JPH0723484Y2 - 積上式仮設支持枠に於ける中間部積上体 - Google Patents
積上式仮設支持枠に於ける中間部積上体Info
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- JPH0723484Y2 JPH0723484Y2 JP1220891U JP1220891U JPH0723484Y2 JP H0723484 Y2 JPH0723484 Y2 JP H0723484Y2 JP 1220891 U JP1220891 U JP 1220891U JP 1220891 U JP1220891 U JP 1220891U JP H0723484 Y2 JPH0723484 Y2 JP H0723484Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主に、適宜建造物の構
築時に、その梁やスラブ等のコンクリート型枠を床面
(或いは、地面)から支えるための、或いは、足場板を
支持するための支持材として用いられる組立式の仮設支
持枠の構成部材の一つであり、その積上数の増減により
仮設支持枠全体の高さを任意に変更できるようにした積
上式仮設支持枠に於ける中間部積上体に関する。
築時に、その梁やスラブ等のコンクリート型枠を床面
(或いは、地面)から支えるための、或いは、足場板を
支持するための支持材として用いられる組立式の仮設支
持枠の構成部材の一つであり、その積上数の増減により
仮設支持枠全体の高さを任意に変更できるようにした積
上式仮設支持枠に於ける中間部積上体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、適宜建造物の梁やスラブ等のコン
クリート型枠を支えたり、足場板を支持したりするに
は、適宜建枠状の部材を適宜連結具を介して順次連結し
てタワーの如き支持用構造物を形成し、この支持用構造
物を用いて支持したり、複数の長さ調節可能なパイプサ
ポート等を用いて支持したりしていた。
クリート型枠を支えたり、足場板を支持したりするに
は、適宜建枠状の部材を適宜連結具を介して順次連結し
てタワーの如き支持用構造物を形成し、この支持用構造
物を用いて支持したり、複数の長さ調節可能なパイプサ
ポート等を用いて支持したりしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、パイプサポ
ートを用いた場合は、かなり多数のパイプサポートを一
つ宛所定位置に設置しなければならないと共に、個々の
パイプサポートが倒れないように支持しておかなければ
ならず、これらの設置解体作業の能率が非常に悪い難点
等があった。また、タワーの如く構成される支持用構造
物を用いた場合は、適宜建枠状の部材相互を別体の適宜
連結具を介して連結しなければならず、構成部材の種類
が多くなり、その組立て、運搬、取扱い、施工、保管等
が非常に面倒となる難点があった。しかも、連結具等の
比較的小さな構成部材は、紛失し易い虞れもあった。
ートを用いた場合は、かなり多数のパイプサポートを一
つ宛所定位置に設置しなければならないと共に、個々の
パイプサポートが倒れないように支持しておかなければ
ならず、これらの設置解体作業の能率が非常に悪い難点
等があった。また、タワーの如く構成される支持用構造
物を用いた場合は、適宜建枠状の部材相互を別体の適宜
連結具を介して連結しなければならず、構成部材の種類
が多くなり、その組立て、運搬、取扱い、施工、保管等
が非常に面倒となる難点があった。しかも、連結具等の
比較的小さな構成部材は、紛失し易い虞れもあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、前述
の如き難点等を解消すると共に、熟練を要することなく
仮設支持枠の他の構成部材や、他の中間部積上体に容易
に且つ迅速に連結して仮設支持枠を積上げ状に組立てで
きるようにし、また、その連結状態が確実且つ安定的と
