JP2924795B2 - 車両の前部車体構造 - Google Patents

車両の前部車体構造

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JP2924795B2 JP16713896A JP16713896A JP2924795B2 JP 2924795 B2 JP2924795 B2 JP 2924795B2 JP 16713896 A JP16713896 A JP 16713896A JP 16713896 A JP16713896 A JP 16713896A JP 2924795 B2 JP2924795 B2 JP 2924795B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車,トラッ
ク,バス,電車等の車両の前部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、上記車両のフロントサイ
ド構造は、例えば乗用車の場合について説明すると、例
えば乗用車の車両の左右のフロントサイドコーナ部の側
面形状は、空気抵抗係数のCD値を低くするため、該車
両の走行風の空気の流れを上記車両の後方まで沿わせ易
く、剥離が生じにくい曲面形状がよいとされているが、
その形状が多面体の形状に形成された場合にはそのCD
値を犠牲にしてデザインを決定したり、種々の方法がと
られている。
【0003】一方、上記車両の前面側の形状もデザイン
上から種々の形状が使用されており、その代表的な形状
には、例えば上記車両のフロントノーズ形状があり、図
5に示したようにセグメントノーズSE,ノーマルノー
ズN,スラントノーズSRの三つのタイプがある。上記
車両のフロントノーズ形状を模式的に示したスラントノ
ーズSRを、図6について説明すると、該車両の前側の
形状がフロントバンパ2の上方に設けられるフロントグ
リル4とフロントグリル4の上方でエンジンルームを覆
うフードパネル6等で構成されている。
【0004】今、図6に示したフロントグリル4の上端
部とフードパネル6の前端との上端接続部8と、フロン
トグリル4の下端と上記フロントバンパ2の上面との下
端接合部10とを基準に考える。そして、上記のフロン
トバンパ2の前面2aから上記下端接合部10までの水
平方向の長さをd1とし、上記フロントバンパ2の前面
2aから上端接合部8までの水平方向の長さをd2と
し、更に上記の下端接合部10から略鉛直方向に延びる
延長線とフロントグリル4の前面4aとなす角度をθと
して、前記3タイプのノーズについて説明する。
【0005】先ず、図5に示したように、ノーマルノー
ズNは上記角度θ=0の時であり、フロントグリル4が
図6のように傾斜状態ではなく、図5に示したように下
端接続部10から略垂直に起立している形状のものであ
る。つまり、図5のグラフに示されているように上記角
度θが0で、略d2/d1=1.0の時である。
【0006】又、図5に示したようにセグメントノーズ
SEは上記角度θがθ<0の時であり、d2/d1=
1.0より左側の領域(d2/d1<1.0)のもの
で、上端接続部8が下端接続面10に対して上記車両の
前方向側に突出する形状のものである。又、図5に示し
たようにスラントノーズSRは上記角度θがθ>0の時
であり上記d2/d1=1.0より右側の領域(d2/
d1>0)のもので上端接続部8が下端接続部10よ
り、上記車両の後方側へ後退する形状のものである。
【0007】又、上記セグメントノーズSEは、特に上
記ノーズ先端で走行風の空気の流れが剥離し易く空力特
性も悪く、図5に示す、ノーズ先端前後位置d2/d1
に対する空気抵抗係数CD値の増減量ΔCD値を示すグ
ラフで明らかなように、セグメントノーズSEとスラン
トノーズSRの両者の空気抵抗係数のCD値を比較する
と、セグメントノーズSEの方が上記ΔCD値で約0.
