JP6238437B2 - 作業足場の設置構造 - Google Patents
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Description
また、上部ほど奥側に位置する傾斜壁面を有するバラ積船の積み荷室を対象とし、多数の支柱部材や梁部材などを使用して、上方に位置する作業用の足場板が傾斜壁面に近接するように、その足場板を下方に位置するベース部(ベース台車)に対して傾斜壁面側にオーバーハング状に突出させた作業足場も知られている(例えば、特許文献2参照)。
その点、上記特許文献2に記載の作業足場は、バラ積船の積み荷室の傾斜壁面を対象とするので、建物の壁面部を対象とする作業足場にそのまま適用することは可能である。
しかしながら、この特許文献2に記載の作業足場は、上方に位置する足場板が下方に位置するベース台車に対してオーバーハング状に突出した構造で、安定性が悪く、そのため、ベース台車上にバランスウェイトを載置して安定性を確保してはいるものの、その安定性の確保には限界がある。
すなわち、高層ビルのような高い建物の壁面部を対象とすると、足場そのものが非常に高くなるため、たとえバランスウェイトを使用しても安定性の面で問題が残る。更に、対象となる壁面部が上部ほど大きく奥側に位置するような場合には、ベース台車に対する足場板のオーバーハング距離(突出距離)も大きくなり、実際上、実施不可能となる可能性もある。
上部ほど奥側または手前側に位置する壁面部を有する建物に対して、一対の支柱部材と、その一対の支柱部材間に架設する梁部材と、その梁部材に沿って架設する作業用の足場板とを備えた複数の作業足場セットを、前記壁面部の近傍に設置してある作業足場の設置構造であって、
前記複数の作業足場セットは、前記一対の支柱部材が前記壁面部の両側方に立設された状態、かつ、夫々の前記足場板が前記壁面部に対応するように高さを異ならせて設置された状態で、前記建物の遠近方向に沿って位置ずれさせて設置され、
前記一対の支柱部材に手前側の支柱と奥側の支柱とが備えられるとともに、前記梁部材が梁枠によって構成され、
前記梁部材の中間部が前記一対の支柱部材以外の支柱に支持されていない状態で、前記梁部材の両端部が前記一対の支柱部材に支持されている点にある。
そして、その各足場板は、当該壁面部の両側方に立設した一対の支柱部材により支持されるので、上部ほど奥側または手前側に位置する壁面部を対象とする作業足場を比較的簡単な構造で安定した状態で設置することができる。
また、上記特徴構成によれば、梁部材が、剛性の大きなスパンの大なる梁枠で構成されるので、対象となる壁面部がたとえ横方向に幅広の壁面部であっても、その幅広の壁面部に対応することが可能となり、また、その壁面部が上部ほど奥側に位置する壁面部であっても、その壁面部の下方部分を跨いで設置することができる。
前記壁面部が上部ほど奥側に位置する建物に対して設置され、
前記梁部材のうちの上方に位置する梁部材が、前記壁面部の下方部分を跨ぐ状態で設置される点にある。
上部ほど奥側または手前側に位置する壁面部を有する建物に対して、一対の支柱部材と、その一対の支柱部材間に架設する梁部材と、その梁部材に沿って架設する作業用の足場板とを備えた複数の作業足場セットを、前記壁面部の近傍に設置してある作業足場の設置構造であって、
前記複数の作業足場セットにおける前記一対の支柱部材を前記壁面部の両側方に立設し、前記複数の作業足場セットにおける前記足場板を前記壁面部に対応した状態で夫々高さを異ならせて設置し、
前記各一対の支柱部材のうちの一方の支柱部材が、前記複数の作業足場セットの一方の支柱部材を兼用する点にある。
本発明の作業足場は、例えば、図1および図2に示すように、上部ほど徐々に奥側に位置し、かつ、上部ほど徐々に左右方向の幅が狭くなるように連続して傾斜した壁面部W1を備えた建物Bを対象とし、その傾斜した壁面部W1の近傍に設置される。
この作業足場は、複数の作業足場セットS(Sa〜Sc)により構成されるが、各作業足場セットSa〜Scは、上下方向の高さと横方向の長さが異なるのみで、主要部分につ
いてはほぼ同じ構成である。したがって、各作業足場セットSa〜Scの詳細は、図3にまとめて記載し、図1および図2においては、図面が煩雑化するのを避けるため、各作業足場セットSa〜Scの主要部のみ記載する。同様に、実際の実施に際しては、傾斜した壁面部W1以外の壁面部に通常の作業足場が設置されるが、それも省略してある。
この実施形態では、作業足場セットSが3セット、つまり、最下方に位置する梁枠3aを有する第1作業足場セットSa、中間に位置する梁枠3bを有する第2作業足場セットSb、最上方に位置する梁枠3cを有する第3作業足場セットScの3つの作業足場セットSa〜Scが設置される。
なお、設置する作業足場セットSの数は、特に3つに限るものではなく、対象とする壁面部W1の大きさや形状などに応じて適宜変更可能である。
同様に、第2作業足場セットSbを構成する一対の支柱部材1b、2bは、それぞれ多数本のパイプ材からなる2本の支柱5b、6bにより構成され、第3作業足場セットScを構成する一対の支柱部材1c、2cも、それぞれ多数本のパイプ材からなる2本の支柱5c、6cにより構成される。
