JP2985066B2 - 可燃性含水廃棄物用乾燥焼却炉における燃焼室 - Google Patents

可燃性含水廃棄物用乾燥焼却炉における燃焼室

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JP2985066B2
JP2985066B2 JP9085235A JP8523597A JP2985066B2 JP 2985066 B2 JP2985066 B2 JP 2985066B2 JP 9085235 A JP9085235 A JP 9085235A JP 8523597 A JP8523597 A JP 8523597A JP 2985066 B2 JP2985066 B2 JP 2985066B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフ場から廃棄
されるベント芝等の刈生芝を含む一切の燃焼可能な含水
廃棄物を焼却処分することができる可燃性含水廃棄物用
乾燥焼却炉における燃焼室に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場では、グリーン(ベント芝、コ
ウライ芝)やフェアウエイの刈生芝、生草、周囲の山林
等から出る伐採樹木片、生枝葉、枯草、間伐材、潅木落
葉、クラブハウスのレストラン等から出る厨芥、雑芥等
を焼却処分している。特に、ベント芝等の刈生芝は、水
分を多量に含むため、そのままでは燃え難く、乾燥して
から焼却するようになされている。そのため、本出願人
は、刈生芝を一旦、ホッパーに投入して貯留し、このホ
ッパーから乾燥炉に送り込み、回転する乾燥ドラム内を
通過させて乾燥させた上で焼却炉に送り込んで焼却する
ようにしたゴルフ場用乾燥焼却炉を既に提案している
(特開平8−178249号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記提案の焼却炉は、
乾燥炉で乾燥させた刈芝及びゴルフ場で発生する他の雑
芥を燃焼させる一次燃焼室と、一次燃焼室の上部に連続
するように配設され、一次燃焼室で発生する煤煙等の不
完全燃焼微粉末・微粒子等を含む排熱ガスを完全燃焼さ
せて消臭消煙する二次燃焼室とを備えており、該二次燃
焼室からの排熱ガスは集塵器を通して集塵した上で煙突
から排出させ、煙突の途中から排熱ガスの一部を乾燥炉
の熱源に利用すべく導出し、乾燥炉の排ガスを二次燃焼
室を通して処理させており、さらに、一次燃焼室に供給
する燃焼用空気を煙突を通る排熱ガスにより予熱させて
供給させているので、相当な効果を挙げているのである
が、一次燃焼室の底部、特に隅部に燃え残りが生ずると
いう問題点が残されていた。
【0004】本発明の目的は、焼却炉の燃焼室での燃え
残りを防止し、焼却効率を向上させ得るゴルフ場用及び
その他一般用の可燃性含水廃棄物用乾燥焼却炉における
燃焼室を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、乾燥炉で乾燥させた可燃性含水廃棄物を燃焼
・焼却する燃焼室を備えた可燃性含水廃棄物用乾燥焼却
炉において、底壁面を断面U型の円弧面又は断面V型の
傾斜面とし、この底壁面の中央部に前記断面と直交する
方向に延びる凹溝を設け、この凹溝の一側又は両側に燃
焼用空気を噴出させるエアーノズルを凹溝に沿って複数
個設置すると共に、該凹溝の一端又は両端に助燃バーナ
を設置して可燃性含水廃棄物用乾燥焼却炉における燃焼
室を構成したものである。
【0006】上記構成としておくことにより、燃焼室内
に投入されたベント芝等の刈生芝及びゴルフ場で発生す
