JPH07327899A - 急速吸水性布巾 - Google Patents
急速吸水性布巾Info
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- JPH07327899A JPH07327899A JP16049594A JP16049594A JPH07327899A JP H07327899 A JPH07327899 A JP H07327899A JP 16049594 A JP16049594 A JP 16049594A JP 16049594 A JP16049594 A JP 16049594A JP H07327899 A JPH07327899 A JP H07327899A
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- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目 的】 本発明は濡れた装身具を纏った人、犬や
猫のペット類等の躯表面に付着している水、或は流し
台、便器周辺に飛散した水滴を急速に吸収するマットに
関するものである。 【構成】 パルプ粉末紙数枚でパルプ粉末紙の表裏に
澱粉系接着剤水溶液を介して吸水膨張性樹脂微粉末を付
着固定したシート吸水保持紙を包み吸水保持層とし、こ
れを表皮層なる疎水性で透水性の優れた且つ植物より抽
出した接触型坑菌剤及び防臭剤で処理した合成繊維不織
布で覆いまた吸水保持層の下には遮水層として熱可塑性
樹脂フイルム（４−１）と弱粘着性付与を施し滑り止め
機能を持つ不織布からなる不透水層を配して、上記表皮
層と不透水層の縁部分を加熱溶着して吸水保持層を封入
し、加熱溶着した縁部分に貫通孔を設け、その貫通孔に
連結紐を取り付けた急速吸水性布巾である。
猫のペット類等の躯表面に付着している水、或は流し
台、便器周辺に飛散した水滴を急速に吸収するマットに
関するものである。 【構成】 パルプ粉末紙数枚でパルプ粉末紙の表裏に
澱粉系接着剤水溶液を介して吸水膨張性樹脂微粉末を付
着固定したシート吸水保持紙を包み吸水保持層とし、こ
れを表皮層なる疎水性で透水性の優れた且つ植物より抽
出した接触型坑菌剤及び防臭剤で処理した合成繊維不織
布で覆いまた吸水保持層の下には遮水層として熱可塑性
樹脂フイルム（４−１）と弱粘着性付与を施し滑り止め
機能を持つ不織布からなる不透水層を配して、上記表皮
層と不透水層の縁部分を加熱溶着して吸水保持層を封入
し、加熱溶着した縁部分に貫通孔を設け、その貫通孔に
連結紐を取り付けた急速吸水性布巾である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、濡れた着衣を纏った
人、犬や猫等のペット類の濡れた体が触れた時その含ま
れた水分を急速に吸収し、接触する部分の濡れを防止
し、又台所、洗面所等の流し台及び便器周辺に飛散する
水滴を急速に吸い取る吸水保持マットとその製造方法に
関するものである。
人、犬や猫等のペット類の濡れた体が触れた時その含ま
れた水分を急速に吸収し、接触する部分の濡れを防止
し、又台所、洗面所等の流し台及び便器周辺に飛散する
水滴を急速に吸い取る吸水保持マットとその製造方法に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、海水浴場やプールで濡れた水着の
まま座席を使用する時は予め座席にバスタオルを掛け、
また風呂の湯上がりでの足拭きにはタオル地或は吸水性
の織物の足拭きマットを敷き、台所や洗面所等の流し台
前にはタオル地或は吸水性の織物をマットとして用い、
或は又便器周辺には飛沫尿水吸収用にトイレットマット
を使用されているが、これらのマット類は”濡れ”が遅
