JP2985775B2 - 車両のフロントサイド部構造 - Google Patents

車両のフロントサイド部構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車,トラッ
ク,バス,電車等の車両のフロントサイド部構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来から上記車両のフロ
ントサイド構造は、例えば図6(A),(B)に示す車
両1である乗用車のフロントサイドコーナ3の形状は、
空気抵抗係数のCD 値を低くするため、図6(A),
(B)に示したように滑らかな曲面形状2にし、走行風
の空気4の流れを上記車体の後方まで沿わせ、剥離が生
じにくい曲面形状が空気力学的に非常に良いとされてき
た。
【0003】又、図6(C)に記すように車両1のフロ
ントサイドコーナ3が、平面形状で構成される多面体5
で形成され、面5aと面5bとの面構成の角部7がシャ
ープな場合には、特に角部7で走行風の空気4の流れが
追従して行けなくなり剥離9が発生し、車両1の後方ま
で影響するため、空気特性が悪化し上記CD 値が非常に
大きくなるので、できるだけこのような形状は避けなけ
ればならないと言われてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記で
説明した空気抵抗係数のCD 値が大きくならないよう
に、図6(C)で示したような複数の平面で形成される
上記のフロントサイドコーナ3の平面形状5を避ける
と、上記空気特性の良い、図6(B)に示すようなフロ
ントサイドコーナ3の形状では、曲面構成の丸みのある
形状として上記車両のデザインが画一化されてしまい、
上記車体のデザインの制約を受け、設計上においても自
由度がなかった。
【0005】従って、上記制約を無視して、デザイン,
設計上の自由度を考慮して、上記で説明した、図6
(C)で示したように上記の面と面のつなぎ目の角部7
の側面平滑部5bがなく、すぐに接近してタイヤハウス
30のタイヤカット前側33があると、上記走行風がタ
イヤ31とタイヤカット前側33との間の空隙の影響に
より、角部7で剥離9が生じ上記の空気4が角部7が存
する上記車体側に戻ることなく、下流側の上記車体の側
面から離れて流れるようになり、空気抵抗係数のC D
が増大してしまうものと考えられる。
【0006】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、上記車両のフロントサイドコーナ部を平面か
らなる多面体で面と面とのつなぎ目の角部がシャープな
形状の平面構成でも、上記曲面形状並みの、上記CD
の小さな上記多面体からなる車両フロントサイド部構造
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の車両のフロントサイド部構造は、車両の前端
部に設けられたフロントバンパ、該フロントバンパの上
方に設けられたフロントグリル、該フロントグリルの上
方でエンジンルームを覆うフードパネル、該フードパネ
ルの左右両側部に上記の車体のフロントサイド部を構成
する左右のフロントフェンダパネルを備え、上記のフロ
ントフェンダパネル又はフロントバンパの少なくともい
ずれか一方からなるフロントサイドコーナ部を平面から
なる多面体で構成すると共に、少なくとも前記フロント
フェンダパネルのタイヤカット前側に側面平滑部を形成
したことを特徴としている。
【0008】請求項2記載の本発明の車両のフロントサ
イド部構造は、請求項1記載の構成において、上記フロ
ントフェンダパネルのタイヤカット前側から上記車両前
方に略水平方向に延びる上記側面平滑部の長さと上記フ
ロントフェンダパネルの少なくともタイヤカット前側か
ら上記フロントサイドコーナ部の先端部までの長さとの
比が約0.2〜0.6に形成されたことを特徴としてい
る。
【0009】請求項3記載の本発明の車両のフロントサ
イド部構造は、請求項1又は2記載の構成において、上
記フロントサイドコーナ部の多面体の先端部から上記側
面平滑部までの上記車巾方向の長さと上記フロントサイ
ドコーナ部の上記左右の側面平滑部間の上記車両の車巾
方向の長さ又は上記車巾の長さとの比が約0.1以上に
