JP3014968B2 - 下屋用梁 - Google Patents
下屋用梁Info
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Description
場に使用される下屋用梁に関する。
工事現場4においては、住宅2の周囲にジャッキベース
9と支柱10を1800mmの一定間隔で配置し、これ
らの支柱10を水平横繋ぎ12で連結して仮設足場6が
設けられている。また、図示するような下屋構造の住宅
2において、下屋22から奥まった位置の母屋の壁面1
8を工事する場合には、この壁面18の近傍に下屋用仮
設足場8を設けている。
仮設足場8を設ける位置、または下屋22の大きさ等に
よっては、下屋用仮設足場8の両端部の支柱11を仮設
足場6の支柱10と兼用することができない場合が多
い。このような場合には、図示するように、下屋22の
側部に配置された支柱10aと10b及び10cと10
dの間にそれぞれ下屋用仮設足場8を構成する支柱1
1、11を仮設足場6の組み立て時に余分に配置しなけ
ればならない(図4において、支柱10aと10b及び
10cと10dの中間位置)。このように、支柱11、
11を余分に配置するために、支柱10を割り付ける作
業が煩雑になるという問題点があった。また、支柱11
は長く、重いので、建設工事現場4への搬入に手間がか
かるとともに、組み立て作業が大変であるという問題点
があった。
る両端部の支柱を所望の位置に容易に設置することがで
きる下屋用梁を提供することを目的としている。
に本発明に係る下屋用梁は、仮設足場を構成する複数の
支柱が配置された間隔に対応した長さを有する梁であっ
て、上記支柱は、外周に4つの箱型連結部が設けられ、
該箱型連結部は、隣り合うもの同士が、箱型連結部の高
さ分だけ上方向、または下方向にずれをもって支柱本体
に取り付けられており、上記梁は、梁本体の長手方向に
沿って板形状からなる補強板が取り付けられ、両端部に
上記支柱の箱型連結部に着脱可能な楔形係合部が設けら
れるとともに、一端部及び他端部から所定の距離を隔て
た位置に、下屋用足場を構成する支柱を連結するための
支柱連結部をそれぞれ設け、これら支柱連結部には、上
記支柱を連結した状態で、支柱に形成された連結ピン挿
入孔に連通するピン孔が形成されるとともに、該支柱連
結部に着脱可能なカラーが取り付けられ、該カラーは上
記箱型連結部と等しい高さに形成され、上記梁に繋がれ
ていることを特徴としている。
構成する支柱の箱型連結部に楔形係合部を装着して支柱
間に固定され、支柱連結部にカラーを装着、若しくは取
り外した状態で、下屋用足場を構成する支柱を上記支柱
連結部に連結して使用される。
に係る下屋用梁について説明する。図1は住宅2の建設
工事現場4に設けられた仮設足場6及び下屋用仮設足場
8を示している。仮設足場6は、住宅2の周囲にジャッ
キベース9と支柱10を1800mmの所定間隔で配置
し、支柱10を水平横繋ぎ12で連結し、所望の位置に
ブラケットを介して踏板14を設置した後、図示しない
筋交いを取り付けて構成される。水平横繋ぎ12は、そ
の両端部に設けられた楔形係合部を上記支柱10の鉛直
方向に所定間隔で設けられた箱型連結部16に挿入して
支柱10同士を連結している。上記箱型連結部16は、
支柱10の周囲に等間隔に4カ所ずつ設けてあり、対向
する箱型連結部16の取り付け位置が同一高さに、隣り
合う箱型連結部16の取り付け位置が箱型連結部16の
高さ分だけ上方または下方にずらしてある(図2参
照)。
た位置の母屋二階の壁面18を工事するために壁面18
の近傍に設けられている。下屋用仮設足場8の両端に位
置する支柱20、20は、下屋22を挟んで配置された
下屋用梁1、1に取り付けられている。上記下屋用梁
1、1は、仮設足場6を構成する支柱10の中で、下屋
22の側部に配置された支柱10aと10b及び支柱1
0cと10dにそれぞれ取り付けられている。上記支柱
20、20の間の下屋22の屋根には、複数の支柱24
が例えば、900mm間隔で配置してあり、支柱20、
24にはブラケットを介して踏板14が取り付けられて
いる。
に、水平横繋ぎ12と同一形態からなる梁本体26に支
柱連結部28、30を取り付け、下部に補強板30を溶
接して構成される。また、梁本体26の両端部には略L
字型に折り曲げられた楔形係合部34、34が形成され
ている。上記支柱連結部28は、楔形係合部34、34
支柱10a、10bの箱型連結部16、16に挿入して
固定した状態で、梁本体26の長手方向の中心に位置す
るように取り付けてあり(支柱10bの中心から900
mm隔てた位置)、同様に、他方の支柱連結部30は、
支柱10aの中心から300mm離れた位置に取りつけ
てある。
置は上述した位置に限られるものでなく、所望の位置に
取り付けて使用してもよい。
なる支柱20が外嵌されるように、支柱20の内径に合
わせた径を有する円柱体からなっている。また、支柱連
結部28、30には、支柱20のピン孔21に対応した
ピン孔29、31がそれぞれ形成されている。例えば、
支柱20を支柱連結部28に連結した後、ピン孔21と
29に連結ピンを挿通すれば、支柱20が支柱連結部2
8から外れることが防止される。また、上述のように、
支柱10に設けられた箱型連結部16は、隣り合うもの
同士の取り付け位置に箱型連結部16の高さ分のずれが
あるので、下屋用梁1を直交方向に配置した場合、異な
る下屋用梁1の支柱連結部28、30同士には高さ方向
のずれが生ずる。このずれを解消するために、支柱連結
部28、30には箱型連結部16と等しい高さのカラー
36、38が着脱自在に取り付けてある。なお、上記カ
ラー36、38はチェーン40、42によって梁本体2
6に繋いである。
