JPH09134557A - 光記録方法 - Google Patents
光記録方法Info
- Publication number
- JPH09134557A JPH09134557A JP7288309A JP28830995A JPH09134557A JP H09134557 A JPH09134557 A JP H09134557A JP 7288309 A JP7288309 A JP 7288309A JP 28830995 A JP28830995 A JP 28830995A JP H09134557 A JPH09134557 A JP H09134557A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser beam
- recording
- optical recording
- beam intensity
- low level
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低レベルレーザービーム強度PL を低く設定
し過ぎて消去不良となるためにオーバーライトが十分に
行えないことのない、安定したオーバーライトが可能な
光記録方法を提供する。 【解決手段】 オーバーライト可能な光記録媒体のテス
ト領域に磁化反転領域を形成した後、磁化反転領域にレ
ーザービームを照射してからテスト領域を再生し、その
再生信号から消去率を求めることで記録レーザービーム
強度の低レベルを決定する。
し過ぎて消去不良となるためにオーバーライトが十分に
行えないことのない、安定したオーバーライトが可能な
光記録方法を提供する。 【解決手段】 オーバーライト可能な光記録媒体のテス
ト領域に磁化反転領域を形成した後、磁化反転領域にレ
ーザービームを照射してからテスト領域を再生し、その
再生信号から消去率を求めることで記録レーザービーム
強度の低レベルを決定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーバーライト可
能な光記録方法に関する。
能な光記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高密度、大容量、高いアクセス速
度、並びに高い記録及び再生速度を含めた種々の要求を
満足する光学的記録再生方法、それに使用される記録装
置、再生装置及び記録媒体が普及している。光学的記録
再生方法には、熱による孔開け、相変化、光磁気等の原
理を用いた多数の種類がある。このうち、情報を記録し
た後、消去することができ、再び新たな情報を記録する
ことが繰り返し何度も可能である相変化や光磁気による
方法は、コンピュータの外部メモリーや民生用オーディ
オ機器向けに広く応用されてきている。
度、並びに高い記録及び再生速度を含めた種々の要求を
満足する光学的記録再生方法、それに使用される記録装
置、再生装置及び記録媒体が普及している。光学的記録
再生方法には、熱による孔開け、相変化、光磁気等の原
理を用いた多数の種類がある。このうち、情報を記録し
た後、消去することができ、再び新たな情報を記録する
ことが繰り返し何度も可能である相変化や光磁気による
方法は、コンピュータの外部メモリーや民生用オーディ
オ機器向けに広く応用されてきている。
【0003】最近まで光記録再生方法では、記録済みの
媒体に消去動作なしに新たな情報を記録するオーバーラ
イトは不可能とされていた。しかし、照射する光ビーム
の強度を記録すべき2値化情報に従い変調するだけで、
オーバーライトが可能な光記録方法、それに使用される
オーバーライト可能な光記録媒体、及びそれに使用され
るオーバーライト可能な記録装置が提案された。
媒体に消去動作なしに新たな情報を記録するオーバーラ
イトは不可能とされていた。しかし、照射する光ビーム
の強度を記録すべき2値化情報に従い変調するだけで、
オーバーライトが可能な光記録方法、それに使用される
オーバーライト可能な光記録媒体、及びそれに使用され
るオーバーライト可能な記録装置が提案された。
【0004】これを光磁気記録を例に説明する。なお、
この方法は複数国に特許出願され、このうち米国では特
許登録された(特開昭62−175948号=DE3,619,618A1 =
USP5,239,524 )。以下、この発明を「基本発明」と引
用する。この光磁気記録再生方法で使用されるオーバー
ライト可能な光磁気記録媒体は記憶する層として、垂直
磁気異方性(perpendicular magnetic layer orlayers)
を有する多層の磁性層からなる。この磁性層は、例えば
非晶質のTbFe、TbFeCo、GdFe、GdFeCo、DyFe、DyFeCo等
からなる。
この方法は複数国に特許出願され、このうち米国では特
許登録された(特開昭62−175948号=DE3,619,618A1 =
USP5,239,524 )。以下、この発明を「基本発明」と引
用する。この光磁気記録再生方法で使用されるオーバー
ライト可能な光磁気記録媒体は記憶する層として、垂直
磁気異方性(perpendicular magnetic layer orlayers)
を有する多層の磁性層からなる。この磁性層は、例えば
非晶質のTbFe、TbFeCo、GdFe、GdFeCo、DyFe、DyFeCo等
からなる。
【0005】基本発明に使用する媒体は、「基本的に垂
直磁化可能な磁性薄膜からなる記録及び再生層として機
能する層(以下、メモリー層またはM層という)と、同
じく垂直磁化可能な磁性薄膜からなる記録補助層(以
下、記録層またはW層という)とを含み、両層は交換結
合(exchange-coupled) しており、かつ、室温でM層の
磁化の向きは変えないでW層の磁化のみを所定の向きに
向けておくことができるオーバーライト可能な多層光磁
気記録媒体」である。W層は、M層に比べて室温におい
て低い保磁力Hc と高いキュリー点Tc を持つ。
直磁化可能な磁性薄膜からなる記録及び再生層として機
能する層(以下、メモリー層またはM層という)と、同
じく垂直磁化可能な磁性薄膜からなる記録補助層(以
下、記録層またはW層という)とを含み、両層は交換結
合(exchange-coupled) しており、かつ、室温でM層の
磁化の向きは変えないでW層の磁化のみを所定の向きに