02大きくなり、これは上記車両全体に加わる上記空気
の抵抗の約5〜8%に値するもので、該車両の燃費の悪
化の一つの要因となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記車
両の前面の形状で流れを後方まで沿わせ、できるだけ剥
離の少ない、空気抵抗係数のΔCD値が小さくなるよう
な形状にすると、空力特性の良い該車両の前面形状とし
てはスラントノーズSRとなり、デザインが画一化され
てしまい、上記車両のデザインの制約を受け、設計上に
おいても自由度がなかった。
【0009】一方、上記車両の、特に自動車の増大にと
もない自動車は、タクシーや貨物車等の営業用車,自家
用車,キャンピングのようなRV車等のように、その用
途も多様化し、且つ自動車の使用者もドライバだけのも
のではなくなり同乗者を含めたすべての搭乗者の感性に
強く影響を与えるものになり、又その使用者も幼児から
老若男女に及ぶものとなり、現代に至っては、周知のよ
うに自動車は単に人間や物を運ぶという観念を超え、服
装などと同様に自動車のデザインは、今まで以上に趣
味,趣向の領域を越えた人間の感性に及び、その製造者
にとっても使用者にとっても他との差別化したものが要
求されるようになっている。
【0010】そこで、従来においては、上記デザインや
差別化の要求にできるだけ対応するために、上記空力特
性を犠牲にした上記のノーマルノーズや又セグメントノ
ーズ的な形状をしたものがあるが、特に、従来のセグメ
ントノーズ形状のものは、デザインに傾倒し空力特性を
犠牲にしたもであり、上記空力特性を積極的に使用した
ものではなく、上記空力特性を考慮されていないものも
考えられる。
【0011】本発明はこのような課題に鑑み創案された
もので、上記車両の前側の形状をセグメントノーズに形
成し、上記セグメントノーズでもスラントノーズ並の空
気抵抗係数のCD値になるよう車両の前部車体構造を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の車両の前部車体のセグメントノーズ構造は、
少なくとも車両の前端部に設けられたフロントバンパ,
上記フロントバンパの上方に配置されたフロントグリル
の上方でエンジンルームを覆うフードパネル等から構成
される車両の前部車体構造において、上記フードパネル
の上面が一般面と上記一般面の先端から上記車両の前方
に延設されるセグメントノーズ面とを有し、上記フード
パネルの一般面の先端と上記フロントグリル上部とを上
記セグメントノーズ面で接続されるように構成すると共
に、上記フロントグリル上部と上記セグメントノーズ面
との上端接合部を上記フードパネル一般面の略先端位置
より低下させ上記車両のフロントノーズ形状をセグメン
トノーズに構成したことを特徴としている。
【0013】請求項2記載の本発明の車両の前部車体の
セグメントノーズ構造は、請求項1記載の構成におい
て、上記フロントバンパ上面から上記上端接続部までの
高さと、上記フードパネルの一般面の上記車両前方向に
延びる延長線と上記フロントグリル前面の上記車両上方
向に延びる延長線との交点から上記フロントバンパ上面
までの高さとの比が約0.5〜0.9の範囲に設定され
ていることを特徴としている。
【0014】請求項3記載の本発明の車両の前部車体の
セグメントノーズ構造は、請求項1又は2記載の構成に
おいて、上記セグメントノーズ面が記フードパネルの
一般面の先端より車両前方の下方半径Rが約50mm
〜150mmで上記上端接続部に接続される曲面形状
上記セグメントノーズ面又は上記フードパネルの一般面
の先端の位置より低下する位置に配設され上記上端接続
に接続される略平面形状の上記セグメントノーズ面の
うちの少なくともいずれか一方のセグメントノーズ面で
構成されていることを特徴としている。
【0015】請求項4記載の本発明の車両の前部車体の
セグメントノーズ構造は、請求項1〜3のいずれかに記
載の構成において、上記フードパネル側の上記一般面の
先端から上記フロントバンパ前面までの水平方向の長さ
が、上記のフロントグリルの下端とフロントバンパ上端
との下端接合部から上記フロントバンパの前面までの水
平方向の長さの約2倍で形成されていることを特徴とし
ている。
【0016】
【本発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜4に
ついて説明するが、上記従来例と実質的に同一部位には
