JPS61295063A - サ−マル印字装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コンピュータ等の出力装置やタイプライタと
して利用されるサーマル印字装置に関するものである。

従来の技術 近年、一度印字した文字を修正することのできるコレク
ト機能を備えた印字装置が利用されるようになってきた
。

以下に従来の印字装置について説明する。

第１３図は従来の印字装置の構成を示すブロック図であ
る。１は複数の発熱抵抗素子、２はサーマルヘッド、３
はサーマルヘッド２を駆動するサーマルヘッド駆動部、
４は入力したデータが文字データであるのか、コレクト
データであるのかを判別する入力データ判別部、５は前
記入力データによって文字あるいはコレクト用のパター
ンを生成するパターン生成部、６はサーマルヘッド２の
発熱抵抗素子１への通電時間を設定する通電時間設定部
、７はサーマルヘッド２の印加電圧を設定する印加電圧
設定部、８は機構部９を駆動する機構駆動部である。

以上のように構成された従来の印字装置について、以下
その動作を説明する。

まずデータ判別部４で入力したデータが文字データかコ
レクトデータかの判別を行う。転送されたデータが文字
データの場合、その文字に対応した印字パターンをパタ
ーン生成部５で生成し、通電時間設定部６を介してサー
マルヘッド駆動部３′４１開昭Ｇ１−２９５０６３　（
２）に出力する。それと同時に電圧設定部７、機構駆動
部８に信号を出力し、機構部９を駆動するとともにサー
マルヘッド２の発熱抵抗素子１に電圧を印加して印字を
行う。一方人力したデータがコレクトデータの場合には
、まず機構駆動部８に信号を出力しコレクト用フィルム
リボンを選択した後、コレクトの為のパターンを前記通
電時間設定部６を介してサーマルヘッド駆動部３へ出力
する。それと同時に前記電圧設定部７、機構駆動部８に
信号を出力し、機構部９を駆動するとともにサーマルヘ
ッド２の発熱抵抗素子１に電圧を印加してリフトオフコ
レクトを行う。

しかしながら、上記のような従来の印字装置では、通電
時間設定部６と電圧設定部７を、印字の場合もコレクト
の場合も共用する為、印加電圧波形は第１４図（ａ）に
示すようになり（但し、図中のｔ、ｔｏはそれぞれ周期
及び通電時間を示している）、一定のデユーティ比　ｔ
ｏ／ｌ、一定の電圧ＶＯとなり発熱抵抗素子群１の発熱
温度は印字の場合もコレクトの場合も第１４図（ｂ）に
示ずように一定の温度　ｔｏとなる。

発明が解決しようとする問題点 一般にリフトオフコレクト用リボンに塗布されたコレク
ト用材料は熱を加えると粘性を生じる材料を使用してお
り、その際に発生する粘着力により印字しである文字の
インクを剥ぎ取ることによりリフトオフコレクトを行う
。印字しである文字のインクを剥ぎ取るのに必要な熱エ
ネルギーは、一般に、印字用インクを用紙に転写するの
に必要な熱エネルギーに比べて大きく、かつ最適値の範
囲が狭い為に精密な設定が必要である。

しかしながら、上記したように印字時、コレクト時とも
に同一印加電圧、同一通電時間を用いるものにあっては
印字品質向上の為、印加電圧及び通電時間は印字時に必
要なそれに合わせなければならない為、リフトオフコレ
クト時には発熱抵抗素子の発熱量が足らずリフトオフコ
レクト用コレクト材の粘着力が不充分となり、印字され
ている文字のインクの剥ぎ取りが不充分となり、コレク
ト後も文字の一部が残存するといった欠点があった。又
、逆にコレクト時に必要な印加電圧及び通電時間に値を
固定してしまうと、通常印字時には発熱抵抗体の発熱量
がオーバーとなり、印字文字がつぶれてしまい印字品質
を著しく悪化させるという欠点を有していた。

本発明は上記従来の欠点を解消するもので、簡単な構成
にて印字品質及びコレクト品質を向」二さぜることので
きる印字装置を提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決する為、データ判別部からの
信号でコレクト時に印加電圧が制御されるコレクト用印
加電圧制御手段又は、通電時間が制御されるコレクト用
通電時間制御手段の少なくとも一方を設け、コレクト時
には印字時よりも高い出力電圧又は長い通電時間を得、
サーマルヘッドの発熱抵抗素子の発熱量を太き（するも
のである。