向けておくことができるオーバーライト可能な多層光磁
気記録媒体」である。W層は、M層に比べて室温におい
て低い保磁力Hc と高いキュリー点Tc を持つ。
【0006】そして、情報をM層(場合によりW層に
も)における基板に垂直な方向(「A向き」とする)の
磁化を有するマークとその反対方向(「逆A向き」とす
る)の磁化を有するマークにより記録する。この媒体
は、W層が磁界手段(例えば初期補助磁界Hini. )によ
って、その磁化の向きを一方向に揃えることができる。
しかも、そのとき、M層の磁化の向きは反転せず、更
に、一旦一方向に揃えられたW層の磁化の向きは、M層
からの交換結合力を受けても反転せず、逆にM層の磁化
の向きは、一方向に揃えられたW層からの交換結合力を
受けても反転しない。
も)における基板に垂直な方向(「A向き」とする)の
磁化を有するマークとその反対方向(「逆A向き」とす
る)の磁化を有するマークにより記録する。この媒体
は、W層が磁界手段(例えば初期補助磁界Hini. )によ
って、その磁化の向きを一方向に揃えることができる。
しかも、そのとき、M層の磁化の向きは反転せず、更
に、一旦一方向に揃えられたW層の磁化の向きは、M層
からの交換結合力を受けても反転せず、逆にM層の磁化
の向きは、一方向に揃えられたW層からの交換結合力を
受けても反転しない。
【0007】基本発明の記録方法では、記録媒体は記録
前までに磁界手段によりW層の磁化の向きだけが一方向
に揃えられるようにする。その上で、2値化情報に従い
パルス変調されたレーザービームを媒体に照射する。レ
ーザービームの強度は、高レベルPH と低レベルPL の
2値に制御され、これはパルスの高レベルと低レベルに
相当する。この低レベルは、再生時に媒体を照射する再
生レベルPR よりも高い。既に知られているように、記
録をしない時にも、例えば媒体における所定の記録場所
をアクセスするためにレーザーを「非常な低レベル」で
点灯することが一般的である。この非常な低レベルも、
再生レベルPR と同一又は近似のレベルである。
前までに磁界手段によりW層の磁化の向きだけが一方向
に揃えられるようにする。その上で、2値化情報に従い
パルス変調されたレーザービームを媒体に照射する。レ
ーザービームの強度は、高レベルPH と低レベルPL の
2値に制御され、これはパルスの高レベルと低レベルに
相当する。この低レベルは、再生時に媒体を照射する再
生レベルPR よりも高い。既に知られているように、記
録をしない時にも、例えば媒体における所定の記録場所
をアクセスするためにレーザーを「非常な低レベル」で
点灯することが一般的である。この非常な低レベルも、
再生レベルPR と同一又は近似のレベルである。
【0008】低レベルのレーザービームを媒体に照射し
た場合に媒体が達する温度においては、W層の磁化の向
きは変わらず、M層の磁化の向きは、M層とW層との間
に磁壁が存在しない状態の向きになる。これを低温プロ
セスといい、このプロセスが起こる温度領域を低温プロ
セス温度TL という。一方、高レベルのレーザービーム
を媒体に照射した場合に媒体が達する更に高い温度にお
いては、W層の磁化の向きは記録磁界の方向に倣い、M
層の磁化の向きは、M層とW層との間に磁壁が存在しな
い状態の向きになる。これを高温プロセスといい、この
プロセスが起こる温度領域を高温プロセス温度TH とい
う。
た場合に媒体が達する温度においては、W層の磁化の向
きは変わらず、M層の磁化の向きは、M層とW層との間
に磁壁が存在しない状態の向きになる。これを低温プロ
セスといい、このプロセスが起こる温度領域を低温プロ
セス温度TL という。一方、高レベルのレーザービーム
を媒体に照射した場合に媒体が達する更に高い温度にお
いては、W層の磁化の向きは記録磁界の方向に倣い、M
層の磁化の向きは、M層とW層との間に磁壁が存在しな
い状態の向きになる。これを高温プロセスといい、この
プロセスが起こる温度領域を高温プロセス温度TH とい
う。
【0009】レーザービームの照射後は、磁界手段が働
くことにより、高レベルのレーザービーム照射によって
記録磁界の方向に倣ったW層の磁化は、再び磁界手段の
向きに倣う。従って、磁界手段の磁化の向きと記録磁界
の向きを逆にしておけば、既に記録されているM層に、
新たな記録が繰り返し記録(即ち、オーバーライト)で
きるのである。これが光変調オーバーライト光磁気記録
の原理である。
くことにより、高レベルのレーザービーム照射によって
記録磁界の方向に倣ったW層の磁化は、再び磁界手段の
向きに倣う。従って、磁界手段の磁化の向きと記録磁界
の向きを逆にしておけば、既に記録されているM層に、
新たな記録が繰り返し記録(即ち、オーバーライト)で
きるのである。これが光変調オーバーライト光磁気記録
の原理である。
【0010】以上説明した内容を、若干表現を換えれ
ば、高レベルのレーザービーム照射によって記録マーク
を形成し、低レベルのレーザービーム照射によって記録
マークを消去することで、新しい情報を古い情報の上に
オーバーライト(重ね書き)するとも言える。ところ
で、光ディスクに実際に記録を行う場合には、記録マー
クの形状を最適とするために、記録しようとするディス
クの記録感度、最適記録温度、環境温度に応じてレーザ
ービーム強度の微調整が必要となる。現在、市販されて
いる光磁気ディスク記録装置には、実際に情報を記録す
る前にテスト記録を行ってレーザービーム強度の微調整
を行っているものもある。
ば、高レベルのレーザービーム照射によって記録マーク
を形成し、低レベルのレーザービーム照射によって記録
マークを消去することで、新しい情報を古い情報の上に
オーバーライト(重ね書き)するとも言える。ところ
で、光ディスクに実際に記録を行う場合には、記録マー
クの形状を最適とするために、記録しようとするディス
クの記録感度、最適記録温度、環境温度に応じてレーザ
ービーム強度の微調整が必要となる。現在、市販されて
いる光磁気ディスク記録装置には、実際に情報を記録す
る前にテスト記録を行ってレーザービーム強度の微調整
を行っているものもある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにテスト記録を行ってレーザービーム強度の微調整
を行っても、オーバーライト光記録において誤記録と判