る厨芥、その他の雑芥或いは他の施設等で発生する可燃
性含水廃棄物を、燃焼の進行と共に嵩を減少させて燃え
残りを断面U型の円弧面又は断面V型の傾斜面とした底
壁面の中央部に集合させることができ、この中央部には
凹溝が設けてあり、かつ、この凹溝の一側又は両側に燃
焼用空気を噴出させるエアーノズルを凹溝に沿って複数
個設置してあるため、前記投入物に最後まで十分に燃焼
用の空気を供給することができ、燃え残りをなくして完
全に燃焼・焼却することができる。さらに、上記凹溝の
一端又は両端に助燃バーナを設置してあることにより、
上記凹溝に集合してくる前記投入物を一層完全に燃焼さ
せることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明を適用した可燃性
含水廃棄物用乾燥焼却炉の全体の概略側面図であって、
Aはホッパー、Bは乾燥炉、Cは焼却炉、Dは煙突を示
している。
【0008】ホッパーAは、図1〜図3に示すように、
両側に上下方向に平行な一対の逆三角形状の側壁板1
a、1bを持ち、この両側の側壁板1a、1b間に前壁
板1cと後壁板1dとを底部が狭く上部が拡開した略V
形断面の横長樋状収納容器形状をなすように接合配置し
て構成し、底部に水抜き孔1eを設け、上記ホッパーA
内に貯留物を後壁板1dに沿って底部から掻き上げて上
部より排出するスクレーパ2を具備させたもので、上部
開口部からダンプカーや振動コンベア等で直接、ベント
芝等の刈生芝や可燃性含水廃棄物が供給されて貯留す
る。
【0009】上記スクレーパ2は、ホッパーA内の底部
と前壁板1cの上部及び後壁板1dの上部の略逆三角形
状の軌跡を描いて循環移動する無端状のチエーン2bに
適宜の間隔で取付けたホッパーAの横長方向全長に亘る
長さの掻き上げ板2aで構成したものである。上記3個
所には、チエーンスプロケットホイール2c、2d、2
eが配置してあり、これらにチエーン2bが無端状に張
設してあり、このチエーン2bに掻き上げ板2aが適宜
の間隔で複数個設置され、さらに、ホッパーAの上部両
側の側壁板1a、1bには、チエーン2bのガイドレー
ル( 図示省略)が設置してある。上記後壁板1dの上部
のチエーンスプロケットホイール2dには、モータ2f
からの駆動力が伝達され、チエーン2bを介して掻き上
げ板2aが循環移動せしめられる。
【0010】また、上記ホッパーAの上部には、貯留物
の取出し口1fが形成され、この取出し口1fには、乾
燥機BへホッパーA内の貯留物を供給するシュート3が
設置してあり、このシュート3内に両側の側壁板1a、
1b間の中央に貯留物を幅寄せして排出する幅寄せコン
ベア4を設置している。この幅寄せコンベア4は、螺旋
方向を相互に逆にした螺旋羽根4a、4bを軸方向中央
から両側へ対称的に形成したスクリューコンベアで構成
している。この幅寄せコンベア4には、モータ4cから
の駆動力が伝達される。なお、ホッパーAの上部開口
は、開閉蓋により開閉可能とされている。
【0011】乾燥炉Bは、図1〜図3に示すように、乾
燥室5内に乾燥ドラム6を水平方向に回転可能に配置し
てなり、乾燥室5の内壁には断熱材が敷設され、又は、
乾燥室自体が断熱材で構成される。上記乾燥ドラム6
は、内周面に螺旋状に前方に向かって延びるスクリュー
羽根6aを備え、掻き上げ片( 図示省略)がスクリュー
羽根6aを横切るように適宜、配設され、さらに、内側
に団塊解砕部材6bを配置し、下方に設けたモータ6c
により回転駆動される。上記団塊解砕部材6bは、スク
リュー羽根6a及び掻き上げ片によって乾燥ドラム6内
を掻き上げられながら送られるベント芝等の生芝や可燃
性含水廃棄物中に団塊状のものが含まれている場合、こ
