JPS61280972A - サ−マル印字装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はコンピュータ等の出力装置や、タイプライタと
して利用されるサーマル印字装置に関する。

従来の技術 近年一度印字した文字・記号等を修正することのできる
コレクト機能を備えたサーマル印字装置が利用されるよ
うになってきた。

以下に従来の印字装置について説明する。

第８図は従来の印字装置の構成を示すブロック図である
。

図に於いて１は発熱抵抗素子、２はサーマルヘッド、３
は前記サーマルヘッドを駆動するサーマルヘッド駆動部
、４は入力したデータが文字・記号等の印字を行うため
の印字データであるのか、修正の為のコレクトデータで
あるのかを判別する入力データ判別部、５は入力された
データが、印字データである場合にその文字・記号パタ
ーンを生成する印字パターン生成部であり、２７は前記
入力データがコレクトデータの場合にコレクトパターン
を生成するコレクトパターン生成部である。８はサーマ
ルヘッドに印加する電圧を制御するヘッド電圧制御部、
９は前記サーマルヘッド２を塔載したキャリッジ部等の
機構部１０を駆動する機構駆動部である。　以上のよう
に構成された従来のサーマル印字装置について、以下そ
の動作を説明する。

まず、入力データ判別部４において入力したデータが文
字データかコレクトデータかの判別を行い、文字データ
の場合には、その文字の印字パターンを印字パターン生
成部３で生成し、サーマルヘッド駆動部３に出力し、サ
ーマルヘッド２を駆動する。同時にヘッド電圧制御部８
により印字用の電圧を設定し、サーマルヘッド２内の発
熱抵抗素子１を発熱させる。又、機構駆動部９を制御し
て機構部１０を駆動することにより印字を行う。

入力したデータがコレクトデータの場合、まず機構駆動
部９に信号を出力しコレクト用リボンを選択した後、コ
レクトパターン生成部２７で生成したコレクトの為のパ
ターンをサーマルヘッド駆動部３に出力し、サーマルヘ
ッド２を駆動する。同時にヘッド電圧制御部８によりコ
レクト用の電圧を設定し、又、機構部１０を駆動するこ
とによりコレクトを行う。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような従来のサーマル印字装置に
おいて用いるコレクト用リボンは、印字用リボンのイン
クのように溶融してリボンより用紙に転写されるものと
は異なり、ある程度熱を加えても、容易には溶融するも
のではなく、軟化して粘着性が発生するものであり、コ
レクト動作には印字用リボンに比べて大きな熱エネルギ
ーが必要となる為、サーマルヘッドに印加する電源の容
量が小さいと、たとえ通常の印字は十分に行えても、コ
レクト時にサーマルヘッドの発熱量が不足し、修正すべ
き文字が残ってしまうという欠点があった。

又、これを防ぐ為にサーマルヘッド２の発熱抵抗素子１
に大きなエネルギーを供給する必要があるが、サーマル
ヘッドに印加する電源の容量を十分に大きな容量とする
とコストの上昇、スペースの増大につながるといった欠
点があった。

本発明は上記従来の欠点を解消するもので、小さな電源
容量で、良好なコレクト動作を行うことのできるサーマ
ル印字装置を提供するものである。

問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するため本発明のサーマル印字装置は
、コレクトすべき文字・記号等を複数部分に分割してコ
レクトするよう構成してなる。

作　　用 前記構成により、コレクトの際にサーマルヘッドに対し
て一度に多大なエネルギーを印加する必要がな（なり、
電源容量を大きくすることな（してコレクトの品質を向
上させることができる。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第１図において、１は発熱抵抗素子、２はサーマルヘッ
ド、３は前記サーマルヘッドを駆動するサーマルヘッド
駆動部、４は入力したデータが印字データかコレクトデ
ータかを判別する入力データ判別部、５は印字データの
場合に印字パターンを生成する印字パターン生成部、６
は前記入力データがコレクトデータの場合にコレクトパ
ターンを生成するコレクトパターン生成部であり、コレ
クト上部パターン生成部６ａとコレクト下部パターン生
成部６ｂとからなる。７はコレクトが１回目であるか２
回目であるかを計数するコレクト回数計数部、８はサー
マルヘッド２に・印加する電圧を制御するヘッド電圧制
御部、９は機構部１０を駆動する機構駆動部である。

