JP2982032B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2982032B2
JP2982032B2 JP4165748A JP16574892A JP2982032B2 JP 2982032 B2 JP2982032 B2 JP 2982032B2 JP 4165748 A JP4165748 A JP 4165748A JP 16574892 A JP16574892 A JP 16574892A JP 2982032 B2 JP2982032 B2 JP 2982032B2
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貞樹 佐藤
一広 田崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1ライン分の画像データ
を高速に処理する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル複写機、ファクシミリ装置等
の画像入出力システムでは、その入力手段として例え
ば、原稿面を光走査して画素単位に走査、サンプリング
して1ラインごとに光電変換して読み取る電荷結合素子
(以下CCDと記す。)等の光電変換素子が用いられて
いる。そして、この光電変換素子によって得られた画像
データに対して補正処理等の画像処理を施す画像処理装
置が良く知られている。
【0003】このような画像処理装置では、例えばCC
DをラインセンサとしてA0サイズ程の幅広原稿を高解
像度で読み取る場合、高画素密度で長尺なCCDライン
センサを用いなければならない。しかしながら、実際に
は半導体集積技術における製造上の問題等から、そのよ
うな長尺の1ライン分の画像データを読み取ることので
きる素子を製造することが困難である。
【0004】そこで、従来は、例えば特開昭57−26
963号公報や特開昭58−131860号公報に示さ
れるように、複数の素子をライン状に並設して画像の1
走査ラインの領域を複数に分割させて読み取り、その後
に分割されていた画像データを1ラインの画像データに
直す処理を施すことが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、A0サ
イズ程の原稿の1ライン分の読み取りデータは当然のこ
とながらデータ量が多く、ライン単位の処理では処理速
度が遅くなり、リアルタイム性が要求される画像処理が
困難になる場合があるという問題点がある。
【0006】一方、複数の素子の画像データごとに画像
処理を施すことも考えられるが、この場合には、注目画
素の画像データ以外に周辺の画素の画像データを使用す
るディジタルフィルタ処理等の画像処理では、素子の境
界近傍の画素については画像処理を行うことができなく
なるという問題点がある。
【0007】そこで本発明の目的は、1ライン分の画像
データに対して画像処理を高速に行うことができるよう
にした画像処理装置を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、注目画素に対してそ
の周辺の複数の画素の画像データを用いて行う画像処理
を、1ライン分の画像データに対して行う場合に、処理
できない画素が生じることなく、画像処理を高速に行う
ことができるようにした画像処理装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)全体として1ライン分の画像データを少なく
とも所定の画素列分ずつ重複させながら分割して読み取
るように端部近傍をライン方向に重複させながら配置し
た複数のイメージセンサと、(ロ)前記した端部近傍
は、注目画素の画像データを出力する方のイメージセン
サが出力する重複部分の画像データを用いて、それぞれ
のイメージセンサによる画像の連結部分の補正を独立に
行う画像処理手段とを画像処理装置に具備させる。
【0010】すなわち請求項1記載の発明では、イメー
ジセンサをそれらの端部近傍をライン方向に重複させな
がら複数配置すると共に、端部近傍では、注目画素の画
像データを出力する方のイメージセンサが出力する重複
部分の画像データを用いて、それぞれのイメージセンサ
による画像の連結部分の補正を独立に行うようにして
像の連結部分の補正を行うようにしている。
【0011】請求項2記載の発明で請求項1記載の発明
における画像処理手段は、イメージセンサごとの画像デ
ータを並列して処理することを特徴としている。これに
より、画像処理が高速化する。
【0012】請求項3記載の発明で請求項1記載の発明
における画像処理手段は、注目画素に対してその周辺の
複数の画素の画像データを用いる画像処理を行うことを
特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明の画像処理装置の画像
処理手段は、請求項1記載の発明において、注目画素に
対してその周辺の画素の画像データを用いて、画像の連
結部分の補正を行うことを特徴としている。
【0014】この画像処理装置では、注目画素に対して
その周辺の画素の画像データを用いて、画像の連結部分
の補正を行っている。
【0015】請求項4記載の画像処理装置の画像処理手
段は、請求項1記載の画像処理装置において、注目画素
の色情報をその周辺の画素の画像データに基づいて補正
することにより画像の連結部分の補正を行う際、前記端
部近傍では、注目画素の画像データを出力する方のイメ
ージセンサが出力する重複部分の画像データを周辺の画
素の画像データとして用いる補正手段を含むことを特徴
としている。
【0016】請求項5記載の画像処理装置の画像処理手
段は、請求項1記載の画像処理装置において、特定の特
徴を有する画像が連結している部分を識別する場合にお
いて、近接する複数の画素の画像データに基づいて、画
像の連結が途切れている部分を補う補正を行う連結補正
手段を含むことを特徴としている。
【0017】請求項6記載の画像処理装置の画像処理手
段は、請求項1記載の画像処理装置において、注目画素
の周辺の画素の前記補正後の画像データを用いたフィル
タ処理手段を含むことを特徴としている。
【0018】
【0019】
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図2ないし図41は本発明の一実施例に係
るものであり、本実施例は本発明をディジタル複写機に
適用した例である。
【0021】本実施例のディジタル複写機は、フルカラ
ーイメージセンサで原稿を読み取り、種々の画像処理、
画像編集を行った画像データを蓄えるページメモリを搭
載したイメージスキャナ部と、このイメージスキャナ部
で蓄えられた画像データを2色でプリントするプリント
部とで構成されている。イメージスキャナ部には、コピ
ー枚数や種々の画像処理・編集機能等をユーザが指定す
るためのコントロールパネルが設けられており、このコ
ントロールパネルによる指定によって所望のコピーを得
ることができるようになっている。
【0022】図2はイメージスキャナ部の構成を示すブ
ロック図である。イメージスキャナ部220は、CCD
を用いたイメージセンサ308を有し、このイメージセ
ンサ308はCCDドライブ回路200上に取り付けら
れている。CCDドライブ回路200の後段には順に、
アナログ回路201、ビデオ(1)回路202、ビデオ
(2)回路203、カラー回路204、ディジタルフィ
ルタ回路(以下、DF回路と記す。)206および中間
調処理回路(以下、HTP回路と記す。)207が設け
られている。また、カラー回路204には領域認識回路
(以下、AR回路と記す。)205が接続され、HTP
回路207には編集回路(以下、EDIT回路と記
す。)208が接続されている。また、ビデオ(1)回
路202〜HTP回路207、AR回路205およびE
DIT回路208とこれらを制御する中央処理装置(以
