JP2987085B2 - 半導体ウエハー保持装置、その製造方法およびその使用方法 - Google Patents

半導体ウエハー保持装置、その製造方法およびその使用方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置用の半
導体ウエハー保持装置、その製造方法およびその使用方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、CVD法、スパッタリング法、
エッチング法等の半導体プロセスにおいては、いわゆる
サセプターの上に半導体ウエハーを設置し、このサセプ
ターを加熱して半導体ウエハーを加熱している。この
際、最近は、セラミックス製の静電チャックをサセプタ
ーとして使用し、半導体ウエハーをサセプターに対して
吸着しながら加熱処理を行うことが開示されている(特
開昭59−124140号公報)。また、セラミックス
ヒーターをサセプターとして使用し、このセラミックス
ヒーターの上に半導体ウエハーを設置し、これを直接加
熱することが知られている。しかし、半導体ウエハーの
生産量を向上させるためには、サセプター上の半導体ウ
エハーを、着脱サイクルにおける温度変化を抑制するた
めの加熱と冷却とを応答性良く行うことが必要であり、
このためにはサセプターに対して冷却装置を結合する必
要がある。
【0003】また、本出願人は、セラミックスサセプタ
ーの内部に高周波電極を埋設し、この高周波電極に対す
る対向電極をサセプターに対向する位置に設置し、これ
らの間にプラズマを発生させて半導体膜を育成すること
を開示した(特願平6−149273号明細書、本出願
時未公開)。この装置においては、プラズマの熱量が半
導体ウエハーに対して加わり、その温度が変動するの
で、プラズマから入射する熱量の冷却機構を設けること
によって半導体ウエハーの温度制御を行うことが望まれ
る。
【0004】静電チャックを水冷式の金属冷却板に対し
て金属ボンディングによって結合する技術が提案されて
いる(特開平3−3249号公報)。また、複数のセラ
ミック層を備えた静電チャックにおいて、これらのうち
の中間のセラミック層に冷媒の流通路を形成し、この流
通路に冷媒を流すことによって静電チャックの表面温度
を低下させる技術が提案されている(特開平3−108
737号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本発明者は、
これら2種類の公知の技術がいずれも問題を有している
ことを確認した。即ち、特開平3−3249号公報記載
の技術においては、具体的には、アルミナ等からなる静
電チャックとアルミニウム製の水冷冷却板とをインジウ
ムで結合している。しかし、インジウムの融点は約16
0℃であり、その使用温度範囲はせいぜい150℃以下
と低いために、半導体製造装置では適用範囲がきわめて
狭い。また、もっと高融点の金属ろうを使用して両者を
接合することを試みたが、接合後に、静電チャックを構
成するセラミックスと水冷冷却板を構成する金属との間
での熱膨張差によって両者の界面に多大な残留応力が発
生し、破壊が生ずるために、製造が困難であった。むろ
ん、インジウムのような低融点の金属を使用すればこの
残留応力を減少させることができるが、この場合には前
述したように使用温度範囲が狭くなってしまう。また、
樹脂によって静電チャックと水冷冷却板とを結合する技
術もあるが、これも耐熱性が低く、使用温度範囲が非常
に狭い。
【0006】更に、半導体製造装置においては、デポジ
ション用ガス、エッチング用ガス、クリーニング用ガス
として、塩素系ガス、フッ素系ガス等の腐食性ガスが使
用されている。これらの腐食性ガスにさらされても腐食
されにくい金属ボンディング材料を選定することは困難
である。
【0007】特開平3−108737号公報の技術につ
いても検討した。しかし、静電チャックの表面側へと、
プラズマや電子ビームからの熱量が入ってくるので、静
電チャックの表面が加熱される。基材を熱伝導性の低い
セラミックスで形成し、高密度プラズマを使用すると、
基材の表面の温度が700〜800℃まで上昇して基材
が割れるおそれがある。この熱を奪って温度を制御する
ために、冷媒通路に冷媒を流すわけであるが、この際に
静電チャックの表面と冷媒の流通路との間に温度差が発
生する。特に、静電チャックの表面側でプラズマを発生
させる場合にはこの温度差が大きくなる。このために、
静電チャックの内部での温度勾配が顕著に増大し、多大