なるようにして、組立てられた仮設支持枠全体の強度及
び剛性が増すようにし、更に、その取扱いが容易で、あ
らゆる形態の仮設支持枠を組立て可能となるような構成
部材としての自在性に優れたものとすべく案出されたも
ので、具体的には、所定間隔を隔てて平行に配置される
と共に、その上下端部を水平位置で揃えてなる左右支柱
1と、この左右支柱1相互を連結する横架連結杆2と、
その先端開口部7が下方に向うよう一方の支柱1の下端
部にその基端部分が固着されると共に、その先端開口部
7が上方に向うよう他方の支柱1の上端部にその基端部
分が固着される一対の継手3とで構成する。そして、継
手3を、全体略筒状に形成すると共に、その内部に支柱
1の端部が挿入保持可能となるよう形成する手段を採用
した。
の如き難点等を解消すると共に、熟練を要することなく
仮設支持枠の他の構成部材や、他の中間部積上体に容易
に且つ迅速に連結して仮設支持枠を積上げ状に組立てで
きるようにし、また、その連結状態が確実且つ安定的と
なるようにして、組立てられた仮設支持枠全体の強度及
び剛性が増すようにし、更に、その取扱いが容易で、あ
らゆる形態の仮設支持枠を組立て可能となるような構成
部材としての自在性に優れたものとすべく案出されたも
ので、具体的には、所定間隔を隔てて平行に配置される
と共に、その上下端部を水平位置で揃えてなる左右支柱
1と、この左右支柱1相互を連結する横架連結杆2と、
その先端開口部7が下方に向うよう一方の支柱1の下端
部にその基端部分が固着されると共に、その先端開口部
7が上方に向うよう他方の支柱1の上端部にその基端部
分が固着される一対の継手3とで構成する。そして、継
手3を、全体略筒状に形成すると共に、その内部に支柱
1の端部が挿入保持可能となるよう形成する手段を採用
した。
【0005】また、仮設支持枠の他の構成部材や他の中
間部積上体の支柱端部が、容易且つスムーズに継手内に
挿入できるようにすると共に、継手自身の強度及び剛性
が高められるようにし、更に、継手に於ける支柱端部の
保持状態が一層確実且つ安定的となるようにすべく、継
手3を、支柱1端部外径より僅かに大きな内径に設定さ
れる先端開口部7と、上下方向中央部分が外方に向って
比較的緩やかに湾出するよう形成されると共に、支柱1
端部外径より大きな内径に設定される中央膨出部8と、
支柱1端部外径に略一致する内径に設定される基端嵌合
部9とで構成する手段を採用した。
間部積上体の支柱端部が、容易且つスムーズに継手内に
挿入できるようにすると共に、継手自身の強度及び剛性
が高められるようにし、更に、継手に於ける支柱端部の
保持状態が一層確実且つ安定的となるようにすべく、継
手3を、支柱1端部外径より僅かに大きな内径に設定さ
れる先端開口部7と、上下方向中央部分が外方に向って
比較的緩やかに湾出するよう形成されると共に、支柱1
端部外径より大きな内径に設定される中央膨出部8と、
支柱1端部外径に略一致する内径に設定される基端嵌合
部9とで構成する手段を採用した。
【0006】
【作用】しかして、左右支柱1は、所定間隔を隔てて平
行に配置されると共に、その上下端部が水平位置で揃え
られ、仮設支持枠を平行に積上げられるようになる。横
架連結杆2は、左右支柱1相互を連結するよう横架配設
され、左右支柱1の平行状態を維持する。更に、全体略
筒状を呈する一対の継手3は、その内部に支柱1の端部
が挿入されると、これを保持する。しかも、一対の継手
3のうち一方の継手3は、その先端開口部7が下方に向
うよう一方の支柱1の下端部にその基端部分が固着され
て、他方の支柱1の下端より下方に比較的大きく突出し
た状態となり、他方の継手3は、その先端開口部7が上
方に向うよう他方の支柱1の上端部にその基端部分が固
着されて、一方の支柱1の上端より上方に比較的大きく
突出した状態となり、一方の支柱1の下端部に固着して
ある継手3と、他方の支柱1の下端部を保持する継手3
との位置、及び、他方の支柱1の上端部に固着してある
