット
（２０）を固定した場合でも、前記ブラケット（２０）
に近接する側のピボットホルダ（１ａ）と前記ブラケッ
ト（２０）とを連結部材（３０）によって連結すること
によって、連結された一方のピボットホルダ（１ａ）と
前記ブラケット（２０）と前記連結部材（３０）とフレ
ーム（２）との間の空間部（Ａ）があたかもブラケット
を有するかのような仮想ブラケット（図１中の斜線部）
を構成し、ピボットホルダを含んだ大型のブラケットを
使用した場合と略同等の強度を確保することができる。
しかも、ブラケット（２０）自体は小型のものを使用し
ているので、軽量で安価な構成とすることができる。
【００１２】請求項２記載の発明では、請求項１記載の
発明における連結部材（３０）を、前記ブラケット（２
０）に近接する側のピボットホルダ（１ａ）もしくは前
記ブラケット（２０）のいずれか一方、または両方に一
体に形成されたものとすることを特徴としている。これ
により、連結部材（３０）を別部品として構成すること
なく、ピボットホルダ（１ａ）もしくはブラケット（２
０）の一部を変形してそれらと一体の部品とすることが
できるので、組付作業性、部品点数を低減でき、より安
価な構成とすることができる。
発明における連結部材（３０）を、前記ブラケット（２
０）に近接する側のピボットホルダ（１ａ）もしくは前
記ブラケット（２０）のいずれか一方、または両方に一
体に形成されたものとすることを特徴としている。これ
により、連結部材（３０）を別部品として構成すること
なく、ピボットホルダ（１ａ）もしくはブラケット（２
０）の一部を変形してそれらと一体の部品とすることが
できるので、組付作業性、部品点数を低減でき、より安
価な構成とすることができる。
【００１３】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて詳細に説明する。なお、従来と同様の構成について
は、同一の符号を付して説明する。 （第１の実施形態）第１の実施形態について、図１乃至
図４を用いて説明する。５０はモジュール型ワイパ装置
であって、２つのピボットホルダ１ａ，１ｂ同士はパイ
プ状のフレーム２にて連結され、このフレーム２に一方
のピボットホルダ１ａと近接してブラケット２０がスポ
ット溶接にて固定されている。そして、このブラケット
２０にワイパモータ３がボルトにより締結固定されてい
る。また、ワイパモータ３の出力軸３１に固定されたク
ランクアーム３２には、リンクロッド６の一端がボール
ジョイントにより転動自在に連結され、他端は離れた側
のピボット軸７ｂに固定された回動レバー８ｂのボール
ピン８１に転動自在に連結されている。さらに、この回
動レバー８ｂにはリンクロッド５の一端が転動自在に連
結され、他端が近接側のピボット軸７ａに固定された回
動レバー８ａのボールピン８２に転動自在に連結されて
いる。こうして、ワイパモータ３やリンク機構を一体化
したモジュール型のワイパ装置５０が構成される。
いて詳細に説明する。なお、従来と同様の構成について
は、同一の符号を付して説明する。 （第１の実施形態）第１の実施形態について、図１乃至
図４を用いて説明する。５０はモジュール型ワイパ装置
であって、２つのピボットホルダ１ａ，１ｂ同士はパイ
プ状のフレーム２にて連結され、このフレーム２に一方
のピボットホルダ１ａと近接してブラケット２０がスポ
ット溶接にて固定されている。そして、このブラケット
２０にワイパモータ３がボルトにより締結固定されてい
る。また、ワイパモータ３の出力軸３１に固定されたク
ランクアーム３２には、リンクロッド６の一端がボール
ジョイントにより転動自在に連結され、他端は離れた側
のピボット軸７ｂに固定された回動レバー８ｂのボール
ピン８１に転動自在に連結されている。さらに、この回
動レバー８ｂにはリンクロッド５の一端が転動自在に連
結され、他端が近接側のピボット軸７ａに固定された回
動レバー８ａのボールピン８２に転動自在に連結されて
いる。こうして、ワイパモータ３やリンク機構を一体化
したモジュール型のワイパ装置５０が構成される。
【００１４】上記モジュール型ワイパ装置５０について
さらに詳細に説明すると、ブラケット２０と離れた側の
ピボットホルダ１ｂは、車体に固定するためのブラケッ
ト部１１と、ピボット軸７ｂを支持しているホルダ部１
２と、パイプ状のフレーム２と連結する連結部１３とが
アルミダイカストにて一体に形成され、ブラケット部１
１には車体へ締結固定するための締結孔１４が設けられ
ている。一方、ブラケット２０と近接する側のピボット
ホルダ１ａも同様（ただし、形状は異なる）にブラケッ
ト部１５、ホルダ部１６、連結部１７と、さらに後述す
る連結部材３０とがアルミダイカストにて一体に形成さ
れている（図３及び図４参照）。ブラケット部１５に
は、車体へ締結固定するための締結孔１８が設けられて
いる。
さらに詳細に説明すると、ブラケット２０と離れた側の
ピボットホルダ１ｂは、車体に固定するためのブラケッ
ト部１１と、ピボット軸７ｂを支持しているホルダ部１
２と、パイプ状のフレーム２と連結する連結部１３とが
アルミダイカストにて一体に形成され、ブラケット部１
１には車体へ締結固定するための締結孔１４が設けられ
ている。一方、ブラケット２０と近接する側のピボット
ホルダ１ａも同様（ただし、形状は異なる）にブラケッ
ト部１５、ホルダ部１６、連結部１７と、さらに後述す
る連結部材３０とがアルミダイカストにて一体に形成さ
