JP2986519B2 - 燐脂質結合グリコサミノグリカン - Google Patents

燐脂質結合グリコサミノグリカン

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JP2986519B2 JP2193818A JP19381890A JP2986519B2 JP 2986519 B2 JP2986519 B2 JP 2986519B2 JP 2193818 A JP2193818 A JP 2193818A JP 19381890 A JP19381890 A JP 19381890A JP 2986519 B2 JP2986519 B2 JP 2986519B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、癌転移抑制剤として有用な燐脂質結合グリ
コサミノグリカン又はその塩に関する。
[従来の技術] 癌転移は、血管内やリンパ管内に流出した癌細胞が、
血管内皮細胞やその下の基底膜と呼ばれる血管内皮細胞
の細胞外マトリックスと接着し、接着した癌細胞が細胞
外マトリックス内に湿潤、透過して新しい組織に転移巣
をつくることが知られている。例えばS.Korachらは(Ca
ncer Research 46,3624〜3629,(1986))癌細胞のクロ
ーニングで高転移性細胞と低転移性細胞の群に分け、培
養内皮細胞に対するin vitroでの接触試験で、高転移性
の癌細胞は高い接着率を示し、低転移性のものは低い接
着率を示すことから、血管内皮細胞やその細胞外マトリ
ックスに対する接着性が癌の転移と深くかかわっている
ことを報告している。
また、細胞外マトリックス成分であるフィブロネクチ
ンの細胞接着部位にあるペプチド・GRGDSは、拮抗的に
細胞と細胞外マトリックスとの結合を阻害する。山田ら
は(Science 233,467〜470,(1986))このペプチド・G
RGDSがB16F10細胞のマウスにおける肺転移を抑制するこ
とを示している。このことから、非常に微量で細胞接着
阻害活性を持つ物質は癌転移抑制剤として利用し得るこ
とを示唆している。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、燐脂質結合グリコサミノグリカン又はその
塩が、上記の癌細胞の血管内皮細胞や細胞外マトリック
スへの接着を阻害することにより、癌の転移を抑制する
知見を得て本発明をなした。
[課題を解決するための手段] 本発明は、下記燐脂質結合グリコサミノグリカン又は
その塩である。
グリコサミノグリカンは表1に示すように、D−グル
コサミン又はD−ガラクトサミンと、D−グルクロン
酸、L−イズロン酸及び/又はD−ガラクトースの2糖
又は4糖の繰り返し単位より構成されている長い鎖状の
多糖であり、ヒアルロン酸、コンドロイチン、コンドロ
イチン硫酸A、コンドロイチン硫酸C、コンドロイチン
硫酸D、コンドロイチン硫酸E、コンドロイチン硫酸
K、コンドロイチンポリ硫酸、デルマタン硫酸、ヘパリ
ン、ヘパラン硫酸及びケラタン硫酸、ケラタンポリ硫酸
が知られている。
本発明の燐脂質結合グリコサミノグリカンは、その塩
であることができ、好ましくはナトリウム、カリウムの
ようなアルカリ金属塩;カルシウム、マグネシウムのよ
うなアルカリ土類金属塩;トリアルキルアミン、ピリジ
ンのようなアミン塩であることができる。
本発明の燐脂質結合グリコサミノグリカンは、燐脂質
がグリコサミノグリカンの還元末端に化学結合により結
合した化合物である。
またさらに、本発明はグリコサミノグリカンの還元性
末端のウロン酸部分、ガラクトース部分又はヘキソサミ
ン部分を還元することにより開裂させ、さらに部分酸化
により当該開裂部にアルデヒドを形成させた後、1級ア
ミノ基を有する燐脂質の当該1級アミノ基と前記開裂部
に形成されたアルデヒドとの間に、還元的アルキル化反
応させることにより得られる燐脂質結合グリコサミノグ
リカンも包含する。
