JP2985994B2 - サーモスタットミキシングバルブ - Google Patents

サーモスタットミキシングバルブ

Info

Publication number
JP2985994B2
JP2985994B2 JP4301391A JP30139192A JP2985994B2 JP 2985994 B2 JP2985994 B2 JP 2985994B2 JP 4301391 A JP4301391 A JP 4301391A JP 30139192 A JP30139192 A JP 30139192A JP 2985994 B2 JP2985994 B2 JP 2985994B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve body
hot water
valve
water
valve seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4301391A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06147333A (ja
Inventor
正寿 榎
節雄 伊藤
正昭 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOTO KIKI KK
Original Assignee
TOTO KIKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOTO KIKI KK filed Critical TOTO KIKI KK
Priority to JP4301391A priority Critical patent/JP2985994B2/ja
Publication of JPH06147333A publication Critical patent/JPH06147333A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2985994B2 publication Critical patent/JP2985994B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Temperature-Responsive Valves (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動温度調整機能を持
つサーモスタットミキシングバルブに係り、特に感温部
による弁体の作動を適正化して混合水温度の安定を図る
ようにした装置構成に関する。
【0002】
【従来の技術】自動温度調整機能を持つサーモスタット
ミキシングバルブは、たとえば浴室用のシャワー設備や
洗面化粧台等に備える湯水混合栓として利用されてい
る。
【0003】このサーモスタットミキシングバルブの基
本構造は、本体の内部流路に感温機能部を組み込み、こ
れによって温度変動を生じたときに水と湯との混合比を
一軸上で変える弁体を移動させ、混合水の温度を設定し
た温度に維持するというものである。
【0004】この感温機能部の例として、たとえば実開
昭62−50385号公報に記載されているように、熱
膨張・収縮性のワックスを封入した感温体を用い、この
感温体の一端から出没するピンの動きによって弁体の位
置を変更するものがある。
【0005】また、このようなワックスの熱膨張・収縮
を利用するのに代えて、混合水流路内に金属又は合成樹
脂を素材とした形状記憶素子製のスプリングを収納し、
混合水温度の変動に基づくスプリングの軸線方向への膨
張及び収縮によって温度調整するようにしたものもあ
る。
【0006】これらの何れにおいても、本体の内部流路
を流れる混合水に感温部を曝し、この感温部の熱膨張・
収縮を変換手段として弁体を移動させ、湯側と水側の弁
開度を変更することによって、自動温度調整を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ワックスを
封入した例では、感温体の容器が混合水とワックスとの
間の伝熱層となる。このため、混合水の熱量がワックス
に直接伝達されず、内部流路の混合水の温度が変化した
ときにこれを補正するように弁体を移動させるときの応
答遅れを生じやすい。したがって、温度変動を生じたと
きに、熱い又は冷たい混合水が一時的に吐出されること
になり、使い勝手に影響を及ぼす。
【0008】一方、形状記憶素子製のスプリングを用い
る場合では、混合水の中に直接曝されることから、先の
ワックスを利用するものに比べると、温度変動に対する
応答遅れの問題はない。
【0009】しかしながら、内部流路に組み込んだスプ
リングに与える作用力は複雑に変化するため、安定した
弁体の作動に障害が残る。すなわち、スプリングに作用
する外力としては、混合水の供給圧,流動圧及び弁体の
周りと本体の内壁との間に設けたパッキンによる摺動抵
抗等が挙げられる。そして、供給圧自身の変動や流量の
大小による流動圧の増減及びシール圧の変化によって、
スプリングに作用する力が変化する。このような作用力
の変化を補正するために、スプリングとは反対方向に付
勢するバイアススプリングを設けてはいるものの、作用
力の変化に追従して弁体を安定して作動させることは困
難に近い。
【0010】このように、合金や合成樹脂を利用した形
状記憶素子を感温機能に用いるものでは熱応答性の面で
