JP2987303B2 - 穀物処理設備 - Google Patents

穀物処理設備

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JP2987303B2
JP2987303B2 JP3639595A JP3639595A JP2987303B2 JP 2987303 B2 JP2987303 B2 JP 2987303B2 JP 3639595 A JP3639595 A JP 3639595A JP 3639595 A JP3639595 A JP 3639595A JP 2987303 B2 JP2987303 B2 JP 2987303B2
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  • Storage Of Harvested Produce (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一つのグループとして
受け入れた穀物の重量及び品質をグループ毎に計測する
計測手段と、受け入れた穀物を複数の品質段階に分けて
貯留できるように設けられた複数の貯留部と、前記計測
手段にて品質を計測した穀物を排出する排出手段が備え
られ、前記排出手段から排出される穀物を受けて前記複
数の貯留部に供給する供給手段が、穀物を供給すべき貯
留部を変更自在に設けられ、前記計測手段の計測情報に
基づいて、異なる品質段階の穀物を異なる前記貯留部に
供給する状態に前記供給手段を制御する制御手段が設け
られた穀物処理設備に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる穀物処理設備において、従来は、
排出手段にて排出された今回のグループが、供給手段に
て貯留部に供給される際に、前回のグループと混合され
ることを防止するために、制御手段を以下のように構成
していた。即ち、供給手段中に残っている前回のグルー
プの穀物の全てが貯留部に供給されるのに要する時間
と、供給手段が穀物を供給すべき貯留部を変更するのに
要する時間とを考慮して、所定の待ち時間を設定し、制
御手段は、前回のグループを排出後前記設定待ち時間が
経過してから今回のグループを排出するように、排出手
段を制御するように構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、今回のグル
ープの品質段階が前回の品質段階と同一のときは、今回
のグループが前回のグループと混合されても、問題には
ならない。しかしながら、従来の設備では、今回のグル
ープの品質段階が前回の品質段階とが同一であるか否か
に係わらず、前回のグループを排出してから今回のグル
ープを排出するまでのあいだに、必ず前記設定待ち時間
が経過するのを待つように構成してあるので、今回のグ
ループの品質段階が前回の品質段階と同一のときは、不
必要に前記設定待ち時間が経過するのを待つこととな
り、その分、穀物の受入能力が低下し、改善が望まれて
いた。本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、穀物処理設備において、穀物の受入能
力を向上することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による穀物処理設
備の第1の特徴構成は、前記制御手段は、今回のグルー
プの品質段階が前回のグループと異なるときは、前回の
グループの排出後設定待ち時間経過してから今回のグル
ープを排出するように、且つ、今回のグループの品質段
階が前回のグループと同一のときは、前回のグループの
排出後前記設定待ち時間を待たずに今回のグループを排
出するように、前記排出手段を制御するように構成され
ている点にある。
【0005】第2の特徴構成は、穀物を予めグループ毎
に区分けして受け入れるとともに、排出手段により前記
計測手段から前回のグループが排出されるに伴って、今
回のグループを前記計測手段に供給する受入手段が設け
られている点にある。
【0006】第3の特徴構成は、計測対象の穀物の品質
が穀物の水分含有率であり、前記計測手段が、穀物の水
分含有率を計測する水分計測手段を備えて構成されてい
