JPH09229317A - 焼却炉及び乾燥焼却装置 - Google Patents

焼却炉及び乾燥焼却装置

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JPH09229317A
JPH09229317A JP6020996A JP6020996A JPH09229317A JP H09229317 A JPH09229317 A JP H09229317A JP 6020996 A JP6020996 A JP 6020996A JP 6020996 A JP6020996 A JP 6020996A JP H09229317 A JPH09229317 A JP H09229317A
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JP
Japan
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incinerator
hearth
drying
charging device
plates
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JP6020996A
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Inventor
Hideo Ota
秀男 大田
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CHUBU KANSOUKI KOGYO KK
Original Assignee
CHUBU KANSOUKI KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 芝草、酒粕、焼酎粕、魚のあら等の廃棄物の
乾燥済細屑と、紙類、段ボール、剪定枝、厨芥、プラス
チック類等の一般ごみを同時処理可能な焼却炉におい
て、焼却炉への一般ごみの投入を機械化すると共に、一
般ごみの焼却効率を向上させる。 【解決手段】 焼却炉内における上段の炉床を固定式の
火格子として一般ごみ用とすると共に、下段の炉床を動
床式として乾燥済細屑用とし、一般ごみ用の投入口に配
設した一対のレール上に投入装置170 を往復動自在に配
設すると共に、該投入装置170 を多数の載置板が循環移
動する動床式と成し、該載置板の循環移動によって、投
入装置170 上の一般ごみを装置前方側のものから焼却炉
内に順次落下させ、且つ投入装置170 の前進によって、
火格子上の一般ごみの落下位置を焼却炉の手前側から奥
側へ推移させて、焼却炉内に一般ごみを万遍なく均等に
投入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芝草、酒粕、焼酎粕、
魚のあら等の廃棄物の様な未乾燥、水分含有、湿潤状態
の細屑の乾燥済細屑を焼却すると同時に、紙類、段ボー
ル、剪定枝、厨芥、プラスチック類などの可燃物、不燃
物を含む比較的形状保持された一般ごみを区分しつつ投
入する様にした焼却炉及び乾燥焼却装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる乾燥焼却装置における焼却
炉にあっては、紙類、段ボール、剪定枝、厨芥、プラス
チック類などの可燃物、不燃物を含む比較的形状保持さ
れた一般ごみを投入する場合、作業員が間欠的に投入ホ
ッパーから焼却炉内に投入して焼却する様にしているた
めに、連続的な焼却処理が不可能な欠点を本質的に有し
ており、而も一度に多量の一般ごみを焼却炉内に投入し
てしまいがちであるため、投入された一般ごみは奥方ま
で至らず投入ホッパー側に山状に偏在堆積してしまっ
て、全ての一般ごみを完全に焼却するまでに長時間を要
し、焼却効率が甚だ悪い欠点を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、紙類、樹木
を剪定した時に廃棄する枝などの一般ごみを焼却炉内に
おける手前側より奥方までに均等に投入して焼却効率の
向上を図る様にした焼却炉及び乾燥焼却装置を提供せん
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、作業員による
一般ごみの投入では投入ホッパー側に偏在堆積してしま
って焼却効率が悪い課題に鑑み、一般ごみの投入口に配
設した一対のレール上に投入装置を往復動自在に配設す
ると共に、該投入装置を多数の載置板が循環移動する動
床式と成したことによって、かかる投入装置上に一般ご
みを載置すれば、載置板の循環移動によって、投入装置
上の一般ごみが装置前方側のものから焼却炉内に順次落
下させる様にし、且つ投入装置の前進によって、一般ご
みの落下位置が焼却炉の手前側から奥方へ推移させて、
下段の炉床上に万遍なく均等に一般ごみを投入可能にし
て、上記欠点を解消せんとするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面に基
づいて説明すると、1は本発明に係る芝草等の未乾燥細
屑廃棄物用の乾燥焼却装置であり、該乾燥焼却装置1は
縦型の乾燥装置2と二段炉床動床式の焼却炉3を搬送コ
ンベア4及び通気ダクト5で連繋している。
【0006】先ず、縦型の乾燥装置2について説明する
と、有底円筒状の胴部10内の中央部に中空状の回転筒11
を縦貫すると共に、胴部10内に乾燥棚12、12a …を多層
状に上下配置し、回転筒11は各層の乾燥棚12、12a…中
央部を貫通する如く配置し、各乾燥棚12、12a …の所定
箇所には単数又は複数の開口状態の落下部13、13a …を
設けている。
【0007】又、各乾燥棚12、12a …上面に接するスク
レーパー14、14a …を胴部10内周面より突設しており、
固定状態のスクレーパー14、14a …は回転移動する各乾
燥棚12、12a …に対して相対的に水平方向に移動する様
に構成している。
【0008】又、胴部10の底部15の1箇所に乾燥済細屑
Mの排出口16を形成し、該排出口16から排出される乾燥
済細屑Mを搬送コンベア4上へ誘導する漏斗部16a を胴
部10底面に固設し、又開口状態の胴部10上部に一対の支
持梁17、17a を架設すると共に、該支持梁17、17a に固
設した支持板18に天井板を有した門型状の取付枠19を上
方突設している。
【0009】他方、回転筒11の上方中央部に嵌込板20、
20a を介して回転支軸21を上方突設状態で固設し、取付
枠19の天井板中央上部にゴム板22を介して固設した基板
23上に、スラストローラーベアリングから成る保持ロー
ラー24を介して回転板25を設け、該回転板25に回転支軸
21を貫通突出させると共に、回転支軸21の上端に螺子部
26を設けてダブルナット27、27a を螺着して回転筒11の
上方部を回転自在に保持している。
【0010】又、回転筒11下端部を胴部10における底部
15中央部に固設した軸受台31に外嵌して、回転筒11下端
部を位置決めして回転自在に保持している。
【0011】又、回転筒11下端部の外周面には胴部10内
周面に突設したスクレーパー14、14a …と同様なるスク
レーパー28、28a …を所定間隔毎に突設している。
【0012】又、支持板18中央から回転筒11の上端部を
上方突出させると共に、かかる突端部にターンテーブル
32を一体固設し、又胴部10の側面上部に倒立状態で回転
筒11の駆動モーター33を固設し、該駆動モーター33の駆
動軸34に装着された小スプロケット35と、回転筒11の突
端部にしてターンテーブル32上方に装着した大スプロケ
ット36間にチェーン37を掛懸し、更にターンテーブル32
周面に当接する振止めローラー38、38a を支持板18上面