は優れているが、弁体の安定作動に問題が残る。
【0011】本発明において解決すべき課題は、形状記
憶素子製のスプリングを感温機能として用いるサーモス
タットミキシングバルブにおいて、弁体の安定作動を確
保して自動温度調整機能を確実に実行できるようにする
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、水流入口と湯
流入口とを軸線方向に間隔をおいて周壁に開けたハウジ
ングと、前記水流入口と湯流入口との間の前記ハウジン
グの内壁をシール摺動面として軸線方向に移動可能に組
み込んだほぼ中空円筒状の弁体と、前記水流入口側で前
記弁体の軸線方向の一端面に対向する水弁座と、前記湯
流入口側で前記弁体の軸線方向の他端面に対向する湯弁
座と、前記水弁座の下流側のハウジングの周壁に開けた
混合水流出口と、前記水弁座から混合水流出口までの混
合水流路中に組み込まれ前記弁体を温度設定用の操作部
に連接し且つ該弁体を前記湯弁座側に付勢する形状記憶
素子製のスプリングとを備えたサーモスタットミキシン
グバルブにおいて、前記弁体と前記シール摺動面との間
に、前記水流入口及び湯流入口からの給水圧及び給湯圧
の差による前記弁体への軸線方向の負荷を零とする圧力
平衡機構を持たせたことを特徴とする。
【0013】弁体の水弁座及び湯弁座への着座部を円弧
状の断面形状とし、水弁座及び湯弁座に線接触閉弁可能
な構成とすることもできる。
【0014】また、弁体の内部に水弁座と湯弁座よりも
外側に突き出る長さのスリーブ軸を設けると共にこのス
リーブ軸に端部から軸線方向に複数のスリットを切開
し、ハウジングの内壁にスリットを相対摺動可能にガイ
ドするリブを備えるようにしてもよい。
【0015】更に、弁体を弾性変形可能な素材とすると
共に周壁にスリットを軸線方向へ切開した割りリング状
の断面形状とし、弁体の周壁に水流入口及び湯流入口の
それぞれに整合可能な水用開口及び湯用開口を開け、ハ
ウジングの内周壁にスリットの幅よりも大きな突条を設
け、このスリットを突条に摺動可能に挿し込み周壁の拡
開によって弁体をハウジングの内周壁に密着させて組み
込む構成とすることもできる。
【0016】そして更に、弁体の上流側又は下流側の流
路系に定流量弁を組み込むようにしてもよい。
【0017】
【作用】給水圧及び給湯圧の差に基づく弁体への負荷を
零とするように、弁体自身とハウジングのシール摺動面
との構成を持たせることによって、通水時における軸線
方向への弁体の負荷及びその変動の発生が抑えられる。
これにより、軸線方向への弁体の動きが抑制され、水弁
座及び湯弁座との間の弁開度を適正に維持することが可
能となる。
【0018】弁体の着座面を円弧状断面として弁座に線
接触閉弁させる構成では、弁座と弁体との間を通過する
流線が緩やかになり、キャビテーションの発生が抑えら
れ、弁体の位置の安定性が維持される。
【0019】弁体に設けたスリーブ軸に設けたスリット
とハウジング側のリブとによるガイド構造によって、弁
体の軸線方向の移動を安定させることができ、スプリン
グによる両端支持であってもその姿勢を保持した動作が
可能となる。
【0020】また、弁体を割りリング状の横断面形状と
してその円周方向に水用及び湯用の開口を設けると、弁
開度を決定する弁体の軸線方向への移動に給水圧及び給
湯圧は無関係となり、安定した弁体の作動が維持され
る。
【0021】更に、弁体の上流又は下流に定流量弁を備
えていると、給水圧と給湯圧の差の上限を決めることが
でき、許容範囲内での流量に設定することで弁体の安定
動作が可能となる。
【0022】
【実施例】図1はサーモスタットミキシングバルブの要
部の構造の概略を示す正面縦断面図である。
【0023】図において、湯水混合栓の本体(図示せ
ず)の中に組み込まれるハウジング1の周壁には軸線方
向に間隔をおいて水流入口1a及び湯流入口1bをそれ
ぞれ開けると共に、これらの流入口1a,1bに連通す
る下流側には混合水流出口1cを開けている。水流入口
1aは湯水混合栓の本体の中の給水室に連通し、同様に
湯流入口1bと混合水流出口1cはそれぞれ湯室及び混
合室に連通し、この混合室を経由して混合水が吐出端か
ら吐出される。
【0024】ハウジング1の内部には、水流入口1a側
及び湯流入口1b側にそれぞれ水弁座2及び湯弁座3を
設ける。そして、これらの水弁座2と湯弁座3との間に
は、軸線方向に移動可能なほぼH状の縦断面を持つ温度
調整用の弁体4を組み込む。この弁体4は、その軸線方
向の両端を水弁座2及び湯弁座3との着座面とし、水側
と湯側とを区画する隔壁4aに連絡口4bを開けたもの
である。そして、弁体4の周りには環状のパッキン5を
組み込み、このパッキン5をハウジング1の内壁に密着
させて水側と湯側とを遮断している。
【0025】ハウジング1の内部は、弁体4によって水
室1d及び湯室1eに区画され、これらの下流に混合室
1fが形成される。そして、混合室1fから水室1dに
かけて、一端が弁体4の隔壁4aに突き当たるスリーブ
6を組み込む。このスリーブ6は水室1dに臨む周壁に
水用の開口6aを開け、隔壁4aの連絡口4bを包囲す
る内径を持つ。そして、スリーブ6によって水室1d及
び湯室1eと混合室1fとが連通し、弁体4の水弁座2
及び湯弁座3に対する弁開度に応じた量比の水と湯が混
合室1fへ供給される。
【0026】混合室1fには、ハウジング1の内壁に一
端が突き当たり他端をスリーブ6の端面に嵌め込んだ形
