JP2981778B2 - 自動二輪車の後輪懸架装置 - Google Patents

自動二輪車の後輪懸架装置

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JP2981778B2
JP2981778B2 JP3016724A JP1672491A JP2981778B2 JP 2981778 B2 JP2981778 B2 JP 2981778B2 JP 3016724 A JP3016724 A JP 3016724A JP 1672491 A JP1672491 A JP 1672491A JP 2981778 B2 JP2981778 B2 JP 2981778B2
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    • B62K25/04Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
    • B62K25/28Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with pivoted chain-stay
    • B62K25/283Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with pivoted chain-stay for cycles without a pedal crank, e.g. motorcycles
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    • B62K2201/08Fluid springs

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動二輪車の後輪
を懸架する後輪懸架装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】第7図は従来の後輪懸架装置を装着した
自動二輪車の要部概念図である。
【0003】この自動二輪車では、車体フレーム1の後
方に後輪2を揺動自在に支承する、いわゆる一本のクッ
ションユニットを使用した後輪懸架装置3が装着されて
いる。 この後輪懸架装置3は、スイングアームピボッ
ト4に軸5aを中心として回動自在に支承されたスイン
グアーム5と、フレーム1の後部下端1aに軸6を中心
として回動自在に支承されたベルクランク7と、このベ
ルクランク7の略中央部と前記スイングアーム5との間
を軸8、9を介して連結するコンプレッションロッド1
0と、前記ベルクランク7の先端部7aとフレーム1の
後部上端1bとの間に軸11、12を介して支承された
一本のクッションユニット13とから構成されている。
なお、第7図で符号14はリャアクスルである。
【0004】上述した後輪懸架装置3によると、後輪2
がスイングアームピボット4を中心に矢印Aの如く反時
計方向へ回動すると、コンプレッションロッド10によ
りベルクランク7が軸6を中心に反時計方向へ回動する
ので、クッションユニット13にはその両端を縮める圧
縮力が作用することとなり、また後輪2がスイングアー
ムピボット4を中心に矢印Bの如く時計方向へ回動する
と、コンプレッションロッド10によりベルクランク7
が軸6を中心に時計方向へ回動するので、クッションユ
ニット13にはその両端を引伸ばす引張力が作用するこ
ととなる。
【0005】一方、上述した従来の後輪懸架装置3に使
用されるクッションユニット13は、路面からのショッ
クを吸収するコイルスプリング20と、このコイルスプ
リング20の振動を制御するオイル式のダンパー21と
から構成されている。
【0006】このうち、ダンパー21は、第8図の要部
拡大図で示すように、オイルが充填されたシリンダ22
と、このシリンダ22をA、B2室に分離するピストン
23と、このピストン23の下面に連結されたピストン
ロッド24とから構成されている。
【0007】一方、上述したダンパー21を構成するピ
ストン23には、A室からB室へのオイルの流入のみを
許容する直列接続された第1の逆止弁24と絞り弁25
からなる第1の流体移動方向制御手段26と、B室から