第２図は、本実施例の実際の回路ブロック図である。

図に於いて１１は各種演算を行うマイクロプロセッサで
あり、１２は各種文字パターン及びコレクトパターンを
記憶するリードオンリーメモリ（以下ＲＯＭと記す）で
あり、１３は印字データやコレクト回数を記憶するラン
ダムアクセスメモリ（以下ＲＡＭと記す）である。マイ
クロプロセッサ１１は、入力したデータとＲＯＭ１２に
あらかしめ登録されたデータとを比較し、サーマルヘッ
ド２に出力する印字或はコレクト用のパターンを作成す
る。又、ヘッド電圧制御部を制御し印字及びコレクトに
対応したヘッド電圧になるように制御すると共に機構駆
動部９を制御し、機構部１０を駆動する。

第３′図は本発明のサーマル印字装置の一実施例の機構
部の構成図である。

図に於いて２はサーマルヘッド、１５は印字用リボンカ
セット、１６はコレクト用リボンカセット、１７は前記
印字用リボンカセット１５と前記コレクト用リボンカセ
ット１６を固定し上下させるカセットホルダー、１８は
キャリッジモータプーリー、１９はタイミングベルト、
−２０は前記印字用リボンカセット１５と前記コレクト
用リボンカセット１６とを搭載したキャリッジである。

このキャリッジ１９は、前記キャリッジモータプーリー
１８をキャリッジモータ（図示せず）により回転させる
ことにより前記タイミングベルト１９を介して矢印Ａ方
向へ移動する。なお、矢印へ方向は、サーマルヘッドの
走査方向を示し、又矢印Ｂはプラテン２１に巻回した用
紙２２の搬送方向である。

第４図は印字を行う際、又第５図はコレクトを行う際の
キャリッジ周辺部の断面図である。

図において２３は印字用リボンカセット１５に収納され
ている印字用リボン、２４はコレクト用リボンカセット
１６に収納されているコレクト用リボン、２５はキャリ
ッジシャフト、２６はカセットシフトレバ−である。

ところで、第４図は前述したように、印字を行う際のキ
ャリッジ周辺部を示しており、本状態においては、印字
用インクリボンカセット１５より引き出された印字用イ
ンクリボン１５がサーマルヘッド２に対向配置されてい
る。又、コレクトの一際は、第４図の状態より、カセッ
トシフトレバ−２６を別途用意したリボン選択モータ（
図示せず）により矢印Ｃ方向ヘキャリッジシャフト２５
を中心として回動させカセットホルダー１７を上昇゛さ
せ第６図の状態となす。本状態においては、コレクト用
リボンカセット１６より引き出されたコレクト用リボン
２４がサーマルヘッド２に対向配置されることとなる。

さらにコレクト状態より印字状態とするにはカセットシ
フトレバ−２６を矢印り方向へ回動させて、第４図に示
す状態に復帰させることによって行われる。

以下、第６図に示すフローチャートに従って動作につい
て説明する。

まず制御データが装置内に入力されると（ステップ（イ
））、入力データ判別部４において入力データが印字デ
ータであるか、コレクトデータであるかが判断される（
ステップ（ロ））。仮に入力されたデータがアルファベ
ットの「Ｈ」を表す文字印字データだったとすると、サ
ーマルヘッド２への印加電圧を印字用ヘッド電圧に設定
しくステップ（ハ））、印字パターン生成部５よりｒＨ
，の印字パターンを受は取り（ステップ〈二〉）、サー
マルヘッド駆動部３を制御することによって第４図に示
すように印字用リボン２３によって用紙２２に対しｒＨ
」の文字を印字する（ステップ（ホ））。このようにし
て用紙２２に対し文字「Ｈ」が印字された状態を第７図
（ａ）に示す。図中２８は印字インクである。

次に、入力されたデータがコレクトデータとすると、サ
ーマルヘッド２への印加電圧をコレクト用ヘッド電圧に
設定しくステップ（へ））、コレクトを行う際の分割数
ｎ（ここではｎ＝２とする）をコレクト回数計数部７に
セットする（ステップ（ト））。次に、機構駆動部９を
制御し機構部１０を駆動させ、第５図に示すようにコレ
クト用リボン２４を選択しくステップ（４））　、修正
すべき文字・記号等の位置までキャリッジ２０を移動さ
せ（ステップ（す））、修正すべき文字・記号等に対し
てコレクト用リボン２４を介して、サーマルヘッド２を
対向させる。次にカウンタｎの値を判断しくステップ（
ヌ））、最初はｎ＝２なので、コレクトすべき文字・記
号等と同一文字形状の上半分パターン、或は、上半分全
面ベタのパターンを生成しくステップ（ル））、このパ
ターンによってコレクト用リボンにサーマルヘッド２で
熱を加えることによりコレクトを行う。第７図（ｂ）は
、コレクトリボン２４により文字ｒＨ，の上半分「Ｕ」
が引き剥がされた状態を示している。次にカウンタｎを
１だけ減らす（ステップ（ワ））。カウンタｎが０であ
るかどうか判断しくステップ（力））、０でなければ、
再び修正文字の位置までキャリッジを移動させる（ステ
ップ（す））。カウンタｎを判断すると（ステップ〈ヌ
））、今度はｎ＝１であるので、コレクトすべき文字・
記号等と同一文字形状の下半分パターン「貝」、或は下
半分の全面ベタのパターンを生成しくステップ（ル′）
）、このパターンによってコレクトを行う。第７図（Ｃ
）は、コレクトリボン２４により文字ｒＨ，の残り下半
分「１１」が引き剥がされた状態を示している。次にカ
ウンタｎ　＋　１だけ減らす（ステップ（ワ））と、ｎ
　＝　Ｏとなるので（ステップ（力））、機構駆動部９
を制御して機構部１０を駆動させ、第４図に示すように
印字用り可ン２３を選択する（ステップ（ヨ））。

