JP2986198B2 - リトラクタブルヘッドライトの組付け方法及びその取付構造 - Google Patents

リトラクタブルヘッドライトの組付け方法及びその取付構造

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JP2986198B2 JP2296534A JP29653490A JP2986198B2 JP 2986198 B2 JP2986198 B2 JP 2986198B2 JP 2296534 A JP2296534 A JP 2296534A JP 29653490 A JP29653490 A JP 29653490A JP 2986198 B2 JP2986198 B2 JP 2986198B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はリトラクタブルヘッドライトの組付け方法及
びその取付構造に係り、詳しくは自動車等の車両に設け
られるリトラクタブルヘッドライトを能率よく組付ける
ための方法及びその取付構造に関するものである。
〔従来の技術〕
自動車等の車両に設けられるリトラクタブルヘッドラ
イトは、例えば特開昭62−203838号公報にも記載されて
いるように、その本体が、ボンネットの前側部に形成し
た格納凹部に、モータによって駆動される支持機構を介
して取り付けられ、格納位置と使用位置とに移動自在に
構成されることが多い。その格納位置では、本体と一体
となっているリッドがボンネットとフロントフェンダー
によって囲まれるような配置となるため、これらパネル
部材とリッドの外周との間に所定のスキを設け、かつそ
のリッドの外面を両パネル部材と面一状に整合させ、違
和感のないスッキリとした外観が得られるようにしてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述したようなリトラクタブルヘッドライ
トの組付け作業は、フロントフェンダーおよびボンネッ
トの組付けが終了した後に、これらとリッドの外周との
間で所定のスキが得られるように、治具を用いて、本体
を支持するヒンジ等を位置調整しつつおこなわれてい
た。つまり、位置調整作業と組付け作業を並行しておこ
なっていた。そのため、作業が平準化されず、煩瑣にな
りやすく、作業時間も長くなることがあり、総組付けラ
イン(いわゆる車両ライン)での組付けは容易ではなか
った。
本発明はこのような事情を考慮してなされ、位置調整
作業と組付け作業とを分離して能率よくおこなえるよう
にしたリトラクタブルヘッドライトの組付け方法および
その取付構造を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のリトラクタブルヘッドライトの組付け方法
は、前記課題を解決するために、ボンネットを車体に組
付けた後に、リトラクタブルヘッドライトを支持するブ
ラケットを車体に対して位置決めする位置決め部材を、
そのボンネット位置を基準にして車体に調整組付けし、
その位置決め部材を介して上記ブラケット車体に位置決
めし、かつ組付けるようにしている。
また、その取付構造は、リトラクタブルヘッドライト
を車体に支持するブラケットと、そのブラケットより先
に車体に取付けられ、そのブラケットと凹凸基準で係合
し、そのブラケットを車体に対して位置決めする位置決
め部材とを備えている。
〔作用〕
ボンネットが車体に組付けられた後に、リトラクタブ
ルヘッドライトを支持するブラケットを車体に対して位
置決めする位置決め部材をそのボンネット位置を基準に
して車体に調整組付けすることにより、まず、位置調整
作業のみを先に済ませることができる。
そして、その位置決め部材に対して、ブラケットを凹
凸基準で係合させることにより、位置決めするととも
に、ボルト締結等により固定する組付け作業を容易にお
こなうことができる。
このように、位置調整作業と組付け作業とを分離して
おこなうことにより、車体組付けラインで位置決め部材
を組付けることによって、煩瑣になりやすい位置調整作
業を先に済ませておくことができるので、後に、総組付
けラインでのブラケットの組付け作業を容易におこなう
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明のリトラクタブルヘッドライトの組付け方法及
びその取付構造は、ボンネットを車体に組付けた後に、
リトラクタブルヘッドライトを支持するブラケットを車
体に対して位置決めする位置決め部材を、そのボンネッ
ト位置を基準として車体に調整組付けし、その位置決め
部材を介して、上記ブラケットを車体に位置決めしかつ
組付けるので、位置調整作業と組付け作業とを分離して
おこなうことにより、煩瑣になりやすい位置調整作業
を、車体組付けラインで位置決め部材の組付けによって
先に済ませておくことができる。よって、例えばその位
置決め部材にブラケットを凹凸基準で係合させるように