形成されたことを特徴としている。
【0010】請求項4記載の本発明の車両のフロントサ
イド部構造は、請求項3記載の構成において、上記フロ
ントサイドコーナ部が平面からなる複数の傾斜平面と平
面からなる側面平滑部との多面体で形成されている時、
上記複数の傾斜平面のうち最先端の該傾斜平面の先端部
から上記側面平滑部までの上記車巾方向の長さと上記左
右の側面平滑部間の長さ又は上記車巾の長さとの比が、
約0.1以上に形成されたことを特徴としている。
【0011】
【本発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜5に
ついて説明する。図1は本発明の実施形態を示すもの
で、本発明の車両のフロントサイド部構造を乗用車に適
用した場合を模式的に示した乗用車のフロント側の斜視
図、図2は図1の車両1の左側のフロントサイド部の平
面形状を模式的に示す説明図、図3は図2のフロントサ
イド部に沿って流れる空気の状態を模式的に示す説明
図、図4は図1の側面平滑部長さ比に対する空気抵抗係
数の増減量ΔCD を示すグラフ、図5は本発明の実施形
態の変形例を示すもので、図2と同様の状態を模式的に
示す説明図である。
【0012】図1に示したように、車両1の前端部の構
成は、フロントフロントバンパ21とフロントフロント
バンパ21の上方に配設され、図示しないエンジンルー
ム内に走行風の冷却空気を取り入れるためのフロントグ
リル23と、フロントグリル23の上方でエンジンルー
ムを覆うフードパネル25と、フードパネル25の車両
1の車巾方向の左右両側部に車体のフロントサイドコー
ナ部29の主要部部分を構成するフロントフェンダパネ
ル27とを備えている。
【0013】そして、上記のフロントフェンダパネル2
7又は、フロントバンパ21の少なくともいずれか一方
から形成されるフロントサイドコーナ部29が、図1,
2に示したように平面からなる多面体で形成され、本実
施形態では傾斜平面36と、傾斜平面36につなぎ目の
角部43bを存して連接される平面からなる側面平滑部
35との二面で形成されている。
【0014】又、側面平滑部35は、少なくともフロン
トフェンダパネル27のタイヤ31を覆うタイヤハウス
30のタイヤカット前側33より上記の車両前方の角部
43bに向けて略水平方向に延びる長さがxn(x1〜
xn)を有するように、本実施形態の場合はx1〜x3
を有するように側面平滑部35が形成されている。又、
上記x1はタイヤカット前側33から上記の角部43b
までのフロントフェンダパネル21の側面平滑部35a
の長さであり、x2はタイヤカット前側33のフロント
バンパ21の上部側面21aの側面平滑部35bの長さ
であり、x3 はタイヤカット前側33のフロントバン
パ21の側面の側面平滑部35cの長さである。
【0015】又、図2に示したように、フロントサイド
コーナ部29の車両1の長手方向軸線に略平行な車両前
後方向長さXn(X1〜Xn)は、フロントサイドコー
ナ部29の先端部の角部43aより上記車巾方向に延び
る延長線からタイヤカット前側33までの、上記車両前
後方向に延びる長さであり、本実施形態の場合はX1〜
X3を有している。
【0016】又、上記車両前後方向長さX1は、フロン
トフェンダパネル位置におけるタイヤカット前側33か
らフロントサイドコーナ部29の先端部角部43aの上
記車巾方向に延びる延長線までの、上記車両前方に延び
る長さであり、上記車両前後方向長さX2は、フロント
バンパ21の上部側面21a位置におけるタイヤカット
前側33からフロントサイドコーナ部29の先端部角部
43aの上記車巾方向に延びる延長線までの、上記車両
前方に延びる長さであり、上記車両前後方向長さX3
は、フロントバンパ21の側面21b位置におけるタイ
ヤカット前側33からフロントサイドコーナ部29の先
端部角部43aの上記車巾方向に延びる延長線までの、
上記車両前方に延びる長さである。
【0017】又、図1に示したように上記のフロントフ
ェンダパネル27の少なくとも上記側面平滑部35の長
さxn(x1〜x3)とタイヤカット前側33から上記
フロントサイドコーナ部29の先端部迄の上記車両前後
方向長さXn(X1〜X3)との比(側面平滑部長さ比
又は単に側面平滑部長さと称す)がxn/Xn=約0.