れている（図３及び図４参照）。ブラケット部１５に
は、車体へ締結固定するための締結孔１８が設けられて
いる。
【００１５】パイプ状のフレーム２は、車体に合わせて
所定長さを有して直線状を成し、その両端部の開口に上
記ピボットホルダ１ａ，１ｂの連結部１３，１７が挿入
され、この挿通部位を外側からフレーム２をカシメ６０
にて仮固定し、その後、この連結部１３，１７に形成さ
れた固定孔４０とフレーム２の貫通孔４１とをリベット
等にて結合固定してフレーム２とピボットホルダ１ａ，
１ｂとが連結される。
所定長さを有して直線状を成し、その両端部の開口に上
記ピボットホルダ１ａ，１ｂの連結部１３，１７が挿入
され、この挿通部位を外側からフレーム２をカシメ６０
にて仮固定し、その後、この連結部１３，１７に形成さ
れた固定孔４０とフレーム２の貫通孔４１とをリベット
等にて結合固定してフレーム２とピボットホルダ１ａ，
１ｂとが連結される。
【００１６】上記フレーム２には、ワイパモータ３を取
り付けるためのブラケット２０が、車両のエンジンルー
ム内のレイアウト上、一方のピボットホルダ１ａに近接
して配置されている。このブラケット２０は、図５に示
すようにプレス成形によってワイパモータ３を固定支持
する支持部２１と、縁部がフレーム２の外周面に沿って
断面略半円状に形成されてフレーム２にスポット溶接で
固定される固定部２２とが一体に形成されている。ま
た、支持部２１にはブラケット２０と車体とを締結固定
するための締結孔２３が設けられている。固定部２２の
所定箇所には上記プレス成形時に同時に略楕円形状の突
起部２４をフレーム固定側に突出させて形成し、この突
起部２４をスポット溶接にてフレーム２に固定してい
る。
り付けるためのブラケット２０が、車両のエンジンルー
ム内のレイアウト上、一方のピボットホルダ１ａに近接
して配置されている。このブラケット２０は、図５に示
すようにプレス成形によってワイパモータ３を固定支持
する支持部２１と、縁部がフレーム２の外周面に沿って
断面略半円状に形成されてフレーム２にスポット溶接で
固定される固定部２２とが一体に形成されている。ま
た、支持部２１にはブラケット２０と車体とを締結固定
するための締結孔２３が設けられている。固定部２２の
所定箇所には上記プレス成形時に同時に略楕円形状の突
起部２４をフレーム固定側に突出させて形成し、この突
起部２４をスポット溶接にてフレーム２に固定してい
る。
【００１７】上記ブラケット２０に固定支持されたワイ
パモータ３は、ウォーム減速機構を内蔵したものであ
り、その出力軸３１にはクランクアーム３２の一端が固
定されている。このクランクアーム３２の他端にはボー
ルピン３３が設けられ、リンクロッド６の一端に設けら
れたボール軸受６５に転動可能に連結されている。ま
た、リンクロッド６の他端にもボール軸受６６が設けら
れており、ピボット軸７ｂの下端に固定された回動レバ
ー８ｂのボールピン８１が転動可能に連結されている。
さらに、この回動レバー８ｂのボールピン８１と反対側
の面には別のボールピン８３が設けられており、リンク
ロッド５の一端が同様にボール軸受５６により連結され
ている。リンクロッド５の他端はピボット軸７ａの下端
に固定された回動レバー８ａのボールピン８２にボール
軸受５７によって転動可能に連結されている。
パモータ３は、ウォーム減速機構を内蔵したものであ
り、その出力軸３１にはクランクアーム３２の一端が固
定されている。このクランクアーム３２の他端にはボー
ルピン３３が設けられ、リンクロッド６の一端に設けら
れたボール軸受６５に転動可能に連結されている。ま
た、リンクロッド６の他端にもボール軸受６６が設けら
れており、ピボット軸７ｂの下端に固定された回動レバ
ー８ｂのボールピン８１が転動可能に連結されている。
さらに、この回動レバー８ｂのボールピン８１と反対側
の面には別のボールピン８３が設けられており、リンク
ロッド５の一端が同様にボール軸受５６により連結され
ている。リンクロッド５の他端はピボット軸７ａの下端
に固定された回動レバー８ａのボールピン８２にボール
軸受５７によって転動可能に連結されている。
【００１８】ブラケット２０に近接する側のピボットホ
ルダ１ａには、上述したようにブラケット部１５、ホル
ダ部１６、連結部１７と共に、連結部材３０がアルミダ
イカストにて一体成形されている。この連結部材３０
は、ブラケット２０の連結孔２３に位置させるため屈曲
形成されており、その先端部には上記ブラケット２０の
連結孔２３にネジ等により締結固定するための締結穴３
９が設けられている。
ルダ１ａには、上述したようにブラケット部１５、ホル
ダ部１６、連結部１７と共に、連結部材３０がアルミダ
イカストにて一体成形されている。この連結部材３０
は、ブラケット２０の連結孔２３に位置させるため屈曲
形成されており、その先端部には上記ブラケット２０の
連結孔２３にネジ等により締結固定するための締結穴３
９が設けられている。
【００１９】次に、上記構成のモジュール型ワイパ装置
５０の作動について説明する。ブラケット２０に固定支
持されたワイパモータ３が回転駆動すると、その出力軸
３１に固定されたクランクアーム３２が回転し、そのク
ランクアーム３２の回転がリンクロッド６を介すること
によって回動レバー８ｂの往復回動に変換される。この
回動レバー８ｂにリンクロッド５を介してもう一方の回
動レバー８ａが連結されているため、この回動レバー８
ａも連動して往復回動する。
