JP2981796B2 - 硬貨選別装置 - Google Patents

硬貨選別装置

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JP2981796B2 JP3341491A JP34149191A JP2981796B2 JP 2981796 B2 JP2981796 B2 JP 2981796B2 JP 3341491 A JP3341491 A JP 3341491A JP 34149191 A JP34149191 A JP 34149191A JP 2981796 B2 JP2981796 B2 JP 2981796B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、投入硬貨を選別する
硬貨選別装置に関し、特に選別された硬貨を上方に搬送
することにより硬貨選別装置の利用形態に多用性を持た
せるようにした硬貨選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、投入硬貨をその正偽および種別に
応じて選別する硬貨選別装置は、その大半が自由落下を
利用して硬貨を選別するように構成されている。このよ
うな自由落下を利用して硬貨を選別する従来の硬貨選別
装置においては、硬貨を選別するための機構部が硬貨投
入口の下側に配置される。この場合、硬貨投入口の位置
は硬貨投入口の下側に配置される機構部のサイズによっ
て制限され、硬貨投入口の位置を任意の位置に設定する
ことはできない。
【0003】そこで、この種の硬貨選別装置において
は、硬貨投入口の位置をできるだけ下方に設けたい要求
がある場合、その努力はもっぱら硬貨投入口の下側に配
置される機構部のサイズをいかにして小さくするかに払
われていた。しかし、硬貨投入口の下側に配置される機
構部のサイズの小型化には自ずからその限界があり、こ
れが硬貨投入口の位置を任意の位置に設定することので
きない主要な原因となっていた。
【0004】また、硬貨のベルト搬送を利用して硬貨投
入口から投入された硬貨を水平に搬送してこの水平搬送
部において硬貨の判別を行い、硬貨投入口の下側に配置
される機構部のサイズを小さくする構成をとる硬貨選別
装置も提案されているが、この場合も硬貨振分機構は硬
貨投入口の下側に設けられ、この硬貨振分機構のサイズ
が硬貨投入口の設定位置を制限することになった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の硬
貨選別装置においては、硬貨の自由落下を利用して投入
硬貨を選別するように構成されているため、硬貨投入口
の位置は硬貨投入口の下側に配置される機構部のサイズ
によって制限され、硬貨投入口の位置を任意の位置に設
定することはできないという問題があった。また、ベル
ト搬送を利用して硬貨投入口から投入された硬貨を水平
に搬送してこの水平搬送部において硬貨の判別を行い、
硬貨投入口の下側に配置される機構部のサイズを小さく
する構成をとる硬貨選別装置も提案されているが、この
場合も硬貨振分機構は硬貨投入口の下側に設けられ、こ
の硬貨振分機構のサイズが硬貨投入口の設定位置を制限
することになった。
【0006】そこで、この発明は硬貨投入口の位置に対
する制限を可及的に小さくし、硬貨選別装置の利用形態
に多用性を持たせるようにした硬貨選別装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、この発明の硬貨選別装置では、投入された硬貨の
内の正貨と判別された硬貨を選択的に上方に搬送する硬
貨搬送手段を設けることにより構成される。
【0008】すなわち、この願発明によれば、硬貨投入
口から投入された投入硬貨を硬貨判別手段が配設された
硬貨通路に案内し、前記硬貨判別手段の判別出力に対応
して前記投入硬貨の判別を行う硬貨選別装置において、
前記硬貨通路に分岐して設けられ、硬貨を上方に搬送す
る硬貨搬送手段と、前記硬貨判別手段により投入硬貨が
正貨と判定された場合は、該投入硬貨を前記硬貨搬送手
段に導き、偽貨と判定された場合は、該投入硬貨を下方
