JP2992115B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2992115B2
JP2992115B2 JP3099345A JP9934591A JP2992115B2 JP 2992115 B2 JP2992115 B2 JP 2992115B2 JP 3099345 A JP3099345 A JP 3099345A JP 9934591 A JP9934591 A JP 9934591A JP 2992115 B2 JP2992115 B2 JP 2992115B2
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詔八 鵜川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機やコイ
ン遊技機あるいはスロットマシンなどで代表される遊技
機に関する。詳しくは、表示状態が変化可能な可変表示
装置を含み、該可変表示装置の表示結果が予め定められ
た特定の表示態様になった場合に遊技者にとって有利な
特定遊技状態に制御可能となる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機において従来から一般的
に知られているものに、たとえば、マイクロコンピュー
タなどを利用して可変表示装置の停止時の表示結果を事
前に決定しておき、停止したときの可変表示装置によっ
て表示される表示態様(識別情報)がその事前に決定さ
れた内容に従ったものになるように制御するものがあっ
た。その可変表示装置の表示結果を事前に決定する具体
的方法としては、たとえば弾球遊技機などにおいてい
は、0から所定の数値を上限値として繰返しカウントア
ップする乱数カウンタを設け、始動入賞領域に入賞した
始動入賞玉を検出する始動入賞玉検出手段の検出出力が
導出されたことをマイクロコンピュータなどにより感知
し、その後前記乱数カウンタのカウント値を呼出してそ
のカウント値に基づいて可変表示装置の表示結果に関す
る内容を事前決定していた。つまり、従来の遊技機にお
いては、たとえば始動入賞玉検出手段からの検出出力が
導出されたことを検知することなどにより事前決定条件
が成立し、その事前決定条件が成立した後前述した乱数
カウンタなどから構成されている事前決定手段により可
変表示装置の表示結果に関する内容が事前決定されるよ
うに構成されていた。そして、可変表示装置の表示結果
は事前決定手段により事前に決定された内容となるよう
に表示制御されるとともに、可変表示装置の停止時に
は、事前決定手段により決定されていた内容が、可変表
示装置の表示結果を予め定められた特定の表示態様(た
とえば「777」等の特定の識別情報)とするような値
である場合に、遊技制御手段により遊技者にとって有利
な特定遊技状態に制御されていた。このようにこの種の
遊技機においては、可変表示装置の表示結果いかんで
定遊技状態が発生するために、遊技者に可変表示装置の
表示状態を注目させて可変表示装置の可変表示の面白味
を提供できるように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の従来の遊技機
において、遊技者は可変表示装置の表示結果を見て特定
遊技状態になるか否かの判断を行なう。一方、実際に特
定遊技状態を発生させる制御は可変表示装置の表示結果
ではなくて前記事前決定手段による事前決定内容に基づ
いて行なわれるのである。その結果、何らかの原因で前
記事前決定内容と可変表示装置の表示結果が食い違った
場合には、特定遊技状態の制御に関する遊技者の認識と
実際の遊技機側の特定遊技状態に関する制御とが食い違
って両者間の整合性が崩れてしまう不都合が生ずる恐れ
がある。
【0004】本発明は、る実情に鑑み、特定遊技状態
に関する遊技者の認識と実際の遊技機側の特定遊技状態
に関する制御との間で整合性が崩れる恐れのない遊技機
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、表示状態が変化可能な可変表示装置を含む遊技機で
あって、前記可変表示装置の表示結果に関する内容を事
前に決定しておく事前決定手段と、前記可変表示装置
示結果が前記事前決定手段による事前決定内容に従っ
表示内容になるように前記可変表示装置を表示制御す
る表示制御手段と、前記可変表示装置の表示結果が予め
定められた特定の表示態様となったか否かを判定する
段であって、実際に導出表示された表示結果データに基
づいて判定する判定手段と、該判定手段が前記特定の
示態様となったと判定したことに基づいて遊技者にとっ
て有利な特定遊技状態に制御する遊技制御手段とを含
み、 前記事前決定手段は、前記特定遊技状態を発生させ
るか否かに用いられる数値データを更新する特定遊技状
態決定用数値データ更新手段と、前記表示結果として導
出表示される表示態様を決定するために用いられる数値
データを更新する表示態様決定用数値データ更新手段と
を含み、前記特定遊技状態決定用数値データ更新手段の
数値データに従って前記特定遊技状態を発生させるか否
かを決定し、前記表示態様決定用数値データ更新手段の
数値データに従って前記表示結果として導出表示される
表示態様を決定し、 前記特定遊技状態決定用数値データ
更新手段は、定期的に入力される定期信号に従ってプロ
セッサが当該定期信号の入力から次回の定期信号の入力
までの間に遊技制御用プログラムを一通り実行する毎
に、1更新単位ずつ更新動作を行ない、 前記表示態様決
定用数値データ更新手段は、前記プロセッサが前記遊技
制御用プログラムを一通り実行した後の定期信号の入力
待ち余り時間を利用したプログラムの無限ループにより
更新動作を行ない、 前記特定遊技状態決定用数値データ
更新手段の数値データに従って前記特定遊技状態を発生
させないことが決定された場合に、前記表示態様決定用
数値データ 更新手段の数値データに従って表示結果とし
て導出表示される表示態様が決定されることを特徴とす
請求項2に記載の本発明は、表示状態が変化可能な
可変表示装置を含む遊技機であって、 前記可変表示装置
の表示結果に関する内容を事前に決定しておく事前決定
手段と、 前記可変表示装置の表示結果が前記事前決定手
段による事前決定内容に従った表示内容になるように前
記可変表示装置を表示制御する表示制御手段と、 前記可
変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示態様
となったか否かを判定する手段であって、実際に導出表