な熱応力が発生するので、セラミックス基材に破壊が発
生するおそれがあることが判明してきた。
【0008】本発明の課題は、セラミックス製のサセプ
ターの表面温度、更には半導体ウエハーの温度を、冷却
媒体で熱量を奪うことによって制御できるようにするこ
とである。更には、セラミックス製のサセプターを高
温、特に200℃以上の高温領域でも使用し、その温度
制御をできるようにすることであり、またその破壊を防
止できるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体ウエハ
ーを保持するための、窒化物セラミックス基材を備えた
半導体ウエハー保持部材と、金属製の冷却装置と、半導
体ウエハー保持部材と冷却装置との間に挟まれている、
耐熱材料製の繊維の結合体または発泡体からなる介在層
とを備えていることを特徴とする、半導体ウエハー保持
装置に係るものである。
【0010】また、本発明では、上記の半導体ウエハー
保持部材を製造するのに際して、半導体ウエハー保持部
材と冷却装置との間に介在層を挟んで固定し、次いで半
導体保持部材と冷却装置と介在層を機械的に固定して一
体化する。
【0011】また、本発明では、上記の半導体ウエハー
保持部材を使用するのに際して、介在層に圧力を加え、
この圧力を調整することによって半導体ウエハー保持部
材と前記冷却装置との間の熱伝達量を調整する。
【0012】本発明者は、半導体ウエハー保持部材と金
属製の冷却装置との間に、耐熱材料製の繊維の結合体ま
たは発泡体からなる介在層を挟んでみた。ここで、繊維
の結合体とは、繊維を編んで製造した結合体を含んでお
り、具体的には繊維の網や織布である。また、繊維を編
むことなく、多数の繊維を互いにからみ合わせたり、熱
や接着剤によって結合して製造した結合体を含んでお
り、具体的にはフェルト、ウエブ、不織布等がある。ま
た、発泡体とは、内部に多数の気孔を有している材料を
言い、この気孔は閉気孔または開気孔であってよい。こ
こで、耐熱材料とは、少なくとも200℃で溶融しない
材料を言い、具体的にはこうした金属やセラミックスが
好ましい。
【0013】これらの材料は、通常は断熱材や電池の電
極材料として使用されているものである。しかし、本発
明者は、こうした繊維の結合体ないし発泡体を半導体ウ
エハー保持部材と冷却装置との間に介在させて両者の間
で熱伝達を行えるということを見いだした。即ち、半導
体ウエハー保持部材の表面には、プラズマ等から多量の
熱量が短時間に入ってくるが、この熱によって半導体ウ
エハー保持部材の基材の温度は全体に上昇する。即ち、
セラミックス基材中に冷媒流通路を設けていないので、
この基材における温度勾配は小さく、内部での熱応力が
小さいので、基材中で破壊やクラックが発生するおそれ
はない。
【0014】これと同時に、金属製の冷却装置の方も、
セラミックス基材に対して直接に金属結合されていない
ために、冷却装置の方が特に加熱されることがないので
その熱変形は小さく、また冷却装置とセラミックス基材
との界面に大きな残留応力が残ることはない。これと共
に、繊維の結合体または発泡体からなる介在層によって
熱を伝達するが、このとき介在層が過度の熱伝達を行わ
ないために、介在層が接触する基材の背面側の温度は高
くして表面側の温度との差を小さくすることができ、即
ち、基材内部での温度勾配を小さくし、かつ冷却装置へ
と所定の熱を伝達することができる。従って、本発明に
よって、セラミックス基材の破壊やクラックのおそれを
完全に防止し、かつ高温領域でも安定して半導体ウエハ
ー保持部材の表面温度を制御することができた。
【0015】この半導体ウエハー保持装置を製造する際
には、半導体保持部材と冷却装置と介在層を機械的に固
定して一体化することができる。
【0016】また、上記の半導体ウエハー保持装置によ
れば、介在層に圧力を加え、この圧力を調整することに
よって、半導体ウエハー保持部材と冷却装置との間の熱
伝達量を調整できることを確認した。即ち、この圧力を
大きくすると、半導体ウエハー保持部材から冷媒への熱
伝達量を増大させうるようになった。これに対して、前
記の圧力を小さくすると、半導体ウエハー保持部材と冷
媒との間で熱が伝達しにくいようになり、また介在層に
おける温度勾配を一層大きくすることができる。このよ
うに、介在層へと加える圧力を制御することによって、
半導体ウエハー保持部材の表面温度、更には半導体ウエ
ハーの温度を自由に制御できることを発見した。