に落下させて硬貨返却口に導く正偽貨振分手段とを具備
したことを特徴とする。
【0009】また、この発明によれば、硬貨投入口から
投入された投入硬貨を硬貨判別手段が配設された硬貨通
路に案内し、前記硬貨判別手段の判別出力に対応して前
記投入硬貨の判別を行う硬貨選別装置において、前記硬
貨通路に分岐して設けられ、硬貨を上方に搬送する硬貨
搬送手段と、前記硬貨通路に配設され、前記硬貨判別手
段を通過した硬貨を検出する第1のセンサと、非動作状
態において投入硬貨を下方に落下させる落下路を開放
し、動作状態において該落下路を塞ぐ正偽貨振分レバー
と、前記正偽貨振分レバーを駆動する正偽貨振分ソレノ
イドと、前記硬貨搬送手段による硬貨搬送路に配設さ
れ、前記硬貨通路との分岐部を通過して前記硬貨搬送手
段により搬送される硬貨を検出する第2のセンサと、前
記硬貨搬送手段により搬送された硬貨を排出する硬貨排
出口に配設され、前記硬貨搬送手段により搬送された硬
貨を検出する第3のセンサと、前記硬貨判別手段により
投入硬貨が正貨と判定されたとき、前記正偽貨振分ソレ
ノイドに駆動信号を与え、更に、前記硬貨判別手段によ
り投入硬貨が正貨と判定され、かつ前記第1のセンサか
ら検出出力が生じたことを条件に、前記硬貨搬送手段に
駆動開始信号を与え、前記第2のセンサから検出出力が
生じ、その後前記第3のセンサの検出出力が生じたこと
を条件に、前記第3のセンサの検出出力および前記硬貨
判別手段の判別出力に基づき受入硬貨を計数するための
計数出力を発生する制御手段とを具備したことを特徴と
する。
【0010】
【作用】この発明の硬貨選別装置においては、硬貨投入
口から投入された投入硬貨は、硬貨判別手段が配設され
た硬貨通路に案内され、硬貨判別手段の判別出力に対応
して投入硬貨の判別を行ない、硬貨判別手段により投入
硬貨が正貨と判定された場合は、正偽貨振分手段により
該投入硬貨を硬貨通路に分岐して設けられた硬貨搬送手
段に導き、偽貨と判定された場合は、正偽貨振分手段に
より該投入硬貨を下方に落下させて硬貨返却口に導く。
硬貨搬送手段は、正偽貨振分手段により導かれた硬貨を
上方に搬送する。
【0011】ここで、前記硬貨搬送手段は、上下方向に
所定の間隔を設けて配設された駆動および従動プーリ
と、前記駆動および従動プーリ間に巻回された無端の搬
送ベルトと、前記駆動プーリを駆動する駆動源とを具備
して構成することができ、また、前記搬送ベルトは、そ
の表面に所定のピッチで添設され、搬送する硬貨の周面
と係合する係合部材を具備して構成することができ、ま
た、前記係合部材は、前記搬送ベルトの幅方向に所定の
間隔で添設された一対の突起部から構成することができ
る。また、前記正偽貨振分手段は、前記硬貨判別手段の
判別出力に基づき動作する正偽貨振分ソレノイドと、前
記正偽貨振分ソレノイドにより駆動され、投入硬貨が正
貨の場合は、該投入硬貨を下方に落下させる落下路を塞
ぎ、偽貨の場合は、該落下路を開放する正偽貨振分レバ
ーとを具備して構成することができる。
【0012】また、この発明の硬貨選別装置において
は、硬貨判別手段により投入硬貨が正貨と判定されたと
き、非動作状態において投入硬貨を下方に落下させる落
下路を開放し、動作状態において該落下路を塞ぐ正偽貨
振分レバーを駆動する正偽貨振分ソレノイドに駆動信号
を与え、更に、硬貨判別手段により投入硬貨が正貨と判
定され、かつ第1のセンサから検出出力が生じたことを
条件に、硬貨搬送手段に駆動開始信号を与え、硬貨通路
との分岐部を通過して前記硬貨搬送手段により搬送され
る硬貨を検出する第2のセンサから検出出力が生じ、そ
の後硬貨搬送手段により搬送された硬貨を検出する第3
のセンサの検出出力が生じたことを条件に、第3のセン
サの検出出力および前記硬貨判別手段の判別出力に基づ
き受入硬貨を計数するための計数出力を発生する。
【0013】ここで、前記硬貨搬送手段は、上下方向に
所定の間隔を設けて配設された駆動および従動プーリ
と、前記駆動および従動プーリ間に巻回された無端の搬
送ベルトと、前記駆動プーリを駆動するモータとを具備
して構成することができ、また、前記硬貨搬送手段は、
