JP2984602B2 - マット - Google Patents

マット

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JP2984602B2
JP2984602B2 JP8211172A JP21117296A JP2984602B2 JP 2984602 B2 JP2984602 B2 JP 2984602B2 JP 8211172 A JP8211172 A JP 8211172A JP 21117296 A JP21117296 A JP 21117296A JP 2984602 B2 JP2984602 B2 JP 2984602B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は出入口などに敷くマ
ットに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来から建物の玄関な
どの出入口においてはマットを敷き、外部から建物の内
部に入る人の靴底に付着した汚れをそのマットにて取り
除くようにし、靴底に付着した汚れがそのまま建物内に
運び込まれないようにしている。また、建物内部におい
ても、或る程度以上の清浄度を要求する部屋、例えば、
試験室やクリーンルームなどでは出入口に専用のマット
を敷いており、入室者の靴裏に付着している微細な汚れ
や雑菌などがその室内に入らないようにしている。この
ような特殊な部屋の出入口に配置されるマットとして
は、不織布を利用したものがある。図9はそのマットa
を示していて、上方から薄手の不織布bと、或る程度の
厚さを有する不織布cと、樹脂フィルムdとが重ね合わ
される構成としている。上層の不織布bは靴などの踏み
や擦りに対する耐性を高めるものであり、中間層の不織
布cは薬剤を浸透させるための層とされている。そし
て、前記中間層の不織布cに浸透させた薬剤が不織布c
の下面からしみださないように前記樹脂フィルムdがラ
ミネートされた状態にして設けられている。また、マッ
トaが床上を移動することがないように、前記樹脂フィ
ルムdの裏面に接着テープなどの止め手段eを設けるよ
うにしており、その止め手段eにてマットを床に止め付
け、或いは床上に設置する専用の支持板を用意し、その
支持板上にマットを止め付けるようにしていた。そし
て、このような特定の部屋の出入口に設置されるマット
に対しては部屋の用途に応じて除菌剤や吸埃剤、油ゲル
化剤などの液体薬剤がスプレーなどにより上層の不織布
側から吹き付けられ、中間層の不織布に浸透させるよう
にしたり、また、予め不織布に前記薬剤を浸透させてお
き、その薬剤の効果が低下する前に新しいマットと交換
することも行われていた。
【0003】しかしながら、不織布を用いている上記マ
ットにおいてはその不織布の保水性が非常に低いため、
浸透させた液体薬剤が蒸発して薬剤の効果が早期に無く
なり易くなっている。そのために、日に何度か液体薬剤
を散布する必要があり、非常に煩わしいものとなってい
る。そして、交換するものでもその交換サイクルが短く
不経済になるという問題がある。一方、玄関に敷く汚れ
取りマットなどのようにマット本体が、例えばゴム素材
からなるベースに化学繊維素材を編み込むなどして一体
化させたものにあっては、通常、定期的に清浄して使用
しているが、これを廃棄する場合にはそのマットに多く
の化学材料が使われていて安全に焼却処分することが困
難である。よって、不燃物として取り扱うこととなって
産業廃棄物の増大を招くという不都合がある。このよう
な点から本発明者は、天然素材から形成されて保水性に
優れたセルローススポンジに着目したものであり、その
セルローススポンジをマットとして使用する上で、セル
ローススポンジから液体薬剤が染み出して広がるのを防
止し、また、セルローススポンジ自体に合成樹脂成形品
などを設けることなくその着脱が簡単に行えるようにす
ることを課題とし、マットを出入口に設置することで室
内の清浄度を容易に維持できるようにすることを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、帯状の堰止めシートを周縁に亘っ
て重ね合わせてなる折り返し状の堰止め部を有するベー
スシートと、前記堰止めシートとベースシートとの対向
面の何れか一方には堰止め部の長さ方向に間隔をおくよ
うに点設して位置し他方の対向面には前記点設位置に対
応するように位置して堰止め部を開閉可能に綴じ込む綴
じ合わせ手段と、前記ベースシートの堰止め部に周縁を
差し入れたマット本体とを備え、前記マット本体の周縁
に前記綴じ合わせ手段による綴じ合わせ部分に対応した
欠損部を設け、マット本体における欠損部間の周縁を、
綴じ合わせ手段の間の堰止め部で保持したことを特徴と
するマットを提供して、上記課題を解消するものであ
る。また、もう一つの発明は、帯状の堰止めシートを周
縁に亘って重ね合わせてなる折り返し状の堰止め部を有
するベースシートと、前記ベースシートの上面に配置さ
れて、前記ベースシートの堰止め部に周縁を差し入れた
マット本体と、前記マット本体を覆うようにしてマット
本体の上面側に重ねられ周縁を前記堰止め部に差し入れ
たネット体とからなり、前記ネット体の周縁とこのネッ
ト体の周縁に対応する前記堰止め部の内面とを接離可能
にして綴じ込む綴じ合わせ手段が設けられていることを
特徴とするマットであり、このマットを提供して上記課
題を解消するものである。そして、上記綴じ合わせ手段
は、綴じ合わせ部位における対向面それぞれに互いが接
離可能に係合する面ファスナーを取り付けてなるもので
あることが良好であり、また、上記マット本体はセルロ
ーススポンジからなるものとすることができるものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】つぎに本発明を図1から図8に示
す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図中1はマッ
トで、該マット1は図示されているように、マット本体
2とベースシート3とが重ね合わされているものであ
る。前記ベースシート3は平面形状が方形とされ、合成
樹脂製シート、ゴムシート、合成皮革など必要に応じて
選択された素材を用いて液体を通さない耐薬品性のある
ものから成形されている。そして、そのベースシート3
にあっては周縁に亘って図示のように、同じく耐薬品性
のある柔軟な合成樹脂製シートなどからなる帯状の堰止
めシート4aを周縁に亘って重ね合わせて端縁をヒート
シールした折り返し状の堰止め部4を有している。この
ようにベースシート3はその周縁に亘って折り返し状の
堰止め部4を有しているため、その堰止め部4内に薄状
物を差し入れることができるとともに、ベースシート3
の上で広がる液体をベースシート3の外部に広がらない
ように堰止める働きを行う。即ち、前記液体はマット本
体2に浸透させる液体状の薬剤を指すものであり、浸透
させている薬剤が後述のようにして配置されたマット本
体から染み出た場合でもその薬剤が外部に広がらないよ
うにこの堰止め部4が充分に堰止めるものである。な
お、上記の例ではベースシートの周縁に堰止めシートを
留め付ける方法としてヒートシールを示したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、例えば接着剤を用い
てベースシートの周縁に堰止めシートを留め付けるよう
にしてもよい。また、堰止めシートも図示される枠にし
た一枚ものに限定されず、ベースシートの各辺に対応し
た帯体としてベースシートの各コーナー部分で重ね合わ
されるものとしてもよく、ベースシートの外周に亘って
液漏れを生じさせないようにヒートシールや接着を行え
ばよい。
【0006】上記堰止め部4の内部にはその堰止め部4
に沿って不連続にして堰止め部を開閉可能に綴じ込む綴
じ合わせ手段5が設けられている。この綴じ合わせ手段
5は、堰止め部4の綴じ合わせ部位における対向面、即
ち、堰止めシートの長さ方向において堰止めシート4a
の下面4bとこれに対応するベースシート3の上周面3
aとのそれぞれに、互いが接離可能に係合する面ファス
ナー6を取り付けてなるもので、図3に示されているよ
うに、堰止めシート4aの下面4bに取り付けられる面
ファスナー6は間隔をおくように点設され、ベースシー
ト3の上周面3aに取り付けられる面ファスナー6はテ
ープ状にして連続していて、この両面ファスナー6の組
み合わせにより不連続にして複数の綴じ合わせ手段5が
形成されている。なお、この不連続の綴じ合わせ手段を
形成するに当たって、不連続の面ファスナーを堰止めシ
ートの下面に取り付け、他方のベースシートの上周面に
テープ状にして面ファスナーを取り付けたが、この逆の
配置であってもよい。さらに、前記面ファスナーの代わ
りにスナップボタンを両対向面に取り付けて堰止め部が
開閉可能に綴じ込まれるようにしてもよい。
【0007】一方、マット本体2はセルローススポンジ
から成形されたものであり、上記ベースシート3と同じ
ように方形としている。そして、マット本体2の四辺そ
れぞれは上記堰止め部4の内部に差し入れられる。さら
に、このマット本体2の四辺それぞれには上記綴じ合わ
せ手段5による綴じ合わせ部分に対応した切欠きからな
る欠損部7が設けられており、マット本体2を堰止め部
4の内部に差し入れた際に前記欠損部7が綴じ合わせ手
段5の位置に配置されることでマット本体2の四辺が前
記綴じ合わせ手段5を避けるようにして差し入れられる
ことになる。そして、開いた状態の堰止め部4(各綴じ
合わせ手段それぞれが離れた状態)にマット本体2の四
辺を差し入れた後に、堰止めシートを戻して各綴じ合わ
せ手段5により堰止め部4を綴じ込むことで、綴じ合わ
せ手段5の間の堰止め部4がマット本体2の欠損部7の
間の辺部を保持し、これによってマット本体2の固定が
行われる(図2、図4参照)。さらに、マット本体2を
取り外すには前記綴じ合わせ手段5を離して堰止め部4
を開くことでそのマット本体2の保持が解除され容易に
取り外せるようになる。なお、欠損部7としては切欠き
の例を示したが、図5に示すように透孔としてこれを綴
じ合わせ手段に対応して配置するようにしてもよい。
【0008】上記マット本体2は薄形のものであり、ブ
ロック系のセルローススポンジやクロス系のセルロース
スポンジが採用される。ブロック系のセルローススポン
ジからなるマット本体の場合は天然パルプから得られた
セルロースを発泡成形してブロック体とし、これを薄形
に裁断したものであり、また、クロス系のセルロースス
ポンジからなるマット本体の場合は同様に天然パルプか
ら得られたセルロースを所定の厚さのウエブ状にしこれ
を断裁して得ることができる。このようにマット本体は
セルローススポンジから得られているものであり、セル
ローススポンジ自体がある程度の保水性を有しているた
め、後述のように液体の薬品を浸透させた場合でもその
薬品の乾きを遅らせるように作用する。
【0009】図6から図8は第二の例を示すものであ
る。この第二の例にあってはネット体8が用いられてい
て、マット1は図6に示されているように、上位側から
ネット体8とマット本体2とベースシート3とが重ね合
わされている。そして、上記例と同じように、前記ベー
スシート3にあっては周縁に亘って上記堰止め部5を有
していて、その堰止め部4内に薄状物を差し入れること
ができ、また、ベースシート3の上で広がる液体をベー
スシート3の外部に広がらないように堰止めるものであ
る。上記ネット体8はベースシート3とほぼ同形状の方
形としていて、マット本体2の上方から重ね合わされて
そのマット本体2を覆っている。そして、ネット体8は
図示されているように周縁にベースシート3の堰止め部
4と対応してその堰止め部4の内部側に差し入れる縁部
9を有しており、この縁部9の上面と堰止めシート4a
の下面とを綴じ込むことができるように綴じ合わせ手段
5が設けられている。この第二の例における綴じ合わせ
手段5では、互いが接離可能に係合する面ファスナー6
が取り付けられているものであって、縁部9と堰止めシ
ート4aとの両者に取り付けた面ファスナー6を合わせ
ることでネット体8が着脱可能にして取り付けられてい
る。このようにネット体8がマット本体2に上方から重
ね合わされて綴じ合わせ手段5を介してベースシート3
に取り付けられ、マット本体2を覆うようにしてそのマ
ット本体2の上に張設されていることから、マット本体
2はそのネット体8に保持された状態になる。また、マ
ット本体2の上方にこのネット体8が位置しているた
め、靴などからの踏みや擦りに対する機械的な耐久性を
向上させる。なお、この第二の例ではマット本体2の上
位に位置するネット体8を堰止め部4に、即ち、堰止め
シート4aの下面に取り付けるようにしているため、上
記第一の例の場合と異なって、マット本体2の周辺に欠
損部を設ける必要はない。そして、前記綴じ合わせ手段
5も不連続である必要はなく、面ファスナー6それぞれ
はテープ状としたものが取り付けられている。勿論、第
一の例で付言したように第二の例においても綴じ合わせ
手段は面ファスナーに限定されるものではなく、スナッ
プボタンなどにより設けてもよい。図において符号10
は固定用の面ファスナーを示していて、ベースシートに
配置したマット本体に係合してこのマット本体の位置ズ
レを防止するものである。
【0010】上記マット本体2には予めこのマット1の
使用目的に応じる液体の薬剤が浸透している。例えば、
精肉作業フロアへの出入りや工作機械作業フロアへの出
入りなどに際して靴底に付着した油や油埃を取り除く場
合には、マット本体に液状とした油ゲル化剤を浸透させ
たものを使用する。また、クリーンルームに入室するに
際して靴底に付着した埃を取り除く場合には、液状とし
た吸埃剤をマット本体に浸透させたものを使用する。さ
らに、病院の手術室や無菌室、集中医療室などのように
室内の細菌数を極めて低く抑えている部屋に入室するに
際して、入室者の履き物によって外部から雑菌などが進
入しないようにする場合には、その部屋の出入り口に敷
くマットとしては、マット本体に液状とした除菌剤を予
め浸透させたものを使用する。
【0011】このように目的に応じてマット本体に予め
浸透させる薬剤を変えるようにする。そして、マット本
体の高い保水性により各薬剤の乾きが低く抑えられるよ
うになり薬剤の機能を従来に比べて長く発揮させること
ができる。また、上述したように薬剤を浸透させたマッ
ト本体の周縁を堰止め部に差し入れているため、仮に周
縁から薬剤が漏れ出るような場合でも堰止め部でその薬
剤が堰止められ、いずれ再びマット本体側にその薬剤が
浸透するようになる。勿論、時間、日数を経ることで薬
剤は蒸発することになるが、薬剤の機能が低下しない内
に再び吹き付けるなどして補充すればよく、上述したよ
うにマット本体が保水性のよいセルローススポンジより
なるために薬剤の補充サイクルは長くなる。
【0012】上述したマットはマット本体に予め薬剤を
浸透させたものとして説明している。しかしながら本発
明は上記薬剤を浸透させた例に限定されない。例えば、
薬剤を浸透させず、乾いたマット本体を使用することも
可能である。このように乾いたマット本体を用いてなる
マットにあっては、セルローススポンジからマット本体
が形成されているためにそのセルローススポンジの特長
の一つである高い吸水性を利用したマットとなる。そし
て、乾いたマット本体を有するマットは、水取りマット
として使用することが可能である。使用例としては、床
上が水で常時濡れている作業場(例えば、調理場)から
退出する際、履き物の底に付いている水を取るために作
業場の出入口にこのマットを敷くようにする。これによ
って退出時にマットを踏むことで履き物の裏の水を取
り、水濡れが作業場以外に広がらないようにすることが
できる。また、浴場の脱衣場出入口に敷くことで湯上が
りマット(足拭きマット)とすることが可能であり、濡
れた足から水を取って脱衣場などの床上が濡れないよう
にすることができる。
【0013】上述した素足で踏む用途に使用されるマッ
トにあっては、水虫を生じさせるハクセンなどの菌が付
着して増殖し、マットを踏む足の裏に再び付着するよう
になる点が問題とされているが、乾いたセルローススポ
ンジからなるマット本体では、セルローススポンジ自体
がもう一つの特長として抗菌性を有しているため、前述
のハクセンなどの菌類の増殖を抑え込むようになって菌
類の伝搬を防止する。さらに、この効能をより向上させ
るためにマット本体に抗菌剤を浸透させておくようにし
てもよい。勿論、吸水性を損なわない程度に抗菌剤を浸
透させる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマットに
よれば、帯状の堰止めシートを周縁に亘って重ね合わせ
てなる折り返し状の堰止め部を有するベースシートと、
前記堰止めシートとベースシートとの対向面の何れか一
方には堰止め部の長さ方向に間隔をおくように点設して
位置し他方の対向面には前記点設位置に対応するように
位置して堰止め部を開閉可能に綴じ込む綴じ合わせ手段
と、前記ベースシートの堰止め部に周縁を差し入れたマ
ット本体とを備え、前記マット本体の周縁に前記綴じ合
わせ手段による綴じ合わせ部分に対応した欠損部を設
け、マット本体における欠損部間の周縁を、綴じ合わせ
手段の間の堰止め部で保持したことを特徴とするもので
ある。また、もう一つの発明におけるマットは、帯状の
堰止めシートを周縁に亘って重ね合わせてなる折り返し
状の堰止め部を有するベースシートと、前記ベースシー
トの上面に配置されて、前記ベースシートの堰止め部に
周縁を差し入れたマット本体と、前記マット本体を覆う
ようにしてマット本体の上面側に重ねられ周縁を前記堰
止め部に差し入れたネット体とからなり、前記ネット体
の周縁とこのネット体の周縁に対応する前記堰止め部の
内面とを接離可能にして綴じ込む綴じ合わせ手段が設け
られていることを特徴とするものである。このようにマ
ット本体の周辺をベースシートの堰止め部内に差し入
れ、マット本体の欠損部に対応する綴じ合わせ手段によ
りその堰止め部を閉じてマット本体の周辺を保持するよ
うにしたり、また、ネット体を重ね合わせるものでは、
ネット体とマット本体の周辺とを共に堰止め部内に差し
入れ、ネット体と堰止め部をと綴じ合わせてマット本体
を全体的に包み込み、マット本体の周辺を堰止め部の内
部で保持されるようにしているため、簡易な構造でマッ
ト本体のベースシートに対する取付固定が行えるように
なる。さらに、マット本体に液体薬剤などを染み込まし
た場合において、マット本体からその液体薬剤が流れ出
るようなことかあっても堰止め部にて外部への広がりが
確実に防止できるようになる。このため、マット本体自
体の構成を従来のような合成樹脂フィルムを用いた液漏
れ防止措置や移動防止措置を施す必要が無くなり、廃棄
処分が容易なセルローススポンジのマット本体への展開
が可能となる。そして、そのマット本体をセルロースス
ポンジから形成することで、マット本体自体が保水性の
よいものとなり、薬剤を浸透させてもその薬剤が乾き難
くなり、薬剤の機能が長く維持できるマットが得られる
ようになるなど、実用性に優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマットの第一の例を分解状態で示
す説明図である。
【図2】第一の例の外観を示す説明図である。
【図3】第一の例における綴じ合わせ手段を示す説明図
である。
【図4】第一例いおけるマット本体の保持状態を示すも
ので、(イ)はマット本体の欠損部と綴じ合わせ手段と
が位置している堰止め部を示す説明図、(ロ)は綴じ合
わせ手段の間の堰止め部を示す説明図である。
【図5】マット本体の他の例を示す説明図である。
【図6】第二の例を分解した状態で示す説明図である。
【図7】第二の例の外観を示す説明図である。
【図8】第二の例における断面を示す説明図である。
【図9】従来例を断面で示す説明図である。
【符号の説明】
1…マット 2…マット本体 3…ベースシート 4…
堰止め部 5…綴じ合わせ手段 6…面ファスナー 7…欠損部
8…ネット対
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 徳次 神奈川県横浜市戸塚区名瀬町1967 (72)発明者 栗山 三男 東京都目黒区八雲3−28−18 株式会社 エイト工芸内 (56)参考文献 特開 平10−28668(JP,A) 実開 平6−41665(JP,U) 登録実用新案3025768(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47L 23/22 - 23/26 A47G 27/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状の堰止めシートを周縁に亘って重ね合
    わせてなる折り返し状の堰止め部を有するベースシート
    と、前記堰止めシートとベースシートとの対向面の何れ
    か一方には堰止め部の長さ方向に間隔をおくように点設
    して位置し他方の対向面には前記点設位置に対応するよ
    うに位置して堰止め部を開閉可能に綴じ込む綴じ合わせ
    手段と、前記ベースシートの堰止め部に周縁を差し入れ
    たマット本体とを備え、 前記マット本体の周縁に前記綴じ合わせ手段による綴じ
    合わせ部分に対応した欠損部を設け、マット本体におけ
    る欠損部間の周縁を、綴じ合わせ手段の間の堰止め部で
    保持したことを特徴とするマット。
  2. 【請求項2】帯状の堰止めシートを周縁に亘って重ね合
    わせてなる折り返し状の堰止め部を有するベースシート
    と、前記ベースシートの上面に配置されて、前記ベース
    シートの堰止め部に周縁を差し入れたマット本体と、前
    記マット本体を覆うようにしてマット本体の上面側に重
    ねられ周縁を前記堰止め部に差し入れたネット体とから
    なり、 前記ネット体の周縁とこのネット体の周縁に対応する前
    記堰止め部の内面とを接離可能にして綴じ込む綴じ合わ
    せ手段が設けられていることを特徴とするマット。
  3. 【請求項3】上記綴じ合わせ手段は、綴じ合わせ部位に
    おける対向面それぞれに互いが接離可能に係合する面フ
    ァスナーを取り付けてなるものである請求項1または2
    に記載のマット。
  4. 【請求項4】上記マット本体はセルローススポンジから
    なるものである請求項1から3の何れか一項に記載のマ
    ット。
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