状記憶合金製のスプリング7を組み込む。このスプリン
グ7は従来例でも述べたように、混合室1f内を通過す
る混合水の温度に感応して膨張,収縮し、吐出される混
合水の温度が設定温度に保持されるように弁体4をシフ
トさせる機能を持つ。なお、スプリング7は合金製に限
らず、合成樹脂製の形状記憶素子を素材とするものであ
ってもよい。
【0027】弁体4の位置設定は、ハウジング1に対し
てネジ接合したスピンドル8のハンドル8aによって行
う。このスピンドル8の一端はスリップワッシャ等を介
してスプリング7に連接され、ハンドル8a操作によっ
て軸線方向へ移動させることにより、スプリング7を介
して弁体4を設定温度値に対応した位置に設定すること
ができる。
【0028】更に、湯室1eにはスプリング7と反対方
向に弁体4を付勢するバイアススプリング9を組み込
む。このバイアススプリング9は弁体4を水弁座2側に
移動させる機能を持ち、温度設定用のスプリング7に対
して弁体4の位置をバランスさせる。
【0029】図2は弁体4に作用する荷重の発生を説明
するための図である。
【0030】弁体4を保持する本体1の内壁ガイド1g
の内径をD,パッキン5のシール面外径をdとし、水流
入口1aからの給水圧をPC ,湯流入口1bからの給湯
圧をPH とするとき、次式のFで与えられる作用力がパ
ッキン5に作用する。
【0031】 F=(PC −PH )・(D2 −d2 )π/4 ・・・(1) この作用力Fは、パッキン5が弁体4に一体となってい
ることから弁体4を押す力となり、弁体4を水弁座2及
び湯弁座3に対する設定位置での安定性に影響を及ぼ
す。すなわち、作用力Fは給水圧と給湯圧を変数とする
ので、これらの値の変動によって弁体4が図において左
又は右側へ押され、水側及び湯側の弁開度が変動してし
まい、混合水温度が設定した値から外れる結果となる。
【0032】このような作用力Fの発生による弁体4の
不安定さを解消するため、次の各種の例が考えられる。
【0033】図3は、内壁ガイド1gに環状の凹部1h
を設け、この凹部1hの中にパッキン5を嵌め込んで保
持した例である。
【0034】この構造では、移動する弁体4の外径dに
対して、式(1)におけるDの値はパッキン5のシール
面である。このため、D=dの関係が成立し、先の式
(1)によるFの値は零となり、弁体4に作用する外力
はない。
【0035】図4は、弁体4の周りにパッキン5を一体
化したものにおいて、水弁座2及び湯弁座3側の端部周
面に外側へ突き出した圧力受け4c,4dを環状に形成
した例である。
【0036】パッキン5のシール面の外径dと内壁ガイ
ド1gの内径Dの関係は図2の場合と同様であり、圧力
受け4c,4dの外径は内壁ガイド1gの内径のDと等
しい。したがって、パッキン5に作用する給水圧と給湯
圧は同時にそれぞれ圧力受け4c,4dにも作用する。
そして、パッキン5の受圧面積と圧力受け4c,4dの
受圧面積は、(D2 −d2 )π/4で表せる同じ値なの
で、給水圧と給湯圧はそれぞれ水側の圧力受け4c及び
湯側の圧力受け4dによって相殺される。このため、弁
体4に外力は作用せず、設定位置に安定保持される。
【0037】図5は図4の例のものから水側の圧力受け
4cを取り除き、湯側の圧力受け4dのみを備えた例で
ある。
【0038】この場合では、湯側においてパッキン5と
圧力受け4dとの間で圧力平衡が保たれる。このため、
給水圧と給湯圧との差が大きく変動しない場合では、こ
の圧力平衡によって弁体4を安定保持することができ
る。
【0039】図6の例は弁体4の上流からの給湯圧が給
水圧よりも高くなる場合の圧力補償を可能とした例であ
る。
【0040】パッキン5は内壁ガイド1gの凹部1hに
組み込まれ、弁体4の外径はd1 である。そして、弁体
4が水室1d側に位置する外周面の肉を取り、その外径
をd2 とする。このとき、給水圧によって弁体4が図に
おいて左側に押されるときの作用力fは、f=PC
(d2 2−d1 2)π/4である。したがって、この作用力
fが(PH −PC )に相当するように設計すれば、弁体
4に対する外力を無くすことができる。
【0041】図7は図6の例と同様であり、弁体4が水
室1d側に臨む面をテーパ面状として、軸線方向に投影
した給水の受圧面を(d2 2−d1 2)π/4とした例であ
る。この場合でも、先の式fによって得られる作用力を
給湯圧と給水圧の差に相当させることによって、弁体4
に対する外力の発生はない。
【0042】図8の例は、弁体4が湯室1eの中に位置
する側の端面に設ける圧力受け4dの外径をd3 として
設けたものである。この例では、給湯圧によって圧力受
け4dには、PH ・(d3 −d1 )π/4の作用力が図
において左方向に発生する。したがって、(PH
C )に相当するようにこの作用力を働かせることによ
り、弁体4を安定保持することが可能となる。
【0043】図9は図6及び図7の例に対して、パッキ
ン5を弁体4に一体に装着した点で異なる構成としたも
のである。この例でも先の説明と同様に、弁体4に作用
する外力を相殺してその安定保持を図ることができる。
【0044】また、図10は図8の例に対して、パッキ
ン5を弁体4に一体化した点で異なり、パッキン5のシ
ール面の外径d1 と弁体4の湯側の圧力受け4dの外径
3の関係を(PH −PC )に相当させることによっ
て、弁体4への外力の作用を無くした例である。
【0045】更に、図11の例は、図6と図8の例の構
造を合成したものである。