継手3と、一方の支柱1の上端部を保持する継手3との
位置が上下方向に於いて夫々異なるようになり、強度的
に弱くなる連結部分が高さ方向に於いて分散されるよう
になる。
行に配置されると共に、その上下端部が水平位置で揃え
られ、仮設支持枠を平行に積上げられるようになる。横
架連結杆2は、左右支柱1相互を連結するよう横架配設
され、左右支柱1の平行状態を維持する。更に、全体略
筒状を呈する一対の継手3は、その内部に支柱1の端部
が挿入されると、これを保持する。しかも、一対の継手
3のうち一方の継手3は、その先端開口部7が下方に向
うよう一方の支柱1の下端部にその基端部分が固着され
て、他方の支柱1の下端より下方に比較的大きく突出し
た状態となり、他方の継手3は、その先端開口部7が上
方に向うよう他方の支柱1の上端部にその基端部分が固
着されて、一方の支柱1の上端より上方に比較的大きく
突出した状態となり、一方の支柱1の下端部に固着して
ある継手3と、他方の支柱1の下端部を保持する継手3
との位置、及び、他方の支柱1の上端部に固着してある
継手3と、一方の支柱1の上端部を保持する継手3との
位置が上下方向に於いて夫々異なるようになり、強度的
に弱くなる連結部分が高さ方向に於いて分散されるよう
になる。
【0007】また、継手3の先端開口部7は、支柱1端
部外径より僅かに大きな内径に設定され、支柱1端部が
挿入し易くなる。更に、中央膨出部8は、上下方向中央
部分が外方に向って比較的緩やかに湾出するよう形成さ
れると共に、支柱1端部外径より大きな内径に設定さ
れ、継手3自身の剛性が高くなると共に、支柱1端部が
継手3筒心に対して若干傾いた状態であってもその挿入
が可能となる。そして、基端嵌合部9は、支柱1端部外
径に略一致する内径に設定され、支柱1端部を継手3内
水平方向でガタつくことなく保持する。
部外径より僅かに大きな内径に設定され、支柱1端部が
挿入し易くなる。更に、中央膨出部8は、上下方向中央
部分が外方に向って比較的緩やかに湾出するよう形成さ
れると共に、支柱1端部外径より大きな内径に設定さ
れ、継手3自身の剛性が高くなると共に、支柱1端部が
継手3筒心に対して若干傾いた状態であってもその挿入
が可能となる。そして、基端嵌合部9は、支柱1端部外
径に略一致する内径に設定され、支柱1端部を継手3内
水平方向でガタつくことなく保持する。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図示例に基づいて説明する。
図中Aは、本考案の中間部積上体を示し、この中間部積
上体Aは、適宜建造物の構築時に、その梁やスラブ等の
コンクリート型枠を床面等から支えるための、或いは、
足場板を支持するため等の組立式の仮設支持枠に於ける
構成部材の一つである。そして、この中間部積上体A
は、その積上数の増減により仮設支持枠全体の高さを任
意に変更できるようにしたものである。すなわち、中間
部積上体Aは、所定間隔を隔てて平行に配置される左右
支柱1と、この左右支柱1相互を略H字状に連結する横
架連結杆2と、一方の支柱1の下端部及び他方の支柱1
の上端部に夫々固着される略円筒状の継手3とで構成さ
れており、この継手3内に、他の中間部積上体Aの支柱
1端部や、仮設支持枠の他の構成部材である基礎枠体B
や端部支持体Cの支柱B1,C1端部等を抜脱可能に挿
入することにより、中間部積上体A相互の連結や、中間
部積上体Aと基礎枠体Bとの連結や、中間部積上体Aと
端部支持体Cとの連結が行えるようにしたものである
(第1図参照)。
図中Aは、本考案の中間部積上体を示し、この中間部積
上体Aは、適宜建造物の構築時に、その梁やスラブ等の
コンクリート型枠を床面等から支えるための、或いは、
足場板を支持するため等の組立式の仮設支持枠に於ける
構成部材の一つである。そして、この中間部積上体A
は、その積上数の増減により仮設支持枠全体の高さを任
意に変更できるようにしたものである。すなわち、中間
部積上体Aは、所定間隔を隔てて平行に配置される左右