る点にある。
【0007】
【作用】第1の特徴構成による作用は、以下の通りであ
る。今回のグループの品質段階が前回のグループと異な
るときは、前回のグループの排出後設定待ち時間経過し
てから今回のグループが排出されるので、供給手段中に
残っている前回のグループの穀物の全てが貯留部に供給
されるとともに、供給手段が穀物を供給すべき貯留部が
変更されてから、今回のグループが排出されることとな
り、今回のグループは、前回のグループと混合されるこ
と無く、前回のグループとは異なる貯留部に供給され
る。又、今回のグループの品質段階が前回のグループと
同一のときは、前回のグループの排出後前記設定待ち時
間を待たずに今回のグループが排出されるので、今回の
グループは、供給手段にて、前回のグループに続いて、
前回のグループと同一の貯留部に供給される。
【0008】第2の特徴構成によれば、受入手段によっ
て、穀物が予めグループ毎に区分けして受け入れられる
とともに、計測手段にて重量及び品質が計測されたグル
ープが計測手段から排出手段によって排出されるに伴っ
て、次のグループが計測手段に供給される。
【0009】第3の特徴構成によれば、水分計測手段に
より、穀物の水分含有率がグループ毎に計測され、制御
手段により、水分計測手段の計測情報に基づいて、異な
る水分含有率段階の穀物が異なる貯留部に供給される状
態に供給手段が制御される。従って、受け入れた穀物
は、複数の水分含有率段階に分けて複数の貯留部に貯留
される。
【0010】
【発明の効果】第1の特徴構成によれば、今回のグルー
プの品質段階が前回のグループと同一のときは、前回の
グループの排出後前記設定待ち時間を待たずに今回のグ
ループが排出されるので、その分、穀物の受入能力を従
来に比べて向上することができるようになった。
【0011】第2の特徴構成によれば、穀物をグループ
毎に区分けして受け入れるとともに、受け入れたグルー
プ毎に重量及び品質を計測すべく、計測手段から前のグ
ループが排出されるに伴って、計測手段に次のグループ
を供給するといった、一連の受入作業が自動化されて、
かかる受入作業が円滑に行われる。
【0012】第3の特徴構成によれば、受け入れた穀物
を複数の水分含有率段階に分けて貯留するように構成し
た穀物処理設備において、穀物の受入能力を従来に比べ
て向上することができるようになった。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の実施例を説
明する。図1示すように、穀物処理設備には、納入者が
投入する穀物を受け入れる2個のホッパH1,H2、そ
のホッパH1,H2にて受け入れた穀物を一旦貯留する
2個の調整タンクT1,T2、その調整タンクT1,T
2から供給される穀物から藁屑や穂切れ等の異物を除去
する粗選機1、その粗選機1で異物除去処理を終えた穀
物の計量を行う計量機2、その計量機2内の穀物の水分
含有率を計測する水分計測装置3、計量機2で計量を終
えた穀物を複数の水分含有率段階に分けて貯留できるよ
うに設けた7基の貯留ビンB1,B2,B3,B4,B
5,B6,B7、それら貯留ビンB1〜B7に乾燥用空
気を通風する送風機4及び排風機5、貯留ビンB1〜B
7に通風する乾燥用空気を加熱する加熱機6、及び、穀
物処理設備の各種制御を司る制御装置Cを備えてある。
【0014】以下、穀物処理設備を構成する各部分につ
いて説明を加える。ホッパH1にはその底部の排出口を
開閉するホッパ用シャッタSh1を設けてあり、同様に
ホッパH2にはその底部の排出口を開閉するホッパ用シ
ャッタSh2を設けてある。それらホッパ用シャッタS
h1,Sh2の選択的開作動により、2個のホッパH
1,H2のうちのいずれか一方から排出される穀物を受
けて横搬送する荷受け用ベルトコンベアBC1、その荷
受け用ベルトコンベアBC1にて横搬送されて排出され
る穀物を受けて揚上搬送する荷受け用バケットエレベー
タBE1、その荷受け用バケットエレベータBE1にて
揚上搬送されて排出される穀物を2個の調整タンクT
1,T2のいずれかに選択供給するための切り換え弁V
1を設けてある。
【0015】調整タンクT1にはその排出口を開閉する
調整タンク用シャッタSt1を設けてあり、同様に、調