前記搬送ベルトの位置を検出する第4のセンサを備え、
待機状態において前記第4のセンサの検出出力に基づき
前記搬送ベルトの位置を所望の初期位置に復帰させる。
ここで、前記搬送ベルトは、その所定位置に穿設された
孔を有し、前記第4のセンサは、前記孔を検出する光学
的センサから構成することができる。
【0014】かかる構成によると、投入された硬貨の内
の正貨と判別された硬貨は選択的に上方に搬送されるの
で、硬貨投入口の位置に対する制限は可及的に小さくな
り、硬貨選別装置の利用形態に多用性を持たせることが
可能になる。
【0015】
【実施例】以下、この発明に係わる硬貨選別装置の一実
施例を添付図面を参照して詳述に説明する。
【0016】図1は、この発明の硬貨選別装置の一実施
例を断面図で示したものである。この図1は、図2に示
すこの発明の硬貨選別装置10の正面図のCC断面図を
示している。
【0017】図2に示すように、この硬貨選別装置10
は、全体が略立方体形状をなしておりその正面パネルに
は硬貨投入口11が形成されている。
【0018】一方、この硬貨選別装置10の内部には、
図1で示すように、硬貨投入口11に直接連通して図面
の左側に傾斜する硬貨通路12が形成されている。そし
てこの硬貨通路12の上流には投入硬貨の正偽および金
種を判定する硬貨検出コイル(硬貨判別手段)13が配
設されている。
【0019】この硬貨検出コイル13は、図2の底面図
で示す図3のように、所定間隔を設けて相対向して配設
された発振コイル14と受信コイル15とから構成さ
れ、発振コイル14には所定の周波数の信号が印加され
ており、硬貨投入口11から投入された硬貨が、発振コ
イル14と受信コイル15間を通過したときに受信コイ
ル15から出力される信号のレベル、すなわち被検出硬
貨に特有なコインレベルを予め設定した各被検出硬貨に
対応するコインレベルと比較し、この比較結果に基づい
て硬貨の正偽および金種を判定する。
【0020】硬貨通路12の下流には、図1に示すよう
に、硬貨検出コイル13を通過した硬貨を検出するモー
タ駆動スイッチ(第1のセンサ)17が配設されてお
り、後述する説明から明らかになるように、硬貨検出コ
イル13により投入硬貨が正貨と判定され、この硬貨が
モータ駆動スイッチ17により検出されると、後述する
制御部100からベルト搬送装置(硬貨搬送手段)30
を駆動する搬送モータ16にモータ駆動信号が供給され
る。
【0021】このモータ駆動スイッチ17は、図3で示
すように、軸18を中心に回動自在に支承され、常時は
図示せぬバネの付勢力により先端19aが硬貨通路12
内に突出するレバー19から構成されている。ここで、
このレバー19の先端19aは硬貨通路12の上流側を
斜辺とする三角形状に形成されており、レバー19の先
端19aは一旦モータ駆動スイッチ17を通過した硬貨
の逆流を阻止する糸釣り防止機能も兼ねている。そして
硬貨がモータ駆動スイッチ17を通過し、その際、通過
する正貨によりレバー19の先端19aが軸18を中心
に反時計方向へ回転すると、レバー19の他端に配設さ
れた図示せぬホトセンサーがその回転を検出し、これに
より硬貨の通過を検出する。
【0022】また、図1に示すように、硬貨通路12の
下流端には下方に連通した偽貨シュート20(一点鎖
線)を開閉する正偽貨振分装置(正偽貨振分手段)21
と、硬貨通路12から転送された硬貨を硬貨投入口11
の上方へ強制的に搬送するベルト搬送装置30が配設さ
れている。
【0023】正偽貨振分装置21は、図3で示すよう
に、軸22を中心に回動自在に支承されたレバー(正偽
貨振分レバー)23と、このレバー23を回動させるソ
レノイドプランジャ(正偽貨振分ソレノイド)24とか
ら構成され、常時はソレノイドプランジャ24の図示せ
ぬ復帰スプリングの付勢力によりレバー23は、図3で
示すように、偽貨シュート20を解放した位置に停止さ
れている。そして、正偽貨振分装置21のソレノイドプ
ランジャ24は、硬貨検出コイル13により投入硬貨が
正貨と判定されると、その判定信号に基づき、図4で示
すように、レバー23の後端23aを矢印方向へ吸引
し、その先端23bを矢印で示すように軸22を中心に