2〜0.6になるように形成されている。
【0018】又、図1,2に車両左側を示したように、
例えば車両1の左側の上記フロントサイドコーナ部29
(又は右側フロントサイドコーナ部29a)の多面体の
先端部の角部43aから側面平滑部35(又は右側側面
平滑部35a)の車両1の前方向に延びた延長面迄の長
さbと、フロントサイドコーナ部29の上記車両の左右
に設けられる左右の側面平滑部35,35aの間の長さ
又は上記車巾の長さBとの比がb/B=約0.1以上に
なるように形成され、上限値は車両1のデザイン上や設
計仕様等により適宜決定されるものである。
【0019】又、上記した本発明の実施形態のように、
車両1の左右のフロントサイドコーナ部29,29aに
構成すれば、図1,2に示したように上記傾斜平面36
と側面平滑部35のような面と面のつなぎ目の角部43
a,43bをシャープに形成しても、フロントフェンダ
パネル27のタイヤカット前側33に車両1の前方に略
水平方向に延びる側面平滑部35の長さxnを上記のよ
うにxn/Xn=0.2〜0.6になるように形成すれ
ば、上記した図6(C)に示した従来のフロントサイド
コーナ部29(29a)がシャープな形状にした上記フ
ロントコーナ形状の車両1の走行風が、上記車体より剥
離していたが、上記剥離を発生することなく、且つ図3
に示したように多少剥離9が発生しても、すぐに上記の
車体側に付着し該車体に沿って後方へ流れ上記CD 値が
下がることを見いだしたものである。
【0020】上記CD 値の減少は傾斜平面36と側面平
滑部35の面と面とのつなぎ目の角部43bで走行風は
剥離9が発生し、急激に負圧になるが、上記長さの側面
平滑部35,35aがあるため、図3に示したように走
行風の流れがすぐ側面平滑部35,35aに引き寄せら
れ付着4dし、下流側4eの上記車体側面に沿ってスム
ーズに流れるものと考えられる。
【0021】図4は上記フロントサイドコーナ部29を
有する車両1の実際に計測したグラフであり、横軸に上
記xn/Xn,縦軸に上記空気抵抗係数の増減量をΔC
D 値として上記xn/Xnに対するΔCD 値の変化を計
測したものである。又、図4中の点線で示したものは最
適な曲面形状の時を示すΔCD 値を示しており、二点鎖
線は上記ΔCD 値が0であることを示す目盛りである。
【0022】この図4に示した計測グラフからxn/X
n=約0.2〜0.6になるように側面平滑部35,3
5aの長さxnを設定すれば、図4に点線で示す従来
の、例えば図6(A),(B)に示した最適な曲面形状
のフロントサイドコーナ部29と略同等の上記CD 値に
することができるものである。次に、上記実施形態の応
用例を図5について説明するが、上記実施形態と実質的
に同一部位には同一符号を付して上記実施形態と相違す
る点を説明する。
【0023】又、図5に示した一点鎖線は上記車両の車
巾方向の中心軸線を示すものである。本応用例は、図5
に示したようにフロントサイドコーナ部29が平面から
なる傾斜平面36bと傾斜平面36cと平面からなる側
面平滑部35との三面からなる多面体で形成されている
ものである。
【0024】又、傾斜平面36bの延長線とフロントサ
イドコーナ部29の車両1の前側の最先端部50を車両
1の車巾方向に伸ばした延長線と傾斜平面36bの延長
線との交点51から側面平滑部35までの長さb’と上
記の交点51から最先端50までの長さcとを加えたも
の(b’+c)が、上記長さbとして形成されていてお
り、上記b/B=約0.1以上になるように形成されて
いる。
【0025】一方、上記xn/Xnについては上記第1
実施形態と同様に、図1に示すように形成されている。
本応用例は、上記のように三面の多面体で構成されてい
るが、図5に示すように側面平滑部の長さをxn/Xn
=約0.2〜0.6になるように、又上記のb/B=約
0.1以上になるように形成すれば、上記実施形態と同
様の作用効果を奏することかできる。
【0026】又、上記の実施形態及び応用例において、
タイヤハウス30のタイヤカット前側33以外も平面で
形成し、上記で示した従来の最適の曲線状のフロントサ
イドコーナ部29と同等の上記ΔCD 値でスリム感のあ
る、本発明の平面の多面体からなるフロントサイドコー