支柱1と、この左右支柱1相互を略H字状に連結する横
架連結杆2と、一方の支柱1の下端部及び他方の支柱1
の上端部に夫々固着される略円筒状の継手3とで構成さ
れており、この継手3内に、他の中間部積上体Aの支柱
1端部や、仮設支持枠の他の構成部材である基礎枠体B
や端部支持体Cの支柱B1,C1端部等を抜脱可能に挿
入することにより、中間部積上体A相互の連結や、中間
部積上体Aと基礎枠体Bとの連結や、中間部積上体Aと
端部支持体Cとの連結が行えるようにしたものである
(第1図参照)。
【0009】そして、支柱1は、所定寸法の適宜金属製
丸パイプ材で構成され、一対の左右支柱1は、夫々の筒
心が鉛直方向に沿うように配置されると共に、夫々の上
下端部が水平位置で揃うように配置されている。
丸パイプ材で構成され、一対の左右支柱1は、夫々の筒
心が鉛直方向に沿うように配置されると共に、夫々の上
下端部が水平位置で揃うように配置されている。
【0010】また、横架連結杆2は、所定長さの適宜金
属製角パイプ材で構成され、その両端部が左右支柱1の
筒心方向中央部分に溶着されている。しかも、横架連結
杆2の両端近傍の両側面部分夫々には、筋交いDを装着
するための筋交い取付孔5が穿設されている。
属製角パイプ材で構成され、その両端部が左右支柱1の
筒心方向中央部分に溶着されている。しかも、横架連結
杆2の両端近傍の両側面部分夫々には、筋交いDを装着
するための筋交い取付孔5が穿設されている。
【0011】更に、継手3は、所定寸法の適宜金属製円
筒材を基にして構成され、先端部分の先端開口部7と、
基端部分の基端嵌合部9と、これら先端開口部7と基端
嵌合部9の間の中央膨出部8とに区分され、先端開口部
7は、支柱1端部外径より僅かに大きな内径に設定さ
れ、中央膨出部8は、上下方向中央部分が外方に向って
比較的緩やかに湾出するよう形成されると共に、支柱1
端部外径より大きな内径に設定され、基端嵌合部9は、
支柱1端部外径に略一致する内径に設定されて、支柱1
端部が固着(溶接)される。しかも、先端開口部7の周
縁部分は、他の中間部積上体Aの支柱1の端部や、基礎
枠体Bや端部支持体Cの支柱B1,C1の端部を継手3
内に導入し易くなるように、先端がわに行くに従って漸
次拡開するような略ラッパ状に形成されている。また、
継手3の基端嵌合部9の周壁には、水抜きのための、ま
たは、継手3を支柱1に確実に溶接できるようするため
の孔6が適数穿設されている。しかも、この孔6は、継
手3内に挿入される支柱1,B1,C1端部が、継手3
の基端嵌合部9に固着してある支柱1端部に衝接して確
実なる連結状態(挿入状態)が得られているか否かを外
部から視認することもできるように設けられている。更
に、先端開口部7寄り周壁には、水抜き(空気抜き)の
ための孔6が穿設されている(第4図参照)。
筒材を基にして構成され、先端部分の先端開口部7と、
基端部分の基端嵌合部9と、これら先端開口部7と基端
嵌合部9の間の中央膨出部8とに区分され、先端開口部
7は、支柱1端部外径より僅かに大きな内径に設定さ
れ、中央膨出部8は、上下方向中央部分が外方に向って
比較的緩やかに湾出するよう形成されると共に、支柱1
端部外径より大きな内径に設定され、基端嵌合部9は、
支柱1端部外径に略一致する内径に設定されて、支柱1
端部が固着(溶接)される。しかも、先端開口部7の周
縁部分は、他の中間部積上体Aの支柱1の端部や、基礎
枠体Bや端部支持体Cの支柱B1,C1の端部を継手3
内に導入し易くなるように、先端がわに行くに従って漸
次拡開するような略ラッパ状に形成されている。また、
継手3の基端嵌合部9の周壁には、水抜きのための、ま
たは、継手3を支柱1に確実に溶接できるようするため
の孔6が適数穿設されている。しかも、この孔6は、継
手3内に挿入される支柱1,B1,C1端部が、継手3
の基端嵌合部9に固着してある支柱1端部に衝接して確
実なる連結状態(挿入状態)が得られているか否かを外
部から視認することもできるように設けられている。更