下、CPUと記す。)(1)回路209とは、システム
バスの規格の一つであるVMEバス16によって互いに
接続されている。また、回路202〜209を画像処理
部214とする。
【0023】HTP回路207の後段にはデータ処理回
路210が接続されている。このデータ処理回路210
にはCPU(2)回路211およびページメモリ回路2
12が接続されている。また、CPU(2)回路211
にはコントロールパネル213が接続されている。デー
タ処理回路210は画像データ215をプリント部に出
力すると共に、プリント部からの制御信号238を入力
するようになっている。また、CPU(2)回路211
は制御データ線120を介してCPU(1)回路209
と接続されていると共に、制御データ線237を介して
プリント部の制御部に接続されている。
【0024】図3はプリント部の構成を示すブロック図
である。プリント部221は、イメージスキャナ部22
0からの画像データ215を入力するデータ分離部23
1と、このデータ分離部231の後段に設けられた第1
色画像データメモリ232および第2色画像データメモ
リ234と、第1色画像データメモリ232の後段に設
けられた第1色レーザ駆動部233と、第2色画像デー
タメモリ234の後段に設けられた第2色レーザ駆動部
235と、以上の各部を制御する制御部236とを備え
ている。制御部236は、制御データ線237を介して
イメージスキャナ部220のCPU(2)回路211に
接続されていると共に、制御信号238をイメージスキ
ャナ部220のデータ処理回路210へ送るようになっ
ている。
【0025】図4はイメージスキャナ部の断面の一部を
示す説明図である。イメージスキャナ部は、原稿搬送路
の上側に設けられた複数の原稿フィードローラ302、
303と、原稿搬送路の下側に設けられ原稿フィードロ
ーラ302、303と共に原稿310をニップする複数
のローラ304、305とを備えている。また、原稿搬
送路の途中の下側には図示しないプラテンガラスが設け
られ、このプラテンガラス上にプラテンローラ311が
設けられている。また、プラテンガラスの下側には光源
306と、CCDドライブ回路200上に取り付けられ
たイメージセンサ308と、光源306によって照明さ
れた原稿310の像をイメージセンサ308上に結像す
る収束性ロッドレンズアレー309とが設けられてい
る。また、原稿挿入部には原稿310を検出するセンサ
301が設けられている。また、プラテンローラ311
の周囲には、複数の平面を有し、プラテンローラ311
の中心軸を中心として回転可能な基準板312が設けら
れている。この基準板312は、図5に示すように、黒
レベルの基準となる黒色面313と、白レベルの基準と
なる白色面314とを有し、これら黒色面313、白色
面314を、プラテンガラスとプラテンローラ311の
間に選択的に介装できるようになっている。
【0026】図6はイメージセンサ308の平面図であ
る。本実施例で使用されるイメージセンサ308はフル
カラーの密着型センサであり、図6に示すように、千鳥
状に配列された5つのライン型のセンサチップ(1)〜
(5)321〜325を有している。センサチップ
(1)、(3)、(5)とセンサチップ(2)、(4)
とは空間的に位置がΔxだけずれている。このため、イ
メージセンサ308で読み取った画像データは、2つの
チップ群(センサチップ(1)、(3)、(5)とセン
サチップ(2)、(4))で原稿上の異なった部分のデ
ータを同時に読み取ることになる。このデータを原稿の
同一ラインを読み取ったデータに直す処理を、後述する
ビデオ(1)回路202内で行っている。
【0027】図7はイメージセンサ308の一つのチッ
プの画素配列を示す説明図である。イメージセンサ30
8は、青(以下、Bと記す)、緑(以下、Gと記
す。)、赤(以下、Rと記す。)の各色の画素がこの順
に配列されて構成されている。
【0028】本実施例では、A0サイズ程の広巾の原稿
を読み取るために、A3サイズ用のイメージセンサ30
8が3つ(これらを308a、308b、308cとす
る。)千鳥状に配列され、これら3つのイメージセンサ
308a、308b、308cは原稿の同一ラインを読
み取るように取り付けられている。図8はイメージセン
サ308a、308b、308cの平面図、図9はその
斜視図、図10はその長手方向から見た側面図、図11
はイメージセンサ308a、308bの端部の画素配置
を示す説明図である。これらの図に示すように、本実施
例では、3つのイメージセンサ308a、308b、3
08cは、原稿の1ラインの領域の画像情報を所定の領
域ごとに分割して読み取ると共に各領域の境界近傍の画
像情報を数画素分重複して読み取るように、隣接する2
つのイメージセンサの端部が主走査方向に数画素分重な
るように配置されている。重複して読み取る画素数は、
後述する後段の処理、すなわちゴーストキャンセル、マ
ーカ連結補正、ディジタルフィルタ処理によって決まっ
てくるが、本実施例では図11に示すように14画素と
している。
【0029】図12は3つのイメージセンサ308a、
308b、308cによって分割されるブロックを示す
説明図である。図12(a)に示すように、原稿404
の画像情報は3つのイメージセンサ308a、308
b、308cによって分割して読み取られ、かつ図中斜
線で示す部分が重複して読み取られ、図12(b)に示
すように、3つのブロック405a、405b、405
cに分割された画像データとして出力される。この3つ
のブロックは図中斜線で示す隣接するブロックとの境界
近傍の画像データを重複して持つ。そして、3つのイメ
ージセンサの出力画像データは、以降3つのブロックご
とに独立にかつ並列に処理される。
【0030】次に、イメージスキャナ部220の各回路
の構成と動作を説明する。
【0031】図13はCPU(1)回路209のブロッ
ク図である。CPU(1)回路209は、CPU11
1、タイマ112、リード・オンリ・メモリ(以下、R
OMと記す。)113、ランダム・アクセス・メモリ
(以下、RAMと記す。)114、VMEバスインタフ
ェース(以下、VMEバスI/Fと記す。)115、出
力制御部116、入力制御部117およびシリアル通信
部118を備え、これらはバスによって互いに接続され
ている。VMEバスI/F115はVMEバス16に接
続され、シリアル通信部118は制御データ線120に
接続されている。このCPU(1)回路209は、RA
M114をワークエリアとして、ROM113に格納さ
れたプログラムを実行することによって、画像処理部2
14内の各回路の制御およびCPU(2)回路211と
の通信を行うようになっている。
【0032】図2において、ユーザが所望のコピー枚数
や各種の画像処理・編集をコントロールパネル213か
ら指定すると、CPU(2)回路211上のCPUが制
御データ線120を通してCPU(1)回路209上の
CPU111に対して、コントロールパネル213で選
択されている各種の画像処理・編集情報を送る。また、
CPU(2)回路211上のCPUは、コントロールパ
ネル213によって選択されている用紙サイズ等の情報
を制御データ線237を通してプリント部221の制御
部236へ送る。
【0033】図13において、制御データ線120を通
して送られてきた各種の画像処理・編集情報は、シリア
ル通信部118を介してCPU(1)回路209に取り
込まれ、CPU111によって解読される。CPU11
1は画像処理・編集情報に対応した各種のパラメータ
(制御データ)をVMEバスI/F115、VMEバス
16を通して画像処理部214内の各回路202〜20
8の所定のレジスタやRAMに設定する。
【0034】次に、図4において、イメージスキャナ部
220に原稿310を挿入すると、センサ301がオン
し、これを図13のCPU(1)回路209の入力制御
部117を通してCPU111が検知し、図示しない原