に配設している。
【0013】この様な構成にすることにより、回転筒11
より相当大径なターンテーブル32を介して回転筒11を回
転自在に支持しているため、且つターンテーブル32を引
張する駆動モーター33の対向方向に振止めローラー38、
38a で支持しているため、回転筒11を直接回転させるこ
とに比して、乾燥棚12、12a …を設けた回転筒11の回転
の安定化及び容易化を図っている。
【0014】次に、落下部13、13a …を有する各層の乾
燥棚12、12a …の詳細について説明すると、回転筒11外
周に放射状に略扇形の棚部材40、40a …を配列周設する
と共に、棚部材40、40a …相互間を落下部13、13a …と
成しており、各棚部材40、40a …は略扇形の外枠41上に
通気性を有する棚板42を固設すると共に、外枠41の基端
側に差込板43を下方突設している。
【0015】上記棚板42は無数の細長孔44、44a …を規
則的に配列貫設したパンチングプレートと成し、細長孔
44、44a …の形成方向を回転方向の略接線方向と成して
おり、又下層の乾燥棚12、12a …における棚部材40、40
a …は直上層の乾燥棚12、12a …における落下部13、13
a …下方に配置すると共に、下方の棚部材40、40a …の
両側部45、45a を上方の棚部材40、40a …に重ねる様に
している。
【0016】そして、上述の棚部材40、40a …の外枠41
上に通気性を有する棚板42を固設する構成にすることに
より、未乾燥細屑W周囲部の乾燥雰囲気下で乾燥させる
だけでなく、棚板42下方から通過する熱風Hでも未乾燥
細屑Wを乾燥させることが出来、よって未乾燥細屑Wの
乾燥効率の向上を図ることが出来る等の効果がある。
【0017】又、上述の棚板42は無数の細長孔44、44a
…を配列貫設する構成にすることにより、細長孔44、44
a …内への未乾燥細屑Wの目詰りを抑止出来、而も細長
孔44、44a …を回転方向の接線方向側へ配列したので、
仮に未乾燥細屑Wが細長孔44、44a …内に詰まったとし
ても、その後のスクレーパー14、14a …による未乾燥細
屑Wの掻き集め時の衝撃等により下方へ落下させること
が出来る等の効果がある。
【0018】46、46a …は胴部10内の回転筒11外周に固
設した連結部材であり、各連結部材46、46a …の両側部
47、47a …先端側上部より垂直に切込み48、48a を形成
すると共に、該切込み48、48a に各棚部材40、40a …の
差込板43を上方から差し込んで、回転筒11に対し棚部材
40、40a …を着脱自在と成している。
【0019】49、49a …は胴部10内面に周設したレール
であり、該レール49、49a …は乾燥棚12、12a …の下方
部に配置して棚部材40、40a …先端を移動自在に支持し
ており、他方各棚部材40、40a …のレール49、49a …と
の当接部位である両側部45、45a の先端側裏面に丸棒
状、ローラー状の被支承体50、50a を固設している。
【0020】又、上述の胴部10内面に周設したレール4
9、49a …を棚部材40、40a …先端側下部に配置する構
成にすることにより、棚部材40、40a …は回転筒11に対
し片持ち状であるが、その自由端である棚部材40、40a
…先端側をレール49、49a …で支持するため、未乾燥細
屑W落下時の衝撃に対しても棚部材40、40a …の水平状
態を維持出来、未乾燥細屑Wの重量に伴い棚部材40、40
a …の先端側が下方へ垂れる様に傾斜変形することを防
止出来る等の効果がある。
【0021】又、上述の棚部材40、40a …のレール49、
49a …との当接部位に被支承体50、50a を固設する構成
にすることにより、棚部材40、40a …とレール49、49a
…間の抵抗を極めて小さくすることが出来、よって回転
筒11の回転への悪影響を抑止出来、上記した細部構成に
することにより、棚部材40、40a …の交換性を向上出来
たり、片持ち形状の安定を図り、及び交換自在である棚
部材40、40a …の円滑な回転を確保出来、総合的に縦型
による連続的な均一乾燥を行うことが出来る等の効果が
ある。
【0022】51、51a …は各棚部材40、40a …における
乾燥棚12、12a …の回転方向と逆側の側部45に、所定間
隔毎に水平突設した分散翼であり、該分散翼51、51a …
は略三角板状にして、棚部材40、40a …先端側のものよ
り内側のものの方を短くなる様に形成している。
【0023】尚、乾燥棚12、12a …側方の胴部10の適宜
箇所には、棚部材40、40a …交換用の開閉自在な開口部
52、52a …を形成し、又棚部材40、40a …を着脱自在な
構成にすることにより、棚部材40、40a …の老朽化に対
応出来る等の効果がある。
【0024】又、各乾燥棚12、12a …上のスクレーパー
14、14a …は胴部10内面より求心方向に水平突設されて
おり、かかるスクレーパー14、14a …は丸棒状の支持杆
53と、該支持杆53の長さと略同幅の掬い板54と、該掬い
板54下端部全体に渡る除去体55で構成し、掬い板54は乾
燥棚12、12a …の回転方向と逆側斜下方への傾斜部56上
縁部より立ち上げ部57を、下縁部より緩斜度な取付部58
を夫々連続形成して成り、且つ立ち上げ部57上端側を支
持杆53に固設し、又除去体55は、図8(a)に示す様
に、取付部58先端部にリベット等により固設した弾性板
としたり、望ましくは図8(b)に示す様に、ワイヤー
ブラシ等とし、そして上方のスクレーパー14、14a …に
対し下方のスクレーパー14、14a …を、乾燥棚12、12a
…の回転方向逆側へずらして配設している。
【0025】この様な構成にすることにより、乾燥棚1
2、12a …の回転に伴いスクレーパー14、14a …で乾燥
棚12、12a …上の未乾燥細屑Wを落下部13、13a …より
その下方の乾燥棚12、12a …上へ落下させるが、かかる
下方の乾燥棚12、12a …における上方からの未乾燥細屑
Wの落下地点は、既に下方のスクレーパー14、14a …に
より未乾燥細屑Wが掻き集められた後の何も載っていな
い部分であるため、乾燥段階の異なる未乾燥細屑Wが混
ざることが無く、各乾燥棚12、12a …における未乾燥細
屑Wの乾燥度合は常時同一に成り、よって乾燥工程終了
後の未乾燥細屑Wの乾燥度合も均一化出来る等の効果が
ある。
【0026】又、回転筒11下端部のスクレーパー28、28
a …は上記スクレーパー14、14a …と同構成にして、回
転筒11外周面より胴部10の半径方向に水平突設し、そし
て最下段の乾燥棚12、12a …の落下部13、13a …より底
部15上に落下した乾燥済細屑Mをスクレーパー28、28a
…により掻き集めて排出口16より排出する様にしてい
る。
【0027】60は胴部10における下方部に配設した熱風
供給部であり、該熱風供給部60は胴部10外周下部に周設
したダクト61に胴部10内で開口する吹出口62、62a …を
形成し、ダクト61に通気ダクト5を連通しており、この
様な構成にすることにより、ダクト61に送出された熱風
を胴部10内の全体に導入して、乾燥雰囲気の均一化を図
ることが出来る等の効果がある。
【0028】尚、熱風供給部60は吹出口62、62a …より
胴部10内側へ吹出ダクト63、63a …を、ダクト61内の熱
風Hの流れ方向側へ傾斜させて突設していることによ
り、吹出ダクト63、63a …から胴部10内へ送り込まれる
熱風Hは渦流と成って胴部10内を上昇するため、かかる
熱風Hが未乾燥細屑Wに万遍なく当たって、乾燥効率の
更なる向上を図ることが出来る等の効果がある。
【0029】尚、図面中64は胴部10上部に配設した被乾