整タンクT2にはその排出口を開閉する調整タンク用シ
ャッタSt2を設けてある。それら調整タンク用シャッ
タSt1,St2の選択的開作動により、2個の調整タ
ンクT1,T2のいずれか一方から排出される穀物を粗
選機1に供給して異物の除去を行い、粗選機1にて異物
除去されて排出され穀物を計量機2に供給して、重量の
計量を行う。
【0016】計量機2には、その排出口を開閉する計量
機用シャッタSmを設けてある。水分計測装置3にて水
分含有率が計測されるとともに、計量機2にて重量が計
量された後、計量機用シャッタSmの開作動により計量
機2から排出される穀物を受けて揚上搬送するタンク供
給用バケットエレベータBE2、そのタンク供給用バケ
ットエレベータBE2にて揚上搬送されて排出される穀
物を受けて横搬送する中継用ベルトコンベアBC2、そ
の中継用ベルトコンベアBC2にて横搬送されて排出さ
れる穀物を受けて、貯留ビンB1〜B7に供給する移動
ベルトコンベアBC3を設けてある。その移動ベルトコ
ンベアBC3は、穀物を供給すべき貯留ビンB1〜B7
を変更自在に設けてある。
【0017】貯留ビンB1〜B7夫々には、その上部に
穀物の供給口を設け、底部に排出口を設けるとともに、
その排出口を開閉する貯留ビン用シャッタSb1〜Sb
7夫々を各別に設けてある。そして、7基の貯留ビンB
1〜B7を地面上に直線状に一列に並べて設けてある。
貯留ビンB1〜B7の下方には、各貯留ビンの排出口か
ら排出される穀物を受けて横搬送する取り出し用ベルト
コンベアBC4を設けてあり、又、その取り出し用ベル
トコンベアBC4にて横搬送されて排出される穀物を荷
受け用バケットエレベータBE2の受入口に供給する状
態と系外の装置(例えば、図示しない穀物乾燥機)に供
給する状態とに切り換える切り換え弁V2を設けてあ
る。尚、貯留ビンB1〜B7のいずれかに貯留されてい
る穀物を循環させたり、他の貯留ビンB1〜B7に移し
たりする場合は、切り換え弁V2を荷受け用バケットエ
レベータBE2側に切り換える。
【0018】次に、計量機2について説明を加える。計
量機2は、上方から順に、穀物を計量前に一旦貯留する
貯留槽2aと、その貯留槽2aからの穀物をロードセル
2cを用いて計量する計量槽2bとを配置して構成して
ある。水分計測装置3は、貯留槽2aに貯留されている
穀物の水分含有率を計測するように構成してある。計量
機2による穀物重量の計量は、具体的には、ロードセル
2cを用いて設定重量ずつ計量するようになっている。
つまり、ロードセル2cの計量値が前記設定値に達する
まで、貯留槽2aから計量槽2bに穀物を流下させ、設
定値に達すると計量機用シャッタSmを開作動して穀物
を排出した後、閉作動することを繰り返すとともに、ロ
ードセル2cの計量値が前記設定値未満の状態が第1設
定時間t1継続すると、計量対象の穀物が終了したと判
断して、計量機用シャッタSmを開作動してその端量と
排出した後、閉作動する。そして、前記設定値に達した
回数と前記端量の計量値に基づいて、穀物の重量を計量
するように構成してある。
【0019】次に、移動ベルトコンベアBC3について
説明を加える。移動ベルトコンベアBC3には、その上
部に長手方向のほぼ全長にわたる受入口を設け、又、長
手方向の両端部夫々に排出口を設けてある。又、穀物の
搬送方向を各排出口に向かう方向に切り換えできるよう
に構成してある。そして、移動ベルトコンベアBC3
を、中継用ベルトコンベアBC2の排出口と貯留ビンB
1〜B7の供給口との間に位置させた状態で、貯留ビン
B1〜B7夫々の供給口の並設方向と並行に往復直線移
動自在に設けてある。更に、貯留ビンB1〜B7夫々に
対して、移動ベルトコンベアBC3の移動に伴って移動
ベルトコンベアBC3が接触してオン信号を発するリミ
ットスイッチL1〜L7夫々を各別に設けてある。各リ
ミットスイッチは、対応する貯留ビンの供給口の上部に
移動ベルトコンベアBC3の排出口が対向位置したとき
に、移動ベルトコンベアBC3が接触してオン信号を発
する位置に設けてある。つまり、移動ベルトコンベアB
C3を、その排出口が穀物を供給すべき貯留ビンの供給
口の上部に対向位置する位置に移動させ、且つ、その排
出口に向かう方向に搬送方向を切り換えて、中継用ベル