作　　用 この技術的手段による作用は次のようになる。

すなわち、印字動作時に比ベコレフト動作時はコレクト
用印加電圧制御手段から高い印加電圧を得るか、コレク
ト用通電時間制御手段から通電時間を長くとるかの少な
くとも一方の手段により、発熱抵抗素子の発熱量を増大
させリフトオフに最適な熱量にし、コレクト時に十分な
リフトオフが行える。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

第１図は本発明の印字装置の第一実施例を示すブロック
図である。第１図に於いて１は複数の発熱抵抗素子、２
はサーマルヘッド、３は前記サーマルヘッド２を駆動す
るサーマルヘッド駆動部、４は入力したデータが文字デ
ータかコレクトデータかを判別する入力データ判別部、
５は前記入力データによって文字あるいはコレクト用の
パターンを生成するパターン生成部、６は−リ゛−マル
ヘット２の発熱抵抗素子１への通電時間を設定する通電
時間制御部、１０は印加電圧制御部であり、文字印字の
際に印加電圧を設定する印字用印加電圧制御部１０ａと
コレクトの際に印加電圧を設定するコレクト用印加電圧
制御部１．　Ｏｂとからなる。

８は機構部９を駆動する機構駆動部である。

第２図は本実施例の実際の回路ブロック図である。１１
は各種演算を行うマイクロプロセッサであり、入力した
データとあらかじめ記憶されているデータとを比較し、
サーマルヘッド２に出力する印字あるいはコレクト用の
パターンを作成する。又、印字時はトランジスタ１０ｄ
をＯＦＦすることにより印字用電圧制御部１０ａの出力
電圧（以下ｖ１と記す〉がダイオード１０ｃを介して発
熱抵抗素子群１に印加され、コレクト時には前記トラン
ジスタ１０ｄをＯＮすることによりコレクト用電圧制御
部１０ｂの出力電圧（以下Ｖ２と記す）が発熱抵抗素子
群１に印加される。この場合Ｖ２＞Ｖｌとなっている為
、逆電流防止用のダイオード１０ｃが必要となる。

第３図は本発明の印字装置の一実施例の機構部の構成図
である。２はサーマルヘッド、１２は印字用リボンカセ
ット、１３はコレクト用リボンカセット、１４は前記印
字用リボンカセット１２と前記コレクト用リボンカセッ
ト１３を固定し上下させるカセットホルダー、１５はキ
ャリッジモータープーリ、１６はタイミングベルト、１
７は前記印字用リボンカセット１２と前記コレクト用リ
ボンカセット１３とを搭載したキャリッジで、前記キャ
リッジモータープーリ１５をキャリッジモータ（図示せ
ず）により回転さぜ、前記タイミングヘルド１６を介し
て移動する。１８はプラテン、１９は用紙である。

第４図は印字を行う際、又第５図はコレクトを行う際の
キャリッジ周辺部の断面図である。図に於いて２０は前
記印字用リボンカセット１２に収納されている印字用リ
ボン、２１は前記コレクト用リボンカセット１３に収納
されているリフトオフコレクト用リボン、２２はキャリ
ッジシャフト、２３はカセットシフトレバ−である。第
５図に於いて、キャリッジシャフト２２を中心にリボン
選択モーター（図示せず）を回転させることで１０ペー
ジ カセットシフトレバ−２３を矢印Ａ方向に回動させカセ
ットホルダー１４を上げてコレクト用リボンカセットを
セットし、コレクト用リボン２１をサーマルヘッド２に
対向させる。又第４図に於いて、キャリッジシャフト２
２を中心にリボン選択モータ（図示ぜず）を回転させる
ことでカセットシフトレバ−２３を矢印Ｂ方向に回動さ
せカセットホルダー１４を下げて印字用リボンカセット
をセットし、印字用リボン２０をサーマルヘッド２に対
向させる。