なお、この実施形態では、図2より明らかなように、最下方に位置する梁枠3aも、壁面部W1の下方部分をわずかに跨ぐ状態で設置されているが、最下方に位置する梁枠3aは、必ずしも壁面部W1の下方部分を跨ぐ必要はなく、最下方よりも上方に位置する梁枠3b、3cが、壁面部W1の下方部分を跨ぐように設置されればよい。
そして、各作業足場セットSa〜Scにおいて、各枠組み足場7間や梁枠3a〜3c上に多数の作業用の足場板4a〜4cが載置固定され、第1作業足場セットSaにおいては、複数の足場板4aが、壁面部W1に対応した状態で上下に高さを異ならせ、かつ、その梁枠3aに沿って設置される。
同様に、第2作業足場セットSbにおいては、複数の足場板4bが、壁面部W1に対応した状態で高さを異ならせ、かつ、梁枠3bに沿って設置され、第3作業足場セットScにおいても、複数の足場板4cが、壁面部W1に対応した状態で高さを異ならせ、かつ、梁枠3cに沿って設置される。
(1)つぎに、別実施形態について説明するが、重複説明を避けるため、先の実施形態で説明した構成については、同じ符号を付すことで説明を省略し、主として先の実施形態と
異なる構成について説明する。
先の実施形態では、上部ほど徐々に奥側に位置し、かつ、上部ほど徐々に左右方向の幅が狭くなるような壁面部W1を備えた建物Bを対象とした形態を示したが、例えば、図4に示すように、上部ほど徐々に手前側に位置し、かつ、左右方向の幅が同じ壁面部W2を備え、更に、その壁面部W2の上方に連続して上部ほど徐々に奥側に位置し、かつ、左右方向の幅が同じ壁面部W1を備えた建物Bを対象として実施することもできる。
そして、中間に位置する第2作業足場セットSbには、壁面部における外方への突出部、つまり、両壁面部W1、W2の接続部を挟んで、その上下にそれぞれ梁枠3bが設置され、上方に位置する梁枠3b上に多数の枠組み足場7や足場板4cが設置される。
一例を挙げると、図5の(a)に示すように、第3作業足場セットScの左側の支柱部材1cが、第2作業足場セットSbの左側の支柱部材1bを兼用するように構成することができる。また、図5の(b)に示すように、第1作業足場セットSaの右側の支柱部材2aの一部である1本の支柱6aが、第2作業足場セットSbの右側の支柱部材2bの一部である1本の支柱6bを兼用したり、他の1本の支柱6bが、第3作業足場セットScの右側の支柱部材2cの一部である1本の支柱6cを兼用するように構成することもできる。
なお、図5の(a)、(b)において、符号「U」で示したのは、足場ユニットである。すなわち、これまでの実施形態では、左右一対の支柱部材1(1a〜1c)、2(2a〜2c)をそれぞれ2本の支柱5a〜5c、6a〜6cにより構成した例を示したが、例えば、2本の支柱に代えて、これら図5の(a)、(b)に示すように、2本の支柱を含む状態で1スパン分の枠組み足場ユニットUを設け、当該枠組み足場ユニットUを支柱部材1、2として実施することもできる。
3 梁部材
4 作業用の足場板
S 作業足場セット
B 建物
W1 上部ほど奥側に位置する壁面部
W2 上部ほど手前側に位置する壁面部
Claims (3)
- 上部ほど奥側または手前側に位置する壁面部を有する建物に対して、一対の支柱部材と、その一対の支柱部材間に架設する梁部材と、その梁部材に沿って架設する作業用の足場板とを備えた複数の作業足場セットを、前記壁面部の近傍に設置してある作業足場の設置構造であって、
前記複数の作業足場セットは、前記一対の支柱部材が前記壁面部の両側方に立設された状態、かつ、夫々の前記足場板が前記壁面部に対応するように高さを異ならせて設置された状態で、前記建物の遠近方向に沿って位置ずれさせて設置され、
前記一対の支柱部材に手前側の支柱と奥側の支柱とが備えられるとともに、前記梁部材が梁枠によって構成され、
前記梁部材の中間部が前記一対の支柱部材以外の支柱に支持されていない状態で、前記梁部材の両端部が前記一対の支柱部材に支持されている作業足場の設置構造。 - 前記壁面部が上部ほど奥側に位置する建物に対して設置され、
前記梁部材のうちの上方に位置する梁部材が、前記壁面部の下方部分を跨ぐ状態で設置される請求項1に記載の作業足場の設置構造。 - 上部ほど奥側または手前側に位置する壁面部を有する建物に対して、一対の支柱部材と、その一対の支柱部材間に架設する梁部材と、その梁部材に沿って架設する作業用の足場板とを備えた複数の作業足場セットを、前記壁面部の近傍に設置してある作業足場の設置構造であって、
前記複数の作業足場セットにおける前記一対の支柱部材を前記壁面部の両側方に立設し、前記複数の作業足場セットにおける前記足場板を前記壁面部に対応した状態で夫々高さを異ならせて設置し、
前記各一対の支柱部材のうちの一方の支柱部材が、前記複数の作業足場セットの一方の支柱部材を兼用する作業足場の設置構造。
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