の団塊状のものが自重で落下しつつ移動するので、この
落下時、団塊解砕部材6bに衝突させて解砕させるため
に設置するもので、例えば、円筒状金網で構成され、乾
燥ドラム6と一体的に回転するよう取り付けられる。上
記円筒状金網の網目の大きさは、バラバラとなった刈芝
が通らず、目詰まりしない程度とするものである。な
お、団塊解砕部材6bは、円筒状金網に限らず、円筒の
外周面に山形凹凸やセレーション加工を施したものでも
よく、乾燥ドラム6とは別回転させるようにしてもよ
い。また、乾燥ドラム6は、乾燥室5の始端部に取り付
けた密閉カバー5aを貫通したホッパーAからのシュー
ト3に接続され、該シュート3からの生芝等の可燃性含
水廃棄物を乾燥ドラム6の内周面のスクリュー羽根6a
と団塊解砕部材6bとの間の中空の空間部に受け入れる
構成とされ、乾燥室5の終端部に取り付けた密閉カバー
5bの下部に乾燥芝等の取り出し口5cが形成され、取
り出し口5cに接続した輸送手段7と後述する焼却炉C
の供給口とを適宜接続している。輸送手段7は、空気輸
送方式又はバケットコンベア方式で乾燥芝等の乾燥後の
可燃性含水廃棄物を輸送する構成とされる。乾燥炉B
は、乾燥室5の内面と乾燥ドラム6との間の空間部に乾
燥用の熱風が供給され、乾燥熱源として、自己加熱手段
を具備する熱風供給装置8を備え、かつ、後述する焼却
炉Cの煙突Dから排出される排熱ガスを供給できるよう
に構成され、自己加熱手段を使用するか排熱ガスを使用
するかは、乾燥炉B内での刈生芝や可燃性含水廃棄物の
乾燥具合や、焼却炉Cの燃焼状況に応じて、適宜、併用
運転及び切り替え運転可能とされている。なお、乾燥炉
Bに供給された熱風の排気は、刈生芝や可燃性含水廃棄
物の乾燥時発生する臭気と共に焼却炉Cに供給され、脱
臭焼却される。
【0012】焼却炉Cは、図1に示すように、一次燃焼
室9と、一次燃焼室9の上部に連続するように配設され
た二次燃焼室10とを具備する。一次燃焼室9は、図4
の(A)(B)に示すように、二重断熱壁構造になって
おり、底部中央には凹溝9aが幅方向全長に亘って形成
してあり、かつ、この凹溝9aに向けて焼却物が集まる
ように底壁面9bを断面U型の円弧面又は断面V型の傾
斜面としており、該凹溝9aの一端に助燃バーナ11が
設置され、他端には灰取出し口が形成され、また、上部
側面に着火バーナ12が設置され、かつ、燃焼を助長す
る空気を噴出させるエアーノズル13が内壁面及び炉床
並びに凹溝9aの一側又は両側に多数形成され、このエ
アーノズル13に送風する燃焼用送風機14が側部に設
置され、上部には前記乾燥炉Bの輸送手段7からの乾燥
芝等の乾燥後の可燃性含水廃棄物を受け入れる供給口1
5が形成され、上面には伐採樹木片、生枝葉、間伐材、
倒木、厨芥等の雑芥その他の一般可燃性廃棄物の投入口
16が形成され、上面は開閉可能な蓋17で閉鎖されて
いる。なお、凹溝9aの両側に助燃バーナ11を設置し
てもよい。
【0013】二次燃焼室10には、一次燃焼室9からの
排熱ガスが接線方向から流入して旋回しながら燃焼する
ように構成され、流入した排熱ガスを焼却して無臭の排
熱ガスにする二次バーナ18が設置され、その室壁面に
は必要に応じて点検口が形成される。また、上方には、
煤塵やフライアッシュ(飛散灰)等を除去するサイクロ
ン型の集塵器19と煙突Dが接続され、排熱ガスは煙突
Dから排出される。煙突Dの途中には乾燥炉Bへ排熱ガ
スを送り込むための配管及び乾燥炉Bから出る排ガスを
回収する配管が接続され、これらの配管の途中には、フ
ァン及びダンパーが適宜、設置される。また、前記燃焼
用送風機14には、煙突Dの排熱で昇温させた予熱空気
を供給するための予熱用熱交換器を適宜、具備する。