【0017】
【発明の実施の形態】半導体ウエハー保持部材の基材を
構成するセラミックスとしては、熱伝導率の高い窒化物
セラミックスが適している。例えば、アルミナのような
酸化物セラミックスは、熱伝導率が低く、プラズマから
の熱を蓄積してしまい、温度が過度に上昇し易いが、窒
化アルミニウムは少なくとも90W/m・K以上の熱伝
導率を有している。こうした窒化物セラミックスとして
は、窒化珪素およびサイアロンが、耐熱衝撃性の点で好
ましい。また、窒化アルミニウムは、NF3 等のフッ素
系腐食性ガスに対してさらされると、その表面にAlF
3 からなるパッシベーション膜が生成し、このパッシベ
ーション膜がハロゲン系腐食性ガスに対して高い耐食性
を有している。
【0018】半導体ウエハー保持部材は、半導体ウエハ
ーを設置するサセプターであれば、他の機能を有してい
てよい。例えば、基材の内部に静電チャック用電極を設
けた場合には、この半導体ウエハー保持部材は静電チャ
ックとして使用できる。また、基材の内部に抵抗発熱体
を設けた場合には、この保持部材をセラミックスヒータ
ーとして使用することができる。更に、基材中にプラズ
マ発生用の電極を設けた場合には、この保持部材をプラ
ズマ発生用電極として使用することができるが、この態
様については更に後述する。
【0019】このように、基材の内部に電極や発熱体の
ような導電性材料を設け、この導電性材料に対して電力
を供給する場合には、基材に端子を設置し、この端子を
導電性材料に対して接続することが好ましい。こうした
端子および導電性材料の材質としては、タングステン、
モリブデン、白金、ニッケル等の高融点金属が好まし
く、これらの高融点金属の合金も好ましい。基材の形状
は特に制限はないが、好ましくは盤状であり、盤状基材
の平面的形状は、円形、円環形状、正方形、長方形、六
角形等の形状にすることができる。
【0020】この導電性材料として抵抗発熱体を使用す
る場合には、この抵抗発熱体の形態は、線状、板状、箔
状であってよく、線状の抵抗発熱体をコイルスプリング
状に巻回することが好ましい。この巻回体を使用した場
合には、この巻回体をその中心軸方向に見たときの形状
は、円形、三角形、四辺形等であってよい。
【0021】前記の導電性材料として静電チャック電極
を使用する場合には、この形態は、平板状、網状とする
ことができる。また、単極式であってよく、双極式であ
ってよい。
【0022】プラズマ発生電極装置の場合について説明
する。この電磁波透過層の厚さの最小値は0.1mm以
上とすることが必要であり、これによって、プラズマシ
ース領域が拡大し、均一で安定なプラズマを生成させる
ことができた。しかも、このように電磁波透過層を厚く
しても、この電磁波透過層がセラミックスからなってお
り、電磁波透過層の誘電率εは、真空の誘電率に比べて
数倍以上大きい。この結果、電極間の電界強度の低下も
なく、プラズマ中のイオンをプラズマシースにおいて十
分に加速することができ、プラズマ放電が安定すること
を確認した。
【0023】電磁波透過層の誘電率は一般に大きいが、
電磁波透過層の厚さの平均値が大きくなりすぎると、電
磁波透過層の誘電体損失による自己発熱量が大きくな
り、プラズマパワーの効率が低下してくる傾向があっ
た。この観点から、電磁波透過層の厚さの平均値は、特
に5.0mm以下とすることが好ましい。
【0024】好ましくは、基材内に埋設する電極がバル
ク状の面状電極であり、この面状電極を包囲する基材
が、接合面のない一体焼結品である。面状の金属バルク
体とは、例えば、線体あるいは板体をらせん状、蛇行状
に配置することなく、一体の面状として形成したものを
いう。
【0025】面状の電極を金属バルク体によって構成す
ることにより、電極の抵抗値を小さくすることが容易で
ある。例えば、スクリーン印刷電極は、厚さが高々数十
μm程度なので、抵抗値が必然的に大きくなる。例えば
電極がタングステンであり、周波数が13.56MHz
の場合、電極の厚さは20μm以上が望ましい。この厚
さの電極を、スクリーン印刷法で形成することは困難で
ある。
【0026】電極の形態は、金属平板であって良いが、
金属線材の結合体からなる板状体、または多数の小孔が
形成された板状体とすることが特に好ましい。これによ
って、基材を焼結させる段階で、セラミックス粉末が流
動して、結合体の孔の中に回り込み、充填されるので、
板状体の両側におけるセラミックスの接合力が大きくな
り、基材の強度が向上する。
