JP2988432B2 - 温度制御型半導体モジュール - Google Patents
温度制御型半導体モジュールInfo
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Description
する半導体モジュールに関し、特に、温度制御部の構造
に関する。
ールのペルチェクーラーの構成図を示している。上部基
板2の下面および下部基板3の上面にはペルチェ素子4
の配線および固定のための金属電極が形成され、複数個
のペルチェ素子4が上部基板2と下部基板3の間に固定
される。このとき、下部基板3に形成された金属電極6
が配線の両端にくるように直列に配線される。上述の配
線の両端の金属電極6にはリード線12が半田付けさ
れ、リード線12の両端に電圧をかけ、ペルチェ素子に
電流を流すことにより上部基板2上に搭載した半導体ま
たは半導体レーザ等の温度制御を行う。
ュールでは、例えば特開平5−67844号公報に記載
された技術が知られている。図6は、従来技術の半導体
レーザモジュールの構成図を示している。ヒートシンク
14は半導体レーザ素子13を搭載しその放熱を行うと
ともに、半導体レーザ素子13とほぼ同じ膨張係数を有
する材料を使用して熱応力による故障を防止している。
ンク14はヘッダ15に搭載され、ヘッダ15およびモ
ニタ用の受光素子16をベース19上に半田固定されて
いる。モニタ用の受光素子16で半導体レーザ素子13
の温度変化等による光出力の変化を監視し、その光出力
が常に一定になるように駆動回路にフィードバックをか
けている。
れ、半導体レーザ素子13から出射されて広がった光が
レンズ17により平行光になるように光軸調整後、レン
ズホルダ18はベース19にYAGレーザで溶接固定さ
れている。半導体レーザ素子13等を搭載したベース1
9は上部絶縁板20の上面に半田固定される。底板21
は絶縁性を有し熱伝導率に優れた材料である窒化アルミ
ニウムで作られており、側壁22の端面部を固定してパ
ッケージ本体を構成する。
部絶縁板20の下面とに、ペルチェ素子23の配線およ
び固定のための金属導体パターンが薄膜あるいは厚膜で
形成されている。ここに複数個のペルチェ素子23が固
定され、配線されている。前記側壁22に、光取り出し
窓24を設け、半導体レーザ素子13から出射しレンズ
17で平行光に変換された光を透過させ、レンズ25で
光ファイバ26に効率よく入射するように光軸調整さ
れ、スリーブ27をYAGレーザで溶接固定されてい
る。
ルチェクーラーでは、パッケージへの実装は下部基板の
下面をパッケージに半田固定することによって行われる
が、その後にペルチェ素子に接続されたリード線をパッ
ケージの電極に半田ごて等によって半田接続する必要が
ある。このため、ペルチェクーラーの実装・配線工程に
時間と手間がかかり、実装コストが高くなるという問題
がある。自動化も困難であるため、量産化にも適してい
ない。
パッケージの電極へのリード線の半田接続のためのスペ
ースが必要であるため、ペルチェクーラーの大きさより
もパッケージを大きくしなければならず、モジュールの
小型化の妨げとなっている。
半導体レーザモジュールは、小型で冷却能力に優れた構
造の半導体レーザモジュールを得ることを目的としてい
るが、モジュールの組立作業においては多数のペルチェ
素子を一つ一つパッケージに形成された配線部分に実装
する必要があるため、実装する部品の数が多くなり、実
装コストの増大につながる。
温度制御型半導体モジュールを提供することを目的とし
ている。
体モジュールは、従来のこの種のモジュールが有する問
題点を解決するために、光を出力する半導体レーザと、
半導体レーザが上面に配置され、第1の電極から電力を
供給されて半導体レーザを温度制御する温度制御部と、
半導体レーザと温度制御部とを収容するパッケージとを
備えており、パッケージはその内部の底面に温度制御部
に電力を供給する第2の電極を備え、第1の電極と第2
の電極が接合されていることを特徴としている。
面に実装する上部基板と、第1の電極を下面に有する下
部基板と、上部基板と下部基板に挟まれて配置されたペ
ルチェ素子とを備えている。
あって、上部基板と下部基板の間には、電気的に直列に
接続された複数個のペルチェ素子が配置され、ペルチェ
素子のうちの少なくとも一つが下部基板の上面に形成さ
れ、第1の電極と接続されている第3の電極に接続され
ていることを特徴としている。
基板に形成されたビアホールを介して、又は、下部基板
の側面に形成された接続用導通パターンを介して電気的
に接続されている。そして、本発明の温度制御型半導体
モジュールは、下部基板は、第1の電極と第2の電極の
半田付けによりパッケージに実装されていることを特徴
としている。また、パッケージは、外部から電力を供給
される端子を備え、第2の電極と端子が電気的に接続さ