定される場合があった。このような場合、前回の記録マ
ークが低レベルPL のレーザービーム強度により充分に
消去されていないことがその原因の大半であった。
ようにテスト記録を行ってレーザービーム強度の微調整
を行っても、オーバーライト光記録において誤記録と判
定される場合があった。このような場合、前回の記録マ
ークが低レベルPL のレーザービーム強度により充分に
消去されていないことがその原因の大半であった。
【0012】これは、光強度変調オーバーライト記録に
おいては、低レベルレーザービーム強度PL は、記録の
みではなく消去にも関与する重要なパラメータであるた
め、テスト記録を行って記録レーザービーム強度を求め
ても、PL を低く設定し過ぎて消去不良となるためにオ
ーバーライトが十分に行えないことによるものであっ
た。
おいては、低レベルレーザービーム強度PL は、記録の
みではなく消去にも関与する重要なパラメータであるた
め、テスト記録を行って記録レーザービーム強度を求め
ても、PL を低く設定し過ぎて消去不良となるためにオ
ーバーライトが十分に行えないことによるものであっ
た。
【0013】本発明は、かかる問題点を解決し、安定し
たオーバーライト記録を行える光記録方法の提供を目的
とする。
たオーバーライト記録を行える光記録方法の提供を目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題点
の解決のために、オーバーライト可能な光記録媒体にテ
スト領域を設定し、そのテスト領域に磁化反転領域を形
成した後、その磁化反転領域にレーザービームを照射し
て磁化反転領域の消去動作を行い、それからテスト領域
を再生し、再生信号がどの程度消去されているかを求
め、所定の程度以下に消去することのできるレーザービ
ーム強度を記録レーザービーム強度の低レベルとするこ
とで、消去不良の起こるような記録レーザービーム強度
に設定することを避けられることを見出し、本発明をな
すに至った。
の解決のために、オーバーライト可能な光記録媒体にテ
スト領域を設定し、そのテスト領域に磁化反転領域を形
成した後、その磁化反転領域にレーザービームを照射し
て磁化反転領域の消去動作を行い、それからテスト領域
を再生し、再生信号がどの程度消去されているかを求
め、所定の程度以下に消去することのできるレーザービ
ーム強度を記録レーザービーム強度の低レベルとするこ
とで、消去不良の起こるような記録レーザービーム強度
に設定することを避けられることを見出し、本発明をな
すに至った。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図1に沿っ
て説明する。光変調によるオーバーライト可能な光磁気
ディスクを用意する。この光磁気ディスクは、記録周波
数の異なる複数の記録ゾーンに区切られており、所定の
領域には、各記録ゾーンにおける記録レーザービーム強
度の基準値の情報が記録されている。
て説明する。光変調によるオーバーライト可能な光磁気
ディスクを用意する。この光磁気ディスクは、記録周波
数の異なる複数の記録ゾーンに区切られており、所定の
領域には、各記録ゾーンにおける記録レーザービーム強
度の基準値の情報が記録されている。
【0016】この光磁気ディスクを記録再生装置にセッ
トして、所定の領域から記録レーザービーム強度の基準
値の情報を読み込む。これらの値から、テスト記録領域
に磁化反転領域を形成する低レベルと高レベルのレーザ
ービーム強度を設定する。この時のレーザービーム強度
を記録レーザービーム強度の基準値よりも大きく設定す
ることによって、基準値により形成するマークよりも広
い幅の磁化反転領域を形成することができる。なお、基
準値よりあまり大きな値に設定すると、隣接トラックの
マークを消去してしまう等の問題が発生する可能性があ
るので、実用上は基準値より1〜20%程度大きく設定
することが好ましい。
トして、所定の領域から記録レーザービーム強度の基準
値の情報を読み込む。これらの値から、テスト記録領域
に磁化反転領域を形成する低レベルと高レベルのレーザ
ービーム強度を設定する。この時のレーザービーム強度
を記録レーザービーム強度の基準値よりも大きく設定す
ることによって、基準値により形成するマークよりも広
い幅の磁化反転領域を形成することができる。なお、基
準値よりあまり大きな値に設定すると、隣接トラックの
マークを消去してしまう等の問題が発生する可能性があ
るので、実用上は基準値より1〜20%程度大きく設定
することが好ましい。
【0017】次に、テスト領域の複数のセクターに、上
記のように設定したレーザービーム強度により磁化反転
領域を形成する。その後、磁化反転領域を形成した領域
に、レーザービームをセクター毎または複数セクター毎
に強度を変化させながら照射して消去動作を行う。次
に、テストを再生してその再生信号から磁化反転領域が
消去されたか判定する。判定にはいくつかの方法がある
が、例えば、予め所定の基準消去率を設定しておき、再
生信号から求めた消去率が基準消去率より小さくなるレ
ーザービーム強度を、完全に消去できる強度として、そ
の値を記録レーザービーム強度の低レベルとするという
方法がある。ここで、消去率とは、消去動作を行う前の
再生信号レベルと消去動作を行った後の再生信号レベル
の比である。
記のように設定したレーザービーム強度により磁化反転
領域を形成する。その後、磁化反転領域を形成した領域
に、レーザービームをセクター毎または複数セクター毎
に強度を変化させながら照射して消去動作を行う。次
に、テストを再生してその再生信号から磁化反転領域が
消去されたか判定する。判定にはいくつかの方法がある
が、例えば、予め所定の基準消去率を設定しておき、再
生信号から求めた消去率が基準消去率より小さくなるレ
ーザービーム強度を、完全に消去できる強度として、そ
の値を記録レーザービーム強度の低レベルとするという
方法がある。ここで、消去率とは、消去動作を行う前の
再生信号レベルと消去動作を行った後の再生信号レベル
の比である。
【0018】また、上記のようにして一旦求めた記録レ
ーザービーム強度の低レベルに所定の係数を掛けてた値
を、新たに記録レーザービーム強度の低レベルとすと、
消去をより確実にすることが可能となる。低レベルを決
定した後、高レベルをテスト記録によって求める。これ
には幾つかの方法がある。
ーザービーム強度の低レベルに所定の係数を掛けてた値
を、新たに記録レーザービーム強度の低レベルとすと、
消去をより確実にすることが可能となる。低レベルを決
定した後、高レベルをテスト記録によって求める。これ
には幾つかの方法がある。
【0019】第一の方法としては、低レベル固定し、高
レベルをセクター毎に変化させてテスト記録パターンを
記録した後再生を行い、再生信号から復調した信号パタ
ーンとテスト記録パターンを比較することでエラー検出
を行う。エラーが検出されない領域は、高レベルの値が
適正である、即ち、記録が適正になされていたことを示
すものであり、この領域の中央付近に高レベルを設定す
れべよい。
レベルをセクター毎に変化させてテスト記録パターンを
記録した後再生を行い、再生信号から復調した信号パタ
ーンとテスト記録パターンを比較することでエラー検出
を行う。エラーが検出されない領域は、高レベルの値が
適正である、即ち、記録が適正になされていたことを示
すものであり、この領域の中央付近に高レベルを設定す
れべよい。
【0020】第2の方法としては、低レベル固定し、高
レベルをセクター毎に変化させて、短いマークの繰り返
しと長いマークの繰り返しによるパターンを記録した後
再生を行い、再生信号の短いマークの繰り返し時の中心
のオフセット量と、長いマークの繰り返し時の中心のオ
フセット量を検出し、この差がゼロになる高レベルを適
正な値とするというものである。
レベルをセクター毎に変化させて、短いマークの繰り返
しと長いマークの繰り返しによるパターンを記録した後
再生を行い、再生信号の短いマークの繰り返し時の中心
のオフセット量と、長いマークの繰り返し時の中心のオ
フセット量を検出し、この差がゼロになる高レベルを適
正な値とするというものである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オーバーライト可能な光ディスクに記録する場合、記録
レーザービーム強度を適正に設定できるので、PL を低
く設定し過ぎて消去不良となるためにオーバーライトが
十分に行えないということがなくなり、安定したオーバ
ーライトが実現できる。
オーバーライト可能な光ディスクに記録する場合、記録
レーザービーム強度を適正に設定できるので、PL を低
く設定し過ぎて消去不良となるためにオーバーライトが
十分に行えないということがなくなり、安定したオーバ
ーライトが実現できる。
【図1】 本発明の光記録方法を説明するフローチャー
トである。
トである。
Claims (7)
- 【請求項1】 オーバーライト可能な光記録媒体のテス
ト領域に磁化反転領域を形成した後、前記磁化反転領域
にレーザービームを照射してから前記テスト領域を再生
し、その再生信号から消去率を求めることで記録レーザ
ービーム強度の低レベルを決定することを特徴とする光
記録方法。 - 【請求項2】 光記録媒体は、互いに交換結合した2層
以上の磁性層を含む光磁気記録媒体であることを特徴と
する請求項1に記載の光記録方法。 - 【請求項3】 磁化反転領域は、レーザービームを照射
することによって形成したことを特徴とする請求項1記
載の光記録方法。 - 【請求項4】 磁化反転領域はテスト記録領域の複数の
セクターに形成し、消去するためのレーザービーム強度
はセクター毎または複数のセクター毎に変化させること
を特徴とする請求項1記載の光記録方法。 - 【請求項5】 予め1/2〜1/10範囲に基準消去率
を設定し、再生信号から求めた消去率が前記基準消去率
より小さくなるレーザービーム強度を、記録レーザービ
ーム強度の低レベルとすることを特徴とする請求項1記
載の光記録方法。 - 【請求項6】 再生信号から求めた消去率が基準消去率
より小さくなるレーザービーム強度に、所定の係数を掛
けた値を、記録レーザービーム強度の低レベルとするこ
とを特徴とする請求項5記載の光記録方法。 - 【請求項7】 請求項1記載の光記録方法によって記録
レーザービーム強度の低レベルを決定した後、記録レー
ザービーム強度の高レベルを決定するためのテスト記録
を行うことにより高レベルを決定することを特徴とする
光記録方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7288309A JPH09134557A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 光記録方法 |
US08/744,858 US5825724A (en) | 1995-11-07 | 1996-11-05 | Magneto-optical recording method using laser beam intensity setting based on playback signal |
EP96308087A EP0773543A3 (en) | 1995-11-07 | 1996-11-07 | Optical recording method with stabilized data overwriting using laser beam intensity settings |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7288309A JPH09134557A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 光記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09134557A true JPH09134557A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17728513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7288309A Pending JPH09134557A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 光記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09134557A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101488401B1 (ko) * | 2008-07-29 | 2015-01-30 | 쌩-고벵 글래스 프랑스 | 암, 수의 전기 커넥터, 및 이러한 암의 및/또는 수의 전기 커넥터를 이용한 전기적 연결 |