稿フィード用のモータを駆動し、原稿310が原稿フィ
ードローラ302、303で搬送される。搬送された原
稿310がプラテンローラ311に達すると、光源30
6によって照射され原稿310で反射した光307がイ
メージセンサ308に入射し、図2に示すようにCCD
ドライブ回路200によって駆動されるイメージセンサ
308によって原稿像が読み取られ、CCDビデオ信号
9がアナログ回路201によって順次処理されていく。
【0035】図14はアナログ回路201のブロック図
である。アナログ回路201は、CCDドライブ回路2
00からのCCDビデオ信号9から有効な画像信号を抽
出するサンプルホールド部1と、このサンプルホールド
部1の後段に順に設けられたゲインコントロール部2、
ダーク補正部3、オフセットコントロール部4およびア
ナログ−ディジタル変換(以下、A/D変換と記す。)
部5と、ビデオ(1)回路202からのディジタル−ア
ナログ変換(以下、D/A変換と記す。)データをD/
A変換してゲインコントロール部2およびオフセットコ
ントロール部4に対して設定するD/A変換部6とを備
えている。
【0036】原稿読み込みに先立ち、イメージスキャナ
部220の電源オン時に、プラテンガラス上に図5に示
す基準板312の黒色面313を出してこれを読み取
り、このときの読み取り値が所定の値になるように、オ
フセットコントロール部4のオフセット値をCPU11
1からD/A変換部6に対して自動的に設定しておく
(以下、これを自動オフセット制御:AOCと呼
ぶ。)。次に、プラテンガラス上に図5に示す基準板3
12の白色面314を出してこれを読み取り、このとき
の読み取り値が所定の値になるように、ゲインコントロ
ール部2のゲイン値をCPU111からD/A変換部6
に対して自動的に設定しておく(以下、これを自動利得
制御:AGCと呼ぶ。)。このような調整が予め行われ
ているので、実際の原稿読み取りデータは、飽和するこ
とのない十分なダイナミックレンジを持ったビデオデー
タとなり、A/D変換部5でディジタル化され、画像デ
ータ8として順次ビデオ(1)回路202へ送られてい
く。また、ダーク補正部3は、イメージセンサ308の
シールドビット(遮光画素)の出力信号を用いてイメー
ジセンサ308の暗電流による出力変化を除去する部分
である。
【0037】図15はビデオ(1)回路202のブロッ
ク図である。ビデオ(1)回路202は、アナログ回路
201からの画像データ8を入力するCCDギャップ補
正部11と、このCCDギャップ補正部11の後段に順
に設けられたRGBセパレーション部12および暗シェ
ーディング補正部13と、上記各部11〜13を制御す
る制御部14と、上記各部11〜13にクロックを供給
するクロック発生部15とを備えている。制御部14は
VMEバス16に接続され、このVMEバス16を介し
てアナログ回路201に対してD/A変換データ7を送
ると共に、後段のビデオ(2)回路203に対して制御
信号19を出力するようになっている。また、クロック
発生部15はアナログ回路201に対してドライブクロ
ック20を送り、このドライブクロック20はアナログ
回路201を経てCCDドライブ回路200に送られる
ようになっている。
【0038】前述のように、本実施例で使用されている
イメージセンサ308は図6に示すように千鳥状に配列
された5つのチップ321〜325から構成され、2つ
のチップ群がΔxだけずれているため、2つのチップ群
で読み取ったデータを原稿の同一ラインを読み取ったデ
ータに直す処理を行うのがCCDギャップ補正部11で
ある。CCDギャップ補正部11では、具体的にはチッ
プ(2)、(4)322、324で読み取ったデータを
メモリを使って遅延させ、同一ラインの読み取りデータ
に直している。このCCDギャップ補正部11の出力画
素データ列は、図16に示すようにB、G、Rのデータ
がシリアルに並んだものであるが、これを図17(a)
〜(c)に示すようにR、G、Bごとの画素データ列に
直す処理を行うのがRGBセパレーション部12であ
る。このようにR、G、Bに分離された画素データは暗
シェーディング補正部13へ順次送られ、暗シェーディ
ング補正が行われる。暗シェーディング補正は、原稿の
読み取りに先立って、イメージスキャナ部220の電源
オン時にAOC、AGC動作を行った後、黒色面313
を読み取った画像データを各画素ごとにメモリに記憶し
ておき、実際に原稿を読み取ったときの各画素の画像デ
ータから各画素ごとに記憶していた黒色面読み取りデー
タを減算する処理である。このようにして順次ビデオ
(1)回路202で処理された画像データ18はビデオ
(2)回路203に送られる。
【0039】図18はビデオ(2)回路203のブロッ
ク図である。ビデオ(2)回路203は、ビデオ(1)
回路202からの画像データ18を入力する明シェーデ
ィング補正部21と、この明シェーディング補正部21
の後段に順に設けられたRGB位置ずれ補正部22、セ
ンサ位置ずれ補正部24およびデータブロック分割部2
5と、上記各部21〜25を制御する制御部26と、上
記各部21〜25にクロックを供給するクロック発生部
27とを備えている。制御部26はVMEバス16に接
続されていると共に、ビデオ(1)回路202からの制
御信号19を入力し、またカラー回路204に対して制
御信号30を送るようになっている。また、クロック発
生部27は後段の各回路に対して制御用クロック28を
送るようになっている。
【0040】ビデオ(2)回路203に送られてきた画
像データ18は、まず明シェーディング補正部21で明
シェーディング補正が行われる。明シェーディング補正
は、暗シェーディング補正と同様にAOC、AGC動作
後に、白色面314を読み取った画像データを各画素ご
とにメモリに記憶しておき、実際に原稿を読み取ったと
きの各画素の画像データを記憶していた各画素ごとの白
色面読み取りデータで正規化(除算)する処理である。
明シェーディング補正および暗シェーディング補正が行
われた画像データは、光源306の光量分布の影響や各
画素ごとの感度ばらつきの影響のない画像データとな
る。また、CPU111によってAOC、AGCのオフ
セット値、ゲイン値を設定できると共に、明シェーディ
ング補正部21および暗シェーディング補正部13のメ
モリはVMEバス16を介してCPU111から読み書
きできるようになっているため、AOC、AGCおよび
明、暗シェーディング補正のコントロールをCPU11
1が行い得るのである。
【0041】また、本実施例で使用されているイメージ
センサ308は図7に示すようにB、G、Rの画素が並
んで配列されているため、B、G、R間で実際の原稿読
み取り位置がずれている。このことは、次段のカラー回
路204で色を判断する場合に誤判断を生じるので、
R、G、Bの読み取り位置が同一仮想点となるような補
正が必要である。この補正を行うのがRGB位置ずれ補
正部22である。RGB位置ずれ補正は、例えば図7に
おけるG2の位置を基準とした場合、G2位置の仮想B
データ、仮想Rデータを、それぞれB2、B3の画像デ
ータの演算と、R1、R2の画像データの演算から求め
るものである。
【0042】ここまでの動作説明は、イメージセンサ3
08が一つであるかのように行ってきたが、前述のよう
に実際は、広巾の原稿を読み取るために3つのイメージ
センサ308を使用している。これら3つのイメージセ
ンサ308は原稿の同一ラインを読み取れるように調整
して取り付けてはいるが、実際には、ずれを生じる。こ
のずれを補正するのがセンサ位置ずれ補正部24であ
る。センサ位置ずれ補正は、CCDギャップ補正と略同
様の考え方で、各センサの画像データをそれぞれメモリ
を使って任意の時間だけ遅らせることで、3つのセンサ
の画像データがそのつなぎ目で原稿上の主走査方向の隣
接画像となるようにするものである。
【0043】また、高速広巾のディジタル複写機の場
合、画像データを高速で処理する必要があるが、RAM
やディジタル集積回路等は高速動作にも限界がある。そ
こで、センサ位置ずれ補正部24の出力画像データを、
データブロック分割部25で主走査方向に複数のブロッ
クに分割する。ここでは、例えば1つのイメージセンサ
308の出力画像データを2つのブロックに分割し、図
19に示すように原稿310の読み取りデータを計6個
のブロックに分割して、次段ではブロックごとのパラレ
ル処理を行うことになる。このようにしてブロックに分
割された画像データ29は順次カラー回路204に送ら
れる。
【0044】ここで、データブロック分割部25につい
て詳しく説明する。図20はデータブロック分割部25
の構成例を示すブロック図である。このデータブロック
分割部25は、入力画像データをそれぞれ入力するメモ
リ(1)251およびメモリ(2)252と、この2つ
のメモリ251、252の書き込みおよび読み出しを制
御する制御回路253とを備えている。なお、このデー
タブロック分割部25は、3つのイメージセンサ308
に対応して3つ設けられている。
【0045】図21は図20のデータブロック分割部2
5の動作を示すタイミングチャートである。図21
(a)に示すような、1つのイメージセンサ308から
の1ブロックの入力画像データ255は、メモリ25
1、252に供給される。ここで、図21(b)に示す
ように、メモリ(1)251には1ブロックの入力画像
データのうちの前半のデータを書き込むように、制御回
路253から書き込み制御信号WE1が与えられる。一
方、メモリ(2)252には1ブロックの入力画像デー
タのうちの後半のデータを書き込むように、制御回路2
53から書き込み制御信号WE2が与えられる。図21
(b)、(c)に示すように、2つの書き込み制御信号
WE1、WE2は1ブロックの入力画像データの前半と
後半の境界部分では重複している。従って、入力画像デ
ータの前半と後半の境界部分の画像データはメモリ25
1、252に重複して書き込まれることになる。本実施
例では、メモリ251、252に重複して書き込むデー
タ量を14画素分としている。この14画素というの
は、読み取り部においてイメージセンサ308を重ね合
わせることによって重複して出力される画素数と同じで
ある。
【0046】2つのメモリ251、252は、制御回路
253からの図21(d)に示す読み出し制御信号RE
によって、入力画像データの周期よりも遅い周期で同時
に読み出され、図21(e)、(f)に示すようにそれ
ぞれ出力データ(1)256、出力データ(2)257
に2分割されて出力される。
【0047】図22は、データブロック分割部25の入
力画像データと出力データを示す説明図である。図22
(a)に示すように時系列で入力してくる1ブロックの
画素数を4800画素とすると、図22(b)に示すよ
うに、4800画素分のデータの前半の1画素から24
07画素目までのデータがメモリ(1)251に書き込
まれ、出力データ(1)256として読み出される。一
方、メモリ(2)252には、図22(c)に示すよう
に、2394画素目から4800画素目までのデータが
書き込まれ、出力データ(2)257として読み出され
る。
【0048】このようにデータブロック分割部25にお
いて、3つのイメージセンサ308によって分割された
3つのブロックがそれぞれさらに2つのブロックに分割
されるので、1ラインのデータは6つのブロックに分割
されることになる。そして、以降の処理は6つのブロッ
クごとに独立にかつ並列に行われる。
【0049】図23はカラー回路204のブロック図で
ある。カラー回路204は、ビデオ(2)回路203か
らの画像データ29を入力する色相判断部41と、この
色相判断部41の後段に順に設けられたゴーストキャン
セル部42、バッファメモリ43、色編集部44および
濃度補正部45と、上記各部41〜45を制御する制御
部46とを備えている。制御部46はVMEバス16に
接続されていると共に、ビデオ(2)回路203からの
制御信号30と、AR回路205からの制御信号49と
を入力し、DF回路206とAR回路205に対してそ
れぞれ制御信号50、51を送るようになっている。
【0050】カラー回路204に入力される画像データ
29は、R、G、Bのカラー画像信号であり、色相判断
部41にて原稿上の画像の色を判断しコード化したカラ
ーコード信号と濃度データとが生成される。次段のゴー
ストキャンセル部42は、色相判断部41で生成された
カラーコード信号の補正を行うものである。これは、ビ
デオ(2)回路203のRGB位置ずれ補正の結果、例
えば原稿上の黒画像のエッジ部等で誤った色相判断がな
され、無彩色以外のカラーコードを発生する場合がある
ので、このカラーコードを無彩色のカラーコードに直す
処理(以下、色ゴースト補正という。)である。この誤
ったカラーコードのことをゴーストと称し、ゴーストが
発生したときのカラーコードの変化パターンが予め分か
っているので、このパターンが一致したときにカラーコ
ードを無彩色に直すようにしている。
【0051】ここで、ゴーストキャンセル部42につい
て詳しく説明する。図25はゴーストキャンセル部42
の構成例を示すブロック図である。このゴーストキャン
セル部42は主走査方向のゴーストを補正するものであ
る。このゴーストキャンセル部42は、色相判断部41
からの例えば4ビットのカラーコード428を入力し所
定画素分遅延して出力するシフトレジスタ421と、色
相判断部41からの例えば8ビットの濃度データを入力
し着目画素が地肌濃度か否かを示す1ビットの地肌フラ
グを出力する地肌検出部422と、カラーコード428
の4ビットの論理和をとるオアゲート423と、このオ
ア回路423および地肌検出部422の各出力を入力し
5画素分保持するシフトレジスタ424と、ゴーストが
発生したときのカラーコードの変化パターン(以下、ゴ
ーストパターンという。)を発生させるゴーストパター
ン発生回路425と、シフトレジスタ424に保持され
た5画素分のデータとゴーストパターン発生回路425
で発生されたゴーストパターンとを比較し両者が一致す
るか否かを検出する比較器426と、シフトレジスタ4
27の出力を入力し、比較器426の出力に応じて補正
するゴースト補正部427とを備えている。
【0052】次に、図26を参照してゴーストキャンセ
ル部42の動作について説明する。図26(a)はシフ
トレジスタ424がデータを保持する5画素を示し、同
図(b)はゴーストパターン発生回路425が発生する
ゴーストパターンを示す。図中、「色」とは有彩色であ
ることを示す。カラーコード428はオア回路423で
論理和がとられシフトレジスタ424に入力される。ま
た、濃度データ429は地肌検出部422に入力され
る。地肌検出部422は濃度データが所定値より大きい
場合に地肌フラグを“0”とし、濃度データが所定値以
下の場合に地肌フラグを“1”とする。この地肌フラグ
はシフトレジスタ424に入力される。シフトレジスタ
424は、オア回路423の出力データと地肌フラグと
を、図26(a)に示すように判定画素431とその前
後2画素ずつの計5画素分保持する。なお、オア回路4
23の出力データと地肌フラグとによって各画素が黒か
白か有彩色か識別される。一方、ゴーストパターン発生
回路425は図26(b)に示す6つのゴーストパター
ン〜を発生する。そして、比較器426はシフトレ
ジスタ424に保持された5画素のデータのパターンと
6つのゴーストパターン〜とを比較し、両者の一致
を検出する。ゴースト補正部427は、シフトレジスタ
421から判定画素431のカラーコードを入力し、比
較器426によってシフトレジスタ424に保持された
5画素のデータのパターンと6つのゴーストパターン
〜のいずれかとの一致が検出された場合にはカラーコ
ードを全て“0”として補正後のカラーコード430と
して出力し、その他の場合には入力したカラーコードを
そのまま補正後のカラーコード430として出力する。
このような処理を全画素に対して行うことにより、色ゴ
ーストの発生が防止される。
【0053】上記の色ゴースト補正は、処理を高速でリ
アルタイムで行うために6つのブロックごとに独立にか
つ並列に行われる。この色ゴースト補正では、判定画素
431のデータ以外にその周囲のデータも使用するが、
本実施例では各ブロックが隣接するブロックの境界近傍
のデータを重複して持っているため、ブロックの境界部
においても色ゴースト補正が可能になっている。
【0054】このようにして生成された濃度データおよ
びカラーコード信号は、順次図23のバッファメモリ4
3に格納されていく。一方、カラーコード信号47はA
R回路205に送られる。本実施例では、マーカーペン
を用いて原稿上に書かれたマーカーで囲まれた領域に対
して種々の編集をリアルタイムで行うことができるよう
になっており、このマーカーで囲まれた領域を検出する
のがAR回路205である。
【0055】ここで、AR回路205の説明を行った後
に、カラー回路204の残りの部分について説明する。
【0056】図24はAR回路205のブロック図であ
る。AR回路205は、カラー回路204からのカラー
コード信号47を入力するマーカーフラグ生成部61
と、このマーカーフラグ生成部61の後段に順に設けら
れたパラレル−シリアル変換(以下、PS変換と記
す。)部62、領域認識部63およびシリアル−パラレ
ル変換(以下、SP変換と記す。)部64と、上記各部
61〜64を制御する制御部65とを備えている。制御
部65はVMEバス16に接続されていると共に、カラ
ー回路204からの制御信号51を入力し、カラー回路
204に対して制御信号49を送るようになっている。
【0057】カラー回路204から順次送られてきたカ
ラーコード信号47は、各ブロックごとの信号になって
いる。まず、マーカーフラグ生成部61では、カラーコ
ードからマーカーの画像であるか否かを判断し、マーカ
ーの画像である場合にマーカーフラグを生成する。
【0058】ここで、マーカフラグ生成部61について
説明する。マーカフラグ生成部61ではマーカの検出、
マーカ途切れの連結補正およびマーカフラグ生成の3つ
の処理を行う。マーカの検出は、読み取り画像の色相デ
ータ(カラーコード)から、使用者が指定したマーカ色
に一致した色相データを持つ画素を検出し、領域色フラ
グを生成するもので、読み取り画像のカラーコードとマ
ーカ色のカラーコードとを比較する比較器によって実現
される。
【0059】次に、マーカ途切れの連結補正について詳
しく説明する。マーカを色むらや掠れがないように原稿
に記入することは難しく、数画素の途切れを生じる場合
がある。マーカの途切れがあると領域を誤判定する可能
性がある。この領域の誤判定を防止するために、マーカ
途切れの連結補正を行い、各画素ごとのマーカフラグを
決定する。
【0060】マーカの途切れを補正して、注目画素のマ
ーカフラグを決定するために、周囲の複数画素の領域フ
ラグを利用する。このマーカ途切れの連結補正は、領域
色フラグを持つ画素を太らせる処理(以下、OR処理と
いう。)と、太らせた領域色フラグを持つ画素の端を削
除することによって位置精度を上げる処理(以下、AN
D処理という。)を行う。ここでは、14画素以下のマ
ーカの途切れを補正する例を示す。
【0061】図27はマーカ途切れの連結補正を行う連
結補正部の構成例を示すブロック図である。この図に示
すように、連結補正部は、領域色フラグ505を順次入
力し15画素分保持する15ビットシフトレジスタ50
1と、このシフトレジスタ501によって保持された1
5画素の領域色フラグ505の論理和をとるオア回路5
02と、このオア回路502の出力データを順次入力し
15画素分保持する15ビットシフトレジスタ503
と、このシフトレジスタ503によって保持された15
画素のデータの論理積をとるアンド回路504とを備え
ている。
【0062】次に図28および図29を参照して、連結
補正部の動作について説明する。図28に示すように、
まず15ビットシフトレジスタ501によって、領域色
フラグ505を順次入力し、注目画素510およびその
前後7画素ずつの計15画素の領域色フラグを保持す
る。次に、オア回路502によって、この15画素の領
域色フラグの論理和をとる。これは、15画素のなかに
1画素でも指定したマーカ色の画素が存在すれば、注目
画素510はマーカ色の画素とみなしマーカフラグを
“1”とするということである。図29(a)に示すよ
うにマーカ色の画素511、512の間にマーカー色の
画素がなく途切れている入力画像に対して上記OR処理
を行うと、図29(b)に示すようにマーカ色の画素が
画素511、512の両側に7画素分太ることになり、
途切れている部分にマーカフラグを補うことになる。な
お、図中符号513はOR処理によってマーカ色の画素
とみなされた画素を示す。
【0063】次に、図28に示すように、上記OR処理
を行った後のマーカフラグをさらに15ビットシフトレ
ジスタ503に順次入力し、注目画素510およびその
前後7画素ずつの計15画素のマーカフラグを保持す
る。次に、アンド回路504によって、この15画素の
マーカフラグの論理積をとる。これは、15画素のマー
カフラグが全て“1”であるとき、注目画素510のマ
ーカフラグを“1”とし、それぞれ以外の場合はマーカ
フラグを“0”とするということである。このAND処
理の結果、図29(c)に示すように、OR処理で太ら
せたマーカ色の画素の両側が7画素分切り捨てられ、途
切れている2つのマーカ色の画素511、512の間の
画素のみがマーカ色の画素とみなされる。これにより、
マーカ検出の位置精度を保つことができる。なお、図中
符号514はAND処理によって最終的にマーカ色の画
素とみなされた画素を示す。
【0064】このように上記OR処理およびAND処理
によって、マーカ検出の位置精度を保ちながら、14画
素以下のマーカの途切れを補正することができる。
【0065】上記の連結補正は、処理を高速でリアルタ
イムで行うために6つのブロックごとに独立にかつ並列
に行われる。この連結補正では、注目画素510のデー
タ以外にその周囲のデータも使用するが、本実施例では
各ブロックが隣接するブロックの境界近傍のデータを重
複して持っているため、ブロックの境界部においても連
結補正が可能になっている。
【0066】次に、ブロック処理されたマーカーフラグ
を1ラインの信号に直すのが図24のPS変換部62で
ある。このようにして得られた1ラインのマーカーフラ
グからマーカーで囲まれた領域を認識するのが領域認識
部63であり、ここで領域内を示す領域信号が生成され
る。この生成された領域信号はSP変換部64で再び各
ブロックごとに分割され、領域信号48として順次カラ
ー回路204の色編集部44に出力される。カラー回路
204においてバッファメモリ43が設けられている理
由は、AR回路204で領域を認識するのに時間がかか
るため、この間カラーコード信号と濃度データを記憶し
ておきAR回路204からの領域信号48とタイミング
を合わせるためである。
【0067】ここで、図23のカラー回路204の説明
に戻る。AR回路205から出力されたブロック分割さ
れた領域信号48は色編集部44に入力され、制御信号
49は制御部46に入力される。制御部46は、領域信
号48と同期して対応する画素の濃度データとカラーコ
ード信号をバッファメモリ43から読み出し、色編集部
44に送る。本実施例の複写機は2色複写機であり、サ
ブカラーフラグによって原稿上のどの色を2色のうちの
どちらの色でプリントするかの指定ができるようになっ
ている。また、ドロップカラーフラグによって原稿上の
どの色の画像を消すか等の指定もできるようになってい
る。この機能により、例えばマーカーは不必要なので暗
黙的に消される。これらの機能は、マーカーで指定され
た領域内あるいは領域外に対してのみ行うことも可能で
ある。また、BKGイネーブルフラグによって次段で行
う地肌除去を領域内、外について行うか否かの指定もで
きる。これらのフラグの生成を行うのが色編集部44で
ある。
【0068】このようにして生成されたフラグと濃度デ
ータおよびカラーコード信号は、順次濃度補正部45に
送られる。濃度補正部45はドロップカラーフラグの立
っている画素の濃度データを白にしたり(消したり)、
原稿上の色ごとに(カラーコードごとに)独立した濃度
調整ができるようにするためのものである。このように
して処理されたサブカラーフラグ、BKGイネーブルフ
ラグ、領域信号、濃度データ等の出力52は、順次DF
回路206に送られる。
【0069】図30はDF回路206のブロック図であ
る。DF回路206は、カラー回路204からの出力5
2を入力する地肌除去部71と、この地肌除去部71の
後段に順に設けられたディジタルフィルタ72およびサ
ブカラーフラグ補正部73と、上記各部71〜73を制
御する制御部74とを備えている。制御部74はVME
バス16に接続されていると共に、カラー回路204か
らの制御信号50を入力し、HTP回路207に対して
制御信号76を送るようになっている。
【0070】DF回路206では、順次地肌除去部71
で、BKGイネーブルフラグの立っている部分の原稿の
地肌部を白くすると共に、地肌部を示すBKGフラグを
生成する。次に、ディジタルフィルタ72では、選択さ
れている画像モードに応じてエッジ強調やスムージング
処理が行われる。また、サブカラーフラグ補正部73
は、スムージング処理によって画像エッジ部の地肌濃度
が持ち上がった場合に、その持ち上がった地肌画素のサ
ブカラーフラグを画像部のサブカラーフラグと同じにす
る補正を行い、これにより、例えば原稿の色文字の周り
の黒輪郭の発生を防止するものである。こうして処理さ
れたサブカラーフラグ、濃度データ、領域フラグおよび
BKGフラグ等の出力75は順次HTP回路207に送
られる。
【0071】ここで、ディジタルフィルタ72について
詳しく説明する。図31は7×7の2次元ディジタルフ
ィルタとした場合のディジタルフィルタ72の構成例を
示すブロック図である。この図に示すディジタルフィル
タ72は、地肌除去部71からの濃度データ701を順
次入力して6ライン分保持する6つのメモリ702〜7
07と、地肌除去部71からの濃度データ701と各メ
モリ702〜707からの濃度データをそれぞれ7画素
分保持する7つのラッチ711〜717と、ラッチ71
1、717に保持された濃度データを加算する加算器7
21と、ラッチ712、716に保持された濃度データ
を加算する加算器722と、ラッチ713、715に保
持された濃度データを加算する加算器723と、各加算
器721〜723の出力データおよびラッチ714の出
力データをそれぞれ保持する4つのラッチ731〜73
4とを備えている。ディジタルフィルタ72はさらに、
各ラッチ731〜734に保持されたデータに対して所
定のフィルタ演算を行う4つのフィルタ741〜744
と、各フィルタ741〜744の出力データを保持する
4つのラッチ751〜754と、ラッチ751、752
に保持されたデータを加算する加算器761と、ラッチ
753、754に保持されたデータを加算する加算器7
62と、両加算器761、762の出力データを加算す
る加算器763とを備えている。
【0072】次に、図32および図33を参照してディ
ジタルフィルタ72の動作について説明する。地肌除去
部71からの濃度データ701はメモリ702〜707
によって7ラインのデータにされる。この7ラインのデ
ータはそれぞれ7画素分ずつラッチ711〜717に保
持される。本実施例における7×7のディジタルフィル
タ72は対象型であるため、加算器721〜723によ
って、図32に示すように、1ライン+7ライン、2ラ
イン+6ライン、3ライン+5ラインという加算がされ
る。加算されたデータおよびラッチ714からの4ライ
ン目のデータは、それぞれフィルタ741〜744で演
算処理される。なお図32において符号780は演算の
順番の方向を示している。
【0073】図33(a)は本実施例におけるフィルタ
係数マトリックスを示し、A〜Jがそれぞれフィルタ係
数を示す。フィルタ741〜744では、図33(b)
に示す原画像の7×7画素のデータと図33(a)に示
す各フィルタ係数との乗算および加算が行われ出力され
る。そして7×7の演算結果を出すために、4つのフィ
ルタ741〜744からの出力データを加算器761〜
763によって加算し、演算結果データ770を出力す
る。これにより図33に示すように、原画像の濃度とあ
る固有の係数を持つフィルタとのマトリックスとのコン
ボリュージョン(たたみこみ)を行うことで、原画像の
周波数特性を変化させることができる。
【0074】上記のディジタルフィルタ72において
も、処理を高速でリアルタイムで行うために6つのブロ
ックごとに独立にかつ並列に処理が行われる。このディ
ジタルフィルタによる処理では、処理の対象となる画素
のデータ以外にその周囲の画素のデータも使用するが、
本実施例では各ブロックが隣接するブロックの境界近傍
のデータを重複して持っているため、ブロックの境界部
においてもフィルタ処理が可能になっている。
【0075】図34はHTP回路207のブロック図で
ある。HTP回路207は、DF回路206の出力75
を入力するブロック−ラインパラレル変換部81と、こ
のブロック−ラインパラレル変換部81の後段に設けら
れた縮拡大部82と、EDIT回路208からの画像デ
ータ94を入力する濃度調整部88と、この濃度調整部
88の後段に順に設けられた中間調処理部85および4
値化データ変換部84と、4値化データ変換部84の出
力データを記憶する診断用メモリ87と、上記各部を制
御する制御部85と、上記各部にクロックを供給するク
ロック発生部86とを備えている。制御部85はVME
バス16に接続されていると共に、DF回路206から
の制御信号76とEDIT回路208からの制御信号9
6を入力し、EDIT回路208とデータ処理回路21
0に対してそれぞれ制御信号95、98を送るようにな
っている。
【0076】本実施例の複写機では、副走査方向の縮拡
大はアナログ複写機と同様に原稿の搬送スピードを変え
て行うが、主走査方向の縮拡大はディジタル的な画像処
理によって行う。その場合、ブロックごとの並列処理で
は、この処理が非常に複雑になる。そこで、HTP回路
207のブロック−ラインパラレル変換部81でブロッ
クごとの画像データ列をラインごとの並列処理ができる
画像データ列に変換する。これは例えば、図35(a)
〜(f)に示すような6つのブロックごとの画像データ
列を、図36(a)〜(d)に示すような4ライン並列
の画像データ列に変換するものである。次に、変換され
た画像データ、BKGフラグ、サブカラーフラグは縮拡
大部82に送られる一方、領域フラグ(領域信号)91
はEDIT回路208に送られる。また、縮拡大部82
から出力される画像データ93もEDIT回路208に
送られる。
【0077】ここで、EDIT回路208の説明を行っ
た後に、HTP回路207の残りの部分について説明す
る。
【0078】図37はEDIT回路208のブロック図
である。EDIT回路208は、HTP回路207から
の領域フラグ(領域信号)91を入力する矩形領域認識
部101と、HTP回路207からの画像データ93を
入力するミラー編集部102と、このミラー編集部10
2の後段に順に設けられたネガポジ編集部103、濃度
調整部104およびあみかけ編集部105と、上記各部
を制御する制御部106とを備えている。制御部106
はVMEバス16に接続されていると共に、HTP回路
207からの制御信号95を入力し、HTP回路207
に対して制御信号96を送るようになっている。
【0079】本実施例の複写機では、マーカーで囲んで
領域を指定する方法の他に、図38に示すように、原稿
310上にマーカーが書かれた4点330を検出して、
図中の斜線部の矩形領域を認識し種々の編集を行った
り、図39に示すように、原稿310上の2点A、Bの
原稿左上端からの距離xA ,yA 、xB ,yB をコント
ロールパネル213から指定することで、図中の斜線部
を矩形領域として認識し、種々の編集を行うことができ
る。これらの矩形領域の認識および矩形領域内の画素そ
れぞれに対応して領域フラグ(領域信号)を生成するこ
とを行うのが矩形領域認識部101である。そして、こ
の矩形領域認識部101で順次処理された領域フラグ
(領域信号)92はHTP回路207の縮拡大部82に
送られ、この縮拡大部82でBKGフラグ、サブカラー
フラグ、濃度データと共に縮拡大処理が行われる。次
に、順次縮拡大処理が行われた画像データ93はEDI
T回路208のミラー編集部102に送られる。
【0080】EDIT回路208では、順次送られてき
た画像データ93に対してリアルタイムで編集を行って
いる。ミラー編集部102は図40(a)で示すような
矩形領域331内での、あるいは全面での鏡像編集処理
を行い、図40(b)に示すような鏡像を得るものであ
る。次段のネガポジ編集部103は白と黒が反転したネ
ガポジ反転画像を得るものである。次段の濃度調整部1
04はコントロールパネル213上のコピー濃度調整機
能に対応したもので、出力色の2色のそれぞれについて
数種類の濃度変換カーブを選択できるものである。次段
のあみかけ編集部105はコントロールパネル213か
ら選択されたあみパターンで画像にあみかけを行うもの
である。また、領域内を消去(マスキング)したり、領
域外を消去(トリミング)したりする機能も、このあみ
かけ編集部105で行う。なお、ネガポジ編集およびあ
みかけ編集も、マーカーで囲んだ領域あるいは全面につ
いても行うことができることは言うまでもない。こうし
て順次処理された画像データ94はHTP回路207に
送られる。
【0081】ここで、図34のHTP回路207の説明
に戻る。EDIT回路208から送られてきた画像デー
タ94は濃度調整部88に入力される。この濃度調整部
88の機能はEDIT回路208の濃度調整部104と
同等の機能である。EDIT回路208はオプション回
路になっているので、EDIT回路208が搭載されて
いない場合はHTP回路207の濃度調整部88で濃度
調整を行い、EDIT回路208が搭載されている場合
はここでは何も処理しない。EDIT回路208搭載時
にEDIT回路208で濃度調整を行う理由は、コント
ロールパネル213からあみかけパターンの濃度を選択
できるが、その選択した濃度がコントロールパネル21
3のコピー濃度調整で変化しないようにするためには、
あみかけ編集処理以前に濃度調整を行わなければならな
いからである。
【0082】次に、中間調処理部83では、多値画像デ
ータを面積階調をとった4値化データに変換する。この
4値化とは、1画素の濃度を白、グレー(1)、グレー
(2)、黒の4階調にすることである。このようにして
処理されたデータは、4値化データ変換部84で複数画
素分の画像データ(4値の濃度データとサブカラーフラ
グ)をまとめたデータ97に変換され、図2に示すよう
に画像処理部214外のデータ処理回路210に順次出
力される。また、診断用メモリ87は自己診断のために
4値化データ変換部84の出力データ97を記憶するも
のである。
【0083】図2において、データ処理回路210は、
HTP回路207から送られてきた画像データをページ
メモリ回路212に送り、このページメモリ回路212
内のページメモリに記憶する。このようにして原稿を全
て読み終えたら、CPU(1)回路209のCPU11
1は、制御データ線120を通してCPU(2)回路2
11のCPUに情報を送る。すると、CPU(2)回路
211のCPUは、制御データ線237を通してプリン
ト部221の制御部236に用紙の搬送とページメモリ
内に画像データが記憶されていることを連絡する。
【0084】図3において、プリント部221の制御部
236は所定の用紙を搬送すると共に、制御信号238
によってデータ処理回路210からページメモリ内の画
像データ215を所定のタイミングで読み出す。読み出
された画像データ215はデータ分離部231に送られ
る。データ分離部231はサブカラーフラグによって濃
度データを振り分ける機能を持っており、例えばサブカ
ラーフラグが“0”のときは濃度データを第1色画像デ
ータメモリ232に送り、第2色画像データメモリ23
4には白データを送る。また、サブカラーフラグが
“1”のときは濃度データを第2色画像データメモリ2
34に送り、第1色画像データメモリ232には白デー
タを送る。プリント部221はゼログラフィ技術を用い
てプリントするものであり、チャージコロトロン、現像
器等は第1色用と第2色用の2つを持っており、感光体
(ドラム)上の2色画像を用紙に同時に転写し、定着を
行うものである。そして、露光用の半導体レーザは、第
1色用と第2色用をそれぞれ設け、これを画像データを
基に駆動制御するのが、第1色レーザ駆動部233およ
び第2色レーザ駆動部235である。
【0085】以上説明したように本実施例によれば、3
つのイメージセンサ308a、308b、308cによ
って、隣接する2つのブロックの境界近傍の画像データ
を各ブロックが重複して持つように3つのブロックに分
割すると共に、この3つの各ブロックをさらに、隣接す
る2つのブロックの境界近傍の画像データを各ブロック
が重複して持つように2つのブロックに分割して、計6
つのブロックに分割し、6つのブロックごとに独立にか
つ並列に画像処理を行うようにしたので、画像処理を高
速に行うことができる。しかも、各ブロックが隣接する
ブロックとの境界近傍の画像データを重複して持つこと
から、各ブロックの境界近傍においても、色ゴースト補
正やマーカの連結補正やディジタルフィルタ処理等、注
目画素に対してその周辺の複数の画素の画像データを用
いる処理を行うことができる。
【0086】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
例えば実施例では密着型のCCDイメージセンサを使用
しているが、縮小型のイメージセンサであっても実現可
能である。また、4つ以上のCCDイメージセンサを並
設させて分割読み取りを行っても良いし、またセンサの
重ね合わせ量が何画素分であっても良い。また、1ライ
ンあるいは1ブロックの画像データを信号処理によって
複数ブロックに分割するときにも、隣接するブロック間
の重ね合わせ量は何画素分でも良い。
【0087】また、並列処理としては、色ゴースト補
正、マーカの連結補正、ディジタルフィルタ処理に限ら
ず、注目画素に対してその周囲の画素のデータを参照し
て画像処理を行う、いわゆる面積処理であっても良い。
【0088】図41は縮小型イメージセンサを2個使用
して1ラインを2つのブロックに分割する場合の光学系
の概略を示す説明図である。この図に示す例では、原稿
画像の同一主走査ラインの全読み取り幅Wに対して、そ
の前半部W1の原稿画像を結像レンズ801によって縮
小型CCDイメージセンサ802に結像させ、後半部W
2の原稿画像を結像レンズ803によって縮小型CCD
イメージセンサ804に結像させ、同一主走査ラインを
2つの縮小型CCDイメージセンサ802、804によ
って分割して読み取るようにしている。また、前半部W
1と後半部W2の境界近傍の数画素分の領域805は2
つの縮小型CCDイメージセンサ802、804によっ
て重複して読み取るようにしている。その他の構成、作
用および効果は、図2ないし図40に示す実施例と同様
である。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、1ライン分の画像データを読み取るために複