【0014】本発明の可燃性含水廃棄物用乾燥焼却炉
は、以上の構成からなり、次にその使用例を説明する。
例えば、ゴルフ場の場合では、芝刈り機等によって刈り
取られた刈生芝や枯草、落葉等は、トラック等でホッパ
ーAの位置まで運搬され、該ホッパーA内に投入され
る。一方、大きい間伐材等は、選別してホッパーAから
除去し、クラブハウス等で発生する可燃性廃棄物と共に
焼却炉Cの一次燃焼室9内に投入し、着火バーナ12で
着火し、燃焼用送風機14によりエアーノズル13から
燃焼を助長する空気を一次燃焼室9内に供給し、助燃バ
ーナ11を点火して投入された間伐材等や可燃性廃棄物
を燃焼させる。これと並行して、ホッパーAのスクレー
パ2を駆動すると共に、幅寄せコンベア4及び乾燥ドラ
ム6を回転駆動し、輸送手段7も駆動する。スクレーパ
2の駆動により、掻き上げ板2aがチエーン2bにより
略逆三角形状の軌跡を描いてホッパーA内を循環移動
し、ホッパーA内に投入されている刈生芝を底部から後
壁板1dに沿って取り出し口1fに向けて順次掻き上げ
て排出する。この掻き上げ動作により、刈生芝に雨水が
含まれていても、除去される。なお、掻き上げ板2a
は、小穴、金網、スリット付き等適宜の水切り手段を施
される。そして、取り出し口1fまで掻き上げられた刈
生芝は、乾燥炉Bへのシュート3上に排出され、幅寄せ
コンベア4の螺旋羽根4a、4bにより中央へ寄せられ
てシュート3を経由し、乾燥炉Bの乾燥ドラム6内に送
り込まれる。一方、取り出し口1fを通過した掻き上げ
板2aは、ホッパーAの上面を通り、前壁板1cの上部
から底部に向けて移動するため、ホッパーA内の貯留物
を上から下へ順次移動させ、いわゆる攪拌することにな
り、ブリッジの発生を防止する。これにより、ホッパー
A内に刈生芝等の貯留物を残存させることはない。
【0015】上記ホッパーAからシュート3により乾燥
炉Bに供給された刈生芝は、乾燥ドラム6の内周面のス
クリュー羽根6aと団塊解砕部材6bとの間の空間の一
端に供給されることになり、乾燥ドラム6の回転によっ
て、スクリュー羽根6aとこれを横切るように取付けら
れた掻き上げ片とにより、下部から斜め上方に掻き上げ
られて上まで移動すると自重で落下し、団塊解砕部材6
bに衝突して解砕され、これを繰り返しつつ順次前方へ
送られる。乾燥ドラム6は、刈生芝の乾燥開始初期の時
点では、焼却炉Cの排熱を利用できないため、自己加熱
手段により熱風を発生させて熱風供給装置8により乾燥
室5内に供給されて高温に加熱され、焼却炉Cの排熱が
利用できる時点に達して以後は、焼却炉Cの排熱のみ、
或いは、適宜、自己加熱手段を併用しつつ乾燥室5内へ
熱風を供給して乾燥ドラム6を高温に加熱する。これに
より、乾燥ドラム6の内面及びスクリュー羽根6aの輻
射熱及び接触熱により刈生芝を加熱乾燥させる。これに
より乾燥炉Bに供給された刈生芝は、スクリュー羽根6
aによる攪拌作用と団塊解砕部材6bによる団塊の衝突
解砕作用とにより、密集した状態から十分に解きほぐさ
れてバラバラになり、しかも上記輻射熱などにより加熱
乾燥されるため、ごく短時間で含水率60%以下に乾燥
される。そして、終端側の乾燥芝取り出し口5cから輸
送手段7により焼却炉Cの一次燃焼室9に供給される。
【0016】このようにして焼却炉Cの一次燃焼室9に
供給された乾燥芝は、バラバラの状態で上部から供給さ
れるので、一次燃焼室9内の燃焼中の他の焼却物の燃焼
熱及び助燃バーナ11の燃焼熱により急速に加熱され、
エアーノズル13から噴出する空気中の酸素により直ち
に燃焼する。一次燃焼室9は、底壁面9bを断面U型の
円弧面又は断面V型の傾斜面としてあるため、投入され
た焼却物は、焼却の進行に伴い底部中央に集まり、この
部分には凹溝9aが設けてあり、かつ該凹溝9aの一端
に助燃バーナ11が設置してあるため、底部中央に集ま
ったものを順次燃焼させる。これによって、燃え残りが
発生せず、完全に焼却することができる。そして、一次
燃焼室9で発生する煤煙等の不完全燃焼微粉末・微粒子
等を含む排熱ガスは、二次燃焼室10に送られ、ここで
二次バーナ18により一層完全に燃焼せしめられ、消臭
消煙された排熱ガスとなり、集塵器19で集塵されて煙
突Dから排出される。この煙突Dから排出される排熱ガ
スの一部は、乾燥炉Bの熱源に利用され、かつ、一次燃
焼室9の供給空気の予熱にも利用される。
【0017】本発明の実施例は以上であるが、ホッパー
A、乾燥炉Bは、従来通りの構成や他の構成を採用して
もよい。また、本発明は、二次燃焼室10を持つものと
持たないものとのいずれにも適用することができる。さ
らに、本発明は、ゴルフ場以外に、例えば、食品製造工
程で発生する主要成分抽出後の残滓や、有機物汚泥、厨
芥その他の一般可燃性含水廃棄物の乾燥焼却における燃
焼室に適用することが可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、燃焼室内に投入された
刈芝及びゴルフ場で発生する他の雑芥或いは一般可燃性
含水廃棄物を、燃焼の進行と共に嵩を減少させて燃え残
りを断面U型の円弧面又は断面V型の傾斜面とした底壁
面の中央部に集合させることができ、この中央部には凹
溝が設けてあり、かつ、この凹溝の一側又は両側に燃焼
用空気を噴出させるエアーノズルを凹溝に沿って複数個
設置してあるため、前記投入物に最後まで十分に燃焼用
の空気を供給することができ、燃え残りなく完全に燃焼
させることができる。さらに、上記凹溝の一端又は両端
に助燃バーナを設置しておくことにより、上記凹溝に集
合してくる前記投入物を一層完全に燃焼させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した可燃性含水廃棄物用乾燥焼却
炉の全体の概略側面図。
【図2】図1におけるホッパー及び乾燥炉の拡大側面
図。
【図3】図2の平面図。
【図4】(A)は焼却炉の一次燃焼室の概略縦断正面
図、(B)は焼却炉の一次燃焼室の概略横断平面図。
【符号の説明】
A ホッパー B 乾燥炉 C 焼却炉 D 煙突 1a、1b 側壁板 1c 前壁板 1d 後壁板 2 スクレーパ 2a 掻き上げ板 2b チエーン 3 シュート 4 幅寄せコンベア 5 乾燥室 6 乾燥ドラム 7 輸送手段 8 熱風供給手段 9 一次燃焼室 9a 凹溝 9b 底壁面 10 二次燃焼室 11 助燃バーナ 12 着火バーナ 13 エアーノズル 14 燃焼用送風機 15 乾燥芝供給口 16 雑芥投入口 17 蓋 18 二次バーナ 19 集塵器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥炉で乾燥させた可燃性含水廃棄物を
    燃焼・焼却する燃焼室を備えた可燃性含水廃棄物用乾燥
    焼却炉において、 底壁面を断面U型の円弧面又は断面V型の傾斜面とし、
    この底壁面の中央部に前記断面と直交する方向に延びる
    凹溝を設け、この凹溝の一側又は両側に燃焼用空気を噴
    出させるエアーノズルを凹溝に沿って複数個設置すると
    共に、凹溝の一端又は両端に助燃バーナを設置したこと
    を特徴とする可燃性含水廃棄物用乾燥焼却炉における燃
    焼室。
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