５０の作動について説明する。ブラケット２０に固定支
持されたワイパモータ３が回転駆動すると、その出力軸
３１に固定されたクランクアーム３２が回転し、そのク
ランクアーム３２の回転がリンクロッド６を介すること
によって回動レバー８ｂの往復回動に変換される。この
回動レバー８ｂにリンクロッド５を介してもう一方の回
動レバー８ａが連結されているため、この回動レバー８
ａも連動して往復回動する。
【００２０】上記回動レバー８ａ, ８ｂが連動して往復
回動すると、この回動レバー８ａ，８ｂに固定されたピ
ボット軸７ａ，７ｂが往復回転し、ピボット軸先端に固
定されているワイパアームおよびブレード（図示せず）
が往復回動してガラス面を払拭する。
回動すると、この回動レバー８ａ，８ｂに固定されたピ
ボット軸７ａ，７ｂが往復回転し、ピボット軸先端に固
定されているワイパアームおよびブレード（図示せず）
が往復回動してガラス面を払拭する。
【００２１】ところが、この払拭動作によって、ガラス
面とブレードとの間に摩擦力が生じ、この摩擦力が払拭
反力としてワイパアーム、ブレード、ピボット軸７ａ，
７ｂ、回動レバー８ａ，８ｂ、リンクロッド５，６、ク
ランクアーム３２、ワイパモータ３及びブラケット２０
を介してフレーム２やピボットホルダ１ａ，１ｂに作用
する。特に、ブラケット２０とピボットホルダ１ａとの
間のフレーム、中でもブラケット２０とピボットホルダ
１ａとの間隔が短いとフレームの撓み量が少なく、払拭
反力による応力を十分吸収することができず、亀裂等が
生じることがある。
面とブレードとの間に摩擦力が生じ、この摩擦力が払拭
反力としてワイパアーム、ブレード、ピボット軸７ａ，
７ｂ、回動レバー８ａ，８ｂ、リンクロッド５，６、ク
ランクアーム３２、ワイパモータ３及びブラケット２０
を介してフレーム２やピボットホルダ１ａ，１ｂに作用
する。特に、ブラケット２０とピボットホルダ１ａとの
間のフレーム、中でもブラケット２０とピボットホルダ
１ａとの間隔が短いとフレームの撓み量が少なく、払拭
反力による応力を十分吸収することができず、亀裂等が
生じることがある。
【００２２】しかし、上述の第１の実施形態において
は、ピボットホルダ１ａと一体に連結部材３０を形成
し、この連結部材３０の先端の締結穴３９とブラケット
２０の連結孔２３とがネジ等により連結されているの
で、図１に示すように連結部材３０とピボットホルダ１
ａとブラケット２０とフレーム２との間に形成された空
間部Ａが、あたかもブラケットがあるかのような仮想ブ
ラケット（図１中斜線部）を構成する。これによって、
ピボットホルダを含む比較的大型のブラケットを使用し
たのと同等レベルの剛性を確保でき、上記払拭反力によ
る応力に十分耐えうる強度のモジュール型ワイパ装置５
０を得ることができる。
は、ピボットホルダ１ａと一体に連結部材３０を形成
し、この連結部材３０の先端の締結穴３９とブラケット
２０の連結孔２３とがネジ等により連結されているの
で、図１に示すように連結部材３０とピボットホルダ１
ａとブラケット２０とフレーム２との間に形成された空
間部Ａが、あたかもブラケットがあるかのような仮想ブ
ラケット（図１中斜線部）を構成する。これによって、
ピボットホルダを含む比較的大型のブラケットを使用し
たのと同等レベルの剛性を確保でき、上記払拭反力によ
る応力に十分耐えうる強度のモジュール型ワイパ装置５
０を得ることができる。
【００２３】次に、第２乃至第４の実施形態について図
６で説明する。なお、上記第１の実施形態と基本的に同
様であるため、異なる点について説明し、共通の部分に
ついては説明を省略する。
６で説明する。なお、上記第１の実施形態と基本的に同
様であるため、異なる点について説明し、共通の部分に
ついては説明を省略する。
【００２４】（第２の実施形態）上記第１の実施形態で
は連結部材３０をピボットホルダ１ａと一体に形成した
が、ブラケット２０と一体にプレス成形して連結部材３
０ａを形成してもよい（図６ａ参照）。
は連結部材３０をピボットホルダ１ａと一体に形成した
が、ブラケット２０と一体にプレス成形して連結部材３
０ａを形成してもよい（図６ａ参照）。
【００２５】（第３の実施形態）図６（ｂ）に示すよう
に、ピボットホルダ１ａおよびブラケット２０とそれぞ
れ一体に結合部３７，３８を延出し、その先端部をそれ
ぞれボルト等で締結固定もしくは溶接にて結合して連結
部材３０ｂを形成してもよい。
に、ピボットホルダ１ａおよびブラケット２０とそれぞ
れ一体に結合部３７，３８を延出し、その先端部をそれ
ぞれボルト等で締結固定もしくは溶接にて結合して連結
部材３０ｂを形成してもよい。
【００２６】（第４の実施形態）連結部材３０ｃを図６
（ｃ）に示すように、別体に形成し、ピボットホルダ１
ａおよびブラケット２０の所定箇所にそれぞれ端部を溶
接等で接合して、連結部材３０ｃとブラケット２０とフ
レーム２とによって 第１の実施形態で述べた仮想ブラ
ケット（図１中の斜線部）を構成するようにしてもよ
い。
（ｃ）に示すように、別体に形成し、ピボットホルダ１
ａおよびブラケット２０の所定箇所にそれぞれ端部を溶
接等で接合して、連結部材３０ｃとブラケット２０とフ
レーム２とによって 第１の実施形態で述べた仮想ブラ
ケット（図１中の斜線部）を構成するようにしてもよ
い。
【図１】本発明を適用した第１の実施形態におけるモジ
ュール型ワイパ装置の全体構成図である。
ュール型ワイパ装置の全体構成図である。
【図２】図１の矢印Ｘ方向からみた矢視図である。
