JP2990383B2 - 積上式仮設支持枠を使用した仮設支持工法 - Google Patents
積上式仮設支持枠を使用した仮設支持工法Info
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Description
する外、足場などの任意の仮設材等を支持するにも好適
な積上式仮設支持枠を使用した仮設支持工法に関する。
て、パイプサポートや、枠組サポート等が用いられてい
る。パイプサポートは、最も一般的な支柱材として型枠
工事に使用されており、二重筒状のパイプ材をスライド
自在に設け、長さ調整ができるように形成されている。
枠と水平に配する布枠とを枠体状に組み付け、これを筋
交いで補強したもので、主に、支持荷重が大きい場合や
高所の支持が必要な場合に使用される支持材である。
用されるパイプサポートは、支持可能な高さに限界があ
り、高所の支柱材として用いる場合には、枠組サポート
その他によって構台を設け、この構台の上にパイプサポ
ートを立設しなければならない不都合があった。また、
パイプサポートは、二重筒状のパイプ材で形成されてい
るから、パイプ材の高さよりも低い位置で仮設材を支持
することも不可能である。一方、高所の支持に好適な枠
組サポートは、枠組の構成自体が大掛りになり、枠組サ
ポートの組み立て作業に多くの手間と時間を要する課題
が残されていた。
結するには、連結用のボルトや、筋交い用の単管、及び
単管を接続するクランプ金具など、多くの小物部品や補
助部品が必要であるため、これら各部品の運搬や管理に
も手間を要するものである。
く創出されたもので、パイプサポート等の支柱材では支
持し得ない高所や低所の支持に好適で、しかも、一種類
の枠体で任意の高さに組立てることができ、枠組サポー
トの如く、多くの手間を要することなく簡易迅速な組み
立てが可能になる積上式仮設支持枠を使用した仮設支持
工法の提供を目的とする。
この発明の第1の手段は、平面正方形状の枠体1B四隅
にそれぞれ支柱1Aを垂直に立設した基礎枠1の上に、
横長状の連結杆2Bの両端に一対の支柱2Aを垂直に連
結した積上体2を積み上げる仮設支持工法であって、基
礎枠1は、枠体1Bの対角線上に位置する一対の支柱1
A上端に、積上体2の支柱2A下端を嵌合連結する継手
1Cを延長形成する。一方、積上体2は、一方の支柱2
A上端と他方の支柱2A下端に、積み重ねる支柱1Aや
支柱2A相互を連結するための継手2Cを延長形成す
る。そして、仮設支持材が必要な所定位置に基礎枠1を
配し、この基礎枠1の4本の支柱1Aから隣接する相互
の支柱1Aを2対選択する。この対になった基礎枠1の
支柱1A上に、それぞれ積上体2の支柱2Aを連結す
る。また、積上体2の上に他の積上体2を互い違いにし
て順次連結して積上体2を任意高さに枠組みする。更
に、積上体2の最上部位の支柱2Aに、梁支持用の受金
具5を逆向きにした基礎枠1等に立設した支持体6を連
結して積上式仮設支持枠Tを構成する。そして、この積
上式仮設支持枠Tの支持体6上に仮設材Pを支持するこ
とにある。
上式仮設支持枠Tを、横向きで所定の長さに枠組みす
る。更に、連結した積上体2相互及び、積上体2と基礎
枠1とにそれぞれ筋交い3を配して連結した積上式仮設
支持枠Tの部材を一体に固定する。そして、この積上式
仮設支持枠Tを起重機で吊り上げて所定位置へ立設する
ことを課題解消のための手段とするものである。
積上体2を積み重ねて所定高さの積上式仮設支持枠Tを
構枠し、この積上式仮設支持枠Tで型枠等の仮設材Pを
支持する。また、基礎枠1の隣接する支柱1A相互の間
隔に、自身の支柱2A相互の間隔を合わせて設定した一
種類の積上体2を基礎枠1上に順次積み上げることにな
る。そして、積上体2の一対の支柱1Aは、それぞれ高
さの異なった位置で継手1C,2Cに連結され、横方向
から加わる荷重に対する抵抗力が生じる。
仮設支持枠Tを一つの構成材として起重機が運び、所定
位置に設置する。
細に説明する。図に示す符号Tは、積上式仮設支持枠で
ある。この積上式仮設支持枠Tの基本構成は、基礎枠1
と積上体2と支持体6とで形成される。
に、それぞれ管体状の支柱1Aを垂直に立設したもので
ある(図7参照)。図示の基礎枠1は、平面正方形状に
形成している。そして、枠体1Bの対角線上に位置する
一対の支柱1Aの上端に、継手1Cを延長形成する。こ
の継手1Cは、積上体2の支柱2A下端を嵌合連結する
もので、積上体2にも同形状の継手2Cを延長形成して
いる。基礎枠1を所定位置に設置するには、基礎枠1の
支柱1A下端にジャッキベース4等を装着して各支柱1
Aの微調整を図るようにしている(図2参照)。
に、支柱1Aと同じ管体状の支柱2Aを一対垂直に連結
したもので、正面略H形状を成している(図8参照)。
そして、一方の支柱2Aの上端と他方の支柱2Aの下端
に、筒体状の継手2Cを延長形成し、この継手2Cに、
連結しようとする基礎枠1や積上体2の支柱1A,2A
を嵌入するものである。図示の積上体2は、平面正方形
状に形成した基礎枠1の一辺に合わせて支柱2Aの間隔
を設定しており、同一形状の積上体2を基礎枠1上に交
互に積み上げできるようにしている。
示の支持体6は、積上体2の上端に逆向きに連結した基
礎枠1と、この基礎枠1の支柱1Aに連結した受金具5
とで構成している(図1参照)。このように、支持体6
に基礎枠1を転用することで、全体の構成部品の種類を
少くすることができる。但し、支持体6は図示例に限ら
れるものではなく、支持する仮設材Pの種類や形態によ
って支持体6の形状を任意に変更できるものである。
発明の施工法を説明する。まず、所定位置に基礎枠1を
設置する(図2参照)。このとき、基礎枠1は、ジャッ
キベース4を調整して水平に設置する。次に、基礎枠1
の支柱1A上に積上体2を積み上げる(図3参照)。基
礎枠1と積上体2との連結は、それぞれ一方の支柱1
A,2A端部に延長形成した継手1C,2Cを、相手側
の継手1C,2Cを設けていない支柱1A,2A端部に
嵌合して連結するものである。更に、基礎枠1上の積上
体2に、他の積上体2を互い違いに順次積み上げて構枠
する(図4参照)。このとき、作業員は積み上げた積上
体2上に昇って順次積み上げることができる。最後に、
構枠した積上体2の頂部に支持体6を配して積上式仮設
支持枠Tを所定の高さに形成する。そして、受金具5等
の高さを調整して型枠や足場板等の任意の仮設材Pを支
持する(同図5及び図6参照)。
設支持枠Tを構枠する際に、まず積上式仮設支持枠Tを
横向きで所定の長さに枠組みする。そして、連結した積
上体2相互及び、積上体2と基礎枠1とにそれぞれ筋交
い3を配して、連結した積上式仮設支持枠Tの部材を一
体に固定する。更に、一体に固定した積上式仮設支持枠
Tを起重機で吊り上げて所定位置へ立設する工法も可能
である(図1参照)。このとき使用する筋交い3は、図
9で示す如く、回転ストッパー付ピン3Aを一端に突設
して所定の部材に貫通固定するように形成し、また、所
定の部材に開穿した連結孔に嵌合係止する係止突起3B
を他端に突設している。筋交い3をこのように構成する
ことで、筋交い3の取り付け作業が容易になり、また、
筋交い3を連結する部材の加工も、連結孔を形成するだ
けでよいものになる。更に、この筋交い3は、起重機で
吊り上げる場合に使用する外に、積上式仮設支持枠Tを
高く形成する場合の強度補強として、積上式仮設支持枠
Tの上部や下部に使用することも可能である。尚、積上
式仮設支持枠Tを起重機で吊り上げる場合には、止着ピ
ン7等を用いて積上式仮設支持枠Tの上端と下端に挿入
したジャッキベース4や受金具5の抜け落ちを防止する
(図1参照)。
り、当初の目的を達成する。すなわち、請求項1によ
り、平面矩形状の枠体四隅に夫々支柱を垂直に立設した
基礎枠と、横長の連結杆の両端に一対の支柱を垂直に連
結した積上体とを形成し、所定位置に配した基礎枠の隣
接する支柱相互の上端に積上体の支柱を順次互い違いに
連結して積上体を任意高さに枠組みし、積上体の最上部
位の支柱に支持体を連結して積上式仮設支持枠を構成
し、この積上式仮設支持枠の支持体上に仮設材を支持す
るから、この積上体の使用数を選択するだけで、任意の
高さに構枠することができる。したがって、従来のパイ
プサポートや枠組サポートでは支持し得ない高所や低所
の支持が可能になる。
トを連結する際に必要としていた連結用のボルトや、筋
交い用の単管及び単管を接続するクランプ金具など、多
くの小物部品や補助部品は不要になった。しかも、組み
立て作業者は、基礎枠の上に積み上げる積上体に上って
次々と積上体を組み上げることができる。この結果、事
前の取付準備等は不要になり、極めて迅速な組み立てが
できる。
枠体の対角線上に位置する一対の支柱上端に、積上体の
支柱下端を嵌合連結する継手を延長形成し、積上体は、
一方の支柱上端と他方の支柱下端に、支柱相互を連結す
る継手を延長形成したことにより、一種類の積上体を積
み上げることで、任意の高さに積上式仮設支持枠を構枠
できる。したがって、この積上体の使用数から積上式仮
設支持枠の材料計算を容易に割出すことができ、従来の
パイプサポートや枠組サポート等を使用した場合のよう
に複雑な材料計算等は不要になった。
れぞれの連結部分と下端部それぞれの連結部分とにおい
て、継手で支柱をサポートする部分は、左右で比較する
と、継手を延長形成した長さだけ上下にずれるものにな
る。この結果、構枠した積上式仮設支持枠の同一平面上