同一符号を付して説明する。図1は本発明の実施形態を
示すもので、本発明の車両の前部車体構造を乗用車に適
用した場合の乗用車の斜視図、図2は図1の2A−2A
線に沿う断面を模式的に示した断面図、図3は図2のセ
グメントノーズ先端の代表Rに対する空気抵抗係数の増
減量ΔCD値の関係を実測したセグメントノーズ先端の
曲面半径Rの効果特性を示すグラフ、図4は図2のセグ
メントノーズ先端高さh1/hに対する空気抵抗係数の
ΔCD値の関係を実測したセグメントノーズ高さ効果特
性を示すグラフである。
【0017】図1,2に示したように、車両1の前部車
体構造は、少なくとも車両1の前端部に取付られるフロ
ントバンパ2とフロントバンパ2の上方に設けられたフ
ロントグリル4とフロントグリル4の上方でエンジンル
ーム5の上方開口を覆うフードパネル6等から構成され
ている。又、上記のフードパネル6の上面は、フロント
ガラス3側の一般面6aとフロントグリル4側のセグメ
ントノーズ面6bとで形成されている。
【0018】又、上記のセグメントノーズ面6bは、図
2に実線で示したように上記のフロントガラス3側の一
般面6aの先端6cからフロントグリル4の上部の上端
接合部8に向かって略直線的に車両の下方に傾斜する略
平面形状のセグメントノーズ面6b1で構成されるか、
或いは図2に点線で示したように上記の一般面6aの先
端6cより更に延長線6dに沿って延設される延設一般
面6a1の先端6c1からフロントグリル4の上部の上
端接合部8に向かって車両の下方に丸みづけする曲面
形状のセグメントノーズ面6b2で構成されている。
して、図2に実線で示したセグメントノーズ面6b1の
構成は、フロントガラス3側の一般面6aの先端6cか
ら上記フロントバンパ2の前面2aまでの水平長さd3
(=2d1)が、上記のフロントグリル4の下端とフロ
ントバンパ2の上面2bとが接続される下端接続部10
から上記フロントバンパ2の前面2aまでの水平長さd
1の約2倍の長さで形成されている。又、上記のセグメ
ントノーズSE高さが上記フロントバンパ2の上面2b
から上記の上端接続部8までの高さh1と、上記フード
パネル6の一般面6aの車両1の前方向に延びる延長線
6dと上記フロントグリル4の前面4aの上記車両の上
方向に延びる延長線4dとの交点16から上記フロント
バンパ2の上面2bまでの鉛直な高さhとの比が、図4
に示したように約0.5〜0.9の範囲になるように形
すれば、セグメントノーズSEの空気抵抗係数CD値
の増減量ΔCD値をセグメントノーズSEでありながら
スラントノーズSR並にすることができる。
【0019】又、上記で説明した上記のセグメントノー
ズ面6bであるセグメントノーズ面6b2は、上記のフ
ロントグリル4の下端とフロントバンパ2の上面2bと
を接合する下端接続部10を通る車両の上下方向に延び
る略鉛直線と上記延長線6dとの交点である、上記フー
ドパネル6の先端6cより延長線6dに沿って延設され
た一般面6a1の先端(上記交点)6c1から下方への
半径Rが、図3に示した約50mm〜150mmの曲面
によって上端接続部8まで接続され上端接合部8に向か
って車両の下方に丸みずけをするセグメントノーズ面で
構成しても、セグメントノーズSEの空気抵抗係数CD
値の増減量ΔCD値をセグメントノーズSEでありなが
らスラントノーズSR並にすることができる。又、上記
のセグメントノーズ面6bは、セグメントノーズ面6b
1及びセグメントノーズ面6b2の各々の場合について
説明したが、上記のセグメントノーズ面6b1及びセグ
メントノーズ面6b2を適宜組み合わせたフロントノー
ズ形状に構成しても上記と同様の作用効果を奏すること
ができる。
【0020】又、図3,4は本発明の上記実施形態の構
成に基づく実測結果を示すもので、図3はセグメントノ
ーズSEの先端の上端接続部8より上記のように車両前
方の下方へ延びるセグメントノーズ6b2の曲面半径R
の効果特性を示すものであり、上記R=約50mm〜1
50mmの範囲に設定すれば、上記のセグメントノーズ
SEでもスラントノーズSR並の上記低CD値化を達成
することができる。
【0021】又、図4はセグメントノーズ高さの効果特
性を示すものであり、上記h1/h=約0.5〜0.9
の範囲に設定して形成すれば、上記のセグメントノーズ
SEでもスラントノーズSR並の上記低CD値化を達成
することができる。上記のように、本発明の発明者は、
上記車体の前部車体構造を上記のように形成し、上記の
セグメントノーズSEでもスラントノーズSR並の上記