A室へのオイルの流入のみを許容する直列接続された第
2の逆止弁27と絞り弁28からなる第2の流体移動方
向制御手段29が配設されている。
【0008】従って、第7図で示すように、後輪2がス
イングアームピボット4を中心に矢印Aの如く反時計方
向へ回動すると、クッションユニット13にはその両端
を縮める圧縮力が働くので、第9図で示すように、ダン
パー21のピストン23はピストンロッド24により上
動し、これによりB室を圧縮して室B内に充填されたオ
イルを第2の流体移動方向制御手段29を介し矢印の如
くA室へ流入させようとするが、その際、第2の流体移
動方向制御手段29の絞り弁28が流路の抵抗となって
B室の圧力を高めピストン23の上動を制御しダンプ作
用を働かせることとなる。
【0009】また、第7図で示すように、後輪2がスイ
ングアームピボット4を中心に矢印Bの如く時計方向へ
回動すると、クッションユニット13にはその両端を引
張する引張力が働くので、第10図で示すように、ダン
パー21のピストン23はピストンロッド24により下
動し、これによりA室を圧縮してA室内に充填されたオ
イルを第1の流体移動方向制御手段26を介し矢印の如
く室Bへ流入させようとするが、その際、第1の流体移
動方向制御手段26の絞り弁25が流路の抵抗となって
室Aの圧力を高めピストン23の下動を制御しダンプ作
用を働かせることとなる。
【0010】即ち、上述した従来の後輪懸架装置3に使
用されたクッションユニット13では、当該クッション
ユニット13に対し圧縮力と引張力の双方が働いてもダ
ンパー21の機能によりコイルスプリング20に対し制
振力が作用することとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の後輪懸架装置3によると、この後輪懸架装置3に使
用されるクッションユニット13のダンパー21には圧
縮力と引張力の双方が働いてもコイルスプリング20に
対し制振力を付与すべく、逆止弁と絞り弁とを直列に接
続した第1と第2の流体移動方向制御手段26、29を
並設するようにしているので、ピストン23の移動方向
が変化する、いわゆる過渡期においては、双方の逆止弁
24、27を作動させねばならぬのでダンパー21の応
答性が悪い難点があった。
【0012】即ち、ダンパー21に対して第10図に示
す引張力が作用した状態、つまりピストン23が下側へ
移動する状態から、ダンパー21に対して第9図に示す
圧縮力が作用する状態、つまりピストン23が上側に移
動する状態へ移行する過渡期、あるいはその逆の場合の
過渡期では、第1と第2の流体移動方向制御手段26、
29が有する2個の逆止弁24、27双方を同時に作動
させなければならないが、逆止弁が2個であるため、そ
の作動タイミングがずれる場合があり、そのため過渡期
では、ダンプ機能の遅れ、即ち減衰特性の遅れが発生
し、ダンパー21がスムーズなダンプ機能を果たすこと
が出来ず、このため自動二輪車においてはハンドルの振
られ、車輪のトラクション(接地)性能の低下、あるい
はエンジンブレーキ時におけるホッピング等が発生し自
動二輪車の運動性能を著しく低下させる要因となってい
た。
【0013】この発明は、上述した事情に鑑み、後輪揺
動の過渡期においてもダンパーがスムーズな減衰特性を
発揮する自動二輪車の後輪懸架装置を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明では、自動二輪車の後輪を懸架するよう
にした自動二輪車の後輪懸架装置において、前端を車体
フレームのスイングアームピボットに軸着し、後端に回
転可能に支持した後輪を上下に揺動自在に支承したスイ
ングアームと、基端を車体フレームに軸着し、前記スイ
ングアームに連係して上下に揺動自在に支承されるベル
クランクと、前端を車体フレームに後端を前記ベルクラ
ンクの先端部に回動自在に各々支承され、一方のダンパ
ーが縮められると他方のダンパーが引張られて伸長する
べく前記ベルクランクを挟んで上下に配設された第1、
第2のダンパーとを備え、前記第1のダンパーと、第2
のダンパーはオイルが充填されたシリンダと、このシリ
ンダ内をA、B2室に分離するピストンとピストンロッ