本発明の燐脂質結合グリコサミノグリカンは、例えば
以下の(1)〜(3)に示す燐脂質結合グリコサミノグ
リカンが挙げられるが、これに限定はされない。
(1)一般式 を有する燐脂質結合グリコサミノグリカン又はその塩。
上記式中、P1は1級アミノ基を有する燐脂質残基を示
し;GAGは、ヒアルロン酸、コンドロイチン、コンドロイ
チン硫酸A、コンドロイチン硫酸C、コンドロイチン硫
酸E、コンドロイチン硫酸K、コンドロイチンポリ硫
酸、デルマタン硫酸、ヘパリン、ケラタン硫酸及びケラ
タンポリ硫酸からなる群から選択されるグリコサミノグ
リカンから還元性末端のウロン酸部分、ガラクトース部
分を除いたグリコサミノグリカン残基を示し;R2はCOO
H、CH2OH又はCH2OSO3Hを示し;R3はOH又はOSO3Hを示す。
(2)一般式 を有する燐脂質結合グリコサミノグリカン又はその塩。
上記式中、P1は1級アミノ基を有する燐脂質残基を示
し;GAGは、ヒアルロン酸、コンドロイチン、コンドロイ
チン硫酸A、コンドロイチン硫酸C、コンドロイチン硫
酸E、コンドロイチン硫酸K、コンドロイチンポリ硫
酸、デルマタン硫酸、ヘパリン、ケラタン硫酸及びケラ
タンポリ硫酸からなる群から選択されるグリコサミノグ
リカンから還元性末端のヘキソサミン部分を除いたグリ
コサミノグリカン残基を示し;R1はOH又はNHCOCH3を示
し;R3はOH又はOSO3Hを示す。
(3)一般式 を有する燐脂質結合グリコサミノグリカン又はその塩。
上記式中、P1は1級アミノ基を有する燐脂質残基を示
し;GAGはケラタン硫酸又はケラタンポリ硫酸から還元性
末端のガラクトース部分を除いたグリコサミノグリカン
残基を示す。
本明細書中の化学構造式に記載の波線は、当該波線に
結合した基の化学構造式中での炭素原子への結合の上下
の向き、すなわち立体配置が限定されないことを示し;
片括弧によりまとめられた構造に結合する基は、当該構
造が存在する開裂された糖残基の、糖残基開裂前に3位
及び4位であった炭素原子にそれぞれ結合するのであれ
ばその位置は特に限定はされないことを示す。
グリコサミノグリカンの分子量は好ましくは前記表1
に記載のものが用いられる。
上記式(I)、(II)及び(III)のP1で示される1
級アミノ基を有する燐脂質としては、 式 (式中、R4及びR5はそれぞれ水素、−CH=CHR6又は−CO
R7(R6及びR7はC624のアルキル基)であり、Yは−CH
2CH2NH−又は である) で示されるものが用いられる。特にR4及びR5がともにヘ
キサデカノイル又はオクタデカノイルのような−COR7
あるか、R4が−CH=CHR6でR5が−COR7であるもの、例え
ばL−(α−ホスファチジル)エタノールアミン、DL−
ホスファチジル−L−セリンエタノールアミンプラスマ
ロゲン及びセリンプラスマロゲンなどが挙げられ好まし
いが、特に限定はされない。
以下に、本発明の燐脂質結合グリコサミノグリカンの
製造法について詳しく説明する。
還元末端限定酸化法 この方法は、グリコサミノグリカンの還元性末端のウ
ロン酸部分もしくはガラクトース部分又はヘキソサミン
部分を還元及び部分酸化することにより開裂させてアル
デヒドを形成させ、このアルデヒドと燐脂質の1級アミ
ノ基との間の還元的アルキル化反応により、燐脂質結合
グリコサミノグリカンを製造する方法である。この方法
を反応式で示せば次のとおりである。
(A)還元性末端糖のグルクロン酸又はイズロン酸に
反応する場合 (R3は前述と同じ、P1は2級アミノ基を有する燐脂質を
示す) 還元性末端がC−2にOHを有するD−グルクロン酸又
はL−イズロン酸である式(1)のヒアルロン酸、コン
ドロイチン、コンドロイチン硫酸A、コンドロイチン硫
酸C、コンドロイチン硫酸E、コンドロイチン硫酸K、
コンドロイチンポリ硫酸、デルマタン硫酸、ヘパリンを
原料として使用したとき、上記反応式に従い、式(I)
−aの燐脂質結合グリコサミノグリカンが製造できる。
(B)還元性末端糖のグルコサミン又はガラクトサミ