CD値化の実現手法として、上記のフードパネル6の
一般面6a1の先端6c1から車両前方の下方に向かっ
て延設され上端接続部8に接合されるセグメントノーズ
面6b2の曲面半径Rの処理及びセグメントノーズ先端
の高さを低下させればよいことを見出したものである。
【0022】即ち、図2に示す上記のフロントグリル
フードパネル6の端との上端接続部8を鋭角状に形
成すると共に、上端接続部8をフードパネル6の一般面
6a又は6a1の先端6c又は6c1の位置より低下さ
せるように形成すれば良いことを見出したものである。
これは、上記の曲面半径Rの処理及び先端高さhを低下
させることによりフロントバンパ6からの流れをフロン
ト前面形状に沿わせ、上記フロントノーズ先端の剥離を
抑制し、車両1におけるフロントの前面圧力を低減した
ためであり、特に上記セグメントノーズSE先端高さの
低下は、上記セグメントノーズSE先端がエッジでも、
スラントノーズSR並の上記低CD値にすることができ
るものである。
【0023】従って、本発明は上記のセグメントノーズ
SEでスラントノーズSR並の低CD値化を可能にした
ことで、燃費も上記スラントノーズSR並を維持するこ
とができる。又、上記セグメントノーズSEでも、その
形状がシャープなイメージでも上記低CD値化が図れる
ので、上記デザイン及び設計上の自由度も拡大すること
ができる作用効果を奏することができる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の車両の前部車体構造によれば、少なくとも車両の
前端部に設けられたフロントバンパ,上記フロントバン
パの上方に配置されたフロントグリルの上方でエンジン
ルームを覆うフードパネル等から構成される車両の前部
車体構造において、上記フードパネルの上面が一般面と
上記一般面の先端から上記車両の前方に延設されるセグ
メントノーズ面とを有し、上記フードパネルの一般面の
先端と上記フロントグリル上部とを上記セグメントノー
ズ面で接続されるように構成すると共に、上記フロント
グリル上部と上記セグメントノーズ面との上端接合部を
上記フードパネル一般面の略先端位置より低下させ上記
車両のフロントノーズ形状をセグメントノーズに構成し
たので、上記セグメントノーズの先端高さを低下させる
ことにより上記車両のフロントバンパからの流れを、上
記フロントの前面形状に沿わせ、上記ノーズ先端の剥離
を抑制すると共に、上記車両のフロント前面圧力を低減
せしめることができる。
【0025】又、特に上記ノーズ先端高さの低下は、上
記ノーズ先端がエッジでも上記スラントノーズ並の上記
CD値にできるため、デザイン及び設計上の自由度を
拡大することができる。請求項2記載の本発明の車両の
前部車体構造によれば、請求項1記載の構成において、
上記フロントバンパ上面から上記上端接続部までの高さ
と、上記フードパネルの一般面の上記車両前方向に延び
る延長線と上記フロントグリル前面の上記車両上方向に
延びる延長線との交点から上記フロントバンパ上面まで
の高さとの比が約0.5〜0.9の範囲に設定されてい
るので、上記フードパネルの一般面の前端位置の高さよ
り上記上端接続部の高さが低下するように形成されてい
れば、上記の一般面から上端接続部までの上記フードパ
ネルの形状が、傾斜面,曲面等で形成されていても上記
スラントノーズ並の低CD値を得ることができる。
【0026】請求項3記載の本発明の車両の前部車体構
造によれば、請求項1又は2記載の構成において、上記
セグメントノーズ面が記フードパネルの一般面の先
より車両前方の下方半径Rが約50mm〜150mm
で上記上端接続部に接続される曲面形状の上記セグメン
トノーズ面又は上記フードパネルの一般面の先端の位置
より低下する位置に配設され上記上端接続部に接続され
る略平面形状の上記セグメントノーズ面のうちの少なく
ともいずれか一方のセグメントノーズ面で構成されてい
ため、上記低CD値を上記スラントノーズ並にするこ
とができ、上記デザイン及び設計上の自由度も拡大する
ことができる。
【0027】請求項4記載の本発明の車両の前部車体構
造によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の構成にお
いて、上記フードパネル側の上記一般面の先端から上記
フロントバンパ前面までの水平方向の長さが、上記のフ
ロントグリルの下端とフロントバンパ上面との下端接合
部から上記フロントバンパの前面までの水平方向の長さ
の約2倍で形成されているので、上記セグメントノーズ
先端の上記上端接合部を鋭角状にして上記セグメントノ
ーズの先端高さを低下させることにより上記車両のフロ
ントバンパからの流れを、上記フロント前面形状に沿わ
せ、上記ノーズ先端の剥離を抑制すると共に、上記車両
のフロントの前面圧力を低減せしめることができる。
【0028】又、特に上記ノーズ先端高さの低下は、上
記ノーズ先端がエッジでも上記スラントノーズ並の上記
CD値にできるため、デザイン及び設計上の自由度を
拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すもので、本発明の車両
の前部車体構造を乗用車に適用した場合を示す乗用車の
斜視図である。
【図2】図1の2A−2A線に沿う断面を模式的に示し
た断面図である。
【図3】図2のセグメントノーズ先端の曲面半径の効果
特性を示すグラフである。
【図4】図2のセグメントノーズ高さ効果特性を示すグ
ラフである。
【図5】従来例の車両のフロントノーズ先端形状の種類
及び該フロントノーズ先端形状に対する空気抵抗係数の
効果特性を示すグラフである。
【図6】図5のスラントノーズを模式的に示した説明図
である。
【符号の説明】
1 車両 2 フロントバンパ 2a 前面 2b 上面 4 フロントグリル 4a 前面 6 フードパネル 6a 一般面6a1 一般面6a先端より延設された一般面 6b セグメントノーズ面6b1 平面形状のセグメントノーズ面 6b2 曲面形状のセグメントノーズ面 6c 一般面6aの先端 6c1 一般面6a1の先端 8 上端接続部 10 下端接続部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも車両の前端部に設けられたフ
    ロントバンパ,上記フロントバンパの上方に配置された
    フロントグリルの上方でエンジンルームを覆うフードパ
    ネル等から構成される車両の前部車体構造において、上
    記フードパネルの上面が一般面と上記一般面の先端から
    上記車両の前方に延設されるセグメントノーズ面とを有
    し、上記フードパネルの一般面の先端と上記フロントグ
    リル上部とを上記セグメントノーズ面で接続されるよう
    に構成すると共に、上記フロントグリル上部と上記セグ
    メントノーズ面との上端接合部を上記フードパネル一般
    面の略先端位置より低下させ上記車両のフロントノーズ
    形状をセグメントノーズに構成したことを特徴とする、
    車両の前部車体構造。
  2. 【請求項2】 上記フロントバンパ上面から上記上端接
    続部までの高さと、上記フードパネルの一般面の上記
    両前方向に延びる延長線と上記フロントグリル前面の
    車両上方向に延びる延長線との交点から上記フロント
    バンパ上面までの高さとの比が約0.5〜0.9の範囲
    に設定されていることを特徴とする、請求項1記載の車
    両の前部車体構造。
  3. 【請求項3】 上記セグメントノーズ面が記フードパ
    ネルの一般面の先端より車両前方の下方半径Rが約5
    0mm〜150mmで上記上端接続部に接続される曲面
    形状の上記セグメントノーズ面又は上記フードパネルの
    一般面の先端の位置より低下する位置に配設され上記上
    端接続部に接続される略平面形状の上記セグメントノー
    ズ面のうちの少なくともいずれか一方のセグメントノー
    ズ面で構成されていることを特徴とする、請求項1又は
    2記載の車両の前部車体構造。
  4. 【請求項4】 上記フードパネル側の上記一般面の先端
    から上記フロントバンパ前面までの水平方向の長さが、
    上記のフロントグリルの下端とフロントバンパ上端との
    下端接合部から上記フロントバンパの前面までの水平方
    向の長さの約2倍で形成されていることを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれかに記載の車両の前部車体構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107933697A (zh) * 2017-11-20 2018-04-20 北京新能源汽车股份有限公司 车辆

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