US9011028B2 (en) | 2009-03-31 | 2015-04-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9132682B2 (en) | 2009-03-31 | 2015-09-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape unit and tape cassette |
US9174476B2 (en) | 2010-02-26 | 2015-11-03 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ribbon guide in a tape cassette |
US9352600B2 (en) | 2009-12-16 | 2016-05-31 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9409425B2 (en) | 2009-03-31 | 2016-08-09 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9427988B2 (en) | 2009-03-31 | 2016-08-30 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9493016B2 (en) | 2008-12-25 | 2016-11-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9498997B2 (en) | 2008-12-25 | 2016-11-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9566808B2 (en) | 2009-03-31 | 2017-02-14 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9573401B2 (en) | 2009-06-30 | 2017-02-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9656495B2 (en) | 2009-12-28 | 2017-05-23 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
-
1995
- 1995-11-07 JP JP7288309A patent/JPH09134557A/ja active Pending
Cited By (58)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101488401B1 (ko) * | 2008-07-29 | 2015-01-30 | 쌩-고벵 글래스 프랑스 | 암, 수의 전기 커넥터, 및 이러한 암의 및/또는 수의 전기 커넥터를 이용한 전기적 연결 |
US10189284B2 (en) | 2008-12-25 | 2019-01-29 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9539838B2 (en) | 2008-12-25 | 2017-01-10 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape Cassette |
US9493016B2 (en) | 2008-12-25 | 2016-11-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9649861B2 (en) | 2008-12-25 | 2017-05-16 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9498997B2 (en) | 2008-12-25 | 2016-11-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9855779B2 (en) | 2008-12-25 | 2018-01-02 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9751349B2 (en) | 2008-12-25 | 2017-09-05 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9682584B2 (en) | 2008-12-25 | 2017-06-20 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9656497B2 (en) | 2008-12-25 | 2017-05-23 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9656496B2 (en) | 2008-12-25 | 2017-05-23 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US10744798B2 (en) | 2008-12-25 | 2020-08-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US11285749B2 (en) | 2008-12-25 | 2022-03-29 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US10661589B2 (en) | 2008-12-25 | 2020-05-26 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9498998B2 (en) | 2008-12-25 | 2016-11-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US11479053B2 (en) | 2008-12-25 | 2022-10-25 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9511609B2 (en) | 2008-12-25 | 2016-12-06 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9511610B2 (en) | 2008-12-25 | 2016-12-06 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9511611B2 (en) | 2008-12-25 | 2016-12-06 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9522556B2 (en) | 2008-12-25 | 2016-12-20 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9533522B2 (en) | 2008-12-25 | 2017-01-03 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9566812B2 (en) | 2008-12-25 | 2017-02-14 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9616690B2 (en) | 2009-03-31 | 2017-04-11 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US10201993B2 (en) | 2009-03-31 | 2019-02-12 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9566808B2 (en) | 2009-03-31 | 2017-02-14 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US11945217B2 (en) | 2009-03-31 | 2024-04-02 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9592692B2 (en) | 2009-03-31 | 2017-03-14 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9498987B2 (en) | 2009-03-31 | 2016-11-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9498988B2 (en) | 2009-03-31 | 2016-11-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US11707938B2 (en) | 2009-03-31 | 2023-07-25 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9427988B2 (en) | 2009-03-31 | 2016-08-30 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9409425B2 (en) | 2009-03-31 | 2016-08-09 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9656488B2 (en) | 2009-03-31 | 2017-05-23 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9011028B2 (en) | 2009-03-31 | 2015-04-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9403389B2 (en) | 2009-03-31 | 2016-08-02 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9381756B2 (en) | 2009-03-31 | 2016-07-05 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9132682B2 (en) | 2009-03-31 | 2015-09-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape unit and tape cassette |
US9370949B2 (en) | 2009-03-31 | 2016-06-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US11254149B2 (en) | 2009-03-31 | 2022-02-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US11052685B2 (en) | 2009-03-31 | 2021-07-06 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US10201988B2 (en) | 2009-03-31 | 2019-02-12 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US10226949B2 (en) | 2009-03-31 | 2019-03-12 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US10744802B2 (en) | 2009-03-31 | 2020-08-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US10675894B2 (en) | 2009-03-31 | 2020-06-09 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US10618325B2 (en) | 2009-03-31 | 2020-04-14 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9346296B2 (en) | 2009-03-31 | 2016-05-24 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US11225099B2 (en) | 2009-06-30 | 2022-01-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9802432B2 (en) | 2009-06-30 | 2017-10-31 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9676217B2 (en) | 2009-06-30 | 2017-06-13 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9573401B2 (en) | 2009-06-30 | 2017-02-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US10265976B2 (en) | 2009-12-16 | 2019-04-23 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9539837B2 (en) | 2009-12-16 | 2017-01-10 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US11235600B2 (en) | 2009-12-16 | 2022-02-01 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9352600B2 (en) | 2009-12-16 | 2016-05-31 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US10265982B2 (en) | 2009-12-28 | 2019-04-23 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US11135862B2 (en) | 2009-12-28 | 2021-10-05 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette with indicator portion having pressing and non-pressing portion for indentifying tape type |
US9656495B2 (en) | 2009-12-28 | 2017-05-23 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9174476B2 (en) | 2010-02-26 | 2015-11-03 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ribbon guide in a tape cassette |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5825724A (en) | Magneto-optical recording method using laser beam intensity setting based on playback signal | |
JPH04258831A (ja) | 光磁気ディスクの再生方法 | |
JPH09134557A (ja) | 光記録方法 | |
US5144601A (en) | Magneto-optical overwriting methods using erasing pulses, each of which has a higher frequency and narrower width than that of the overwriting pulses | |
US5831943A (en) | Stabilized overwriteable optical recording method using laser beam intensity settings | |
EP0905685A1 (en) | Optical recording method and optical recorder | |
US5808972A (en) | Stabilized overwriteable optical recording method using laser beam intensity settings | |
JPH1139687A (ja) | 光記録方法 | |
JPH09134556A (ja) | 光記録方法 | |
JPH0922546A (ja) | 光記録方法 | |
JPH11149641A (ja) | 光記録方法および光記録装置 | |
JPH06195784A (ja) | 光磁気記録媒体及び該媒体を用いた情報記録方法 | |
JPH09180196A (ja) | 光記録方法 | |
JPH0954998A (ja) | 光記録方法 | |
JPH1139803A (ja) | 光記録媒体、光記録方法および光記録装置 | |
JPH09180197A (ja) | 光記録方法 | |
JPH09134555A (ja) | 光記録方法 | |
JPH10134355A (ja) | 光記録方法 | |
JPH09134554A (ja) | 光記録方法 | |
JPH0963057A (ja) | 光記録方法 | |
JPH08287467A (ja) | 光記録方法 | |
JPH0922547A (ja) | 光記録方法 | |
JPH08287538A (ja) | 光記録方法及び光記録媒体 | |
JPH10283688A (ja) | 光記録方法および光記録装置 | |
JPH08273232A (ja) | 光記録方法 |