【図３】上記第１の実施形態におけるピボットホルダの
上面図である。
上面図である。
【図４】図３の矢印Ｙ方向からみた矢視図である。
【図５】上記第１の実施形態におけるブラケットの斜視
図である。
図である。
【図６】本発明を適用した第２乃至第４の実施形態を説
明する説明図である。
明する説明図である。
【図７】従来のモジュール型ワイパ装置を示す概略図で
ある。
ある。
【図８】従来の他のモジュール型ワイパ装置を示す概略
図である。
図である。
１ａ，１ｂ…ピボットホルダ ２…フレーム ３…ワイパモータ ５，６…リンクロッド ７ａ，７ｂ…ピボット軸 ８ａ，８ｂ…回動レバー ２０…ブラケット ３０…連結部材 ５０…モジュール型ワイパ装置 Ａ…空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平５−35520（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−22226（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−86565（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−71360（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−107553（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−35520（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−22226（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−86565（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−71360（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−107553（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B60S 1/34 B60S 1/24
Claims (2)
- 【請求項１】 車体に固定され、ワイパアームが固定さ
れるピボット軸を回動自在に支持する複数のピボットホ
ルダと、 前記ピボットホルダ同志を連結するフレームと、 前記フレームの中間部において一方のピボットホルダに
近接して固定されたブラケットと、 前記ブラケットに固定されたワイパモータと、 少なくとも一方のピボット軸に固定された回動レバーと
前記ワイパモータとを連結し、前記ワイパモータの回転
運動を揺動運動に変換して伝達するリンクロッドと、 前記ブラケットに近接する側のピボットホルダと前記ブ
ラケットとを連結する連結部材とを備え、 前記フレームと前記ブラケットと前記連結部材とピボッ
トホルダとにより形成された空間部が仮想ブラケットを
形成することを特徴とするモジュール型ワイパ装置。 - 【請求項２】 前記連結部材は、前記ブラケットに近接
する側のピボットホルダもしくは前記ブラケットのいず
れか一方、または両方に一体に形成されていることを特
徴とする請項１記載のモジュール型ワイパ装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7351840A JP2994584B2 (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | モジュール型ワイパ装置 |
| US08/747,331 US5873280A (en) | 1995-12-26 | 1996-11-12 | Module wiper device |
| DE69607732T DE69607732T2 (de) | 1995-12-26 | 1996-11-13 | Modulare Scheibenwischervorrichtung |
| EP96118226A EP0781691B1 (en) | 1995-12-26 | 1996-11-13 | Modular wiper device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7351840A JP2994584B2 (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | モジュール型ワイパ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09175336A JPH09175336A (ja) | 1997-07-08 |
| JP2994584B2 true JP2994584B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=18419970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7351840A Expired - Fee Related JP2994584B2 (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | モジュール型ワイパ装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5873280A (ja) |