【0027】こうした板状体としては、パンチングメタ
ル、金網、フェルトを例示できる。ただし、電極が高融
点金属からなり、かつパンチングメタルである場合に
は、金属の硬度が高いので、高融点金属からなる板に多
数の小孔をパンチによって開けることは困難であり、加
工コストも非常に高くなる。
【0028】この点、電極が網状電極である場合には、
高融点金属からなる線材が容易に入手できるので、この
線材を編組すれば網状電極を製造できる。従って、電極
の製造が容易である。
【0029】プラズマ発生電極装置においては、基材の
中に、高融点金属からなる抵抗発熱体を埋設し、この抵
抗発熱体に電力を供給することによって、基体のプラズ
マ発生側の表面を発熱させうるように構成することがで
きる。これによって、ウエハーをプラズマ発生電極装置
上に直接載置し、保持した状態で、直接にウエハーを加
熱できるので、均熱性および加熱時のレスポンスを向上
させることができる。特に、プラズマを発生させる直前
までウエハーを予熱しておき、プラズマ発生と同時に抵
抗発熱体へと供給する電力を減少させれば、プラズマの
発生の有無に関係なく、ウエハーの温度を一定に維持す
ることができる。
【0030】介在層を構成する繊維の結合体としては、
網、不織布、フェルト等を例示できるが、これらに限定
されない。この具体例としては次のようなものがある。
この繊維の材質としては、ニッケル、アルミニウム、
銅、真鍮、ステンレス鋼、これらの合金、カーボン、ア
ルミナ等とすることが好ましく、特に半導体製造装置中
で腐食性ガスに対してさらされる場合には、これらの材
質が好適である。
【0031】介在層を構成する発泡体は、粉末焼結法の
通常法に従って、金属粉末またはセラミックス粉末と発
泡材の粉末とを混合し、この混合物を焼成することによ
って、製造できる。この金属粉末またはセラミックス粉
末としては、ニッケル、アルミニウム、銅、真鍮、ステ
ンレス鋼、これらの合金、カーボン、アルミナ等とする
ことが好ましく、特に半導体製造装置中で腐食性ガスに
対してさらされる場合には、これらの材質が好適であ
る。また発泡材としては、通常のものを使用できる。
【0032】金属冷却装置を構成する金属としては、特
に制限はないが、ハロゲン系腐食性ガスに対して冷却装
置がさらされる場合には、アルミニウム、銅、ステンレ
ス鋼、ニッケルを使用することが好ましい。
【0033】冷却装置において使用できる冷媒として
は、水、シリコンオイル等の液体であってよく、また空
気、不活性ガス等の気体であってもよい。また、この流
量は、当業者が適宜選択することができる。
【0034】冷却装置と半導体ウエハー保持部材とを互
いに機械的に固定する方法は通常法でよい。また、介在
層を冷却装置に対して接合することができ、また半導体
ウエハー保持部材に対して接合することができるが、こ
の接合は必ずしも必要ない。
【0035】図1は、静電チャックを半導体ウエハー保
持部材として使用した半導体ウエハー保持装置の一例を
示す断面図である。静電チャック2の基材3の中に静電
チャック電極4が埋設されており、基材3の表面2a側
に半導体ウエハー1が設置されている。表面2aの反対
側の背面2b側には、円形のフランジ部2cが基材3の
側面に延設されている。端子5が基材3中に埋設されて
おり、端子5の一端が静電チャック4に対して接続され
ており、端子5の他端が背面2bに露出している。
【0036】静電チャック2の背面2b側に冷却装置1
1が設置されている。この冷却装置11の表面11bと
背面11cとの間の内部に冷媒の流通路12が設けられ
ており、背面11c側に冷媒供給孔13と冷媒排出孔1
4とが設けられている。冷媒流通路12は、平面的に見
て盤状の冷却装置の面内をほぼ均等の流速で冷媒が流れ
るように、隔壁等を設けて蛇行させることが好ましい。
好ましくは金属製の固定具6が冷却装置11の表面11
b上に設置されており、この固定具6の突出部6aがフ
ランジ部2cに対して対向している。固定具6の貫通孔
6bと冷却装置11の貫通孔11aとが位置合わせされ
ており、この各貫通孔の中に共通のボルト7が挿入され
ており、このボルト7の両端がナット8によって締結さ
れている。
【0037】静電チャック2の背面2bと冷却装置11
の表面11bとの間に介在層9が挟まれており、フラン
ジ部2cと固定具6との間に介在層10が挟まれてお
り、フランジ部2cと固定具6の突出部6aとの間に介
在層20が挟まれている。端子5に対しては電線16が