【0046】この例では、給水側で外径d1 ,d2 の差
に相当する受圧面積を得ると同時に、給湯側で外径
3 ,d1 の差に相当する受圧面積を形成し、それぞれ
に給水圧PC 及び給湯圧PH を乗ずることによって得ら
れる作用力によって、(PH −PC )の圧力差を相殺す
ることができる。
【0047】以上のように、弁体4の外径とパッキン5
によるシール面の径及び内壁ガイド1gの内径との関係
を適切にし、弁体4自身に給水圧及び給湯圧に関しての
圧力平衡を持たせることができる。したがって、弁体4
をその設定位置に安定保持することができ、使用中での
混合水の温度変動の発生を防止できる。
【0048】ここで、弁体4の着座面の形状や水弁座2
及び湯弁座3の受け面の形状も、水や湯が流動するとき
の弁体4への作動抵抗に大きく影響する。
【0049】図12は従来から利用されている弁体4と
弁座(図示の例では湯弁座3として説明する)の詳細を
示すものである。
【0050】湯弁座3はその着座面3aを弁体4の軸線
方向の動きと直交する平坦面として形成し、一方弁体4
は着座面3aに突き当たる端部の外周の肉を盗んだ形状
を持つ。そして、弁体4の着座面4eも、軸線と直交す
る平面内に含まれる平坦面状である。
【0051】このような着座面3a,4eの関係では、
図示のように湯室1eの中の湯が弁体4の中に入り込む
とき、流路の曲がりが急激であることから、流れのキャ
ビテーションを発生しやすい。このため、通水音が大き
くなるほか、弁要素の耐久性にも影響を及ぼす。
【0052】また、着座面3a,4eはいずれも平坦面
であり、完全に流路を閉じるときにはこれらの着座面3
a,4eどうしが面接触する。このため、加工精度を高
くししかも組立て誤差も抑えたものとしておかないと、
流路を全閉したときの漏水を招くことになる。
【0053】これに対し、図13の(a)に示すよう
に、弁体4の着座面4eを円弧状の断面とすれば、流線
の急激な曲がりを抑えることができ、キャビテーション
の発生の抑止に有効である。また、着座面4eは湯弁座
3の着座面3aに対して線接触するので、シール圧が高
く維持でき、漏水対策にも好適となる。
【0054】更に、図13の(b)は、円弧状断面の着
座面4eに加えて、図4,図5及び図8に示したような
圧力受け4dを設けた例である。この圧力受け4dは着
座面4eから連続して外側へ膨らむ形状であり、流れ込
む湯の流線を緩やかにしてキャビテーションの発生の防
止が可能である。
【0055】図14は湯弁座3の着座面3aをテーパ面
状とした例である。
【0056】先の例では、着座面3aは弁体4の移動方
向と直交する向きとしたのに対し、弁体4が着座する向
きに先細りとなるように着座面3aはテーパ状に形成さ
れている。このため、湯室1eの中から湯が弁体4の中
に流れ込むときには、球面状の弁体4の着座面4eに沿
うようにテーパ状の着座面3aが位置するので、先の例
よりも流線を速やかに弁体4側へ導くことができる。こ
のため、キャビテーションの発生がより一層効果的に抑
えられ、シールも同様に確実に行われる。
【0057】更に、図15は弁体4が内壁ガイド1gの
中で同軸上でビビリ等を生じることなく速やかに作動で
きるようにした例である。
【0058】図において、弁体4にはスリーブ軸10を
その中心に同軸上に一体化している。このスリーブ軸1
0は、水弁座2と湯弁座3との間の距離よりも大きな軸
線方向の長さを持ち、図16及び図17に示すように、
端部には複数のガイド10aを設けている。一方、ハウ
ジング1の内周壁にはガイド10aが入り込む複数のリ
ブ10bを設けている。
【0059】スリーブ軸10はそのガイド10aがリブ
10bの中に差し込まれるので、弁体4が移動するとき
に弁体4の捩じれやへたり等に対する拘束力が得られ
る。このため、両端をスプリング7とバイアススプリン
グ9とによって保持されていて、動作のときに弁体4の
軸線が傾きやすい組立て構造であっても、スリーブ軸1
0を備えたことによって、常に弁体4をハウジング1の
中の内壁ガイド1gに対して同軸上で移動させることが
できる。
【0060】したがって、弁体4が自動温度調整のとき
に移動するときに、ビビリ等を伴うことなく動作でき、
温度変動に対して即座に水弁座2及び湯弁座3側の弁開
度を変更することによって、設定温度からの温度の外れ
が防止される。
【0061】図18は先の例とは異なる弁構造の例を示
す要部の縦断面図、図19は図18のB−B線矢視によ
る縦断面図である。
【0062】図1で示したものと同様のハウジング11
の周壁には、軸線方向に間隔をおいて水流入口11aと
湯流入口11bとを開け、下流には混合水流出口11c
を設ける。そして、これらの水流入口11aと湯流入口
11bにかけてのハウジング11の内部には、円筒状の
弁体12がその軸線方向に移動可能に組み込まれてい
る。この弁体12はその一端をバイアススプリング13
によって図18において右側へ付勢され、他端には形状
記憶合金製のスプリング14を連接している。
【0063】なお、スプリング14を介して弁体12を
その軸線方向へ移動させる構成は、図1に示したものと
同様でありその詳細は省略する。
【0064】図20は弁体12の概略斜視図であり、周
面には軸線方向にスリット12aを切開している。そし
て、この弁体12の素材は、たとえば合成樹脂又は薄肉
の金属板等の弾性材とし、スリット12aを設けたこと
によって図中の矢印方向に縮径拡大変形可能とする。ま