反時計方向に回転させて偽貨シュート20を閉塞する。
また、正偽貨振分装置21のソレノイドプランジャ24
は、硬貨検出コイル13により投入硬貨が偽貨と判定さ
れると、その判定信号に基づき、図3で示すレバー23
の停止位置を維持し、偽貨シュート20の解放状態を維
持する。
【0024】硬貨通路12の下流端に配設されたベルト
搬送装置30は、硬貨投入口11よりも上方に位置する
メインプレートに回動自在に支承され、搬送モータ16
を介して駆動される駆動プーリ31と、偽貨シュート2
0の上端に位置するメインプレートに回動自在に支承さ
れた従動プーリ32と、この駆動プーリ31と従動プー
リ32との間に巻回された無端の搬送ベルト33とから
構成されている。ここで、駆動プーリ31と従動プーリ
32はいずれも歯付きプーリであり、搬送ベルト33は
コックドベルトにより構成され、これらは互いに回転し
た際にスリップ等の要因によって位置ずれが発生しない
ように構成されている。
【0025】このベルト搬送装置30を構成する各要素
のうち、搬送ベルト33の表面には、転送された硬貨の
周面と係合する一対の突起部を成す爪34、35からな
る係合部材36が添設されている。なお実施例におい
て、この係合部材36は搬送ベルト33表面の対称な位
置、すなわち搬送ベルト33全周の1/2ピッチ毎に2
カ所形成されている。また、搬送ベルト33の所定位置
には、搬送ベルト33の基準位置を示す孔33aが形成
されており、この孔33aは図1のDD断面図で示す図
5のように、搬送ベルト33全周の1/2ピッチ毎に2
カ所形成されている。また、図5に示すように、硬貨選
別装置10内には搬送ベルト33に形成された孔33a
を光学的に検出する受光素子および発光素子からなるベ
ルト位置検出スイッチ(第4のセンサ)37が配設さ
れ、このベルト位置検出スイッチ37により孔33aが
検出されると、その検出信号に基づき図1に示す搬送モ
ータ16が停止し搬送ベルト33を図1に示す基準位
置、すなわち一対の係合部材36のうち一方がベルト搬
送装置30により構成される硬貨搬送路38の上端に、
また他方が下端に位置する基準位置(初期位置)に停止
する。
【0026】この、ベルト搬送装置30により構成され
る硬貨搬送路38は、図6に示すように、その上面が一
端39を中心に開閉可能なカバー40により覆われてい
る。この硬貨搬送路38を開閉するカバー40によりベ
ルト搬送装置30の係合部材36により搬送される硬貨
が硬貨搬送路38内から脱落することが阻止されるとと
もに、硬貨搬送路38内に詰まった硬貨の排除、あるい
硬貨搬送路38の清掃等の保守点検作業を容易にしてい
る。
【0027】また、図6に示すように、カバー40の上
端には、ベルト搬送装置30の係合部材36により硬貨
搬送路38の上端へ搬送された硬貨が逆行しないように
逆行防止装置41が配設されている。
【0028】この逆行防止装置41は軸42を中心に回
動自在に支承され、コイルバネ43の付勢力により常時
は硬貨搬送路38内に先端44aが突出するレバー44
により構成されており、このレバー44の上面44b
は、図1に示すように、その上面44bに押し上げられ
た硬貨を図面の左側方向へ転動させるように傾斜面とな
っている。
【0029】ここで、硬貨搬送路38を搬送されてきた
硬貨が、その硬貨周縁の押圧によって、硬貨搬送路38
中に突出しているレバー44の先端44aを押し上げて
通過し、該硬貨が通過し終わったら、コイルバネ43の
付勢力によりレバー44は硬貨搬送路38中に復動し
て、前記硬貨はこのレバー44の上面44bに乗るよう
に構成されている。
【0030】また、このベルト搬送装置30の上端に
は、ベルト搬送装置30の硬貨搬送路38を搬送された
硬貨を検出するカウントアップスイッチ(第3のセン
サ)50が設けられており、後述するように、制御部1
00は、このカウントアップスイッチ50の出力および
前述した硬貨検出コイル13により判別された投入硬貨
の金種に対応して受入硬貨を計数するためのコイン信号
を形成出力する。
【0031】また、このベルト搬送装置30の硬貨搬送
路38の途中には、硬貨搬送路38を通過する硬貨を確