示された表示結果データに基づいて判定する判定手段
と、 該判定手段が前記特定の表示態様となったと判定し
たことに基づいて遊技者にとって有利な特定遊技状態に
制御する遊技制御手段とを含み、 前記事前決定手段は、
前記特定遊技状態を発生させるか否かを決定するために
用いられる数値データを更新する特定遊技状態決定用数
値データ更新手段と、前記表示結果として導出表示され
る表示態様を決定するために用いられる数値データを更
新する表示態様決定用数値データ更新手段とを含み、前
記特定遊技状態決定用数値データ更新手段の数値データ
に従って前記特定遊技状態を発生させるか否かを決定
し、前記表示態様決定用数値データ更新手段の数値デー
タに従って前記表示結果として導出表示される表示態様
を決定し、 前記特定遊技状態決定用数値データ更新手段
の数値データに従って前記特定遊技状態を発生させない
ことが決定されている場合において、前記表示態様決定
用数値データ更新手段の数値データに従った表示態様が
前記特定遊技状態を発生させるように定められた表示態
様であった場合に、前記特定遊技状態を発生させないよ
うに定められた表示態様に変更してその変更された表示
態様を表示結果として導出表示させるように決定するこ
とを特徴とする。 請求項3に記載の本発明は、請求項1
または請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記可変
表示制御手段は、遊技者の操作が介入できない自律した
表示制御により表示結果の導出表示制御を行なうことを
特徴とする。
【0006】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、可変表示装
置の表示結果が、事前決定手段による事前決定内容に従
った表示内容になるように制御される。判定手段の働き
により、可変表示装置の表示結果が予め定められた特定
の表示態様となったか否かが判定される。そして特定の
表示態様となっていると判定された場合には、その判定
に基づいて特定遊技状態に制御される。特定遊技状態決
定用数値データ更新手段の働きにより、前記特定遊技状
態を発生させるか否かに用いられる数値データが更新さ
れる。表示態様決定用数値データ更新手段の働きによ
り、表示結果として導出表示される表示態様を決定する
ために用いられる数値データが更新される。そして、特
定遊技状態決定用数値データ更新手段の数値データに従
って前記特定遊技状態を発生させるか否かが決定され、
表示態様決定用数値データ更新手段の数値データに従っ
て前記表示結果として導出表示される表示態様が決定さ
れる。前記特定遊技状態決定用数値データ更新手段は、
定期的に入力される定期信号に従ってプロセッサが当該
定期信号の入力から次回の定期信号の入力までの間に遊
技制御用プログラムを一通り実行する毎に、1更新単位
ずつ更新動作を行なう。前記表示態様決定用数値データ
更新手段は、前記プロセッサが前記遊技制御用プログラ
ムを一通り実行した後の定期信号の入力待ち余り時間を
利用したプログラムの無限ループにより更新動作を行な
う。そして、特定遊技状態決定用数値データ更新手段の
数値データに従って前記特定遊技状態を発生させること
が決定された場合に、前記表示態様決定用数値データ更
新手段の数値データに従って表示結果として導出表示さ
れる表示態様が決定される。 請求項2に記載の本発明に
よれば、可変表示装置の表示結果が、事前決定手段によ
る事前決定内容に従った表示内容になるように制御され
る。判定手段の働きにより、可変表示装置の表示結果が
予め定められた特定の表示態様となったか否かが実際に
導出表示された表示結果データに基づいて判定される。
そして特定の表示態様となっていると判定された場合に
は、その判定に基づく特定遊技状態に制御される。 特定
遊技状態決定用数値データ更新手段の働きにより、前記
特定遊技状態を発生させるか否かを決定するために用い
られる数値データが更新される。表示態様決定用数値デ
ータ更新手段の働きにより、前記表示結果として導出表
示される表示態様を決定するために用いられる数値デー
タが更新される。そして、前記特定遊技状態決定用数値
データ更新手段の数値データに従って前記特定遊技状態
を発生させるか否かが決定され、前記表示態様決定用数
値データ更新手段の数値データに従って前記表示結果と
して導出表示される表示態様が決定される。前記特定遊
技状態決定用数値データ更新手段の数値データに従って
前記特定遊技状態を発生させないことが決定されている
場合において、前記表示態様決定用数値データ更新手段
の数値データに従った表示態様が特定遊技状態を発生さ
せるように定められた表示態様であった場合に、前記特
定遊技状態を発生させないように定められた表示態様に
変更してその変更された表示態様を表示結果として導出
表示させるように決定される。 請求項3に記載の本発明
によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の作用
に加えて、可変表示制御手段の働きにより、遊技者の操
作が介入できない自律した表示制御により表示結果の導
出表示制御が行なわれる。
【0007】
【発明の実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。なお、本実施例においては、遊技機
の一例としてパチンコ遊技機を取り上げて説明するが、
遊技機の種類としてはパチンコ遊技機に限らずたとえば
コイン遊技機やスロットマシン等であってもよい。
【0008】図1は、本発明にかかる遊技機の一例のパ
チンコ遊技機1を示す全体正面図である。
【0009】パチンコ遊技機1には図示されない賞品玉
貯留皿が設けられており、この賞品玉貯留皿内にパチン
コ玉が貯留される。パチンコ遊技機1の右下すみには、
パチンコ玉を弾発発射させるために遊技者によって操作
される図示されない打球操作ハンドルが設けられてお
り、打球操作ハンドルを遊技者が回動操作することによ
り、図示しない打球ハンマが間欠揺動して賞品玉貯留皿
内のパチンコ玉が1つずつ弾発発射される。その弾発発
射されたパチンコ玉は、遊技盤5の前面側に形成された
遊技領域6内に打ち込まれる。なお、賞品玉貯留皿内の
貯留玉が満杯となりそれ以上貯留できなくなった余剰玉
は図示されない余剰玉貯留皿内に放出されて貯留され
る。
【0010】遊技領域6内には、複数種類の識別情報が
可変表示可能な可変表示装置9が設けられている。可変
表示装置9の下方には蓋24が開閉することにより打ち
玉が入賞しやすい第1の状態と打ち玉が入賞しにくいま
たは入賞しない第2の状態とに変化する可変入賞球装置
