JP2992378B2 - 給紙装置 - Google Patents
給紙装置Info
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- JP2992378B2 JP2992378B2 JP3212117A JP21211791A JP2992378B2 JP 2992378 B2 JP2992378 B2 JP 2992378B2 JP 3212117 A JP3212117 A JP 3212117A JP 21211791 A JP21211791 A JP 21211791A JP 2992378 B2 JP2992378 B2 JP 2992378B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、印字機器に利用される
給紙装置に関する。
給紙装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、プリンタや複写機等の印字機器の
本体に給紙カセットを装着するようにした給紙装置が存
する。
本体に給紙カセットを装着するようにした給紙装置が存
する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来は、印字動作中、
或いは、給紙動作中においても印字機器の本体から給紙
カセットを外すことができる。しかし、給紙動作中に無
意識に給紙カセットを外すと給紙動作が中断し、給紙通
路中で用紙が停滞する。このため、次の給紙時にジャム
が発生する。また、給紙動作中に給紙カセットを外す
と、給紙カセット内の用紙から回転する給紙ローラ或い
は搬送ローラに無理な力が作用するため、給紙ローラ或
いは搬送ローラが破損するおそれがある。
或いは、給紙動作中においても印字機器の本体から給紙
カセットを外すことができる。しかし、給紙動作中に無
意識に給紙カセットを外すと給紙動作が中断し、給紙通
路中で用紙が停滞する。このため、次の給紙時にジャム
が発生する。また、給紙動作中に給紙カセットを外す
と、給紙カセット内の用紙から回転する給紙ローラ或い
は搬送ローラに無理な力が作用するため、給紙ローラ或
いは搬送ローラが破損するおそれがある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、印字
機構が内蔵された本体に着脱自在に装着されるとともに
多数枚の用紙を積層状態で保持する給紙カセットと、こ
の給紙カセットから前記印字機構に至る給紙通路に回転
自在に設けられた用紙送り部と、モータの回転を前記用
紙送り部に伝達する回転体と、前記給紙カセットに設け
られた係止部と、前記回転体の給紙方向への回転力によ
り前記係止部側に付勢される変位自在の係止体と、前記
係止体を前記係止部とは逆方向に付勢する付勢部材とに
より構成した。
機構が内蔵された本体に着脱自在に装着されるとともに
多数枚の用紙を積層状態で保持する給紙カセットと、こ
の給紙カセットから前記印字機構に至る給紙通路に回転
自在に設けられた用紙送り部と、モータの回転を前記用
紙送り部に伝達する回転体と、前記給紙カセットに設け
られた係止部と、前記回転体の給紙方向への回転力によ
り前記係止部側に付勢される変位自在の係止体と、前記
係止体を前記係止部とは逆方向に付勢する付勢部材とに
より構成した。
【０００５】請求項２の発明は、請求項１において、給
紙カセット内の用紙に接触する給紙ローラと搬送ローラ
とにより用紙送り部を形成し、モータの回転を前記給紙
ローラに伝達する回転体を設けた。
紙カセット内の用紙に接触する給紙ローラと搬送ローラ
とにより用紙送り部を形成し、モータの回転を前記給紙
ローラに伝達する回転体を設けた。
【０００６】請求項３の発明は、請求項１において、給
紙カセット内の用紙に接触する給紙ローラと搬送ローラ
とにより用紙送り部を形成し、モータの回転を前記搬送
ローラに伝達する回転体を設けた。
紙カセット内の用紙に接触する給紙ローラと搬送ローラ
とにより用紙送り部を形成し、モータの回転を前記搬送
ローラに伝達する回転体を設けた。
【０００７】請求項４の発明は、請求項１，２又は３に
おいて、給紙カセットに凹状の把手を形成するとともに
この把手の開口面に把手蓋を閉止方向に付勢して変位自
在に設け、少なくとも給紙動作中に前記把手蓋に係止さ
れるロック機構を設けた。
おいて、給紙カセットに凹状の把手を形成するとともに
この把手の開口面に把手蓋を閉止方向に付勢して変位自
在に設け、少なくとも給紙動作中に前記把手蓋に係止さ
れるロック機構を設けた。
【０００８】
【作用】請求項１の発明は、給紙時にはモータの回転を
回転体により用紙送り部に伝達し、この時の回転体の回
転力により係止体を付勢部材の付勢方向とは逆方向に付
勢して給紙カセットの係止部に係止させることができ、
これにより、給紙中に給紙カセットを外すことを禁止し
てジャムの発生を防止することができる。また、給紙中
は、回転する用紙送り部が給紙カセット内の用紙から無
理な力を受けることがないため、用紙送り部の破損を未
然に防止することができる。さらに、回転体を停止させ
た非給紙時には、係止体を付勢部材の付勢力で係止部か
ら退避させることにより本体から給紙カセットを外すこ
とができる。
回転体により用紙送り部に伝達し、この時の回転体の回
転力により係止体を付勢部材の付勢方向とは逆方向に付
勢して給紙カセットの係止部に係止させることができ、
これにより、給紙中に給紙カセットを外すことを禁止し
てジャムの発生を防止することができる。また、給紙中
は、回転する用紙送り部が給紙カセット内の用紙から無
理な力を受けることがないため、用紙送り部の破損を未
然に防止することができる。さらに、回転体を停止させ
た非給紙時には、係止体を付勢部材の付勢力で係止部か
ら退避させることにより本体から給紙カセットを外すこ
とができる。
【０００９】請求項２の発明は、モータの回転を回転体
により搬送ローラに伝達し、この搬送ローラにより用紙
を搬送する時に、回転体の回転力により係止体を給紙カ
セットの係止部に係止させて給紙カセットを外すことを
禁止することができる。
により搬送ローラに伝達し、この搬送ローラにより用紙
を搬送する時に、回転体の回転力により係止体を給紙カ
セットの係止部に係止させて給紙カセットを外すことを
禁止することができる。
【００１０】請求項３の発明は、モータの回転を回転体
により給紙ローラに伝達し、この給紙ローラにより用紙
を搬送する時に、回転体の回転力により係止体を給紙カ
セットの係止部に係止させて給紙カセットを外すことを
禁止することができる。
により給紙ローラに伝達し、この給紙ローラにより用紙
を搬送する時に、回転体の回転力により係止体を給紙カ
セットの係止部に係止させて給紙カセットを外すことを
禁止することができる。
【００１１】請求項４の発明は、把手蓋を開放させなが
ら把手を把持することにより給紙カセットの着脱操作を
容易にすることができ、また、少なくとも給紙中はロッ
ク機構により把手蓋の開放動作を阻止することができ、
これにより、給紙中に給紙カセットを本体から外すこと
を二重に禁止することができる。
ら把手を把持することにより給紙カセットの着脱操作を
容易にすることができ、また、少なくとも給紙中はロッ
ク機構により把手蓋の開放動作を阻止することができ、
これにより、給紙中に給紙カセットを本体から外すこと
を二重に禁止することができる。
【００１２】
【実施例】請求項１及び２の発明の一実施例を図１及び
図２に基づいて説明する。図２に示すように、給紙通路
１中に用紙送り部２が設けられている。この用紙送り部
２は給紙ローラ３と搬送ローラ４，５とよりなる。これ
らの給紙通路１と給紙ローラ３と搬送ローラ４，５とは
印字機構が内蔵された本体（図示せず）に設けられてい
る。この本体には、多数枚の用紙６を積層状態で支える
起伏自在の底板７とこの底板７を上方に付勢するスプリ
ング８とを有する給紙カセット９が着脱自在に装着され
ている。給紙ローラ３はモータ（図示せず）に連結され
ている。
図２に基づいて説明する。図２に示すように、給紙通路
１中に用紙送り部２が設けられている。この用紙送り部
２は給紙ローラ３と搬送ローラ４，５とよりなる。これ
らの給紙通路１と給紙ローラ３と搬送ローラ４，５とは
印字機構が内蔵された本体（図示せず）に設けられてい
る。この本体には、多数枚の用紙６を積層状態で支える
起伏自在の底板７とこの底板７を上方に付勢するスプリ
ング８とを有する給紙カセット９が着脱自在に装着され
ている。給紙ローラ３はモータ（図示せず）に連結され
ている。
【００１３】図１に示すように、前記給紙カセット９は
給紙方向とは直交する矢印Ａ方向から本体に装着される