以下、第６図に示すフローチャートに従って動作につい
て説明する。まず制御データが装置内に入力されると（
ステップ（イ））、入力データ判別部４に於いて入力デ
ータが印字データであるか、コレクトデータであるかを
判断する（ステップ（ロ））。例えば入力されたデータ
がアルファベットの「Ｈ」を表す文字データであったと
すると、前記電圧制御部１０に信号を出力し、トランジ
スタ１０ｄをＯＦＦし、印字用電圧制御部の出力電圧Ｖ
１を選択しくステップ（ハ））、印字パターン生成部５
よりｒＨ」の印字パターンを受は取り（ステップ（ニ）
）、通電時間制御部６を介してサーマルヘッド駆動部３
を制御することにより第４図に示すように印字用リボン
２０によって用紙１９にｒＨ」の文字が印字される（ス
テップ（ホ））。こうして用紙１９に文字「Ｈ」が印字
された状態を第７図（ａ）に示す。２８は印字インクで
ある。次に入力したデータがコレクトデータとすると前
記電圧制御部１０に信号を出力し、トランジスタ１０ｄ
をＯＮＩ、てコレクト用電圧制御部１０ｂの出力電圧ｖ
２を選択する。Ｖ２＞Ｖｌなのでサーマルヘッド２の発
熱抵抗素子１に印加される電圧はｖ２となる（ステップ
（へ）〉。次に機構駆動部８に信号を出力し機構部９を
駆動し、第５図に示すようにコレクト用リボンを選択し
くステップ（ト））、修正すべき文字あるいは記号等の
−までキャリッジ１７を移動させ（ステップ（チ））、
修正すべき文字あるいは記号等に対してコレクト用リボ
ン２１を介してサーマルヘッド２を対向させる。次にコ
レクト用にコレク符開口ＨＧＩ−２９５０６３（４） トすべき文字あるいは記号等の同一文字形状のパターン
、あるいは全面ベタのパターンを生成しくステップ〈す
〉）、このパターンによってコレクト用リボン２１にサ
ーマルヘッド２の発熱抵抗素子１で熱を加えることによ
ってコレクト用リボン２１の表面のコレツＩ・材の粘着
力を発起させ印字されたインクを引き剥がすことにより
コレクトを行う（ステップ（ヌ））。第７図（ｂ）はコ
レクト用リボン２１により文字ｒ　ＨＪが引き剥ぎ取ら
れた状態を示している。コレクト終了後、機構駆動部８
に信号を出力し機構部９を駆動させ、第４図に示すよう
に印字用リボン２０を選択する（ステップ（ル））。こ
の後再び文字データが入力された場合、第６図のフロー
チャートの（イ）→（ロ）→（ハ）→（ニ）→（ホ）の
手順で再印字が行われる。

このように文字データの場合、第８図（ａ）に示すよう
に印字用電圧ｖ１　を選択することにより、サーマルヘ
ッド２内の発熱抵抗素子１を印字に最適な発熱温度’ｌ
＋に制御でき、コレクトデータの場合、第８図（ｂ）に
示すようにコレクト用電圧ｖ２を選択することによりリ
フトオドコレクトに必要な発熱温度Ｔ２に前記発熱抵抗
素子１を制御できる。

第９図は本発明の印字装置の第二の実施例の構成を示す
ブロック図であって、印加電圧制御部２７でのサーマル
ヘッド２の発熱抵抗素子１への印加電圧を一定電圧に固
定し、文字あるいは記号等の印字時にサーマルヘッド２
の発熱抵抗素子１への通電時間を設定する印字用通電時
間制御部２５と、コレクト時にサーマルヘッド２の発熱
抵抗素子１への通電時間を設定するコレクト用通電時間
制御部２６からなる構成である。印字用通電時間制御部
２５及びコレクト用通電時間制御部２６はマイクロプロ
セッサで実現している。実際の回路ブロック図を第１０
図に示す。

以」二のように構成された第２の実施例に於いて入力さ
れたデータが文字データの場合、第１１図（ａ）に示す
ように通電時間ｔＩを選択することによりサーマルヘッ
ド２内の発熱抵抗素子１を印字に最適な発熱温度Ｔ１に
制御でき、コレクトデータの場合、第１１図（ｂ）に示
すように通電時間ｔ２を選択することにより、リフトオ
フコレクトに必要な発熱温度Ｔ２に前記発熱抵抗素子１
を制御できる。なお、第二の実施例に於いては通電時間
制御によりデユーティ比ｔｌ／を及びｔ２／ｌが変化す
るようになっているが、デユーティ比を同じにし、周期
ｔを変更することによって通電時間を変化させることな
ど種々考えられる。

