JP2993621B2 - タイミング校正装置 - Google Patents
タイミング校正装置Info
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- JP2993621B2 JP2993621B2 JP3200533A JP20053391A JP2993621B2 JP 2993621 B2 JP2993621 B2 JP 2993621B2 JP 3200533 A JP3200533 A JP 3200533A JP 20053391 A JP20053391 A JP 20053391A JP 2993621 B2 JP2993621 B2 JP 2993621B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体集積回路(以下
ICと称す)を試験するIC試験装置に利用することが
できるタイミング校正装置に関する。
ICと称す)を試験するIC試験装置に利用することが
できるタイミング校正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来のIC試験装置を示す。図中
1はパターン発生器を示す。このパターン発生器1から
被試験IC5に与えるテストパターンデータTPと、期
待値パターンデータKPとが出力される。テストパター
ンデータTPは実波形生成器2で実波形を持つテストパ
ターン信号に変換され、このテストパターン信号を可変
遅延回路3と駆動回路4とから成る複数の信号系路SL
1 ,SL2 ,…SLN を通じて被試験IC5に与え、被
試験IC5の応答出力とパターン発生器1から出力され
る期待値パターンデータKPとを論理比較器6に与え、
論理比較器6で被試験IC5の応答出力と期待値パター
ンデータKPとを比較し、不一致を検出することにより
被試験IC5の不良個所を検出する。
1はパターン発生器を示す。このパターン発生器1から
被試験IC5に与えるテストパターンデータTPと、期
待値パターンデータKPとが出力される。テストパター
ンデータTPは実波形生成器2で実波形を持つテストパ
ターン信号に変換され、このテストパターン信号を可変
遅延回路3と駆動回路4とから成る複数の信号系路SL
1 ,SL2 ,…SLN を通じて被試験IC5に与え、被
試験IC5の応答出力とパターン発生器1から出力され
る期待値パターンデータKPとを論理比較器6に与え、
論理比較器6で被試験IC5の応答出力と期待値パター
ンデータKPとを比較し、不一致を検出することにより
被試験IC5の不良個所を検出する。
【0003】ここまでは一般的なIC試験装置のIC試
験動作である。このようなIC試験装置において、被試
験IC5の各端子に与えるテストパターン信号の位相が
信号相互に与えられた所定の位相関係を保持していなけ
ればならない。このためには各端子にテストパターン信
号を与える信号系路SL1 〜SLn の遅延時間を一定値
に揃える必要がある。この調整を一般にスキュー調整と
呼んでいる。
験動作である。このようなIC試験装置において、被試
験IC5の各端子に与えるテストパターン信号の位相が
信号相互に与えられた所定の位相関係を保持していなけ
ればならない。このためには各端子にテストパターン信
号を与える信号系路SL1 〜SLn の遅延時間を一定値
に揃える必要がある。この調整を一般にスキュー調整と
呼んでいる。
【0004】スキュー調整を行なうために、従来より各
信号系路SL1 〜SLn に可変遅延回路3が設けられて
いる。可変遅延回路3は例えば図3に示すように遅延時
間が8NS(ナノ秒)、4NS,2NS,1NSのよう
に重み付けされた遅延素子3A,3B,3C,3Dと、
これら各遅延素子3A〜3Dを回路に対して挿入するか
否かを切替る切替器3E,3F,3G,3Hと、この切
替器3E〜3Hの状態を制御する制御レジスタ3Iとに
よって構成することができる。
信号系路SL1 〜SLn に可変遅延回路3が設けられて
いる。可変遅延回路3は例えば図3に示すように遅延時
間が8NS(ナノ秒)、4NS,2NS,1NSのよう
に重み付けされた遅延素子3A,3B,3C,3Dと、
これら各遅延素子3A〜3Dを回路に対して挿入するか
否かを切替る切替器3E,3F,3G,3Hと、この切
替器3E〜3Hの状態を制御する制御レジスタ3Iとに
よって構成することができる。
【0005】スキュー調整は以下のようにして行なわれ
る。スキュー調整時は駆動回路4の出力を被試験IC5
を通すことなく、直接論理比較器6に与え、論理比較器
6において基準タイミングTS におけるテストパターン
信号の論理と期待値パターンデータKPと比較される。
7は不一致回数を計数するフェイルカウンタを示す。こ
のフェイルカウンタ7によって各端子毎に不一致の発生
回数を計数する。フェイルカウンタ7の計数値はCPU
8に取込まれ、この計数値に応じて可変遅延回路3の制
御を行なう。
る。スキュー調整時は駆動回路4の出力を被試験IC5
を通すことなく、直接論理比較器6に与え、論理比較器
6において基準タイミングTS におけるテストパターン
信号の論理と期待値パターンデータKPと比較される。
7は不一致回数を計数するフェイルカウンタを示す。こ
のフェイルカウンタ7によって各端子毎に不一致の発生
回数を計数する。フェイルカウンタ7の計数値はCPU
8に取込まれ、この計数値に応じて可変遅延回路3の制
御を行なう。
【0006】つまり、CPU8は可変遅延回路3の中で
最も遅延時間が長い遅延素子3Aを選択して回路に挿入
する切替制御を行なう。このためには切替回路3F,3
G,3Hは短絡線SHLを選択し、切替器3Eだけが遅
延素子3Aを選択する。遅延素子3Aを選択した状態で
パターン発生器1から試験パターンデータTPと、期待
値パターンデータKPとを発生させる。試験パターンデ
ータTPが実波形生成器2でテストパターン信号に変換
され可変遅延回路3で遅延素子3Aの遅延時間に従って
遅延されて論理比較器6に入力される。期待値パターン
データがH論理の場合、テストパターン信号がストロー
ブパルスSTBが与えられるタイミングにおいてH論理
に一致すれば良(パス)、ストローブパルスSTBが与
えられるタイミングにおいてテストパターン信号がまだ
L論理のままであるときは、論理比較器6は不一致を出
す。この様子を図4に示す。図4に示すTPDはテスト
パターン信号を示す。テストパターン信号TPDがスト
ローブパルスSTBの基準タイミングTS においてH論
理に立上っていれば一致(パス)と判定し、H論理に達
していなければ不一致と判定する。つまり最初に選択さ
れる遅延素子3Aの遅延時間τA が長過ぎる場合は信号
TPDは遅れ過ぎるからストローブパルスSTBのタイ
ミングでは未だL論理となっており、不一致と判定され
る。テストパターン信号を複数回出力させ、各回の論理
比較結果をフェイルカウンタ7に計数させる。不一致の
計数値が所定値を越えたとき、CPU8はその遅延素子
3Aは不要と判定し、切替器3Eを短絡線SHL側に切
替え、次に遅延時間が長い遅延素子3Bを回路に挿入す
る切替を行なう。
最も遅延時間が長い遅延素子3Aを選択して回路に挿入
する切替制御を行なう。このためには切替回路3F,3
G,3Hは短絡線SHLを選択し、切替器3Eだけが遅
延素子3Aを選択する。遅延素子3Aを選択した状態で
パターン発生器1から試験パターンデータTPと、期待
値パターンデータKPとを発生させる。試験パターンデ
ータTPが実波形生成器2でテストパターン信号に変換
され可変遅延回路3で遅延素子3Aの遅延時間に従って
遅延されて論理比較器6に入力される。期待値パターン
データがH論理の場合、テストパターン信号がストロー
ブパルスSTBが与えられるタイミングにおいてH論理
に一致すれば良(パス)、ストローブパルスSTBが与
えられるタイミングにおいてテストパターン信号がまだ
L論理のままであるときは、論理比較器6は不一致を出
す。この様子を図4に示す。図4に示すTPDはテスト
パターン信号を示す。テストパターン信号TPDがスト
ローブパルスSTBの基準タイミングTS においてH論
理に立上っていれば一致(パス)と判定し、H論理に達
していなければ不一致と判定する。つまり最初に選択さ
れる遅延素子3Aの遅延時間τA が長過ぎる場合は信号
TPDは遅れ過ぎるからストローブパルスSTBのタイ
ミングでは未だL論理となっており、不一致と判定され
る。テストパターン信号を複数回出力させ、各回の論理
比較結果をフェイルカウンタ7に計数させる。不一致の
計数値が所定値を越えたとき、CPU8はその遅延素子
3Aは不要と判定し、切替器3Eを短絡線SHL側に切
替え、次に遅延時間が長い遅延素子3Bを回路に挿入す
る切替を行なう。
【0007】遅延素子3Bが回路に挿入された状態でテ
ストパターン信号を発生し、論理比較を行なう。遅延時
間が図4に示すようにτB となってストローブパルスS
TBのタイミングにおいてH論理になったとすると論理
比較の結果は一致(パス)と判定される。このとき遅延
素子3Bはそのままの状態にして次の遅延素子3Cを回
路に挿入する切替を行なう。遅延素子3Bと3Cとが直
列接続された状態で遅延時間がτC となって不一致(フ
ェイル)が検出された場合は、遅延素子3Cを除去し、
遅延素子3Dを回路に挿入する切替を行なう。遅延素子
3Dを挿入して遅延時間がτD となって良と判定された
場合、最終的に遅延素子3Bと3Dを直列接続した状態
に設定される。この状態は制御レジスタ3Iにストアさ
れ遅延素子3Bと3Dの直列接続状態が維持される。
尚、遅延素子の数は実際は10個程度設けられ、分解能
よく遅延時間が設定される。
ストパターン信号を発生し、論理比較を行なう。遅延時
間が図4に示すようにτB となってストローブパルスS
TBのタイミングにおいてH論理になったとすると論理
比較の結果は一致(パス)と判定される。このとき遅延
素子3Bはそのままの状態にして次の遅延素子3Cを回
路に挿入する切替を行なう。遅延素子3Bと3Cとが直
列接続された状態で遅延時間がτC となって不一致(フ
ェイル)が検出された場合は、遅延素子3Cを除去し、
遅延素子3Dを回路に挿入する切替を行なう。遅延素子
3Dを挿入して遅延時間がτD となって良と判定された
場合、最終的に遅延素子3Bと3Dを直列接続した状態
に設定される。この状態は制御レジスタ3Iにストアさ
れ遅延素子3Bと3Dの直列接続状態が維持される。
尚、遅延素子の数は実際は10個程度設けられ、分解能
よく遅延時間が設定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来はフェイルカウン
タ7の計数値をCPU8が取込んで可変遅延回路3の遅
延素子3A〜3Dの選択切替を行なっている。CPU8
はスキュー調整用のプログラムが必要となる。然もスキ
ュー調整のほぼ全ての制御をCPU8が実行しなければ
ならないからプログラムは比較的長くなり、ソフト処理
に要する時間が長くなる。従ってCPU8の負担が重く
なる不都合もある。更にIC試験装置に用意される可変
遅延回路3の数は少なくても被試験ICの端子数に4倍
した値となる。つまり被試験ICの一つの端子に対して
少なくとも4つの信号系路が設けられ、4つの信号系路
の何れか一つを使うか、又は高速試験の場合は4つの信
号系路の全てを使ってテストパターン信号を被試験IC
に与えている。このように信号系路の数が多いことか
ら、スキュー調整に要する時間が長く掛る欠点もある。
タ7の計数値をCPU8が取込んで可変遅延回路3の遅
延素子3A〜3Dの選択切替を行なっている。CPU8
はスキュー調整用のプログラムが必要となる。然もスキ
ュー調整のほぼ全ての制御をCPU8が実行しなければ
ならないからプログラムは比較的長くなり、ソフト処理
に要する時間が長くなる。従ってCPU8の負担が重く
なる不都合もある。更にIC試験装置に用意される可変
遅延回路3の数は少なくても被試験ICの端子数に4倍
した値となる。つまり被試験ICの一つの端子に対して
少なくとも4つの信号系路が設けられ、4つの信号系路
の何れか一つを使うか、又は高速試験の場合は4つの信
号系路の全てを使ってテストパターン信号を被試験IC
に与えている。このように信号系路の数が多いことか
ら、スキュー調整に要する時間が長く掛る欠点もある。
【0009】この発明の目的は短時間にスキュー調整を
行なうことができ、然も制御器の負担を軽減することが
できるタイミング校正装置を提供しようとするものであ
る。
行なうことができ、然も制御器の負担を軽減することが
できるタイミング校正装置を提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明においては可変
遅延回路に設けた各遅延素子の中の遅延時間が長い遅延
素子から順に回路に挿入する制御を行なう制御用シフト
レジスタと、この制御用シフトレジスタが選択して回路
に挿入した遅延素子の遅延時間が適正か否かの判定結果
を出力するフェイルカウンタと、このフェイルカウンタ
の判定出力を取込んで記憶し、適正な遅延時間を与える
遅延素子の組合せを記憶する保持レジスタとによってタ
イミング校正装置を構成する。
遅延回路に設けた各遅延素子の中の遅延時間が長い遅延
素子から順に回路に挿入する制御を行なう制御用シフト
レジスタと、この制御用シフトレジスタが選択して回路
に挿入した遅延素子の遅延時間が適正か否かの判定結果
を出力するフェイルカウンタと、このフェイルカウンタ
の判定出力を取込んで記憶し、適正な遅延時間を与える
遅延素子の組合せを記憶する保持レジスタとによってタ
イミング校正装置を構成する。
【0011】この発明の構成によれば、ハードウエアに
よってタイミング校正動作を実行するから動作を高速化
することができる。またCPUを介在することなく校正
を行なうことができるからCPUの負担を軽減すること
ができる。
よってタイミング校正動作を実行するから動作を高速化
することができる。またCPUを介在することなく校正
を行なうことができるからCPUの負担を軽減すること
ができる。
【0012】
【実施例】図1にこの発明の一実施例を示す。図中、図
2と対応する部分には同一符号を付し、その重複説明は
省略するが、この発明においてはシフトレジスタ11を
設け、このシフトレジスタ11によって遅延時間が長い
遅延素子3Aから順に回路に挿入する制御を行なわせ
る。つまりシフトレジスタ11は出力端子A,B,C,
Dを有し、クロック入力端子CKにクロックが与えられ
る毎に出力端子A,B,C,Dに順次H論理を出力す
る。このH論理を可変遅延回路3の切替器3E,3F,
3G,3Hにそれぞれ与えることにより、H論理が与え
られた切替器3E〜3Hはその前段側に設けられた遅延
素子3A〜3Dを選択して回路に挿入する動作を行な
う。
2と対応する部分には同一符号を付し、その重複説明は
省略するが、この発明においてはシフトレジスタ11を
設け、このシフトレジスタ11によって遅延時間が長い
遅延素子3Aから順に回路に挿入する制御を行なわせ
る。つまりシフトレジスタ11は出力端子A,B,C,
Dを有し、クロック入力端子CKにクロックが与えられ
る毎に出力端子A,B,C,Dに順次H論理を出力す
る。このH論理を可変遅延回路3の切替器3E,3F,
3G,3Hにそれぞれ与えることにより、H論理が与え
られた切替器3E〜3Hはその前段側に設けられた遅延
素子3A〜3Dを選択して回路に挿入する動作を行な
う。
【0013】各遅延素子3A〜3Dが回路に挿入されて
いる状態でパターン発生器1からテストパターンデータ
TP及び期待値データKPを出力させ、テストパターン
データTPを実波形生成器2で実波形を持つテストパタ
ーン信号に変換し、このテストパターン信号を可変遅延
回路3と駆動回路4を通じて論理比較器6に入力し、論
理比較器6で基準タイミングにおけるテストパターン信
号の論理と期待値データKPと論理比較する。論理比較
の結果、不一致(フェイル)の回数をフェイルカウンタ
7で計数する。
いる状態でパターン発生器1からテストパターンデータ
TP及び期待値データKPを出力させ、テストパターン
データTPを実波形生成器2で実波形を持つテストパタ
ーン信号に変換し、このテストパターン信号を可変遅延
回路3と駆動回路4を通じて論理比較器6に入力し、論
理比較器6で基準タイミングにおけるテストパターン信
号の論理と期待値データKPと論理比較する。論理比較
の結果、不一致(フェイル)の回数をフェイルカウンタ
7で計数する。
【0014】この発明では更にフェイルカウンタ7の計
数値によって現在回路に挿入している遅延素子が要か不
要かの判定を行なわせる。つまりフェイルカウンタとし
て多桁のバイナリカウンタを用いたとすると、フェイル
の回数がこのカウンタの最大計数値の半数を越えると最
上位ビットの出力端子にH論理が出力される。従って最
上位ビットの出力端子の論理を読むことにより、全論理
比較回数中フェイルの回数が半数を越えたか否かを判定
することができる。例えば8ビットのバイナリカウンタ
を用いたとすると、256回の比較動作中128回以上
フェイルが発生するとこのバイナリカウンタの最上位桁
の出力端子にH論理が出力され、このH論理をインバー
タによって極性反転させて保持レジスタ14の所定ビッ
ト位置に記憶される。よってこの場合は、そのとき回路
に挿入している遅延素子は不要であると判定する。
数値によって現在回路に挿入している遅延素子が要か不
要かの判定を行なわせる。つまりフェイルカウンタとし
て多桁のバイナリカウンタを用いたとすると、フェイル
の回数がこのカウンタの最大計数値の半数を越えると最
上位ビットの出力端子にH論理が出力される。従って最
上位ビットの出力端子の論理を読むことにより、全論理
比較回数中フェイルの回数が半数を越えたか否かを判定
することができる。例えば8ビットのバイナリカウンタ
を用いたとすると、256回の比較動作中128回以上
フェイルが発生するとこのバイナリカウンタの最上位桁
の出力端子にH論理が出力され、このH論理をインバー
タによって極性反転させて保持レジスタ14の所定ビッ
ト位置に記憶される。よってこの場合は、そのとき回路
に挿入している遅延素子は不要であると判定する。
【0015】逆に256回の比較動作中にフェイルの回
数が128回以下の場合は、バイナリカウンタの最上位
ビットの出力端子は、L論理のまま変化しないがインバ
ータ12を通じて極性反転させ、H論理として保持レジ
スタ14に書込を行なう。従ってこの場合は、そのとき
回路に挿入している遅延素子は挿入要と判定し、接続を
維持する信号、この例ではH論理を保持レジスタ14に
記憶させる。
数が128回以下の場合は、バイナリカウンタの最上位
ビットの出力端子は、L論理のまま変化しないがインバ
ータ12を通じて極性反転させ、H論理として保持レジ
スタ14に書込を行なう。従ってこの場合は、そのとき
回路に挿入している遅延素子は挿入要と判定し、接続を
維持する信号、この例ではH論理を保持レジスタ14に
記憶させる。
【0016】保持レジスタ14の前段にゲート13A〜
13Dが設けられる。ゲート13A〜13Dは各遅延素
子3A〜3Dを回路に挿入している状態で、各遅延する
3A〜3Nに対応する一つのゲートが開に制御される。
このためにはシフトレジスタ11の出力をゲート13A
〜13Dに入力し、このゲート13A〜13Dを順次開
の状態に制御する。従ってシフトレジスタ11の出力端
子AがH論理を出力している状態ではゲート13Aが開
に制御され、出力端子BがH論理を出力している状態で
はゲート13Bが開に制御され、以下同様に出力端子C
がH論理を出力している状態ではゲート13Cが開に制
御され、出力端子DがH論理を出力している状態ではゲ
ート13Dが開に制御される。
13Dが設けられる。ゲート13A〜13Dは各遅延素
子3A〜3Dを回路に挿入している状態で、各遅延する
3A〜3Nに対応する一つのゲートが開に制御される。
このためにはシフトレジスタ11の出力をゲート13A
〜13Dに入力し、このゲート13A〜13Dを順次開
の状態に制御する。従ってシフトレジスタ11の出力端
子AがH論理を出力している状態ではゲート13Aが開
に制御され、出力端子BがH論理を出力している状態で
はゲート13Bが開に制御され、以下同様に出力端子C
がH論理を出力している状態ではゲート13Cが開に制
御され、出力端子DがH論理を出力している状態ではゲ
ート13Dが開に制御される。
【0017】各ゲート13A〜13Dの各出力は保持レ
ジスタ14の各入力端子DA ,DB ,DC ,DD に入力
され、ゲート13A〜13Dから出力される論理をクロ
ック入力端子CKに与えられるクロックによって読込
む。このように構成することにより、遅延素子3Aを回
路に接続した状態で、フェイル発生回数が128を越え
たとき、フェイルカウンタ7の最上位ビットの出力端子
はH論理を出力するが、インバータにはL論理を出力す
るから、保持レジスタ14の入力端子DA にはL論理が
入力される。よって保持レジスタ14の最上位ビットの
出力端子QA にはL論理が出力される。従って遅延素子
3Aは回路から切離される。
ジスタ14の各入力端子DA ,DB ,DC ,DD に入力
され、ゲート13A〜13Dから出力される論理をクロ
ック入力端子CKに与えられるクロックによって読込
む。このように構成することにより、遅延素子3Aを回
路に接続した状態で、フェイル発生回数が128を越え
たとき、フェイルカウンタ7の最上位ビットの出力端子
はH論理を出力するが、インバータにはL論理を出力す
るから、保持レジスタ14の入力端子DA にはL論理が
入力される。よって保持レジスタ14の最上位ビットの
出力端子QA にはL論理が出力される。従って遅延素子
3Aは回路から切離される。
【0018】次のクロックによりシフトレジスタ11は
出力端子BにH論理を出力し、遅延素子3を回路に挿入
する。この状態で論理比較を行ない、フェイルの発生回
数が128回以下であればこの遅延素子3Bは要と判定
される。つまりこのときフェイルカウンタ7の最上位ビ
ットの出力端子はL論理を出力するが、インバータ12
でH論理に反転される。このH論理はこのとき開の状態
に制御されているゲート13Bを通じて保持レジスタ1
4の入力端子DB に入力されラッチされる。この結果、
出力端子QB からH論理が出力され、このH論理がオア
ゲート15Bを通じて切替回路3Fに与えられることに
より、遅延素子3Bは回路に挿入された状態に維持され
る。
出力端子BにH論理を出力し、遅延素子3を回路に挿入
する。この状態で論理比較を行ない、フェイルの発生回
数が128回以下であればこの遅延素子3Bは要と判定
される。つまりこのときフェイルカウンタ7の最上位ビ
ットの出力端子はL論理を出力するが、インバータ12
でH論理に反転される。このH論理はこのとき開の状態
に制御されているゲート13Bを通じて保持レジスタ1
4の入力端子DB に入力されラッチされる。この結果、