接続されており、この電線16が直流電源15に対して
接続されている。半導体ウエハー1に対しては、電源1
5の他極またはアースが電線17を介して接続されてい
る。
【0038】半導体ウエハーを処理する際には、半導体
ウエハー1を表面2aに設置し、静電チャック電極4に
対して電力を供給し、ウエハー1をチャックする。この
状態で、プラズマを発生させてCVDなどの成膜やエッ
チング処理などを行う。冷却装置11の冷媒供給孔13
から矢印Aのように冷媒を流通孔12内へと供給する
と、冷媒はこの中を大略矢印Bのように流れ、排出孔1
4から矢印Cのように排出される。ボルト7に対する締
結力を調整することによって、介在層9に対して加わる
圧力を調整することができる。
【0039】図2は、静電チャックの内部に更に抵抗発
熱体を埋設することによって、半導体ウエハーをチャッ
クしつつ同時に加熱するできるように半導体保持装置を
構成した例を示す断面図である。図1に示したものと同
じ部材には同じ符号を付け、その説明は省略することが
ある。このヒーター付き静電チャック18においては、
基材3の表面18a側の内部に静電チャック電極4が埋
設されており、電極4よりも背面18b側に抵抗発熱体
19が埋設されている。この抵抗発熱体19から背面側
に例えば一対の端子30が埋設されており、各端子30
の端面が背面18bに露出している。抵抗発熱体19の
両端部が各端子30に対して結合されており、各端子3
0が電線21に対して電気的に接続されている。各電線
21は、それぞれサイリスタレギュレーター付きの電力
供給装置22に対して接続されている。18cは基材の
フランジ部である。
【0040】半導体ウエハーを処理する際には、半導体
ウエハー1を表面18aに設置し、静電チャック電極4
に対して電力を供給し、ウエハー1をチャックする。そ
して、抵抗発熱体19に対して電力を供給して発熱さ
せ、ウエハー1を吸着しつつ加熱する。この状態で、半
導体ウエハー1を加熱し、またエッチング処理などを行
う。あるいは、プラズマを発生させる場合には、プラズ
マからの熱がウエハーに入射されるのと同時に、抵抗発
熱体の発熱量を減少させて、ウエハーの温度を一定に保
つように制御する。冷却装置11の冷媒供給孔13から
矢印Aのように冷媒を流通孔12内へと供給すると、冷
媒はこの中を矢印Bのように流れ、排出孔14から矢印
Cのように排出される。
【0041】図3は、プラズマ発生電極装置25、介在
層および冷却装置11をチャンバー32内に設置した状
態を模式的に示す部分断面図である。図4は、図3のプ
ラズマ発生電極装置25のうち一部を切り欠いて示す斜
視図である。図1に示したものと同じ部材には同じ符号
を付け、その説明は省略することがある。
【0042】本実施例の装置25においては、図4に示
すような網状電極26を使用している。網状電極26
は、全体として円形をなしており、繊維ないし線体26
aを編組したものである。図4において、26bは編み
目である。
【0043】図4においては、略円盤形状の基材21の
背面側の側周面にリング状のフランジ部25cが設けら
れており、基材21の内部に、網状電極26からなる高
周波電極が埋設されている。表面25a側には、電磁波
透過層36が形成されている。基材21の内部の背面2
5b側には端子27が埋設されており、端子27が高周
波電極26に接続されている。端子27の端面が、基材
21の背面25bに露出している。
【0044】プラズマ発生電極装置25は、本実施例で
は、高周波電極26が上面側となるように設置されてお
り、この表面25aにウエハー1が載置されている。電
力供給用のケーブル38の一端が端子27に接続されて
おり、ケーブル38の他端がチャンバー32外に引き出
されており、高周波電源29に接続されている。電極2
6と対向する位置に、所定間隔を置いて平行に、対向電
極24が設置されている。電力供給用のケーブル37の
一端が対向電極24に接続されており、ケーブル37の
他端がチャンバー32の外へと引き出されており、高周
波電源29およびアース31へと接続されている。な
お、プラズマ発生電極装置25においては、高周波電源
29に直流電源を組み合わせて接続し、この直流電源に
よって電極を静電チャック電極として機能させることが
できる。この場合には、ウエハーはプラズマを通じてア
ース31へと接続される。
【0045】装置25の背面25bと冷却装置11の表
面11bとの間に介在層9が挟まれており、フランジ部
25cと固定具6との間に介在層10が挟まれており、
