JPH0842830A - 乾燥焼却装置 - Google Patents

乾燥焼却装置

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Publication number
JPH0842830A
JPH0842830A JP20021794A JP20021794A JPH0842830A JP H0842830 A JPH0842830 A JP H0842830A JP 20021794 A JP20021794 A JP 20021794A JP 20021794 A JP20021794 A JP 20021794A JP H0842830 A JPH0842830 A JP H0842830A
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JP
Japan
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drying
incinerator
shelf
hearth
incineration
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Application number
JP20021794A
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English (en)
Inventor
Hideo Ota
秀男 大田
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CHUBU KANSOUKI KOGYO KK
Original Assignee
CHUBU KANSOUKI KOGYO KK
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Publication date
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  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 未乾燥細屑廃棄物を連続的に乾燥後、焼却す
る。 【構成】 乾燥装置2の胴部に投入ホッパー、排出口及
び熱風供給部を配設し、乾燥装置2の胴部内に乾燥棚を
回転自在に配設すると共に、乾燥棚上面に接するスクレ
ーパーを突設することによって、投入ホッパーより投入
された未乾燥細屑をスクレーパーで下層の乾燥棚へ順次
落下させながら乾燥を行って、投入ホッパーからの未乾
燥細屑の連続投入、乾燥及び排出口への落下の自動化を
可能にし、又焼却室内に多数の火格子板が循環移動する
様に設けた動床炉の循環基端側に第2バーナー部を設け
ることによって、第2バーナー部で乾燥済細屑に点火し
て類焼させて焼却し、併せて完全燃焼を促す様にし、更
に乾燥装置2の排出口と焼却炉の火格子板間に搬送コン
ベアを設けることによって、火格子板上に適度な厚さで
乾燥済細屑を均等に投入積載し、焼却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芝草、酒粕、焼酎粕、
魚のあら等の廃棄物の様な未乾燥、水分含有、湿潤状態
の細屑を連続的に乾燥後、焼却する様にした乾燥焼却装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばゴルフ場では日常的に芝刈
りを行っており、刈草を野積み乾燥しているが、山状堆
積した芝草の表層部は好天気時に乾燥出来るとしても、
大量の芝草を毎日、乾燥後、焼却することは大変な業務
であり、或いは放置すれば中心部の湿潤部分では発酵す
ることもあって、公害発生源となっていた。
【0003】又、芝草以外の各種未乾燥細屑の廃棄処理
においても、芝草と同様な欠点を有し、日々の乾燥、焼
却処理には困難を招来しており、且つ乾燥と焼却は別々
の装置を使用しているために、非効率的であったり、未
処理細屑或いは乾燥済細屑の保管場所として広大なスペ
ースを必要としたり、各処理毎及び工程間に作業員を必
要とする欠点を有していた。
【0004】又、芝草、酒粕等の未乾燥細屑に対応した
乾燥装置及び焼却装置が未開発で、個々及び総合的な装
置自体及び関連に満足すべきものが存在しておらず、従
って大量の細屑を連続的に最終処理出来ない欠点を有し
ていたり、乾燥装置と焼却装置の連繋が行われていない
ために、エネルギー損失も発生していた。
【0005】例えば、従来の乾燥装置にあっては、横長
の乾燥室内に被乾燥物の搬送手段を配設した形式のもの
が主流であったが、搬送及び攪拌手段を設けるために装
置構造が複雑になると共に、搬送及び攪拌は横方向、水
平方向に行うものであるために、例えばスクリューで搬
送及び攪拌を行うものでは、細屑が相互密着して塊状と
なって充分な乾燥処理を行うことが出来ない欠点を有し
ていた。
【0006】又、横長の乾燥装置では、被乾燥物の搬入
出時に出入口側の大開口部を開閉するため、室内空気が
外部へ流出して出入口近辺での室温が下がり、乾燥雰囲
気が不均一状態に成って乾燥効率が悪い欠点を有し、而
も被乾燥物の搬入出は断続的に行われるため、被乾燥物
の連続投入、乾燥が出来ず、連続的な被乾燥物の乾燥処
理を行うことが出来ない欠点を有していた。
【0007】又、従来の紙類、段ボール、剪定枝、厨
芥、プラスチック類などの可燃物、不燃物を含む比較的
形状保持された一般ごみ用の焼却炉としては、火格子燃
焼式焼却炉が最も広く普及しており、例えば処理量が少
ない場合には、固定火格子を内蔵したバッチ焼却炉が使
用され、一般ごみを間欠的にホッパーから投入して焼却
していたが、固定火格子上に一般ごみを堆積させるため
に、完全燃焼、煤煙防止に難が有ったり、連続的な焼却
処理が不可能な欠点を本質的に有していた。
【0008】かかる一般ごみ用の焼却炉に対して、芝草
の様な細屑を焼却炉の固定火格子上に堆積させた場合に
は、即ち通常の上方投入による山状、残灰上への堆積時
には、細屑間に空隙がなく、燃焼用空気の供給が不充分
となり、且つ燃焼個所が全面的でなく特定個所となっ
て、鎮火して燃焼不可能となり、或いは密集状態で堆積
された細屑、残灰は自然に落下せず鎮火したり、上下か
らの堆積状態で残灰の取り出しに難が有り、これらの細
屑の焼却時に連続焼却不可能を筆頭とする上記欠点が倍
増される。
【0009】尚、都市ごみ焼却炉として、ごみの供給、
送り、焼却残灰の排出を全て機械的に連続操作で行うも
のも一部あるが、かかる都市ごみ焼却炉はクレーンでホ
ッパーに大量のごみを供給し、焼却炉内で撹拌反転させ
つつ高温空気を送入するものであるために、装置が複
雑、大がかり、高額となり、一般的な使用及び細屑単独
の焼却には不向きであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、未乾燥細屑
廃棄物の連続的な乾燥後、焼却処理を可能と成し、乾燥
装置にあっては、内部の乾燥雰囲気を最適化及び均一化
し、又焼却炉にあっては、芝刈り、乾燥後の芝草、酒粕
などの細体、細屑を焼却するに際して、安定的に燃焼さ
せ連続焼却を可能と成し、更に乾燥装置と焼却炉の連繋
により熱効率を向上し、更に紙類、樹木を剪定した時に
廃棄する枝などの一般ごみも焼却可能と成す様にした乾
燥焼却装置を提供せんとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、芝草の様な未乾燥細屑の連続乾燥焼却処理が
不可能な課題、及び未処理物、中間処理物の保管場所を
必要とする課題に鑑み、乾燥装置の胴部に投入ホッパ
ー、排出口及び熱風供給部を配設し、乾燥装置の胴部内
に乾燥棚を回転自在に配設すると共に、乾燥棚上面に接
するスクレーパーを突設することによって、投入ホッパ
ーより投入された未乾燥細屑をスクレーパーで下層の乾
燥棚へ順次落下させながら乾燥を行って、投入ホッパー
からの未乾燥細屑の連続投入、乾燥及び排出口への落下
の自動化を可能にし、又焼却室内に多数の火格子板が循
環移動する様に設けた動床炉の循環基端側に第2バーナ
ー部を設けることによって、第2バーナー部で乾燥済細
屑に点火して類焼させて焼却し、併せて完全燃焼を促す
様にし、更に乾燥装置の排出口と焼却炉の火格子板間に
搬送コンベアを設けることによって、火格子板上に適度
な厚さで乾燥済細屑を均等に投入積載し、上記課題を解
決せんとしたものである。
【0012】又、個々の処理が連繋されておらずエネル
ギー効率が悪い課題に鑑み、焼却炉の排気ダクトと乾燥
装置の熱風供給部を通気ダクトで連結することによっ
て、焼却廃熱を乾燥装置に導入して乾燥熱源を不要と成
すと共に、乾燥済細屑の類焼焼却及び細屑の連続投入で
乾燥焼却装置の全体における熱源を不要にする様にし
て、上記課題を解決せんとしたものである。
【0013】又、乾燥装置において、未乾燥細屑の搬
送、攪拌手段が必要で構造が複雑な課題に鑑み、胴部下
部に排出口を開口形成すると共に上部に投入ホッパーを
配設し、又胴部内に縦貫した回転筒の上下方向に、落下
部を設けた乾燥棚を配設すると共に、各乾燥棚上面に接
するスクレーパーを胴部内周面より突設し、乾燥棚上の
未乾燥細屑をスクレーパーで落下部から下層の乾燥棚へ
順次落下させると共に、圧縮、押圧搬送を伴わない熱風
中における細屑個々の非塊体状での単独落下で乾燥を行
って、投入ホッパーより投入された未乾燥細屑を排出口
まで段階的、自動的に落下させることによって、投入ホ
ッパーからの未乾燥細屑の連続投入、均一充分な乾燥を
可能にしている。
【0014】又、室内空気が外部へ流出して乾燥雰囲気
が不均一状態に成る課題に鑑み、回転筒を中空状にして
排気経路と成し、かかる回転筒に吸気口を開口形成する
と共に回転筒上端部内に排気ファンを配設し、該排気フ
ァンを作動させて吸気口より回転筒内の排気経路に内気
を吸引して外部へ排出することによって、胴部内の低温
化且つ多湿化した空気を排出すると共に新たな熱風を継
続して胴部内へ送り込む様にしている。
【0015】又、焼却炉において、乾燥済細屑以外の一
般ごみも焼却可能と成す万能型への対応の課題、及び一
般ごみ焼却による焼却廃熱の利用に関する課題に鑑み、
焼却室内に設けた下段の炉床を多数の火格子板が循環移
動する動床式と成すと共に、かかる炉床の上段に固定火
格子板を設けることによって、上段の炉床で一般ごみを
焼却すると共に、動床火格子板で細屑の類焼焼却前に
は、固定炉床における焼却廃熱を乾燥装置へ導入してい
る。
【0016】又、完全燃焼、煤煙防止に万全を期し難い
課題に鑑み、焼却室内で炉床の上部に二次空気吹出部を
設けることによって、黒煙等を二次燃焼させて完全燃焼
すると共に、排ガスの温度を低下させて適温の熱風を乾
燥装置へ導入している。
【0017】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は本発明に係る芝草等の未乾燥細屑廃棄物用
の乾燥焼却装置であり、該乾燥焼却装置1は縦型の乾燥
装置2と二段炉床動床式の焼却炉3を搬送コンベア4及
び通気ダクト5で連繋している。
【0018】先ず、縦型の乾燥装置2について説明する
と、略円筒状の胴部10内の中央部に中空状の回転筒11を
縦貫すると共に、胴部10内に乾燥棚12、12a …を多層状
に上下配置し、回転筒11は各層の乾燥棚12、12a …中央
部を貫通する如く配置し、各乾燥棚12、12a …の所定箇
所には単数又は複数の開口状態の落下部13、13a …を設
けている。
【0019】又、各乾燥棚12、12a …上面に接するスク
レーパー14、14a …を胴部10内周面より突設しており、
固定状態のスクレーパー14、14a …は回転移動する各乾
燥棚12、12a …に対して相対的に水平方向に移動する様
に構成している。
【0020】又、胴部10の下部に漏斗部15を固設すると
共に、該漏斗部15の下面に乾燥済細屑Mの排出口16を形
成し、又開口状態の胴部10上部に一対の支持梁17、17a
を架設すると共に、該支持梁17、17a に固設した支持板
18に天井板を有した門型状の取付枠19を上方突設してい
る。
【0021】他方、回転筒11の上方中央部に嵌込板20、
20a を介して回転支軸21を上方突設状態で固設し、取付
枠19の天井板中央上部にゴム板22を介して固設した基板
23上に、スラストローラーベアリングから成る保持ロー
ラー24を介して回転板25を設け、該回転板25に回転支軸
21を貫通突出させると共に、回転支軸21の上端に螺子部
26を設けてダブルナット27、27a を螺着して回転筒11の
上方部を回転自在に保持している。
【0022】又、回転筒11下端部に固設した嵌込板28、
28a の下面中央に回転支軸29を垂下固設し、又胴部10の
内側下方部に架設した梁材30中央部に軸受31を固設し、
回転支軸29を軸受31に挿入し、回転筒11下端部を位置決
めして回転自在に保持している。
【0023】又、支持板18中央から回転筒11の上端部を
上方突出させると共に、かかる突端部にターンテーブル
32を一体固設し、又胴部10の側面上部に倒立状態で回転
筒11の駆動モーター33を固設し、該駆動モーター33の駆
動軸34に装着された小スプロケット35と、回転筒11の突
端部にしてターンテーブル32上方に装着した大スプロケ
ット36間にチェーン37を掛懸し、更にターンテーブル32
周面に当接する振止めローラー38、38a を支持板18上面
に配設している。
【0024】この様な構成にすることにより、回転筒11
より相当大径なターンテーブル32を介して回転筒11を回
転自在に支持しているため、且つターンテーブル32を引
張する駆動モーター33の対向方向に振止めローラー38、
38a で支持しているため、回転筒11を直接回転させるこ
とに比して、乾燥棚12、12a …を設けた回転筒11の回転
の安定化及び容易化を図っている。
【0025】次に、落下部13、13a …を有する各層の乾
燥棚12、12a …の詳細について説明すると、回転筒11外
周に放射状に略扇形の棚部材40、40a …を配列周設する
と共に、棚部材40、40a …相互間を落下部13、13a …と
成しており、各棚部材40、40a …は略扇形の外枠41上に
通気性を有する棚板42を固設すると共に、外枠41の基端
側に差込板43を下方突設している。
【0026】上記棚板42は無数の細長孔44、44a …を規
則的に配列貫設したパンチングプレートと成し、細長孔
44、44a …の形成方向を回転方向の略接線方向と成して
おり、又下層の乾燥棚12、12a …における棚部材40、40
a …は直上層の乾燥棚12、12a …における落下部13、13
a …下方に配置すると共に、下方の棚部材40、40a …の
両側部45、45a を上方の棚部材40、40a …に重ねる様に
している。
【0027】そして、上述の棚部材40、40a …の外枠41
上に通気性を有する棚板42を固設する構成にすることに
より、未乾燥細屑W周囲部の乾燥雰囲気下で乾燥させる
だけでなく、棚板42下方から通過する熱風Hでも未乾燥
細屑Wを乾燥させることが出来、よって未乾燥細屑Wの
乾燥効率の向上を図ることが出来る等の効果がある。
【0028】又、上述の棚板42は無数の細長孔44、44a
…を配列貫設する構成にすることにより、細長孔44、44
a …内への未乾燥細屑Wの目詰りを抑止出来、而も細長
孔44、44a …を回転方向の接線方向側へ配列したので、
仮に未乾燥細屑Wが細長孔44、44a …内に詰まったとし
ても、その後のスクレーパー14、14a …による未乾燥細
屑Wの掻き集め時の衝撃等により下方へ落下させること
が出来る等の効果がある。
【0029】46、46a …は胴部10内の回転筒11外周に固
設した連結部材であり、各連結部材46、46a …の両側部
47、47a …先端側上部より垂直に切込み48、48a を形成
すると共に、該切込み48、48a に各棚部材40、40a …の
差込板43を上方から差し込んで、回転筒11に対し棚部材
40、40a …を着脱自在と成している。
【0030】49、49a …は胴部10内面に周設したレール
であり、該レール49、49a …は乾燥棚12、12a …の下方
部に配置して棚部材40、40a …先端を移動自在に支持し
ており、他方各棚部材40、40a …のレール49、49a …と
の当接部位である両側部45、45a の先端側裏面に丸棒
状、ローラー状の被支承体50、50a を固設している。
【0031】又、上述の胴部10内面に周設したレール4
9、49a …を棚部材40、40a …先端側下部に配置する構
成にすることにより、棚部材40、40a …は回転筒11に対
し片持ち状であるが、その自由端である棚部材40、40a
…先端側をレール49、49a …で支持するため、未乾燥細
屑W落下時の衝撃に対しても棚部材40、40a …の水平状
態を維持出来、未乾燥細屑Wの重量に伴い棚部材40、40
a …の先端側が下方へ垂れる様に傾斜変形することを防
止出来る等の効果がある。
【0032】又、上述の棚部材40、40a …のレール49、
49a …との当接部位に被支承体50、50a を固設する構成
にすることにより、棚部材40、40a …とレール49、49a
…間の抵抗を極めて小さくすることが出来、よって回転
筒11の回転への悪影響を抑止出来、上記した細部構成に
することにより、棚部材40、40a …の交換性を向上出来
たり、片持ち形状の安定を図り、及び交換自在である棚
部材40、40a …の円滑な回転を確保出来、総合的に縦型
による連続的な均一乾燥を行うことが出来る等の効果が
ある。
【0033】51、51a …は各棚部材40、40a …における
乾燥棚12、12a …の回転方向と逆側の側部45に、所定間
隔毎に水平突設した分散翼であり、該分散翼51、51a …
は略三角板状にして、棚部材40、40a …先端側のものよ
り内側のものの方を短くなる様に形成している。
【0034】尚、乾燥棚12、12a …側方の胴部10の適宜
箇所には、棚部材40、40a …交換用の開閉自在な開口部
52、52a …を形成し、又棚部材40、40a …を着脱自在な
構成にすることにより、棚部材40、40a …の老朽化に対
応出来る等の効果がある。
【0035】又、各乾燥棚12、12a …上のスクレーパー
14、14a …は胴部10内面より求心方向に水平突設されて
おり、かかるスクレーパー14、14a …は丸棒状の支持杆
53と、該支持杆53の長さと略同幅の掬い板54と、該掬い
板54下端部全体に渡る弾性板55で構成し、掬い板54は乾
燥棚12、12a …の回転方向と逆側斜下方への傾斜部56上
縁部より立ち上げ部57を、下縁部より緩斜度な取付部58
を夫々連続形成して成り、立ち上げ部57上端側を支持杆
53に固設すると共に、取付部58先端部に弾性板55をリベ
ット等により固設し、そして上方のスクレーパー14、14
a …に対し下方のスクレーパー14、14a …を、乾燥棚1
2、12a …の回転方向逆側へずらして配設している。
【0036】この様な構成にすることにより、乾燥棚1
2、12a …の回転に伴いスクレーパー14、14a …で乾燥
棚12、12a …上の未乾燥細屑Wを落下部13、13a …より
その下方の乾燥棚12、12a …上へ落下させるが、かかる
下方の乾燥棚12、12a …における上方からの未乾燥細屑
Wの落下地点は、既に下方のスクレーパー14、14a …に
より未乾燥細屑Wが掻き集められた後の何も載っていな
い部分であるため、乾燥段階の異なる未乾燥細屑Wが混
ざることが無く、各乾燥棚12、12a …における未乾燥細
屑Wの乾燥度合は常時同一に成り、よって乾燥工程終了
後の未乾燥細屑Wの乾燥度合も均一化出来る等の効果が
ある。
【0037】60は胴部10における下方部に配設した熱風
供給部であり、該熱風供給部60は胴部10外周下部に周設
したダクト61に胴部10内で開口する吹出口62、62a …を
形成し、ダクト61に通気ダクト5を連通しており、この
様な構成にすることにより、ダクト61に送出された熱風
を胴部10内の全体に導入して、乾燥雰囲気の均一化を図
ることが出来る等の効果がある。
【0038】尚、熱風供給部60は吹出口62、62a …より
胴部10内側へ吹出ダクト63、63a …を、ダクト61内の熱
風Hの流れ方向側へ傾斜させて突設していることによ
り、吹出ダクト63、63a …から胴部10内へ送り込まれる
熱風Hは渦流と成って胴部10内を上昇するため、かかる
熱風Hが未乾燥細屑Wに万遍なく当たって、乾燥効率の
更なる向上を図ることが出来る等の効果がある。
【0039】尚、図面中64は胴部10上部に配設した被乾
燥物である未乾燥細屑W用の投入ホッパー、65、65a …
は下方部の熱風供給部60におけるダクト61下面より下方
突設した脚柱である。
【0040】次に、二段炉床動床式の焼却炉3について
説明すると、焼却炉3は上下2段の炉床70、71を有する
と共に、下段の炉床71は循環移動する動床式と成してお
り、焼却炉3の焼却室72を耐火材73と断熱材74で囲うと
共に、外側を鋼板75で覆っている。
【0041】上記焼却炉3は脚柱76、76a …で地上面よ
り所定高さに設置され、焼却炉3の上部に排気ダクト77
を設けると共に、焼却炉3の下部に下方縮径の漏斗部78
を設けて排出口79を形成し、該排出口79の下部に残灰収
納容器80を配設している。
【0042】焼却室72内の中間部には上段の炉床70を水
平状態で固定配置し、該炉床70はその厚さ方向に貫通孔
81、81a …を設けた固定火格子82と成している。
【0043】83は焼却炉3の一側に設けた投入ホッパー
であり、上段の炉床70より若干高い位置で、焼却炉3の
側壁84に上方の投入口85を開口すると共に、該投入口85
の上部の側壁84下部にヒンジ部86を設けて投入口85を開
閉する投入扉87を開閉自在に設けている。
【0044】又、投入口85の下縁で側壁84の内側及び外
側に貫設状態で投入板88を水平に架設し、該投入板88の
外側には立設板89、89a を垂直突設すると共に、投入板
88の内側縁には傾斜部90及び炉床70の一側に隣接する垂
直部91を連設して案内部92と成している。
【0045】93は焼却炉3の他側に設けた第1バーナー
部であり、該第1バーナー部93の主要部は上段の炉床70
の上部に対向する高さ位置と成し、焼却炉3の側壁84a
に焼却室72内中央方向に突出する貫通筒94を設けると共
に、該貫通筒94の先端は炉床70の他側に隣接状態と成
し、又焼却炉3の側壁84a 外側には補助バーナー95を設
置し、該補助バーナー95のバーナー炎口96を貫通筒94の
外側寄り内部に位置させている。
【0046】又、上述の上段の炉床70に対向して第1バ
ーナー部93を設ける構成にすることにより、乾燥不充分
な一般ごみに対して、第1バーナー部93を着火後も継続
作動させて、一般ごみの燃焼を行うことが出来、又第1
バーナー部93は焼却炉3の側壁84a に貫通筒94を設け、
該貫通筒94の先端を上段の炉床70に近接させると共に、
貫通筒94内に補助バーナー95を設けて構成することによ
り、炉床70上に堆積させた一般ごみに対して、補助バー
ナー95のバーナー炎口96から発せられる炎で一般ごみに
効率的に着火させることが出来ると共に、補助バーナー
95は焼却室72内の奥深く配置する必要がなくて補助バー
ナー95の保護を行い、劣化を低減させることが出来る等
の効果がある。
【0047】又、焼却室72の下方部で上方の炉床70の下
段には下方の炉床71を配置し、詳細には焼却炉3の一側
では投入ホッパー83の案内部92の下方から、他側では第
1バーナー部93の貫通筒94の基端まで下方の炉床71を水
平状態で配置し、該炉床71は低速で循環移動する動床式
火格子100 と成している。
【0048】即ち、案内部92及び貫通筒94の下方に一対
のチェーンスプロケット101 、101aを回転自在に設置
し、該チェーンスプロケット101 、101aにエンドレスの
ローラーチェーン102 、102aを巻回している。
【0049】上記ローラーチェーン102 、102aはローラ
ーリンク103 、103a…とピンリンク104 、104a…を交互
に連結して成り、両者のリンクプレート105 、105a…を
ローラー106 、106a…とピン107 、107a…で連結すると
共に、ピンリンク104 、104a…における内側のリンクプ
レート105 、105a…に立上げ部108 、108a…を有する水
平状のアタッチメント109 、109a…を一体形成してい
る。
【0050】110 、110a…は並列配置され対向したアタ
ッチメント109 、109a…間に、ビス111 、111a…で螺着
固定されてローラーチェーン102 、102a間に架設された
取付板であり、該取付板110 、110a…における前側縁に
垂下板112 、112a…を一体形成すると共に、該垂下板11
2 、112a…の下端に前方側へ水平板113 、113a…を一体
形成して取付板110 、110a…をZ型と成して補強してい
る。
【0051】又、取付板110 、110a…の上面にはパンチ
ングプレートから成る貫通孔114 、114a…を多数刻設し
た火格子板115 、115a…を固定し、該火格子板115 、11
5a…は取付板110 、110a…に対して後方側へ延出状態と
成すと共に、ローラーチェーン102 、102aのピンリンク
104 、104a…のピッチより若干長く延出させている。
【0052】又、上述の下段の炉床71において、循環回
転自在な一対のローラーチェーン102 、102aにアタッチ
メント109 、109a…を設け、対向するアタッチメント10
9 、109a…間に取付板110 、110a…を固定する構成にす
ることにより、アタッチメント109 、109a…付きのロー
ラーチェーン102 、102aを使用すれば、市販品で循環移
動経路を簡単に構築することが出来、又取付板110 、11
0a…に多数の火格子板115 、115a…を取付ける構成にす
ることにより、取付板110 、110a…を介して炉床71の幅
を簡単に設定することが出来たり、火格子板115 、115a
…を容易に交換することが出来る等の効果がある。
【0053】又、上述の火格子板115 、115a…はアタッ
チメント109 、109a…の後方側に延出する構成にするこ
とにより、連続する火格子板115 、115a…において、進
行方向側の火格子板115 、115a…は後続の火格子板115
、115a…に一部重複状態で載上し、ローラーチェーン1
02 、102aがチェーンスプロケット30a で姿勢変換する
際に、傾斜、垂直状態を経て天地変換するために、火格
子板115 、115a…上の残灰を全て落下させることが出
来、次の焼却時に細屑の積載厚さ等を適正にすることが
出来、又取付板110 、110a…の下部に垂下板112 、112a
…を連設すると共に、該垂下板112 、112a…の下部に水
平板113 、113a…を連設する構成にすることにより、一
対のローラーチェーン102 、102a間の間隔が広い場合
に、取付板110、110a…は垂下板112 、112a…及び水平
板113 、113a…と一体となると共に、Z型となるために
剛性を向上することが出来る等の効果がある。
【0054】そして、焼却炉3内の下段の炉床71へ被焼
却物を搬送する搬送コンベア4の配置に際して、投入ホ
ッパー83の下方部で焼却炉3の側壁84に取付口となる下
方の投入口120 を開口すると共に、投入ホッパー83用の
案内部92の内部下方を投入空間121 と成し、傾斜状態で
先端ローラー122 が投入空間121 に位置する様に投入口
120 を貫通して搬送コンベア4を配設している。
【0055】尚、搬送コンベア4は耐熱性のベルトコン
ベア等を使用し、又下段の炉床71を構成する火格子板11
5 、115a…の幅の設定は、焼却処理量に応じて決定する
と共に、火格子板115 、115a…の設定幅に対して一対の
ローラーチェーン102 、102a間に架設した取付板110 、
110a…の長さで対応し、長寸の場合には幅方向における
火格子板115 、115a…は複数のものでも良い。
【0056】123 は焼却炉3の一側に設けたチェーンス
プロケット101 に近接配置した第2バーナー部であり、
該第2バーナー部123 のバーナー炎口124 はチェーンス
プロケット101 の上部に指向させ、又第2バーナー部12
3 は自動点火装置を装備したものであったり、点火後所
定時間で消火するものでも良い。
【0057】又、搬送コンベア4と第2バーナー部123
間に案内板125 を設置しており、又上記した上方の投入
口85用の案内部92は上下の投入口85、120 を区割する構
成も有している。
【0058】又、上述の上下の投入口85、120 間におけ
る焼却室72の内側に案内部92を設けた構成にすることに
より、上下2段の炉床70、71に対して、一般ごみ、細屑
を投入口85、120 から容易に投入することが出来、又搬
送コンベア4と下段の炉床71間に案内板125 を設けた構
成にすることにより、搬送コンベア4から投入された細
屑は炉床71の火格子板115 、115a…上に全て移載され
て、全ての細屑を焼却することが出来る等の効果があ
る。
【0059】上記構成により、多数の火格子板115 、11
5a…は焼却室72の一側から他側に向けて水平状で循環移
動自在と成し、その復路は他側のチェーンスプロケット
101aにより火格子板115 、115a…は天地反転し、かかる
反転時に火格子板115 、115a…は一時的に傾斜状態とな
り、又第2バーナー部123 は火格子板115 、115a…の循
環基端側に配置される。
【0060】126 は焼却室72内に設けた二次空気吹出部
であり、該二次空気吹出部126 は上下夫々に円錐、角錐
形状と成して頂点部127 を有し、かかる頂点部127 は焼
却炉3の排気ダクト77の中心に一致させると共に、二次
空気吹出部126 の下部壁128、128aに吹出口129 、129a
…を貫設形成している。
【0061】上記二次空気吹出部126 は強制的な送風力
を具備し、又下段の炉床71に対する燃焼空気は自然給
気、強制給気を選択可能であり、更に第1、2バーナー
部93、123 は火力調整自在なものであったり、他の条件
によりONーOFF自動制御自在なものを使用しても良
い。
【0062】次に、乾燥装置2と焼却炉3を連結する搬
送コンベア4と通気ダクト5について説明すると、乾燥
装置2下方部の排出口16と焼却炉3の投入口120 間に搬
送コンベア4を配置しており、該搬送コンベア4の基端
ローラー122aを排出口16の下部に配置すると共に、上述
した様に搬送コンベア4の先端ローラー122 は投入口12
0 に臨む如く成している。
【0063】又、乾燥済細屑Mを乾燥装置2の排出口16
から焼却炉3における下段の炉床71へ移送する搬送コン
ベア4の幅及び送り速度等において、炉床71に堆積させ
る細屑の厚さを考慮したものと成し、図中炉床71より搬
送コンベア4を小幅と成すと共に、排出口16より搬送コ
ンベア4を大幅と成している。
【0064】又、通気ダクト5は乾燥装置2の胴部10に
設けた熱風供給部60と焼却炉3上端部の排気ダクト77
に、両者を連通接続状態で配置し、かかる通気ダクト5
にはダンパー140 及び送風機141 を装備し、更に必要に
応じて流量、温度等の過不足に対応すべく、乾燥装置
2、焼却炉3及び通気ダクト5内に設置した温度、湿度
センサー等で制御され、加熱バーナー、送風機等を具備
した外部排気導入流路142を装備している。
【0065】次に本発明に係る乾燥焼却装置の作用につ
いて説明すると、先ず、乾燥装置2の投入ホッパー64へ
未乾燥細屑Wを投入すると共に、回転筒11を回転駆動さ
せると、熱風供給部60から送出される熱風に晒されると
共に、乾燥棚12、12a …上の未乾燥細屑Wはスクレーパ
ー14、14a …で下層に落下して乾燥され、順次乾燥度合
いが向上し、乾燥完了した乾燥済細屑Mは排出口16から
搬送コンベア4上へ落下する。
【0066】そして、乾燥装置2から焼却炉3へ移送さ
れた乾燥済細屑Mは、焼却炉3の投入口120 から下段の
炉床71へ落下積載され、第2バーナー部123 の火力で着
火、類焼し、焼却され、かかる焼却時の廃熱は排気ダク
ト77及び通気ダクト5を経由して乾燥装置2の熱風供給
部60へ導入され、乾燥熱風として利用される。
【0067】次に全体の乾燥焼却作用中、縦型の乾燥装
置2における乾燥作用の詳細について説明すると、先
ず、駆動モーター33の作動により回転筒11及び乾燥棚1
2、12a …を回転させ、投入ホッパー64から胴部10内の
乾燥室へ未乾燥細屑Wを投入すると、最上段に位置する
1段目の乾燥棚12における棚部材40、40a …上、或いは
該棚部材40、40a …間の落下部13、13a …を通過して2
段目の乾燥棚12a における棚部材40、40a …上に未乾燥
細屑Wが落下積載される。
【0068】次に、乾燥棚12、12a …の回転に伴い棚部
材40、40a …上の未乾燥細屑Wをスクレーパー14、14a
…により徐々に掻き集めて、棚部材40、40a …の分散翼
51、51a …側に山状に集めると共に、該分散翼51、51a
…間から、又は分散翼51、51a …上に移行して分散翼5
1、51a …両側部から、即ち乾燥棚12、12a …の回転方
向反対側端部から落下させる。
【0069】そして、2段目のスクレーパー14、14a …
により、既に3段目の乾燥棚12b の棚部材40、40a …上
へ未乾燥細屑Wは落下されて非積載状態の2段目の乾燥
棚12a の棚部材40、40a …上に、1段目の未乾燥細屑W
が略均等に分散して落下し、かかる工程を順次下方の乾
燥棚12、12a …へ連続させる。
【0070】上記下方落下工程により、未乾燥細屑Wを
棚部材40、40a …への落下衝撃及び空気抵抗で、塊体状
とならない様にして、個々の細屑状と成すと同時に、焼
却炉3から通気ダクト5を経由して熱風供給部60から送
り込まれた熱風Hにより胴部10内を乾燥雰囲気と成すこ
と、及び各棚部材40、40a …の棚板42における細長孔4
4、44a …下方から通過した熱風Hで未乾燥細屑Wを乾
燥させる。
【0071】最後に、最下段の乾燥棚12、12a …上に落
下した乾燥終了した乾燥済細屑Mを、スクレーパー14、
14a …により棚部材40、40a …間の落下部13、13a …か
ら下方へ落下させると共に、胴部10下部の排出口16から
搬送コンベア4上へ落下させる。
【0072】次に全体の乾燥焼却作用中、二段炉床動床
式の焼却炉3における焼却作用の詳細について説明する
と、上述の乾燥装置2により乾燥工程を経た乾燥済細屑
Mは、搬送コンベア4で焼却炉3へ移送されると共に、
該焼却炉3の下段の炉床71の火格子板115 、115a…上に
落下移載され、乾燥装置2へ連続投入された未乾燥細屑
Wは、乾燥済細屑Mとして搬送コンベア4で連続移送さ
れ、且つ火格子板115 、115a…及び搬送コンベア4は共
に循環移動しているために、火格子板115 、115a…上に
堆積する乾燥済細屑Mは均等な厚さとなる。
【0073】尚、乾燥装置2の投入ホッパー64に対し
て、一度に大量或いは断続的に未乾燥細屑Wを投入した
としても、個々の棚部材40、40a …への積載量に制限が
あると共に、分散翼51、51a …を設けた棚部材40、40a
…の形状により、且つ多段階の落下により、且つ上記搬
送コンベア4及び炉床71の運動により、未乾燥細屑W及
び乾燥済細屑Mの均等配置を図っている。
【0074】そして、焼却炉3の火格子板115 、115a…
上に移載された乾燥済細屑Mに対して、第2バーナー部
123 から発せられた炎で着火し、類焼しながら焼却を行
い、又乾燥済細屑Mが燃焼容易な芝草などの場合には、
一旦着火させて類焼だけで焼却を行う。
【0075】又、乾燥済細屑Mの類焼焼却後の残灰は、
火格子板115 、115a…の貫通孔114、114a…から落下す
ると共に、火格子板115 、115a…は他側のチェーンスプ
ロケット101aの位置で傾斜、垂直状態となった後、天地
逆に姿勢変換され、火格子板115 、115a…上の残灰は、
傾斜時等に落下する。
【0076】又、上段の炉床70においては、程良く乾燥
され、投入扉87を開放して投入ホッパー83から投入さ
れ、炉床70上に堆積した一般ごみに外部から又は第1バ
ーナー部93を使用して着火し、ごみを自然焼却し、又乾
燥不充分な場合には第1バーナー部93による着火後も第
1バーナー部93を作動させてごみ焼却を行う。
【0077】尚、第1バーナー部93の補助バーナー95の
バーナー炎口96から発せられた炎は、貫通筒94を貫通し
てその前方開口部から炉床70上の一般ごみに到達し、又
残灰は下段の動床式火格子100 の格子状開口部から落下
する。
【0078】上記の様に上下2段の炉床70、71による焼
却作用で発生した残灰は、漏斗部78を経由して排出口79
から残灰収納容器80に落下収納される。
【0079】又、上下2段の炉床70、71における焼却時
に発生し、黒煙を含む排ガスは、二次空気吹出部126 か
ら供給される二次空気により二次燃焼され、且つ炉床7
0、71から立ち上がる排ガスは下部壁128 、128aが邪魔
板となって充分混合され、排ガスの完全燃焼と温度低下
が行われる。
【0080】尚、主に上段の炉床70における雑芥、一般
ごみの焼却時には、炎は1m以上の高さに達したり最高
700 ℃以上になることもあり、焼却炉3上部の排気ダク
ト77から通気ダクト5及び乾燥装置2へ直接送気させる
には過熱温度の場合があるが、二次空気吹出部126 が障
害となって直接送出されなかったり、又高温の排気ガス
が二次空気吹出部126 に到達しても、二次空気吹出部12
6 には常温空気を常時供給しているために、二次空気吹
出部126 の熱損傷は防止されると共に、乾燥装置2へ供
給される温度低下も図ることが出来る。
【0081】次に全体の乾燥焼却作用における乾燥済細
屑Mの移送及び加熱空気の供給について説明すると、例
えば外部着火又は第1バーナー部93を使用して、一般ご
みを焼却炉3の上段炉床70で焼却し、更に二次空気吹出
部126 から供給される空気による200 〜300℃への排ガ
ス温度低下を行って、送風機141 の作動で通気ダクト5
を経由して加熱空気を乾燥装置2へ送出し、乾燥装置2
で乾燥された乾燥済細屑Mを搬送コンベア4で焼却炉3
の下段炉床71へ移載し、着火類焼させれば、上段炉床70
及び下段炉床71用のバーナーを消火して熱源不要状態で
未乾燥細屑Wの処理を行う。
【0082】尚、初期段階、一般ごみ焼却を行わない場
合、或いは加熱空気が不足する場合には、通気ダクト5
に設けた外部排気導入流路142 で乾燥装置2へ加熱空気
を送出したり、第1バーナー部93の稼動で乾燥装置2に
熱風を供給することが出来、乾燥装置2に別途の熱風供
給装置を設けなくても良い等の効果がある。
【0083】次に未乾燥細屑Wの処理量、含水量、所望
乾燥度に対応すべく、乾燥装置2を連通2階層状態と成
した第2実施例について、その作用と共に説明すると、
先ず、乾燥装置2における胴部10上部に支持枠150 を設
けると共に、該支持枠150 中央から回転筒11の上端部を
上方突出させ、かかる突端部にターンテーブル32を一体
固設し、該ターンテーブル32と支持枠150 間に案内ロー
ラー151 、151a…、ベアリング等を介設すると共に、タ
ーンテーブル32周面に当接する振止めローラー38、38a
…を支持枠150 上面に配設しており、この様な構成にす
ることにより、ターンテーブル32と案内ローラー151 、
151a…等で回転筒11の回転を安定的に成している。
【0084】152 は回転筒11下端部を位置決めする軸受
であり、該軸受152 は胴部10の内側下方部に架設した梁
材30中央部に固設し、一方回転筒11下端部に固設した嵌
込板28の下面中央に回転支軸21を垂下固設すると共に、
該回転支軸21を軸受152 に挿嵌固定している。
【0085】153 は胴部10内の内気Haの強制排気装置で
あり、中空状の回転筒11内を排気経路154 と成し、回転
筒11中間部に排気経路154 と連通する吸気口155 、155a
…を開口形成すると共に、回転筒11上端部内に排気ファ
ン156 を配設して胴部10内の乾燥室に対する強制排気装
置153 と成している。
【0086】又、胴部10の上下中間位置には第2熱風供
給部157 を設けると共に、該第2熱風供給部157 と通気
ダクト5から分枝した第2通気ダクト158 を連通し、又
第2熱風供給部157 の若干下方位置に上記吸気口155 、
155a…を配置開口すると共に、該吸気口155 、155a…上
部に下方傾斜した邪魔板159 、159a…を外方突設してい
る。
【0087】そして、胴部10の下方部における乾燥工程
により低温多湿状態と成った内気Haを、回転筒11中間部
の吸気口155 、155a…から排気ファン156 により回転筒
11内の排気経路154 に吸引して乾燥装置2外部へ排出す
ると共に、中間部の第2熱風供給部157 から新たな熱風
Hを送り込み、縦型の乾燥装置2において、上下2階層
で乾燥を行う様にしている。
【0088】上述した第2実施例の構成により、多湿状
態と成った内気Haを強制排気装置153 により胴部10外へ
排出出来、よって胴部10内の乾燥雰囲気が上層部に掛け
て徐々に悪化するとしても、胴部10の上下方向全体に対
して最適、良好な乾燥状態に維持出来、而も強制排気装
置153 により内気Haを排出することにより、胴部10内に
熱風Hを送り込む余地を作ることが出来るため、熱風供
給部60と第2熱風供給部157 により胴部10内へ送り込ん
だ熱風Hが胴部10下部の排出口16から逃げることを防止
出来る等の効果がある。
【0089】上記強制排気装置153 の具体的構成とし
て、回転筒11を中空状にしたことにより、該回転筒11を
乾燥棚12、12a …を回転させるための中心としてだけで
なく、多湿状態と成った内気Haの排気経路154 と成すこ
とが出来、回転筒11の中間部に吸気口155 、155a…を開
口形成したことにより、多湿状態と成った内気Haを回転
筒11内に吸引することが出来、又回転筒11上端部内に排
気ファン156 を配設したことにより、該排気ファン156
により回転筒11内を減圧することにより、吸気口155 、
155a…より内気Haを吸引して胴部10外へ排出出来、又吸
気口155 、155a…上部に邪魔板159 、159a…を外方突設
したことにより、乾燥棚12、12a …の落下部13、13a …
から落下する過程で、未乾燥細屑Wの一部は邪魔板159
、159a…に当たり、吸気口155 、155a…と離れた邪魔
板159 、159a…先端から落下するため、内気Haと共に吸
気口155 、155a…内へ未乾燥細屑Wを吸引することを防
止出来る等の効果がある。
【0090】
【発明の効果】要するに本発明は、胴部10下部に排出口
16を開口形成すると共に上部に投入ホッパー64を配設
し、胴部10内の上下方向に落下部13、13a …を設けた多
層の乾燥棚12、12a …を配設すると共に、該乾燥棚12、
12a …上面に接して相対的に移動するスクレーパー14、
14a …を設けて乾燥装置2と成したので、投入ホッパー
64から胴部10内に投入された未乾燥細屑Wは排出口16迄
自由落下により移行するため、未乾燥細屑Wを下方へ送
る手段が不要で、乾燥装置2の構造簡易化を図ることが
出来、投入ホッパー64から投入された未乾燥細屑Wを各
乾燥棚12、12a …上で胴部10内の乾燥雰囲気に曝した
後、スクレーパー14、14a …により落下部13、13a …か
ら段階的に下方の乾燥棚12、12a …に落下する様にして
いるため、未乾燥細屑Wを塊体状とせずに細屑状のまま
充分に乾燥処理した後排出口16から排出することが出来
る。
【0091】又、焼却室72内に多数の火格子板115 、11
5a…が移動する炉床71を設けると共に、該炉床71に対す
る第2バーナー部123 を設けて焼却炉3と成したので、
乾燥済細屑Mを投入積載する火格子板115 、115a…は循
環移動するために、循環基端側だけに投入すれば、適度
な厚さで均等に堆積させることが出来、乾燥済細屑M及
び残灰が山状とならず、適度な空気供給を行ったり、焼
却は平面的な類焼となって完全燃焼を行ったり、更に火
格子板115 、115a…の循環移動時における往路、復路時
に残灰を落下させるために、火格子板115 、115a…上に
残灰が堆積せず焼却を連続的に且つ容易に行うことが出
来、又投入された乾燥済細屑Mに第2バーナー部123 で
点火することが出来、乾燥済細屑Mは順次類焼して一旦
点火すれば第2バーナー部123 の稼動を停止してエネル
ギー節約することも出来る。
【0092】又、乾燥装置2の排出口16と焼却炉3に設
けた投入口120 間に搬送コンベア4を設けたので、乾燥
装置2の投入ホッパー64に未乾燥細屑Wを投入するだけ
で乾燥出来たり、焼却炉3で乾燥済細屑Mも焼却出来る
他、乾燥装置2及び焼却炉3の両者共に未乾燥細屑W及
び乾燥済細屑Mを移動式で、両者の連結も移動式である
ことにより、乾燥済細屑Mの途切れ又は増減が発生せ
ず、焼却炉3における安定焼却が可能となり、従って投
入ホッパー64への連続投入により最終的な連続処理が出
来ると共に、未乾燥細屑W又は乾燥済細屑Mの保管場
所、作業員も不要にすることが出来る。
【0093】又、胴部10下部に設けた熱風供給部60と焼
却炉3に設けた排気ダクト77を通気ダクト5で連結した
ので、焼却炉3の加熱空気で胴部10内を高温の乾燥雰囲
気と成すことが出来、焼却炉3の炉床71において類焼焼
却が行われれば、乾燥又は焼却に必要とする熱源を全く
不要に出来て、エネルギーを有効に活用することが出来
る。
【0094】又、乾燥装置2において、胴部10内に縦貫
した回転筒11の上下方向に乾燥棚12、12a …を配設する
と共に該乾燥棚12、12a …に落下部13、13a …を形成
し、各乾燥棚12、12a …上面に接するスクレーパー14、
14a …を胴部10内周面より突設したので、未乾燥細屑W
を下流へ移送する手段が同一高さにおける乾燥棚12、12
a …の回転だけで達成出来ると共に、回転筒11により乾
燥棚12、12a …が回転するため、各乾燥棚12、12a …に
対し1個のスクレーパー14、14a …があれば、乾燥棚1
2、12a …上の未乾燥細屑Wを落下部13、13a …よりそ
の下方の乾燥棚12、12a …へ落下させることが出来るた
め、乾燥装置2の構造簡易化を図ることが出来、更に胴
部10内に投入された未乾燥細屑Wは下層への落下時に順
次分散されて略均等の積載厚さと成すことが出来て、乾
燥均一化を図ることが出来、且つ乾燥装置2上部に配設
した投入ホッパー64を固定状態で設定出来、従って構造
簡易化並びに作業位置である投入ホッパー64の設定位置
を適宜選択することが出来、更に乾燥棚12、12a …の回
転により、胴部10内の空気攪拌、対流を積極的、大量、
広範に行うことが出来、従って通気ダクト5に近い位置
では比較的高熱な空気、投入ホッパー64に近い位置では
比較的湿潤な空気が存在する傾向に対して、高温乾燥空
気の均一化、乾燥状態の均等化を図ることが出来る。
【0095】又、乾燥装置2において、扇形の棚部材4
0、40a …を回転筒11に対し放射状に配列周設して乾燥
棚12、12a …と成したので、棚部材40、40a …相互間が
乾燥棚12、12a …上の未乾燥細屑Wの落下部13、13a …
に成り、乾燥棚12、12a …における棚部材40、40a …上
の未乾燥細屑Wは少量ずつに小分けされているため、ス
クレーパー14、14a …により掻き集める未乾燥細屑Wの
1回の量を削減して、スクレーパー14、14a …への負担
を軽減出来ると共に、回転筒11の回転への悪影響を抑止
出来、又上方の乾燥棚12、12a …における棚部材40、40
a …間に、下方の乾燥棚12、12a …における棚部材40、
40a …を配置したので、乾燥棚12、12a …上の未乾燥細
屑Wを小分け状態で1段毎に落下させることが出来、各
棚部材40、40a …における積載高さを減少させて、乾燥
工程途中及び終了後の被乾燥物Wの乾燥度合の均一化を
図ることが出来、従って焼却炉3における類焼におい
て、部分消火させず安定的に焼却することが出来る。
【0096】又、乾燥装置2において、棚部材40、40a
…における乾燥棚12、12a …の回転方向と逆側の側部45
に複数の分散翼51、51a …を水平突設したので、スクレ
ーパー14、14a …により掻き集められた未乾燥細屑Wは
分散翼51、51a …間又は分散翼51、51a …上に移行して
その両側部から徐々に落下するため、その下方の乾燥棚
12、12a …における棚部材40、40a …上に未乾燥細屑W
を略均等に分散、落下させることが出来、よって乾燥効
率及び類焼焼却効率の向上を図ることが出来ると共に、
未乾燥細屑W落下時の棚部材40、40a …への衝撃を緩和
出来る。
【0097】又、焼却炉3において、焼却室72内に上下
2段の炉床70、71を設け、上段の炉床70を固定火格子82
と成すと共に、上段の炉床70に対する上方の投入口85を
焼却炉3に設け、又下段の炉床71を多数の火格子板115
、115a…が循環移動する動床式と成したので、未乾燥
細屑W以外に発生する一般ごみを上段の炉床70で焼却す
ることが出来るため、一般ごみ用の焼却炉を必要とせ
ず、1基の簡易、安価な焼却炉3で多様なごみを焼却す
ることが出来、又通常の焼却炉と同様に紙類、剪定枝等
を投入口85から投入して簡易にごみ焼却を行うことが出
来、更に未乾燥細屑Wの処理前に一般ごみを上段の炉床
70で焼却すれば、未乾燥細屑Wの乾燥に必要とする熱風
を一般ごみの焼却熱から得ることが出来、従って未乾燥
細屑Wの乾燥に別途熱源を必要としない効果を期待する
ことが出来る。
【0098】又、焼却炉3において、炉床70、71の上部
に二次空気吹出部126 を設けたので、未完全燃焼又は黒
煙が発生しても、高温な排ガスに対して二次空気を導入
することにより、完全燃焼を行うことが出来、又常温の
二次空気の混入により、排ガスの温度を低下させて乾燥
装置2に必要とする温度と成して焼却熱の再利用化の利
便を向上することが出来、又二次空気吹出部126 は頂点
部127 を有する様に下部壁128 、128aで構成すると共
に、該下部壁128 、128aに吹出口129 、129a…を形成し
たので、上下2段の炉床70、71から立ち上がる排ガスに
対して下部壁128、128aは邪魔板となって排ガス及び二
次空気を混合することとなって完全燃焼及び適温化を促
すことが出来る等その実用的効果甚だ大なるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乾燥焼却装置の一部断面正面図で
ある。
【図2】図1の平面図である。
【図3】乾燥装置の断面正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3の一部省略AーA断面図である。
【図6】棚部材の平面図である。
【図7】棚部材の着脱状態を示す要部縦断面図である。
【図8】スクレーパーの斜視図である。
【図9】棚部材とスクレーパーの位置関係を示す要部平
面図である。
【図10】棚部材とスクレーパーの位置関係を示す説明
図である。
【図11】図3の上部の拡大断面図である。
【図12】燃却炉の断面正面図である。
【図13】図12の平面図である。
【図14】動床の要部を示す平面図である。
【図15】図14の側面図である。
【図16】第2実施例の乾燥焼却装置の一部断面正面図
である。
【図17】図16の平面図である。
【図18】第2実施例の乾燥装置の断面正面図である。
【図19】図18の平面図である。
【図20】図18の一部省略BーB断面図である。
【符号の説明】
2 乾燥装置 3 焼却炉 4 搬送コンベア 5 通気ダクト 10 胴部 11 回転筒 12、12a … 乾燥棚 13、13a … 落下部 14、14a … スクレーパー 16 排出口 40、40a … 棚部材 51、51a … 分散翼 60 熱風供給部 64 投入ホッパー 70 炉床 71 炉床 72 焼却室 77 排気ダクト 82 固定火格子 85 投入口 115 、115a… 火格子板 120 投入口 123 第2バーナー部 126 二次空気吹出部 127 頂点部 128 、128a 下部壁 129 、129a… 吹出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23G 7/00 ZAB K

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部下部に排出口を開口形成すると共に
    上部に投入ホッパーを配設し、胴部内の上下方向に落下
    部を設けた多層の乾燥棚を配設すると共に、該乾燥棚上
    面に接して相対的に移動するスクレーパーを設けて乾燥
    装置と成し、又焼却室内に多数の火格子板が移動する炉
    床を設けると共に、該炉床に対する第2バーナー部を設
    けて焼却炉と成し、又乾燥装置の排出口と焼却炉に設け
    た投入口間に搬送コンベアを設け、胴部下部に設けた熱
    風供給部と焼却炉に設けた排気ダクトを通気ダクトで連
    結したことを特徴とする乾燥焼却装置。
  2. 【請求項2】 乾燥装置において、胴部内に縦貫した回
    転筒の上下方向に乾燥棚を配設すると共に該乾燥棚に落
    下部を形成し、各乾燥棚上面に接するスクレーパーを胴
    部内周面より突設したことを特徴とする請求項1の乾燥
    焼却装置。
  3. 【請求項3】 乾燥装置において、扇形の棚部材を回転
    筒に対し放射状に配列周設して乾燥棚と成し、上層の乾
    燥棚における棚部材間に、下層の乾燥棚における棚部材
    を配置したことを特徴とする請求項1又は2の乾燥焼却
    装置。
  4. 【請求項4】 乾燥装置において、棚部材における乾燥
    棚の回転方向と逆側の側部に複数の分散翼を水平突設し
    たことを特徴とする請求項3の乾燥焼却装置。
  5. 【請求項5】 焼却炉において、焼却室内に上下2段の
    炉床を設け、上段の炉床を固定火格子と成すと共に、炉
    床に対する上方の投入口を焼却炉に設け、又下段の炉床
    を多数の火格子板が循環移動する動床式と成したことを
    特徴とする請求項1、2、3又は4の乾燥焼却装置。
  6. 【請求項6】 焼却炉において、炉床の上部に二次空気
    吹出部を設け、該二次空気吹出部は頂点部を有する様に
    下部壁で構成すると共に、該下部壁に吹出口を形成した
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5の乾燥焼
    却装置。
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