10が設けられている。可変入賞球装置10の両側およ
び上方には、始動入賞口12a,12b,12cが配設
されている。さらに遊技領域6には、入賞口13等も設
けられている。遊技領域6内に打ち込まれたパチンコ玉
が前記始動入賞口12a〜12cのいずれかに入賞すれ
ば、始動入賞玉検出器55a,55b,55cのうちの
対応する始動入賞玉検出器によって検出され、その検出
出力に基づいて前記可変表示装置9が可変表示を開始す
る。なお、本実施例では、左図柄,中図柄、右図柄の3
つの図柄を表示する可変表示装置9を示したが、1つま
たは2つの図柄または4つ以上の図柄を表示するもので
あってもよい。この可変表示装置9の停止制御は、可変
表示の開始から一定時間が経過した後に、まず向かって
左の図柄が停止され、所定時間(たとえば1〜2秒)経
過した後に中央の図柄が停止され、さらに所定時間(た
とえば1〜2秒)経過した後に右の図柄が停止され、
左,中央,右の順番で行なわれる。なお、この停止順序
は左,中央,右以外の順序であってもよい。さらに、こ
の可変表示装置9は、常時可変表示させておき、始動入
賞により改めて可変開始するものであってもよい。その
場合には、始動入賞により可変表示の明るさや速さを切
替えて可変開始を報知するように構成することが望まし
い。また、可変表示装置の停止操作スイッチを1個設け
その停止操作スイッチを遊技者が操作することにより所
定の順番で図柄が停止されるものでもよく、また、表示
部の図柄に対応する数だけ停止操作スイッチを設けその
スイッチ操作により対応する表示部の図柄が停止制御さ
れるものでもよい。そして、この可変表示装置9の停止
時の表示結果があらかじめ定められた特定の識別情報の
組合せ(たとえば777)になれば、大当り状態が発生
しソレノイド32により可変入賞球装置10の蓋24を
開成させて打ち玉が入賞しやすい第1の状態に制御され
る。この蓋24を開成させる大当り制御は、所定時間
(たとえば30秒間)の経過かまたは打ち玉の所定個数
(たとえば10個)の入賞のうちいずれか早いほうの条
件が成立するまで行なわれる。
【0011】打込み玉が可変入賞球装置10や始動入賞
口12a〜12cあるいは入賞口13等に入賞すれば、
賞品払出装置(図示せず)から所定個数の賞品玉が賞品
玉貯留皿内に払出される。
【0012】この遊技機には図示されないスピーカが備
えられており、前記大当り状態の発生時等に効果音を発
生させたり、不正遊技が発生した場合に警報音を発生さ
せたりする。
【0013】可変表示装置9は、7セグメント表示器で
構成されており、左可変表示器30a、中可変表示器3
0b,右可変表示器30cからなる。この各可変変示器
30a〜30cの上方には、始動入賞記憶表示器31が
設けられており、前記始動入賞口12a〜12cに入賞
した入賞玉の入賞個数の記憶値をこの始動入賞記憶表示
器31により表示する。その始動入賞記憶は、始動入賞
がある毎に「1」ずつ加算され可変表示装置9の可変表
示が行なわれる毎に1ずつ減算され、その始動入賞記憶
の上限値は「4」に定められている。
【0014】可変表示装置9の下方部分に形成された可
変入賞球装置10には、蓋24が平行リンク機構を介し
て取付けられている。そして、ソレノイド32が取付基
板の裏面側に設けられており、このソレノイド32のプ
ランジャが連動部材を介して前記平行リンク機構の上方
のリンク部に連動連結されている。その結果、ソレノイ
ド32が励磁されて連動部材が上方に引き上げられれ
ば、平行リンク機構の上方のリンク部分が所定の支点を
回動中心として回動され、蓋24上部が前方に回動され
て開成状態となる。
【0015】蓋24が開成した状態でパチンコ玉が可変
入賞球装置10内に進入すれば、その玉は特定入賞口3
4内に入賞する可能性がある。この特定入賞口34内に
パチンコ玉が入賞すればその入賞玉は特定入賞玉検出器
35により検出され、遊技制御に用いられる。さらに、
この特定入賞口34に入賞した特定入賞玉およびこの特
定入賞口34に入賞しなかった通常の入賞玉は共に合流
されて入賞個数検出器36により検出され遊技制御に用
いられる。前記大当りが発生すれば、前記ソレノイド3
2が励磁されて蓋24が開成状態となる。一方、可変入
賞球装置10内に進入したパチンコ玉が前記入賞個数検
出器36により検出されその検出出力に基づいて入賞個
数が所定個数(たとえば10個)に達したと判断された
場合または蓋24が開成されてから所定時間(たとえば
30秒間)経過した場合のうちいずれか早いほうの条件
が成立した場合には前記ソレノイド32の励磁が解除さ
れて蓋24が閉成される。この蓋24が開成している最
中に、可変入賞球装置10内に進入したパチンコ玉が1
個でも前記特定入賞口34内に入賞すれば、その回の前
記蓋24の開成が終了した後さらに蓋24を繰り返し開
成させる繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続
制御の回数が継続回数表示器37により表示される。こ
の繰返し継続制御の上限回数は「16」に定められてい
る。本実施例では、可変表示装置をセグメント表示器に
より構成したが、ドットマトリクス表示器や液晶表示器
であってもよい。また、回転ドラム式の可変表示装置で
あってもよい。また、可変入賞球装置10の開閉部材
は、1対の回動翼片や1対の摺動部材で構成してもよ
く、また、開閉部材の開成あるいは閉成をソレノイドや
モータ等の電気的駆動源を用いて電気的に行なってもよ
いし、電気的駆動源を用いずに機械的に行なってもよ
い。また、可変入賞球装置10を所定時間開成させる代
わりに、所定回数または所定時間開閉させるようにして
もよい。
【0016】図2はパチンコ遊技機に用いられる制御回
路をしめすブロック図である。マイクロコンピュータ6
0は以下に述べるような各種機器の動作を制御する機能
を有する。このため、マイクロコンピュータ60は、た
とえば数チップのLSIで構成されており、その中には
制御動作を所定の手順で実行することができるMPU6
1と、MPU61の動作プログラムデータを格納するR
OM62と必要なデータの書込みおよび読出しができる
RAM63とを含む。
【0017】さらに、マイクロコンピュータ60は入力
信号を受けてMPU61に入力データを与えるとともに
MPU61からの出力データを受けて外部に出力する入
出力回路64と、MPU61から音データを受けるサウ
ンドジェネレータ69と、電源投入時にMPU61にリ
セットパルスを与えるパワーオンリセット回路65と、
MPU61にクロック信号を与えるクロック発生回路6
6と、クロック発生回路66からのクロック信号を分周
してリセットパルスを定期的(たとえば2msec毎)
にMPU61に与えるパルス分周回路(定期リセット回
路)67と、MPU61からのアドレスデータをデコー
ドするアドレスデコード回路68とを含む。
【0018】アドレスデコード回路68はMPU61か
らのアドレスデータをデコードし、ROM62,RAM
63,入出力回路64,サウンドジェネレータ69にそ
れぞれチップセレクト信号を与える。
【0019】なお、この実施例では、ROM62は、そ
の内容の書替え、すなわち、必要が生じた場合には、そ
の中に格納されたMPU61のためのプログラムデータ
を変更することができるようにプログラマブルROMが
用いられる。そして、MPU61がこのROM62内に
格納されたプログラムデータに従って、かつ以下に述べ
る各制御信号の出力に応答して、種々の機器に対し制御
信号を与える。 マイクロコンピュータ60には、入力
信号として、次のような信号が与えられる。
【0020】まず、パチンコ玉の始動入賞に伴って始動
入賞玉検出器55a〜55cがONしたことに応答し
て、検出回路70から始動入賞玉検出信号がマイクロコ
ンピュータ60に与えられる。パチンコ玉が特定入賞口
34(第2図参照)に入賞したことにともなって特定入
賞玉検出器35がONになり、それに応答して検出回路
71から特定入賞玉検出信号がマイクロコンピュータ6
0に与えられる。パチンコ玉が可変入賞球装置10内に
入賞したことに伴って入賞個数検出器36がONにな
り、それに応答して検出回路72から入賞個数検出信号
がマイクロコンピュータ60に与えられる。
【0021】次に、マイクロコンピュータ60は以下の
回路および装置に制御信号を与える。まず、ソレノイド
駆動回路73を介してソレノイド32にソレノイド駆動
用制御信号を与える。これにより、可変入賞球装置の蓋
24(図1参照)が動かされ、パチンコ玉が入賞しやす
い第1の状態とパチンコ玉が入賞しにくいまたは入賞し
ない第2の状態とに変化する。7セグメントLED駆動
回路74を介してそれぞれの可変表示器30a〜30c
に可変表示用制御信号を与える。7セグメントLED駆
動回路74を介して、継続回数表示器37に継続回数表
示用制御信号を与え、入賞個数表示器25に入賞個数表
示用制御信号を与える。LED制御22を介して、始動
入賞記憶表示器31に始動入賞記憶表示用制御信号を与
える。ランプ駆動回路75を介してランプ23にランプ
点灯用制御信号を与える。アンプ76を介してスピーカ
ー21に音発生用制御信号を与える。なお、前記各種機
器および制御回路には電源回路77から所定の直流電流
が供給される。
【0022】図3ないし図9はこの遊技機の動作を説明
するためのフローチャートである。図3はメインルーチ
ンを示したとえば2msec毎に1回実行される。まず
ステップS(以下単にSという)1により、RAMエラ
ーがあったか否かの判断がなされ、ない場合にはS3に
進むが、プログラムの暴走や電源投入時等にはYESの
判断がなされてS2に進み、初期データがセットされた
後にS3に進む。S3およびS4でスイッチチェック処
理が行われ、S5に進み音・ランプ・LEDコントロー
ル処理が行われ、S6に進みソレノイドコントロール処
理が行われ、S7に進み図柄LEDコントロール処理が
行なわれ、S8に進み前記S3ないしS7の処理によっ
てセットされたデータを出力する処理が行なわれ、S9
に進み当り外れ決定用カウンタを「1」インクリメント
する。このメインルーチンがたとえば2msec毎に実
行されるごとにS9により当り外れ決定用カウンタが
「1」ずつインクリメントされる。この当り外れ決定用
カウンタの上限値はたとえば「234」に定められてい
る。次にS10に進み、当り外れ決定用カウンタが「2
35」に達したか否かの判断がなされ、達していない場
合にはそのままS12に進むが、達した場合にはS11
に進み、当り外れ決定用カウンタをクリアして「0」に
した後にS12に進む。このように、当り外れ決定用カ
ウンタは「0」からカウントアップされて235に達す
ればクリアされて再度0からカウントアップしなおすの
である。そして、後述するように始動入賞チェック時に
当り外れ決定用カウンタが「0」の場合に大当たりが発
生するように定められている。その結果、実際のプログ
ラム上の大当りの発生確率は1/235となる。一方、
大当りが発生する図柄は、可変表示器30a,30b,
30c(図1参照)によって表示される3つの図柄が一
致した場合であり、さらに図柄の種類は、0〜9,A,
F,H,J,Lの15種類であるために、見掛上の大当
りの発生確率は15/153=1/225となる。
【0023】次にS12では、図柄表示用カウンタの1
桁目に「11」を加算する処理が行なわれる。図柄表示
用カウンタとは、前記15種類の図柄に対応した値をカ
ウントするものであり、1桁目とは左可変表示器30a
(図1参照)によって表示される図柄である。そして、
図柄表示用カウンタの値が「0」ないし「9」の場合に
はそれぞれ「0」ないし「9」の図柄が表示され、カウ
ント値が「10」の場合には「A」の図柄が表示され、
カウント値が「11」の場合には「F」の図柄が表示さ
れ、カウント値が「12」の場合には「H」の図柄が表
示され、カウント値が「13」の場合には「J」の図柄
が表示され、カウント値が「14」の場合には「L」の
図柄が表示されるように定められている。
【0024】次に、S13に進み、前記図柄表示用カウ
ンタの1桁目が「15」以上であるか否かの判断がなさ
れ、以上でない場合には再びS12に進み図柄表示用カ
ウンタの1桁目に「11」が加算される処理がなされ
る。一方、S13により1桁目が「15」以上であると
判断された場合にはS14に進み、1桁目のカウント値
から「15」を減算する処理がなされるとともに図柄表
示用カウンタの2桁目に「1」を加算する処理がなされ
る。次にS15に進み、図柄表示用カウンタの2桁目が
「15」になったか否かの判断がなされ、なっていない
場合には再びS12に戻るが、なった場合にはS16に
進み、2桁目のカウント値から「15」を減算する処理
を行ない、図柄表示用カウンタの3桁目に「1」を加算
する。次にS17に進み、3桁目が「15」になったか
否かの判断がなされ、なっていない場合には前記S12
に戻るが、なった場合にはS18に進み、3桁目のカウ
ント値から「15」を減算する。このS12ないしS1
8による処理は、前記S1ないしS11までの処理を行
なった後に残っているリセット待ち時間の間繰返して行
なわれるのであり、パルス分周回路67(図2参照)か
らのリセットパルスが出力された段階でS12ないしS
18の処理を終了させてS1に戻る。本実施例の場合に
は、2msec毎にリセットパルスが出力されるため
に、2msecから前記S1ないしS11までの処理時
間を減算した残り時間を利用してS12ないしS18の
処理が繰返し行われる。なお、S5およびS6のコント
ロール処理の詳細な説明は省略する。
【0025】図4は、図3のS3,S4によって定義さ
れたサブルーチンプログラムを示すフローチャートであ
る。まずS19によりカウントスイッチ(入賞個数検出
器36)のチェック処理が行なわれ、S20によりVス
イッチ(特定入賞玉検出器35)のチェック処理が行な
われ、S21によりスタートスイッチA(始動入賞玉検
出器55a)のチェック処理が行なわれ、S22により
スタートスイッチB(始動入賞玉検出器55b)のチェ
ック処理が行なわれ、S23によりスタートスイッチC
(始動入賞玉検出器55c)のチェック処理が行われて
サブルーチンプログラムが終了する。なお、前記S1
9,S20,S22,S23のチェック処理の詳細な説
明は省略するが、S22,S23の詳細は図5と同様の
内容である。
【0026】図5は、図5のS21により示したチェッ
ク処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャート
である。まずS24により、スタートスイッチAがON
になっているか否かの判断がなされる。そしてパチンコ
玉が始動入賞口12a(図1参照)に入賞すれば、S2
4によりYESの判断がなされ、S26に進み、スター
トスイッチAチェックカウンタが最大か否かの判断がな
される。このスタートスイッチAチェックカウンタは、
このスタートスイッチAチェックサブルーチンプログラ
ムが実行される毎にS27により「1」ずつ加算される
ものであり、その最大値はたとえば「255」である。
そして未だに最大に達していない場合にはS27に進
み、チェックカウンタが「1」インクリメントされ、S
28に進み、スタートスイッチAチェックカウンタ=
「2」であるか否かの判断がなされる。そして未だ
「2」に達していない場合にはそのままサブルーチンプ
ログラムが終了するが、「2」に達した場合にはS29
に進み、始動記憶カウンタ=「4」であるか否かの判断
がなされる。始動記憶カウンタの上限値が「4」である
ため、既にその上限値である「4」に達している場合に
はそのままサブルーチンプログラムが終了するのである
が、未だに「4」に達していない場合にはS30に進
み、始動入賞が発生したことに伴う始動記憶カウンタの
「1」の加算処理がなされる。次にS31に進み、当り
外れ決定用カウンタのカウント値が「0」であるか否か
の判断がなされる。この当り外れ決定用カウンタはS9
(図3)により「1」ずつ加算されS11によりクリア
されるものである。そして、当り外れ決定用カウンタが
「0」である場合にはS33に進み、始動記憶カウンタ
の値に対応するデータ記憶エリアに大当りデータを記憶
してサブルーチンプログラムが終了する。一方、当り外
れ決定用カウンタが「0」でなかった場合にはS32に
進み、始動記憶カウンタの値に対応するデータ記憶エリ
アに外れデータを記憶させてサブルーチンプログラムが
終了する。たとえば、始動記憶カウンタが「1」の場合
には、データ記憶エリアのエリア1に大当りデータまた
は外れデータが記憶され、始動記憶カウンタが「2」の
場合にはデータ記憶エリアのエリア2に大当りデータま
たは外れデータが記憶され、始動記憶カウンタが「3」
の場合にはエリア3に、始動記憶カウンタが「4」の場
合にはエリア4に記憶されることになる。
【0027】次に、S24によりスタートスイッチAが
ONになっていないと判断された場合にはS25に進み
スタートスイッチAチェックカウンタをクリアしてその
ままサブルーチンプログラムが終了する。結局、このス
タートスイッチAチェックサブルーチンプログラムが2
回実行されてその2回ともスタートスイッチがONにな
っている場合にのみS28によりYESの判断がなされ
てS29以降の処理がなされるのであり、遊技場に発生
するノイズ等により瞬間的にスタートスイッチAがON
になったとしてもただちにS29以降の処理が行なわれ
ないようにし、ノイズによる誤動作を極力防止し得るよ
うに構成している。
【0028】図6は、図3のS7により定義されている
図柄LEDコントロールのサブルーチンプログラムを示
すフローチャートである。
【0029】S36ないしS38によりそれぞれ、右図
柄停止フラグがセットされているか否か、中図柄停止フ
ラグがセットされているか否か、左図柄停止フラグがセ
ットされているか否かの判断が行なわれ、全ての図柄停
止フラグがセットされていない場合にS39に進む。前
記左図柄停止フラグは後述するS51によりセットされ
S64によりクリアされ、中図柄停止フラグは後述する
S64によりセットされS60によりクリアされ、右図
柄停止フラグは後述するS60によりセットされS57
によりクリアされる。次にS39では、大当りフラグが
セットされているか否かの判断が行なわれる。この大当
りフラグは、後述するS56によりセットされるもので
ある。そして大当りフラグがセットされている場合には
そのままサブルーチンプログラムが終了するが、大当り
フラグがセットされていない場合にはS40に進み、始
動記憶カウンタが「0」であるか否かの判断がなされ、
「0」である場合にはそのままサブルーチンプログラム
が終了するが、「0」でない場合にはS41に進む。S
41では、はずれインターバルタイマが終了しているか
否かの判断がなされる。このはずれインターバルタイマ
は、後述するS55によりセットされる0.6秒程度の
短い時間を計時するタイマであり、可変表示装置の表示
結果が外れの場合にその外れた事実を遊技者に視認させ
るために必要なものである。この外れインターバルタイ
マが終了していない場合にはそのままサブルーチンプロ
グラムが終了するが、終了している場合にはS42に進
み、図柄表示用カウンタの現在値を呼び出す制御が行な
われる。この図柄表示用カウンタは前述したS12ない
しS18により繰返しそのカウント値が変化するように
制御されており、S42により現在の図柄表示用カウン
タのカウント値が呼び出される。次にS43に進み、デ
ータ記憶エリア(S32,S33参照)のエリア1のデ
ータを呼び出す処理がなされる。次にS44に進み、始
動記憶カウンタを1減算し、S45に進み、データ記憶
エリアの記憶データをそっくりエリア4からエリア1の
方向に1つずつシフトさせる処理がなされる。たとえば
今までデータ記憶エリアのエリア2に記憶されていた当
り,外れデータがこのS45の処理がなされるとデータ
記憶エリアのエリア1に記憶されることとなる。次にS
46に進み、前記S43により呼び出したデータが大当
りのデータであるか否かの判断がなされ、大当りのデー
タであった場合にはS47に進み、呼出図柄の中・右の
値を左の値に合わせて左=中=右にし、次にS50に進
み左=中=右にした値を今回の予定停止図柄として記憶
する処理がなされる。つまり、前記S43により呼び出
したデータが大当りのものであった場合には、S47に
より、中図柄と右図柄を強制的に左図柄に一致させる処
理がなされ、可変表示装置を強制的に大当りの図柄で停
止させる制御がなされる。次に、呼び出したデータが大
当たりでなかった場合にはS48に進み、S42におい
て呼出した呼出図柄が左=中=右であるか否かの判断が
なされ、左=中=右でない場合にはそのままS50に進
むが、左=中=右の場合にS49により右の値に「3」
を加算する処理がなされて強制的に大当りでない状態に
した後にS50に進む。S50においては、S48,S
49の結果を予定停止図柄として記憶する処理がなされ
る。
【0030】次にS51に進み、基本タイマがセットさ
れ、左図柄停止フラグがセットされてサブルーチンプロ
グラムが終了する。この基本タイマは、それぞれの可変
表示器を順番通り停止させる際の最初の可変表示器の停
止までの基本時間を定めるものであり、たとえば5秒程
度の時間がセットされる。
【0031】この図6に示す図柄LEDコントロールサ
ブルーチンプログラムの次回の実行に際しては、前記S
51により左図柄停止フラグがセットされているため
に、S38によりYESの判断がなされてS61に進
む。S61では、左図柄LED変動処理,中図柄LED
変動処理ならびに右図柄LED変動処理がなされ、S6
2に進む。S62では、前記基本タイマが終了したか否
かの判断がなされ、終了していない場合にはその図柄L
EDコントロールサブルーチンプログラムがそのまま終
了する。一方、基本タイマが終了している場合にはS6
3に進み、左図柄が予定停止図柄か否かの判断が行なわ
れる。このS63は、現在の左図柄No.が予定停止図
柄No.か否かを判定するものである。そして、左図柄
が予定停止図柄でなかった場合にはそのままサブルーチ
ンプログラムが終了する。そしてこの図柄LEDコント
ロールサブルーチンプログラムが繰返し実行されてS6
3の判断が繰返し行なわれるのであり、その間に左図柄
LEDが変動して左図柄が予定停止図柄となった場合に
はS63によりYESの判断がなされてS64に進み、
左図柄停止フラグがクリアされ、中図柄停止フラグがセ
ットされてサブルーチンプログラムが終了する。
【0032】次回の図柄LEDコントロールサブルーチ
ンプログラムが実行されるに際し、前記S64により中
図柄停止フラグがセットされているためにS37により
YESの判断がなされS58に進み、中図柄LEDの変
動処理および右図柄LEDの変動処理が行なわれる。そ
の結果、左図柄LEDの変動処理は行なわれないために
左図柄は停止制御されることになる。次にS59に進
み、中図柄が予定停止図柄か否かの判断が行なわれ、予
定停止図柄でない場合にはそのままサブルーチンプログ
ラムが終了し、予定停止図柄になった段階でS59によ
りYESの判断がなされ、S60に進み、中図柄停止フ
ラグをクリアし、右図柄停止フラグをセットしてサブル
ーチンプログラムが終了する。S24〜S33,S42
〜S50が事前決定手段を構成する。
【0033】次回の図柄LEDコントロールサブルーチ
ンプログラムが実行されるに際し、前記S60により右
図柄停止フラグがセットされているために、S36によ
りYESの判断がなされて、S52に進む。S52で
は、右図柄LEDの変動処理が行なわれる。その結果、
左図柄LEDと中図柄LEDの変動処理が行なわれない
ために、左図柄表示LEDと中図柄表示LEDは停止制
御される。次にS53に進み、右図柄が予定停止図柄に
なっているか否かの判断がなされ、予定停止図柄になっ
ていない場合にはそのままサブルーチンプログラムが終
了する。そして、右図柄が予定停止図柄になった段階で
S54に進み、現在図柄No.が左=中=右となってい
るか否かの判断がなされ、左=中=右になっていない場
合にはS55に進み、はずれインターバルタイマがセッ
トされ、S57により右図柄停止フラグがクリアされた
後にサブルーチンプログラムが終了する。なおこのはず
れインターバルタイマは例えば0.6秒程度の短い時間
を計時するものであり、可変表示装置の停止時の表示結
果がはずれである旨を遊技者に視認させるための猶予期
間を計時するためのものである。
【0034】一方、現在図柄No.が左=中=右になっ
ている場合にはS56に進み、大当りフラグをセットし
大当りインターバルタイマをセットする処理がなされ
る。この大当りインターバルタイマは、たとえば4秒程
度の時間を計時するものであり大当りが発生することに
伴う遊技者の期待感を盛り上げるためのものである。次
にS57に進み、右図柄停止フラグがクリアされてサブ
ルーチンプログラムが終了する。S36〜S38,S5
2,S53,S57〜S64の処理が表示制御手段を構
成し、S54が判定手段、S55,S56が価値付与制
御手段を構成する。
【0035】図7,図8,図9は、前記S61,S5
8,S52により定義されたサブルーチンプログラムを
しめすフローチャートであり、図7は左図柄LED変動
処理サブルーチンプログラムを示すフローチャートであ
り、図8は中図柄LED変動処理サブルーチンプログラ
ムを示すフローチャートであり、図9は右図柄LED変
動処理サブルーチンプログラムを示すフローチャートで
ある。
【0036】図7のS93により、左図柄LED用タイ
マが終了したか否かの判断がなされる。そして終了して
いない場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了
し、終了した段階でS93によりYESの判断がなさ
れ、S94に進み、左図柄LED用タイマがセットさ
れ、図柄No.が+1される。このS94によりセット
される左図柄LED用タイマは、たとえば14msにセ
ットされているために、14msが経過するまでS93
により繰返しNOの判断がなされ、14msが経過した
段階でS93によりYESの判断がなされ再びS94に
より左図柄LED用タイマがセットされ、次図柄No.
がさらに+1されるのである。そして、この図柄No.