に、先端開口部7寄り周壁には、水抜き(空気抜き)の
ための孔6が穿設されている(第4図参照)。
【0012】尚、中間部積上体Aの具体的構成、形状、
寸法、支柱1の具体的形状、寸法、材質、横架連結杆2
の具体的形状、寸法、材質、支柱1との具体的固着手
段、継手3の具体的形状、寸法、材質、支柱1への具体
的固着手段、筋交い取付孔5の寸法、形状、数、配設位
置、孔6の有無、寸法、形状、数、配設位置等は、図示
例のものに限定されることなく適宜自由に設定できるも
のである。
寸法、支柱1の具体的形状、寸法、材質、横架連結杆2
の具体的形状、寸法、材質、支柱1との具体的固着手
段、継手3の具体的形状、寸法、材質、支柱1への具体
的固着手段、筋交い取付孔5の寸法、形状、数、配設位
置、孔6の有無、寸法、形状、数、配設位置等は、図示
例のものに限定されることなく適宜自由に設定できるも
のである。
【0013】本考案の中間部積上体Aは、前述の如く構
成されており、この中間部積上体Aを用いて組立てられ
る積上式仮設支持枠に於ける他の構成部材について簡単
に説明すると、先ず、基礎枠体Bは、4本の支柱B1を
正方形の角部に位置するように配置すると共に、隣設す
る支柱B1相互を4本の連結杆B2を介して夫々連結し
て、平面略正方形枠状に形成し、更に、一方の対角位置
にある支柱B1の上端部分に、中間部積上体Aの継手3
と同じ構成の継手B3をその先端開口部が上方に向うよ
うに夫々固着してある。しかも、全体を補強すべく隣設
する連結杆B2相互を連結するように補強斜材を固着せ
しめて構成されている。
成されており、この中間部積上体Aを用いて組立てられ
る積上式仮設支持枠に於ける他の構成部材について簡単
に説明すると、先ず、基礎枠体Bは、4本の支柱B1を
正方形の角部に位置するように配置すると共に、隣設す
る支柱B1相互を4本の連結杆B2を介して夫々連結し
て、平面略正方形枠状に形成し、更に、一方の対角位置
にある支柱B1の上端部分に、中間部積上体Aの継手3
と同じ構成の継手B3をその先端開口部が上方に向うよ
うに夫々固着してある。しかも、全体を補強すべく隣設
する連結杆B2相互を連結するように補強斜材を固着せ
しめて構成されている。
【0014】端部支持体Cは、2本の支柱C1を平行に
配置すると共に、支柱C1相互を連結杆C2を介して連
結し、更に、一方の支柱C1の下端部分に、中間部積上
体Aの継手3と同じ構成の継手B3をその先端開口部が
下方に向うように固着して構成されている。
配置すると共に、支柱C1相互を連結杆C2を介して連
結し、更に、一方の支柱C1の下端部分に、中間部積上
体Aの継手3と同じ構成の継手B3をその先端開口部が
下方に向うように固着して構成されている。
【0015】筋交いDは、中間部積上体Aの筋交い取付
孔5や、基礎枠体Bや端部支持体Cの筋交い取付孔に挿
入されて、筋交い取付孔5周縁部分に係止可能な略鈎状
の係止突起D1がその一端部分に突設され、筋交い取付
孔5に挿入されて横架連結杆2や連結杆B2,C2を貫
通可能な略軸状の貫通突起D2が他端部分に突設され、
この貫通突起D2の先端部分に係止揺動片D3を揺動自
在に装着して構成されている。すなわち、係止揺動片D
3は、その揺動操作によって、筋交い取付孔5から貫通
突起D2が抜けるようにしたり、筋交い取付孔5から貫
通突起D2が抜けないようにしたりできるよう構成され
ている(第5図参照)。
孔5や、基礎枠体Bや端部支持体Cの筋交い取付孔に挿
入されて、筋交い取付孔5周縁部分に係止可能な略鈎状
の係止突起D1がその一端部分に突設され、筋交い取付
孔5に挿入されて横架連結杆2や連結杆B2,C2を貫
通可能な略軸状の貫通突起D2が他端部分に突設され、
この貫通突起D2の先端部分に係止揺動片D3を揺動自
在に装着して構成されている。すなわち、係止揺動片D
3は、その揺動操作によって、筋交い取付孔5から貫通
突起D2が抜けるようにしたり、筋交い取付孔5から貫
通突起D2が抜けないようにしたりできるよう構成され