出力端子QB からH論理が出力され、このH論理がオア
ゲート15Bを通じて切替回路3Fに与えられることに
より、遅延素子3Bは回路に挿入された状態に維持され
る。
【0019】次にシフトレジタ11は出力端子CにH論
理を出力する。シフトレジスタ11の出力端子CにH論
理が出力されることにより、保持レジスタ14の出力端
子Q C から出力されるH論理が加えられるから遅延素子
3Bと3Cが直列に接続された状態で回路に接続され
る。この状態で論理比較を行ない、フェイルの発生回数
が128回を越えたとすると、この遅延素子3Cは不要
と判定される。従ってこの場合には保持レジスタ14の
出力端子QCにはL論理が出力される。
理を出力する。シフトレジスタ11の出力端子CにH論
理が出力されることにより、保持レジスタ14の出力端
子Q C から出力されるH論理が加えられるから遅延素子
3Bと3Cが直列に接続された状態で回路に接続され
る。この状態で論理比較を行ない、フェイルの発生回数
が128回を越えたとすると、この遅延素子3Cは不要
と判定される。従ってこの場合には保持レジスタ14の
出力端子QCにはL論理が出力される。
【0020】次にシフトレジスタ11は出力端子QD に
H論理を出力する。このとき出力端子QB からH論理が
出力されているから、遅延素子3Bと3Dが回路に接続
される。この状態で論理比較を行ない、フェイル発生回
数が128回より下であればこの遅延素子3Dは接続要
と判定される。つまりフェイルカウンタ7の最上位ビッ
トの出力端子はL論理を出力する。このL論理はインバ
ータ12で極性反転され、保持レジスタ14の入力端子
DD にH論理を出力する。このH論理がオアゲート15
Dを通じて切替回路3Hに与えられるから遅延素子3D
は回路に接続された状態に維持される。尚、保持レジス
タ14に保持されたデータは必要に応じてCPU8に読
込まれ、その信号系路の遅延データとして記憶される。
また必要に応じてCPU8から読出した遅延データを保
持レジスタ14に再設定できるように構成することがで
きる。
H論理を出力する。このとき出力端子QB からH論理が
出力されているから、遅延素子3Bと3Dが回路に接続
される。この状態で論理比較を行ない、フェイル発生回
数が128回より下であればこの遅延素子3Dは接続要
と判定される。つまりフェイルカウンタ7の最上位ビッ
トの出力端子はL論理を出力する。このL論理はインバ
ータ12で極性反転され、保持レジスタ14の入力端子
DD にH論理を出力する。このH論理がオアゲート15
Dを通じて切替回路3Hに与えられるから遅延素子3D
は回路に接続された状態に維持される。尚、保持レジス
タ14に保持されたデータは必要に応じてCPU8に読
込まれ、その信号系路の遅延データとして記憶される。
また必要に応じてCPU8から読出した遅延データを保
持レジスタ14に再設定できるように構成することがで
きる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
遅延素子3A,3B,3C,3Dが要か、不要かを判定
することと、その判定結果を記憶する動作は全てハード
ウェアで処理される。よってその判定結果を得るまでの
時間及び判定結果を記憶する時間を短かくすることがで
きスキュー調整を短時間に済ませることができる。
遅延素子3A,3B,3C,3Dが要か、不要かを判定
することと、その判定結果を記憶する動作は全てハード
ウェアで処理される。よってその判定結果を得るまでの
時間及び判定結果を記憶する時間を短かくすることがで
きスキュー調整を短時間に済ませることができる。
【0022】またスキュー調整をハードウェアによって
実行するからCPU8の負担が軽減される。よってCP
U8に他の仕事を行なわせることができ、CPU8の利
用効率を向上させることができる。
実行するからCPU8の負担が軽減される。よってCP
U8に他の仕事を行なわせることができ、CPU8の利
用効率を向上させることができる。
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】従来の技術を説明するためのブロック図。
【図3】従来の技術の要部の構成を説明するための接続
図。
図。
【図4】従来の技術の動作を説明するためのグラフ。
1 パターン発生器 2 実波形生成器 SL1 〜SLn 信号系路 3 可変遅延回路 3A〜3D 遅延素子 3E〜3H 切替器 4 駆動回路 6 論理比較器 7 フェイルカウンタ 8 CPU 11 シフトレジスタ 12 インバータ 13A〜13D ゲート 14 保持レジスタ 15A〜15D オアゲート
Claims (1)
- 【請求項1】 A.複数の信号系路のそれぞれに挿入さ
れ、遅延時間が異なる複数の遅延素子を選択的に直列接
続する切替回路を具備して各信号系路の遅延時間を調整
する可変遅延回路と、 B.この可変遅延回路に設けられた遅延素子の中の遅延
時間が長い方から順に順次信号系路に接続する制御を行
なうシフトレジスタと、 C.このシフトレジスタによって選択された遅延素子が
各信号系路に接続された状態で各信号系路を通過する信
号の位相が基準タイミングより進み(パス)か、遅れ
(フェイル)かを所定回数ずつ判定する論理比較器と、 D.この論理比較器の比較結果の中の遅れ(フェイル)
と判定される回数を計数するフェイルカウンタと、 E.このフェイルカウンタの計数値が所定値以上に達し
た状態で、現在選択されている遅延素子に対応したビッ
ト位置にこの遅延素子が不要であることを表わす信号を
読込むと共に、この読込んだデータを上記可変遅延回路
に設けられた切替回路に与え、各遅延素子を各信号系路
に接続するか否かを保持する保持レジスタと、 によって構成したタイミング校正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3200533A JP2993621B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | タイミング校正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3200533A JP2993621B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | タイミング校正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545418A JPH0545418A (ja) | 1993-02-23 |
JP2993621B2 true JP2993621B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=16425891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3200533A Expired - Fee Related JP2993621B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | タイミング校正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2993621B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7034518B2 (en) | 2001-07-27 | 2006-04-25 | Advantest Corp. | Timing generator and semiconductor test apparatus |
US7406646B2 (en) | 2002-10-01 | 2008-07-29 | Advantest Corporation | Multi-strobe apparatus, testing apparatus, and adjusting method |
JP4109951B2 (ja) * | 2002-10-01 | 2008-07-02 | 株式会社アドバンテスト | マルチストローブ装置、試験装置、及び調整方法 |
JP2004170314A (ja) | 2002-11-21 | 2004-06-17 | Advantest Corp | 試験装置、試験方法、及び電流測定器 |
JP2005300469A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Advantest Corp | 検査装置および検査装置のクロック同期方法 |
JP4985177B2 (ja) * | 2007-07-25 | 2012-07-25 | 富士通株式会社 | 高速製品の試験方法及び装置 |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP3200533A patent/JP2993621B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0545418A (ja) | 1993-02-23 |
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