ところで、文字データの場合の印字用ヘッド電圧をＶｌ
コレクトデータの場合のコレクト用ヘッド電圧をＶ２と
すると、一般に印字用リボンに比べてコレクト用リボン
の方が溶融温度が高いのでＶｌ＜Ｖ２としである。サー
マルヘッドの各発熱抵抗素子の抵抗値をＲとすると、コ
レクト時の１ドツトつまり発熱抵抗素子１個当たり′の
エネルギーＷ２は Ｗ２＝　（Ｖ２）２　／Ｒ となる。一度にＯＮするドツト数をＮとすると総エネル
ギーは Ｗ２＝　（（Ｖ２）　２／Ｒ）ｘＮ となるが、コレクト時のコレクトパターンを上下に分離
することにより、コレクト時のエネルギーは上式の１／
２ですむことになる。

なお、本実施例ではコレクトを２分割で行う場合につい
て説明したが、３分割、４分割というように分割しても
同様の効果が得られる。

発明の効果 以上述べてきたように、本発明によれば、コレクト時の
コレクトパターンを複数部分に分けて生成すると共に前
記複数のコレクトパターンに対応して、複数回コレクト
を行うことにより、サーマルヘッドに対して一度に多大
なエネルギーを供給する必要がなくなり、コレクトの品
質を上げると同時に電源の容量を小さくでき、実用上き
わめて有用なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のサーマル印字装置の構成を
示すブロック図、第２図は同実施例における実際の回路
ブロック図、第３図は同実施例における機構部の構成を
示す斜視図、第４図は印字を行う際の機構部の断面図、
第５図はコレクトを行う際の機構部の断面図、第６図は
コレクト動作の流れを示すフローチャート、第７図はコ
レクトの動作を模式的に示した図、第８図は従来の印字
装置のブロック図である。 ２・・・・・・・・・サーマルヘッド ４・・・・・・・・・入力データ判別部２２・・・・・
・用　紙（記録媒体） ２３・・・・・・印字用インクリボン ２４・・・・・・コレクト用リボン 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　ほか１名第１図　　
　　　、一つ、２Ｂ〜１ 第２図 クー−マーイル１ヴＶ ｔ５−一仰１用りＩＳンオＣブト １ト−コレクトＳ　　　＃ ＋７−−１でリド２．ルタ”− １１−−４テ９ツ餐−ター１′−リー ２１・−７０ラテン ２Ｆ−−−７１ｊ氏 夷’　”　　　　　　　　　！−６ｐ　ｊＪ　４＞７’
）Ｃ＞２４−−コレクト４１ｚ：ン ２シーキヤツプジシ苧フト 第　　５　　図 第６図 第　８　図 ｆ−一定讐捧胱ｔ） ２−一リーフルーツｒ 第７図 （Ｃ） ２δ−−６Ｆ　？インク

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数の発熱抵抗素子を備えたサーマルヘッドと、このサ
   ーマルヘッドの発熱抵抗素子により加熱され記録媒体上
   へ文字・記号等を印字するための印字用インクリボンと
   、同じくサーマルヘッドの発熱抵抗素子にて加熱され、
   前記記録媒体上へ転写されたインクを剥ぎ取るコレクト
   用リボンと、入力されたデータが印字データであるかコ
   レクトデータであるかを判別する入力データ判別部と、
   この入力データ判別部にて入力データがコレクトデータ
   であると判断された時、前記複数の発熱抵抗素子のうち
   所定のもののみによりコレクトすべき文字の一部分を剥
   ぎ取るコレクト動作を複数回行う 手段を備えたサーマル印字装置。