ている(第5図参照)。
【0016】そして、本考案の中間部積上体Aを用いた
積上式仮設支持枠の組立て例について説明すると、先
ず、基礎枠体Bの支柱B1下部にベースジャッキを夫々
装着し、この基礎枠体Bの上に複数の中間部積上体Aを
順次積上げ、この積上げられた中間部積上体Aの上に端
部支持体C(或いは、逆にした基礎枠体B)を積上げ、
この端部支持体Cの支柱C1上端部に適宜構成の受金具
を装着して、梁型枠やスラブ型枠等を支持できるように
組立てられる。尚、必要に応じて、筋交いDを適宜位置
に装着して仮設支持枠が組立てられる。ところで、これ
らの組立は、下から順に積上げるようにしても良いし、
地上等で横にして組立てた後、クレーン等を利用して起
こしても良い。
積上式仮設支持枠の組立て例について説明すると、先
ず、基礎枠体Bの支柱B1下部にベースジャッキを夫々
装着し、この基礎枠体Bの上に複数の中間部積上体Aを
順次積上げ、この積上げられた中間部積上体Aの上に端
部支持体C(或いは、逆にした基礎枠体B)を積上げ、
この端部支持体Cの支柱C1上端部に適宜構成の受金具
を装着して、梁型枠やスラブ型枠等を支持できるように
組立てられる。尚、必要に応じて、筋交いDを適宜位置
に装着して仮設支持枠が組立てられる。ところで、これ
らの組立は、下から順に積上げるようにしても良いし、
地上等で横にして組立てた後、クレーン等を利用して起
こしても良い。
【0017】また、図示例の仮設支持枠は、所定間隔を
隔てて平行となるよう配置される一対の中間部積上体A
を順次積上げ式に連結することにより構成されるように
なるが、仮設支持枠全体の一方の対向面部分を構成する
一対の中間部積上体Aと、他方の対向面部分を構成する
一対の中間部積上体Aとが、高さ方向に於いて交互に順
次積上げられるようになり、組立てられた仮設支持枠全
体の強度及び剛性が高くなると共に均一となるように工
夫されている。尚、本考案の中間部積上体Aは、図示例
のようないわゆるタワー状の仮設支持枠を構成するだけ
でなく、その他の適宜組立状態の仮設支持枠を構成する
ときの構成部材としても利用できるものである。
隔てて平行となるよう配置される一対の中間部積上体A
を順次積上げ式に連結することにより構成されるように
なるが、仮設支持枠全体の一方の対向面部分を構成する
一対の中間部積上体Aと、他方の対向面部分を構成する
一対の中間部積上体Aとが、高さ方向に於いて交互に順
次積上げられるようになり、組立てられた仮設支持枠全
体の強度及び剛性が高くなると共に均一となるように工
夫されている。尚、本考案の中間部積上体Aは、図示例
のようないわゆるタワー状の仮設支持枠を構成するだけ
でなく、その他の適宜組立状態の仮設支持枠を構成する
ときの構成部材としても利用できるものである。
【0018】
【考案の効果】従って、請求項1記載の中間部積上体に
よれば、中間部積上体を連結するのに、別体の連結部材
等が不要となり、継手を利用して連結するだけで良く、
熟練を要することなく仮設支持枠の他の構成部材(基礎
枠体、端部支持体)や、他の中間部積上体に容易に且つ
迅速に連結できて、仮設支持枠を積上げ状に組立てでき
るようになり、積上式仮設支持枠の設置、解体作業の能
率が向上すると共に、その運搬、取扱い、施工、保管等
が非常に容易となる。しかも、あらゆる形態の仮設支持
枠を組立てるのに大変便利な中間部積上体となり、構成
部材としての自在性(汎用性)に優れたものとなる。ひ
いては、その施工にかかる人手と工期を大幅に省力化で
きるようになり、経済的に優れた中間部積上体となる。
よれば、中間部積上体を連結するのに、別体の連結部材
等が不要となり、継手を利用して連結するだけで良く、
熟練を要することなく仮設支持枠の他の構成部材(基礎
枠体、端部支持体)や、他の中間部積上体に容易に且つ
迅速に連結できて、仮設支持枠を積上げ状に組立てでき
るようになり、積上式仮設支持枠の設置、解体作業の能
率が向上すると共に、その運搬、取扱い、施工、保管等