た、弁体12の外周面には、ハウジング11の内周壁と
の間での摺動を速やかにするため、たとえばフッ素シー
トを一体化したりフッ素コーティングを施したり、アモ
ルファスダイヤモンド又はカーボンのコーティングを設
ける。
【0065】更に、弁体12には、その円周方向に2条
の水用開口12bと湯用開口12cを設ける。これらの
開口12b,12cは、図18に示すように両方ともが
それぞれの相手の水流入口11aと湯流入口11bに部
分的に整合可能な大きさと互いの離間距離を持たせたも
のとする。そして、弁体12を図18において右側に移
動させると、水流入口11aと水用開口12bとの整合
度が大きく且つ湯側ではこれが小さくなり、混合水を低
温側に設定することができる。また、逆向きに弁体12
を移動させれば、湯流入口11bと湯用開口12cの整
合度が大きくなって高温側に設定される。
【0066】ハウジング11の中には、弁体12のスリ
ット12aに嵌まり込む突条11dを軸線方向に設け
る。この突条11dの幅寸法は、自然状態にある弁体1
2のスリット12aの開口幅よりも少し小さいものとす
る。
【0067】ここで、自然状態にあるときの弁体12の
外径は、これを組み込む部分のハウジング1の内径より
も少し大きくする。これにより、弁体12をハウジング
1の中に嵌め込むと、弁体12は縮径するように弾性変
形し、その弾性反力によって弁体12の周面をハウジン
グ1の内周壁に密着させることができる。
【0068】このような円筒状の弁体12を備えた例で
は、ハンドル(図示せず)の操作によって、スプリング
14を介して軸線方向に弁体12を移動させることによ
って、水流入口11aと水用開口12b及び湯流入口1
1bと湯用開口12cのそれぞれの整合度に応じて混合
水の温度を設定できる。また、形状記憶合金製のスプリ
ング14が混合水流路の中に位置していることから、混
合水の温度変動が生じたときにはこのスプリング14の
膨張及び収縮によって弁体12をその軸線方向にシフト
させることで自動温度調節が可能である。
【0069】また、流入する水と湯は弁体12の周壁に
開けた水用開口12b及び湯用開口12cから流れ込ん
でそのまま下流に流れ去る。このため、弁体12自身に
はその軸線方向に給水圧や給湯圧を受けることがなく、
圧力変動による弁体12の不安定な動きを発生しない。
したがって、給水圧や給湯圧が変動してもこれに関係な
く弁体12を安定保持することができ、混合水の温度の
安定化が図られる。
【0070】以上の各構成では、主に弁体の構造を改良
することによってその動きの安定性を確保している。こ
れに対し、弁体の移動の際の摺動抵抗を発生するパッキ
ンを適正化することによって、弁体の動きを安定させる
ことも可能である。
【0071】たとえば、図1〜図11で説明した弁体4
の周りに配置するパッキン5は、その機能としてシール
性が要求されるほか、摺動抵抗を小さくすることも重要
である。摺動抵抗の小さいパッキンとするには、たとえ
ばフッ素をゴムに配合したもの、オイルをゴムに含浸し
たもの等が利用できる。
【0072】また、パッキン5自身が弾性変形しやすい
ものとするため、X,Y又はV字状の断面とすることも
好適である。
【0073】ところが、低摺動性を実現させるフッ素及
びフッ素配合樹脂やグラファイト配合樹脂等の場合は、
ゴム製のパッキンに比べると弾性変形の大きさが小さい
ので、環状体のシール環としたものでは弁体4の周りに
組み込むことができない。
【0074】これに対し、図21に示すように、シール
環15に適切なスリット15aを切開しておけば、この
スリット15a部分からシール環15を押し広げるよう
にして弁体4の周りに取り付けることができる。
【0075】図21の(a)及び(b)は、スリット1
5aをシール環15の周面に斜め向きに切開したもので
ある。この例では、弁体4が軸線方向に動く向きに一致
してスリット15aの切開面が対峙するので、スリット
15aを切開していてもシールを維持することが可能で
ある。
【0076】また、同図の(c)及び(d)は外周面か
ら内周面にかけて斜めにスリット15aを切開したもの
である。この場合では、ハウジング1の中でシール環1
5が弁体4の外周面との間で狭圧されるので、半径方向
に位置しているスリット15aの切開面どうしを密着さ
せることができ、同様にシールを維持することができ
る。
【0077】更に、シール環15の外周面に図22のよ
うに突起15bを持たせてハウジング1の内壁との接触
面積を小さくして摺動抵抗を小さくすることもできる。
【0078】同図の(a)は一つの突起15bをその先
端が丸くなるように形成したものであり、同図の(b)
はシール環15の幅方向の両端に2本の突起15bを持
つもの、また同図の(c)は3個の突起15bを設けた
ものである。そして、2個又は3個の突起15bを設け
ることによってできる凹みにオイルやグリースを充填す
るようにすれば、更に摺動抵抗を下げることができる。
【0079】このように、パッキン5として摺動抵抗の
少ない素材を選択し且つシール面にオイルやグリース等
を塗ることによって、弁体4の移動を速やかにすること
ができ、温度変動時の応答性も向上する。
【0080】また、弁体自身の動きを速やかでしかも安
定させるためには、弁体やそのシール構造だけでなく、
流量を適切に制限することによって弁体への負荷を軽減
することも可能である。
【0081】図23は給湯の流量を制限することによっ
て弁体の安定動作を可能とした例を示す概略図であり、