燥物である未乾燥細屑W用の投入ホッパー、65、65a …
は下方部の熱風供給部60におけるダクト61下面より下方
突設した脚柱である。
【0030】次に、二段炉床動床式の焼却炉3について
説明すると、焼却炉3は上下2段の炉床70、71を有し、
且つ下層部には乾燥済細屑Mを燃焼させる1次燃焼室7
2、中層部には雑芥、一般ごみの焼却室73、上層部には
2次燃焼室74を夫々形成し、下段の炉床71は1次燃焼室
72内に配設した循環移動する動床式と成し、焼却炉3の
1次燃焼室72、焼却室73、及び2次燃焼室74から成る焼
却空間を耐火材(図示せず)と断熱材(図示せず)で囲
うと共に、外側を鋼板(図示せず)で覆っている。
【0031】1次燃焼室72と焼却室73は、下段の炉床71
の上流側に配置した下部水平隔壁79、下段の炉床71の下
流側にして下部水平隔壁79の延長上に配置した上段の炉
床70により区割され、該炉床70はその厚さ方向に貫通孔
80、80a …を設けた固定火格子81と成し、又下部水平隔
壁79の内端側に立上隔壁82を連続形成すると共に、該立
上隔壁82の上端側にして下部水平隔壁79とは反対側に上
部水平隔壁83を連結形成し、立上隔壁82に対し炉床70側
の空間を焼却室73、その反対側を集塵室84と成すと共
に、上部水平隔壁83の上部空間を2次燃焼室74と成し、
該2次燃焼室74と集塵室84は一連的に形成している。
【0032】下層の1次燃焼室72は上流側部位が、その
上層部位より外方突出し、下段の炉床71の先端側に形成
した空間を残灰収納部85と成し、又焼却炉3における下
段の炉床71の下流側の側壁86の下方部位にして、残灰収
納部85の相当部位には開閉自在な排出口87を形成してい
る。
【0033】中層の焼却室73は、側壁86の中間部位にし
て、上段の炉床70より若干高い位置に雑芥、一般ごみの
投入口88を開口形成すると共に、該投入口88は側壁86外
側に昇降自在に配設した投入扉89により開閉自在と成
し、かかる投入口88に後述する雑芥、一般ごみの投入装
置170 を配設している。
【0034】上層の2次燃焼室74は、側壁86の上方部位
にして上部水平隔壁83より高い位置に2次燃焼バーナー
90を配設すると共に、その反対側の上壁94に排気ダクト
95を形成し、2次燃焼バーナー90は焼却炉3の側壁86に
2次燃焼室74内に突出する貫通筒91を設け、又焼却炉3
の側壁84外側には補助バーナー92を設置し、該補助バー
ナー92のバーナー炎口93を貫通筒91の外側寄り内部に位
置させている。
【0035】又、1次燃焼室72内の下段の炉床71は低速
で循環移動する動床式火格子100 と成し、即ち1次燃焼
室72上下流側に一対のチェーンスプロケット101 、101a
を回転自在に設置し、該チェーンスプロケット101 、10
1aにエンドレスのローラーチェーン102 、102aを巻回し
ている。
【0036】上記ローラーチェーン102 、102aはローラ
ーリンク103 、103a…とピンリンク104 、104a…を交互
に連結して成り、両者のリンクプレート105 、105a…を
ローラー106 、106a…とピン107 、107a…で連結すると
共に、ピンリンク104 、104a…における内側のリンクプ
レート105 、105a…に立上げ部108 、108a…を有する水
平状のアタッチメント109 、109a…を一体形成してい
る。
【0037】110 、110a…は並列配置され対向したアタ
ッチメント109 、109a…間に、ビス111 、111a…で螺着
固定されてローラーチェーン102 、102a間に架設された
取付板であり、該取付板110 、110a…における前側縁に
垂下板112 、112a…を一体形成すると共に、該垂下板11
2 、112a…の下端に前方側へ水平板113 、113a…を一体
形成して取付板110 、110a…をZ型と成して補強してい
る。
【0038】又、取付板110 、110a…の上面にはパンチ
ングプレートから成る貫通孔114 、114a…を多数刻設し
た火格子板115 、115a…を固定し、該火格子板115 、11
5a…は取付板110 、110a…に対して後方側へ延出状態と
成すと共に、ローラーチェーン102 、102aのピンリンク
104 、104a…のピッチより若干長く延出させている。
【0039】又、上述の下段の炉床71において、循環回
転自在な一対のローラーチェーン102 、102aにアタッチ
メント109 、109a…を設け、対向するアタッチメント10
9 、109a…間に取付板110 、110a…を固定する構成にす
ることにより、アタッチメント109 、109a…付きのロー
ラーチェーン102 、102aを使用すれば、市販品で循環移
動経路を簡単に構築することが出来、又取付板110 、11
0a…に多数の火格子板115 、115a…を取付ける構成にす
ることにより、取付板110 、110a…を介して炉床71の幅
を簡単に設定することが出来たり、火格子板115 、115a
…を容易に交換することが出来る等の効果がある。
【0040】又、上述の火格子板115 、115a…はアタッ
チメント109 、109a…の後方側に延出する構成にするこ
とにより、連続する火格子板115 、115a…において、進
行方向側の火格子板115 、115a…は後続の火格子板115
、115a…に一部重複状態で載上し、ローラーチェーン1
02 、102aがチェーンスプロケット30a で姿勢変換する
際に、傾斜、垂直状態を経て天地変換するために、火格
子板115 、115a…上の残灰を全て落下させることが出
来、次の焼却時に細屑の積載厚さ等を適正にすることが
出来、又取付板110 、110a…の下部に垂下板112 、112a
…を連設すると共に、該垂下板112 、112a…の下部に水
平板113 、113a…を連設する構成にすることにより、一
対のローラーチェーン102 、102a間の間隔が広い場合
に、取付板110、110a…は垂下板112 、112a…及び水平
板113 、113a…と一体となると共に、Z型となるために
剛性を向上することが出来る等の効果がある。
【0041】そして、焼却炉3内の下段の炉床71へ被焼
却物を搬送する搬送コンベア4の配置に際して、1次燃
焼室72の上流側突出部位の上部に投入口120 を開口形成
し、傾斜状態で先端ローラー122 が投入口120 の上方に
位置する様に搬送コンベア4を配設している。
【0042】尚、搬送コンベア4は耐熱性のベルトコン
ベア等を使用し、又下段の炉床71を構成する火格子板11
5 、115a…の幅の設定は、焼却処理量に応じて決定する
と共に、火格子板115 、115a…の設定幅に対して一対の
ローラーチェーン102 、102a間に架設した取付板110 、
110a…の長さで対応し、長寸の場合には幅方向における
火格子板115 、115a…は複数のものでも良い。
【0043】123 は下段の炉床71の上流側に設けたチェ
ーンスプロケット101 に近接配置した着火バーナーであ
り、該着火バーナー123 のバーナー炎口124 はチェーン
スプロケット101 の上部に指向させ、又着火バーナー12
3 は自動点火装置を装備したものであったり、点火後所
定時間で消火するものでも良い。
【0044】又、搬送コンベア4と投入口120 の間に案
内ホッパー125 を設置しており、又着火バーナー123 は
投入口120 に露出しない様に配設している。
【0045】又、搬送コンベア4と下段の炉床71間に案
内ホッパー125 を設けた構成にすることにより、搬送コ
ンベア4から投入された細屑は炉床71の火格子板115 、
115a…上に全て移載されて、全ての細屑を焼却すること
が出来る等の効果がある。
【0046】上記構成により、多数の火格子板115 、11