に位置する各4個の支柱連結部分は、継手による支柱の
サポート位置が同一平面上から上下に分散し、積上式仮
設支持枠の各面に対して横風などから受ける横荷重に耐
え得るものになった。
仮設支持枠を横向きで所定の長さに枠組みするので、極
めて高く構枠する場合でも安全に組み立てることができ
る。しかも、このように、高く構枠された積上式仮設支
持枠は、筋交いが全体の部材を一体に固定しているか
ら、支持強度においても、より強靭なものになる。
ポート等の支柱材では支持し得ない高所や低所の支持に
好適で、しかも、一種類の枠体で任意の高さに組立てる
ことができ、枠組サポートの如く、多くの手間を要する
ことなく簡易迅速な組み立てが可能になるなどといった
産業上有益な種々の効果を奏する。
を示す工程図。
図。
程図。
図。
Claims (2)
- 【請求項1】 平面正方形状の枠体四隅に夫々支柱を垂
直に立設した基礎枠を設け、この基礎枠上に、横長の連
結杆の両端に一対の支柱を垂直に連結した積上体を積み
上げる仮設支持工法であって、基礎枠は、枠体の対角線
上に位置する一対の支柱上端に積上体の支柱下端を嵌合
連結する継手を延長形成し、積上体は、一方の支柱上端
と他方の支柱下端に、支柱相互を連結する継手を延長形
成し、所定位置に配した基礎枠の隣接する支柱相互の上
端にそれぞれ積上体の支柱を連結し、更に、この積上体
の上に、他の積上体を互い違いに順次連結して積上体を
任意高さに枠組みし、積上体の最上部位の支柱に支持体
を連結して積上式仮設支持枠を構成し、この積上式仮設
支持枠の支持体上に仮設材を支持する事を特徴とする積
上式仮設支持枠を使用した仮設支持工法。 - 【請求項2】積上式仮設支持枠は、横向きで所定の長さ
に枠組みすると共に、連結した相互の積上体と基礎枠と
に筋交いを配して全体の部材を一体に固定し、この積上
式仮設支持枠を起重機で吊り上げて所定位置へ立設する
請求項1記載の積上式仮設支持枠を使用した仮設支持工
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3041214A JP2990383B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 積上式仮設支持枠を使用した仮設支持工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3041214A JP2990383B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 積上式仮設支持枠を使用した仮設支持工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06257291A JPH06257291A (ja) | 1994-09-13 |
JP2990383B2 true JP2990383B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=12602155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3041214A Expired - Lifetime JP2990383B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 積上式仮設支持枠を使用した仮設支持工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2990383B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2802247B2 (ja) * | 1995-07-05 | 1998-09-24 | 優治 仁村 | 組立足場 |
US8375650B2 (en) * | 2009-10-09 | 2013-02-19 | International Towers, Inc. | Rapid deployable structure for remote installation |
WO2014019029A1 (en) * | 2012-08-02 | 2014-02-06 | Form 700 Pty Ltd | Formwork support element |
-
1991
- 1991-02-12 JP JP3041214A patent/JP2990383B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06257291A (ja) | 1994-09-13 |
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