図1の例と同じ部材については共通の符号で指示する。
【0082】ハウジング1への湯流入口1bへの給湯流
路には定流量弁16が組み込まれ、給湯流量を制限する
ような配管系を組む。このように定流量弁16を備える
ことによって、弁体4に負荷として作用する給湯圧PH
と給水圧PC との差の上限を抑えることができる。
【0083】したがって、弁体4に作用する過大な負荷
をなくし、最大の負荷を想定した弁体4及びハウジング
1への組み込み構造の設計を最適化することによって、
弁体4の設定位置での安定性を維持することができる。
【0084】このように、給湯量を制限することによっ
ても、弁体4による自動温度調整機能を確保することが
でき、使用する流量が比較的に小さい据え付け条件の場
合には有効である。
【0085】なお、定流量弁16を弁体4の上流側に設
けるのに代えて、混合室1fの下流側に備えるようにし
てもよい。この場合では、給湯量も給水量も吐水端側に
向かう流路内での定流量弁16の絞りによって流量の総
量が決まるので、上流側に設けるときと同様に弁体4の
作動の安定化を図ることができる。
【0086】
【発明の効果】本発明では、給水圧と給湯圧との差によ
る弁体への負荷を弁体自身やシール摺動面との関係によ
って零としたり、キャビテーションの発生のない弁体の
着座面構造としたり、弁体を安定した姿勢で移動可能な
構造としたり、弁体の軸線方向へ給水圧と給湯圧との差
が作用しない構造としたり、流量の上限を設定したりす
ることで、常に安定した弁体の動きを維持することがで
きる。このため、感温素子として合金や合成樹脂を利用
した形状記憶素子製のスプリングを備えるものであって
も、弁体の安定動作によって確実な自動温度調整が可能
となり、応答性の速い調整が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーモスタットミキシングバルブに使
用するバルブハウジングの内部構造を示す概略縦断面図
である。
【図2】弁体に作用する給水圧及び給湯圧による負荷を
説明するための要部の縦断面図である。
【図3】弁体の外径とパッキンのシール内径とを一致さ
せて負荷を零とする例を示す縦断面図である。
【図4】弁体の軸線方向の両端に圧力受けを設けた例を
示す縦断面図である。
【図5】湯側のみに圧力受けを設けた弁体の例を示す要
部の縦断面図である。
【図6】水側に受圧面を形成して給湯側との圧力バラン
スを保つ構成とした例を示す縦断面図である。
【図7】図6の変容例であって、受圧面を傾斜面とした
例を示す縦断面図である。
【図8】水側の圧力平衡用の圧力受け部を備えた例を示
す要部の縦断面図である。
【図9】パッキンを弁体側に組み込んだときの水側の受
圧面による平衡を可能とする例の縦断面図である。
【図10】パッキンを弁体側に組み込んだときの湯側の
受圧面による平衡を可能とする例の縦断面図である。
【図11】図6と図8の例を合成した構成を示す縦断面
図である。
【図12】従来の弁体の着座面と弁座の着座面の形状を
示す要部の縦断面図である。
【図13】弁体の着座面を円弧状断面形状とした例であ
って、同図の(a)はその要部の縦断面図、同図の
(b)は圧力受け部を形成した例の縦断面図である。
【図14】弁座の着座面をテーパ状とした例であって、
同図の(a)は円弧状の着座面を持つ弁体による閉弁状
況を示す図、同図の(b)は圧力受けを備えた弁体によ
る閉弁状況を示す図である。
【図15】弁体の移動をガイドするためのスリーブとリ
ブを備えた例を示す要部の縦断面図である。
【図16】図15のA−A線矢視による縦断面図であ
る。
【図17】スリーブ軸とハウジングのリブ構造を示すた
めの分解斜視図である。
【図18】スリットを軸線方向に切開した円筒状の弁体
を備えた例を示す要部の縦断面図である。
【図19】図18のB−B線矢視による縦断面図であ
る。
【図20】図18の弁体を示す斜視図である。
【図21】合成樹脂を利用したシール環の例を示す図で
あって、同図の(a)及び(b)はシール環の幅方向に
斜めにスリットを切開した例を示し、同図の(c)及び
(d)は周方向の斜めにスリットを切開した例を示す。
【図22】シール環のシール部分の例を示す縦断面図で
あって、同図の(a)は1条の突起を設けた例、同図の
(b)及び(c)はそれぞれ2条及び3条の溝を備えた
例を示す図である。
【図23】給湯路に定流量弁を組み込んだ例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 水流入口 1b 湯流入口 1c 混合水流出
口 1d 水室 1e 湯室 1f 混合室 1g 内壁ガイド 2 水弁座 3 湯弁座 3a 着座面 4 弁体 4c,4d 圧力受け 4e 着座面 5 パッキン 6 スリーブ 7 スプリング 8 スピンドル 9 バイアススプリング 10 スリーブ軸 11 ハウジング 12 弁体 13 バイアススプリング 14 スプリング 15 シール環 16 定流量弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 11/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水流入口と湯流入口とを軸線方向に間隔
    をおいて周壁に開けたハウジングと、前記水流入口と湯
    流入口との間の前記ハウジングの内壁をシール摺動面と
    して軸線方向に移動可能に組み込んだほぼ中空円筒状の