の値に応じて、図示しない7セグメントLEDデータの
中の現在図柄No.に対応するアドレスの7セグメント
LEDデータがセットされる。次にS95に進み、S9
4の処理の結果、左図柄No.が15になったか否かの
判断がなされ、15でない場合にはそのままサブルーチ
ンプログラムが終了し、左図柄No.が15になった段
階でS95によりYESの判断がなされてS96に進
む。具体的には、図柄表示LEDで全ての種類の図柄を
1通り表示させるのに必要な図柄No.は前述のように
本実施例では0〜14であり、S94により逐一次図柄
No.に対応する7セグメントLEDデータがセットさ
れて左図柄が変動し図柄No.が15になった時にS9
5によりYESの判断がなされる。そしてS96に進
み、現在図柄No.がゼロにセットされてサブルーチン
プログラムが終了する。
【0037】図8は、中図柄変動LED処理サブルーチ
ンプログラムを示すフローチャートであり、図9は右図
柄LED変動処理サブルーチンプログラムを示すフロー
チャートであるがその内容は図7の処理と同様であるた
めにここでは詳細な説明を省略する。
【0038】なお、本発明は、スロットマシン等のコイ
ン遊技機や所定の有価価値を特定可能な情報が記録され
たカード等の記録媒体を用いて遊技が可能なカード式遊
技機であってもよい。
【0039】また、本発明における所定の遊技価値とし
ては、前記可変入賞球装置10を開成することに代えて
以下のことを行なうものであってもよい。パチンコ遊
技機における賞品玉やコイン遊技機(例えばスロットマ
シン)における賞品コイン等の遊技媒体を払出す。カ
ード式遊技機、コイン投入式遊技機(未払出数を所定枚
数まで記憶、表示できるいわゆるクレジット機能付コイ
ン遊技機を含む)や貨幣投入式遊技機等のように得点が
あることに基づいて遊技可能な遊技機において、得点を
付与する。アレンジボールやアレパチにおいて、役物
を開いてその役物内を打玉が通過したことにより通常時
比較的通過が困難な通過口を打玉が通過したものと見な
して組合わせ判定を行なったり、役物を作動させること
により通常時比較的通過が困難な通過口方向に打玉を誘
導して通過させやすくするなど、組合わせ成立が容易に
なるように役物を制御する。アレンジボール,アレパ
チにおいて、直接得点を付与する。この場合に、付与さ
れた得点に基づき、1ケーム終了後に賞品玉,賞品コイ
ンを打出してもよく、また、付与された得点に基づき、
直ちに賞品玉や賞品コインを払出してもよい。
【0040】さらに、本実施例では当たり外れを始動入
賞時に決定し、予定停止図柄を可変開始時に決定するよ
うにして決定時期を異ならせたが、これらを同時に決定
するようにしてもよい。また、停止図柄を事前に決定す
るものであれば、決定時期は実施例に示されたものに限
定されない。たとえば、始動入賞時、可変開始時、基本
時間終了時であってもよい。また、各図柄停止時であっ
てもよい。すなわち、基本時間終了時に左図柄を決定
し、左図柄停止時に中図柄を決定し、中図柄停止時に右
図柄を決定するようにしてもよい。また、当たり外れを
別に決定することなく、直接停止図柄を決定するように
してもよい。
【0041】前記S54により、前記可変表示装置の表
示結果が予め定められた特定の表示態様となったか否か
を判定する手段であって、実際に導出表示された表示結
果データ(現在図柄NO.)に基づいて判定する判定手
段が構成されている。 前記S56により、前記判定手段
が前記特定の表示態様となったと判定したことに基づい
て遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り状態)に
制御する遊技制御手段が構成されている。S9〜S11
により、前記特定遊技状態を発生させるか否かを決定す
るために用いられる数値データを更新する特定遊技状態
決定用数値データ更新手段が構成されている。S12〜
S18により、前記表示結果として導出表示される表示
態様を決定するために用いられる数値データを更新する
表示態様決定用数値データ更新手段が構成されている。
前記特定遊技状態決定用数値データ更新手段は、定期的
に入力される定期信号(2msec毎に入力されるリセ
ットパルス)に従ってプロセッサ(MPU61)が当該
定期信号の入力から次回の定期信号の入力までの間に遊
技制御用プログラムを先頭から一通り実行する毎に1更
新単位(「1」)ずつ更新処理を行なう(図3参照)。
さらに、前記表示態様決定用数値データ更新手段は、前
記プロセッサが遊技制御用プログラムを一通り実行した
後の定期信号の入力待ち余り時間を利用したプログラム
の無限ループにより更新処理を行なう(第3図参照)。
そして、前記特定遊技状態決定用数値データ更新手段の
数値データに従って前記特定遊技状態を発生させないこ
とが決定された場合に(S46によりNOの判断がなさ
れる場合に)、前記表示態様決定用数値データ更新手段
の数値データに従って前記表示結果として導出表示され
る表示態様が決定される(S48〜S50)。 また、前
述したように、前記事前決定手段は、前記特定遊技状態
決定用数値データ更新手段の数値データに従って前記特
定遊技状態を発生させないことが決定されている場合に
おいて(S46によりNOの判断がなされる場合におい
て)、前記表示態様決定用数値データ更新手段の数値デ
ータに従った表示態様が前記特定遊技状態を発生させる
ように定められた表示態様であった場合に(S48によ
りYESの判断がなされる場合に)、前記特定遊技状態
を発生させないように定 められた表示態様に変更してそ
の変更された表示態様を表示結果として導出表示させる
ように決定する(S49,S50)。
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、特定
遊技状態にする制御が、事前決定手段によって決定され
た可変表示装置の表示結果に関する事前決定内容ではな
く、可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の
示態様となっているか否かを実際に導出表示された表示
結果データに基づいて判定しその結果に基づいて行な
われる。その結果、可変表示装置の表示結果と実際の遊
技機側の特定遊技状態に関する制御とが食い違うことを
極力防止でき、特定遊技状態に関する遊技者の認識と実
際の遊技機側の特定遊技状態に関する制御との間での整
合性が崩れにくい遊技機を提供することができる。さら
に、特定遊技状態決定用数値データ更新手段が、定期信
号の入力に従った一定周期毎に1更新単位数値だけ更新
処理が行なわれるために、特定遊技状態決定用数値デー
タ更新手段が一通りの更新を行なうことによってその更
新範囲すべての数値データについて更新を行なうことが
可能となり、特定遊技状態決定用数値データ更新手段か
ら数値データを抽出した場合に更新範囲の数値であるに
もかかわらず抽出されない数値が出てくる不都合を極力
防止することができる。さらに、プロセッサによる遊技
制御用プログラムの一通りの実行時間が遊技状態によっ
て異なり、それにともなって定期信号の入力待ち余り時
間も異なった長さとなり、その一律に定まらない入力待
ち余り時間を利用した無限ループにより表示態様決定用
数値データ更新手段による数値データの更新処理が行な
われて、特定遊技状態を発生させないことが決定されて
いるはずれ時の場合にその数値データに従って表示結果
としての表示態様が決定され、はずれ時の表示態様のラ
ンダム性をより一層向上させることができる。 請求項2
に記載の本発明によれば、特定遊技状態にする制御が、
事前決定手段によって決定された可変表示装置の表示結
果に関する事前決定内容ではなく、可変表示装置の表示
結果が予め定められた特定の表示態様となっているか否
かを実際に導出表示された表示結果データに基づいて判