フランジ部25cと固定具6の突出部6aとの間に介在
層20が挟まれている。
【0046】チャンバー内に所定のガスを導入し、一対
のケーブル37、38を介して高周波電力を供給するこ
とにより、ウエハー1の上のプラズマ発生領域35に、
プラズマを発生させることができる。この際、プラズマ
発生領域35と表面25aとの間に、プラズマシースが
発生する。このプラズマからの熱量が半導体ウエハーお
よび基材21に向かって放射されるが、このとき冷却装
置11内へと所定の冷媒を供給することによって、半導
体ウエハーの温度を安定して制御することができる。
【0047】
【実施例】(実施例1) 図1に示すような半導体保持装置を実際に製造し、その
特性を試験した。ただし、150W/mKの熱伝導率を
有する窒化アルミニウムによって基材3を製造した。こ
の半導体ウエハー保持部材2の直径を200mmとし、
厚さを10mmとした。介在層として厚さ1mmのシー
ト状の不織布を使用した。この不織布は、線径数十μm
のニッケル繊維を編むことによって製造しており、その
空隙率は60%とした。静電チャック電極4はモリブデ
ン製の金網の平板によって形成し、端子5はモリブデン
製の直径5mmの円柱状端子を使用した。冷却装置11
はアルミニウムによって形成した。
【0048】真空中において、この基材の表面2a側か
ら、図示しない加熱ヒーターによって2kWの熱を入射
した。これは、実際の半導体製造装置において、表面上
で発生するプラズマの熱量を模擬するためのものであ
る。冷却装置中には冷媒として20℃の水を流した。こ
の状態で、基材の表面2a、背面2b、冷却装置の表面
11bの温度をそれぞれ測定したところ、それぞれ42
0℃、415℃、35℃であった。即ち、基材2中では
わずか5℃の温度差しか発生しておらず、この温度差に
よる応力はほとんど存在しない。このために長時間駆動
させても、まったくクラック等は発生しなかった。一
方、厚さ1mmの介在層の中で415℃から35℃への
温度勾配が生じていることになる。
【0049】また、冷却装置の表面の温度も35℃であ
って、高温には加熱されていないので、金属製の冷却装
置の熱膨張もほとんど生じておらず、変位がきわめて少
ない。一方、セラミックスの線熱膨張係数は金属に比較
して一般的に小さい。例えば、窒化アルミニウムの線熱
膨張係数は5×10-6/℃であり、アルミニウムの線熱
膨張係数は24×10-6/℃であって、5倍程度の相違
がある。従って、ウエハー保持装置の全体の熱膨張によ
る変形も少なかった。また、たとえセラミックス基材の
熱膨張量と冷却装置の熱膨張量とが異なっていても、不
織布が柔らかいために、両者の変位の差を吸収すること
ができる。このように、不織布は温度勾配と変位による
歪みを吸収し、装置を機械的に安全な状態に保持する役
割を果たす。本実施例では、ニッケルからなる不織布
は、1平方センチメートル当たり6Wの熱量を伝達する
ことができた。
【0050】(実施例2)実施例1において、セラミッ
クス基材と冷却装置との間を機械的にクランプする圧力
を増大させ、ニッケルからなる不織布を圧縮変形させ
た。この状態で実施例1と同様に、基材の表面2a、背
面2b、冷却装置の表面11bの温度をそれぞれ測定し
たところ、それぞれ340℃、335℃、40℃であっ
た。即ち、基材2中ではわずか5℃の温度差しか発生し
ておらず、この温度差による応力はほとんど存在しな
い。一方、介在層の中で340℃から40℃への大きな
温度勾配が生じていた。また、実施例1と比較すると、
不織布の気孔率が減少し、不織布中での温度勾配が少な
くなっており、保持部材の表面における温度が低下し
た。このように、不織布への圧力を変更してその気孔率
を制御することによって、保持部材の表面の温度を制御
することができた。
【0051】(比較例1)実施例1において、介在層を
取り除き、セラミックス基材と冷却装置との間の間隔を
1mmあけた状態で両者を固定装置6によって機械的に
固定した。そして実施例1と同様にして真空中で試験を
行った。この際入射熱量を400Wとしたときには、セ
ラミックス基材の表面の温度が400℃を越えてしまっ
た。また、入射熱量を2kWとした場合には、この温度
が700℃を越えてしまった。また、基材と冷却装置と
の間の空間における熱伝達は熱輻射のみによって行われ
ている。
【0052】(実施例3)図2に示す半導体ウエハー保
持装置を製造した。基材3の形状は円板状とし、150