が非常に容易となる。しかも、あらゆる形態の仮設支持
枠を組立てるのに大変便利な中間部積上体となり、構成
部材としての自在性(汎用性)に優れたものとなる。ひ
いては、その施工にかかる人手と工期を大幅に省力化で
きるようになり、経済的に優れた中間部積上体となる。
【0019】特に、請求項1記載の中間部積上体によれ
ば、一対の継手のうち一方の継手は、その先端開口部が
下方に向うよう一方の支柱の下端部にその基端部分が固
着されて、他方の支柱の下端より下方に比較的大きく突
出した状態となり、他方の継手は、その先端開口部が上
方に向うよう他方の支柱の上端部にその基端部分が固着
されて、一方の支柱の上端より上方に比較的大きく突出
した状態となるので、継手への支柱の挿入部分が比較的
深く(長く)なり、継手を利用した連結状態が確実で抜
け難くなると共に、安定性が増し、しかも、一方の支柱
の下端部に固着してある継手と、他方の支柱の下端部を
保持する継手との位置、及び、他方の支柱の上端部に固
着してある継手と、一方の支柱の上端部を保持する継手
との位置が上下方向に於いて夫々異なるように構成で
き、強度的に弱くなる連結部分を高さ方向に於いて分散
できるようになり、強度的に弱い部分が集中しなくて済
み、仮設支持枠全体としての強度上のバランスが非常に
良好となる。加えて、水平方向からの外力に対して比較
的高い強度(抵抗力)を発揮できるようになる。
ば、一対の継手のうち一方の継手は、その先端開口部が
下方に向うよう一方の支柱の下端部にその基端部分が固
着されて、他方の支柱の下端より下方に比較的大きく突
出した状態となり、他方の継手は、その先端開口部が上
方に向うよう他方の支柱の上端部にその基端部分が固着
されて、一方の支柱の上端より上方に比較的大きく突出
した状態となるので、継手への支柱の挿入部分が比較的
深く(長く)なり、継手を利用した連結状態が確実で抜
け難くなると共に、安定性が増し、しかも、一方の支柱
の下端部に固着してある継手と、他方の支柱の下端部を
保持する継手との位置、及び、他方の支柱の上端部に固
着してある継手と、一方の支柱の上端部を保持する継手
との位置が上下方向に於いて夫々異なるように構成で
き、強度的に弱くなる連結部分を高さ方向に於いて分散
できるようになり、強度的に弱い部分が集中しなくて済
み、仮設支持枠全体としての強度上のバランスが非常に
良好となる。加えて、水平方向からの外力に対して比較
的高い強度(抵抗力)を発揮できるようになる。
【0020】また、請求項2記載の中間部積上体によれ
ば、仮設支持枠の他の構成部材(基礎枠体、端部支持
体)や他の中間部積上体の支柱端部が、容易且つスムー
ズに継手内に挿入できるようになる。すなわち、継手の
先端開口部から支柱端部が挿入し易くなり、支柱端部が
継手筒心に対して若干傾いた状態であってもその挿入が
可能となる。しかも、支柱端部が継手の基端嵌合部まで
完全に挿入されたときは、支柱が基端嵌合部と先端開口
部とによって保持されるので、継手と支柱の中心が一致
するようになると共に、支柱端部を継手内水平方向でガ
タつくことなく保持できるようになる。更に、中央膨出
部により、継手自身の強度及び剛性が高められるように
なり、継手が簡単に変形するようなことがなくなる。
ば、仮設支持枠の他の構成部材(基礎枠体、端部支持
体)や他の中間部積上体の支柱端部が、容易且つスムー
ズに継手内に挿入できるようになる。すなわち、継手の
先端開口部から支柱端部が挿入し易くなり、支柱端部が
継手筒心に対して若干傾いた状態であってもその挿入が
可能となる。しかも、支柱端部が継手の基端嵌合部まで
完全に挿入されたときは、支柱が基端嵌合部と先端開口
部とによって保持されるので、継手と支柱の中心が一致
するようになると共に、支柱端部を継手内水平方向でガ
タつくことなく保持できるようになる。更に、中央膨出
部により、継手自身の強度及び剛性が高められるように
なり、継手が簡単に変形するようなことがなくなる。
【0021】
