JP2987807B2 - 通信システムの同期確認方式 - Google Patents

通信システムの同期確認方式

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JP2987807B2 JP2341058A JP34105890A JP2987807B2 JP 2987807 B2 JP2987807 B2 JP 2987807B2 JP 2341058 A JP2341058 A JP 2341058A JP 34105890 A JP34105890 A JP 34105890A JP 2987807 B2 JP2987807 B2 JP 2987807B2
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正光 橋本
重喜 田中
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BOEICHO GIJUTSU KENKYU HONBUCHO
Fujitsu Ltd
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BOEICHO GIJUTSU KENKYU HONBUCHO
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【発明の詳細な説明】 〔概要〕 端局装置で主信号フレーム同期を、中継装置で副信号
フレーム同期の確立を確認できる同期確認方式に関し、 中継装置においても簡易に対向装置との間の同期確立
確認を行い、さらに端局装置においてはシステムの端か
ら端までの同期確立の確認を行うことにより、運用,保
守性の良い同期確認方式を提供することを目的とし、 端局装置は、主信号フレームビット挿入回路と副信号
フレームビット挿入回路と伝送路符号化回路と伝送路復
号化回路と復信号フレーム同期回路と主信号フレーム同
期回路(8)とを備え、前記中継装置は、伝送路復号化
回路と副信号フレーム同期回路と副信号フレームビット
挿入回路と伝送路符号化回路とを備え、端局装置におい
ては主信号のフレーム同期はずれにより端局間の異常を
検出して警報を出し、中継装置においては副信号のフレ
ーム同期はずれにより端局中継局間又は中継局相互間の
異常を検出して警報を出すよう構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は通信システムの同期確認方式に係り、特に端
局装置で主信号フレーム同期を、中継装置で副信号フレ
ーム同期の確立を確認できる同期確認方式に関する。
〔従来の技術〕
従来の同期確認方式としては端局装置のみに主信号フ
レーム同期回路を有し、端局装置相互間でのみ主信号フ
レーム動機を確認し、中継装置では同期回路を具備せず
同期確認を実施しない方式と中継局装置にも端局装置と
同等の主信号フレーム同期による同期確認を行う方式が
ある。
光通信システムに適用した後者のフレーム同期確認方
式における中継局装置のブロック図を第4図に示す。同
図において、伝送路からの光信号は光/電機変換回路12
で電気信号に変換され、伝送路復号化回路10でCMI符号
化信号からNRZ信号に変換される。このとき、CMI符号化
の規則違反(バイオレーション)により副信号を復号す
る。復号化された主信号は主信号フレーム同期回路8に
入力され、フレーム同期を確認される。もし、フレーム
同期がはずれれば、伝送路異常として表示装置に警報が
表示される。フレーム同期回路からの主信号は主信号フ
レーム同期信号挿入回路7でフレームビットを挿入さ
れ、伝送路符号化回路で副信号に対応したバイオレーシ
ョンでCMI符号化され、電気/光変換回路で光信号に変
換されて伝送路へ出力される。復号された副信号は副信
号フレーム同期回路で同期をとられ、副信号多重/分離
回路15で各副信号を分離される。また、送信する副信号
は副信号多重/分離回路15で多重化され、副信号フレー
ムビット挿入回路でフレームビットを挿入され、符号化
回路9で主信号に重畳される。
〔発明が解決しようとする課題〕 第4図に示した従来方式では中継装置にも同期期確認
のためのみに端局装置と同等のフレーム同期回路が必要
となり中継装置の回路規模が大きくなる。また、端局間
が複数の同期区間に分割されるため、端局相互間での同
期確立が簡単に確認出来ないという欠点があった。
本発明目的は、打合せ電話情報、折返し情報等を伝送