5a…は焼却室72の一側から他側に向けて水平状で循環移
動自在と成し、その復路は他側のチェーンスプロケット
101aにより火格子板115 、115a…は天地反転し、かかる
反転時に火格子板115 、115a…は一時的に傾斜状態とな
り、又着火バーナー123 は火格子板115 、115a…の循環
基端側に配置される。
【0047】次に、乾燥装置2と焼却炉3を連結する搬
送コンベア4と通気ダクト5について説明すると、乾燥
装置2下方部の排出口16と焼却炉3の投入口120 間に搬
送コンベア4を配置しており、該搬送コンベア4の基端
ローラー122aを排出口16の下部に配置すると共に、上述
した様に搬送コンベア4の先端ローラー122 は投入口12
0 に臨む如く成している。
【0048】又、乾燥済細屑Mを乾燥装置2の排出口16
から焼却炉3における下段の炉床71へ移送する搬送コン
ベア4の幅及び送り速度等において、炉床71に堆積させ
る細屑の厚さを考慮したものと成し、図中炉床71より搬
送コンベア4を小幅と成すと共に、排出口16より搬送コ
ンベア4を大幅と成している。
【0049】又、通気ダクト5は乾燥装置2の胴部10に
設けた熱風供給部60と焼却炉3上端部の排気ダクト77
に、両者を連通接続状態で配置し、かかる通気ダクト5
にはダンパー140 及び送風機141 を装備し、更に必要に
応じて流量、温度等の過不足に対応すべく、乾燥装置
2、焼却炉3及び通気ダクト5内に設置した温度、湿度
センサー等で制御され、加熱バーナー、送風機等を具備
した外部排気導入流路142を装備している。
【0050】次に、投入口88に配設した雑芥、一般ごみ
の投入装置170 について説明すると、投入装置170 は投
入口89の下方両隅部に中間部を固設した一対のレール17
1 、171a上に往復動自在に配設し、又レール171 、171a
の先端側は焼却室73内に配置すると共に、基端側は焼却
室73外に突出させており、レール171 、171aにおける突
出側部位の両端間に補強材172 、172aを架設している。
【0051】又、投入装置170 の両側部には一対の枠体
174 、174aを配設し、該枠体174 、174aの下部両端側に
夫々ローラー175 、175aを配設すると共に、該ローラー
175、175aはレール171 、171a上を転動自在と成してい
る。
【0052】又、枠体174 、174aの前後両端部間には回
動軸176 、176aを架設し、該回動軸176 、176aの両端側
にチェーンスプロケット177 、177a、178 、178aを装着
し、前方の回動軸176 の両端部を枠体174 、174aの前端
部の内側に固設した軸受179、179aに挿嵌すると共に、
後方の回動軸176aの両端部を枠体174 、174aを貫通させ
て、枠体174 、174aの後端部の外側に固設した軸受180
、180aに挿嵌し、又枠体174 、174aの中間部間には複
数本の補強材181 、181a…を架設している。
【0053】又、前方のチェーンスプロケット177 、17
7a及び後方のチェーンスプロケット178 、178a間にエン
ドレスのローラーチェーン182 、182aを巻回すると共
に、ローラーチェーン182 、182aにおける下方部位の一
箇所をレール171 、171a側に、図面上補強材172 に固定
している。
【0054】又、ローラーチェーン182 、182aにおける
上方部位の下部には、その略全体に渡る様な丸棒状の支
持棒173 、173aを配設して、ローラーチェーン182 、18
2aの下方垂れを防止している。
【0055】上記ローラーチェーン182 、182aはローラ
ーリンク183 、183a…とピンリンク184 、184a…を交互
に連結して成り、両者のリンクプレート185 、185a…を
ローラー186 、186a…とピン187 、187a…で連結すると
共に、ピンリンク184 、184a…の1個置きに、その内側
のリンクプレート185 、185a…に水平状のアタッチメン
ト189 、189a…を一体形成している。
【0056】190 、190a…は並列配置され対向したアタ
ッチメント189 、189a…間に、ビス188 、188a…で螺着
固定されてローラーチェーン182 、182a間に架設された
載置板であり、該載置板190 、190a…はその後端側の両
側部をローラーチェーン182、182aに固定すると共に、
載置板190 、190a…の前端部はその前方の載置板190、1
90a…の後端部に重複状態に載上し、かかる載置板190
、190a…の前側縁におけるローラーチェーン182 、182
a間部位に立上板191 、191a…を、後側縁におけるロー
ラーチェーン182 、182a間部位に垂下板192 、192a…を
夫々一体形成している。
【0057】尚、載置板190 、190a…は、少なくともロ
ーラーチェーン182 、182aの上方部位間にだけ架設され
ていれば良い。
【0058】又、上述の投入装置170 において、循環回
転自在な一対のローラーチェーン182 、182aにアタッチ
メント189 、189a…を設け、対向するアタッチメント18
9 、189a…間に載置板190 、190a…を固定する構成にす
ることにより、アタッチメント189 、189a…付きのロー
ラーチェーン182 、182aを使用すれば、市販品で循環移
動経路を簡単に構築することが出来たり、又ローラーチ
ェーン182 、182aに多数の載置板190 、190a…を取付け
る構成にすることにより、載置板190 、190a…を容易に
交換することが出来る等の効果がある。
【0059】又、上述の載置板190 、190a…はアタッチ
メント189 、189a…の前方側に延出する構成にすること
により、連続する載置板190 、190a…において、進行方
向側の載置板190 、190a…は後続の載置板190 、190a…
に一部重複状態で載上し、ローラーチェーン182 、182a
が前方のチェーンスプロケット177 、177aで姿勢変換す
る際に、傾斜、垂直状態を経て天地変換しながら投入装
置170 自体が前進するために、載置板190 、190a…上の
雑芥、一般ごみの全てを上段の炉床70上に均等に落下さ
せることが出来る等の効果がある。
【0060】193 は枠体174 、174aの後端部上に配設し
た駆動装置部であり、該駆動装置部193 の据付台194 は
枠体174 、174aの後端上部間に架設し、据付台194 の一
端側上に装置箱195 を配設すると共に、該装置箱195 内
にモーター196 を横置き状態で配設し、該モーター196
は装置箱195 の外側板197 に固設すると共に、モーター
196 の駆動軸198 は外側板197 を貫通して外方突設し、
かかる突端部に小スプロケット199 を装着している。
【0061】他方、枠体174 、174aの後部間に架設した
回動軸176aの一端側は枠体174 を貫通して外方突出する
と共に、かかる突端部に大スプロケット200 を装着し、
該大スプロケット200 とモーター196 の小スプロケット
199 間にチェーン201 を巻回している。
【0062】そして、モーター196 の作動により、小ス
プロケット199 、チェーン201 及び大スプロケット200
を介して回動軸176aを正転させると、エンドレスなるロ
ーラーチェーン182 、182aの一箇所が固定状態であるた
めに、ローラーチェーン182、182aにおける下方部位の
固定箇所より後方側の部分が、後方のチェーンスプロケ
ット178 、178aにより巻き取る様にして徐々に短くなる
ことによって、投入装置170 が前進する様にしている。
【0063】202 、202aは枠体174 、174a上部に固設し
た一対の側板であり、該側板202 、202aの夫々は枠体17
4 、174aへの固定部203 、該固定部203 の内側縁部より
外方且つ上方へ連続形成した傾斜部204 、及び該傾斜部
204 上端縁部より外方突出した水平部205 により構成
し、固定部203 の内側縁部は枠体174 、174aより内方突
出して、ローラーチェーン201 、182aと載置板190 、19
0a…の固定部位を隠す様にし、又水平部205 の外端縁部
は枠体174 、174aより突出しない様にしている。てい
る。
【0064】206 は側板202 、202aの後端部と駆動装置
部174 間にして枠体174 、174a上に架設した後方板であ
り、該後方板206 及び側板202 、202aにより、載置板19
0 、190a…上の一般ごみが溢れ落ちない様にしている。
【0065】尚、図面上、207 、207aは一方のレール17
1aにおける突出部位の両端側に配設したリミッタースイ
ッチであり、又208 、208aは枠体174 、174aの前端下部
に設けたワイパーであり、該ワイパー208 、208aの先端
部はレール171 、171a上面に摺接状態と成している。
【0066】次に、乾燥装置2と焼却炉3を連結する搬
送コンベア4と通気ダクト5について説明すると、乾燥
装置2下方部の排出口16と焼却炉3の投入口120 間に搬
送コンベア4を配置しており、該搬送コンベア4の基端
ローラー122aを排出口16の下部に配置すると共に、上述
した様に搬送コンベア4の先端ローラー122 は投入口12
0 上方に配置している。
【0067】又、乾燥済細屑Mを乾燥装置2の排出口16
から焼却炉3における下段の炉床71へ移送する搬送コン
ベア4の幅及び送り速度等において、炉床71に堆積させ
る細屑の厚さを考慮したものと成し、図中炉床71より搬
送コンベア4を小幅と成すと共に、排出口16より搬送コ
ンベア4を大幅と成している。
【0068】又、通気ダクト5は乾燥装置2の胴部10に
設けた熱風供給部60と焼却炉3上端部の排気ダクト95
に、両者を連通接続状態で配置し、かかる通気ダクト5
にはダンパー140 及び送風機141 を装備し、更に必要に
応じて流量、温度等の過不足に対応すべく、乾燥装置
2、焼却炉3及び通気ダクト5内に設置した温度、湿度
センサー等で制御され、加熱バーナー、送風機等を具備
した外部排気導入流路142を装備している。
【0069】次に本発明に係る焼却炉及び乾燥焼却装置
の作用について説明すると、先ず、乾燥装置2の投入ホ
ッパー64へ未乾燥細屑Wを投入すると共に、回転筒11を
回転駆動させると、熱風供給部60から送出される熱風に
晒されると共に、乾燥棚12、12a …上の未乾燥細屑Wは
スクレーパー14、14a …で下層に落下して乾燥され、順
次乾燥度合いが向上し、乾燥完了し胴部10の底部15上に
落下した乾燥済細屑Mは回転筒11の回転と共に移動する
スクレーパー28、28a …により掻き集められ、排出口16
から漏斗部16a を介して搬送コンベア4上へ落下する。
【0070】そして、乾燥装置2から焼却炉3へ移送さ
れた乾燥済細屑Mは、焼却炉3の投入口120 から下段の
炉床71へ落下積載され、着火バーナー123 の火力で着
火、類焼し、焼却され、かかる焼却時の廃熱は2次燃焼
室74、排気ダクト95及び通気ダクト5を経由して乾燥装
置2の熱風供給部60へ導入され、乾燥熱風として利用さ
れる。
【0071】次に全体の乾燥焼却作用中、縦型の乾燥装
置2における乾燥作用の詳細について説明すると、先
ず、駆動モーター33の作動により回転筒11及び乾燥棚1
2、12a …を回転させ、投入ホッパー64から胴部10内の
乾燥室へ未乾燥細屑Wを投入すると、最上段に位置する
1段目の乾燥棚12における棚部材40、40a …上、或いは
該棚部材40、40a …間の落下部13、13a …を通過して2
段目の乾燥棚12a における棚部材40、40a …上に未乾燥
細屑Wが落下積載される。
【0072】次に、乾燥棚12、12a …の回転に伴い棚部
材40、40a …上の未乾燥細屑Wをスクレーパー14、14a
…により徐々に掻き集めて、棚部材40、40a …の分散翼
51、51a …側に山状に集めると共に、該分散翼51、51a
…間から、又は分散翼51、51a …上に移行して分散翼5
1、51a …両側部から、即ち乾燥棚12、12a …の回転方
向反対側端部から落下させる。
【0073】そして、2段目のスクレーパー14、14a …
により、既に3段目の乾燥棚12b の棚部材40、40a …上
へ未乾燥細屑Wは落下されて非積載状態の2段目の乾燥
棚12a の棚部材40、40a …上に、1段目の未乾燥細屑W
が略均等に分散して落下し、かかる工程を順次下方の乾
燥棚12、12a …へ連続させる。
【0074】上記下方落下工程により、未乾燥細屑Wを
棚部材40、40a …への落下衝撃及び空気抵抗で、塊体状
とならない様にして、個々の細屑状と成すと同時に、焼
却炉3から通気ダクト5を経由して熱風供給部60から送
り込まれた熱風Hにより胴部10内を乾燥雰囲気と成すこ
と、及び各棚部材40、40a …の棚板42における細長孔4
4、44a …下方から通過した熱風Hで未乾燥細屑Wを乾
燥させる。
【0075】そして、最下段の乾燥棚12、12a …上に落
下した乾燥終了した乾燥済細屑Mを、スクレーパー14、
14a …により棚部材40、40a …間の落下部13、13a …か
ら胴部10の底部15上に落下させ、最後に回転筒11の回転
と共に移動するスクレーパー28、28a …により乾燥済細
屑Mを掻き集め、胴部10下部の排出口16から搬送コンベ
ア4上へ落下させる。
【0076】よって、投入ホッパー64から胴部10内に投
入された未乾燥細屑Wは排出口16迄自由落下により移行
するため、未乾燥細屑Wを下方へ送る手段が不要で、乾
燥装置2の構造簡易化を図ることが出来、投入ホッパー
64から投入された未乾燥細屑Wを各乾燥棚12、12a …上
で胴部10内の乾燥雰囲気に曝した後、スクレーパー14、
14a …により落下部13、13a …から段階的に下方の乾燥
棚12、12a …に落下する様にしているため、未乾燥細屑
Wを塊体状とせずに細屑状のまま充分に乾燥処理した後
排出口16から排出することが出来る等の効果がある。
【0077】又、未乾燥細屑Wを下流へ移送する手段が
同一高さにおける乾燥棚12、12a …の回転だけで達成出
来ると共に、回転筒11により乾燥棚12、12a …が回転す
るため、各乾燥棚12、12a …に対し1個のスクレーパー
14、14a …があれば、乾燥棚12、12a …上の未乾燥細屑
Wを落下部13、13a …よりその下方の乾燥棚12、12a…
へ落下させることが出来るため、乾燥装置2の構造簡易
化を図ることが出来、更に胴部10内に投入された未乾燥
細屑Wは下層への落下時に順次分散されて略均等の積載
厚さと成すことが出来て、乾燥均一化を図ることが出
来、且つ乾燥装置2上部に配設した投入ホッパー64を固
定状態で設定出来、従って構造簡易化並びに作業位置で
ある投入ホッパー64の設定位置を適宜選択することが出
来、更に乾燥棚12、12a …の回転により、胴部10内の空
気攪拌、対流を積極的、大量、広範に行うことが出来、
従って通気ダクト5に近い位置では比較的高熱な空気、
投入ホッパー64に近い位置では比較的湿潤な空気が存在
する傾向に対して、高温乾燥空気の均一化、乾燥状態の
均等化を図ることが出来る等の効果がある。
【0078】又、乾燥装置2において、扇形の棚部材4
0、40a …を回転筒11に対し放射状に配列周設して乾燥
棚12、12a …と成したことによって、棚部材40、40a …
相互間が乾燥棚12、12a …上の未乾燥細屑Wの落下部1
3、13a …に成り、乾燥棚12、12a …における棚部材4
0、40a …上の未乾燥細屑Wは少量ずつに小分けされて
いるため、スクレーパー14、14a …により掻き集める未
乾燥細屑Wの1回の量を削減して、スクレーパー14、14
a …への負担を軽減出来ると共に、回転筒11の回転への
悪影響を抑止出来、又上方の乾燥棚12、12a …における
棚部材40、40a …間に、下方の乾燥棚12、12a …におけ
る棚部材40、40a …を配置したことによって、乾燥棚1
2、12a …上の未乾燥細屑Wを小分け状態で1段毎に落
下させることが出来、各棚部材40、40a …における積載
高さを減少させて、乾燥工程途中及び終了後の被乾燥物
Wの乾燥度合の均一化を図ることが出来、従って焼却炉
3における類焼において、部分消火させず安定的に焼却
することが出来る等の効果がある。
【0079】又、乾燥装置2において、棚部材40、40a
…における乾燥棚12、12a …の回転方向と逆側の側部45
に複数の分散翼51、51a …を水平突設したことによっ
て、スクレーパー14、14a …により掻き集められた未乾
燥細屑Wは分散翼51、51a …間又は分散翼51、51a …上
に移行してその両側部から徐々に落下するため、その下
方の乾燥棚12、12a …における棚部材40、40a …上に未
乾燥細屑Wを略均等に分散、落下させることが出来、よ
って乾燥効率及び類焼焼却効率の向上を図ることが出来
ると共に、未乾燥細屑W落下時の棚部材40、40a …への
衝撃を緩和出来る等の効果がある。
【0080】次に全体の乾燥焼却作用中、二段炉床動床
式の焼却炉3における焼却作用の詳細について説明する
と、上述の乾燥装置2により乾燥工程を経た乾燥済細屑
Mは、搬送コンベア4で焼却炉3へ移送されると共に、
該焼却炉3の下段の炉床71の火格子板115 、115a…上に
落下移載され、乾燥装置2へ連続投入された未乾燥細屑
Wは、乾燥済細屑Mとして搬送コンベア4で連続移送さ
れ、且つ火格子板115 、115a…及び搬送コンベア4は共
に循環移動しているために、火格子板115 、115a…上に
堆積する乾燥済細屑Mは均等な厚さとなる。
【0081】尚、乾燥装置2の投入ホッパー64に対し
て、一度に大量或いは断続的に未乾燥細屑Wを投入した
としても、個々の棚部材40、40a …への積載量に制限が
あると共に、分散翼51、51a …を設けた棚部材40、40a
…の形状により、且つ多段階の落下により、且つ上記搬
送コンベア4及び炉床71の運動により、未乾燥細屑W及
び乾燥済細屑Mの均等配置を図っている。
【0082】そして、焼却炉3の火格子板115 、115a…
上に移載された乾燥済細屑Mに対して、着火バーナー12
3 から発せられた炎で着火し、類焼しながら焼却を行
い、又乾燥済細屑Mが燃焼容易な芝草などの場合には、
一旦着火させて類焼だけで焼却を行う。
【0083】又、乾燥済細屑Mの類焼焼却後の残灰は、
火格子板115 、115a…の貫通孔114、114a…から落下す
ると共に、火格子板115 、115a…は他側のチェーンスプ
ロケット101aの位置で傾斜、垂直状態となった後、天地
逆に姿勢変換され、火格子板115 、115a…上の残灰は、
傾斜時等に残灰収納部85内に落下、堆積する。
【0084】次に、雑芥、一般ごみを焼却する場合、そ
の投入口88に配設した投入装置170における載置板190
、190a…上にごみを載置した後、投入装置170 を作動
させると、モーター196 により小スプロケット199 、チ
ェーン201 及び大スプロケット200 を介して後方の回動
軸176aを正転させると、その両端部の後方のチェーンス
プロケット178 、178aも正転し、ローラーチェーン182
、182aを介して前方のチェーンスプロケット177 、177
aも正転し、ローラーチェーン182 、182aの下方部位に
してレール171 、171a側への固定箇所より後方側の部分
を巻き取る様にして前方へ移動する、即ち投入装置170
全体が前方へ移動する。
【0085】その過程において、ローラーチェーン182
、182aの上方部位は、前方のチェーンスプロケット178
、178aの正転により巻き取られるために、載置板190
、190a…は前進しながら前方側のものより順次傾斜、
垂直状態を経て天地逆に姿勢変換し、載置板190 、190a
…上のごみを上段の炉床70上に順次落下させ、トータル
的には載置板190 、190a…の夫々に載せられたごみは上
段の炉床70上の投入口88側より奥方へ堆積させて、炉床
70上全面に万遍なく均等に散在させて焼却する。
【0086】又、投入装置170 の前進中、レール171 、
171a上に堆積した残灰をワイパー208 、208aによってレ
ール171 、171a前方側へ移動させながら、該レール171
、171a側方より落下させて、投入装置170 をスムーズ
に移動させる。
【0087】そして、投入装置170 における枠体174 、
174a後端部外側の軸受180 、180aが前方のリミッタース
イッチ207 に当接して、投入装置170 が停止すると共
に、モーター196 が逆作動し後方の回動軸176aが逆転し
て、ローラーチェーン182 、182aの下方部位側に天地逆
に姿勢変換状態と成った載置板190 、190a…の前方側の
もの(初期状態における後方側のもの)から、垂直状
態、傾斜状態を経てローラーチェーン182 、182aの上方
部位側に順次復帰しながら投入装置170 が後退し、そし
て投入装置170 が焼却炉3から完全に出ると、枠体174
、174a後端部外側の軸受180 、180aが後方のリミッタ
ースイッチ207aに当接して、モーター196 が停止し、投
入装置170 が停止し、上段の炉床70上に堆積した一般ご
みへの引火確認後、投入扉89を降下させて投入口88を閉
鎖する。
【0088】尚、上段の炉床70においては、程良く乾燥
され、炉床70上に堆積した一般ごみに外部からの火種の
投入、或いは下段の炉床71上の燃焼状態の乾燥済細屑M
の炎がごみに引火して自然焼却される。
【0089】上記の様に上段の炉床70による焼却作用で
発生した残灰は、その貫通孔80、80a …を通過して、下
段の炉床71からの残灰と共に残灰収納部85内に落下、堆
積し、かかる残灰は排出口87を開けて取り出す。
【0090】又、上下2段の炉床70、71における焼却時
に発生し、黒煙を含む排ガスは、二次燃焼室74内にて二
次燃焼バーナー90により二次燃焼されて、排ガスを完全
燃焼する。
【0091】尚、主に上段の炉床70における雑芥、一般
ごみの焼却時には、炎は1m以上の高さに達したり最高
700 ℃以上になることもあり、焼却炉3上部の排気ダク
ト95から通気ダクト5及び乾燥装置2へ直接送気させる
には過熱温度の場合があるが、通気ダクト5内に外気を
導入して、乾燥装置2へ供給される温度低下を図ること
が出来る。
【0092】よって、乾燥済細屑Mを投入積載する火格
子板115 、115a…は循環移動するために、循環基端側だ
けに投入すれば、適度な厚さで均等に堆積させることが
出来、乾燥済細屑M及び残灰が山状とならず、適度な空
気供給を行ったり、焼却は平面的な類焼となって完全燃
焼を行ったり、更に火格子板115 、115a…の循環移動時
における往路、復路時に残灰を落下させるために、火格
子板115 、115a…上に残灰が堆積せず焼却を連続的に且
つ容易に行うことが出来、又投入された乾燥済細屑Mに
着火バーナー123 で点火することが出来、乾燥済細屑M
は順次類焼して一旦点火すれば着火バーナー123 の稼動
を停止してエネルギー節約することも出来る等の効果が
ある。
【0093】又、焼却炉3において、焼却室72内に上下
2段の炉床70、71を設け、上段の炉床70を固定火格子82
と成すと共に、上段の炉床70に対する上方の投入口85を
焼却炉3に設け、又下段の炉床71を多数の火格子板115
、115a…が循環移動する動床式と成したことによっ
て、未乾燥細屑W以外に発生する一般ごみを上段の炉床
70で焼却することが出来るため、一般ごみ用の焼却炉を
必要とせず、1基の簡易、安価な焼却炉3で多様なごみ
を焼却することが出来、又通常の焼却炉と同様に紙類、
剪定枝等を投入口85から投入して簡易にごみ焼却を行う
ことが出来、更に未乾燥細屑Wの処理前に一般ごみを上
段の炉床70で焼却すれば、未乾燥細屑Wの乾燥に必要と
する熱風を一般ごみの焼却熱から得ることが出来、従っ
て未乾燥細屑Wの乾燥に別途熱源を必要としない効果を
期待することが出来る等の効果がある。
【0094】よって、焼却炉3の加熱空気で胴部10内を
高温の乾燥雰囲気と成すことが出来、焼却炉3の炉床71
において類焼焼却が行われれば、乾燥又は焼却に必要と
する熱源を全く不要に出来て、エネルギーを有効に活用
することが出来る等の効果がある。
【0095】次に全体の乾燥焼却作用における乾燥済細
屑Mの移送及び加熱空気の供給について説明すると、例
えば外部着火又は下段の炉床71上の燃焼状態の乾燥済細
屑Mの炎により、一般ごみを焼却炉3の上段の炉床70で
焼却し、更に送風機141 の作動で通気ダクト5を経由し
て加熱空気を乾燥装置2へ送出し、乾燥装置2で乾燥さ
れた乾燥済細屑Mを搬送コンベア4で焼却炉3の下段炉
床71へ移載し、着火類焼させれば、熱源不要状態で未乾
燥細屑Wの連続処理を行う。
【0096】尚、初期段階、一般ごみ焼却を行わない場
合、或いは加熱空気が不足する場合には、通気ダクト5
に設けた外部排気導入流路142 で乾燥装置2へ加熱空気
を送出したり、二次燃焼バーナー90の稼動で乾燥装置2
に熱風を供給することが出来、乾燥装置2に別途の熱風
供給装置を設けなくても良い等の効果がある。
【0097】よって、乾燥装置2の投入ホッパー64に未
乾燥細屑Wを投入するだけで乾燥出来たり、焼却炉3で
乾燥済細屑Mも焼却出来る他、乾燥装置2及び焼却炉3
の両者共に未乾燥細屑W及び乾燥済細屑Mを移動式で、
両者の連結も移動式であることにより、乾燥済細屑Mの
途切れ又は増減が発生せず、焼却炉3における安定焼却
が可能となり、従って投入ホッパー64への連続投入によ
り最終的な連続処理が出来ると共に、未乾燥細屑W又は
乾燥済細屑Mの保管場所、作業員も不要にすることが出
来る等の効果がある。
【0098】次に未乾燥細屑Wの処理量、含水量、所望
乾燥度に対応すべく、乾燥装置2を連通2階層状態と成
した第2実施例について、その作用と共に説明すると、
先ず、乾燥装置2における胴部10上部に支持枠150 を設
けると共に、該支持枠150 中央から回転筒11の上端部を
上方突出させ、かかる突端部にターンテーブル32を一体
固設し、該ターンテーブル32と支持枠150 間に案内ロー
ラー151 、151a…、ベアリング等を介設すると共に、タ
ーンテーブル32周面に当接する振止めローラー38、38a
…を支持枠150 上面に配設しており、この様な構成にす
ることにより、ターンテーブル32と案内ローラー151 、
151a…等で回転筒11の回転を安定的に成している。
【0099】152 は回転筒11下端部を位置決めする軸受
であり、該軸受152 は胴部10の内側下方部に架設した梁
材30中央部に固設し、一方回転筒11下端部に固設した嵌
込板28の下面中央に回転支軸21を垂下固設すると共に、
該回転支軸21を軸受152 に挿嵌固定している。
【0100】153 は胴部10内の内気Haの強制排気装置で
あり、中空状の回転筒11内を排気経路154 と成し、回転
筒11中間部に排気経路154 と連通する吸気口155 、155a
…を開口形成すると共に、回転筒11上端部内に排気ファ
ン156 を配設して胴部10内の乾燥室に対する強制排気装
置153 と成している。
【0101】又、胴部10の上下中間位置には第2熱風供
給部157 を設けると共に、該第2熱風供給部157 と通気
ダクト5から分枝した第2通気ダクト158 を連通し、又
第2熱風供給部157 の若干下方位置に上記吸気口155 、
155a…を配置開口すると共に、該吸気口155 、155a…上
部に下方傾斜した邪魔板159 、159a…を外方突設してい
る。
【0102】そして、胴部10の下方部における乾燥工程
により低温多湿状態と成った内気Haを、回転筒11中間部
の吸気口155 、155a…から排気ファン156 により回転筒
11内の排気経路154 に吸引して乾燥装置2外部へ排出す
ると共に、中間部の第2熱風供給部157 から新たな熱風
Hを送り込み、縦型の乾燥装置2において、上下2階層
で乾燥を行う様にしている。
【0103】上述した第2実施例の構成により、多湿状
態と成った内気Haを強制排気装置153 により胴部10外へ
排出出来、よって胴部10内の乾燥雰囲気が上層部に掛け
て徐々に悪化するとしても、胴部10の上下方向全体に対
して最適、良好な乾燥状態に維持出来、而も強制排気装
置153 により内気Haを排出することにより、胴部10内に
熱風Hを送り込む余地を作ることが出来るため、熱風供
給部60と第2熱風供給部157 により胴部10内へ送り込ん
だ熱風Hが胴部10下部の排出口16から逃げることを防止
出来る等の効果がある。
【0104】上記強制排気装置153 の具体的構成とし
て、回転筒11を中空状にしたことにより、該回転筒11を
乾燥棚12、12a …を回転させるための中心としてだけで
なく、多湿状態と成った内気Haの排気経路154 と成すこ
とが出来、回転筒11の中間部に吸気口155 、155a…を開
口形成したことにより、多湿状態と成った内気Haを回転
筒11内に吸引することが出来、又回転筒11上端部内に排
気ファン156 を配設したことにより、該排気ファン156
により回転筒11内を減圧することにより、吸気口155 、
155a…より内気Haを吸引して胴部10外へ排出出来、又吸
気口155 、155a…上部に邪魔板159 、159a…を外方突設
したことにより、乾燥棚12、12a …の落下部13、13a …
から落下する過程で、未乾燥細屑Wの一部は邪魔板159
、159a…に当たり、吸気口155 、155a…と離れた邪魔
板159 、159a…先端から落下するため、内気Haと共に吸
気口155 、155a…内へ未乾燥細屑Wを吸引することを防
止出来る等の効果がある。
【0105】
【発明の効果】要するに本発明は、焼却空間内に上下2
段の炉床70、71を設けると共に、該炉床70、71に対する
投入口88、120 を設け、上段の炉床70を固定火格子81と
成し、又下段の炉床71を多数の火格子板115 、115a…が
循環移動する動床式と成すと共に、かかる炉床71に対す
る着火バーナー123 を設けたので、乾燥済細屑Mは投入
口120 から下段の炉床71上に投入されて焼却すると共
に、一般ごみは投入口88から上段の炉床70上に投入され
て焼却されるため、乾燥済細屑Mと一般ごみを混在させ
ずに別々に焼却処理することが出来、且つ乾燥済細屑M
と一般ごみの同時投入、焼却を可能にすることが出来
る。
【0106】又、上段の炉床70に対する投入口88に投入
装置170 を設置し、該投入装置170は焼却炉3内外に出
入自在と成したので、かかる投入装置170 上に一般ごみ
を載置すれば、自動的に焼却炉3内に一般ごみを投入す
ることが出来ると共に、焼却炉3の奥方まで一般ごみを
搬入することが出来、且つ焼却炉3が稼働中であっても
一般ごみを投入することが出来、而も定量ずつ炉床70上
にごみを落下自在と成したので、かかる投入装置170 上
に一般ごみを載置すれば、投入装置170 上の一般ごみは
装置前方側のものから炉床70上に順次落下させることが
出来、投入装置170 が前進することと相俟って一般ごみ
の落下位置が焼却炉3の投入口88側から奥方へ順次推移
させることが出来るため、上段の炉床70上にに万遍なく
均等に一般ごみを投入することが出来、山状堆積がなく
焼却効率の向上を図ることが出来る。
【0107】又、投入装置170 は、上段の炉床70に対す
る投入口88に先端側を焼却炉3内に配置した一対のレー
ル171 、171a上に往復動自在に配設し、かかる投入装置
170両側部の一対の枠体174 、174a下面の前後両端方部
にレール171 、171a上を転動するローラー175 、175aを
固設すると共に、枠体174 、174aの前後両端部間に架設
した一対の回動軸176 、176aの両端側にチェーンスプロ
ケット177 、177a、178 、178aを装着し、前後方のチェ
ーンスプロケット177 、178 、177a、178a間にローラー
チェーン182 、182aを巻回すると共に、該ローラーチェ
ーン182 、182aにおける下方部位の一箇所をレール171
、171a側に固定し、ローラーチェーン182 、182a間に
複数枚の載置板190 、190a…を架設し、枠体174 、174a
上に配設した駆動装置部193 により一方の回動軸176aを
正逆転させる様にしたので、投入装置170 の進退及び載
置板190 、190a…の移動の両方を1つの駆動装置部193
で同期的に行うことが出来、よって投入装置170 自体の
簡略化を図ることが出来る。
【0108】又、投入装置170 の前方両側部に、先端部
がレール171 、171a上面に摺接するワイパー208 、208a
を設けたので、焼却炉3内の上昇気流により舞い上がっ
てレール171 、171aの先端部位上に積もった残灰をワイ
パー208 、208aによって先行除去して、投入装置170 の
ローラー175 、175aを支障なく転動させることが出来る
ため、投入装置170 の移動を円滑化することが出来、よ
って投入装置170 の駆動装置部193 に負荷がかからず一
般ごみの投入作業をより効率的に行うことが出来る。
【0109】又、未乾燥細屑Wが乾燥されて順次搬送さ
れる乾燥装置2と焼却炉3を搬送コンベア4で連結する
と共に、該搬送コンベア4先端を下段の炉床71に対する
投入口120 に配置したので、未乾燥細屑Wを乾燥及び焼
却処理を連続的且つ効率的に行うことが出来、又乾燥装
置2の熱風供給部60と焼却炉3に設けた排気ダクト95を
通気ダクト5で連結したので、乾燥装置2内での未乾燥
細屑Wの乾燥処理に焼却炉3からの廃熱を利用すること
が出来、よってかかる乾燥焼却装置1のランニングコス
トを削減することが出来る等その実用的効果甚だ大なる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乾燥焼却装置の一部断面正面図で
ある。
【図2】図1の平面図である。
【図3】乾燥装置の断面正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3の一部省略AーA断面図である。
【図6】棚部材の平面図である。
【図7】棚部材の着脱状態を示す要部縦断面図である。
【図8】スクレーパーの斜視図である。
【図9】棚部材とスクレーパーの位置関係を示す要部平
面図である。
【図10】棚部材とスクレーパーの位置関係を示す説明
図である。
【図11】図3の上部の拡大断面図である。
【図12】燃却炉の断面正面図である。
【図13】図12の平面図である。
【図14】動床の要部を示す平面図である。
【図15】図14の側面図である。
【図16】第2実施例の乾燥焼却装置の一部断面正面図
である。
【図17】図16の平面図である。
【図18】第2実施例の乾燥装置の断面正面図である。
【図19】図18の平面図である。
【図20】図18の一部省略BーB断面図である。
【図21】焼却炉における投入装置の平面図である。
【図22】図21のCーC断面図である。
【図23】図21のDーD拡大断面図である。
【図24】図21のEーE拡大断面図である。
【図25】投入装置における動床の要部を示す平面図で
ある。
【図26】図25のFーF拡大断面図である。
【図27】投入装置における動床の移動過程の説明図で
ある。
【符号の説明】
2 乾燥装置 3 焼却炉 4 搬送コンベア 5 通気ダクト 60 熱風供給部 70 上段の炉床 71 下段の炉床 81 固定火格子 88 投入口 95 排気ダクト 115 、115a… 火格子板 120 投入口 123 着火バーナー 170 投入装置 171 、171a レール 174 、174a 枠体 175 、175a ローラー 176 、176a 回動軸 177 、177a チェーンスプロケット 178 、178a チェーンスプロケット 182 、182a ローラーチェーン 190 、190a… 載置板 193 駆動装置部 208 、208a ワイパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23G 5/16 ZAB F23G 5/16 ZABB

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却空間内に上下2段の炉床を設けると
    共に、該炉床に対する投入口を設け、上段の炉床を固定
    火格子と成し、又下段の炉床を多数の火格子板が循環移
    動する動床式と成すと共に、かかる炉床に対する着火バ
    ーナーを設け、上段の炉床に対する投入口に投入装置を
    設置し、該投入装置は焼却炉内外に出入自在と成すと共
    に、定量ずつ炉床上にごみを落下自在と成したことを特
    徴とする焼却炉。
  2. 【請求項2】 投入装置は、上段の炉床に対する投入口
    に先端側を焼却炉内に配置した一対のレール上に往復動
    自在に配設し、かかる投入装置両側部の一対の枠体下面
    の前後両端方部にレール上を転動するローラーを固設す
    ると共に、枠体の前後両端部間に架設した一対の回動軸
    の両端側にチェーンスプロケットを装着し、前後方のチ
    ェーンスプロケット間にローラーチェーンを巻回すると
    共に、該ローラーチェーンにおける下方部位の一箇所を
    レール側に固定し、ローラーチェーン間に複数枚の載置
    板を架設し、枠体上に配設した駆動装置部により一方の
    回動軸を正逆転させる様にしたことを特徴とする請求項
    1の焼却炉。
  3. 【請求項3】 投入装置の前方両側部に、先端部がレー
    ル上面に摺接するワイパーを設けたことを特徴とする請
    求項1又は2の焼却炉。
  4. 【請求項4】 未乾燥細屑が乾燥されて順次搬送される
    乾燥装置と、請求項1、2又は3の焼却炉を搬送コンベ
    アで連結すると共に、該搬送コンベア先端を下段の炉床
    に対する投入口に配置し、乾燥装置の熱風供給部と焼却
    炉に設けた排気ダクトを通気ダクトで連結したことを特
    徴とする乾燥焼却装置。
JP6020996A 1996-02-20 1996-02-20 焼却炉及び乾燥焼却装置 Pending JPH09229317A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109945200A (zh) * 2019-03-27 2019-06-28 杭州更蓝生物科技有限公司 便于焚烧的餐厨垃圾处理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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