ンに反応する場合 (式中、R3は前述と同じ、P1は1級アミノ基を有する燐
脂質を示す) 還元性末端のC−5にCH2OHを有するグルコサミン又
はガラクトサミンである式(4)のヒアルロン酸、コン
ドロイチン、コンドロイチン硫酸A、コンドロイチン硫
酸K、コンドロイチンポリ硫酸又はデルマタン硫酸を原
料として使用したとき、上記反応式に従い、式(II)−
aの燐脂質結合グリコサミノグリカンが製造できる。
(C)還元性末端糖のガラクトースに反応する場合 (式中、P1は1級アミノ基を有する燐脂質を示す) 還元性末端糖がガラクトースである式(7)のケラタ
ン硫酸又はケラタンポリ硫酸を原料として使用したと
き、上記反応式に従い、式(I)−b、(II)−b及び
(III)の燐脂質結合グリコサミノグリカンが製造でき
る。
上記(A)、(B)及び(C)の方法においては、先
ず、上記式(1)、(4)及び(7)で示されるグリコ
サミノグリカンを還元して還元性末端糖部分を開裂させ
て式(2)、(5)及び(8)の化合物とする。
この還元に使用しうる還元剤としては、水素化ホウ素
ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウムなどの水素
化ホウ素アルカリ塩等を用いることができる。
また、上記還元反応における溶媒は、水又は0.05Mホ
ウ酸塩緩衝液(pH8.3)等を用いることができる。
また還元反応温度は、通常10〜30℃、好ましくは15〜
25℃で行うことができる。
還元剤の使用量は、その種類等によっても異なるが、
一般には式(1)、(4)又は(7)の化合物1モルに
対して5〜50当量、好ましくは25〜30当量の範囲であ
る。
得られる式(2)、(5)及び(8)の化合物を次い
で部分的に酸化すると、式(3)、(6)、(9)、
(10)及び(11)のアルデヒド化合物が生成する。
この酸化反応に使用しうる酸化剤としては、過ヨウ素
酸ナトリウム、過ヨウ素酸カリウムなどの過ヨウ素酸ア
ルカリ塩等を用いることができる。
酸化剤の使用量は、式(2)、(5)又は(8)の化
合物1モルに対して1〜10当量、好ましくは3〜6当量
の範囲である。
酸化反応温度は、0〜10℃、好ましくは0〜4℃の範
囲で行うことができる。
生成した(3)、(6)、(9)、(10)及び(11)
のアルデヒド化合物は、それ自体既知の還元的アルキル
化法に従い、燐脂質の1級アミノ基と反応させることが
でき、これによって本発明が目的とする一般式(I)、
(II)及び(III)で示される燐脂質結合グリコサミノ
グリカンを得ることができる。
上記反応に用いることのできる燐脂質としては、L−
(α−ホスファチジル)エタノールアミン、DL−ホスフ
ァチジル−L−セリン、エタノールアミンプラスマロゲ
ン、セリンプラスマロゲン等を挙げることができる。
上記還元的アルキル化反応は、水、0.05Mリン酸緩衝
液(pH7.0)又はジメチルホルムアミドのような溶媒中
において、式(3)、(6)、(9)、(10)又は(1
1)のアルデヒド化合物とクロロホルム等に溶解した燐
脂質とを混合して均一な溶液にし、通常15〜60℃の温度
で反応させ、それと同時に又はその後に、例えばシアノ
水素化ホウ素ナトリウム等の還元剤を用いて還元するこ
とにより一般式(I)、(II)及び(III)の化合物を
製造することができる。
上記還元末端限定酸化法で製造される化合物を表Aに
具体的に示す。
本発明の一般式(I)、(II)及び(III)で示され
る燐脂質結合グリコサミノグリカンの燐脂質の含有量
は、0.05〜50%、好ましくは2〜10%の範囲である。
以上に述べた各種の方法で製造される燐脂質結合グリ
コサミノグリカンの分離、精製方法としては、反応液に
酢酸ナトリウム飽和エタノールを加えて生じた沈澱物を
取することで未反応の燐脂質又は脂質を除き、さらに
該沈澱物を疎水クロマトに負荷し、酢酸アンモニウム、
塩化アンモニウム又は塩化ナトリウム等の塩の水溶液で
洗浄することで未反応のグリコサミノグリカンを除去す
る。この後、該疎水クロマトに吸着した燐脂質結合グリ
コサミノグリカンを10〜50%メタノール水溶液で溶出す
る方法で行うことができる。
本発明の燐脂質結合グリコサミノグリカン又はその薬
学的に許容される塩を、固体又は液体の医薬用担体又は
希釈剤、即ち、賦形剤、安定剤等の添加剤とともに含む
製剤とすることが好ましい。
燐脂質結合グリコサミノグリカンの塩は水溶性である
ため、注射剤として用いる場合に最適である。該医薬製
剤において、前記有効成分の担体成分に対する割合は、
1〜90重量%の間で変動させうる。
剤形及び投与形態としては、顆粒剤、細粒剤、散剤、
錠剤、カプセル剤、丸剤もしくは液剤等の剤形にして、
又は原末のまま経口投与してもよいし、注射剤として静
脈内投与、筋肉内投与又は皮下投与してもよい。また、
坐剤、軟膏剤、パップ剤、貼付剤、リニメント剤、ロー
ション剤等の剤形にして、外用剤として用いることもで
きる。また、注射用の粉末にして、用時調製して使用し
てもよい。
経口、経腸、非経口もしくは局所投与に適した医薬用
の有機又は無機の、固体又は液体の担体もしくは希釈剤
を、本発明の燐脂質又は脂質結合グリコサミノグリカン
又はその塩を含む医薬製剤を調製するために用いること
ができる。水、ゼラチン、乳糖、デンプン、ステアリン
酸マグネシウム、タルク、動植物油脂、ベンジルアルコ
ール、ガム、ポリアルキレングルコール、石油樹脂、や
し油、ラノリン又は医薬に用いられる他のキャリアー
(担体)は全て、本発明品の担体として用いることがで
きる。また、安定剤、湿潤剤、乳化剤や、浸透圧を変え
たり、製剤の適切なpHを維持するための塩類を補助薬剤
として適宜用いることもできる。
顆粒剤、細粒剤、散剤、錠剤又はカプセル剤の場合に
は、該医薬製剤は本発明品を5〜80重量%含有している
ことが好ましく、液剤の場合には、1〜30重量%含有し
ていることが好ましい。また、注射剤の場合は1〜10重
量%、坐剤の場合は1〜50重量%が好ましい。局所投与
用である軟膏剤又はパップ剤等として用いる場合は、0.
1〜10重量%含有していることが好ましい。
臨床投与量は、経口投与の場合、成人に対し有効成分
として、1日量100〜2000mgを内服することが好ましい
が、年令、症状により適宜増減することも可能である。
前記1日量を1回、又は適当な間隔をおいて2もしくは
3回に分けて投与することが好ましい。
また、注射剤として用いる場合には、成人に対し有効
成分として、1回量10〜1000mgを投与することが好まし
く、軟膏剤又はパップ剤等として用いる場合は、前記含
有割合のものを適当量患部に塗布することが好ましい。
[発明の効果] 本発明品の燐脂質結合グリコサミノグリカン又はその
塩は、細胞接着阻害作用を有し、かつ毒性もないので癌
転移抑制剤として有用である。
[実施例] 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明は、実施例に限定されるものではない。
以下の実施例において、燐脂質結合グリコサミノグリ
カンのリン含量、燐脂質含量、及びグリコサミノグリカ
ン(GAG)含量は、以下の方法で測定した。
測定法 1.GAGの定量 (1)ウロン酸を含有するGAG:カルバゾール硫酸法
(Bitter−Muir法)ANALYTICAL BIOCHEMISTRY 4,330−3
34(1962) (2)ガラクトースを含有するケラタン硫酸又はケラ
タンポリ硫酸:アンスロン法 Biochem.J.50,298−303
(1952) 2.燐脂質の定量 (1)リンの定量:モリブデンブルー法、無機応用比
色分析、4、共立出版株式会社、編集代表 平野四蔵
130〜135頁 (2)脂肪酸の定量:10〜50mgのGAG−脂質を10mの1
N−水酸化ナトリウム水溶液に溶解し、100℃で1時間加
水分解する。反応液を1N−塩酸水溶液で酸性にした後、
クロロホルムで抽出し、クロロホルム相を水で洗浄す
る。脱水ボウ硝で乾燥後、減圧下で溶媒を除去、残渣に
3%塩酸(ガス)含有メタノールを加え、封管中、100
℃で3時間加熱後、石油エーテルで3回抽出する。石油
エーテルを3回水洗し、混入した塩酸を除き、脱水ボウ
硝で乾燥後、減圧濃縮し、次の(GLC)用試料とする。
気相液相クロマトグラフィー(GLC) GC−15A(島津製作所) 充填剤:PEG−HT 5% Uniport HP 60/80ガスクロ工
業(株) 運転条件:試料気化室温度 350℃ カラム温度:190〜200℃ カラム:3φ×2m 流速:N245m/min 実施例1 還元末端限定酸化法による燐脂質結合グリコサミノグ
リカンの製造 (1)還元末端限定酸化グリコサミノグリカンの製造 1)還元末端残基開環ヒアルロン酸の製造 ヒアルロン酸(鶏冠由来、MW 1万:HA1)2000mgを200m
の0.05Mホウ酸塩緩衝液(pH8.3)に溶解し、182mgの
水素化ホウ酸ナトリウムを加えて室温で5時間反応させ
た。酢酸でpH4.5にしてエタノールを加えて生成物を沈
澱させ、次いで生成物をエタノールで洗浄した。これに
よりロット番号100の還元末端残基開環ヒアルロン酸
(R−HA1)を1800mg得た。
2)還元末端限定酸化ヒアルロン酸の製造 1700mgのR−HA1(ロット番号100)を250mの40mMイ
ミダゾール(pH6.5)に溶解し、0℃で139.96mgの過ヨ
ウ素酸ナトリウムを加え、1時間反応させた。反応液に
エタノールを加えて生成物を沈澱させ、次いでエタノー
ルで洗浄した。これによりロット番号200の還元末端限
定酸化ヒアルロン酸(O−HA)1600mgを得た。
3)他のグリコサミノグリカンの還元末端限定酸化物
(O−GAG)の製造 ヒアルロン酸(鶏冠由来、MW 5万:HA5,MW15万:HA1
5)、 コンドロイチン(コンドロイチン硫酸Aから酸性メタ
ノール溶液で脱硫酸したもの、MW1.5万、:CH)、 コンドロイチン硫酸C(鮫軟骨由来、MW1万:CS(S
1)、MW3万:CS(S3)、MW6万:CS(S6))、 コンドロイチン硫酸A(鮫軟骨由来、MW3万:CS
(W))、 デルマタン硫酸(豚皮由来、MW1.5万:DS)、 ヘパリン(豚小腸由来、MW1.5万:Hep)、 ケラタン硫酸(牛角膜由来、MW1.5万:KS)を原料とし
て上記の1)に準じて表2の条件で還元末端残基開環グ
リコサミノグリカン(R−GAG)を製造した。ひきつづ
き、上記の2)の方法に準じて表3の条件で還元末端限
定酸化グリコサミノグリカン(O−GAG)を製造した。
(2)L−(α−ホスファチジル)エタノールアミン・
ジパルミトイル結合グリコサミノグリカン(GAG−PPEAD
P)の製造 1)L−(α−ホスファチジル)エタノールアミン・
ジパルミトイル結合ヒアルロン酸の製造 1000mgのロット番号200のO−HAを0.05Mリン酸塩緩衝
液(pH7.0)100mに溶解し、クロロホルム:メタノー
ル=2:1の溶媒で(1mg/m)に溶解したL−(α−ホス
ファチジル)エタノールアミン・ジパルミトイル(PPEA
DP)を69.2m加えた。さらに、メタノールを加えて均
一な溶液にして、50℃で1時間反応させ、その後、シア
ノ水素化ホウ素ナトリウムを25mg加えた。2時間50℃で
反応させ、減圧下濃縮し、酢酸飽和のエタノールを5倍
量加えて生じた沈澱を取した。沈澱を0.3M塩化アンモ
ニウム塩で溶解し、疎水クロマトカラム(TSKgelフェニ
ルトヨパール650M 400m)に吸着し、充分に0.3M塩化
アンモニウム水溶液で洗浄し、30%メタノール水溶液で
溶出した。素通り及び洗浄画分に未反応のHA1が溶出さ
れ、30%メタノール水溶液の画分に目的とする本品が溶
出した。30%メタノール水溶液溶出画分を減圧下濃縮
し、透析で脱塩後、凍結乾燥してロット番号300の白色
粉末を得た。
収量:40mg PPEADP含量:6.21% ヒアルロン酸含量:62.12% 疎水クロマトグラフィ:図−1に示す。
疎水クロマトグラフィの条件 カラム:TSK gelフェニル5PW(7.5φ×7.5cm) 溶媒:0〜5分 0.3M塩化アンモニウム水溶液 5〜50分 30%メタノール水溶液 溶出速度:0.5m/分 圧:7kg/0.5cm2 分画容量:1m/管 検出:OD220nm 検体:100μ(1mg/m 0.3M塩化アンモニウム水溶
液) 2)その他の燐脂質結合グルコサミノグリカンの製造 表3に示したO−GAGとPPEADPとを表4に示した条件
で、上記(2)−1)の方法に準じて燐脂質結合グリコ
サミノグリカンを製造した。得られた生成物の分析値を
表4に示した。
参考例1 フィブロネクチンを予め塗布した培養皿に塗布した燐脂
質結合グリコサミノグリカンのBHK21細胞の接着に対す
る効果 96穴培養皿を5μg/mウシ血漿フィブロネクチン100
μで塗布した後、洗浄し、実施例1で得た各種燐脂質
結合グリコサミノグルカン100μ/穴を表5に示す各
濃度で塗布した。
別に、100mm径の培養皿に培養したBHK21細胞(新生ハ
ムスター腎細胞)を0.1mg/mの濃度のトリプシン溶液5
mを加え、37℃で5分間処理した。次いで、1mg/mの
大豆トリプシンインヒビター溶液5mを加え、トリプシ
ンを不活性化した後、遊離した細胞を遠心により集め
た。細胞は2回洗浄後、1mあたり1×105個細胞とな
るように単一細胞懸濁液とした。
得られた単一細胞懸濁液100μ(1×104個細胞)
を、上記フィブロネクチンと燐脂質結合グリコサミノグ
リカンを塗布した培養皿に加え、37℃で1時間処理し
た。接着しなかった細胞を洗浄した後、接着した細胞を
2%ホルムアルデヒドで固定し、直接位相差顕微鏡で観
察して、その細胞数をカウントした。
結果を表5に示す。表5は、各濃度における細胞接着
の変動を示す。値は3回ないし4回の測定の平均を示
し、誤差(標準偏差)もあわせて表した。
なおそれぞれの遊離グリコサミノグリカンおよび未結
合の燐脂質のみでは高濃度にしても全く細胞接着阻害効
果を示さなかった。
参考例2 各種培養細胞の細胞接着物質に対する燐脂質結合グリコ
サミノグリカンの接着阻害効果 実施例1で得た燐脂質結合グリコサミノグリカンにつ
いて、BHK21細胞(新生ハムスター腎細胞)、CEF(ニワ
トリ胚線維芽細胞)、B16F10(高転移性マウスメラノー
マ細胞)、CHO(チャイニーズハムスター卵巣細胞)、
及びbaEC(ウシ大動脈内皮細胞)の各種細胞群に対して
の、フィブロネクチン(FN)、ラミニン(LN)、I型コ
ラーゲン(Co11)及びビトロネクチン(VN)による接着
に対する阻害効果を検討した。
各5μg/mのウシ血漿フィブロネクチン、マウスEHS
腫瘍細胞由来ラミノン、ラット腿由来I型コラーゲン、
及びウシ血清ビトロネクチンをそれぞれ96穴培養皿に塗
布し、参考例1と同様にして、実施例1で得た燐脂質結
合グリコサミノグリカンを塗布した後、それぞれBHK21
細胞、CEF細胞、B16F10細胞、CHO細胞、及びbaEC細胞の
単一細胞懸濁液100μ(1×104個細胞)を加え細胞接
着の変動を見た。対照として燐脂質結合グリコサミノグ
リカンを添加せず、接着物質のみの細胞接着を100%と
した。結果を表6に示す。
なお、表6中で相対接着細胞数として、全くあるいは
殆ど細胞接着しなかった場合(0〜10%未満)を−、10
〜30%未満を+、30〜50%未満を++、50〜70%未満を
+++、70〜90%未満を++++、そして90〜100%の
細胞が接着した場合を+++++と半定量的に表した。
他の燐脂質結合グリコサミノグリカンの細胞接着阻害の
結果
【図面の簡単な説明】
図1は実施例1−(2)−1)の燐脂質結合グリコサミ
ノグリカンの疎水クロマトグラフィーを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 旺 愛知県愛知郡長久手町岩作字雁又21番地 愛知医科大学分子医科学研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08B 37/08,37/10 A61K 31/725

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グリコサミノグリカンの還元末端に還元的
    アルキル化反応により燐脂質が化学的に結合しているこ
    とを特徴とする燐脂質結合グリコサミノグリカン。
  2. 【請求項2】一般式 を有する燐脂質結合グリコサミノグリカン又はその塩。 上記式中、P1は1級アミノ基を有する燐脂質残基を示
    し;GAGは、ヒアルロン酸、コンドロイチン、コンドロイ
    チン硫酸A、コンドロイチン硫酸C、コンドロイチン硫
    酸E、コンドロイチン硫酸K、コンドロイチンポリ硫
    酸、デルマタン硫酸、ヘパリン、ケラタン硫酸及びケラ
    タンポリ硫酸からなる群から選択されるグリコサミノグ
    リカンから還元性末端のウロン酸部分、ガラクトース部
    分を除いたグリコサミノグリカン残基を示し;R2はCOO
    H、CH2OH又はCH2OSO3Hを示し;R3はOH又はOSO3Hを示す。
  3. 【請求項3】一般式 を有する燐脂質結合グリコサミノグリカン又はその塩。 上記式中、P1は1級アミノ基を有する燐脂質残基を示
    し;GAGは、ヒアルロン酸、コンドロイチン、コンドロイ
    チン硫酸A、コンドロイチン硫酸C、コンドロイチン硫
    酸E、コンドロイチン硫酸K、コンドロイチンポリ硫
    酸、デルマタン硫酸、ヘパリン、ケラタン硫酸及びケラ
    タンポリ硫酸からなる群から選択されるグリコサミノグ
    リカンから還元性末端のヘキソサミン部分を除いたグリ
    コサミノグリカン残基を示し;R1はOH又はNHCOCH3を示
    し;R3はOH又はOSO3Hを示す。
  4. 【請求項4】一般式 を有する燐脂質結合グリコサミノグリカン又はその塩。 上記式中、P1は1級アミノ基を有する燐脂質残基を示
    し;GAGはケラタン硫酸又はケラタンポリ硫酸から還元性
    末端のガラクトース部分を除いたグリコサミノグリカン
    残基を示す。
  5. 【請求項5】グリコサミノグリカンの還元性末端のウロ
    ン酸部分、ガラクトース部分又はヘキソサミン部分を還
    元することにより開裂させ、さらに部分酸化により当該
    開裂部にアルデヒドを形成させ、1級アミノ基を有する
    燐脂質の当該1級アミノ基と前記開裂部に形成されたア
    ルデヒドとの間に、還元的アルキル化反応させることに
    より、燐脂質とグリコサミノグリカンが化学的に結合し
    て得られる燐脂質結合グリコサミノグリカン。
  6. 【請求項6】グリコサミノグリカンの還元性末端のウロ
    ン酸部分、ガラクトース部分又はヘキソサミン部分を還
    元することにより開裂し、さらに部分酸化により当該開
    裂部にアルデヒドを形成させ、1級アミノ基を有する燐
    脂質の当該1級アミノ基と前記開裂部に形成されたアル
    デヒドとの間に、還元的アルキル化反応させることによ
    り、燐脂質とグリコサミノグリカンを化学的に結合させ
    ることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項記載
    の燐脂質結合グリコサミノグリカンの製造方法。
  7. 【請求項7】グリコサミノグリカンが、ヒアルロン酸、
    コンドロイチン、コンドロイチン硫酸A、コンドロイチ
    ン硫酸C、コンドロイチン硫酸E、コンドロイチン硫酸
    K、コンドロイチンポリ硫酸、デルマタン硫酸、ヘパリ
    ン、ケラタン硫酸及びケラタンポリ硫酸からなる群から
    選択される少なくとも1種のグリコサミノグリカンであ
    ることを特徴とする、請求項6記載の燐脂質結合グリコ
    サミノグリカンの製造方法。
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