路符号に重畳する為の副信号のフレーム同期を利用し、
中継装置においても簡易に対向装置との間の同期確立確
認を行い、さらに端局装置においてはシステムの端から
端までの同期確立の確認を行うことにより、運用,保守
性の良い同期確認方式を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1図に本発明の原理ブロック図を示す。
端局装置(1)と1つ又は複数の中継装置(2)と伝
送路(3)から構成される通信システムにおいて、 前記端局装置(1)は、 前記中継装置(2)は、伝送路からの信号を復号して
主信号を出力するとともに符号化規則違反により副信号
を復号する伝送路復号化回路(10)と、復号化された副
信号のフレーム同期をとる副信号フレーム同期回路
(1)と、副信号にフレームビットを挿入する副信号フ
レームビット挿入回路(13)と、復号された主信号を伝
送路符号化するとともにフレームビット挿入後の副信号
に対応して符号化規則違反をする伝送路符号化回路
(9)とを備え、 前記端局装置(1)においては主信号のフレーム同期
はずれにより端局間の異常を検出して警報を出し、 前記中継装置(2)においては副信号のフレーム同期
はずれにより端局中継局間又は中継局相互間の異常を検
出して警報を出すことを特徴とする通信システムの同期
確認方式。
2つの端局装置1の間は1つまたは複数の中継局2を
介して伝送路3で接続されている。
端局装置1は、主信号にフレームビットを挿入する主
信号フレームビット挿入回路7と、副信号にフレームビ
ットを挿入する副信号フレームビット挿入回路13と、フ
レームビット挿入後の主信号を伝送路符号化するととも
にフレームビット挿入後の副信号に対応して符号化規則
違反をする伝送路符号化回路9と、伝送路からの信号を
復号して主信号を出力するとともにバイオレーションに
より副信号を復号する伝送路復号化回路10と、復号化さ
れた副信号のフレーム同期をとる副信号フレーム同期回
路14と、復号化された主信号のフレーム同期をとる主信
号フレーム同期回路8とを備えている。
中継装置2は、伝送路復号化回路10と、副信号フレー
ム同期回路14と、伝送路符号化回路9と、副信号フレー
ムビット挿入回路13を備えている。
〔作用〕
主信号は両端局装置1間で主信号フレーム同期回路8
により同期を確認され、中継装置2では同期確認されな
い。一方、副信号は両端局装置1のみならず各中継装置
においても副信号フレーム同期回路14により多重分離さ
れる。中継装置2では主信号ではなく副信号の同期確立
を検出しているため、主信号用のフレーム同期回路は要
らず、簡易に回線状態の監視ができ、端局1間は1つの
同期区間になっているため、システムの端から端までの
同期確立の確認を行うことができ、運用,保守性の良い
回線監視が行なえる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例としてシステム構成を示
す。
1は端局装置であり、2は中継装置で、各装置間は3
の光ファイバケーブルで結ばれている。
第2図は1の端局装置の細部ブロック図、第3図は2
の中継装置の細部ブロック図を示す。
各チャネル部4を介して入力信号は多重回路5で多重
化される。多重化された信号はフレームビット挿入回路
7でフレームビットが挿入される。この信号は伝送路符
号化回路9で伝送路符号(CMI符号)に変換される。
一方、打合せ通話情報,折返し情報等は副信号多重/
分離回路15で多重化される。この多重化された副信号は
副信号フレームビット挿入回路13で副信号用のフレーム
ビットが挿入される。
伝送路符号化回路9では副信号に応じてCMI符号のバ
イオレーションを生じさせ、フレームビット挿入回路7
からきた主信号に副信号を重畳する。この信号は電気−
光信号変換11で光信号となり、光ファイバケーブル3を
経由して対向している中継装置2に伝送する。
中継装置2では、入力された光信号を光−電気信号変
換回路12で電気信号変換する。変換された信号は伝送路
復号化回路10でCMI信号からNRZ信号に復号される。この
とき、同時にバイオレーションから副信号が検出され
る。検出された副信号は副信号フレーム同期回路14で対
向している装置から送出された副信号フレームビットを
検出しフレーム同期の確認を行なう。この結果は同期確
立表示回路16で表示される。
伝送路復号化回路10で検出された副信号は、副信号多
重分離回路15で個別の副信号としての打合せ通話情報、