トコンベアBC2の排出口から排出される穀物を上部の
受入口で受けて、排出口から貯留ビンの供給口に供給す
るように構成してある。
【0020】尚、貯留ビンB1〜B3に対しては、中継
用ベルトコンベアBC2の両側の排出口のうち、図1上
の左側に位置する排出口を使用し、貯留ビンB5〜B7
に対しては、図1上の右側に位置する排出口を使用す
る。又、貯留ビンB4に対しては、貯留ビンB4へ移動
させる前の状態において、貯留ビンB4側に位置する排
出口を使用する。図中の8は、移動ベルトコンベアBC
3の排出口夫々の下方に位置させて設けた分散機であ
る。
【0021】次に、各部に設けた穀物検出センサについ
て説明する。ホッパH1にはその内部の穀物の有無を検
出する3個の受入穀物検出センサX1を底部に分散配置
して設けてあり、同様に、ホッパH2にはその内部の穀
物の有無を検出する3個の受入穀物検出センサX2を底
部に分散配置して設けてある。調整タンクT1にはその
内部の穀物の有無を検出する貯留穀物検出センサY1を
設けてあり、同様に、調整タンクT2には、貯留穀物検
出センサY2を設けてある。
【0022】更に、ホッパH1,H2夫々に対応させ
て、納入者に対して各ホッパH1,H2への穀物投入を
許可する投入許可ランプ(図示せず)、及び、穀物投入
を禁止する投入禁止ランプ(図示せず)を備えた表示盤
D1,D2夫々を各別に設けてある。なお、同じ表示盤
に備えた前記投入許可ランプと前記投入禁止ランプは背
反的に点灯するようになっている。又、制御装置Cに対
して各種指令を与える操作盤9を設けてある。操作盤9
には、自動モード及び手動モードのモード切り換えスイ
ッチ9a、及び、表示ランプが付設した起動/停止スイ
ッチ9bを設けてある。
【0023】次に、制御装置Cの制御構成について説明
する。先ず、モード切り換えスイッチ9aが自動モード
に切り換えられているときの自動モード制御について説
明する。起動/停止スイッチ9bを一度押すとランプが
点灯するとともに、制御装置Cは、以下のような自動起
動制御を実行する。即ち、中継用ベルトコンベアBC
2、タンク供給用バケットエレベータBE2、荷受け用
バケットエレベータBE1、及び、荷受け用ベルトコン
ベアBC1を、記載順に、つまり、搬送方向の下手側か
ら上手側に向かって順に、第2設定時間t2(例えば、
3秒間)を隔てて起動する。更に、起動/停止スイッチ
9bをもう一度押すと、ランプが消灯するとともに制御
装置Cは、以下のような自動停止制御を実行する。即
ち、荷受け用ベルトコンベアBC1、荷受け用バケット
エレベータBE1、タンク供給用バケットエレベータB
E2、及び、中継用ベルトコンベアBC2を、記載の順
に、つまり、搬送方向の上手側から下手側に向かって順
に、前記第2設定時間t2を隔てて停止する。又、上記
の自動起動制御及び自動停止制御は、以下に説明する荷
受け制御においても、実行される。尚、モード切り換え
スイッチ9aが手動モードに切り換えられているとき
は、荷受け用ベルトコンベアBC1、荷受け用バケット
エレベータBE1、タンク供給用バケットエレベータB
E2、及び、中継用ベルトコンベアBC2の夫々に対し
て設けた起動/停止スイッチ(図示せず)の操作に基づ
いて、夫々を単独で起動あるいは停止することができ
る。
【0024】次に、穀物を荷受けロット毎に区分けして
受け入れる荷受け制御について、説明する。2個のホッ
パH1,H2、及び、2個の調整タンクT1,T2の使
用形態をそれらを順繰りに使用するように予め設定して
ある。例えば、最初に、ホッパH1と調整タンクT1を
使用し、次に、ホッパH2と調整タンクT2を使用する
ように、組み合わせと使用順序を設定してある。そし
て、制御装置Cは、上記のように予め設定されたホッパ
と調整タンクの組み合わせ及び使用順序、並びに、受入
穀物検出センサX1,X2の検出情報に基づいて、次に
穀物を投入すべきホッパを選定するとともに、そのホッ
パに対応する表示盤の投入許可ランプを点灯する。尚、
説明を分かりやすくするために、現在使用しているホッ
パと調整タンクの組み合わせが、ホッパH2と調整タン
クT2の組み合わせであり、次に使用するホッパと調整
タンクの組み合わせが、ホッパH1と調整タンクT1の
組み合わせである場合を例にして説明する。