定してその結果に基づいて行なわれる。その結果、可変
表示装置の表示結果と実際の遊技機側の特定遊技状態に
関する制御とが食い違うことを極力防止でき、特定遊技
状態に関する遊技者の認識と実際の遊技機側の特定遊技
状態に関する制御との間での整合性が崩れにくい遊技機
を提供することができる。 さらに、特定遊技状態決定用
数値データ更新手段の数値データに従って特定遊技状態
を発生させないことが決定されている場合において、表
示態様決定用数値データ更新手段の数値データに従った
表示態様が前記特定遊技状態を発生させるように定めら
れた表示態様であった場合には、特定遊技状態を発生さ
せないように定められた表示態様に変更されて、その変
更された表示態様が表示結果として導出表示されるよう
に決定されるために、特定遊技状態を発生させないよう
に決定されたにもかかわらず特定遊技状態を発生させる
ように定められた表示態様が決定されてその表示態様が
表示結果として導出表示されることが防止でき、特定遊
技状態決定用数値データ更新手段の数値データの内容と
実際に表示結果として導出表示される表示態様の内容と
が食い違ってしまう不都合が極力防止できる。 請求項3
に記載の本発明によれば、請求項1または請求項2に記
載の発明の効果に加えて、可変表示制御手段が、遊技者
の操作が介入できない自律した表示制御により表示結果
の導出表示制御を行なうために、遊技者が、可変表示装
置の表示結果を純粋に偶然の結果として認識してその偶
然性を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機の一例のパチンコ遊技機の
遊技盤面の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機に用いられる制御回路を示すブ
ロック図である。
【図3】図2に示される制御回路の動作を説明するため
の、メインルーチンのフローチャートである。
【図4】スイッチチェック処理のフローチャートであ
る。
【図5】スタートSWAチェック処理のフローチャート
である。
【図6】図柄LEDコントロール処理のフローチャート
である。
【図7】左図柄LED変動処理のフローチャートであ
る。
【図8】中図柄LED変動処理のフローチャートであ
る。
【図9】右図柄LED変動処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 遊技機の一例のパチンコ遊技機 5 遊技盤 6 遊技領域 9 可変表示装置 10 可変入賞球装置 12a 〜12c 始動入賞口 24 蓋 30a 左可変表示器 30b 中可変表示器 30c 右可変表示器 34 特定入賞口 35 特定入賞玉検出器 36 入賞個数検出器 60 マイクロコンピュータ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示状態が変化可能な可変表示装置を含
    む遊技機であって、 前記可変表示装置の表示結果に関する内容を事前に決定
    しておく事前決定手段と、 前記可変表示装置の表示結果が前記事前決定手段による
    事前決定内容に従った表示内容になるように前記可変表
    示装置を表示制御する表示制御手段と、 前記可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の
    示態様となったか否かを判定する手段であって、実際に
    導出表示された表示結果データに基づいて判定する判定
    手段と、 該判定手段が前記特定の表示態様となったと判定したこ
    とに基づいて遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御
    する遊技制御手段とを含み、 前記事前決定手段は、前記特定遊技状態を発生させるか
    否かに用いられる数値データを更新する特定遊技状態決
    定用数値データ更新手段と、前記表示結果として導出表
    示される表示態様を決定するために用いられる数値デー
    タを更新する表示態様決定用数値データ更新手段とを含
    み、前記特定遊技状態決定用数値データ更新手段の数値
    データに従って前記特定遊技状態を発生させるか否かを
    決定し、前記表示態様決定用数値データ更新手段の数値
    データに従って前記表示結果として導出表示される表示
    態様を決定し、 前記特定遊技状態決定用数値データ更新手段は、定期的
    に入力される定期信号に従ってプロセッサが当該定期信
    号の入力から次回の定期信号の入力までの間に遊技制御
    用プログラムを一通り実行する毎に、1更新単位ずつ更
    新動作を行ない、 前記表示態様決定用数値データ更新手段は、前記プロセ
    ッサが前記遊技制御用プログラムを一通り実行した後の
    定期信号の入力待ち余り時間を利用したプログラムの無
    限ループにより更新動作を行ない、 前記特定遊技状態決定用数値データ更新手段の数値デー
    タに従って前記特定遊技状態を発生させないことが決定
    された場合に、前記表示態様決定用数値データ更新手段
    の数値データに従って表示結果として導出表示される表
    示態様が決定されることを特徴とする、遊技機。
  2. 【請求項2】 表示状態が変化可能な可変表示装置を含
    む遊技機であって、 前記可変表示装置の表示結果に関する内容を事前に決定
    しておく事前決定手段と、 前記可変表示装置の表示結果が前記事前決定手段による
    事前決定内容に従った表示内容になるように前記可変表
    示装置を表示制御する表示制御手段と、 前記可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表
    示態様となったか否かを判定する手段であって、実際に
    導出表示された表示結果データに基づいて判定する判定
    手段と、 該判定手段が前記特定の表示態様となったと判定したこ
    とに基づいて遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御
    する遊技制御手段とを含み、 前記事前決定手段は、前記特定遊技状態を発生させるか
    否かを決定するために用いられる数値データを更新する
    特定遊技状態決定用数値データ更新手段と、前記表示結
    果として導出表示される表示態様を決定するために用い
    られる数値データを更新する表示態様決定用数値データ
    更新手段とを含み、前記特定遊技状態決定用数値データ
    更新手段の数値データに従って前記特定遊技状態を発生
    させるか否かを決定し、前記表示態様決定用数値データ
    更新手段の数値データに従って前記表示結果として導出
    表示される表示態様を決定し、 前記特定遊技状態決定用数値データ更新手段の数値デー
    タに従って前記特定遊技状態を発生させないことが決定
    されている場合において、前記表示態様決定用数値デー
    タ更新手段の数値データに従った表示態様が前記特定遊
    技状態を発生させるように定められた表示態様であった
    場合に、前記特定遊技状態を発生させないように定めら
    れた表示態様に変更してその変更された表示態様を表示
    結果として導出表示させるように決定することを特徴と
    する、遊技機。
  3. 【請求項3】 前記可変表示制御手段は、遊技者の操作
    が介入できない自律した表示制御により表示結果の導出
    表示制御を行なうことを特徴とする、請求項1または請
    求項2に記載の遊技機。
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