折返し情報がとり出される。
一方、伝送路復号化回路10でCMI信号からNRZ信号に戻
った主信号は、伝送路符号化回路9、電気−光信号変換
回路11を経て光ファイバケーブル3に送出され、多段中
継の場合は中継装置2、光ファイバケーブル3を必要数
経由の後、端局装置1に入力される。
端局装置1では、入力された光信号は光−電気変換12
及び伝送路復号化回路10を介して元の主信号に変換され
るとともに、副信号が検出される。検出された信号は副
信号フレーム同期回路14で対向している装置から送出さ
れた副信号フレームビットを検出しフレーム同期の確認
を行なう。この結果は同期確立表示回路16で表示され
る。なお、副信号は副信号フレーム同期回路14、副信号
多重/分離回路15で打合せ通話情報、折返し情報等に分
離される。
また主信号は分離回路6、チャネル部4を経由し、対
向局より送出された信号が再現される。
〔発明の効果〕
本発明によれば伝送路符号化時に主信号に重畳する副
信号のフレーム同期を利用して同期確立表示ができるの
で中継装置の回路規模、消費電力等を増加させずに中継
装置において伝送路監視が出来ると共に端局装置におい
ては、両端局間で伝送炉が構成されたかどうかを簡易に
監視できる為、光通信システムの運用、保守にきわめて
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理ブロック図を示す。 第2図は本発明実施例の端局装置のブロック図である。 第3図は本発明実施例の中継装置のブロック図である。 第4図は従来の中継局装置のブロック図である。 図において1は端局装置,2は中継装置,3は光ファイバケ
ーブル,4はチャネル部,5は多重回路,6は分離回路,7は主
信号フレームビット挿入回路,8は主信号フレーム同期回
路,9は伝送路符号化回路,10は伝送路復号化回路,11は電
気−光変換回路,12は光−電気変換回路,13は副信号フレ
ームビット挿入回路,14は副信号フレーム同期回路,15は
副信号多重/分離回路,16は同期確立表示回路を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−172462(JP,A) 特開 昭62−175049(JP,A) 特開 昭64−62931(JP,A) 特開 平1−112837(JP,A) 特開 平1−291537(JP,A) 特開 平2−226932(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端局装置(1)と1つ又は複数の中継装置
    (2)と伝送路(3)から構成される通信システムにお
    いて、 前記端局装置(1)は、主信号にフレームビットを挿入
    する主信号フレームビット挿入回路(7)と、副信号に
    フレームビットを挿入する副信号フレームビット挿入回
    路(13)と、フレームビット挿入後の主信号を伝送路符
    号化するとともにフレームビット挿入後の副信号に対応
    して符号化規則違反をする伝送路符号化回路(9)と、
    伝送路からの信号を復号して主信号を出力するとともに
    符号化規則違反により副信号を復号する伝送路復号化回
    路(10)と、復号化された副信号のフレーム同期をとる
    副信号フレーム同期回路(14)と、復号化された主信号
    のフレーム同期をとる主信号フレーム同期回路(8)と
    を備え、 前記中継装置(2)は、伝送路からの信号を復号して主
    信号を出力するとともに符号化規則違反により副信号を
    復号する伝送路復号化回路(10)と、復号化された副信
    号のフレーム同期をとる副信号フレーム同期回路(14)
    と、副信号にフレームビットを挿入する副信号フレーム
    ビット挿入回路(13)と、復号された主信号を伝送路符
    号化するとともにフレームビット挿入後の副信号に対応
    して符号化規則違反をする伝送路符号化回路(9)とを
    備え、 前記端局装置(1)においては主信号のフレーム同期は
    ずれにより端局間の異常を検出して警報を出し、 前記中継装置(2)においては副信号のフレーム同期は
    ずれにより端局中継局間又は中継局相互間の異常を検出
    して警報を出すことを特徴とする通信システムの同期確
    認方式。
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