ナ部29を実現することができる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の車両のフロントサイド部構造によれば、車両の前
端部に設けられたフロントバンパ、該フロントバンパの
上方に設けられたフロントグリル、該フロントグリルの
上方でエンジンルームを覆うフードパネル、該フードパ
ネルの左右両側部に上記車体のフロントサイド部を構成
する左右のフロントフェンダパネルを備え、上記のフロ
ントフェンダパネル又はフロントバンパの少なくともい
ずれか一方からなるフロントサイドコーナ部を平面から
なる多面体で構成すると共に、少なくとも上記フロント
フェンダパネルのタイヤカット前側に側面平滑部を形成
したので、上記のフロントフェンダパネルのタイヤカッ
トと前側に仕様に応じた長さの上記側面平滑部を形成す
ることにより空気抵抗係数の低CD 値化が可能となり、
上記平面からなる多面体の角部で剥離した走行風の流れ
が、上記側面平滑部側に直ぐに再付着し該車体に沿って
下流に円滑に流れるため、上記平面からなる多面体で形
成される平面構成でも、上記曲面構成並のフロントサイ
ドコーナ部の形状を採用することが可能となる。
【0028】従って、空気特性の良い上記フロントサイ
ドコーナ部形状は、やむをえず曲面構成の丸みある形状
にしなければならないことが多く、従来においてはデザ
インも画一化され、デザイン,設計上の自由度が制約さ
れていたが、上記平面からなる多面体のフロントサイド
コーナ部を形成することができるので、本発明により上
記車両のデザイン,設計上の自由度を拡大することがで
きる。
【0029】請求項2記載の本発明の車両のフロントサ
イド部構造によれば、請求項1記載の構成において、上
記フロントフェンダパネルのタイヤカット前側から上記
車両前方に略水平方向に延びる上記側面平滑部の長さと
上記フロントフェンダパネルの少なくともタイヤカット
前側から上記フロントサイドコーナ部の先端部までの長
さとの比が約0.2〜0.6に形成されているので、上
記のフロントフェンダパネルのタイヤカットの前側に仕
様に応じた上記側面平滑部の長さを約0.2〜0.6に
なるように形成することにより空気抵抗係数の低CD
化が可能となり、上記平面からなる多面体の角部で剥離
した走行風の流れが上記側面平滑部側に直ぐに再付着す
るため、上記平面からなる多面体で形成される平面構成
でも上記曲面構成並のフロントサイドコーナ部の形状が
可能とすることができる。
【0030】従って、上記のように空気特性の良い上記
フロントサイドコーナの設計上の自由度が制約されてい
たが、本発明により上記車両のデザイン,設計上の自由
度を拡大することができる。請求項3記載の本発明の車
両のフロントサイド部構造によれば、請求項1又は2記
載の構成において、上記フロントサイドコーナ部の多面
体の先端部から上記側面平滑部までの上記車巾方向の長
さと、上記フロントサイドコーナ部の上記左右の側面平
滑部間の上記車両の車巾方向の長さ又は上記車巾の長さ
との比が約0.1以上に形成されているので、上記側面
平滑部における上記低CD 値化が促進され、上記フロン
トサイドコーナー部が平面からなる多面体でも、上記の
平面と平面とのつなぎ目の角部で剥離した走行風の空気
流が、直ぐに上記側面平滑部側に再付着せしめられ上記
車両に沿って後方へスムーズに流すことができる。
【0031】請求項4記載の本発明の車両のフロントサ
イド部構造によれば、請求項3記載の構成において、上
記フロントサイドコーナ部が平面からなる複数の傾斜平
面と平面からなる側面平滑部との多面体で形成されてい
る時、上記複数の傾斜平面のうち最先端の該傾斜平面の
前端から上記側面平滑部までの上記車巾方向の長さと上
記左右の側面平滑部間の長さ又は上記車巾の長さとの比
が、約0.1以上に形成されているので、上記複数の傾
斜平面が存在しても、上記の最先端の該傾斜平面の先端
部から上記側面平滑部までの上記車巾方向の長さを使用
して、上記両者の長さの比を設定すればよいため、容易
に上記車両の低CD 値のフロントサイド部構造を形成す
ることができる。
【0032】従って、空気特性の良い上記フロントサイ
ドコーナ部の形状は、従来においては曲面構成の丸みあ
