JP2985798B2 - 電気貯湯容器 - Google Patents
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Description
ヒータを持った器体と、器体の蓋体と、この蓋体を通じ
て器体内の内容液から発生する蒸気を外部に逃がすよう
に蓋体内に設けられた蒸気通路とを備えた電気貯湯容器
に関し、例えば家庭用の電気ポットとして利用されるも
のである。
ば図6に示すように内容器aとこれに収容される内容液
bを加熱する図示しないヒータを持った器体cを有し、
この器体cの上端にこの上端および内容器aの口部dを
開閉する蓋体eが設けられ、器体cの上端の後部にある
軸受部fに蓋体eが軸gにより開閉できるように支持さ
れている。蓋体eは特に内容器aの後部dを閉じる部分
は金属製の内蓋hが被せ付けられており、この内蓋hの
外周部に蓋体eの下板iとの間に挟持したシールパッキ
ングjが設けられ、これを内容器aの口部dに密着させ
て内容器aを内蓋hによって閉じる。
板iとの間に設けられ、上部が下板iの一部を介して蓋
体eの上板mに設けられて外部へ開口する通気孔nに通
じ、下部が内蓋hに設けられて内容器a内に開口する通
気孔pに通じている。蒸気通路kの内蓋hと下板iとの
間の部分は大きな溜り空間oとし、器体cが横転したと
き、内容液bが通気孔pの内側に設けた転倒時止水弁q
を越えて蒸気通路kを通じ外部に流れでようとするのを
前記空間oに溜め込むことで、外部への流出を抑制して
遅らせ、内容液bが外部に流出する前に対処できるよう
にしている。
置範囲で内蓋hの内側に位置している。このような蒸気
通路構造を利用して、前記転倒時止水弁qを設ける部分
の通気孔p1を前記設置範囲のほぼ中央に位置して、蓋
体eの平坦な裏面rを形成している内蓋hを下方に窪ま
せて上向きに開口しかつ裏面rから下方に突出するよう
にした上向きの凹部h1の底部に形成し、前記裏面rの
凹部h1のまわりの前記設置範囲内に複数の通気孔p2
を配設するようにしている。
位を上限として入れられ、使用される。この状態で、通
気孔p1、p2のそれぞれは内容液bから発生する蒸気
を、蒸気通路k内に流れ出るようにし、蒸気通路kへ流
れ出た蒸気は蓋体eの外面の通気孔nから外部に自然放
出されるようにするので、内容器a内が発生する蒸気に
よって異常に昇圧することはない。
ほぼ中央局部に位置する凹部h1の底部にあって、蒸気
通路k内で結露し、また器体転倒時に侵入した内容液が
凹部h1に集水されてくるのを、内容器a内に戻す役目
をする。
ように、上限水位目盛りsを、故意に越えて、あるいは
誤って越えて過剰に入れられた場合でも、内容器a内の
上部空間に開口した状態を保って、内容液bから発生す
る蒸気が蒸気通路kを通じて外部に放出できるようにす
る。
内容液bが過剰に入れられた状態で、内容液bが沸騰状
態になると、液面が泡立ってかさを増し、蓋体eの裏面
rに沿ってしまうことが生じる。
え、通気孔p2も内容液bによって塞がれてしまうの
で、蒸気が多量に発生する沸騰状態にて、蒸気の放出不
良を招き、内容器a内が異常昇圧するので耐圧上問題で
あるし、内容液bを導出する導出路tがあるようなもの
では内容液bを不用意に押出してしまう問題もある。
面の通気孔の設け方を変えるだけで、過剰水位の場合で
も蒸気の放出不良が生じない電気貯湯容器を提供するこ
とにある。
するために、請求項1の発明の電気貯湯容器は、内容液
を加熱するヒータを持った器体と、器体の蓋体と、この
蓋体を通じて器体内の内容液から発生する蒸気を外部に
逃がすように蓋体内に設けた内容液の溜まり空間を途中
に有する蒸気通路とを備え、内容液の液面に対向した平
面を形成する蓋体裏面に、器体の転倒時に溜まり空間の
平面より見てほぼ中央に位置して蒸気通路に通じ蒸気が
上方へ抜ける孔との間で蒸気通路を閉じる転倒時止水弁
を設けた第1の通気孔と、この第1の通気孔のまわりに
第1の通気孔とは別に蒸気通路に通じる第2の通気孔を
配列して設け、第1の通気孔は蓋体裏面の液面の側に窪
ませた凹部の底部に設け、第2の通気孔の1つは蓋体裏
面のほぼ中央位置で蓋体裏面に液面と反対の側に窪ませ
た凹部の天井部に設けたことを特徴とするものである。
られた器体内で湯沸しや保温のために加熱されて蒸気を
発生するが、この蒸気は蓋体裏面の通気孔を通じて蓋体
内の蒸気通路内に流れ、蒸気通路から外部に放出される
ので、器体内が内容液から発生する蒸気によって異常に
昇圧するようなことが回避される。
の直近まで過剰に入れられ、かつこれが沸騰状態となっ
て液面が泡立ち、蓋体裏面よりも低い第1の通気孔はも
とより、蓋体裏面の内容液の液面に対向する平面を形成
している部分に沿って第2の通気孔の大半塞がれるよう
なことが万一あっても、蓋体裏面の液面とは反対の側に
窪ませた凹部には馴染みにくくする上、この凹部の蓋体
裏面よりも上位にある天井部にまで泡立った液面が沿う
ようなことを十分に防止して、通気孔が塞がれてしまう
ことによる蒸気の放出不良を招きにくいものとすること
ができる。しかも、器体が傾斜した面や異物の上に置か
れて傾くような場合、水平なままの液面と器体の傾斜に
よって傾いている蓋体裏面との平行度が崩れ、傾斜下位
側で双方が接近し傾斜上位側で双方が離れるが、器体が
どのような向きで置かれるかが特定しないので、蓋体の
外周一部に設けると、あるときは液面からより遠くなっ
て、蒸気の放出不良を招きにくくなっても、あるときは
液面と接近して、蒸気の放出不良を招きやすくなるが、
第2の通気孔を天井部に設けた凹部が蓋体裏面のほぼ中
央部に位置することにより、器体がどちらの向きに傾い
ても凹部の位置と液面の位置とは器体が傾かない通常の
場合とほぼ同じ位置関係を保つので、器体の傾きにより
蒸気の放出不良が生じるようなことを回避することがで
きる。
されていると、器体の傾きの向きによってそのどれか1
つが内容液の液面から最大に離れたものとなることによ
り、蒸気の放出不良が生じにくくなるようにしながら、
器体に傾きがないときの蒸気の放出不良を少なくとも1
つの凹部の天井部に設けた通気孔によって生じにくくす
ることができ、蒸気の放出不良がより生じにくいものと
なる。
表的な一実施の形態につき図を参照して詳細に説明す
る。
3によって内容液を加熱して湯沸しや保温を行い、電動
ポンプ14によって導出路7を通じて内容液を器体6外
に吐出し使用できるようにする家庭用の電気ポットの場
合を示している。器体6は合成樹脂製の外装体1内にア
ルミニウム板製やステンレス鋼板製の内容器2を収容し
て構成し、外装体1と内容器2とを双方の口部どうしで
連結し器体6とする合成樹脂製の肩部材8の後部に図
1、図4の(a)、図5に示すような軸受部32を設
け、この軸受部32によって器体6の蓋体31を軸33
によって開閉できるように支持している。蓋体31は図
示しないばねにより開き方向に付勢されている。
示すロック部材36がばね36aの付勢によって肩部材
8の係止部8aに係合することにより閉じ状態に保たれ
る。図1に示すロック解除部材37をこれの枢軸37a
の反時計回りに回動させるように引き上げ操作すると、
カムレバー37bによりロック部材36はばね36aに
抗して後退されて、係止部8aとの係合を解かれ、ロッ
ク解除部材37の引き上げ操作もあり蓋体31は前記ば
ねの付勢とともに即時開き始めるので、ロック解除部材
37を引き上げ操作した後直ぐに手を離してもロック部
材36が係止部8aに再度係合してしまい蓋体31が閉
じ状態にロックされてしまうようなことを回避すること
ができる。
表面板139と下板39とを合体して中空に形成され、
下板39の下にはステンレス鋼板製の内蓋34がねじ3
00によって取付けられ、蓋体31の閉じ状態でこの内
蓋34が内容器2の口部を閉じる。内蓋34の外周には
蓋体31との間に挟み込んだシールパッキング35が設
けられ、このシールパッキング35が内蓋34と内容器
2の口部2aとの間をシールする。この蓋体31の閉じ
状態では裏面31aが内容器2の口部2aに所定量入り
込む状態として、蓋体31のかさ張りによって器体6が
かさ張らないようにするとともに、裏面31aが上限水
位目盛り303を越えて内容液が入れられたとき、液面
が裏面31aに近接し、あるいは触れるような状態とな
ることにより、過剰な量であることに気づかせやすくし
ている。
9と内蓋34との間には、内容器2内から蓋体31外に
通じる蒸気通路239が設けられ、内容器2内で発生す
る蒸気によって内圧が異常昇圧するようなことを回避す
る。蒸気通路239は図1、図2に示すように内容器2
内へ開口する通気孔239aを複数有し、蓋体31外へ
の通気孔239bが後部寄り一か所に設けられている。
239は、内蓋34と下板39との間に設けられ、上部
が下板34の一部を介して蓋体31の表面板139に設
けられて外部へ開口する通気孔239bに通じ、下部が
内蓋34に設けられて内容器2内に開口する通気孔23
9aに通じている。蒸気通路239の内蓋34と下板3
9との間の部分は大きな溜り空間239dとし、器体6
が横転したとき、内容液301が通気孔239aの1つ
の内側に設けた転倒時止水弁302を越えて蒸気通路2
39を通じ外部に流れでようとするのを前記空間239
dに溜め込むことで、外部への流出を抑制して遅らせ、
内容液301が外部に流出する前に対処できるようにし
ている。
で内蓋34の内側に位置している。このような蒸気通路
構造を利用して、図1、図2に示すように前記転倒時止
水弁302を設ける部分の通気孔239a1を、前記設
置範囲のやや後部寄りに位置して、蓋体31の内容液の
液面に対向する平面を形成する裏面31aをなす内蓋3
4のやや後部寄り部分にて下方に窪ませた凹部31bの
底部に形成し、図2に示すように前記裏面31aの凹部
31bのまわりの前記設置範囲内に複数の通気孔239
a2と、蓋体31の裏面31aのほぼ中央位置、従って
内蓋34のほぼ中央に位置する通気孔239a3とを配
設している。特に、通気孔239a3を設けるのに、図
1、図2に示すような蓋体31の前記内容液の液面と平
行な平面を形成する裏面31aの一部分を上方に向け窪
ませた凹部31cを形成して、この凹部31cの天井部
31dに、蓋体31の裏面31aに開口する前記通気孔
239a3を設けるようにしている。
す水位を上限として入れられ、使用される。この状態
で、通気孔239a1〜239a3のそれぞれは内容液
301から発生する蒸気を、蒸気通路239内に流れ出
るようにし、蒸気通路239へ流れ出た蒸気は蓋体31
の外面の通気孔239bから外部に自然放出されるよう
にするので、内容器2内が発生する蒸気によって異常に
昇圧することはない。
設置範囲のやや中央局部に位置する凹部31bの底部に
あって、蒸気通路239内で結露し、また器体6の転倒
時に侵入した内容液が凹部31bに集水されてくるの
を、内容器2内に戻す役目をする。
で示すように、上限水位目盛り303を、故意に越え
て、あるいは誤って越えて過剰に入れられた場合でも、
内容器2内の上部空間に開口した状態を保って、内容液
301から発生する蒸気が蒸気通路239を通じて外部
に放出できるようにする。
水位を越えて過剰に入れられ、かつこれが沸騰状態とな
って液面が泡立ち、蓋体31の裏面31aに沿うような
ことがときとして生じる。しかし、本実施の形態では、
蓋体31の裏面31aから上向きに局部的に窪んで下向
きに開口した凹部31c内には泡立った液面でも馴染み
にくくする上、蓋体31の裏面31aよりも上位にある
天井部31dにまで泡立った液面が沿うようなことを十
分に防止して、通気孔239a3が塞がれてしまうこと
による蒸気の放出不良を招きにくいものとすることがで
き、使用の安全性が向上する。
天井部31dの位置が、図1に示すように内容器2の口
部2aの高さ以上の位置としてあって、内容液301が
内容器2の口部2aの直近まで過剰に入れられることは
まずないことにより、凹部31cの天井部31dの通気
孔239a3はさらに塞がれにくく、蒸気の放出不良を
より招きにくいものとなっている。
かれて傾くような場合、水平なままの液面と器体6の傾
斜によって傾いている蓋体31の裏面31aとの平行度
が崩れ、傾斜下位側で双方が接近し傾斜上位側で双方が
離れるが、器体6がどのような向きで置かれるかが特定
しないので、蓋体31の外周一部に設けると、あるとき
は液面からより遠くなって、蒸気の放出不良を招きにく
くなっても、あるときは液面と接近して、蒸気の放出不
良を招きやすくなる。
部31cが蓋体31の裏面31aのほぼ中央位置にある
ことにより、器体6がどちらの向きに傾いても凹部31
cの位置と液面の位置とは器体6が傾かない通常の場合
とほぼ同じ位置関係を保つので、器体6の傾きにより蒸
気の放出不良が生じるようなことを器体6の傾きに関係
なく安定して回避することができる。
a2が複数あると、器体6の傾きの向きによってそのど
れか1つが内容液の液面から最大に離れたものとなるこ
とにより、蒸気の放出不良が生じにくくなるようにしな
がら、器体6に傾きがないときの蒸気の放出不良を少な
くとも1つの凹部31cの天井部31dに設けた通気孔
239a3によって生じにくくすることができ、蒸気の
放出不良がより生じにくいものとなる。従って、通気孔
239a2は内蓋34のできるだけ外周に近い位置に均
等に配設されているのが好適である。通気孔239aの
それぞれは蒸気通路239に通じている必要があるの
で、蒸気通路239の設置範囲に限られるが、この設置
範囲を部分的に通気孔239a2の設置位置まで拡張し
たりそれに通じるパイロット通路を持つように設計して
対応することもできる。
設けた局部的な凹部31cが複数あると、器体6の傾き
の向きによってそのどれか1つが内容液の液面から最大
に離れたものとなるので、器体6が傾いたときの蒸気の
放出不良をさらに生じにくくすることができる。図2に
示す実施例では8つの通気孔239a2は、1つの通気
孔293a3を含め、通気孔293a1のまわりに8つ
配列してある。
路7の途中であって、この導出路7が接続される内容器
2の口部2aの直ぐ下に位置し、導出路7に流れ込む内
容液を導出路7の吐出口11まで送り出す、いわゆる汲
み上げ式のものとしてある。しかし、これに限られるこ
とはなく、どのようなタイプの電動ポンプを利用するこ
ともできる。例えば、内容器2内に電動ポンプにより加
圧空気を供給して内容液を導出路7へ押出し、吐出口1
1から吐出するようにもできる。
上がり、肩部材8に設けた器体6の前面へ嘴状に突出す
る嘴状突出部9内に至り、この嘴状突出部9内に吐出口
11が下向きに開口して、この吐出口11からの吐出液
は嘴状突出部9の底部に形成された注液口13を通じて
外部に下向きに流れ出し、注液されるようになってい
る。
と同一の水位となるので、この水位をフォトカプラ方式
により電気的に自動検出する水量検出手段173が設け
られている。この水量検出手段173は導出路7の透明
管とした立上がり部である水量検出管7aの両側に投光
器173aと受光器173bとを配し、透光器173a
からの光が水量検出管7a内に内容液があるかどうかの
違いによって、水量検出管7aを横断するときの屈折状
態が異なり、受光器173bが透光器173aからの光
を受光したり受光しなかったりするときの電気信号か
ら、水量を判別するようになっている。
管7a内にフロートを入れ、これの水量に応じた高さ位
置を検出して水量を判定するようなものでもよい。ま
た、フロートの高さ位置を検出するのにフロート内に設
けたマグネットに、水量検出管7aの外部に多段に設け
たリードスイッチが、フロートの高さ位置によって反応
したり反応しなかったりすることによっても水量を判定
することができる。また、内容液の水量に応じた静電容
量を検出して水量を判定することもできる。
器体6の前面に設けられた合成樹脂製の表示パネル22
に表示する。表示パネル22は上下に配列した6つのL
EDランプ22a〜22fによって判定された水量を段
階表示するようになっている。しかし、ランプ数やその
表示方法は種々に選定することができる。導出路7の水
量検出管7aを利用した水量検出手段173の直ぐ上に
は転倒時止水弁15を収容した弁室16が設けられて、
器体6が横転したときに内容液が導出路7を通じて外部
に流出するのを防止する。
や内容液の吐出等の操作とこれらに関連した表示とを行
う操作パネル122が設けられている。この操作パネル
122の内側には操作パネル122から押圧操作される
スイッチ類と各種表示用のLEDランプと必要な結線パ
ターンを持った操作基板20が設けられている。操作パ
ネル122は図4に示すように、電動ポンプ14を働か
せて内容液を吐出する給湯キー70等が設けられてい
る。これに関連して、操作基板20には給湯キー70と
対向し、このキー操作でオンされる給湯スイッチ80等
が搭載され、前記操作パネル122に設けられる各種L
EDランプも搭載されている。
り部がなす水量検出管7aと吐出口11とを繋ぐ逆U字
管7bとなっており、これと水量検出管7aとの境界部
に転倒時止水弁15が設けられ、器体6が横転したとき
に内容液301が導出路7を通じて流出するのを防止す
るようにしている。逆U字管7bの吐出口11の側に対
し水切部7cを形成する水量検出管7aの側にやや下向
きに傾斜した水切管7dの途中上部には外向きの膨らみ
習性を持ったゴム等の可撓性部材からなる吸引キャップ
305を設け、この吸引キャップ305に給湯キー70
に一体成形して設けた突起70aが対向し、給湯キー7
0がばね306に抗して押圧操作されたとき、給湯スイ
ッチ80がオンされて電動ポンプ14が駆動されるのと
同時に、吸引キャップ305が突起70aによって圧縮
されて体積を縮めた状態となるようにしている。
ー70が押圧操作されて内容液が吐出されている間保持
され、内容液の吐出を停止するために給湯キー70の押
圧操作が解除され、給湯キー70がばね306の付勢に
よって上動されたとき、電動ポンプ14の駆動が停止し
て内容液の吐出が終了するのと同時に、吸引キャップ3
05は押圧が解除によって初期膨らみ状態に復元するの
で、逆U字管7bの水切管7d内にある吐出口11側お
よび水量検出管7a側双方の内容液を図の実線矢印で示
すように一旦吸入するので、水切部7cでの内容液の水
量検出管7a側への引きを早めるので、内容液の吐出終
了直後に水切部7cでの吐出口11側と水量検出管7a
側とを強制的に水切れ状態にするので、吐出操作終了後
の余分な内容液の流出防止と、内容液の吐出終了後のし
たたりの防止とを達成することができる。
は、図1、図4、図5に示すように、軸33を出し入れ
して蓋体31を着脱できるようにする前方に開放した軸
受凹部32aを有している。図4の(a)に示す蓋体3
1の閉じ状態では、蓋体31と器体6の上端開口および
内容器2の口部への入り込み等によって蓋体31は前後
左右どの方向にも動けないので、軸33は軸受凹部32
aの奥部に入り込んだ状態に安定して、蓋体31は確固
な閉じ状態とされる。
6の上端開口から抜け出す程度に開くと、蓋体31は軸
33の軸受凹部32a内での移動を伴って前後に移動し
て、軸受凹部32aに対し軸33を着脱することがで
き、軸33が軸受凹部32aから外れる図4の(b)、
(c)に示す蓋体31の移動位置にて、蓋体31は器体
から取り外せる。蓋体31の取外しによって電気機器を
装備した器体6から独立した状態で丸洗いできるし、器
体6に内容液を給液したり、内容液の残量を排出した
り、器体6内を清掃したりするのに便利である。
で器体6を傾け、内容液の残量を排出されたりすると、
蓋体31が不用意に脱落するようなことがときとしてあ
る。これを防止するのに本実施の形態では、図1、図
4、図5に示すように軸受部32内にストッパ311を
設けてばね312により上動付勢し、ストッパ311が
軸33を軸受凹部32aの奥部に位置するように係止す
る位置に常時あるようにし、蓋体31の不用意な脱落を
防止している。蓋体31を取り外すときだけ軸受部32
の背部の窓32cから突出するストッパ311の操作部
311aを下方に押動して、ストッパ311をばね31
2に抗し下動させることにより、軸受凹部32aが開放
され蓋体31を取り外せる。蓋体31を装着するときは
軸33を図4の(c)、(b)に示すように軸受凹部3
2aの外にある軸33を軸受凹部32aの奥部へ移動さ
せると、ストッパ311の先端斜面311bを軸33が
押動してストッパ311をばね312に抗し下動させな
がら軸受凹部32aの奥部に入り込み、軸33が軸受凹
部32aの奥部に到達するとストッパ311は軸33か
ら外れるのでばね312の付勢によって上動し、軸33
の抜け止めを行う。これによって、蓋体31を取付ける
ときはストッパ311の操作は不要である。
体31を所定の姿勢および高さ位置を保ちながら移動さ
せるという複雑なものとなり、特に軸33が軸受凹部3
2aに嵌まり掛けるまで何のガイドもない取付けは、児
童など人によって容易でないことがある。そこで、本実
施の形態では図1、図4、図5に示すように軸受部32
の左右両側に蓋体31の軸33を取付けている取付け片
31fを、軸33が軸受凹部32aの直前位置となるよ
うに受止めるとともに、軸33が軸受凹部32aの奥部
に入り込むまで案内するガイド面32bを形成してあ
る。
ガイド位置は前記取付け片31fの下端の丸みに合わせ
た湾曲形状としてある。これにより、図4の(c)に示
すように最初蓋体31をほぼ立った状態にして取付け片
31fをガイド面32bに当てがって後、蓋体31を図
4の(b)に示すように所定位置まで傾けて軸33を軸
受凹部32aに挿入できる姿勢としてから軸33を軸受
凹部32aの奥部にまで入り込ませるときの、蓋体31
の姿勢変化をも案内できるので、蓋体31の取付けが容
易になる。もっとも、蓋体31を取り外すときもガイド
面32bは前記と全く逆な蓋体31の動きを案内するの
で、取外し操作も楽になる。
ば、特に、内容液が上限水位を越えて蓋体裏面の直近ま
で過剰に入れられ、かつこれが沸騰状態となって液面が
泡立ち、蓋体裏面よりも低い第1の通気孔はもとより、
蓋体裏面の内容液の液面に対向する平面を形成している
部分に沿って第2の通気孔の大半塞がれるようなことが
万一あっても、蓋体裏面の液面とは反対の側に窪ませた
凹部には馴染みにくくする上、この凹部の蓋体裏面より
も上位にある天井部にまで泡立った液面が沿うようなこ
とを十分に防止して、通気孔が塞がれてしまうことによ
る蒸気の放出不良を招きにくいものとすることができ
る。しかも、器体が傾斜した面や異物の上に置かれて傾
くような場合、水平なままの液面と器体の傾斜によって
傾いている蓋体裏面との平行度が崩れ、傾斜下位側で双
方が接近し傾斜上位側で双方が離れるが、器体がどのよ
うな向きで置かれるかが特定しないので、蓋体の外周一
部に設けると、あるときは液面からより遠くなって、蒸
気の放出不良を招きにくくなっても、あるときは液面と
接近して、蒸気の放出不良を招きやすくなるが、第2の
通気孔を天井部に設けた凹部が蓋体裏面のほぼ中央部に
位置することにより、器体がどちらの向きに傾いても凹
部の位置と液面の位置とは器体が傾かない通常の場合と
ほぼ同じ位置関係を保つので、器体の傾きにより蒸気の
放出不良が生じるようなことを回避することができる。
されていると、器体の傾きの向きによってそのどれか1
つが内容液の液面から最大に離れたものとなることによ
り、蒸気の放出不良が生じにくくなるようにしながら、
器体に傾きがないときの蒸気の放出不良を少なくとも1
つの凹部の天井部に設けた通気孔によって生じにくくす
ることができ、蒸気の放出不良がより生じにくいものと
なる。
ットの蓋体装着部の断面図。
の下面図。
図。
図。
Claims (1)
- 【請求項1】 内容液を加熱するヒータを持った器体
と、器体の蓋体と、この蓋体を通じて器体内の内容液か
ら発生する蒸気を外部に逃がすように蓋体内に設けた内
容液の溜まり空間を途中に有する蒸気通路とを備えた電
気貯湯容器において、 内容液の液面に対向した平面を形成する蓋体裏面に、器
体の転倒時に溜まり空間の平面より見てほぼ中央に位置
して蒸気通路に通じ蒸気が上方へ抜ける孔との間で蒸気
通路を閉じる転倒時止水弁を設けた第1の通気孔と、こ
の第1の通気孔のまわりに第1の通気孔とは別に蒸気通
路に通じる第2の通気孔を配列して設け、第1の通気孔
は蓋体裏面の液面の側に窪ませた凹部の底部に設け、第
2の通気孔の1つは蓋体裏面のほぼ中央位置で蓋体裏面
に液面と反対の側に窪ませた凹部の天井部に設けたこと
を特徴とする電気貯湯容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8262793A JP2985798B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 電気貯湯容器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP8262793A JP2985798B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 電気貯湯容器 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH1099202A JPH1099202A (ja) | 1998-04-21 |
JP2985798B2 true JP2985798B2 (ja) | 1999-12-06 |
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Family Applications (1)
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JP8262793A Expired - Fee Related JP2985798B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 電気貯湯容器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2985798B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP2010022857A (ja) * | 2009-10-30 | 2010-02-04 | Zojirushi Corp | 電気ポット |
-
1996
- 1996-10-03 JP JP8262793A patent/JP2985798B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH1099202A (ja) | 1998-04-21 |
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