JP2983833B2 - トナー用内添離型剤及びそれを用いたトナー - Google Patents

トナー用内添離型剤及びそれを用いたトナー

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトナー用内添離型剤に関
し、特に、定着時において良好な低温定着性を保持しな
がら、十分な耐オフセット性及び耐巻き付き性をトナー
に付与することのできる、トナー用内添離型剤及びそれ
を用いたトナーに関する。
【0002】
【従来技術】一般に、ゼログラフィーを利用した画像形
成方法における乾式現像方式で使用されるトナーは、結
着樹脂、着色剤、荷電制御剤等の成分によって構成され
ており、このトナーの性能により、形成される画像の品
質が著しく影響される。特に、近年、高速の熱ローラー
定着方式が一般化するに伴い、コピー速度を増大させる
ことのできるトナーの開発が重要になっている。
【0003】即ち、定着の高速度化に対応させるため
に、トナー中の結着樹脂として軟化点の低いものを使用
した場合には、定着時にトナー像の一部が熱ローラの表
面に付着し、これがコピー用紙上に転移して地汚れを起
こしたり(いわゆるオフセット現象)、コピー用紙が熱
ローラの表面に巻き付き易いという欠点が生ずる。そこ
で、かかる欠点を改善するために、カルナウバロウのご
とき植物性ワックスやポリエチレン、ポリプロピレン等
のポリオレフィン系ワックスを離型剤として添加するこ
とが行われている(例えば、特公昭52−3304号、
同60−17109号各公報)。
【0004】しかしながら、上記の方法によっては、耐
オフセット性及び低温定着性は改善されるものの、耐巻
き付き性が十分でないという欠点があった。また、上記
と同様の目的で、高級脂肪酸や高級アルコール等の潤滑
性化合物を内添離型剤として添加する提案(特開昭57
−148752号、同58−97056号各公報)、及
び、低温定着性を向上させる目的で、分子量500〜
2,000の固形シリコーンレジンを内添離型剤として
添加する提案(特開昭51−143333号公報)がな
されている。
【0005】しかしながら、これらの場合には、低温定
着性は良好であるものの、耐オフセット性及び耐巻き付
き性が十分でないという欠点があった。更に、同様の目
的で、低分子量のポリオレフィン系ワックスを内添離型
剤として添加する提案(特公昭52−3304号、同6
0−17109号各公報)がなされている。
【0006】しかしながら、この場合には、耐オフセッ
ト性は良好であるが、低温定着性が十分でないという欠
点があった。一方、上記の離型剤は、一般に結着樹脂へ
の分散性が悪いため、現像中に離型剤がトナーから遊離
して感光体に付着(フィルミング)したり、二成分系複
写機の場合にはスペントトナーによるキャリア汚染が発
生し易いという欠点もあった。従って、従来の離型剤の
場合には、長期に渡って、良質の画像を安定に形成させ
ることは困難であった。
【0007】そこで、カルナウバ系ワックスの離型性を
改良する目的で、表面エネルギーの低い液体、例えばジ
メチルシリコーンオイルを添加する方法が提案(米国特
許4517272号明細書)されている。しかしなが
ら、この場合には、シリコーンオイルによるキャリアー
粒子の汚染が発生し、現像剤の摩擦帯電が不足するよう
になるので、電荷が不安定となるという欠点があった。
従って、低温定着性を保持しながら、耐オフセット性及
び耐巻き付き性に優れた内添離型剤は未だ見出されてい
ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等
は、トナー内添離型剤について鋭意検討した結果、脂肪
族アミド基を含有する高級脂肪酸で変性した一定のジメ
チルポリシロキサンが、トナー内添離型剤として極めて
有効であるということを見出し本発明に到達した。従っ
て本発明の第1の目的は、低温定着性を保持しながら、
耐オフセット性及び耐巻き付き性にも優れたトナー用内
添離型剤を提供することにある。本発明の第2の目的
は、熱ローラーによる高速定着に適したトナーを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の諸目的
は、トナーに内添させることによって該トナーに離型性
を付与する離型剤において、該離型剤が下記化2で表さ
れるオルガノポリシロキサン化合物であることを特徴と
するトナー用内添離型剤によって達成された。
【化2】 但し、化2中のXは炭素原子数18以上の脂肪族アミド
基を含有する一価の有機基を表す。aは0〜3の整数、
mは10以上の整数、nは0以上の整数で、かつ、2a
+n(長鎖脂肪族基の数)は2≦2a+n≦50を満た
す整数である。