ドとからなり、各ダンパーのピストンには、引張力が作
用したときに主にダンパー機能を発生すべく、ダンパー
が縮められたときに容積が減少するB室から逆に増大す
るA室へのオイルの流入のみを許容する一つの逆止弁が
配設され、かつこの一つの逆止弁と並列に前記2室を連
通する絞り弁が配設されるようにしている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる自動二輪
車の後輪懸架装置の一実施例を詳述する。
【0016】第1図はこの発明に係わる後輪懸架装置を
装着した自動二輪車の要部概念図であり、第7図と同一
部分は同一符号で示す。
【0017】この自動二輪車でも、従来と同様に車体フ
レーム1の後方に後輪2を揺動自在に支承する、いわゆ
る一本のクッションユニットを使用した後輪懸架装置3
0が装着されている。
【0018】この後輪懸架装置30の従来と異なる点
は、コイルスプリング20を有するクッションユニット
31には本願発明に係わるオイル式の第1のダンパー4
0が装着されており、またフレーム1の後部下端1aに
軸6を中心として回動自在に支承されたベルクランク4
1は先端がY字形状の如く二股に別れた端部41a、4
1bを有し、その一方の端部41aにはクッションユニ
ット31を構成する第1のダンパー40の後端が軸11
を中心に回動自在に支承されており、他方の端部41b
には、本願発明に係わるオイル式の第2のダンパー42
の後端が軸43を中心に回動自在に支承されている。ま
たこの第2のダンパー42の先端は、車体フレーム1の
下部1cに形成されたブラケット44に軸45を中心に
回動自在に支承されている。
【0019】上述した後輪懸架装置3によると、後輪2
がスイングアームピボット4を中心に矢印Aの如く反時
計方向へ回動すると、コンプレッションロッド10によ
りベルクランク41が軸6を中心に反時計方向へ回動す
るので、クッションユニット31の第1のダンパー40
にはその両端を縮める圧縮力が作用するとともに、第2
のダンパー42にはその両端を引伸ばす引張力が作用す
ることとなる。
【0020】また、後輪2がスイングアームピボット4
を中心に矢印Bの如く時計方向へ回動すると、コンプレ
ッションロッド10によりベルクランク41が軸6を中
心に時計方向へ回動するので、クッションユニット31
の第1のダンパー40にはその両端を引伸ばす引張力が
作用し、また第2のダンパー42にはその両端を縮める
圧縮力が作用することとなる。
【0021】一方、上述した第1及び第2のダンパー4
0、42は同一構造をなしており、第2図の要部拡大図
で示すように、オイルが充填されたシリンダ50と、こ
のシリンダ50をA、Bの2室に分離するピストン51
と、このピストン51の下面に連結されたピストンロッ
ド52とから構成されている。このうちピストン51に
は、B室からA室へのオイルの流入のみを許容する一つ
の逆止弁53と、この一つの逆止弁53と並列に接続さ
れ、A室とB室のいずれの方向からも一定流量のオイル
の流入を許容する絞り弁54が配設されている。
【0022】従って、上述した第1及び第2のダンパー
40、42によると、第3図で示すように当該第1及び
第2のダンパー40、42にその両端を縮める圧縮力が
働くと、ピストンロッド52が上動し、これによりB室
を圧縮しようとするが、B室内に充填されたオイルは逆
止弁53を介して迅速にA室に流入するので、この場合
は第1及び第2のダンパー40、42にダンプ作用、即
ち減衰機能は働かないこととなる。
【0023】一方、第4図で示すように、当該第1及び
第2のダンパー40、42にその両端を引張する引張力
が働くと、ピストン51はピストンロッド52により下
動し、これによりA室を圧縮してA室内に充填されたオ
イルをB室へ流入させようとするが、その際、逆止弁5
3はB室からA室へのオイルの流入のみを許容するもの
なので、オイルはこの逆止弁53を通過するわけにはい
かず、結局絞り弁54のみを介してA室内に充填された
オイルがB室へ流入する。従って絞り弁54が流路の抵
抗となって室Aの圧力を高めピストン51の下動を制御
しダンプ作用を働かせることとなる。
【0024】つまり、上述した第1及び第2のダンパー