数のイメージセンサブロックをそれらの少なくとも所定
の画素列分ずつが重複して読み取られるように端部近傍
を読み取りの行われるライン方向に重複させて配置し、
端部近傍では、注目画素の画像データを出力する方のイ
メージセンサが出力する重複部分の画像データを用い
て、それぞれのイメージセンサによる画像の連結部分の
補正を独立に行うようにしたので、簡単かつ良好に連結
部分の画像データを補正することができる。
【0090】また、請求項3、請求項4または請求項6
記載の発明によれば、各イメージセンサが端部近傍の
像データを重複して持つので、注目画素に対してその周
辺の複数の画素の画像データを用いる画像処理を1ライ
ン分の画像データに対して行う場合に、これらの端部近
においても画像処理が可能になり、処理できない画素
が生じることなく、上記の画像処理を高速に行うことが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を概略の構成を示す説明図である。
【図2】 本発明の一実施例におけるイメージスキャナ
部の構成を示すブロック図である。
【図3】 一実施例におけるプリント部の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】 一実施例におけるイメージスキャナ部の断面
の一部を示す説明図である。
【図5】 図4の基準板の一部を示す斜視図である。
【図6】 図4のイメージセンサの平面図である。
【図7】 図6のイメージセンサの一つのチップの画素
配列を示す説明図である。
【図8】 一実施例における3つのイメージセンサの平
面図である。
【図9】 図8のイメージセンサの斜視図である。
【図10】 図8のイメージセンサの長手方向から見た
側面図である。
【図11】 図8のイメージセンサの端部の画素配置を
示す説明図である。
【図12】 一実施例における3つのイメージセンサに
よって分割されるブロックを示す説明図である。
【図13】 図2のCPU(1)回路のブロック図であ
る。
【図14】 図2のアナログ回路のブロック図である。
【図15】 図2のビデオ(1)回路のブロック図であ
る。
【図16】 図15のCCDギャップ補正部の出力画像
データ列を示す説明図である。
【図17】 図15のRGBセパレーション部の出力画
像データ列を示す説明図である。
【図18】 図2のビデオ(2)回路のブロック図であ
る。
【図19】 図18のデータブロック分割部によって分
割されたブロックを示す説明図である。
【図20】 図18のデータブロック分割部の構成例を
示すブロック図である。
【図21】 図20のデータブロック分割部の動作を示
すタイミングチャートである。
【図22】 図20のデータブロック分割部の入力画像
データと出力データを示す説明図である。
【図23】 図2のカラー回路のブロック図である。
【図24】 図2のAR回路のブロック図である。
【図25】 図23のゴーストキャンセル部の構成例を
示すブロック図である。
【図26】 図25のゴーストキャンセル部において比
較する5画素およびゴーストパターンを示す説明図であ
る。
【図27】 図24のマーカフラグ生成部におけるマー
カ途切れの連結補正を行う連結補正部の構成例を示すブ
ロック図である。
【図28】 図27の連結補正部の動作を説明するため
の説明図である。
【図29】 図27の連結補正部の動作を説明するため
の説明図である。
【図30】 図2のDF回路のブロック図である。
【図31】 図30のディジタルフィルタを示すブロッ
ク図である。
【図32】 図31のディジタルフィルタにおける演算
の順番を示す説明図である。
【図33】 図31のディジタルフィルタにおける演算
処理を説明するための説明図である。
【図34】 図2のHTP回路のブロック図である。
【図35】 図34のブロック−ラインパラレル変換部
の入力データ列を示す説明図である。
【図36】 図34のブロック−ラインパラレル変換部
の出力データ列を示す説明図である。
【図37】 図2のEDIT回路のブロック図である。
【図38】 図37のEDIT回路における処理の対象
となる矩形領域の指定方法を示す説明図である。
【図39】 図37のEDIT回路における処理の対象
となる矩形領域の指定方法の他の例を示す説明図であ
る。
【図40】 図37のミラー編集部におけるミラー編集
を説明するための説明図である。
【図41】 本発明の他の実施例における光学系の概略
を示す説明図である。
【符号の説明】
25…データブロック分割部、42…ゴーストキャンセ
ル部、61…マーカフラグ生成部、72…ディジタルフ
ィルタ、220…イメージスキャナ部、308…イメー
ジセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−178659(JP,A) 特開 昭61−134167(JP,A) 特開 昭62−276955(JP,A) 特開 昭63−48052(JP,A) 特開 平2−27379(JP,A) 特開 平2−242485(JP,A) 特開 平2−282868(JP,A) 特開 平5−199404(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 1/20 H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/48 - 1/62 H04N 1/028 - 1/031 H04N 1/04 - 1/207 H04N 1/387

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体として1ライン分の画像データを少
    なくとも所定の画素列分ずつ重複させながら分割して読
    み取るように端部近傍を前記ライン方向に重複させなが
    ら配置した複数のイメージセンサと、 前記端部近傍では、注目画素の画像データを出力する方
    のイメージセンサが出力する重複部分の画像データを用
    いて、それぞれのイメージセンサによる画像の連結部分
    の補正を独立に行う画像処理手段とを具備することを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理手段は、イメージセンサご
    との画像データを並列して処理することを特徴とする請
    求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像処理手段は、注目画素に対して
    その周辺の画素の画像データを用いて、画像の連結部分
    の補正を行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理手段は、注目画素の色情報
    をその周辺の画素の画像データに基づいて補正すること
    により画像の連結部分の補正を行う際、前記端部近傍で
    は、注目画素の画像データを出力する方のイメージセン
    サが出力する重複部分の画像データを周辺の画素の画像
    データとして用いる補正手段を含むことを特徴とする
    求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像処理手段は、特定の特徴を有す
    画像が連結している部分を識別する場合において、近
    接する複数の画素の画像データに基づいて、画像の連結
    が途切れている部分を補う補正を行う連結補正手段を含
    むことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像処理手段は、注目画素の周辺の
    画素の前記補正後の画像データを用いたフィルタ処理手
    を含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
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