【0025】表示盤D1の投入禁止ランプを消灯して投
入許可ランプを点灯して、ホッパH1を投入許可状態に
する。尚、この時点では、表示盤D2の投入禁止ランプ
は既に点灯されていて、ホッパH2は投入禁止状態であ
る。既に、起動/停止スイッチ9bにより前記自動起動
制御が実行されているときの、以降の制御は、以下の通
りである。ホッパH1に穀物が投入されて、3個の受入
穀物検出センサX1のいずれかが穀物の有る状態を検出
すると、ホッパ用シャッタSh1を開作動するととも
に、切り換え弁V1を調整タンクT1側に切り換える。
並びに、表示盤D1の投入許可ランプを消灯し投入禁止
ランプを点灯して、ホッパH1を投入禁止状態にする。
続いて、3個の受入穀物検出センサX1の全てが穀物の
無い状態を検出してから第3設定時間t3が経過する
と、ホッパH1への穀物の投入が終了したと判断して、
ホッパ用シャッタSh1を閉作動する。並びに、表示盤
D2の投入禁止ランプを消灯して投入許可ランプを点灯
し、ホッパH2を投入許可状態にする。尚、前記第3設
定時間t3は、ホッパへの穀物投入が終了してから、穀
物が荷受け用ベルトコンベアBC1及び荷受け用バケッ
トエレベータBE1の搬送経路中に残らずに全て調整タ
ンクに供給されるのに要する時間を考慮して設定してあ
る。
【0026】又、表示盤D1の投入許可ランプを点灯し
て、ホッパH1を投入許可状態にした時点から、3個の
受入穀物検出センサX1のいずれもが穀物の無い状態を
検出する状態が第4設定時間t4(例えば、15分間)
にわたって継続したときは、前記自動停止制御を実行し
て、待機する。
【0027】待機中に、3個の受入穀物検出センサX1
のいずれかが穀物の有る状態を検出すると、前記自動起
動制御を実行し、ホッパ用シャッタSh1を開作動する
とともに、切り換え弁V1を調整タンクT1側に切り換
える。並びに、表示盤D1の投入許可ランプを消灯し投
入禁止ランプを点灯して、ホッパH1を投入禁止状態に
する。続いて、3個の受入穀物検出センサX1の全てが
穀物の無い状態を検出してから第3設定時間t3が経過
すると、ホッパH1への穀物の投入が終了したと判断し
て、ホッパ用シャッタSh1を閉作動する。並びに、表
示盤D2の投入禁止ランプを消灯して投入許可ランプを
点灯し、ホッパH2を投入許可状態にする。
【0028】一方、起動/停止スイッチ9bにより前記
自動起動制御が実行されていないときの、以降の制御作
動は、以下の通りである。3個の受入穀物検出センサX
1のいずれかが穀物のある状態を検出するまで待機し、
3個の受入穀物検出センサX1のいずれかが穀物のある
状態を検出すると、前記自動起動制御を実行し、ホッパ
用シャッタSh1を開作動するとともに、切り換え弁V
1を調整タンクT1側に切り換える。尚、以降の制御
は、上記の、起動/停止スイッチ9bにより前記自動起
動制御が実行されているときの制御と同様である。
【0029】次に、受入ロット毎に穀物の水分含有率を
計測するとともに重量を計量し、並びに、受け入れた穀
物を複数の水分含有率段階に分けて貯留ビンB1〜B7
に貯留するための、水分別貯留制御について説明する。
尚、予め、水分含有率段階を、例えば、22%以上23
%未満、23%以上24%未満、・・・、26%以上2
7%未満の如く、複数段階に設定してある。
【0030】計量機2にて前回のロットの計量が終了し
て、計量機2からの排出が終了すると、次の使用順とな
っている調整タンク(説明を分かりやすくするために、
調整タンクT1とする)の貯留穀物検出センサY1が、
穀物の有る状態を検出すると、調整タンク用シャッタS
t1を開作動して、調整タンクT1に貯留されているロ
ットの穀物を計量機2の貯留槽2aに供給して、水分計
測装置3にて今回のロットの水分含有率を計測し、続い
て、上述の如く今回のロットの重量を計量する。そし
て、水分計測装置3の計測情報に基づいて、今回のロッ
トの水分含有率段階を設定し、その水分含有率段階が前
回のロットと異なるときは、前回のロットを排出後(即
ち、計量機用シャッタSmを閉作動した後)、設定待ち
時間tw経過してから、計量機用シャッタSmを開作動
して、今回のロットを排出する。一方、今回のロットの
水分含有率段階が前回のロットと同一のときは、前回の
