JP2992977B2 - 高純度ガス用高Crステンレス鋼 - Google Patents

高純度ガス用高Crステンレス鋼

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造プロセスな
どで使用される高純度ガス用ステンレス鋼に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体および液晶製造分野においては近
年、高集積化が進み、超LSIと称されるディバイスの
製造では、1μm以下の微細パターンの加工が必要とさ
れている。このような超LSI製造プロセスでは、微少
な塵や微量不純物ガスが配線パターンに付着、吸着され
回路不良の原因となるため、使用する反応ガスおよびキ
ャリアーガスは共に高純度であること、すなわちガス中
の微粒子および不純物ガスが少ないことが必要とされ
る。従って、この高純度ガス用配管および部材において
は、その内表面から放出される汚染物としての微粒子
(パーティクル)およびガスが極力少ないことが要求さ
れる。
【0003】半導体製造用ガスとしては、窒素、アルゴ
ン等の不活性ガス以外に、特殊材料ガスと呼ばれるもの
も多数使用される。これらには、塩素、塩化水素、臭化
水素などの腐食性ガス、シランなどの化学的に不安定な
ガスがあり、前者には耐食性、後者には非触媒性(管内
表面のもつ触媒性により、シランガスなどが分解してパ
ーティクルが発生するのを防止する性能)が必要とされ
る。
【0004】これらの性能は、酸素分圧を調整した雰囲
気中でステンレス鋼を加熱し、鋼表面にCr酸化物皮膜
を生成させることにより、向上することが知られてい
る。〔「非腐食性・非触媒性Crステンレス特殊
配管技術」、第24会超LSIウルトラクリーンテクノ
ロジーワークショップ(半導体基板技術研究会主催)、
P.55〜67、1993年6月5日参照。なお、この
対象材質はSUS316Lと推定される。
【0005】この耐食性および非触媒性に対する要求
は、ガス配管系に限らず、ウェハー上に微細加工を行う
各種半導体製造装置用のステンレス鋼においても同様で
ある。
【0006】このような半導体製造用ガス配管および部
材は、塵や水分、不純物ガス成分の付着および吸着を低
減するため、その内面または表面粗さがRmaxで1μ
m以下となるまで平滑化されている。この平滑化の方法
としては、冷間抽伸、機械研磨、化学研磨、電解研磨お
よびそれらの組合せ等が挙げられるが、Rmaxで1μ
m以下の高平槽材は主として電解研磨仕上げによって製
造されている。内面が平滑化された配管等にはその後、
高純度水による洗浄、高純度ガスによる乾燥が施されて
製品となる。
【0007】これらの管および部材の材質としては、通
常オーステナイト系ステンレス鋼、中でもSUS316
Lが主に使用されている。
【0008】規格鋼以外のオーステナイトステンレス鋼
として、特開昭63−161145号公報にはMn、S
i、Al、O(酸素)などの含有量を規制することによ
り非金属介在物を低減し、前述のような管内面からのパ
ーティクル発生を低減したクリーンルーム用の高清浄度
鋼管が開示されている。
【0009】特開平1−198463号公報には、電解
研磨した後のステンレス鋼を、所定条件の酸化性ガス中
で加熱し、外層部のNiと内層部のCrの原子数の比率
がそれぞれ所定範囲で、厚さ100〜500Åの酸化皮
膜を形成した半導体製造装置用ステンレス鋼部材が示さ
れている。
【0010】特開平5−59524号公報には、Crと
Moの含有量の関係を限定したステンレス鋼の表層に、
厚さ20〜150ÅのCr皮膜を形成した超高真
空機器用ステンレス鋼部材が示されている。この皮膜
は、例えば酸素分圧5Pa(50ppm)以下の雰囲気
中、250〜550℃で加熱することで得られるとして
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】特殊材料ガスに対する
耐食性および非触媒性は、ステンレス鋼の表面にCr酸
化物皮膜を生成させることにより向上する。半導体製造
用ガス配管および部材の製造方法から考えて、このCr
酸化物皮膜の生成処理は、電解研磨によって接ガス面を
平滑化した後に行われるべきである。しかし、従来のオ
ーステナイトステンレス鋼では、Crの拡散が遅いため
電解研磨後に酸化処理しても、十分な性能を発揮するC
r酸化物皮膜を生成させることは困難である。この問題
は、非金属介在物を低減することによっても解決されな
い。