認するための搬送確認スイッチ(第2のセンサ)51が
配設されている。この搬送確認スイッチ51は、図5に
示すように、硬貨搬送路38内に常時先端53aが突出
し、軸52を中心に回動自在に支承されたレバー53か
ら構成されている。そして硬貨が硬貨搬送路38内を上
方へ搬送され、レバー53の先端53aを押し上げて通
過すると、その先端53aが通過する硬貨により軸52
を中心に時計方向へ回転するので、レバー53の他端に
配設された図示せぬホトセンサーがその回転を検出し、
硬貨が硬貨搬送路38内を搬送されているか否かを検出
する。
【0032】なお、上述した硬貨搬送路38を構成する
各部材には、搬送ベルト33の表面に添設された一対の
爪34、35からなる係合部材36が通過するための溝
が形成されている。
【0033】図7は、この実施例の硬貨選別装置10を
制御する制御系をブロック図で示したものである。
【0034】この実施例では、投入硬貨の正偽および金
種を判定する硬貨検出コイル(硬貨判別手段)13、硬
貨検出コイル13を通過した硬貨を検出するモータ駆動
スイッチ(第1のセンサ)17、硬貨搬送路38を通過
する硬貨を確認するための搬送確認スイッチ(第2のセ
ンサ)51、硬貨搬送路38を搬送された硬貨を検出す
るカウントアップスイッチ(第3のセンサ)50、搬送
ベルト33の初期位置を検出するベルト位置検出スイッ
チ(第4のセンサ)37からそれぞれ出力される信号を
制御部100により監視し、制御部100は、これらの
信号に基づき正偽貨振分装置(正偽貨振分手段)21の
レバー(正偽貨振分レバー)23を制御する正偽貨振分
ソレノイド24の駆動信号およびベルト搬送装置(硬貨
搬送手段)30を動作させる搬送モータ16のモータ駆
動信号および受入硬貨を計数するためのコイン信号を形
成出力する。
【0035】この図7に示す制御部100の動作は、図
8にフローチャートで示され、硬貨検出コイル13の出
力、正偽貨振分ソレノイド24の駆動信号、モータ駆動
スイッチ17の出力、搬送確認スイッチ51の出力、カ
ウントアップスイッチ50の出力が、それぞれ投入硬貨
が正貨である場合、偽貨である場合に関して図9および
図10にタイミングチャートで示される。
【0036】以下、この図8に示すフローチャートおよ
び図9、図10に示すタイミングチャートおよび図11
乃至図16を参照してこの硬貨選別装置10の詳細動作
を更に説明する。
【0037】図11に示すように、硬貨投入口11から
一点鎖線で示すように硬貨Fが投入されると、その硬貨
Fは硬貨通路12に沿って図面の左側へ転動し、その硬
貨Fが硬貨検出コイル13を通過する間にこの硬貨が正
貨か偽貨かおよびその金種は何かが判定される。この判
定は、投入硬貨が硬貨検出コイル13を通過する間に硬
貨検出コイル13から出力されるコインレベルにしたが
って判別される。すなわち、制御部100は、硬貨投入
口11から硬貨Fが投入されると、まず、硬貨検出コイ
ル13から出力されるコインレベルを測定し(ステップ
101)、その出力の変化から投入硬貨Fを検出すると
(ステップ102)、そのコインレベルから投入硬貨F
が正貨か偽貨かを判定する(ステップ103)。このと
き制御部100に入力される硬貨検出コイル13からの
検出信号の発生タイミングが図9の(a)に示される。
【0038】ここで、投入された硬貨Fが正貨であると
判定されると、制御部100は正偽貨振分ソレノイド
(ソレノイドプランジャ)24に駆動信号を加える。こ
の正偽貨振分ソレノイド24に与えられる駆動信号の出
力タイミングが図9の(b)に示される。この駆動信号
により、正偽貨振分装置21のソレノイドプランジャ2
4が作動して、図4に示すように、レバー23を軸22
を中心として反時計方向へ回動させて偽貨シュート20
を閉塞する。
【0039】次に、制御部100はモータ駆動スイッチ
17の出力を監視し、モータ駆動スイッチ17がオンか
否かを調べる(ステップ105)。硬貨投入口11から
投入された硬貨Fが、硬貨通路12に沿って図面の左側
へ転動し、硬貨検出コイル13を通過した後、この硬貨
Fがモータ駆動スイッチ17を通過すると、これにより