ロットを排出後、前記設定待ち時間twを待たずに、計
量機用シャッタSmを開作動して、今回のロットを排出
する。
【0031】そして、今回のロットの水分含有率段階が
前回のロットと異なるときは、前回のロットを供給した
貯留ビン(例えば、貯留ビンB1とする)とは別の貯留
ビンで、今回のロットと同じ水分含有率段階の穀物を貯
留している貯留ビン(例えば、貯留ビンB2とする)に
対応するリミットスイッチL2からオン信号が発信され
るまで、移動ベルトコンベアBC3を移動させる。同時
に、中継用ベルトコンベアBC2の搬送方向を、貯留ビ
ンB2の供給口に対向位置している排出口に向かう方向
に切り換える。一方、今回のロットの水分含有率段階が
前回のロットと同一のときは、移動ベルトコンベアBC
3は前回の状態に保持させる。前記設定待ち時間tw
は、タンク供給用バケットエレベータBE2、中継用ベ
ルトコンベアBC2及び移動ベルトコンベアBC3の搬
送経路中に残っている前回のロットの穀物の全てが貯留
ビンB1〜B7に供給されるのに要する時間と、移動ベ
ルトコンベアBC3が穀物を供給すべき貯留ビンB1〜
B7を変更するのに要する時間とを考慮して設定する。
【0032】上述の計量機用シャッタSmの開閉制御
は、計量機2の計量値に基づいて行うが、この計量機2
の計量値に基づく計量機用シャッタSmの開閉制御のタ
イムチャートを、図2及び図3に示す。図2は、今回の
ロットの水分含有率段階が前回のロットと異なるときの
状態を示す。前回のロットの計量において、ロードセル
2cの計量値が前記設定値(例えば、200Kg)未満
の状態が前記第1設定時間t1継続すると、前回のロッ
トの計量が終了したと判断して、計量機用シャッタSm
を開作動して前回のロットの端量を排出した後閉作動
し、引き続いて、前記設定待ち時間twを計時するタイ
マーをスタートさせる。そして、前記設定待ち時間tw
が経過すると、計量機用シャッタSmを開作動して、今
回のロットの排出を開始する。
【0033】一方、図3は、今回のロットの水分含有率
段階が前回のロットと同一のときの状態を示す。前回の
ロットの端量を排出した後、前記設定待ち時間twを計
時するタイマーをスタートさせるが、前記設定待ち時間
twが経過するのを待つこと無く、計量機用シャッタS
mを開作動して、今回のロットの排出を開始する。尚、
図中のt5は、計量器2が重量を定量するための第5設
定時間、t6は、計量機用シャッタSmを閉作動させる
信号を発してから、計量機用シャッタSmが完全に閉じ
られるまで待機するための第6設定時間、t7は計量器
2をゼロ調整するための第7設定時間である。
【0034】従って、一つのグループとして受け入れた
穀物の重量及び品質をグループ毎に計測する計測手段M
を、計量機2及び水分計測手段としての水分計測装置3
から構成してあり、計測対象の穀物の品質が穀物の水分
含有率であり、計測手段Mを、穀物の水分含有率を計測
する水分計測装置3を備えて構成してある。又、計量機
用シャッタSmは、計測手段Mで品質を計測した穀物を
排出する排出手段として機能する。又、排出手段として
の計量機用シャッタSmから排出される穀物を受けて複
数の貯留ビンB1〜B7に供給する供給手段Kを、タン
ク供給用バケットエレベータBE2、中継用ベルトコン
ベアBC2及び移動ベルトコンベアBC3から構成して
ある。又、計測手段Mの計測情報に基づいて、異なる品
質段階の穀物を異なる貯留ビンB1〜B7に供給する状
態に供給手段Kを制御する制御手段を、制御装置Cを利
用して構成してある。又、穀物を予めグループ毎に区分
けして受け入れるとともに、排出手段としての計量機用
シャッタSmにより計測手段Mから前回のグループが排
出されるに伴って、今回のグループを計測手段Mに供給
する受入手段Nを、2個のホッパH1,H2、荷受け用
ベルトコンベアBC1、荷受け用バケットエレベータB
E1、切り換え弁V1、2個の調整タンクT1,T2及
び制御装置Cから構成してある。
【0035】〔別実施例〕次に別実施例を説明する。 前記設定待ち時間twは、供給手段Kの仕様、例え
ば、計量機2から排出された穀物を貯留ビンB1〜B7
まで搬送するのに要する時間、及び、供給手段Kが穀物
を供給すべき貯留ビンB1〜B7を変更するのに要する