【0012】本発明の目的は、高純度ガス配管系に使用
されるステンレス鋼において、電解研磨による平滑化処
理の後に、耐食性および非触媒性に対して高性能を有す
るCr酸化物皮膜を容易に生成させることができる高C
rステンレス鋼を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は次の
(1)および(2)の高純度ガス用高Crステンレス鋼
にある。
【0014】(1)重量%で、Cr:24〜30%およびMo:0.1
〜5%を含有し、Cuが0〜0.5 %、Wが 0.1〜0.5 %、
Tiが0〜1%、Nbが0〜1%、Niが0〜3%で、残部は
Feおよび不可避的不純物からなり、不純物中のCが0.03
%以下、Siが 0.5%以下、Mnが0.2%以下、Alが0.05%
以下、Pが0.02%以下、Sが 0.001%以上で 0.003%以
下、Oが0.01%以下であって、耐食性および非触媒性に
優れたCr酸化物皮膜を容易に生成させることができる
とを特徴とする高純度ガス用高Crステンレス鋼。
【0015】上記において、Cu、Ti、NbおよびN
iは、いずれも無添加でもよい。積極的に添加する場
合、Cuの下限は0.1%とするのが望ましく、また、
TiおよびNbは、これらのうちから1種または2種を
含有させ、含有量の下限はいずれも0.1%とするのが
望ましい。同じく、Niでは含有量の下限は0.01%
とするのが望ましい。
【0016】(2) 重量%で、Ni:4〜8%、Cr:20〜30
%、Mo:0.1〜5%およびN:0.1〜0.3 %を含有し、Cuが
0〜0.5 %、Wが0〜0.5 %で、残部はFeおよび不可避
的不純物からなり、不純物中のCが0.03%以下、Siが
0.5%以下、Mnが 0.2%以下、Alが0.05%以下、Pが0.0
2%以下、Sが 0.003%以下、Oが0.01%以下であ
て、耐食性および非触媒性に優れたCr酸化物皮膜を容易
に生成させることができることを特徴とする高純度ガス
用高Crステンレス鋼。
【0017】上記において、CuおよびWは、いずれも
無添加でもよい。積極的に添加する場合、これらのうち
から1種または2種を含有させ、含有量の下限はいずれ
も0.1%とするのが望ましい。
【0018】本発明者らは、種々の化学組成を有するス
テンレス鋼管の内面を電解研磨により平滑化し、その後
酸化処理を施して、酸化皮膜の性状、耐食性および非触
媒性を調査した。
【0019】その結果、SUS316Lステンレス鋼に
比べて高Crかつ低Niの場合、すなわちフェライトあ
るいは二相のステンレス鋼では、電解研磨した後の酸化
処理により、Cr酸化物皮膜が容易に生成し、耐食性お
よび非触媒性がともに優れていることを見いだした。
【0020】
【作用】本発明の第一の鋼はフェライトステンレス鋼、
同じく第二の鋼は二相ステンレス鋼である。
【0021】これらの鋼を酸化処理する際にCr酸化皮
膜が容易に生成する理由は、次のように考えられる。す
なわち、Cr酸化皮膜の生成は、ステンレス鋼の内部か
ら酸化反応が起こる表面へのCrの拡散により支配され
るが、フェライト中ではCrの拡散速度がオーステナイ
ト中に比べて極めて速い。したがって、フェライトおよ
び二相のステンレス鋼中のCrの拡散速度は、オーステ
ナイト単独組織からなるオーステナイトステンレス鋼に
比べて速くなるためである。
【0022】本発明のステンレス鋼の化学組成について
前記のように限定した理由を、作用効果とともに述べ
る。%は重量%を意味する。
【0023】Ni:フェライトステンレス鋼では0〜3
%、二相ステンレス鋼では4〜8% Niは、フェライトステンレス鋼では、靱性向上の観点
から少量のNiを添加するのが有効であるため、必要に
応じて含有させるのがよい。この効果を得るために積極
的に添加する場合、その下限は0.1%とするのが望ま
しい。さらにより好ましいのは0.2%以上である。一
方、3%を超えると微量のオーステナイトが生じ、靱性
と耐食性が劣化する。
【0024】二相ステンレス鋼では、耐食性と靱性を確
保するために組織中のオーステナイト量を40〜60%
とする必要がある。Ni含有量が4%未満ではオーステ
ナイト量が不足し、一方、8%を超えると逆に過剰とな
り、いずれも耐食性と靱性が低下する。好ましい範囲は
5〜7%である。
【0025】Cr:20〜30% Crは、ステンレス鋼自体の耐食性を向上させるが、C
r酸化皮膜の生成を容易にする意味からも重要な元素で
ある。Cr含有量が20%未満ではCr酸化皮膜の生成
が不十分である。一方、30%を超えると金属間化合物
が析出しやすくなり、靱性が劣化する。好ましい範囲は
24〜30%である。
【0026】Mo:0.1〜5% Moは腐食性ガスに対する耐食性を向上させるために添
加する。Mo含有量が0.1%未満ではその効果が現れ
ない。一方、5%を超えると金属間化合物を生じ、靱性
を劣化させる。好ましい範囲は1〜4%である。
【0027】C:0.03%以下 Cは、溶接部においてCr炭化物を析出させ、耐食性を
低下させるため、C含有量は低減する必要がある。強い
腐食性ガスに対する用途も考慮して0.03%以下とし
た。望ましいのは0.02%以下である。
【0028】Si:0.5%以下 Siは、鋼を脱酸し清浄化させる作用を有するが、同時
に酸化物系介在物を生成する。Si含有量が0.5%を
超えるとこの傾向が増大するため、低減することが必要
である。よって、Si含有量は0.5%以下とした。望
ましいのは0.2%以下である。
【0029】Mn:0.2%以下 Mnは、Siと同様に鋼を脱酸し清浄化させる作用を有
するが、溶接時の耐発塵性に対して最も有害な元素であ
る。Mn含有量が0.2%を超えると、溶接時の発塵量
が顕著に増加する。よって、Mn含有量は0.2%以下
とした。望ましいのは0.1%以下である。
【0030】Al:0.05%以下 AlもSiと同様に鋼を脱酸し清浄化させる作用を有す
るが、同時に酸化物系介在物を生成する。従って、Al
含有量は低減する必要がある。Al含有量が0.05%
を超えると酸化物系介在物を粗大化させ、また、Alは
他の合金元素と比較して極めて酸化しやすいため、溶接
時に溶融金属表面で管内雰囲気中の微量酸素と反応して
Al酸化物を生成し、いずれも発塵の原因となる。よっ
て、Al含有量は0.05%以下とした。好ましいのは
0.01%以下である。
【0031】P:0.02%以下 Pは、熱間加工性に対して有害であるため、P含有量は
低減する必要がある。
【0032】しかし、極低P化は溶製上困難であり、ま
たステンレス鋼の極低P化に必要な低Pの原材料は高価
であるため、過度の低P化は経済的ではない。このた
め、P含有量は性能上、悪影響のない程度とするのが望
ましく、0.02%以下とした。
【0033】S:0.003%以下 Sは極微量でも硫化物系介在物を生成し、耐食性に極め
て有害であるため、S含有量は低減する必要がある。耐
食性や経済性を損なわない範囲として、S含有量は0.
003%以下とした。望ましいのは0.002%以下で
あるが、フェライト系ステンレス鋼では0.001〜
0.003%のSが許容される。
【0034】O(酸素):0.01%以下 Oは、鋼中で酸化物系介在物を形成する元素であり、O
含有量は極力少なくする必要がある。酸化物系介在物
は、溶接時の溶融部で、凝集、粗大化して、発塵の原因
となる。耐発塵性に悪影響を及ぼさない範囲として0.
01%以下とした。望ましいのは0.005%以下であ
る。
【0035】N:フェライトステンレス鋼では0.03
%以下、二相ステンレス鋼では0. 1〜0.3%Nは、フェライトステンレス鋼では微量に
含有していてもCr窒化物を生じ、靱性を劣化させる。
この靱性の劣化を防止するには、N含有量を0.03%
以下に抑制する必要がある。好ましいのは0.01%以
下である。
【0036】二相ステンレス鋼では、Nはオーステナイ
ト相に固溶し、耐食性を改善する効果を有する。N含有
量が0.1%未満ではこの効果が得られない。一方、
0.3%を超えるとCr窒化物を生じ、靱性を劣化させ
る。好ましい範囲は0.15〜0.3%である。
【0037】本発明の第一の鋼(フェライトステンレス
鋼)では、さらにTiおよびNbの1種または2種を必
要に応じて含有させることができる。
【0038】Ti、Nb:いずれも0〜1% フェライトステンレス鋼に対しては、Cr析出物を形成
するCおよびNを安定化するために、安定な炭窒化物を
形成するTiおよび/またはNbを添加するのが有効で
ある。このため、必要に応じて用いるのがよい。上記の
効果を得るために積極的に添加する場合、含有量の下限
はいずれも0.1%とするのが望ましい。一方、いずれ
も1%を超えると上記効果が飽和する。さらに好ましい
範囲は、いずれも0.2〜0.5%である。
【0039】W:0.1〜0.5%、またはCu、W:
いずれも0〜0.5% CuおよびWは耐食性を向上させるので、本発明の第一
の鋼(フェライトステンレス鋼)には、耐食性改善のた
めに0.1〜0.5%のWを含有させる。一方、本発明
の第二の鋼(二相ステンレス鋼)には 、CuおよびWの
1種または2種を必要に応じて含有させるのがよい。
uおよびWの効果を得るために積極的に添加する場合、
含有量の下限はいずれも0.1%とするのが望ましい。
一方、いずれも0.5%を超えると上記効果が飽和す
る。
【0040】
【実施例】表1に示す化学組成を有するステンレス鋼を
溶製し、熱間押出し、冷間圧延および冷間抽伸により、
外径6.4mm、肉厚1mm、長さ1mの継目無し鋼管
を作製した。
【0041】
【表1】
【0042】得られた鋼管の内面を、電解研磨によって
Rmaxが0.7μm以下となるように平滑化した後、
高純度水によって洗浄し、その後120℃で99.99
9%Arガスを通して乾燥した。これらの製品鋼管を次
に示す条件で酸化処理し、酸化皮膜を生成させた。
【0043】酸化処理条件:10%水素と100ppm
水蒸気を含むArガス気流中、550℃で3時間保持 酸化処理した後、酸化皮膜の厚さとCr濃度、管内面か
らの水分放出性、耐食性および触媒性を調査し、総合評
価を行った。
【0044】Cr酸化皮膜の評価は次の方法で行った。
管を縦半割りして、内面の深さ方向の元素分布を2次イ
オン質量分析計を用いて測定し、酸化皮膜中の全金属元
素に対するCr濃度の最高値およびCrが濃化している
厚さを求めた。
【0045】水分放出性は、酸化処理後の管を24時
間、湿度50%の実験室内に放置した後、管内に水分1
ppb未満の高純度Arガスを1リットル/minで通
しながら、管の出側で水分濃度の減衰挙動を大気圧イオ
ン化質量分析計で測定し、測定開始から水分濃度が1p
pbまで低下する時間により評価した。
【0046】耐食性は、酸化処理後の管内に臭化水素ガ
スを5気圧封入し、温度80℃で100時間保持した
後、管内面の変化の有無を走査型電子顕微鏡で観察する
方法で評価した。
【0047】触媒性は、酸化処理後の管の温度を変化さ
せた条件で、管内に100ppmモノシラン(Si
)を含むArガスを通して、管の出側でガスクロマ
トグラフによりモノシランの分解によって生ずるH
度を測定し、分解温度の最低値で評価した。以上の試験
結果を表2に示す。
【0048】
【表2】
【0049】表2から明らかなように、本発明鋼を酸化
処理した場合には、酸化皮膜中のCr濃度が高く、かつ
厚い皮膜が生成し、水分放出性、耐食性および非触媒性
に優れている。
【0050】
【発明の効果】本発明鋼は、酸化処理の際に優れた耐食
性と非触媒性を有するCr酸化物皮膜を容易に生成させ
ることができる鋼である。したがって、本発明鋼は、半
導体製造装置などで使用される高純度ガス用ステンレス
鋼として好適なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−285049(JP,A) 特開 昭63−235451(JP,A) 特公 昭62−59178(JP,B2) 大和久重雄著「JIS鉄鋼材料入門」 (昭56−5−29)大河出版 p.114

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%で、Cr:24〜30%およびMo:0.1〜5
    %を含有し、Cuが0〜0.5 %、Wが0.1〜 0.5%、Tiが
    0〜1%、Nbが0〜1%、Niが0〜3%で、残部はFeお
    よび不可避的不純物からなり、不純物中のCが0.03%以
    下、Siが0.5 %以下、Mnが 0.2%以下、Alが0.05%以
    下、Pが0.02%以下、Sが 0.001%以上で0.003 %以
    下、Oが0.01%以下、Nが0.03%以下であって、耐食性
    および非触媒性に優れたCr酸化物皮膜を容易に生成させ
    ることができることを特徴とする高純度ガス用高Crステ
    ンレス鋼。
  2. 【請求項2】重量%で、Ni:4〜8%、Cr:20〜30%、
    Mo:0.1〜5%およびN:0.1〜0.3 %を含有し、Cuが0〜
    0.5 %、Wが0〜0.5 %で、残部はFeおよび不可避的不
    純物からなり、不純物中のCが0.03%以下、Siが 0.5%
    以下、Mnが 0.2%以下、Alが0.05%以下、Pが0.02%以
    下、Sが 0.003%以下、Oが0.01%以下であって、耐食
    性および非触媒性に優れたCr酸化物皮膜を容易に生成さ
    せることができることを特徴とする高純度ガス用高Crス
    テンレス鋼。
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