【0010】上記炭素原子数18以上の脂肪族アミド基
を含有する一価の有機基は潤滑性を付与する官能基であ
り、炭素原子数が18以上の長鎖脂肪酸のアミド基を有
する有機基である。このような有機基の具体例として
は、下記化3に示される有機基等が挙げられる。
【化3】
【0011】これらの有機基は直接珪素原子に結合して
いても、いなくても良いが、特に、長期安定性の観点か
ら、加水分解し難い2価の炭化水素基(但し、酸素原子
やNH基で中断された炭化水素基を含む)を介して結合
していることが好ましい。このような有機基の具体的と
して、下記化4に示される有機基等が挙げられる。
【化4】 但し、化4中のnは17以上の整数を表す。
【0012】本発明においては、脂肪族アミド基の炭素
原子数が17以下の場合には、オルガノポリシロキサン
の軟化点が低くなるので、低温定着性には有利となる
が、トナーの流動性や帯電性が悪くなるので好ましくな
い。更に、低融点の離型剤を添加すると、黒ベタ部の刷
毛筋や画像の欠け等が発生し易くなる上、感光体へのト
ナーフィルミングも発生し易くなるので好ましくない。
【0013】本発明で使用される全シロキサン中におけ
る脂肪族アミド基を有する置換基の数は、2個〜50個
であることが好ましい。1個だけでは脂肪族アミド化合
物の特性である低温定着性が活かされにくく、また50
個を超えるとジメチルポリシロキサンの特性である分散
性及び流動性が活かされないので、好ましくない。
【0014】ジメチルポリシロキサンは、トナーに流動
性及び撥水性を付与すると共に、着色顔料やシリカ等と
の分散性を向上させるものであり、その鎖長は、珪素原
子の数で10個〜1,000個であることが好ましく、
特に20個〜1,000個のポリシロキサンであること
が好ましい。シロキサンの鎖長が1,000を超える
と、高温でも粘度が高く、製造時に反応装置から系外に
出しにくい等、変性したシロキサンの取扱いが困難にな
る。また、軟化点も高くなるので低温定着性の観点から
不利となる。
【0015】本発明のトナー用内添離型剤の軟化点は5
0℃〜140℃の範囲にあることが好ましく、特に定温
定着性の点から60℃〜120℃であることが好まし
い。本離型剤の軟化点が50℃未満では、前述した如く
黒ベタ部の刷毛筋、画像の欠け、感光体へのフィルミン
グ等が発生するので好ましくない。また、140℃を超
えると高温定着が必要となるので、エネルギー的のみな
らず、複写速度の面からも不利となる。
【0016】本発明で使用される内添離型剤は特に限定
されるものではないが、具体例としては、例えば、下記
化5及び化6で示されるオルガノポリシロキサンが挙げ
られる。
【化5】
【化6】
【0017】上記のオルガノポリシロキサンは、対応す
る3−アミノプロピル基含有ポリシロキサンとベヘン
酸、モンタン酸等との脱アミド反応や、対応するハイド
ロジェンポリシロキサンとベヘン酸、モンタン酸、ベヘ
ニルアルコール等との脱水素縮合反応により得ることが
できる。また、カルビノール基含有ポリシロキサンとベ
ヘン酸、モンタン酸等とのエステル化反応によっても製
造される。
【0018】本発明における内添離型剤は、キャリアと
トナーとからなる二成分系乾式現像剤に用いられるトナ
ーに使用することも、トナーに磁性材料を含有させてな
る一成分系乾式現像剤に用いられるトナー(所謂磁性ト
ナー)に使用することもできる。
【0019】二成分系トナー或いは磁性トナーに用いら
れる結着樹脂としては、ポリエステル樹脂、アクリル樹
脂、スチレン樹脂、アクリル−スチレン樹脂、スチレン
−酢酸ビニル樹脂、スチレン−クロロスチレン樹脂、ス
チレン−プロピレン共重合体樹脂、スチレン−ブタジエ
ン共重合体樹脂、スチレン−塩化ビニル共重合体樹脂、
塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、
エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等が挙げられ
る。
【0020】これらの樹脂は単独で用いても、2種類以
上を混合して用いても良い。本発明の内添離型剤は、ト
ナー中の結着樹脂100重量部に対し、0.5〜30重
量部添加することが好ましい。添加量が0.5重量部未
満では定着時のオフセット防止効果が不十分であり、3
0部を越えると、トナーの流動性や帯電性等に悪影響を
及ぼし、画像不良を起こしたり画像安定性の悪化を招く
ので好ましくない。以上詳述した本発明の内添離型剤
を、従来の定温定着用トナー組成物中に使用されていた
内添離型剤の代りに使用することにより、定温定着性、
耐オフセット性及び耐巻き付き性に優れた本発明のトナ
ーとすることができる。
【0021】本発明のトナーに使用する着色剤は、従来
から用いられている顔料や染料の中から適宜選択して用
いることができる。このような染・顔料の具体例として
は、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、フタロ
シアニングリーン、酸化チタン、亜鉛華、アルミナホワ
イト、炭酸カルシウム、紺青、ローダミン系染料、クロ
ムイエロー、キナクリドン、ベンジジンイエロー、ロー
ズベンガル、トリアリルメタン系染料、アントラキノン
染料、モノアゾ及びジアゾ系染料等を挙げることができ
る。これらの染・顔料は、相当するトナーの色に合わせ
て単独又は2種以上を混合して用いることができる。
【0022】本発明で使用する荷電制御剤は、適切な正
又は負帯電性を付与できるものであれば特に限定されな
い。このような荷電制御剤の具体例としては、例えば、
シー・アイ・ピグメントレッド81に分類される、四級
アンモニウム塩化合物、スルホン酸四級アンモニウム塩
化合物、ニグロシン系化合物、トリアミノトリフェニル
メタン系化合物、イミダゾール化合物等の正電荷付与剤
や、含金属アゾ系化合物、サリチル酸金属化合物、アル
キルサリチル酸金属化合物等の負電荷付与剤を挙げるこ
とができる。
【0023】本発明のトナー粒子は、樹脂、着色剤、内
添離型剤、荷電制御剤等をインターナルミキサーやロー
ル等により加熱溶融混合した後、ジェットミル等によっ
て微粉砕化することにより、或いは、ニーダーや、1軸
又は2軸の押出機等で溶融混練した後同様に微粉砕化す
る等の、公知の方法によって容易に得ることができる。
分散が均一に行われ、3〜30μm程度の平均粒径にま
で細粒化される限り、混合方法については限定されな
い。本発明のトナーは、乾式の静電複写機はもとより、
ゼログラフィーを応用したプリンター等のトナーとして
好適である。
【0024】
【発明の効果】本発明のトナー用内添離型剤は、従来の
カルナウバロウやポリエチレン系ワックス離型剤に比
べ、潤滑性、離型性、分散性に優れ、適度な軟化点を有
しているので、高速定着時においても、良好な低温定着
性を保持しながら、十分な耐オフセット性及び耐巻き付
き性を示すことができる。特に、炭素原子数が20個以
上のカルボン酸を用いてジメチルポリシロキサンを変性
させた場合には、軟化点を50℃以上にすることができ
るので、乾式現像剤にベタツキや凝集等の不都合を生ず
ることがない上、フェザーオイルの量も削減することが
できる。
【0025】
【実施例】以下本発明を実施例により更に詳述するが、
本発明はこれによって限定されるものではない。尚、添
加量を示す「部」は「重量部」を示す。本発明で使用さ
れるオルガノポリシロキサン化合物の製造例を下記製造
例1〜3に示した。
【0026】製造例1.下記化7で示されるオルガノポ
リシロキサン180g、トルエン140g及びベヘン酸
(n−C2143COOH)27gの混合物をエステルア
ダプター装置付き反応フラスコに仕込み、トルエンの還
流下(115℃)で12時間反応させ、脱水縮合反応を
完結させた。
【化7】
【0027】次いで、トルエンを減圧下で留去して、下
記化8で示されるオルガノポリシロキサン−Aを201
g得た。
【化8】 得られたオルガノポリシロキサン−Aの揮発分は0.5
%(105℃、3時間)、軟化点は75℃(環球法)で
あり、IRスペクトル及びNMRスペクトルにより、上
記化8で示される平均組成式であることを確認した。
【0028】製造例2.下記化9で示されるオルガノポ
リシロキサン200g、トルエン200g及びベヘン酸
35gの混合物を、製造例1の場合と同様にして反応さ
せ、脱水縮合反応を完結させた。
【化9】
【0029】次いで、トルエンを減圧で留去して、下記
化9で示されるオルガノポリシロキサン−Bを231g
得た。
【化10】 得られたオルガノポリシロキサン−Bの揮発分は0.4
%(105℃、3時間)、軟化点は53℃(環球法)で
あり、IRスペクトル及びNMRスペクトルにより、上
記化10で示される平均組成式であることを確認した。
【0030】製造例3.製造例1のベヘン酸をモンタン
酸(n−C2959COOH)36gに代えた他は、製造
例1と全く同様にして、下記化11で示されるオルガノ
ポリシロキサン−C212gを得た。
【化11】 得られたオルガノポリシロキサン−Cの揮発分は0.4
%(105℃、3時間)、軟化点は82℃(環球法)で
あり、IRスペクトル及びNMRスペクトルにより、上
記化11で示される平均組成式であることを確認した。
【0031】実施例1.ガラス転移点63℃のスチレン
−アクリル樹脂(ハイマーTB−9000;三洋化成工
業株式会社製の商品名)100部、カーボンブラック
(MA−600;三菱化成工業株式会社製の商品名)5
部、メチルトリフェニルホスホニウムトシレート(荷電
制御剤)1部及び製造例1で得たオルガノポリシロキサ
ン−A5部の混合物を160℃で熱ロール分散した後、
ハンマーミルで粉砕し、ジェットミルを用いて、平均粒
子径が約10μmの微粒粉黒色トナーを得た。
【0032】平均粒径が150μmのフェライトキャリ
ア(パウダーテック株式会社製)、及び上記トナーを用
いて、トナー濃度を0.5%に調整した現像剤を作製
し、磁気ブラシ現像方式の乾式二成分型複写機(複写速
度:60枚/分)を用いてテストした。5万枚複写した
後のカブリを調べたところ、カブリは全くなく、鮮明な
画像が得られた。また5万枚複写した後のトナーの付着
もみられず、定着ロールの汚れも紙の巻き付きもなかっ
た。この現像剤を、50℃、98%RHの環境下に24
時間開放状態で放置しても、流動性が失われることはな
かった。
【0033】実施例2.オルガノポリシロキサン−Aの
代わりに、製造例2で得たオルガノポリシロキサン−B
を用いた他は、実施例1と全く同様にして微粉砕黒色ト
ナーを調製し、実施例1と同様な評価を行った。その結
果、実施例1の場合と同様に、カブリ、ロール汚染及び
紙の巻き付きは全くなく、流動性も良好であった。
【0034】実施例3.オルガノポリシロキサン−Aの
代わりに、製造例3で得たオルガノポリシロキサン−C
を用いた他は、実施例1と全く同様にして微粉砕黒色ト
ナーを調製し、実施例1と同様な評価を行った。その結
果、実施例1の場合と同様に、カブリ、ロール汚染及び
紙の巻き付きは全くなく、流動性も良好であった。次
に、比較例で使用されるオルガノポリシロキサン−Dを
下記製造例4に従っって製造した。
【0035】製造例4.製造例1で使用したベヘン酸を
パルミチン酸(n−C1531COOH)22gに代えた
他は、製造例1と全く同様にして下記化12で示される
オルガノポリシロキサン−Dを198g得た。
【化12】 得られたオルガノポリシロキサン−Dの揮発分は0.6
%(105℃、3時間)、軟化点は47℃(環球法)で
あり、IRスペクトル及びNMRスペクトルにより、上
記化12で示される平均組成式であることを確認した。
【0036】比較例1.オルガノポリシロキサン−Aの
代わりに、製造例4で得たオルガノポリシロキサン−D
を用いた他は、実施例1と全く同様にして微粉砕黒色ト
ナーを調製し、実施例1と同様な評価を行った。その結
果、カブリはなく、流動性もほぼ良好であったが、わず
かながらロール汚染が発生し、また、紙の巻き付き現象
も発生した。
【0037】比較例2.オルガノポリシロキサン−Aの
代わりにカルナウバ系ワックスを用いた他は、実施例1
と全く同様にして微粉砕黒色トナーを調製し、実施例1
と同様な評価を行った。1万枚複写した後のカブリを調
べたところ、カブリの発生及びロール汚染が認められた
上紙詰まりも頻繁に発生した。また、50℃、98%R
Hの環境下に24時間開放状態で放置した後の現像剤の
流動性はかなり低下していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−123551(JP,A) 特開 平5−289408(JP,A) 特開 平7−239568(JP,A) 特開 平6−43685(JP,A) 特開 平6−59495(JP,A) 特開 平7−84404(JP,A) 特開 平7−120962(JP,A) 特開 平7−244403(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 9/08 CA(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーに内添させることによって該トナ
    ーに離型性を付与する離型剤において、該離型剤が下記
    化1で表されるオルガノポリシロキサン化合物であるこ
    とを特徴とするトナー用内添離型剤。 【化1】 但し、化1中のXは炭素原子数18以上の脂肪族アミド
    基を含有する一価の有機基を表す。aは0〜3の整数、
    mは10以上の整数、nは0以上の整数で、かつ、2a
    +n(長鎖脂肪族基の数)は2≦2a+n≦50を満た
    す整数である。
  2. 【請求項2】 化1で表されるオルガノポリシロキサン
    化合物の軟化点が50〜140℃の範囲にある請求項1
    に記載のトナー用内添離型剤。
  3. 【請求項3】 少なくとも、結着樹脂、着色剤、電荷制
    御剤、及び請求項1又は2に記載された内添離型剤から
    なることを特徴とするトナー。
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