    弁体と、前記水流入口側で前記弁体の軸線方向の一端面
    に対向する水弁座と、前記湯流入口側で前記弁体の軸線
    方向の他端面に対向する湯弁座と、前記水弁座の下流側
    のハウジングの周壁に開けた混合水流出口と、前記水弁
    座から混合水流出口までの混合水流路中に組み込まれ前
    記弁体を温度設定用の操作部に連接し且つ該弁体を前記
    湯弁座側に付勢する形状記憶素子製のスプリングとを備
    えたサーモスタットミキシングバルブにおいて、前記弁
    体と前記シール摺動面との間に、前記水流入口及び湯流
    入口からの給水圧及び給湯圧の差による前記弁体への軸
    線方向の負荷を零とする圧力平衡機構を持たせてなるサ
    ーモスタットミキシングバルブ。
  2. 【請求項2】 前記弁体の前記水弁座及び湯弁座への着
    座部を円弧状の断面形状とし、前記水弁座及び湯弁座に
    線接触閉弁可能とした請求項1記載のサーモスタットミ
    キシングバルブ。
  3. 【請求項3】 水流入口と湯流入口とを軸線方向に間隔
    をおいて周壁に開けたハウジングと、前記水流入口と湯
    流入口との間の前記ハウジングの内壁をシール摺動面と
    して軸線方向に移動可能に組み込んだほぼ中空円筒状の
    弁体と、前記水流入口側で前記弁体の軸線方向の一端面
    に対向する水弁座と、前記湯流入口側で前記弁体の軸線
    方向の他端面に対向する湯弁座と、前記水弁座の下流側
    のハウジングの周壁に開けた混合水流出口と、前記水弁
    座から混合水流出口までの混合水流路中に組み込まれ前
    記弁体を温度設定用の操作部に連接し且つ該弁体を前記
    湯弁座側に付勢する形状記憶素子製のスプリングとを備
    えたサーモスタットミキシングバルブにおいて、前記弁
    体の内部に前記水弁座と湯弁座よりも外側に突き出る長
    さのスリーブ軸を設けると共に該スリーブ軸に端部から
    軸線方向に複数のスリットを切開し、前記ハウジングの
    内壁に前記スリットを相対摺動可能にガイドするリブを
    備えてなるサーモスタットミキシングバルブ。
  4. 【請求項4】 水流入口と湯流入口とを軸線方向に間隔
    をおいて周壁に開けたハウジングと、前記水流入口と湯
    流入口との間の前記ハウジングの内壁をシール摺動面と
    して軸線方向に移動可能に組み込んだ弁体と、前記水流
    入口側で前記弁体の軸線方向の一端面に対向する水弁座
    と、前記湯流入口側で前記弁体の軸線方向の他端面に対
    向する湯弁座と、前記水弁座の下流側のハウジングの周
    壁に開けた混合水流出口と、前記水弁座から混合水流出
    口までの混合水流路中に組み込まれ前記弁体を温度設定
    用の操作部に連接し且つ該弁体を前記湯弁座側に付勢す
    る形状記憶素子製のスプリングとを備えたサーモスタッ
    トミキシングバルブにおいて、前記弁体を弾性変形可能
    な素材とすると共に周壁にスリットを軸線方向へ切開し
    た割りリング状の断面形状とし、前記弁体の周壁に前記
    水流入口及び湯流入口のそれぞれに整合可能な水用開口
    及び湯用開口を開け、前記ハウジングの内周壁に前記ス
    リットの幅よりも大きな突条を設け、前記スリットを前
    記突条に摺動可能に挿し込み周壁の拡開によって前記弁
    体を前記ハウジングの内周壁に密着させて組み込んでな
    るサーモスタットミキシングバルブ。
  5. 【請求項5】 水流入口と湯流入口とを軸線方向に間隔
    をおいて周壁に開けたハウジングと、前記水流入口と湯
    流入口との間の前記ハウジングの内壁をシール摺動面と
    して軸線方向に移動可能に組み込んだほぼ中空円筒状の
    弁体と、前記水流入口側で前記弁体の軸線方向の一端面
    に対向する水弁座と、前記湯流入口側で前記弁体の軸線
    方向の他端面に対向する湯弁座と、前記水弁座の下流側
    のハウジングの周壁に開けた混合水流出口と、前記水弁
    座から混合水流出口までの混合水流路中に組み込まれ前
    記弁体を温度設定用の操作部に連接し且つ該弁体を前記
    湯弁座側に付勢する形状記憶素子製のスプリングとを備
    え、更に前記弁体の上流側又は下流側の流路系に定流量
    弁を組み込んでなるサーモスタットミキシングバルブ。
JP4301391A 1992-11-11 1992-11-11 サーモスタットミキシングバルブ Expired - Fee Related JP2985994B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4301391A JP2985994B2 (ja) 1992-11-11 1992-11-11 サーモスタットミキシングバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4301391A JP2985994B2 (ja) 1992-11-11 1992-11-11 サーモスタットミキシングバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06147333A JPH06147333A (ja) 1994-05-27
JP2985994B2 true JP2985994B2 (ja) 1999-12-06

Family

