JP2986846B2 - ガス断路器 - Google Patents

ガス断路器

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JP2986846B2
JP2986846B2 JP2138228A JP13822890A JP2986846B2 JP 2986846 B2 JP2986846 B2 JP 2986846B2 JP 2138228 A JP2138228 A JP 2138228A JP 13822890 A JP13822890 A JP 13822890A JP 2986846 B2 JP2986846 B2 JP 2986846B2
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淳 小沢
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はガス絶縁断面器の開閉時に発生するサージを
抑制する装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の装置は、特開昭61−66510号公報に記載され、
第6図に示すように、断路器の固定子側電極140の外周
を包囲して磁性体110を設け、この磁性体の外周部に電
界暖和用シールド電極121を配置していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は断路器の開閉時に発生する再点弧の位
置を十分考慮しておらず、固定電極140と可動電極141と
の間で再点弧放電150が発生するとしていた。しかし、
再点弧によるサージが危険な高い電圧になる再点弧位置
はシールド電極121と可動電極141との間である。即ち、
従来技術では危険な再点弧によるサージ電流がシールド
電極121を流れてしまい、固定電極140には流れず、磁性
体110によるサージ抑制効果が完全に無くなるという問
題があつた。
本発明の目的は、従来ガス断路器と基本的な構造を変
えることなく、かつ、固定側へのどのような再点弧位置
に対してもサージ電圧を抑制することができ、より合理
的なガス断路器を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明はガス断路器の固
定子側および/または可動子側のシールド電極の取付け
位置から見て接離部とは反対側にある母線との接続導体
を包囲するようにドーナツ状の磁性体を装着した。
〔作用〕
ガス断路器のシールド電極を取付ける位置から見て断
路器の接離部とは反対側にある母線との接続導体に包囲
するように設けたリング状磁性体は、接離部で発生する
再点弧が可動子とシールド電極間で発生しても、再点弧
電流が全てリング状磁性体を貫通するように動作する。
これによつて再点弧電流は磁性体の損失が効き、抑制さ
れ、再点弧サージ電圧を適切に抑制できるように動作す
る。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第3図により
説明する。
第1図において、SF6ガス1を封入した接地タンク2
内に固定子側3と可動子側4から構成される断路部が収
納されている。固定子側3は固定子側シールド電極5,集
電子6,母線との接続導体7,取付金具8,リング状磁性体9
からなる。可動子側4は固定子側と同様であるが、可動
子側シールド電極10,可動子11,集電子12,母線との接続
導体13,操作棒14,取付金具15、およびリング状磁性体16
からなる。第1図は断路器が開離中の状態を示し、可動
子11が極間の途中にあり、最終状態に近い再点弧17が発
生している。第1図は、磁性体9,16を除けば、従来のガ
ス断路器の構造と基本的に同じである。本発明による磁
性体9,16がシールドの取付金具8,15の母線側にある接続
導体7,13の外周を包囲して設置されており、従来から備
わつているシールド電極5,10によつてタンクとの絶縁が
確保されている。第1図のように可動子11とシールド電
極5の間で再点弧17が発生しても、これによる再点弧サ
ージ電流はすべて接続導体7,3を通り、磁性体9,16を貫
通することになる。この磁性体にはパーマロイ,鉄,フ
エライト等の材料を用いることができるが、数百KHz〜
数十MHzの高周波電流に対して損失が大きくなるフエラ
イトが適切である。これによつて、再点弧により発生す
るサージ電圧を抑制することができる。なお、磁性体9,
16の長手方向にはサージ抑制時に、主に損失分に基づく
電位が発生し、これが運転電圧波高値の二倍程度に達す
ることもあり、これに見合つてギヤツプ18,19で絶縁破
壊しないように製作される。
本実施例によれば、従来のガス断路器の基本的な構造
を変えることなく、かつ、可動子から固定側へのどのよ
うな再点弧位置に対してもサージ電圧を抑制できる、よ
り合理的なガス断路器を提供することができる。
第2図は磁性体を可動子側4にのみ設置した場合であ
る。可動子側シールド電極10が長くなるが、固定子側シ
ールド電極5を短くでき、また、磁性体16を片側にだけ
まとめて置けるので構造・作業が簡単になる効果があ
る。
第3図は第2図とは逆に磁性体を固定子側3にのみ設
定した場合である。第2図と類似の効果の他に、操作棒
14の長さを従来と全く同一にできる効果もある。
第4図は第3図と同様に磁性体を固定子側3にのみ設
置し、シールド電極20,21に分割した場合である。第3
図と類似した効果の他に、固定子側シールド電極を短く
できる効果がある。また、シールド電極と磁性体とのギ
ヤツプ23,24を第1図,第3図の場合よりも短くできる
効果もある。
第1図ないし第4図において、サージ電流に対して磁
性体は損失を生じ、等価的に抵抗とみなせるが、この値
Rとサージ電圧Vの関係は第5図のようであり、70Ω程
度以上、即ち、ガス母線のサージインピーダンスと同等
以上にすればサージ電圧を2pu以下に抑制することがで
き、実用的である(1puは運転電圧の対地電圧波高
値)。
〔発明の効果〕
本発明によれば、固定子側および/または可動子側の
シールド電極の取付け部から見て断路器の接離部とは反
対側にある母線との接続導体を包囲するようにドーナツ
状の磁性体をシールドの内側に装置できるので、従来の
ガス断路器と基本的な構造を変えることなく、かつ可動
子から固定子側へのどのような再点弧の位置に対しても
サージ電圧を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のガス断路器の断面図、第2
図ないし第4図は本発明の異なる実施例のガス断路器の
断面図、第5図は抵抗Rとサージ電圧Vとの特性図、第
6図は従来のガス断路器断面図である。 5,10……シールド電極、6,12……集電子、7,13……母線
との接続導体、8,15……取付金具、9,16……リング状磁
性体、11……固定子、17……再点弧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 9/38 H01H 9/42 H01H 33/12 H01H 33/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁ガスが封入された接地金属容器内に断
    路部を収納してなるガス断路器において、可動子側及び
    /又は固定子側のシールド電極の取付部から見て接離部
    とは反対側になる母線側の接続導体にドーナツ状の磁性
    体を積層して設け、かつ該磁性体が前記シールド電極で
    包囲されるようにしたことを特徴とするガス断路器。
  2. 【請求項2】前記磁性体として数百KHz以上の高周波領
    域の電流に対する磁束損失が大きくなるフェライトコア
    を用いたことを特徴とする請求項1に記載のガス断路
    器。
  3. 【請求項3】前記磁性体のサージに対する損失の等価抵
    抗に換算したものが、ガス母線をサージインピーダンス
    と同等以上になるようにしたことを特徴とする請求項1
    又は2に記載のガス断路器。
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