もので、この給紙カセット９の背面側には係止部である
上面開口の凹部１０が形成されている。また、前記搬送
ローラ４は駆動軸１１に固定され、この駆動軸１１の一
端には回転体であるギヤ１２が固定されている。このギ
ヤ１２は図示しない他のギヤとともにモータの回転を前
記搬送ローラ４に伝達する回転伝達機構１３を構成する
ものである。しかして、前記駆動軸１１の奥側の端部に
は係止体である係止レバー１４が回動自在に嵌合されて
いる。この係止レバー１４は前記ギヤ１２の給紙方向
（反時計方向）の回転力により前記凹部１０側（反時計
方向）に付勢されている。すなわち、この係止レバー１
４にはギヤ１２に噛合されたダンパーギヤ１５が支軸１
６により回転自在に保持され、この係止レバー１４とダ
ンパーギヤ１５との間にはスプリングワッシャ等の摩擦
部材（図示せず）が介装され、したがって、ギヤ１２が
反時計方向に回転する時にダンパーギヤ１５に下向きの
圧力が付与され、係止レバー１４が反時計方向に付勢さ
れるものである。この反時計方向への付勢力は付勢部材
であるスプリング１７による時計方向への付勢力よりも
強めに設定されている。
給紙方向とは直交する矢印Ａ方向から本体に装着される
もので、この給紙カセット９の背面側には係止部である
上面開口の凹部１０が形成されている。また、前記搬送
ローラ４は駆動軸１１に固定され、この駆動軸１１の一
端には回転体であるギヤ１２が固定されている。このギ
ヤ１２は図示しない他のギヤとともにモータの回転を前
記搬送ローラ４に伝達する回転伝達機構１３を構成する
ものである。しかして、前記駆動軸１１の奥側の端部に
は係止体である係止レバー１４が回動自在に嵌合されて
いる。この係止レバー１４は前記ギヤ１２の給紙方向
（反時計方向）の回転力により前記凹部１０側（反時計
方向）に付勢されている。すなわち、この係止レバー１
４にはギヤ１２に噛合されたダンパーギヤ１５が支軸１
６により回転自在に保持され、この係止レバー１４とダ
ンパーギヤ１５との間にはスプリングワッシャ等の摩擦
部材（図示せず）が介装され、したがって、ギヤ１２が
反時計方向に回転する時にダンパーギヤ１５に下向きの
圧力が付与され、係止レバー１４が反時計方向に付勢さ
れるものである。この反時計方向への付勢力は付勢部材
であるスプリング１７による時計方向への付勢力よりも
強めに設定されている。
【００１４】このような構成において、非給紙時には、
モータはギヤ１２とともに静止される。この状態では係
止レバー１４はスプリング１７の付勢力により時計方向
に回動した状態に維持される。給紙カセット９はこの状
態で本体に装着され、或いは、本体から外される。
モータはギヤ１２とともに静止される。この状態では係
止レバー１４はスプリング１７の付勢力により時計方向
に回動した状態に維持される。給紙カセット９はこの状
態で本体に装着され、或いは、本体から外される。
【００１５】給紙時には、モータにより給紙ローラ３を
反時計方向に回転させるとともに、モータの回転を回転
伝達機構１３により搬送ローラ４に伝達する。この時、
ギヤ１２が反時計方向に回転するため、ダンパーギヤ１
５は支軸１６を中心に下向きの圧力を受け、ダンパーギ
ヤ１５と係止レバー１４との間には摩擦部材が介装され
ているため、ダンパーギヤ１５が係止レバー１４を反時
計方向に回動させながら回転する。これにより、係止レ
バー１４の先端が給紙カセット９の凹部１０に係合し、
矢印Ａ方向とは逆方向に給紙カセット９を本体から外す
動作を禁止してジャムの発生を防止することができる。
また、給紙中は、回転する給紙ローラ３が給紙カセット
９内の用紙６から無理な力を受けることがないため、給
紙ローラ３の破損を未然に防止することができる。さら
に、ギヤ１２を停止させた非給紙時には、係止レバー１
４をスプリング１７の付勢力で凹部１０から退避させる
ことにより本体から給紙カセット９を外すことができ
る。
反時計方向に回転させるとともに、モータの回転を回転
伝達機構１３により搬送ローラ４に伝達する。この時、
ギヤ１２が反時計方向に回転するため、ダンパーギヤ１
５は支軸１６を中心に下向きの圧力を受け、ダンパーギ
ヤ１５と係止レバー１４との間には摩擦部材が介装され
ているため、ダンパーギヤ１５が係止レバー１４を反時
計方向に回動させながら回転する。これにより、係止レ
バー１４の先端が給紙カセット９の凹部１０に係合し、