モータ駆動スイッチ17はオンとなり、これがステップ
105で判断されると、これにより制御部100は、ベ
ルト搬送装置30の搬送モータ16に駆動信号を与え、
搬送モータ16を駆動する(ステップ106)。これに
より、ベルト搬送装置30は搬送動作を開始する。図9
の(c)に、このときのモータ駆動スイッチ17の出力
タイミングを示す。
【0040】ところで、この場合、硬貨Fがベルト搬送
装置30の下端に達したとき、図9のタイミングチャー
トおよび図11から明らかのように、偽貨シュート20
は、正偽貨振分装置21のレバー23により閉塞されて
いるので、硬貨Fの偽貨シュート20への落下は阻止さ
れ、図12に示すように、硬貨Fの周面は硬貨搬送路3
8の下端に位置した係合部材36と係合し、かつベルト
33の搬送力により硬貨搬送路38に沿って上方へ案内
される。
【0041】そして、ベルト33の搬送力による硬貨搬
送路38に沿った硬貨Fの上方への搬送は、まず搬送確
認スイッチ51がオンすることによって検出される(ス
テップ107)。この搬送確認スイッチ51の出力の発
生タイミングが図9の(d)に示される。
【0042】搬送確認スイッチ51がオンすると、制御
部100は硬貨の受入態勢になったと判断して、制御部
100の図示しない記憶部に正貨受入を記憶する(ステ
ップ108)。
【0043】硬貨搬送路38に沿って上方に搬送される
硬貨Fは、図13に示すように、逆行防止手段41のレ
バー44に当接し、当該レバー44を軸42を中心に時
計方向へ回転させて、さらに上方に搬送され、ついには
軸42を中心に時計方向へ回転されたレバー44がコイ
ルスプリング43の付勢力により初期位置に復帰する
と、図14に示すように、硬貨Fはレバー44の上面4
4bに乗せられることとなる。
【0044】そして、レバー44の上面44bに乗せら
れた硬貨Fは、図15に示すように、レバー44の上面
44bの傾斜により、矢印のように正貨排出口60から
硬貨選別装置10の背面側へ排出される。
【0045】その際カウントアップスイッチ50がオン
になり、このカウントアップスイッチ50の出力および
硬貨検出コイル13の判別出力に基づき、制御部100
から、正貨排出口60から排出される正貨を計数するコ
イン信号が出力される。すなわち、制御部100では、
正貨受入記憶がある状態で(ステップ109)、カウン
トアップスイッチ50がオンになると(ステップ11
0)、硬貨検出コイル13の判別出力に基づき正貨排出
口60から排出される正貨、すなわち受入硬貨を計数す
るコイン信号を形成し、これを出力する(ステップ11
1)。ここで、カウントアップスイッチ50の出力タイ
ミングが図9の(e)に示される。
【0046】なお、硬貨Fと係合した係合部材36が図
14に示す位置に至ると、図14に示すように、ベルト
位置検出スイッチ37がベルト33の孔33aを検出
し、その検出信号に基づき、制御部100から出力され
る搬送モータ16に対する駆動信号はなくなり、搬送モ
ータ16は停止し、搬送ベルト33を図14に示す初期
位置、すなわち一対の係合部材36のうち一方の係合部
材36が硬貨搬送路38の上端に、また他方の係合部材
36が下端に位置する基準位置に停止し、次に搬送する
硬貨の待機状態になる。
【0047】他方、ステップ103で投入硬貨が偽貨と
判定された場合は、ステップ109に移行し、制御部1
00に硬貨受入記憶有りかが判断される。ここで、硬貨
受入記憶無しと判断されると、再びステップ101に戻
る。
【0048】すなわち、図16に示すように、硬貨投入
口11から投入された硬貨Eが硬貨検出コイル13の出
力により偽貨と判定された場合は、上述したように、ス
テップ104およびステップ106の処理は成されない
ので、制御部100から、正偽貨振分ソレノイド(ソレ
ノイドプランジャ)24に対する駆動信号は発生され
ず、また、この硬貨Eによりモータ駆動スイッチ17が
オンしても、これによってベルト搬送装置30の搬送モ
ータ16に対する駆動信号は発生されない。この場合
の、硬貨検出コイル13の出力、正偽貨振分ソレノイド
(ソレノイドプランジャ)24に対する駆動信号、モー
