JP2983315B2 - 光記録方法 - Google Patents

光記録方法

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JP2983315B2
JP2983315B2 JP3046904A JP4690491A JP2983315B2 JP 2983315 B2 JP2983315 B2 JP 2983315B2 JP 3046904 A JP3046904 A JP 3046904A JP 4690491 A JP4690491 A JP 4690491A JP 2983315 B2 JP2983315 B2 JP 2983315B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光パワ−を変調して
情報の記録及び消去を行う光パワ−変調オ−バ−ライト
が可能な光記録媒体に対する光記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの高速化技術の一環として、
光変調オ−バ−ライトが可能な光記録媒体の開発がさか
んに進められている。
【0003】光パワ−変調オ−バ−ライト可能な媒体と
しては、例えば特開昭62−175949に開示されて
いる光磁気記録媒体、及び、例えばJap.J.Appl.Phys.,v
ol28,Suppl.28-3,pp123 〜151 に開示されている相変化
型記録媒体等が挙げられる。
【0004】いずれの媒体においても、2つの異なるパ
ワ−レベル(記録レベル、消去レベル)に変調された光
ビ−ムを媒体に照射して、記録レベルの光ビ−ムが照射
された部分に記録マ−クを、消去レベルの光ビ−ムが照
射された部分に消去部を形成するものである。
【0005】多くの場合、記録パワ−レベルは消去パワ
−レベルよりも高く設定される。従って、記録パワ−レ
ベルの光ビ−ムを媒体に照射した時には、Jap.J.Appl.P
hys.,vol28,Suppl.28-3,pp123 〜151 に開示されている
ように、記録層には消去可能温度領域が形成される。こ
の文献は上述したように相変化型媒体に関するものであ
るが、光磁気記録媒体でも同様である。
【0006】ところで、光パワ−変調オ−バ−ライト方
式では、基本的に少なくとも3つの光パワ−レベル、す
なわち、記録レベル、消去レベル、及び再生レベルを必
要としている。これに対して、オ−バ−ライトを行えな
い媒体(現在商品化されている書換型光磁気記録媒体)
に対して書換え動作を行う時には、記録する場合と消去
する場合とで外部磁界を切換えるので、消去レベルの設
定の必要がなく、照射する光ビ−ムのパワ−レベルは記
録レベル及び再生レベルの2つでよい。
【0007】従って、書換型光磁気記録媒体では各レベ
ルのパワ−マ−ジンを比較的広くとれるのに対して、光
パワ−変調オ−バ−ライトを行う場合には中間に消去レ
ベルを設定しなければならないので、マ−ジンは狭く、
充分な再生マ−ジン、消去マ−ジンを得る上で、記録パ
ワ−レベルは比較的高く設定される。このため、記録層
の記録マ−ク形成温度を比較的低く設定した場合、すな
わち高感度に設定した場合等には、記録マ−クは大きく
なり気味でクロスト−ク(2つの記録情報が同じ部分に
重なること)が発生しやすく、トラックピッチをあまり
つめられない。このような光パワ−変調オ−バ−ライト
を行う場合に生じるクロスト−クの問題は、従来より検
討が不十分である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明はかかる事情
に鑑みてなされたものであって、高い記録感度を有する
記録層に比較的高い記録パワ−で大きな記録マ−クを形
成する場合においても、信号再生時に発生するクロスト
−クが少ない光記録方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は上
記課題を解決するために、記録パワ−レベルと消去パワ
−レベルとの間でパワ−変調した光ビ−ムを照射するこ
とによりオ−バ−ライトすることが可能な光記録媒体の
1つの記録トラックに対し、記録パワ−レベルの光を照
射した際に、隣接する記録トラックに既に形成されてい
る記録マ−クの一部が消去されることを特徴とする光記
録方法を提供する。以下、添付図面を参照してこの発明
を詳細に説明する。
【0010】図1はこの発明の光記録方法を実施した場
合における記録トラック上の記録マ−クとその熱分布と
を模式的に示す図である。参照符号12は現に記録を行
っている記録トラックを示し、11はそれに隣接する記
録トラックを示す。そして、トラック11と12との間
には、記録トラック間領域21が存在している。
【0011】トラック12には、現在記録パワ−レベル
の光ビ−ムの照射領域4が存在しており、その領域4の
うち参照符号5は記録温度以上に昇温されている領域を
示し、6は記録温度未満でかつ消去温度以上に昇温され
ている領域を示す。
【0012】図2は光ビ−ムの照射領域4の温度分布を
示す図であり、横軸rはスポット中心から記録トラック
と垂直な方向の距離を示し、縦軸Tは記録層のその位置
に対応する部分の温度を示す。図2に示すように、照射
領域4の温度分布はほぼガウス分布であり、図中T1
記録温度、T2 は消去温度に夫々対応する。そして、上
述の領域5の温度がT>T1 、領域6の温度がT1 >T
>T2 であることがわかる。領域5に対応する部分が記
録温度以上に加熱されるので、その部分が記録マ−クと
して存在する。
【0013】この発明では、図1に示すように、照射領
域4のうち記録温度未満でかつ消去温度以上に昇温され
ている領域6が隣接するトラックの記録マ−クと一部オ
−バ−ラップするようになっている。例えば、図1のよ
うに隣接トラック11に形成された記録マ−ク31,3
2は一部トラック間領域21にはみ出しており、現在記
録しているトラック12における照射領域4の領域6は
トラック間領域21まで及んでいる。従って、領域6の
熱履歴を受けた記録マ−ク32の部分、例えばトラック
間領域21にはみ出した部分は、消去温度より高く記録
温度より低い温度に加熱されることになるので、その部
分が消去される。これにより、再生時のクロスト−クが
低減され、トラックピッチをつめることができる。
【0014】なお、このような記録方法を採用した場
合、その一部が消去された記録マ−クは、トラック中心
線に関して非対称となる。そして、これが著しい場合に
は、トラック方向の再生パルス信号ジッタの要因ともな
る。そのような場合には、図1のトラック11に記録す
る場合を例にとると、(1)トラック11の中心よりも
トラック間領域21側にずれた位置に記録マ−クの中心
がくるようにして記録マ−クを形成し、再生はトラック
中心に再生スポット中心がくるようにして行うか、又
は、(2)記録マ−クをその中心がトラック中心になる
ように形成し、再生はトラック11の中心よりもトラッ
ク間領域21側と反対側にずれた位置に再生スポット中
心がくるようにして行えば、ジッタを防止することがで
きる。ジッタの発生が少ない場合には、記録・再生共に
スポット中心がトラック中心にくるようにしても構わな
い。
【0015】本発明において、記録マ−クの形成箇所に
特に制限はないが、隣接するトラックの記録マ−ク部に
消去可能領域が重畳される記録方式、例えばマ−ク長記
録、あるいはフロックに同期してピットポジション記録
した場合、隣接トラックの記録マ−クに隣接して現在記
録しているトラックの上に記録マ−クを形成するような
場合等に本発明は特に有効である。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。 (実施例1)
【0017】記録層としてTbFe、補助層としてTb
FeCoを用いた交換結合2層オ−バ−ライト媒体(光
磁気記録媒体)を用いて本発明に係る記録方法を実施し
た。線速を10m/s、記録パワ−を9mW、記録磁界
を200 Oe、初期化磁界を6kOeに設定した。記
録層の1のトラック上に2MHzの信号を記録した後再
生したところ、CNR(C/N比)は50dBであり、
未記録の隣接トラックのクロスト−ク信号は20dBで
あった。次に、隣接トラック上に1.5MHzの信号を
記録した後再生したところ、最初に記録したトラックに
おける2MHz信号のクロスト−クは10dBまで低減
した。
【0018】このようにクロスト−クが低減した理由を
図3を参照しながら説明する。図3中参照符号41はT
bFe記録層、42はTbFeCo補助層を示し、11
は2MHzの信号が記録済みの隣接トラック、12は
1.5MHzの信号を記録している記録トラック、21
はこれらトラックのトラック間領域を示す。また、参照
符号5は1.5MHz記録時における照射領域の記録温
度領域、6は消去温度領域を示す。
【0019】1.5MHzの信号を記録する前のトラッ
ク11上の記録ビットはトラック間領域21にはみ出し
ている状態であったが、消去温度領域6をトラック間領
域21に形成したことによって記録層42のはみ出し部
が消去される。すなわち、図3において、記録層42に
おけるトラック間領域21のトラック11に近接した部
分は、その部分に対応する初期化済みの補助層43の磁
化(図3では上向き)により交換力を受けて磁化反転
し、結果としてはみ出し部分が消去される。 (実施例2)
【0020】図4はこの発明の実施例2を説明するため
の図であり、(a)はこの実施例に用いた媒体を示し、
(b)は記録用レ−ザビ−ム照射部分を示す。図4の
(a)において、参照符号51は光磁気記録層、52は
非磁性中間層、53は熱磁気バイアス層である。熱磁気
バイアス層53はレ−ザビ−ムが照射されることにより
記録層51に漏洩磁界を付与するものであり、この漏洩
磁界と適宜の外部磁界により記録層の磁化の向きを調節
することにより、記録層51に対する光パワ−変調オ−
バ−ライトを行うものである。また、(b)において、
参照符号61は記録トラックであり、71,72はトラ
ック間領域である。そして参照符号81は記録層51の
ビ−ム照射部における磁化反転可能な温度まで加熱され
た領域であり、82は熱磁気バイアス層53における充
分な漏洩磁界が発生する領域である。そして、領域81
のうち領域82とオ−バ−ラップしている部分では情報
が記録され、オ−バ−ラップしていない部分では情報が
消去されるように外部磁界が設定されている。領域81
及び領域82のこのような空間的プロファイルは、非磁
性中間層52の熱絶縁機能によって形成することができ
る。
【0021】この実施例においても、隣接トラックの既
に形成された記録マ−クの一部が、トラック61上への
情報の記録によって消去され、クロスト−クが低減され
ることが確認された。
【0022】なお、上記2つの実施例は、いずれも光磁
気記録媒体に関するものであるが、本発明は相変化型記
録媒体に適用可能なことは明らかである。すなわち、例
えば記録用光ビ−ム照射時に隣接するトラックの記録マ
−クのはみ出し部分を消去可能温度よりも高く記録可能
温度より低い温度にすることができれば、その部分を消
去することができる。この場合、記録可能温度領域は記
録層の融点以上とし、消去可能温度領域は記録層の融点
未満、結晶化温度以上に設定すれば、結晶−非晶質間相
変化オ−バ−ライトを達成することができる。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、光パワ−変調オ−バ
−ライト可能媒体特有の特徴である、記録パワ−レベル
の光ビ−ム照射時に消去可能温度領域が照射部に形成さ
れることを利用することにより、比較的高感度の記録層
に比較的高い記録パワ−を照射して記録した場合におい
てもクロスト−クを低減することができる。従って、ト
ラックピッチを従来よりもつめて記録することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の原理を説明するための図。
【図2】記録パワ−レベルの光ビ−ムを照射した際の照
射部の温度分布を示す図。
【図3】この発明の一実施例を説明するための図。
【図4】この発明の他の実施例を説明するための図。
【符号の説明】
4;光ビ−ム照射領域、5;記録領域、6;消去領域、
11,12;記録トラック、21;トラック間領域、3
1,32;記録マ−ク。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録パワーレベルと消去パワーレベルと
    の間でパワー変調した光ビームを照射することによりオ
    ーバーライトすることが可能な光記録媒体の1つの記録
    トラックに対し、記録パワーレベルの光を照射した際
    に、前記1つの記録トラックに隣接する2つの記録トラ
    ックの双方において、既に形成されている記録マークの
    一部が消去されることを特徴とする光記録方法。
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