れている。
ールは、半導体のみならず、温度制御を必要とする半導
体レーザ等広く適用することができる。
の下面まで金属電極を引き出す構成としている。これに
より、下部基板の下面の金属部分をパッケージの金属部
分に、下部基板の下面の金属電極をパッケージの配線に
それぞれ半田接続することにより同時に実装と配線を行
うことが可能となる。パッケージの端子に電圧をかけ、
ペルチェ素子に電流を流すことにより上部基板上に搭載
した半導体または半導体レーザ等の温度制御を行う。
モジュールについて図面を参照して詳細に説明する。
ールの第1の実施例の構成図である。上部基板2の下面
および下部基板3の上面にはペルチェ素子4の配線およ
び固定のための金属電極が形成され、複数個のペルチェ
素子4が上部基板2と下部基板3の間に半田固定され
る。このとき、下部基板3の上面に形成された金属電極
が配線の両端にくるように直列に配線され、下部基板3
の側面に形成された金属配線5を通して下面の金属電極
6と導通している。
ッケージ8の配線を接続するための金属電極6、および
ペルチェクーラー1とパッケージ8との接合のための金
属部分7が形成されている。パッケージ8にはペルチェ
クーラー1と接合するための金属部分9とパッケージ8
の端子とペルチェ素子4を接続するための配線10が形
成されている。下部基板3の下面の金属部分7をパッケ
ージ8の金属部分9に、下部基板3の下面の金属電極6
をパッケージ8の配線10にそれぞれ半田接続すること
により同時に実装と配線が行われる。パッケージ8の端
子に電圧をかけ、ペルチェ素子4に電流を流すことによ
り上部基板2上に搭載した半導体または半導体レーザ等
の温度制御が行われる。
ールの第2の実施例の構成図である。ペルチェ素子4を
直列に配線した両端の下部基板3の上面の金属電極と、
下部基板3の下面の金属電極6とをビアホール11によ
って導通させる構成としている。
ールの第3の実施例の構成図である。下部基板3の下面
にパッケージ8との接合のための金属部分7を形成する
代わりに、下部基板3の下面の金属電極6を下部基板3
の下面全体に形成する構成としている。前記金属電極6
はペルチェクーラー1とパッケージ8との接合、および
ペルチェ素子4とパッケージ8の配線10との接続を兼
ねており、金属電極6を配線10に半田接続することに
より同時に実装と配線が行われる。
ールの第4の実施例の構成図である。ペルチェ素子4の
配線を下部基板3の下面まで引き出さず、配線を側面に
引き出す構成としている。下部基板3の下面の金属部分
7をパッケージ8の金属部分9に、下部基板3の側面の
金属電極6をパッケージ8の側面に形成された配線10
にそれぞれ半田接続することにより同時に実装と配線が
を行われる。
制御性を向上させるため、上部基板2には熱伝導率の高
い材質が用いられ、下部基板3には熱伝導率の低い材質
が用いられる。
ラーは、下部基板の下面まで金属電極を引き出す構成と
しているため、下部基板の下面の金属部分をパッケージ
の金属部分に、下部基板の下面の金属電極をパッケージ
の配線にそれぞれ半田接続することにより同時に実装と
配線を行うことが可能となる。そのため、ペルチェクー
ラーを実装した後にリード線の配線接続を行うという工
程を省くことができる。
て行うため自動化が困難であったが、本発明のリードレ
ス接続型ペルチェクーラーではパッケージへの実装時に
同時に配線接続が行われるため、実装工程の自動化が容
易であり、量産化が可能となる。
線の配線のスペース、およびパッケージの電極へのリー
ド線の半田接続のためのスペースが必要なくなるので、
ペルチェクーラーの大きさとほぼ同程度までパッケージ
を小さくすることが可能であり、モジュールの小型化を
図ることができる。
実施例の構成を示す図である。
実施例の構成を示す図である。
実施例の構成を示す図である。
レーザモジュールに適用した一実施例の構成を示す図で
ある。
例の構成を示す図である。
例の構成を示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 半導体チップと、 前記半導体チップが上面に配置され、第1の電極から電
力を供給されて前記半導体チップを温度制御する温度制
御手段と、 前記半導体チップと前記温度制御手段とを収容するパッ
ケージとを備えている温度制御型半導体モジュールであ
って、 前記パッケージは、該パッケージの内部の底面に前記温
度制御手段に前記電力を供給する第2の電極を備え、 前記第1の電極と前記第2の電極が接合されていること
を特徴とする温度制御型半導体モジュール。 - 【請求項2】 前記温度制御手段は、 前記半導体レーザを上面に実装する上部基板と、 前記第1の電極を有する下部基板と、 前記上部基板と前記下部基板に挟まれて配置されたペル
チェ素子とを備えていることを特徴とする請求項1記載