| EP (1) | EP0781691B1 (ja) |
| JP (1) | JP2994584B2 (ja) |
| DE (1) | DE69607732T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004505851A (ja) * | 2000-08-11 | 2004-02-26 | ヴァレオ システム デシュヤージュ | 自動車の風防ガラス用のワイパ装置及びワイパ装置の固定方法 |
Families Citing this family (24)
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|---|---|---|---|---|
| GB2325851A (en) * | 1997-05-26 | 1998-12-09 | Trico Products Corp | Modular vehicle windscreen washer/wiper unit |
| JP3329727B2 (ja) * | 1998-03-31 | 2002-09-30 | 株式会社ミツバ | 車両用ワイパ装置のピボット構造 |
| WO1999055562A1 (de) | 1998-04-29 | 1999-11-04 | Robert Bosch Gmbh | Rohrplatine |
| US6343403B1 (en) | 1998-07-24 | 2002-02-05 | Asmo Co., Ltd. | Wiper device, and method of manufacturing hollow frame for wiper device |
| JP3492938B2 (ja) | 1998-08-27 | 2004-02-03 | アスモ株式会社 | ワイパ装置 |
| DE19908284B4 (de) * | 1999-02-26 | 2006-06-08 | Robert Bosch Gmbh | Wischerantrieb |
| DE19912746A1 (de) | 1999-03-22 | 2000-10-05 | Bosch Gmbh Robert | Wischerantrieb mit einem reversierbaren Getriebemotor |
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| DE19940815A1 (de) | 1999-08-27 | 2001-03-22 | Bosch Gmbh Robert | Wischeranlage |
| DE10033383B4 (de) * | 2000-07-08 | 2009-04-09 | Robert Bosch Gmbh | Befestigung einer Wischerplatine |
| DE10045573A1 (de) | 2000-09-14 | 2002-04-04 | Bosch Gmbh Robert | Wischerantrieb |
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| CN103625428B (zh) * | 2012-08-22 | 2017-12-29 | 博世汽车部件(长沙)有限公司 | 雨刮器马达固定系统 |
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| SE461966B (sv) * | 1988-09-16 | 1990-04-23 | Electrolux Ab | Ruttorkaraggregat, foeretraedesvis foer fordon |
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-
1995
- 1995-12-26 JP JP7351840A patent/JP2994584B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-11-12 US US08/747,331 patent/US5873280A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-11-13 DE DE69607732T patent/DE69607732T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-11-13 EP EP96118226A patent/EP0781691B1/en not_active Expired - Lifetime
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|---|---|
| DE69607732D1 (de) | 2000-05-18 |
| DE69607732T2 (de) | 2000-08-31 |
| JPH09175336A (ja) | 1997-07-08 |
| US5873280A (en) | 1999-02-23 |
| EP0781691B1 (en) | 2000-04-12 |
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