矢印Ａ方向とは逆方向に給紙カセット９を本体から外す
動作を禁止してジャムの発生を防止することができる。
また、給紙中は、回転する給紙ローラ３が給紙カセット
９内の用紙６から無理な力を受けることがないため、給
紙ローラ３の破損を未然に防止することができる。さら
に、ギヤ１２を停止させた非給紙時には、係止レバー１
４をスプリング１７の付勢力で凹部１０から退避させる
ことにより本体から給紙カセット９を外すことができ
る。
【００１６】なお、係止レバー１４とギヤ１２との間に
摩擦部材を介装することにより、ギヤ１２が反時計方向
に回転する時に、このギヤ１２の回転力を摩擦部材によ
り係止レバー１４に伝え、係止レバー１４を反時計方向
に追従させて給紙カセット９の凹部１０に係止させるこ
とができる。この場合においても、ギヤ１２を停止させ
た時に係止レバー１４をスプリング１７の付勢力により
凹部１０の上方に退避させて給紙カセット９の着脱操作
を許容することができる。これにより、ダンパーギヤ１
５を省略することもできる。
摩擦部材を介装することにより、ギヤ１２が反時計方向
に回転する時に、このギヤ１２の回転力を摩擦部材によ
り係止レバー１４に伝え、係止レバー１４を反時計方向
に追従させて給紙カセット９の凹部１０に係止させるこ
とができる。この場合においても、ギヤ１２を停止させ
た時に係止レバー１４をスプリング１７の付勢力により
凹部１０の上方に退避させて給紙カセット９の着脱操作
を許容することができる。これにより、ダンパーギヤ１
５を省略することもできる。
【００１７】次いで、請求項３の発明の一実施例を図３
に基づいて説明する。前記実施例と同一部分は同一符号
を用い説明も省略する（以下同様）。給紙ローラ３は駆
動軸１１に固定され、この駆動軸１１の一端にはギヤ１
２が固定されている。前記駆動軸１１の奥側の端部には
係止レバー１４が回動自在に嵌合されている。この係止
レバー１４は前記ギヤ１２の給紙方向（反時計方向）の
回転力により前記凹部１０側（反時計方向）に付勢され
ている。
に基づいて説明する。前記実施例と同一部分は同一符号
を用い説明も省略する（以下同様）。給紙ローラ３は駆
動軸１１に固定され、この駆動軸１１の一端にはギヤ１
２が固定されている。前記駆動軸１１の奥側の端部には
係止レバー１４が回動自在に嵌合されている。この係止
レバー１４は前記ギヤ１２の給紙方向（反時計方向）の
回転力により前記凹部１０側（反時計方向）に付勢され
ている。
【００１８】このような構成において、非給紙時には、
モータはギヤ１２とともに静止される。この状態では係
止レバー１４はスプリング１７の付勢力により時計方向
に回動した状態に維持される。給紙カセット９はこの状
態で本体に装着され、或いは、本体から外される。
モータはギヤ１２とともに静止される。この状態では係
止レバー１４はスプリング１７の付勢力により時計方向
に回動した状態に維持される。給紙カセット９はこの状
態で本体に装着され、或いは、本体から外される。
【００１９】給紙時には、モータの回転を回転伝達機構
１３により給紙ローラ３及び搬送ローラ４に伝達する。
この時、ギヤ１２が反時計方向に回転するため、ダンパ
ーギヤ１５は支軸１６を中心に下向きの圧力を受け、ダ
ンパーギヤ１５が係止レバー１４を反時計方向に回動さ
せながら回転する。これにより、係止レバー１４の先端
が給紙カセット９の凹部１０に係合し、矢印Ａ方向とは
逆方向に給紙カセット９を本体から外す動作を禁止す
る。ギヤ１２を停止させた非給紙時には、係止レバー１
４をスプリング１７の付勢力で凹部１０から退避させる
ことにより本体から給紙カセット９を外すことができ
る。
１３により給紙ローラ３及び搬送ローラ４に伝達する。
この時、ギヤ１２が反時計方向に回転するため、ダンパ
ーギヤ１５は支軸１６を中心に下向きの圧力を受け、ダ
ンパーギヤ１５が係止レバー１４を反時計方向に回動さ
せながら回転する。これにより、係止レバー１４の先端
が給紙カセット９の凹部１０に係合し、矢印Ａ方向とは
逆方向に給紙カセット９を本体から外す動作を禁止す
る。ギヤ１２を停止させた非給紙時には、係止レバー１
４をスプリング１７の付勢力で凹部１０から退避させる
ことにより本体から給紙カセット９を外すことができ
る。
【００２０】さらに、請求項４の発明の一実施例を図４