【図1】積上式仮設支持枠の斜視図
【図2】中間部積上体の斜視図
【図3】中間部積上体の一部切欠断面図
【図4】継手部分の断面図
【図5】中間部積上体と筋交いの装着状態を示す一部省
略断面図
略断面図
A 中間部積上体 1 支柱 2 横架連結杆 3 継手 5 筋交い取付孔 6 孔 7 先端開口部 8 中央
膨出部 9 基端嵌合部 B 基礎枠体 B1 支柱 B2 連結杆 B3 継手 C 端部支持体 C1 支柱 C2 連結杆 C3 継手 D 筋交い D1 係止
突起 D2 貫通突起 D3 係止
揺動片
膨出部 9 基端嵌合部 B 基礎枠体 B1 支柱 B2 連結杆 B3 継手 C 端部支持体 C1 支柱 C2 連結杆 C3 継手 D 筋交い D1 係止
突起 D2 貫通突起 D3 係止
揺動片
Claims (2)
- 【請求項1】 所定間隔を隔てて平行に配置されると共
に、その上下端部を水平位置で揃えてなる左右支柱と、
この左右支柱相互を連結する横架連結杆と、その先端開
口部が下方に向うよう一方の支柱の下端部にその基端部
分が固着されると共に、その先端開口部が上方に向うよ
う他方の支柱の上端部にその基端部分が固着される一対
の継手とからなり、継手を、全体略筒状に形成すると共
に、その内部に支柱の端部が挿入保持可能となるよう形
成したことを特徴とする積上式仮設支持枠に於ける中間
部積上体。 - 【請求項2】 継手を、支柱端部外径より僅かに大きな
内径に設定される先端開口部と、上下方向中央部分が外
方に向って比較的緩やかに湾出するよう形成されると共
に、支柱端部外径より大きな内径に設定される中央膨出
部と、支柱端部外径に略一致する内径に設定される基端
嵌合部とで構成した請求項1記載の積上式仮設支持枠に
於ける中間部積上体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1220891U JPH0723484Y2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 積上式仮設支持枠に於ける中間部積上体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1220891U JPH0723484Y2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 積上式仮設支持枠に於ける中間部積上体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04101456U JPH04101456U (ja) | 1992-09-02 |
JPH0723484Y2 true JPH0723484Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=31746026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1220891U Expired - Lifetime JPH0723484Y2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 積上式仮設支持枠に於ける中間部積上体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723484Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-12 JP JP1220891U patent/JPH0723484Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04101456U (ja) | 1992-09-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19951121 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |