JP2982369B2 - 苗植機 - Google Patents

苗植機

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JP2982369B2
JP2982369B2 JP3113138A JP11313891A JP2982369B2 JP 2982369 B2 JP2982369 B2 JP 2982369B2 JP 3113138 A JP3113138 A JP 3113138A JP 11313891 A JP11313891 A JP 11313891A JP 2982369 B2 JP2982369 B2 JP 2982369B2
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野村  勝
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、苗載台を備えた苗植
装置を走行車体に昇降可能に装着した苗植機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、苗載台を備えた苗植装置を走行車
体に昇降可能に装着した苗植機において、苗植作業中、
苗載台の苗が少なくなって苗補給する必要が生じた場
合、機体のメインクラッチを切って機体を止めて苗補給
を行うが、このとき車体に対して苗載台が低すぎて、車
体上から苗補給しにくく作業能率が悪い面があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術は、上記の
ように苗植作業を中断して苗補給を行うとき、車体に対
して苗載台が低すぎて車体上から苗補給しにくい場合が
あった。また、その場合に、苗載台が適当な高さになる
よう容易に苗植装置を上昇させられるようにもなってい
なかった。そのために、従来は、作業能率の悪い面があ
った。そこで、この発明は、そのような点を改善するこ
とを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、苗載台28を備えた苗植装置25を走
行車体1に昇降可能に装着した苗植機において、苗植装
置25への伝動を入り切りするクラッチ16が入り状態
で苗植装置25を上昇させると苗植装置25の最上昇位
置よりも低く設定した位置に上昇する構成としたことを
特徴とする苗植機としたものである。
【0005】
【実施例】この発明の一実施例である乗用型の施肥装置
付き田植機について詳細に説明する。第1図において、
1は乗用型の走行車体であって、フロントミッションケ
−ス2とリヤ−ミッションケ−ス3とをフレ−ム4で連
結し、フロントミッションケ−ス2の後部側に左右側に
ロ−リングするフロントアクスルケ−ス5を設けてこの
ケ−ス5の左右両端側に操舵用の前輪ケ−ス6,6を取
り付けてこれに前輪7,7を軸装し、リヤ−ミッション
ケ−ス3の左右両端側に後輪伝動ケ−ス8,8を取付け
てこれに後輪9,9を軸装し、フレ−ム4の前後中間部
上方にエンジン10を搭載台を介して載置している。ま
た、このフレ−ム4の上側には車体フロア11を張設な
らしめ、このフロア−11は前記エンジン10のカバ−
を兼ねるようにエンジン部上方面部を上方へ膨出させて
いる。12は操縦ハンドル13の操舵軸を支持するコラ
ム及び前記前記フロントミッションケ−ス3の上部を覆
うフロントボンネットである。14はエンジンカバ−上
部に設けた操縦席を示す。
【0006】15は作業機側を駆動する動力取出軸で、
前記フロントミッションケ−ス2の後方側から突出して
いる。16はクラッチ作動機構であって、クラッチケ−
ス16a内に変速機構と副変速兼用のクラッチを内挿し
ている。そして、このクラッチ作動機構16は、第3図
で示した通り、フロントミッションケ−ス2側から伝動
される前記動力取出軸15から変速伝動されるカウンタ
−軸17に取付けられた駆動側クラッチ体18に対し、
作業機側の駆動軸に連動される作業側入力軸19に定位
置停止用の入力側クラッチ体20を係脱可能に設け、こ
のクラッチ体20は操縦席14側のクラッチレバ−21
で操作されるクラッチピン22の矢印(イ)方向側への
抜き操作でクラッチが「入」となり、逆に挿込み操作で
「切」になるよう設けると共に、そのクラッチ「入」操
作時でもソレノイド23によるクラッチ入り側制限シフ
タ−24でクラッチが「入」になるのを防止する技術手
段が設けられている。
【0007】25は田植装置で、後端側の左右側面に複
数の回転式植込装置26を設けた田植機枠27の前側に
前側が高く傾斜する苗載台28を左右側に並べて接合隣
接ならしめ、この苗載台28が左右往復移動するように
構成したものである。29,30は整地用のフロ−トを
示す。31は昇降リンク機構で、前記走行車体1側と前
記田植機枠27の左右中心部の前端に取付けたロ−リン
グ軸受部との間にあって、リンク32と油圧装置33と
で前記田植装置25を昇降作動可能に設けている。尚、
油圧装置33は、エンジン部分に設けたポンプと切替弁
と油圧シリンダ−等からなり、操縦座席14の一側方近
傍の前記クラッチレバ−21が兼用する操作レバ−で昇
降操作可能に構成している。また、前記油圧切替弁は前
記整地フロ−ト29の上下作動によっても切替ることが
できるようなっており、自動的に田植装置25は常にフ
ロ−ト29の接地圧力が一定範囲に収まるように構成し
ている。
【0008】34は施肥装置で、粒状肥料を収容する肥
料タンク35,このタンク35から肥料を少量づつ繰出
す繰出装置36,繰出装置下部に設けた漏斗37,漏斗
37から肥料を移送案内させる移送管38,前記肥料タ
ンク35及び漏斗37側に空気を送り込む送風機が設け
られた空気タンク39及び田植装置25側の整地フロ−
ト29,30に取付けられた作溝器40等からなり、こ
の繰出装置36側を前記走行車体1側に取り付け、移送
管38を可撓性のホ−スにしている。また、繰出装置3
6の動力伝達はカウンタ−軸17側の駆動クラッチ体1
8のギヤ−に係脱して咬合うスプロケット53を有する
ギヤ−54から駆動される構成になっており、このギヤ
−54は前記クラッチレバ−21をクラッチ「入」側へ
操作するとき駆動クラッチ体18と一体であるギヤ−に
咬合って駆動され、このスプロケット53からチエン5
4を介して伝動されるように構成している。
【0009】41は肥料通過検出器で、41aがそのセ
ンサ−部分であり、このセンサ−41aを前記肥料移送
管38の下端側排出部の上部近くに設け、肥料が流下さ
れているときにこれを検出するようになっている。この
検出は、必ずしも連続状態の流下だけを検出するもので
はなくて一定時間内に肥料が断続して流下されていると
きはこれを肥料の移送状態であると認識するクロック回
路42が設けられたコントロ−ラによる。例えば、3秒
間肥料の移送がないときは肥料切れと判別し、3秒間内
に一度でも肥料が移送されると肥料有りと判別するよう
に構成している。
【0010】そして、この時間3秒は任意に調節できる
ように基準時間調節装置を設けてもよい。尚、この実施
例のような乗用型の施肥装置付き田植機においては、操
縦座席14と田植装置25の苗載台28の間に施肥装置
34が配設されていて、操縦座席14側から苗載台28
へ苗を補給する場合に、肥料タンク35の後方で苗載台
28の前方上端が第6図の実線で示したように肥料タン
ク35上面よりも下位にあると、この肥料タンク35が
補給の邪魔になって極めて補給が困難である。このよう
な場合、普通は、昇降リンク機構31で田植装置25を
若干上昇させて苗載台28が仮想線で示した高さ程度ま
で上昇させると極めて便利になる。しかし、この高さま
で調節しながら田植装置側を上昇させるにはその操作が
面倒であってベテラン操縦者といえども苦労する。そこ
で、第6図の実施例の通り、リンク32と苗補給用レバ
−43とをワイヤ−44で融通部(ロ)を設けて連携
し、この苗補給用レバ−43を苗補給位置にセットして
おいて油圧操作レバ−45で田植装置側を上昇させる
と、ワイヤ−44が引かれて融通部(ロ)の限度である
ストッパ−46が前記苗補給用レバ−43を回動させ、
このレバ−43と油圧操作レバ−45とをワイヤ−47
で連動すると、該油圧操作レバ−45が切替バルブ48
を中立に戻し、苗載台28が仮想線の位置で停止する。
尚、前記ストッパ−46のセット位置は自由に調整でき
るようにしておくと極めて便利であり、また、苗植付け
作業中は、前記苗補給用レバ−43のセットをいちいち
行わなくても、植付けクラッチの「入」操作に連動させ
て自動的にセットする自動セット機構を設けると極めて
便利である。この自動セットは前記ソレノイド23の作
動で行えば足りる。
【0011】尚、苗補給時には、育苗されたマット状苗
Aを、苗補給用板49に載せて第7図の通り苗載台28
の上に滑り込ませて補給する。このとき、施肥装置34
の肥料タンク35越しに行うが、先の第6図で説明した
機構を設けていない場合には、肥料タンク35の後方上
部に苗補給用板49の裏面を受けて転動させるロ−ラ5
0を有する支持案内杆51を設けると便利である。
【0012】第8図は施肥装置34の別実施例を示し、
エンジンカバ−内の熱風を送風機52で空気タンク39
内へ送込み、この空気タンク39から肥料タンク35内
と漏斗37内とに送風するよう構成する。このことによ
り、肥料タンク内の粒状肥料は乾燥状態に保たれて繰出
装置36での繰出が円滑になり、しかも、漏斗内に繰り
出された肥料は移送管38内で詰ることなく圧風移送さ
れる。
【0013】次に上例の作用について詳述する。田植作
業中に旋回操作時等で植付け作業を一次的に停止して、
旋回後に再び植付け作業を開始するような場合には、ク
ラッチレバ−21を操作して田植装置25側への動力を
「切」にすると共に昇降リンク機構31で該田植装置2
5を上昇してハンドル13の操作をしながら旋回させ、
その後にクラッチレバ−21を操作して田植装置25を
下降させて整地フロ−ト29,30が圃場表面に接当さ
せてクラッチ「入」の状態にする。
【0014】このとき、施肥装置34の繰出装置36側
は即時に駆動されて肥料の繰出しは行われるが、クラッ
チピン22は、クラッチレバ−21の操作で引き抜から
れてバネによりクラッチ体20が駆動クラッチ体18に
咬合されようとするけれども、ソレノイド23が励磁さ
れた状態にあればシフタ−24が固定されていてこのク
ラッチ「入」になることを許さない。即ち、肥料が繰出
装置36で繰り出されて漏斗37を経て移送管38内を
流れ、下位の排出口近くまで流れて、この肥料が検出器
41で検出されるとソレノイド23が非励磁状態になり
初めてクラッチ「入」の制限が解除されてクラッチが入
り田植装置25側が伝動されて植付け作業が開始され
る。
【0015】したがって、施肥される状態にならないと
植付けが行われないために、従来のように無肥料状態の
植付けが防止される。そして、この田植機は、前記のよ
うに、田植装置25への伝動を入り切りする植付クラッ
チ16が入り状態で田植装置25を上昇させると田植装
置25の最上昇位置よりも低く設定した位置に上昇する
構成としたものであるから、苗植作業中、苗載台28の
苗が少なくなって苗補給する必要が生じた場合、植付ク
ラッチ16が入り状態で機体を止めて苗補給を行うと、
このとき田植装置25を上昇させると田植装置25は最
上昇位置まで上昇せず苗補給がしやすいよう設定した位
置に自動的に上昇させられ、車体上からの苗補給が行い
易く作業能率が向上する。
【0016】
【発明の作用及び効果】この発明は、苗植装置25への
伝動を入り切りするクラッチ16が入り状態で苗植装置
25を上昇させると苗植装置25の最上昇位置よりも低
く設定した位置に上昇する構成としたものであるから、
苗植作業中、苗載台28の苗が少なくなって苗補給する
必要が生じた場合、前記クラッチ16が入り状態で機体
を止めて苗補給を行うと、このとき苗植装置25を上昇
させると苗植装置25は最上昇位置まで上昇せず苗補給
がしやすいよう設定した位置に自動的に上昇させられ、
車体上からの苗補給が行い易く作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部簡略の側面図
【図2】第1図の平面図
【図3】要部の断面図
【図4】要部の一部破断した側面図
【図5】制御回路図
【図6】別例の要部の側面図
【図7】別例の要部の側面図
【図8】一部破断した要部の断面図
【符号の説明】
1 走行車体 16 クラッチ作動機構 25 田植装置 34 施肥装置 38 肥料移送管 41 肥料通過検出器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗載台28を備えた苗植装置25を走行
    車体1に昇降可能に装着した苗植機において、苗植装置
    25への伝動を入り切りするクラッチ16が入り状態で
    苗植装置25を上昇させると苗植装置25の最上昇位置
    よりも低く設定した位置に上昇する構成としたことを特
    徴とする苗植機
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JP5050510B2 (ja) * 2006-11-30 2012-10-17 井関農機株式会社 苗移植機
CN104871692A (zh) * 2014-02-28 2015-09-02 张学生 带电磁离合传动装置的播种施肥机

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