に下端部にフランジ44が形成されている。補強板32
には軽量化のために複数の開口部を形成してもよいし、
補強板32自体をラチス構造のものに変更してもよい。
柱、角柱形状であってもよいし、固定手段は楔形係合部
34、34に代えてクランプ、ネジ止めであってもよ
い。また、支柱連結部材28、30は、上記構成に限ら
ずクランプで構成して支柱20を連結するようにしても
よいし、梁本体26に対してネジ止めにより着脱自在に
その取り付け位置を変更可能に設けてもよい。
28、30の中で任意に選択したものに連結されるが、
両方の支柱連結部28、30に支柱20を連結すれば下
屋用仮設足場8を増設することができる。また、上記下
屋用梁1に取り付けられる支柱連結部28、30はどち
らか1つでもよいし、必要に応じて取り付ける個数を増
やしてもよい。
係る下屋用梁は、支柱連結部に下屋用足場を構成する支
柱を連結して使用される。したがって、仮設足場の支柱
の間に下屋用仮設足場の支柱を設ける必要が無いので、
仮設足場の支柱を割り付ける作業が容易に行える。ま
た、従来、下屋用仮設足場の両端に使用していた、長
く、重い支柱は使用しないので、仮設足場及び下屋用仮
設足場の組み立て作業が容易になる。さらに、下屋用仮
設足場を構成する支柱の設置、移動、増設は、下屋用梁
の設置、移動、増設により行うことができるので、仮設
足場の組み立てをやり直すことなく容易に行える。さら
にまた、下屋用梁の使用により、仮設足場及び下屋用仮
設足場が美観に優れたものになる。
部に、箱型連結部と同一高さのカラーを着脱することに
よって、支柱連結部に連結される下屋用仮設足場を構成
する支柱に設けられた箱型連結部と、仮設足場を構成す
る支柱に設けられた箱型連結部の高さの違いを解消する
ことができ、下屋用仮設足場を構成する支柱と仮設足場
を構成する支柱とを、水平横繋ぎにより連結することが
できる。また、上記カラーは梁に繋がれているので、支
柱連結部から取り外された状態で紛失することが防止さ
れる。さらに、支柱連結部に下屋用仮設足場を構成する
支柱を連結した状態で、支柱連結部に形成されたピン孔
に連結ピンを挿通すれば、支柱が支柱連結部から外れる
ことを防止することができる。さらにまた、下屋用梁に
は補強板が取り付けられているので、曲げ強度が向上し
て、破損が防止される。
場を示す図である。
0、20…支柱、28,30…支柱連結部、34…楔形
係合部。
Claims (1)
- 【請求項1】 仮設足場を構成する複数の支柱が配置さ
れた間隔に対応した長さを有する梁であって、 上記支柱は、外周に4つの箱型連結部が設けられ、該箱
型連結部は、隣り合うもの同士が、箱型連結部の高さ分
だけ上方向、または下方向にずれをもって支柱本体に取
り付けられており、 上記梁は、梁本体の長手方向に沿って板形状からなる補
強板が取り付けられ、両端部に上記支柱の箱型連結部に
着脱可能な楔形係合部が設けられるとともに、一端部及
び他端部から所定の距離を隔てた位置に、下屋用足場を
構成する支柱を連結するための支柱連結部をそれぞれ設
け、これら支柱連結部には、上記支柱を連結した状態
で、支柱に形成された連結ピン挿入孔に連通するピン孔
が形成されるとともに、該支柱連結部に着脱可能なカラ
ーが取り付けられ、該カラーは上記箱型連結部と等しい
高さに形成され、上記梁に繋がれていることを特徴とす
る下屋用梁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8175010A JP3014968B2 (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 下屋用梁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8175010A JP3014968B2 (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 下屋用梁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1018580A JPH1018580A (ja) | 1998-01-20 |
JP3014968B2 true JP3014968B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=15988645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8175010A Expired - Lifetime JP3014968B2 (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 下屋用梁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3014968B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5114292B2 (ja) * | 2008-05-30 | 2013-01-09 | アルインコ株式会社 | 足場用梁枠 |
JP6238437B2 (ja) * | 2013-09-10 | 2017-11-29 | 株式会社竹中工務店 | 作業足場の設置構造 |
-
1996
- 1996-07-04 JP JP8175010A patent/JP3014968B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1018580A (ja) | 1998-01-20 |
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