ないし図６に基づいて説明する。給紙カセット９の前面
には把手蓋１８により開閉される凹状の把手１９が形成
されている。この把手蓋１８は、支軸２０により回動自
在に保持され、支軸２０に保持されたスプリング２１に
より把手１９の開口面を閉塞する方向に付勢されている
が、図５に示すように把手１９の一部に形成されたスト
ッパ２２により支えられている。さらに、把手１９の内
部には、把手蓋１８の開放方向への動作を禁止するロッ
ク機構２３が設けられている。このロック機構２３は、
支軸２４に回動自在に保持されたロックレバー２５と、
このロックレバー２５が連結されたソレノイド２６と、
ロックレバー２５を把手蓋１８の内面から退避させるス
プリング２７とよりなる。前記ソレノイド２６は、回転
伝達機構１３が駆動されている時、又は、印字機構が駆
動されている時、或いは、給紙通路１中に用紙６が搬送
されている状態を用紙センサ（図示せず）が検出した時
に通電されて前記ロックレバー２５を回動させて前記把
手蓋１８の内面に当接させる。
ないし図６に基づいて説明する。給紙カセット９の前面
には把手蓋１８により開閉される凹状の把手１９が形成
されている。この把手蓋１８は、支軸２０により回動自
在に保持され、支軸２０に保持されたスプリング２１に
より把手１９の開口面を閉塞する方向に付勢されている
が、図５に示すように把手１９の一部に形成されたスト
ッパ２２により支えられている。さらに、把手１９の内
部には、把手蓋１８の開放方向への動作を禁止するロッ
ク機構２３が設けられている。このロック機構２３は、
支軸２４に回動自在に保持されたロックレバー２５と、
このロックレバー２５が連結されたソレノイド２６と、
ロックレバー２５を把手蓋１８の内面から退避させるス
プリング２７とよりなる。前記ソレノイド２６は、回転
伝達機構１３が駆動されている時、又は、印字機構が駆
動されている時、或いは、給紙通路１中に用紙６が搬送
されている状態を用紙センサ（図示せず）が検出した時
に通電されて前記ロックレバー２５を回動させて前記把
手蓋１８の内面に当接させる。
【００２１】このような構成において、通常、ソレノイ
ド２６は非通電状態に維持されるため、ロックレバー２
５はスプリング２７の付勢力により把手蓋１８の内面か
ら退避される。したがって、把手蓋１８を開放させなが
ら把手１９を把持することができる。これにより、本体
に対する給紙カセット９の着脱操作を容易にすることが
できる。
ド２６は非通電状態に維持されるため、ロックレバー２
５はスプリング２７の付勢力により把手蓋１８の内面か
ら退避される。したがって、把手蓋１８を開放させなが
ら把手１９を把持することができる。これにより、本体
に対する給紙カセット９の着脱操作を容易にすることが
できる。
【００２２】そして、回転伝達機構１３が駆動されてい
る時、又は、印字機構が駆動されている時、或いは、給
紙通路１中に用紙６が搬送されている状態を用紙センサ
が検出した時には、ソレノイド２６によりロックレバー
２５を回動させて把手蓋１８の内面に当接させて把手蓋
１８の開放動作を阻止することができ、これにより、給
紙中に給紙カセット９を本体から外すことを二重に禁止
することができる。
る時、又は、印字機構が駆動されている時、或いは、給
紙通路１中に用紙６が搬送されている状態を用紙センサ
が検出した時には、ソレノイド２６によりロックレバー
２５を回動させて把手蓋１８の内面に当接させて把手蓋
１８の開放動作を阻止することができ、これにより、給
紙中に給紙カセット９を本体から外すことを二重に禁止
することができる。
【００２３】
【発明の効果】請求項１の発明は、印字機構が内蔵され
た本体に着脱自在に装着されるとともに多数枚の用紙を
積層状態で保持する給紙カセットと、この給紙カセット
から前記印字機構に至る給紙通路に回転自在に設けられ
た用紙送り部と、モータの回転を前記用紙送り部に伝達
する回転体と、前記給紙カセットに設けられた係止部
と、前記回転体の給紙方向への回転力により前記係止部
側に付勢される変位自在の係止体と、前記係止体を前記
係止部とは逆方向に付勢する付勢部材とにより構成した
ので、給紙時にはモータの回転を回転体により用紙送り
部に伝達し、この時の回転体の回転力により係止体を付
勢部材の付勢方向とは逆方向に付勢して給紙カセットの
係止部に係止させることができ、これにより、給紙中に
給紙カセットを外すことを禁止してジャムの発生を防止
することができ、また、給紙中は、回転する用紙送り部
が給紙カセット内の用紙から無理な力を受けることがな
いため、用紙送り部の破損を未然に防止することがで
き、さらに、回転体を停止させた非給紙時には、係止体
を付勢部材の付勢力で係止部から退避させることにより
本体から給紙カセットを外すことができる等の効果を有
する。
た本体に着脱自在に装着されるとともに多数枚の用紙を
積層状態で保持する給紙カセットと、この給紙カセット
から前記印字機構に至る給紙通路に回転自在に設けられ
た用紙送り部と、モータの回転を前記用紙送り部に伝達
する回転体と、前記給紙カセットに設けられた係止部
と、前記回転体の給紙方向への回転力により前記係止部
側に付勢される変位自在の係止体と、前記係止体を前記
係止部とは逆方向に付勢する付勢部材とにより構成した
ので、給紙時にはモータの回転を回転体により用紙送り
部に伝達し、この時の回転体の回転力により係止体を付
勢部材の付勢方向とは逆方向に付勢して給紙カセットの
係止部に係止させることができ、これにより、給紙中に
給紙カセットを外すことを禁止してジャムの発生を防止
することができ、また、給紙中は、回転する用紙送り部
が給紙カセット内の用紙から無理な力を受けることがな
いため、用紙送り部の破損を未然に防止することがで
き、さらに、回転体を停止させた非給紙時には、係止体
を付勢部材の付勢力で係止部から退避させることにより
本体から給紙カセットを外すことができる等の効果を有
する。
【００２４】請求項２の発明は、請求項１において、給
紙カセット内の用紙に接触する給紙ローラと搬送ローラ
とにより用紙送り部を形成し、モータの回転を前記給紙
ローラに伝達する回転体を設けたので、モータの回転を
回転体により搬送ローラに伝達し、この搬送ローラによ
り用紙を搬送する時に、回転体の回転力により係止体を
給紙カセットの係止部に係止させて給紙カセットを外す
ことを禁止することができる効果を有する。
紙カセット内の用紙に接触する給紙ローラと搬送ローラ
とにより用紙送り部を形成し、モータの回転を前記給紙
ローラに伝達する回転体を設けたので、モータの回転を
回転体により搬送ローラに伝達し、この搬送ローラによ
り用紙を搬送する時に、回転体の回転力により係止体を
給紙カセットの係止部に係止させて給紙カセットを外す
ことを禁止することができる効果を有する。
【００２５】請求項３の発明は、請求項１において、給
紙カセット内の用紙に接触する給紙ローラと搬送ローラ
とにより用紙送り部を形成し、モータの回転を前記搬送
ローラに伝達する回転体を設けたので、モータの回転を
回転体により給紙ローラに伝達し、この給紙ローラによ
り用紙を搬送する時に、回転体の回転力により係止体を
給紙カセットの係止部に係止させて給紙カセットを外す
ことを禁止することができる効果を有する。
紙カセット内の用紙に接触する給紙ローラと搬送ローラ
とにより用紙送り部を形成し、モータの回転を前記搬送
ローラに伝達する回転体を設けたので、モータの回転を
回転体により給紙ローラに伝達し、この給紙ローラによ
り用紙を搬送する時に、回転体の回転力により係止体を
給紙カセットの係止部に係止させて給紙カセットを外す
ことを禁止することができる効果を有する。
【００２６】請求項４の発明は、請求項１，２又は３に
おいて、給紙カセットに凹状の把手を形成するとともに
この把手の開口面に把手蓋を閉止方向に付勢して変位自
在に設け、少なくとも給紙中に前記把手蓋に係止される
ロック機構を設けたので、把手蓋を開放させながら把手
を把持することにより給紙カセットの着脱操作を容易に
することができ、また、少なくとも給紙中はロック機構
により把手蓋の開放動作を阻止することができ、これに
より、給紙中に給紙カセットを本体から外すことを二重
に禁止することができる効果を有する。
おいて、給紙カセットに凹状の把手を形成するとともに
この把手の開口面に把手蓋を閉止方向に付勢して変位自
在に設け、少なくとも給紙中に前記把手蓋に係止される
ロック機構を設けたので、把手蓋を開放させながら把手
を把持することにより給紙カセットの着脱操作を容易に
することができ、また、少なくとも給紙中はロック機構
により把手蓋の開放動作を阻止することができ、これに
より、給紙中に給紙カセットを本体から外すことを二重
に禁止することができる効果を有する。
【図１】請求項１及び請求項２の発明の一実施例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図２】その縦断正面図である。
【図３】請求項３の発明の一実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図４】請求項４の発明の一実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図５】その一部の縦断側面図である。
【図６】図５におけるＢ−Ｂ線部の縦断背面図である。
１ 給紙通路 ２ 用紙送り部 ３ 給紙ローラ ４ 搬送ローラ ６ 用紙 ９ 給紙カセット １０ 係止部 １２ 回転体 １４ 係止体 １７ 付勢部材 １８ 把手蓋 １９ 把手 ２３ ロック機構
Claims (4)
- 【請求項１】 印字機構が内蔵された本体に着脱自在に
装着されるとともに多数枚の用紙を積層状態で保持する
給紙カセットと、この給紙カセットから前記印字機構に
至る給紙通路に回転自在に設けられた用紙送り部と、モ
ータの回転を前記用紙送り部に伝達する回転体と、前記
給紙カセットに設けられた係止部と、前記回転体の給紙
方向への回転力により前記係止部側に付勢される変位自
在の係止体と、前記係止体を前記係止部とは逆方向に付
勢する付勢部材とよりなる給紙装置。 - 【請求項２】 給紙カセット内の用紙に接触する給紙ロ
ーラと搬送ローラとにより用紙送り部を形成し、モータ
の回転を前記給紙ローラに伝達する回転体を設けたこと
を特徴とする請求項１記載の給紙装置。 - 【請求項３】 給紙カセット内の用紙に接触する給紙ロ
ーラと搬送ローラとにより用紙送り部を形成し、モータ
の回転を前記搬送ローラに伝達する回転体を設けたこと
を特徴とする請求項１記載の給紙装置。 - 【請求項４】 給紙カセットに凹状の把手を形成すると
ともにこの把手の開口面に把手蓋を閉止方向に付勢して
変位自在に設け、少なくとも給紙動作中に前記把手蓋に
係止されるロック機構を設けたことを特徴とする請求項
１，２又は３記載の給紙装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3212117A JP2992378B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3212117A JP2992378B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 給紙装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0551137A JPH0551137A (ja) | 1993-03-02 |
| JP2992378B2 true JP2992378B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=16617161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3212117A Expired - Fee Related JP2992378B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 給紙装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2992378B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5168483B2 (ja) * | 2007-10-15 | 2013-03-21 | セイコーエプソン株式会社 | 給送装置、記録装置 |
| JP5615080B2 (ja) * | 2010-07-22 | 2014-10-29 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP3212117A patent/JP2992378B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0551137A (ja) | 1993-03-02 |
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