く、吸水しても表面に”濡れ””湿り”の感じが残り、
後続利用者に不潔感を与えていた。
まま座席を使用する時は予め座席にバスタオルを掛け、
また風呂の湯上がりでの足拭きにはタオル地或は吸水性
の織物の足拭きマットを敷き、台所や洗面所等の流し台
前にはタオル地或は吸水性の織物をマットとして用い、
或は又便器周辺には飛沫尿水吸収用にトイレットマット
を使用されているが、これらのマット類は”濡れ”が遅
く、吸水しても表面に”濡れ””湿り”の感じが残り、
後続利用者に不潔感を与えていた。
【０００３】この不快感を取り除くためには座席、流し
台、浴室出入口、或は便器の使用後は、タオル或はマッ
トは予備の物と取り替る必要があり、使用済みのものは
再使用するために、これを洗浄、乾燥または衛生処理を
施す必要があった。
台、浴室出入口、或は便器の使用後は、タオル或はマッ
トは予備の物と取り替る必要があり、使用済みのものは
再使用するために、これを洗浄、乾燥または衛生処理を
施す必要があった。
【０００４】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、上述し
た従来の織物のバスタオル、バスマット等では水分を吸
収しても”濡れ”が移行しただけで、後続利用者に”濡
れ””湿り”を感じさせ、吸水量が多くなると水分がバ
スタオルやバスマットを貫通し、基材の床を濡らすとい
う問題が発生していた。
た従来の織物のバスタオル、バスマット等では水分を吸
収しても”濡れ”が移行しただけで、後続利用者に”濡
れ””湿り”を感じさせ、吸水量が多くなると水分がバ
スタオルやバスマットを貫通し、基材の床を濡らすとい
う問題が発生していた。
【０００５】そこで本発明は、上記問題点を解消するた
めに、濡れたものの表面から或は飛散した水滴を迅速に
吸水、保持し且その表面で”濡れ””湿り”を感じさせ
ず、衛生的で、連続的に使用ができる安価な吸水マット
及びその製造方法を提供することを目的としている。
めに、濡れたものの表面から或は飛散した水滴を迅速に
吸水、保持し且その表面で”濡れ””湿り”を感じさせ
ず、衛生的で、連続的に使用ができる安価な吸水マット
及びその製造方法を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】次に、上記の目的を達成
するための手段を、実施例に対応する図１乃至図参照し
て説明する。この発明の急速吸水性布巾（１）は、表皮
層（２）に疎水性で透水能を有し、肌触りの良い合成繊
維の不織布を使用し、その下の層には急速吸水性、浸透
性に優れたパルプ粉末紙の表裏を水溶性接着剤で処理し
て、その処理面に吸水膨張性樹脂の微粉末を付着させて
出来た吸水保持紙（３−２）の上下に吸水、浸透性に優
れたパルプ粉末紙（３−１）数枚積層した構造の吸水保
持層（３）を備え、その下面に不透水層（４）を設けて
吸水した水分がマットを貫通することなく、更に裏面に
弱粘着性を有する不織布を配して床表面等の接触面でマ
ットの滑りを防止すると共に表皮層（２）、吸水保持層
（３）、不透水層（４）、及び滑り防止層の各層間のず
れを防ぐために吸水保持層（３）を除く積層体の縁
（５）を加熱溶着加工することにより吸水膨張体のはみ
出しを見ることなく上記問題を解決することを見出し
た。これを更に詳しく図面で説明する。本発明の急速吸
水性布巾（１）は吸水保持層（３）が吸収した水分を急
速吸性布巾の裏面に貫通しないように加熱溶着可能な熱
可塑性樹脂フイルム（４−１）と合成樹脂繊維の不織布
（４−２）との貼合わせたラミネートシートの不透水層
（４）の上に、急速吸水性で、濡れ伝播速度が速いパル
プ粉末紙（３−１）を数枚重ねた下に吸水膨張性樹脂の
微粉末をパルプ粉末紙の表裏に付着させた吸水保持紙
（３−２）を更に急速吸水性、浸透性に優れたパルプ粉
末紙数枚（３−２）を重ねて出来たシートで、その幅・
長さの寸法が表皮層（２）及び不透水層（４）のそれよ
り短い吸水保持層（３）とを重ね、その上更に疎水性と
透水性に優れた合成繊維不織布にワサビ、柿の渋、茶等
の植物から抽出した接触型坑菌剤及び防臭剤で処理した
表皮層（２）とを積層するこれら３層の積層体の周辺で
表皮層（２）と不透水層（４）とが直接接触している縁
部分（５）を加熱溶着して吸水保持層（３）を封じ込め
た枠付きシート状物である。
するための手段を、実施例に対応する図１乃至図参照し
て説明する。この発明の急速吸水性布巾（１）は、表皮
層（２）に疎水性で透水能を有し、肌触りの良い合成繊
維の不織布を使用し、その下の層には急速吸水性、浸透
性に優れたパルプ粉末紙の表裏を水溶性接着剤で処理し
て、その処理面に吸水膨張性樹脂の微粉末を付着させて
出来た吸水保持紙（３−２）の上下に吸水、浸透性に優
れたパルプ粉末紙（３−１）数枚積層した構造の吸水保
持層（３）を備え、その下面に不透水層（４）を設けて
吸水した水分がマットを貫通することなく、更に裏面に
弱粘着性を有する不織布を配して床表面等の接触面でマ
ットの滑りを防止すると共に表皮層（２）、吸水保持層
（３）、不透水層（４）、及び滑り防止層の各層間のず
れを防ぐために吸水保持層（３）を除く積層体の縁
（５）を加熱溶着加工することにより吸水膨張体のはみ
出しを見ることなく上記問題を解決することを見出し
た。これを更に詳しく図面で説明する。本発明の急速吸
水性布巾（１）は吸水保持層（３）が吸収した水分を急
速吸性布巾の裏面に貫通しないように加熱溶着可能な熱
可塑性樹脂フイルム（４−１）と合成樹脂繊維の不織布
（４−２）との貼合わせたラミネートシートの不透水層
（４）の上に、急速吸水性で、濡れ伝播速度が速いパル
プ粉末紙（３−１）を数枚重ねた下に吸水膨張性樹脂の
微粉末をパルプ粉末紙の表裏に付着させた吸水保持紙
（３−２）を更に急速吸水性、浸透性に優れたパルプ粉
末紙数枚（３−２）を重ねて出来たシートで、その幅・
長さの寸法が表皮層（２）及び不透水層（４）のそれよ
り短い吸水保持層（３）とを重ね、その上更に疎水性と
透水性に優れた合成繊維不織布にワサビ、柿の渋、茶等
の植物から抽出した接触型坑菌剤及び防臭剤で処理した
表皮層（２）とを積層するこれら３層の積層体の周辺で
表皮層（２）と不透水層（４）とが直接接触している縁
部分（５）を加熱溶着して吸水保持層（３）を封じ込め
た枠付きシート状物である。
【０００７】本発明の急速吸水性布巾（１）はその最下
皮に位置する合成繊維の不織布（４−２）にはゴムラテ
ックス、或はアタックチィックポリマーを含浸固定して
滑り防止性能を付与し、当該急速吸水性布巾（１）が水
を含んだ状態で踏み付けても基材（例えば床表面等）と
の間で滑りが生じない素材構成、構造にした。
皮に位置する合成繊維の不織布（４−２）にはゴムラテ
ックス、或はアタックチィックポリマーを含浸固定して
滑り防止性能を付与し、当該急速吸水性布巾（１）が水
を含んだ状態で踏み付けても基材（例えば床表面等）と
の間で滑りが生じない素材構成、構造にした。
【０００８】更に本発明の急速吸水性布巾（１）はその
縁部分（５）には吸水保持層（３）を封じ込める機能を
損なわない位置に等間隔で貫通孔（６）を設け締結用紐
（７）を取り付けて、当該急速吸水性布巾（１）を複数
枚繋合わせてより広範囲の面積にも適用できるようにし
た。 又この貫通孔（６）及び締結用紐（７）と同様の
目的で、これをファスナーやマジックテープに替えるこ
ともできる。
縁部分（５）には吸水保持層（３）を封じ込める機能を
損なわない位置に等間隔で貫通孔（６）を設け締結用紐
（７）を取り付けて、当該急速吸水性布巾（１）を複数
枚繋合わせてより広範囲の面積にも適用できるようにし
た。 又この貫通孔（６）及び締結用紐（７）と同様の
目的で、これをファスナーやマジックテープに替えるこ
ともできる。
【０００９】また更に本発明の急速吸水性布巾（１）は
その表皮層（２）に付与した接触型坑菌性能、及び防臭
性能を損なわない材料で印刷、染色等を施してもよい。
その表皮層（２）に付与した接触型坑菌性能、及び防臭
性能を損なわない材料で印刷、染色等を施してもよい。
【００１０】本発明の急速吸水性布巾の形状は長方形に
限らず、使用目的に応じて種々の形状にデザインするこ
とができる。
限らず、使用目的に応じて種々の形状にデザインするこ
とができる。
【００１１】
【作用】本発明の急速吸水性布巾（１）は海水浴場等で
不特定多数の人に利用される椅子、やベンチ等に取り付
けて置けば濡れた水着のまま腰掛けた人の後乾いた衣服
を着用して同じ椅子やベンチを使用しても衣服を濡らす
ことなく、全く不快感がなく、ソフトな敷布の上に腰掛
けた感じで使用できる。
不特定多数の人に利用される椅子、やベンチ等に取り付
けて置けば濡れた水着のまま腰掛けた人の後乾いた衣服
を着用して同じ椅子やベンチを使用しても衣服を濡らす
ことなく、全く不快感がなく、ソフトな敷布の上に腰掛
けた感じで使用できる。
【００１２】また当該急速吸水性布巾（１）は自動車、
自動二輪車などの座席、床に取り付けて置けば、釣り人
が濡れた装身具（ウエストスーツ、長ゴム靴等の）を着
けたまま、或は水着のままで着替えることなく自動車等
に乗り込んでも車内が”濡れ”ないで安心して自動車を
利用することができ、直ちに乾いた着衣で正常に使用が
できる。
自動二輪車などの座席、床に取り付けて置けば、釣り人
が濡れた装身具（ウエストスーツ、長ゴム靴等の）を着
けたまま、或は水着のままで着替えることなく自動車等
に乗り込んでも車内が”濡れ”ないで安心して自動車を
利用することができ、直ちに乾いた着衣で正常に使用が
できる。
【００１３】更に台所、洗面所の流し台の前（足元）に
当該急速吸水性布巾（１）を敷いて置くとその上を踏み
つけても滑って転ぶことなく流し台から飛散した水滴を
即座に吸収、保持し、用を達した後は急速吸水性布巾
（１）を取り除くだけで拭き掃除をする必要がない。
当該急速吸水性布巾（１）を敷いて置くとその上を踏み
つけても滑って転ぶことなく流し台から飛散した水滴を
即座に吸収、保持し、用を達した後は急速吸水性布巾
（１）を取り除くだけで拭き掃除をする必要がない。
【００１４】更にまた便器周辺の床に当該急速吸水性布
巾（１）を敷いて置くと便器外に飛散した尿水を即座に
吸収して後続の利用者に不快感を与えずまた流水による
清掃作業をしなくても、汚水に触れることなく、簡単
に、衛生的に処理することができる。
巾（１）を敷いて置くと便器外に飛散した尿水を即座に
吸収して後続の利用者に不快感を与えずまた流水による
清掃作業をしなくても、汚水に触れることなく、簡単
に、衛生的に処理することができる。
【００１５】
【実施例】毛羽起ちのないポリプロピレンの単繊維から
なる目付け２００ｇ／ｍ２の肌触りのよい不織布４５ｃ
ｍ×６５ｃｍを表皮層に用い、目付け２５０ｇ／ｍ２の
パルプ粉末紙を３枚重ねその下に上記パルプ粉末紙の両
面を澱粉系接着剤の水溶液（固形分５％ｂｙ ｖｏｌｕ
ｍｅ）で湿らせてその両面に吸水膨張性樹脂微粉末（片
面１０ｇ／ｍ２）を均一に付着固定させた吸水保持紙を
２枚配し、上記パルプ粉末紙を２枚当てがい、これら７
枚のパルプ粉末紙の積層体４０ｃｍ×６０ｃｍを吸水保
持層とし、更にこれらの下に厚み０．０２ｍｍのＬＤＰ
Ｅと目付け５０ｇ／ｍ２のＰＰ不織布とを接着剤により
ドライラミネートして更に不織布側にゴムラテックスを
１００ｇ／ｍ２（固形分換算）を塗布含浸させた不透水
層４５ｃｍ×６５ｃｍを配して、これら表皮層、吸水保
持層、及び不透水層とを積層して、表皮層と不透水層と
が直接接している周辺部（幅２．５ｃｍ）を加熱溶着
し、吸水保持層を封じ込みマット状物を作成した。この
マット状物を織布のソファーの上に掛け、プールより上
がった直後の水着姿の人がそのソファーに腰掛けた後マ
ット状物の表皮面の”濡れ”を検査したところ全く”濡
れた”感覚はなかったがマット状物の吸水量を測定した
ところ２５０ｇであった。
なる目付け２００ｇ／ｍ２の肌触りのよい不織布４５ｃ
ｍ×６５ｃｍを表皮層に用い、目付け２５０ｇ／ｍ２の
パルプ粉末紙を３枚重ねその下に上記パルプ粉末紙の両
面を澱粉系接着剤の水溶液（固形分５％ｂｙ ｖｏｌｕ
ｍｅ）で湿らせてその両面に吸水膨張性樹脂微粉末（片
面１０ｇ／ｍ２）を均一に付着固定させた吸水保持紙を
２枚配し、上記パルプ粉末紙を２枚当てがい、これら７
枚のパルプ粉末紙の積層体４０ｃｍ×６０ｃｍを吸水保
持層とし、更にこれらの下に厚み０．０２ｍｍのＬＤＰ
Ｅと目付け５０ｇ／ｍ２のＰＰ不織布とを接着剤により
ドライラミネートして更に不織布側にゴムラテックスを
１００ｇ／ｍ２（固形分換算）を塗布含浸させた不透水
層４５ｃｍ×６５ｃｍを配して、これら表皮層、吸水保
持層、及び不透水層とを積層して、表皮層と不透水層と
が直接接している周辺部（幅２．５ｃｍ）を加熱溶着
し、吸水保持層を封じ込みマット状物を作成した。この
マット状物を織布のソファーの上に掛け、プールより上
がった直後の水着姿の人がそのソファーに腰掛けた後マ
ット状物の表皮面の”濡れ”を検査したところ全く”濡
れた”感覚はなかったがマット状物の吸水量を測定した
ところ２５０ｇであった。
【００１６】
【比較例】表皮層及び不透水層の材質は実施例と同様に
して吸水保持層の構成をパルプ粉末紙７枚とし吸水膨張
性樹脂微粉末を用いないで製作したマット状物を織布の
ソファーに掛け、実施例と同様プールより揚がった直後
の水着姿の人が腰掛けてそのマット状物表面の”濡れ”
状態を検査したところマット状表面に冷たく”濡れ”を
感じ不愉快感が残った。また マット状物に吸収された
水分量を測定したところ１５０ｇであった。
して吸水保持層の構成をパルプ粉末紙７枚とし吸水膨張
性樹脂微粉末を用いないで製作したマット状物を織布の
ソファーに掛け、実施例と同様プールより揚がった直後
の水着姿の人が腰掛けてそのマット状物表面の”濡れ”
状態を検査したところマット状表面に冷たく”濡れ”を
感じ不愉快感が残った。また マット状物に吸収された
水分量を測定したところ１５０ｇであった。
【００１７】
【表１】
【００１８】実施例、及び比較例のそれぞれの性能評価
を纏めると表１に示す通りである。
を纏めると表１に示す通りである。
【００１９】
【発明の効果】以上の如く、本発明による急速吸水性布
巾によれば濡れた衣服、装身具を着けたまま着替え、履
き替えをすることなく椅子やベンチを使用した後も”濡
れ””湿り”を残さず、後続の利用者に不快感を持たせ
ることなく、また浴室出入り口、流し台周辺の飛散する
水滴を吸収し或はまた便器周辺に飛散した尿水を吸収し
て、これら周辺の拭き取り掃除を簡単に済ますことがで
き、また清潔に保つという効果がある。
巾によれば濡れた衣服、装身具を着けたまま着替え、履
き替えをすることなく椅子やベンチを使用した後も”濡
れ””湿り”を残さず、後続の利用者に不快感を持たせ
ることなく、また浴室出入り口、流し台周辺の飛散する
水滴を吸収し或はまた便器周辺に飛散した尿水を吸収し
て、これら周辺の拭き取り掃除を簡単に済ますことがで
き、また清潔に保つという効果がある。
【図１】本発明の急速吸水性布巾を説明するための概略
構成図である。
構成図である。
【図２】本発明の急速吸水性布巾要部の素材構成の詳細
な説明図である。
な説明図である。
【図３】本発明の急速吸水性布巾を連結した時の平面図
である。
である。
１ ・・・・・・・・・・ 急速吸水性布巾 ２ ・・・・・・・・・・ 表皮層 ３ ・・・・・・・・・・ 吸水保持層 ３−１ ・・・・・・・・ パルプ粉末紙 ３−２ ・・・・・・・・ パルプ粉末紙の両面に吸水
膨張性樹脂微粉末を付着させた吸水保持紙 ４ ・・・・・・・・・・ 不透水層 ４−１ ・・・・・・・・ 不透水性熱可塑性樹脂フイ
ルム ４−２ ・・・・・・・・ 合成織維の不織布体 ５ ・・・・・・・・・・ 加熱溶着した急速吸水性布
巾の縁部分 ６ ・・・・・・・・・・ 貰通孔 ７ ・・・・・・・・・・ 締結用紐 ７−１ ・・・・・・・・ 締結用紐による連結部
膨張性樹脂微粉末を付着させた吸水保持紙 ４ ・・・・・・・・・・ 不透水層 ４−１ ・・・・・・・・ 不透水性熱可塑性樹脂フイ
ルム ４−２ ・・・・・・・・ 合成織維の不織布体 ５ ・・・・・・・・・・ 加熱溶着した急速吸水性布
巾の縁部分 ６ ・・・・・・・・・・ 貰通孔 ７ ・・・・・・・・・・ 締結用紐 ７−１ ・・・・・・・・ 締結用紐による連結部
【手続補正書】
【提出日】平成６年９月２９日
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００６
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００６】
【課題を解決するための手段】次に、上記の目的を達成
するための手段を、実施例に対応する図１乃至図３を参
照して説明する。この発明の急速吸水性布巾（１）は、
表面層（２）に疎水性で透水能を有し、肌触りの良い合
成繊維の不織布を使用し、その下の層には急速吸水性、
浸透性に優れたパルプ粉末紙の表裏を水溶性接着剤で処
理して、その処理面に吸水膨張性樹脂の微粉末を付着さ
せて出来た吸水保持紙（３−２）の上下に吸水、浸透性
に優れたパルプ粉末紙（３−１）数枚積層した構造の吸
水保持層（３）を備え、その下面に不透水層（４）を設
けて吸水した水分がマットを貫通することなく、更に裏
面に弱粘着性を有する不織布を配して床表面等の接触面
でマットの滑りを防止すると共に表面層（２），吸水保
持層（３）、不透水層（４），及び滑り防止層の各層間
のずれを防ぐために吸水保持層（３）を除く積層体の縁
（５）を加熱溶着加工することにより吸水膨張体のはみ
出しを見ることなく上記問題を解決することを見出し
た。これを更に詳しく図面で説明する。本発明の急速吸
水性布巾（１）は吸水保持層（３）が吸収した水分を急
速吸水性布巾の裏面に貫通しないように加熱溶着可能な
熱可塑性樹脂フィルム（４−１）と合成樹脂繊維の不織
布（４−２）との貼合わせたラミネートの不透水層
（４）の上に、急速吸水性で、濡れ伝播速度が速いパル
プ粉末紙（３−１）を数枚重ねた下に吸水膨張性樹脂の
微粉末をパルプ粉末紙の表裏に付着させた吸水保持紙
（３−２）を更に急速吸水性、浸透性に優れたパルプ粉
末紙数枚（３−２）を重ねて出来たシートで、その幅・
長さの寸法が表皮層（２）及び不透水層（４）のそれよ
り短い吸水保持層（３）とを重ね、その上更に疎水性と
透水性に優れた合成繊維不織布にワサビ、柿の渋、茶等
の植物から抽出した接触型坑菌剤及び防臭剤で処理した
表皮層（２）とを積層するこれら３層の積層体の周辺で
表皮層（２）と不透水層（４）とが直接接触している縁
部分（５）を加熱溶着して吸水保持層（３）を封じ込め
た枠付きシート状物である。
するための手段を、実施例に対応する図１乃至図３を参
照して説明する。この発明の急速吸水性布巾（１）は、
表面層（２）に疎水性で透水能を有し、肌触りの良い合
成繊維の不織布を使用し、その下の層には急速吸水性、
浸透性に優れたパルプ粉末紙の表裏を水溶性接着剤で処
理して、その処理面に吸水膨張性樹脂の微粉末を付着さ
せて出来た吸水保持紙（３−２）の上下に吸水、浸透性
に優れたパルプ粉末紙（３−１）数枚積層した構造の吸
水保持層（３）を備え、その下面に不透水層（４）を設
けて吸水した水分がマットを貫通することなく、更に裏
面に弱粘着性を有する不織布を配して床表面等の接触面
でマットの滑りを防止すると共に表面層（２），吸水保
持層（３）、不透水層（４），及び滑り防止層の各層間
のずれを防ぐために吸水保持層（３）を除く積層体の縁
（５）を加熱溶着加工することにより吸水膨張体のはみ
出しを見ることなく上記問題を解決することを見出し
た。これを更に詳しく図面で説明する。本発明の急速吸
水性布巾（１）は吸水保持層（３）が吸収した水分を急
速吸水性布巾の裏面に貫通しないように加熱溶着可能な
熱可塑性樹脂フィルム（４−１）と合成樹脂繊維の不織
布（４−２）との貼合わせたラミネートの不透水層
（４）の上に、急速吸水性で、濡れ伝播速度が速いパル
プ粉末紙（３−１）を数枚重ねた下に吸水膨張性樹脂の
微粉末をパルプ粉末紙の表裏に付着させた吸水保持紙
（３−２）を更に急速吸水性、浸透性に優れたパルプ粉
末紙数枚（３−２）を重ねて出来たシートで、その幅・
長さの寸法が表皮層（２）及び不透水層（４）のそれよ
り短い吸水保持層（３）とを重ね、その上更に疎水性と
透水性に優れた合成繊維不織布にワサビ、柿の渋、茶等
の植物から抽出した接触型坑菌剤及び防臭剤で処理した
表皮層（２）とを積層するこれら３層の積層体の周辺で
表皮層（２）と不透水層（４）とが直接接触している縁
部分（５）を加熱溶着して吸水保持層（３）を封じ込め
た枠付きシート状物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 594117489 西村 元一 兵庫県神戸市垂水区南多聞台１丁目１番３ 号 (72)発明者 丸山 祥一 大阪府岸和田市箕土路町１丁目５番31号 (72)発明者 中川 光弘 大阪府大阪市阿倍野区相生通１丁目４番２ 号13 (72)発明者 久乗 佳男 京都府京都市右京区嵯峨梅ノ木町３番地 (72)発明者 西村 元一 兵庫県神戸市垂水区南多聞台１丁目１番３ 号
Claims (2)
- 【請求項 １】 第１層が接触型坑菌剤及び防臭剤で処
理され、且加熱溶着可能な透水性合成繊維の不織布と
第２層が吸水性の優れたパルプ粉末紙の表裏を水溶性接
着剤で処理して、その処理面に吸水膨張性樹脂の微粉末
を付着させて出来た吸水保持紙の上下に吸水性の優れた
パルプ粉末紙を配し、第１層より幅・長さの寸法が短い
吸水保持層と 第３層が加熱溶着可能な遮水性合成樹脂
フイルムとゴムラテックスを塗布含浸させて滑り防止性
能を付与した合成繊維不織布とを貼合わせて一体化し、
幅・長さの寸法が第１層の表皮層と同じか大きい遮水層
との３層で構成され、前記第１層の表皮層の不織布と前
記第３層の遮水性合成樹脂フイルムと接触している周辺
部を加熱容着して第２層の吸水保持層を封入したことを
特徴とする急速吸水性布巾及びその製造方法。 - 【請求項 ２】 第１層が接触型坑菌剤及び防臭剤で処
理され、且加熱溶着可能な透水性合成繊維の不織布と
第２層が吸水性の優れたパルプ粉末紙の表裏を水溶性接
着剤で処理して、その処理面に吸水膨張性樹脂の微粉末
を付着させて出来た吸水保持紙の上下に吸水性の優れた
パルプ粉末紙を配し、第１層より幅・長さの寸法が短い
吸水保持層と 第３層が加熱溶着可能な遮水性合成樹脂
フイルムとゴムラテックスを塗布含浸させて滑り防止性
を付与した合成繊維不織布とを貼合わせて一体化し、幅
・長さの寸法が第１層の表皮層と同じか大きい遮水層と
の３層で構成され、前記第１層の表皮層と前記第３層の
遮水性合成樹脂フイルムと接触している周辺部を加熱溶
着して第２層の吸水保持層を封入して、当該加熱溶着部
に貫通孔を設け、その貫通孔には連結用紐材を取り付け
たことを特徴とする急速吸水性布巾及びその製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16049594A JPH07327899A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 急速吸水性布巾 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16049594A JPH07327899A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 急速吸水性布巾 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07327899A true JPH07327899A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15716178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16049594A Pending JPH07327899A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 急速吸水性布巾 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07327899A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011136087A1 (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-03 | 住友精化株式会社 | 吸水シート構成体 |
| CN104398220A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-03-11 | 常熟市一心无纺制品有限公司 | 一种地板清洁抹布 |
| CN107512063A (zh) * | 2017-08-17 | 2017-12-26 | 张业展 | 一种防晒降温结构 |
-
1994
- 1994-06-07 JP JP16049594A patent/JPH07327899A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011136087A1 (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-03 | 住友精化株式会社 | 吸水シート構成体 |
| JPWO2011136087A1 (ja) * | 2010-04-30 | 2013-07-18 | 住友精化株式会社 | 吸水シート構成体 |
| JP5746686B2 (ja) * | 2010-04-30 | 2015-07-08 | 住友精化株式会社 | 吸水シート構成体 |
| CN104398220A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-03-11 | 常熟市一心无纺制品有限公司 | 一种地板清洁抹布 |
| CN107512063A (zh) * | 2017-08-17 | 2017-12-26 | 张业展 | 一种防晒降温结构 |
| CN107512063B (zh) * | 2017-08-17 | 2023-07-14 | 张业展 | 一种防晒降温结构 |
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