の温度制御型半導体モジュール。 - 【請求項3】 請求項2記載の温度制御型半導体モジュ
ールであって、 前記上部基板と前記下部基板の間には、電気的に直列に
接続された複数個の前記ペルチェ素子が配置され、 前記ペルチェ素子のうちの少なくとも一つが前記下部基
板の上面に形成され、前記第1の電極と接続されている
第3の電極に接続されていることを特徴とする温度制御
型半導体モジュール。 - 【請求項4】 前記第1の電極は、前記下部基板の下面
に形成されており、 前記第1の電極と前記第3の電極は、前記下部基板に形
成されたビアホールを介して電気的に接続されているこ
とを特徴とする請求項3記載の温度制御型半導体モジュ
ール。 - 【請求項5】 前記第1の電極は、前記下部基板の下面
に形成されており、 前記第1の電極と前記第3の電極は、前記下部基板の側
面に形成された接続用導通パターンを介して電気的に接
続されていることを特徴とする請求項3記載の温度制御
型半導体モジュール。 - 【請求項6】 請求項2から請求項5までのいずれかの
請求項に記載の温度制御型半導体モジュールであって、 前記下部基板は、前記第1の電極と前記第2の電極の半
田付けにより前記パッケージに実装されていることを特
徴とする温度制御型半導体モジュール。 - 【請求項7】 前記第1の電極は、前記下部基板の側面
に形成され、 前記パッケージは、底面に前記第2の電極が形成された
段差部を有し、 前記第1の電極と前記第2の電極が接続されていること
を特徴とする請求項2又は請求項3記載の温度制御型半
導体モジュール。 - 【請求項8】 前記パッケージは、 外部から前記電力を供給される端子を備え、前記第2の
電極と前記端子が電気的に接続されていることを特徴と
する温度制御型半導体モジュール。 - 【請求項9】 前記半導体チップは、 光を出力する半導体レーザであることを特徴とする請求
項1から請求項7までのいずれかの請求項に記載の温度
制御型半導体モジュール。 - 【請求項10】 前記上部基板の熱伝導率は、前記下部
基板の熱伝導率よりも高いことを特徴とする請求項1か
ら請求項9までのいずれかの請求項に記載の温度制御型
半導体モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9122002A JP2988432B2 (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 温度制御型半導体モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9122002A JP2988432B2 (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 温度制御型半導体モジュール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10313150A JPH10313150A (ja) | 1998-11-24 |
JP2988432B2 true JP2988432B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=14825138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9122002A Expired - Fee Related JP2988432B2 (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 温度制御型半導体モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2988432B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1041651A3 (en) | 1999-04-01 | 2000-11-02 | Yamaha Corporation | Peltier module |
JP4161572B2 (ja) * | 2001-12-27 | 2008-10-08 | ヤマハ株式会社 | 熱電モジュール |
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JP2005303242A (ja) * | 2004-03-19 | 2005-10-27 | Hitachi Cable Ltd | 冷却機能付き電気−光変換モジュール |
-
1997
- 1997-05-13 JP JP9122002A patent/JP2988432B2/ja not_active Expired - Fee Related
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