又、上記第一の実施例、第二の実施例に於いては印加電
圧又は通電時間を文字印字、コレクトとでそれぞれ単独
に変化させたが、印字用電圧制御部、コレクト用電圧制
御部及び印字用通電時間制御部、コレクト用通電時間制
御部をそれぞれ設けることにより文字印字時は第１２図
（ａ）に示すように印加電圧Ｖｌ、通電時間ｊ＋に設定
することにより最適温度Ｔ１になり、コレクト時は第１
２図（ｂ）に示すように印加電圧Ｖ２．通電時間Ｔ２に
設定することによりリフトオフコレクトの最適温度Ｔ２
になるといった精密な温度条件の設定が■５ベーソ 文字印字時とコレクト時とで、サーマルヘッド２の発熱
抵抗素子１への印加電圧又は、通電時間の少な（とも一
方を可変としたことにより文字印字、コレクトの各々に
最適な発熱量制御を行うことで、リフトオフテープによ
る良好なコレクト動作が行えるため印字品質を向上させ
ることができ、実用的に極めて有用である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一実施例に係るサーマル印字装置の
構成を示すブロック図、第２図は同第一実施例の実際の
ブロック図、第３図は同実施例の印字機構部を示す図、
第４図は同第一実施例に於いて印字を行う際のキャリッ
ジ周辺部の構成図、第５図は同第一実施例に於いてコレ
クトを行う際のキャリッジ周辺部の構成図、第６図は印
字動作及びコレクト動作の動作手順を示すフローチャー
ト、第７図はコレクト時の状態を示す図、第８図は文字
印字時とコレクト時のサーマルヘッド駆動パルス波形及
び温度曲線図、第９図は本発明第二実施例に係るサーマ
ル印字装置の構成を示すブロック図、第１０図は同第二
実施例の実際のブロック図、第１１図は同実施例に於け
る文字印字時とコレクト時のサーマルヘッド駆動パルス
波形及び温度曲線図、第１２図は印加電圧と通電時間の
両方を変化させた場合のサーマルヘッド駆動パルス波形
及び温度曲線図、第１３図は従来の印字装置の構成を示
すブロック図、第１４図は同従来例に於けるサーマルヘ
ッド駆動波形及び温度曲線図である。 １１０発熱抵抗素子　　２１．サーマルヘッド４１．入
力データ判別部 ５０．パターン生成部 ６００通電時間制御部 １０３．印加電圧制御部 １１０．マイクロプロセッサ １９．９用　紙（記録媒体） ２０１．印字用リボン ２１１．コレクト用リボン ＠１図 第２図 第６図 第７図 第９図 Ｑ 第１０図 第１２図 第１３図 第１４ＦＡ ＩＪ’Ｔ　Ｉ”ｆｉｌ 誇１８１

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）加熱することにより記録媒体上へ文字・記号等を
   印字するための印字用インクリボンと、加熱することに
   より記録媒体上へ転写されたインクをはぎ取るコレクト
   用リボンを用いるサーマル印字装置に於いて、複数の発
   熱抵抗素子を備えたサーマルヘッドと、入力されたデー
   タが通常印字データであるかコレクトデータであるかを
   判別する入力データ判別部と、この入力データ判別部で
   の判断に基づきコレクト時は通常印字時に比べ前記サー
   マルヘッドの発熱抵抗素子へ供給するエネルギーを増す
   手段を備えたことを特徴とするサーマル印字装置。
2. （２）コレクト時は通常印字時に比べ前記サーマルヘッ
   ドに印加する印加電圧を高くする印加電圧制御手段を備
   えた特許請求の範囲第１項記載のサーマル印字装置。
3. （３）コレクト時は通常印字時に比べ前記サーマルヘッ
   ドへの通電時間を長くする通電時間制御手段を備えた特
   許請求の範囲第１項記載のサーマル印字装置。
4. （４）コレクト時は通常印字時に比べ前記サーマルヘッ
   ドに印加する印加電圧を高くする印加電圧制御手段と、
   同じく前記入力データ判別部での判断に基づきコレクト
   時は通常印字時に比べ前記サーマルヘッドへの通電時間
   を長くする通電時間制御手段を備えた特許請求の範囲第
   １項記載のサーマル印字装置。