ID=17896310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4301391A Expired - Fee Related JP2985994B2 (ja) 1992-11-11 1992-11-11 サーモスタットミキシングバルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2985994B2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3791046B2 (ja) * 1996-05-07 2006-06-28 松下電器産業株式会社 シール構造およびそれを用いた湯水混合装置
JPH10253199A (ja) * 1997-03-11 1998-09-25 Fuji Koki Corp 温度式膨張弁
JPH11311366A (ja) * 1998-04-24 1999-11-09 Ntc Kogyo Kk 自動混合水栓
JP3395655B2 (ja) * 1998-06-17 2003-04-14 株式会社Inax 湯水混合弁
JP3395660B2 (ja) * 1998-07-10 2003-04-14 株式会社Inax 湯水混合弁
DE69939496D1 (de) 1999-09-10 2008-10-16 Inax Corp Mischvorrichtung für Kalt- und Warmwasser
JP4368049B2 (ja) * 2000-09-21 2009-11-18 日本サーモスタット株式会社 湯水混合栓
JP2005188671A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 湯水混合水栓
JP3882192B2 (ja) * 2005-03-28 2007-02-14 東陶機器株式会社 湯水混合装置及びそれを備えた湯水混合水栓
JP3882194B1 (ja) * 2006-01-30 2007-02-14 東陶機器株式会社 湯水混合装置及びそれを備えた湯水混合水栓
JP5286570B2 (ja) * 2009-04-17 2013-09-11 株式会社Lixil 流量調節弁
DE102012202373A1 (de) * 2012-02-16 2013-08-22 Joma-Polytec Gmbh Verbrühschutzeinrichtung
DE102015016115A1 (de) * 2015-12-11 2017-06-14 Grohe Ag Thermostat-Mischventil für eine Sanitärarmatur
WO2020225961A1 (ja) * 2019-05-09 2020-11-12 株式会社テイエルブイ ミキシングバルブ
CN210624674U (zh) * 2019-09-05 2020-05-26 浙江达柏林阀门有限公司 混水中心

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06147333A (ja) 1994-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2985994B2 (ja) サーモスタットミキシングバルブ
RU2106559C1 (ru) Смесительный клапан водопроводного крана
US6085984A (en) Safety cartridge for thermostatic mixer tap
JP3447054B2 (ja) 混合弁の調節ユニット
US4299354A (en) Mixing valves
JP2947129B2 (ja) 湯水混合装置
JP3018945B2 (ja) 湯水混合装置
JP2001254868A (ja) 湯水混合水装置
JP4591860B2 (ja) 湯水混合栓
JP2564338Y2 (ja) サーモスタットミキシングバルブ
JPH09296871A (ja) シール構造およびそれを用いた湯水混合装置
TWI814879B (zh) 冷熱水混合閥
JP3584973B2 (ja) 湯水混合弁
JP2706208B2 (ja) 水 栓
JP3166881B2 (ja) 湯水混合装置
JP3077425B2 (ja) 定圧型湯水混合装置
JP3310149B2 (ja) 湯水混合栓
JPH06331058A (ja) 自動温度調節式湯水混合装置
JPH1151219A (ja) 湯水の圧力バランサ
JP2702394B2 (ja) 湯水混合栓
JP4110659B2 (ja) 湯水混合弁
JP2686897B2 (ja) 機能モジュールを用いた湯水混合装置
JP2002106732A (ja) 湯水混合水栓
JPH077663Y2 (ja) 湯水混合栓
JP2003269650A (ja) 湯水混合装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990903

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071001

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091001

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees