JP2989827B2 - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/26Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling
    • B41J29/36Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling for cancelling or correcting errors by overprinting

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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は文書処理装置、特に入力された文字情報に基
づき文字を記録し、また記録された文字を所定の条件に
応じてベタ消去フォントまたはボックスフォントで消去
する文書処理装置に関するものである。
[従来の技術] 従来より、電子タイプライタ等、特に逐次印字モード
を有する文書等では、一旦印字した文字を消去する装置
がしられている。インパクトプリンタ、熱転写プリンタ
等、インクリボンのインクを記録紙に転写する方式の記
録部を用いている場合には記録紙上に転写されたインク
を剥取る、あるいは隠蔽する等の方法で印字された文字
の消去を行なっている。
一方、文字データを行単位、あるいはページ単位等で
メモリに記憶しバッファし、バッファした文字を編集し
た後印字する装置では、メモリ内の内容に応じてその種
類、印字等の情報を知ることができるので、この情報を
印字機構に与えることにより消去を行なう技術が知られ
ている。
印字機構での消去の方法は印字方式によって異なる
が、サーマルヘッドを用いてインクリボンからインクを
熱転写する方式では、次のような2とうりの方法が用い
られている。ここでは第5図(A)に示すように記録紙
P上に文字C(「F」)が印字されており、この文字を
消去する場合につき考える。
1)メモリに記憶されている印字済みの文字Cのドット
パターン(以下フォントと呼ぶ)の各ドットを取り囲む
8ドットをオンにして太らせた第5図(B)に示すよう
な文字Bのフォントパータン(以下このパターンをボッ
クスフォントという)を作成し、サーマルヘッドを文字
C上に位置決めし、このボックスフォントを用いて文字
Cの部分を加熱し、記録紙Pからインクを剥取る。
2)メモリの内容を参照し、得られた文字Cの文字幅と
文字の高さからその範囲のドットを全てオンにしたドッ
トパターン(以下このパターンをべた消しフォントとい
う)を用い、第5図(C)に示すように、文字Cの上に
サーマルヘッドを位置決めし、文字の印字領域全体から
サーマルヘッドによりインクを剥取る方法。
[発明が解決しようとする課題] 以上に示した熱転写方式による2つの消去方法には次
のような問題がある。
まず、第5図(B)のようにボックスフォントを用い
る場合には、ボックスフォントは通常の印字用の文字フ
ォントのデータを用いて作成するため、この処理に時間
がかかる。又、ボックスフォント専用のフォントメモリ
を用いても良いが、この場合には消去のためだけに大き
なメモリ容量が必要となる。更に、記録紙上の同一位置
に複数の文字を重ね打ちした場合、あるいは僅かに印字
位置をずらして重ね打ちした場合には、同一印字位置に
重ねられた重ね文字を1つずつ消去していく処理に時間
がかかるとともに、紙の一部が重複して剥取られるた
め、印字品質が劣化するという問題がある。
一方べた消しフォントを用いる場合には次のような問
題がある。まず、サーマルヘッドの加熱面積が広いため
に消費電力が大きい。従って、電源インピーダンスによ
っては電圧降下が生じ、十分な消去を行なえないことが
ある。又、電池等で駆動される装置では電池の寿命が短
くなる。更に、インクの付着していない部分の紙も剥取
ってしまうため、フォントのドット密度が小さい文字を
消去した場合、記録紙の記録品質が低下する等の問題が
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明では上記の課題を解決するために、 文字情報を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された文字情報に基づき文字
を記録する記録手段と、 前記記録手段により記録された文字を所定の条件に応
じてベタ消去フォントまたはボックスフォントで消去す
る消去手段とを有し、 前記消去手段はベタ消去フォントで消去する際、消去
すべき文字の幅を調べ、その文字の幅に基づき消去する
構成を採用した。
[作用] 以上の構成によれば、記録された文字を所定の条件に
応じてベタ消去フォントまたはボックスフォントで消去
する場合、ベタ消去フォントで消去する際には消去すべ
き文字の幅を調べ、その文字の幅に基づき消去を行な
う。
[実施例] 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細を説
明する。
第1図は本発明を採用した文書処理装置の構造を示し
ている。第1図において符号1はキーボードで、不図示
の文字キー、各種ファンクションキーを有しており、こ
れらのキーを押下することにより印字すべき文字データ
が制御部2に入力される。制御部2は主としてCPU2b、R
AM2c、ROM2eから構成されている。これらの各部材2b,2
c,2eはCPU2dのシステムバス2aに接続されている。
CPU2bはキーボード1から入力された情報に従って感
熱プリンタから構成されるプリンタ3の印字動作及びLC
Dパネル等から構成された表示装置4の表示動作を制御
する。
その場合、CPU2bの制御プラグラムはROM2eの領域2fに格
納されている。またROM2eにはプリンタ3での印字に使
用される文字のフォントのための領域2gが設けられてい
る。
また、文字の編集及び印字は1行の文字列を単位とし
て行なわれ、この所定文字数の文字列を記憶するための
ラインバッファ領域2dがRAM2c内に設けられている。
プリンタ3は前記のように熱転写方式のものである
が、従来例の項で述べた2つの方法、即ちボックスフォ
ントを用いる方法とべた消しフォントを用いる方法の2
つの消去方法によって既に印字された文字の消去を行な
うことができるようになっている。
2つの消去方法のいずれを用いるかはCPU2bが指定で
きるようにしてある。
次に以上の構成における動作につき説明する。第2図
にROM2eに格納されたCPU2bの消去時の制御手順を示す。
第2図の手順はキーボード1で消去キーが押下される
等により印字文字の消去が指定された場合に実行され
る。ここでは直前に印字した1文字を消去する例を示
す。
第2図のステップS1ではプリンタ3の記録ヘッドを所
定印字ピッチ分左側に移動し、直前の印字文字の位置に
移動させる。次にステップS2ではRAM2cのラインバッフ
ァ2dの内容を調べ、その位置に印字されている文字が重
ね打ちの文字かどうかを判定する。重ね文字としては、
ある文字を「x」等で消したパターン、あるいは微小ピ
ッチで同一文字をずらして印字したボールドフェースパ
ターン等がある。ステップS2で印字位置の文字が重ね文
字と判定された場合にはステップS3へ、重ね文字でない
と判定された場合にはステップS5に移行する。
ステップS3ではプリンタ3の消去モードをべた消しフ
ォントを用いる方法に設定する。このためにRAM2cの所
定アドレスに設定されたフラグをべた消しフォントモー
ドに設定する。
次にステップS4ではべた消しフォントの文字幅を設定
するためにラインバッファ2dを参照し、印字位置に重ね
打ちされている文字のうち一番最初に印字された文字の
文字幅を調べ、その値をRAM2c中の所定の記録領域に保
存する。
一方ステップS5では消去モードをボックスフォントに
設定する。このため、RAM2c中の所定フラグをボックス
フォントを用いるように設定する。次にステップS6では
印字位置に既に印字されている文字のフォントから第5
図(B)に示したようなボックスフォントを作成する。
ステップS7ではステップS3、S4あるいはS5、S6で設定
した条件を用いてプリンタ3を駆動し、印字位置のイン
クをはぎとり、消去を実行する。ステップS8ではライン
バッファ2d内の文字データを更新し、メモリ内の文字デ
ータと印字文字を一致させる。
以上の制御によれば、重ね文字の場合にはべた消しフ
ォントを用いる消去方法で、又重ね文字でない場合には
ボックスフォントを用いる方法で消去を行なう。従って
重ね文字の場合はべた消しフォントを用いて確実に重ね
文字全体を消去でき、又重ね文字でない場合はボックス
フォントを用いて剥取り面積を小さくし、良好な記録品
質を実現できる。
以上では消去すべき文字の種類により消去モードを切
り換える例を示したが、第3図では消去すべき文字の情
報が記憶されているかどうかに応じて消去モードを切り
換える方法を示す。
一般にラインバッファ2dその他の記憶容量は有限であ
り、1行の印字等所定単位の処理の終了後には内部が消
去される。従って、1行前の文字を消去する場合等では
消去すべき文字に関する情報がメモリ中に記憶されない
場合が考えられる。
従来では、このような記録中にない文字の消去を行な
う場合、キーボード1の所定キーを押下し、エスケープ
モード等と呼ばれる特殊な処理モードに移行し、文字の
消去を行なっている。この従来の消去モードではどの文
字を消去するかが判明しないため、操作者が消去すべき
文字の種類をキーボードの位置によって指定する必要が
あった。第3図の制御はこのような問題を解消するもの
である。
第3図のステップS10ではエスケープモードであるか
どうかを判定する。この判定はキーボード1で行なわれ
る所定のキー操作に応じて設定されるフラグ等の状態を
判定することにより行なえる。エスケープモードではス
テップS11で、エスケープモードでなければステップS13
に移行する。ステップS11では第2図のステップS3と同
様に消去モードをべた消しフォントに設定し、ステップ
S12ではべた消しフォントの文字幅を設定する。この場
合にはキーボード1に設けられている文字ピッチを設定
するピッチスイッチの値を用いる。
一方エスケープモードでなければステップS13に移行
し、ステップS5と同様に消去モードをボックスフォント
を用いる消去モードに設定し、ステップS14でボックス
フォントを作成する。
ステップS15ではエスケープモードでなければメモリ
中に消去モードが記憶されているため、その内容を消去
し、消去後と同一の状態に更新する。
ステップS16ではステップS11,S12あるいはステップS1
3〜S15における条件設定に基づきプリンタ3で消去を実
行させる。
第3図の制御によれば、エスケープモードである、即
ちラインバッファ2d中に消去すべき文字が存在しない場
合にはべた消しフォントを用いて消去を行なうため、従
来のようにユーザが消去すべき文字の種類のキーボード
1から指定する必要がなく、自動的に印字文字を消去で
きるという利点がある。
更に第4図に異なる制御手順を示す。第4図の手順は
消去すべき印字文字のドット密度に応じて2つの消去モ
ードを切り換える例である。
第4図のステップS20では第2図のステップS1と同様
に記録ヘッドを左側に移動し、直前の印字文字上へ位置
決めする。
ステープS21では印字文字のドット密度が基準値以上
であるかどうかを判定する。このドット密度は所定の文
字ピッチに対応する面積内で印字されるドットの密度
で、あらかじめROM2e内に設けられたテーブル等を用い
て密度が基準値以上かどうかが判定される。消去すべき
印字文字のドット密度が基準値以上の場合にはステップ
S22へ、ドット密度が基準値未満の場合にはステップS24
に移行する。
ステップS22〜S27は第2図のステップS3からS8と全く
同じである。第4図の手順によれば消去すべき印字文字
のドット密度が高い、即ち印字ピッチ内に多数のドット
が記録されている場合にはべた消しフォントを用い、ド
ット密度が小さい場合、つまり所定印字ピッチ内でのド
ットが少ない場合にはボックスフォントによる消去を行
なう。従って、ドット密度が高い文字は効率良く、又良
好な品質で消去でき、一方、ドット密度が小さい文字で
はボックスフォントを用いてはぎとり面積を小さくし、
同様に有効な消去結果を得ることができる。更に、消費
電力の大きいべた消しフォントは所定以上のドット密度
の文字の消去にしか用いられないため、電力効率良く文
字の消去を行なうことができる。
以上では別々のフローチャートにより3つの制御手順
を例示したが、これらの手順を全て組み合せて用いるこ
とができるのはいうまでもない。例えばエスケープモー
ドあるいは重ね文字の消去では無条件にべた消しフォン
トを用いるように設定しこれらの条件が成立しなかった
場合にドット密度のチェックによりべた消しフォントか
ボックスフォントを選択するような制御が考えられる。
[発明の効果] 以上の説明から明かなように、本発明によれば、記録
された文字を所定の条件、たとえば、消去すべき文字が
重ね文字か否か、あるいは、指定された装置の動作モー
ドや消去すべき文字のドット密度などの条件に応じてベ
タ消去フォントまたはボックスフォントで消去する場
合、ベタ消去フォントで消去する際には消去すべき文字
の幅を調べ、その文字の幅に基づき消去を行なう構成を
採用しているので、条件に応じて適切な文字の消去を行
なえるとともに、消去すべき文字の幅に基づき消去を行
なうため消去面積に無駄を生じることがなく消去に必要
な消費電力を低減でき、さらには消去すべき文字が等幅
でない、いわゆるプロポーショナルフォントなどにより
記録されている場合でも消し残しや無駄な消去面積を生
じることなく常に適切かつ効率的な文字の消去を行なえ
る、という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を採用した文書処理装置の構成を示した
ブロック図、第2図から第4図は第1図のCPUの異なる
制御手順を示したフローチャート図、第5図(A)、
(B)、(C)は異なる印字文字の消去方法を示した説
明図である。 1……キーボード、2……制御部 2b……CPU、2c……RAM 2e……ROM、3……プリンタ 4……表示装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字情報を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された文字情報に基づき文字を
    記録する記録手段と、 前記記録手段により記録された文字を所定の条件に応じ
    てベタ消去フォントまたはボックスフォントで消去する
    消去手段とを有し、 前記消去手段はベタ消去フォントで消去する際、消去す
    べき文字の幅を調べ、その文字の幅に基づき消去するこ
    とを特徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】前記消去手段は、消去すべき文字が重ね文
    字の場合、ベタ消去フォントで消去することを特徴とす
    る請求項1に記載の文書処理装置。
  3. 【請求項3】前記消去手段は、指定された装置の動作モ
    ードに応じてベタ消去フォントまたはボックスフォント
    で消去することを特徴とする請求項1に記載の文書処理
    装置。
  4. 【請求項4】前記消去手段は、消去すべき文字のドット
    密度に応じてベタ消去フォントまたはボックスフォント
    で消去することを特徴とする請求項1に記載の文書処理
    装置。
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