すれば、総組付けラインにおける本体の組付け作業を容
易におこなうことができる。
〔実 施 例〕
以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
本例に示すリトラクタブルヘッドライトの取付構造
は、総組付けラインにおける組付けを容易にするべく、
車体組付けラインで予め位置調整部材を調整組付けして
おくようにしたものである。
第1図に示すように、車体組付けライン1で、ボンネ
ット2が車体3に組付けられた状態では、そのボンネッ
ト2の両側端が切欠かれ、その切欠部4の直下の位置
に、リトラクタブルヘッドライト5を格納するための格
納凹部6が形成されている。そして、まず、リトラクタ
ブルヘッドライト5を支持するブラケット7を車体3に
対して位置決めする位置決め部材8を、そのボンネット
2の位置を基準として位置決め治具9(第3図参照)を
用いて位置調整して組付け、しかる後、総組付けライン
(車両ライン)29(第5図参照)で、その位置決め部材
8に凹凸基準でブラケット7を係合させることによっ
て、容易に組付けられるようにしている。
詳しく説明すると、リトラクタブルヘッドライト5を
支持するブラケット7は、第1図、第2図および第5図
に示すように、前部が下方に屈曲した板金製で、その前
垂れ部分11の先端に、その部分を格納凹部6の後壁12に
取付けるためのボルト15を挿通させるボルト孔16が形成
されており、後壁12の対応位置にはやや大き目のボルト
孔17が形成され、その裏面にはナット18が溶着されてい
る。
一方、ブラケット7の上面部19の中央には、略矩形状
の開口20が形成され、その両側には、位置決めピン21,2
2を下方に向けて突設固定し、位置決め部材8の丸孔状
のピン孔24と長孔状のピン孔25に対応挿通させるように
している。つまり、このような凹凸基準の係合により、
後述するように、組付け段階では、ブラケット7を、す
でに位置決めされた位置決め部材8に対して容易に取り
付けることができるようにしている。
そして、その上面部19の両外側には、リトラクタブル
ヘッドライト5を支持するための支軸26(第2図参照)
を嵌挿させる軸孔27を有する支持部28,28を屹立させ、
その上面部19の後部は下方に段差を有して屈曲し、その
両側に車体3への取付用のボルト30,31を挿通させるや
や大き目のボルト孔32,33が形成されている。なお、ブ
ラケット7の組み付け段階では、リトラクタブルヘッド
ライト5の本体が支軸26を介してブラケット7に予め支
持されている。
このブラケット7を取付けるための車体3側の取付面
34は、格納凹部6の後壁12の上端が後方に屈曲して形成
される略水平な面であり、前記ブラケット7のボルト孔
32,33と対応する位置にボルト孔35,36が形成され、その
裏面にナット37,38が溶着され、ボルト30,31を締結固定
できるようになっている。その両ボルト孔35,36のすぐ
前には、第3図に示すように、位置決め部材8を固定す
るためのボルト40,41を挿通させるボルト孔42,43が形成
され、その裏面にナット44,45が溶着されている。
車体組付けライン1において、位置決め部材8の位置
を調整するための位置決め治具9は、矩形の枠体10の隣
り合う内側面13と後側面14に、ボンネット2の切欠部4
に当接させるための突起状の接触子46,47,48を形成し、
外側面23にはフロントフェンダー49に沿わせるための略
V字状の弾性材よりなる案内部材50,51を固着してい
る。そして、その後下部には、横方向に底板52を差し渡
し、その底板52の両隅には、下方に向けて位置決めピン
53,54を突設固定し、その内側には2つの矩形状の作業
孔55,56を切欠き形成し、両作業孔55,56の中間には、位
置決め部材8を吸着させるための磁石57を埋設してい
る。
一方、位置決め部材8は細長な板金よりなり、その両
側に、位置決め治具9に固定された位置決めピン53,54
を位置調整の段階で、ブラケット7に固定された位置決
めピン21,22を組付け段階で、それぞれ挿通させる丸孔
状のピン孔24と長孔状のピン孔25とをそれぞれ穿設形成
し、その両ピン孔24,25間に、車体3に取付けるための
ボルト40,41を挿通させるやや大き目のボルト孔62,63を
穿設形成している。
このような構成により、以下のような手順で、リトラ
クタブルヘッドライト5を支持するブラケット7を車体
3の取付面34に容易に組付けることができる。
(1)まず、車体組立ライン1(第3図参照)にて、位
置決め治具9の両位置決めピン53,54に位置決め部材8
のピン孔24,25を嵌め、磁石57によってその位置決め部
材8を位置決め治具9の底面に吸着させる。これによ
り、位置決め部材8を位置決め治具9に対して所定の対
応位置に仮固定することができる。
(2)その位置決め治具9の接触子46,47,48をボンネッ
ト2の切欠部4の端縁に当接させて案内部材50,51をフ
ロントフェンダー49の内面に沿わせつつ、位置決め部材
8が取付面34上に当接するまで降ろす。これにより、案
内部材50,51のバネ力で位置決め治具9の各接触子46,4
7,48をボンネット2の切欠部4の端縁に当接させた状態
とし、位置決め部材8を長手方向および幅方向に位置決
めすることができる。
(3)上記位置決め状態で、作業孔55,56から、ボルト4
0,41を、位置決め部材8のボルト孔62,63に挿通させ、
取付面34のボルト孔42,43に挿入し、ナット44,45で締結
固定し、位置決め部材8を取付面34に固定する。なお、
位置決め部材8の寸法誤差は、やや大き目に形成された
ボルト孔62,63によって吸収される。
(4)位置決め治具9を引上げ、取付面34に位置決め部
材8を固定した状態で(第4図参照)、車体3を総組付
けライン29に搬出する。
(5)総組付けライン29(第5図参照)では、リトラク
タブルヘッドライト5(第5図では図示省略)を支持し
ているブラケット7の下方に向けて突設された位置決め
ピン21,22を、位置決め部材8のピン孔24,25に挿通させ
るいわゆる凹凸基準の係合により、ブラケット7の位置
決めをおこない、そのブラケット7の後部のボルト孔3
2,33にボルト30,31を、前部のボルト孔16にボルト15を
嵌挿し、各ボルトを取付面34のボルト孔35,36(第3図
参照)および格納凹部6の後壁12のボルト孔17に挿通さ
せ、ナット37,38,18によって締結固定させる。つまり,
すでに車体組付けライン1で車体3に対して位置決め固
定された位置決め部材8に対してブラケット7の一方の
位置決めピン21を丸孔状のピン孔24に、他方の位置決め
ピン22を長孔状のピン孔25にそれぞれ嵌めるだけで、ブ
ラケット7の長手、幅方向の位置決めを済せることがで
きる。これにより、そのブラケット7に支軸26(第2図
参照)を介して支持されているリトラクタブルヘッドラ
イト5が、そのリッド5aと、ボンネット2の切欠部4の
端縁との間に所定の均一なスキを有した状態(第1図参
照)で車体3に固定される。なお、位置決め部材8の長
孔状のピン孔25によってブラケット7の位置決めピン2
1,22間の寸法誤差を吸収することができる。
このように、本発明のリトラクタブルヘッドライトの
組付け方法によれば、ボンネットを車体に組付けた後
に、リトラクタブルヘッドライトを支持するブラケット
を車体に対して位置決めする位置決め部材を、そのボン
ネットを基準にして車体に調整組付けし、その位置決め
部材を介して上記ブラケットを車体に位置決めし、かつ
組付けるようにしたので、車体組付けラインにおける板
金組付けの段階で、位置決め部材を調整組付けすること
により、予め位置調整作業のみを比較的簡単に終了する
ことができる。そして、後の総組付けラインで、その位
置決め部材との凹凸基準の係合により、ブラケットを容
易に組付けることができる。つまり、位置調整作業と組
付作業とを分離しておこなうことにより、トータルで組
付作業の能率を格段に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はリトラクタブ
ルヘッドライトの取付構造の平面図、第2図は第1図の
II−II線矢視断面図、第3図は位置決め治具により位置
決め部材を取付ける作業を説明するための分解斜視図、
第4図は位置決め部材が車体の取付面に位置調整して組
付けられた状態の平面図、第5図はブラケットを、位置
決め部材と凹凸基準で係合させて組付ける作業を説明す
るための分解斜視図である。 2……ボンネット、3……車体、7……ブラケット、8
……位置決め部材、21,22……凹凸基準(位置決めピ
ン)、24,25……凹凸基準(ピン孔)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボンネットを車体に組付けた後に、リトラ
    クタブルヘッドライトを支持するブラケットを車体に対
    して位置決めする位置決め部材を、そのボンネット位置
    を基準として車体に調整組付けし、その位置決め部材を
    介して上記ブラケットを車体に位置決めしかつ組付ける
    リトラクタブルヘッドライトの組付け方法。
  2. 【請求項2】リトラクタブルヘッドライトを車体に支持
    するブラケットと、 上記ブラケットより先に車体に取付けられ、上記ブラケ
    ットと凹凸基準で係合し、上記ブラケットを車体に対し
    て位置決めする位置決め部材とを具備していることを特
    徴とするリトラクタブルヘッドライトの取付構造。
JP2296534A 1990-10-31 1990-10-31 リトラクタブルヘッドライトの組付け方法及びその取付構造 Expired - Lifetime JP2986198B2 (ja)

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