る形状にとしてデザインも画一化され、上記のデザイ
ン,設計上の自由度が制約されていたが、本発明により
上記車両のデザイン,設計上の自由度を拡大することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すもので、本発明の車両
のフロントサイド部構造を乗用車に適用した場合を模式
的に示した乗用車のフロント側の斜視図である。
【図2】図1の車両の左側のフロントサイド部の平面形
状を模式的に示す説明図である。
【図3】図2のフロントサイド部に沿って流れる空気の
状態を模式的に示す説明図である。
【図4】図1の側面平滑部長さ比に対する空気抵抗係数
のCD 値を示すグラフである。
【図5】本発明の実施形態の変形例を示すもので、図2
と同様の状態を模式的に示す説明図である。
【図6】従来例の車両のフロントコーナ部の形状を模式
的に示したもので、(A)は乗用車のフロント側を模式
的に示した側面図、(B)は図6(A)の6B−6B線
に沿う車両の左側フロントサイドコーナ部の断面を模式
的に示した断面図、(C)は多角面面に形成されたフロ
ントサイドコーナ部を示すもので、図6(B)と同様の
走行風の空気流の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 車両 3 フロントサイドコーナ 4 走行風の空気 5 平面形状 5a,5b 面 7 角部 9 剥離 21 フロントフロントバンパ 23 フロントグリル 25 フードパネル 27 フロントフェンダパネル 29 フロントサイドコーナ部 30 タイヤハウス 31 タイヤ 33 タイヤカット前側 35 側面平滑部 35a フロントフェンダパネルの側面平滑部 35b フロントバンパ上部側面の側面平滑部 35c フロントバンパ側面の側面平滑部 36 傾斜平面 43a,43b 角部 50 最先部 51 交点

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前端部に設けられたフロントバン
    パ、該フロントバンパの上方に設けられたフロントグリ
    ル、該フロントグリルの上方でエンジンルームを覆うフ
    ードパネル、該フードパネルの左右両側部に上記車体の
    フロントサイド部を構成する左右のフロントフェンダパ
    ネルを備え、上記のフロントフェンダパネル又はフロン
    トバンパの少なくともいずれか一方からなるフロントサ
    イドコーナ部を平面からなる多面体で構成すると共に、
    少なくとも前記フロントフェンダパネルのタイヤカット
    前側に側面平滑部を形成したことを特徴とする、車両の
    フロントサイド部構造。
  2. 【請求項2】 上記フロントフェンダパネルのタイヤカ
    ット前側から上記車両前方に略水平方向に延びる上記側
    面平滑部の長さと上記フロントフェンダパネルの少なく
    ともタイヤカット前側から上記フロントサイドコーナ部
    の先端部までの長さとの比が約0.2〜0.6に形成さ
    れたたことを特徴とする、請求項1記載の車両のフロン
    トサイド部構造。
  3. 【請求項3】 上記フロントサイドコーナ部の多面体の
    先端部から上記側面平滑部までの上記車巾方向の長さ
    と、上記車両の左右のフロントサイドコーナー部におけ
    る左右の側面平滑部間の上記車両の車巾方向の長さ又は
    上記車両の車巾の長さとの比が0.1以上に形成された
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の車両のフロン
    トサイド部構造。
  4. 【請求項4】 上記フロントサイドコーナ部が平面から
    なる複数の傾斜平面と平面からなる側面平滑部との多面
    体で形成されている時、上記複数の傾斜平面のうち最先
    端の該傾斜平面の先端部から上記側面平滑部までの上記
    車巾方向の長さと上記左右の側面平滑部間の長さ又は上
    記車巾の長さとの比が、約0.1以上に形成されたこと
    を特徴とする、請求項3記載の車両のフロントサイド部
    構造。
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