時間等に基づいて、適宜設定する。
【0036】 上記実施例では、計量機用シャッタS
mを閉作動させる信号を発してから、第6設定時間(計
量機用シャッタSmを閉作動させる信号を発してから、
計量機用シャッタSmが完全に閉じられるまで待機する
ための時間)t6経過後に、前記設定待ち時間twを計
時するタイマーをスタートさせる場合について例示し
た。これに代えて、前記設定待ち時間twを、前記第6
設定時間t6を含ませて設定し、計量機用シャッタSm
を閉作動させる信号を発すると同時に、前記設定待ち時
間twを計時するタイマーをスタートさせてもよい。
【0037】 上記実施例では、計測対象の穀物の品
質が穀物の水分含有率である場合について例示したが、
計測対象の穀物の品質は変更可能である。
【0038】 供給手段Kの具体構成は種々変更可能
である。例えば、計量機用シャッタSmと貯留ビンB1
〜B7夫々とを、各別の搬送手段(例えば、バケットエ
レベータやベルトコンベア)にて接続し、計量機用シャ
ッタSmから穀物を排出すべき前記搬送手段を切り換え
できるように構成してもよい。
【0039】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】穀物処理設備の全体構成を示すブロック図
【図2】穀物処理設備の計量機用シャッタの開閉制御の
タイムチャートを示す図
【図3】穀物処理設備の計量機用シャッタの開閉制御の
タイムチャートを示す図
【符号の説明】
3 水分計測装置 tw 設定待ち時間 B1〜B7 貯留部 C 制御手段 K 供給手段 M 計測手段 N 受入手段 Sm 排出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大井 澄男 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平6−149830(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01F 25/00 B65G 65/32 G06F 17/60

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つのグループとして受け入れた穀物の
    重量及び品質をグループ毎に計測する計測手段(M)
    と、 受け入れた穀物を複数の品質段階に分けて貯留できるよ
    うに設けられた複数の貯留部(B1〜B7)と、 前記計測手段(M)にて品質を計測した穀物を排出する
    排出手段(Sm)が備えられ、 前記排出手段(Sm)から排出される穀物を受けて前記
    複数の貯留部(B1〜B7)に供給する供給手段(K)
    が、穀物を供給すべき貯留部(B1〜B7)を変更自在
    に設けられ、 前記計測手段(M)の計測情報に基づいて、異なる品質
    段階の穀物を異なる前記貯留部(B1〜B7)に供給す
    る状態に前記供給手段(K)を制御する制御手段(C)
    が設けられた穀物処理設備であって、 前記制御手段(C)は、今回のグループの品質段階が前
    回のグループと異なるときは、前回のグループの排出後
    設定待ち時間(tw)経過してから今回のグループを排
    出するように、且つ、今回のグループの品質段階が前回
    のグループと同一のときは、前回のグループの排出後前
    記設定待ち時間を待たずに今回のグループを排出するよ
    うに、前記排出手段(Sm)を制御するように構成され
    ている穀物処理設備。
  2. 【請求項2】 穀物を予めグループ毎に区分けして受け
    入れるとともに、排出手段(Sm)により前記計測手段
    (M)から前回のグループが排出されるに伴って、今回
    のグループを前記計測手段(M)に供給する受入手段
    (N)が設けられている請求項1記載の穀物処理設備。
  3. 【請求項3】 計測対象の穀物の品質が穀物の水分含有
    率であり、 前記計測手段(M)が、穀物の水分含有率を計測する水
    分計測手段(3)を備えて構成されている請求項1又は
    2記載の穀物処理設備。
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