W/mKの熱伝導率を有する窒化アルミニウムによって
製造した。抵抗発熱体19は、コイルスプリング状に巻
回された巻回体を使用した。また、円板状の基材を平面
的に見ると、抵抗発熱体が渦巻き状をなすように埋設さ
れている。この半導体ウエハー保持部材18の直径を2
00mmとし、厚さを20mmとした。介在層として、
ステンレス製の網状シートを使用した。この網状シート
は、線径0.2mmのステンレス細線を縦横に編んで作
成した。目開きは1インチ当たり50本相当のものを使
用した。冷却装置をアルミニウムによって製造した。
【0053】この保持装置について、実施例1と同様の
試験を行った。即ち、基材の表面側から、別体の加熱ヒ
ーターによって2kWの熱量を入射した。冷却装置の流
通路には冷媒として20℃の水を流した。基材の表面1
8a、背面18b、冷却装置の表面11bの温度をそれ
ぞれ測定したところ、それぞれ350℃、345℃、2
5℃であった。このウエハー保持装置は、基材中にまっ
たく破壊が発生せず、不具合は認められなかった。
【0054】(実施例4)実施例3において、基材の表
面側から、別体の加熱ヒーターによって2kWの熱量を
入射し、同時に、抵抗発熱体に対して電力を供給するこ
とによって発熱させ、かつ、冷却装置の流通路に冷媒と
して20℃の水を流した。電力供給装置の出力を制御
し、表面18aの温度を測定しつつこの温度を電源にフ
ィードバックすることによって、表面18aの温度を4
00℃に制御することができた。即ち、表面ないしウエ
ハー設置面18aに対して入射している熱量と、基材内
の抵抗発熱体からの熱量の総和と、冷却装置内を流れる
冷媒による熱量の奪い取りとによって、基材の表面18
aの温度を安定して制御することができた。
【0055】(比較例2)実施例3において、セラミッ
クス製の基材と冷却装置とをアルミニウムろうによって
接合した。ろう付けを行って接合体を製造し、この接合
体の温度を室温にまで降下させると、基材と冷却装置と
の熱膨張差によって基材に破壊が見られた。
【0056】(比較例3)実施例3において、セラミッ
クス製の基材と冷却装置とをアルミニウムろうによって
接合した。ただし、冷却装置と基材との熱膨張差による
破壊を防止するために、冷却装置を熱膨張係数が低いモ
リブデンによって形成した。そして、実施例1と同様に
して、2kWの熱量を表面18a側に入射し、冷却装置
の流通路に冷媒として20℃の水を流した。この結果、
セラミックス製静電チャック18の表面18aの温度は
45℃まで低下した。
【0057】しかし、半導体プロセスに必要な温度は、
低温を必要とするプロセスを除き、通常は一層高温であ
る。このため、プロセスに必要な温度が例えば400℃
であると考え、表面18aの温度を400℃に制御する
ために、基材18中の抵抗発熱体に対して電力を供給
し、発熱させた。しかし、このためには供給する電力を
著しく増大させる必要があったので、冷却水の流量を減
少させて温度を制御することを試みた。しかし、このよ
うな制御を行って保持部材の表面の温度を上昇させよう
とすると、基材中に温度勾配が生じ、クラックが発生し
てしまった。このとき、ウエハー保持部材と冷却装置と
を接合しているアルミニウムろうの接合層によって、1
平方センチメートル当たり100W以上の熱を伝達した
ことになる。
【0058】(実施例5)実施例1において不織布の材
質と厚さとを変更することによって、この介在層におけ
る熱量の伝達量を種々変更した結果、400W〜4kW
の入射熱量の範囲内で、ウエハー保持部材の表面の温度
を400℃に安定して制御できることを確認した。この
範囲内であれば、特に、半導体製造プロセスにおいて使
用される通常のプラズマ及び高密度プラズマによる入射
熱量に対しては好適であることがわかった。
【0059】(実施例6)実施例1において、介在層と
して、ニッケルの発泡体を使用した。この発泡体は、粉
末冶金分野の通常の方法に従って製造した。この結果、
ウエハー保持部材の表面の温度を400℃に安定して制
御できることを確認した。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、例
えばプラズマや電子ビームからの熱量が半導体ウエハー
保持部材に対して入射し、これが著しく加熱されても、
冷却装置によって適切に冷却しつつ、ウエハー保持部材
中の温度勾配による熱応力による破壊や、保持部材と冷
却装置との熱膨張差に起因する変位やこれに基づく破壊
等の不具合を回避することができる。また、介在層に対
する圧力を調節することによって、ウエハー保持部材の
表面の温度を適切に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例において、セラミックス静電チ
ャックと冷却装置との間に介在層9を設けた半導体ウエ
ハー保持装置を概略的に示す断面図である。
【図2】本発明の実施例において、ヒーター付きのセラ
ミックス静電チャックと冷却装置との間に介在層9を設
けた半導体ウエハー保持装置を概略的に示す断面図であ
る。
【図3】本発明の実施例において、プラズマ発生電極装
置と冷却装置との間に介在層9を設けた半導体ウエハー
保持装置を概略的に示す断面図である。
【図4】図3のプラズマ発生電極装置を切り欠いたとき
の破断面を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 半導体ウエハー、2 セラミックス静電チャック、
2a, 18a 基材の表面、2b, 18b 背面、3,
21 基材、4 静電チャック電極、5 静電チャック
の端子、6 固定装置、9, 10, 20 介在層、11
冷却装置、12 冷媒の流通路、13 冷媒の供給孔、
14 冷媒の排出孔、15 静電チャックの電源、18
ヒーター付きの静電チャック、19 抵抗発熱体、2
5 プラズマ発生電極装置、26 高周波電極、36
電磁波透過層

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体ウエハーを保持するための、窒化物
    セラミックス基材を備えた半導体ウエハー保持部材と、
    金属製の冷却装置と、前記半導体ウエハー保持部材と前
    記冷却装置との間に挟まれている、耐熱材料製の繊維の
    結合体または発泡体からなる介在層とを備えていること
    を特徴とする、半導体ウエハー保持装置。
  2. 【請求項2】前記半導体ウエハー保持部材が、窒化物セ
    ラミックス基材と、この基材の内部の静電チャック用電
    極とを備えた静電チャックであることを特徴とする、請
    求項1記載の半導体ウエハー保持装置。
  3. 【請求項3】前記半導体ウエハー保持部材が、窒化物セ
    ラミックス基材と、この基材の内部の高周波電極とを備
    えたプラズマ発生用電極装置であることを特徴とする、
    請求項1記載の半導体ウエハー保持装置。
  4. 【請求項4】前記半導体ウエハー保持部材が、窒化物セ
    ラミックス基材と、この基材の内部の抵抗発熱体とを備
    えていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一
    つの請求項に記載の半導体ウエハー保持装置。
  5. 【請求項5】前記繊維の結合体が不織布または網状シー
    トであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一
    つの請求項に記載の半導体ウエハー保持装置。
  6. 【請求項6】前記介在層に対して圧力が加えられている
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つの請求
    項に記載の半導体ウエハー保持装置。
  7. 【請求項7】半導体ウエハーを保持するための、窒化物
    セラミックス基材を備えた半導体ウエハー保持部材と、
    金属製の冷却装置との間に、耐熱材料製の繊維の結合体
    または発泡体からなる介在層を挟んで固定し、次いで前
    記半導体保持部材と前記冷却装置と前記介在層を機械的
    に固定して一体化することを特徴とする、半導体ウエハ
    ー保持装置の製造方法。
  8. 【請求項8】半導体ウエハーを保持するための、窒化物
    セラミックス基材を備えた半導体ウエハー保持部材と、
    金属製の冷却装置と、前記半導体ウエハー保持部材と前
    記冷却装置との間に挟まれている、耐熱材料製の繊維の
    結合体または発泡体からなる介在層とを備えている半導
    体ウエハー保持装置を使用するのに際して、前記介在層
    に圧力を加え、この圧力を調整することによって前記半
    導体ウエハー保持部材と前記冷却装置との間の熱伝達量
    を調整することを特徴とする、半導体ウエハー保持装置
    の使用方法。
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