タ駆動スイッチ17の出力タイミングが図10の
(a)、(b)、(c)に示される。
【0049】すなわち、硬貨投入口11から投入された
硬貨Eが偽貨と判定された場合は、正偽貨振分装置21
のソレノイドプランジャ24は作動せず、レバー23は
図3の停止状態、すなわち、偽貨シュート20を解放状
態に維持し、また、ベルト搬送装置30の搬送モータ1
6は駆動されず、ベルト搬送装置30の搬送ベルト33
の一対の係合部材36の一方は硬貨搬送路38の上端
に、また他方は下端に位置する初期位置に停止したまま
の状態を維持しているので、この偽貨Eは、図16の一
点鎖線で示すように、正偽貨振分装置21のレバー23
を通過して下方の偽貨シュート20内に案内され、しか
る後、図示せぬ硬貨返却口へ返却される。なお、ステッ
プ102で硬貨投入と判断されず、しかも、ステップ1
09で正貨受入の記憶が無いと判断された場合は再びス
テップ101に戻る。
【0050】また、ステップ105でモータ駆動スイッ
チ17のオンが検出されない場合、またはステップ10
7で搬送確認スイッチ51のオンが検出されない場合、
またはステップ110でカウントアップスイッチ50の
オンが検出されない場合は、硬貨詰まり等の異常が生じ
たとして、所定のエラーチェックを行い(ステップ11
2)、これに対応するエラー処理(ステップ113)を
実行した後、エラー解除と判定されれば(ステップ11
4)、ステップ101に戻る。しかし、ステップ114
でエラー解除と判定されない場合は再びステップ112
に移行し、エラーチェック(ステップ112)およびエ
ラー処理(ステップ113)をステップ114でエラー
解除と判定されるまで繰り返す。
【0051】このような構成によると、硬貨選別装置1
0のほとんどの構成要素は硬貨投入口の上側に位置させ
ることができ、これにより硬貨投入口の位置に対する制
限は可及的に小さくなり、硬貨選別装置の利用形態に多
用性を持たせることが可能になる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の硬貨選
別装置によれば、投入された硬貨の内の正貨と判別され
た硬貨を選択的に上方に搬送するように構成したので、
硬貨投入口の位置に対する制限は可及的に小さくなり、
硬貨選別装置の利用形態に多用性を持たせることが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の硬貨選別装置の一実施例を示す断面
図で、図2に示すこの実施例の正面図のCC断面図。
【図2】図1に示した実施例の硬貨選別装置の正面図。
【図3】図1に示した実施例の硬貨選別装置の底面図
で、正偽貨振分レバーの動作状態を示す図。
【図4】図1に示した実施例の硬貨選別装置の底面図
で、正偽貨振分レバーの非動作状態を示す図。
【図5】図1に示した実施例の硬貨選別装置のDD断面
図で、カバーを閉じた状態を示す図。
【図6】図1に示した実施例の硬貨選別装置のDD断面
図で、カバーを開いた状態を示す図。
【図7】図1に示した実施例の硬貨選別装置を制御する
制御装置を示すブロック図。
【図8】図7に示した制御装置の動作を説明するフロー
チャート。
【図9】投入硬貨が正貨の場合における図7に示した制
御装置の動作を説明するタイミングチャート。
【図10】投入硬貨が偽貨の場合における図7に示した
制御装置の動作を説明するタイミングチャート。
【図11】図1に示した実施例において、投入硬貨が正
貨の場合における動作を説明する要部断面図。
【図12】図1に示した実施例において、投入硬貨が正
貨の場合における動作を説明する要部断面図。
【図13】図1に示した実施例において、投入硬貨が正
貨の場合における動作を説明する要部断面図。
【図14】図1に示した実施例において、投入硬貨が正
貨の場合における動作を説明する要部断面図。
【図15】図1に示した実施例において、投入硬貨が正
貨の場合における動作を説明する要部断面図。
【図16】図1に示した実施例において、投入硬貨が偽
貨の場合における動作を説明する要部断面図。
【符号の説明】
10 硬貨選別装置 11 硬貨投入口 12 硬貨通路 13 硬貨検出コイル(硬貨判別手段) 16 搬送モータ 17 モータ駆動スイッチ(第1のセンサ) 20 偽貨シュート 21 正偽貨振分装置(正偽貨振分手段) 23 レバー(正偽貨振分レバー) 24 ソレノイドプランジャ(正偽貨振分ソレノイ
ド) 30 ベルト搬送装置(硬貨搬送手段) 31 駆動プーリ 32 従動プーリ 33 搬送ベルト 34、35 爪 36 係合部材 37 ベルト位置検出スイッチ(第4のセンサ) 50 カウントアップスイッチ(第3のセンサ) 51 搬送確認スイッチ(第2のセンサ) 100 制御部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07F 1/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨投入口から投入された投入硬貨を硬
    貨判別手段が配設された硬貨通路に案内し、前記硬貨判
    別手段の判別出力に対応して前記投入硬貨の判別を行う
    硬貨選別装置において、 前記硬貨通路に分岐して設けられ、硬貨を上方に搬送す
    る硬貨搬送手段と、 前記硬貨通路に配設され、前記硬貨判別手段を通過した
    硬貨を検出する第1のセンサと、 非動作状態において投入硬貨を下方に落下させる落下路
    を開放し、動作状態において該落下路を塞ぐ正偽貨振分
    レバーと、 前記正偽貨振分レバーを駆動する正偽貨振分ソレノイド
    と、 前記硬貨搬送手段による硬貨搬送路に配設され、前記硬
    貨通路との分岐部を通過して前記硬貨搬送手段により搬
    送される硬貨を検出する第2のセンサと、 前記硬貨搬送手段により搬送された硬貨を排出する硬貨
    排出口に配設され、前記硬貨搬送手段により搬送された
    硬貨を検出する第3のセンサと、 前記硬貨判別手段により投入硬貨が正貨と判定されたと
    き、前記正偽貨振分ソレノイドに駆動信号を与え、更
    に、前記硬貨判別手段により投入硬貨が正貨と判定さ
    れ、かつ前記第1のセンサから検出出力が生じたことを
    条件に、前記硬貨搬送手段に駆動開始信号を与え、前記
    第2のセンサから検出出力が生じ、その後前記第3のセ
    ンサの検出出力が生じたことを条件に、前記第3のセン
    サの検出出力および前記硬貨判別手段の判別出力に基づ
    き受入硬貨を計数するための計数出力を発生する制御手
    段とを具備したことを特徴とする硬貨選別装置。
  2. 【請求項2】 前記硬貨搬送手段は、 上下方向に所定の間隔を設けて配設された駆動および従
    動プーリと、 前記駆動および従動プーリ間に巻回された無端の搬送ベ
    ルトと、 前記駆動プーリを駆動するモータとを具備することを特
    徴とする請求項1記載の硬貨選別装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送ベルトは、 その表面に所定のピッチで添設され、搬送する硬貨の周
    面と係合する係合部材を具備することを特徴とする請求
    項2記載の硬貨選別装置。
  4. 【請求項4】 前記係合部材は、 前記搬送ベルトの幅方向に所定の間隔で添設された一対
    の突起部であることを特徴とする請求項3記載の硬貨選
    別装置。
  5. 【請求項5】 前記硬貨搬送手段は、 前記搬送ベルトの位置を検出する第4のセンサと、 待機状態において前記第4のセンサの検出出力に基づき
    前記搬送ベルトの位置を前記係合部材のうちの1つが前
    記硬貨搬送手段により構成される硬貨搬送路の下端に位
    置する基準位置に復帰させることを特徴とする請求項3
    記載の硬貨選別装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送ベルトは、 その所定位置に穿設された孔を有し、 前記第4のセンサは、前記孔を検出する光学的センサか
    らなることを特徴とする請求項5記載の硬貨選別装置。
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