40、42では、圧縮力が作用する場合にはダンプ機能
は作用せず、引張力が作用する場合のみダンプ機能が作
用することとなる。
【0025】また、上述した第1及び第2のダンパー4
0、42では、一つの逆止弁53のみしか有しておら
ず、このため引張力が作用した場合、つまり第4図で示
すピストン51が下動した場合には直ちに逆止弁53が
作動してダンプ機能を働かすので、減衰力の発生の遅れ
が可及的に阻止されることとなる。
【0026】従って、上述した第1及び第2のダンパー
40、42を装着した後輪懸架装置30によると、第5
図で示すように、後輪2がスイングアームピボット4を
中心に矢印Aの如く反時計方向へ回動すると、ベルクラ
ンク41を介しクッションユニット31を構成する第1
のダンパー40にはその両端を縮める圧縮力が働き、ま
た第2のダンパー42にはその両端を引張する引張力が
働くので、この場合は第1のダンパー40にはダンプ作
用が発生することなくピストン51をB室側へ移動させ
る。また第2のダンパー42のピストン51は引張力に
よりA室側へ移動するのでダンプ作用が発生することと
なる。
【0027】また、第6図で示すように、後輪2がスイ
ングアームピボット4を中心に矢印Bの如く時計方向へ
回動すると、ベルクランク41を介しクッションユニッ
ト31を構成する第1のダンパー40にはその両端を引
張する引張力が働き、また第2のダンパー42にはその
両端を縮める圧縮力が働くので、この場合は第1のダン
パー40のピストン51は引張力によりA室側へ移動す
るのでダンプ作用が発生し、また第2のダンパー42に
は圧縮力が働くのでダンプ作用が発生することなくピス
トン51をB室側へ移動させることとなる。
【0028】即ち、第1図に示す上述した後輪懸架装置
30では、後輪2がスイングアームピボット4を中心に
矢印Aの如く反時計方向へ回動した場合には、第2のダ
ンパー42のみがダンプ作用を発揮し、後輪2がスイン
グアームピボット4を中心に矢印Bの如く時計方向へ回
動すると第1のダンパー40のみがダンプ作用を発揮
し、コイルスプリング20に対しする制振力を作用させ
ることとなる。
【0029】従って、上述した後輪懸架装置30では、
後輪2の回転方向が変化するとき、即ち、第1及び第2
のダンパー40、42のいずれか一方がダンプ作用を発
揮する過渡期であっても、当該第1及び第2のダンパー
40、42には一つの逆止弁53(第2図)のみしか配
設されてないので、直ちに逆止弁53が作動してダンプ
機能を作用させるのでコイルスプリング20に対する減
衰力の発生の遅れが可及的に阻止されることとなる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の後輪懸
架装置では、前端を車体フレームのスイングアームピボ
ットに軸着し、後端に回転可能に支持した後輪を上下に
揺動自在に支承したスイングアームと、基端を車体フレ
ームに軸着し、前記スイングアームに連係して上下に揺
動自在に支承されるベルクランクと、前端を車体フレー
ムに後端を前記ベルクランクの先端部に回動自在に各々
支承され、一方のダンパーが縮められると他方のダンパ
ーが引張られて伸長するべく前記ベルクランクを挟んで
上下に配設された第1、第2のダンパーとを備え、前記
第1のダンパーと、第2のダンパーはオイルが充填され
たシリンダと、このシリンダ内をA、B2室に分離する
ピストンとピストンロッドとからなり、各ダンパーのピ
ストンには、引張力が作用したときに主にダンパー機能
を発生すべく、ダンパーが縮められたときに容積が減少
するB室から逆に増大するA室へのオイルの流入のみを
許容する一つの逆止弁が配設され、かつこの一つの逆止
弁と並列に前記2室を連通する絞り弁が配設されるよう
にしたから、後輪揺動の過渡期において従来のダンパー
の如く2個の逆止弁を同時に作動させる必要がないので
作動タイミングがずれる等の虞が可及的に低減され、こ
のため後輪揺動の過渡期においてもダンパーがスムーズ
で安定した減衰特性を発揮して自動二輪車におけるハン
ドルの振られ、車輪のトラクション(接地)性能の低
下、あるいはエンジンブレーキ時におけるホッピング等
の発生を可及的に阻止して自動二輪車の運動性能を著し
く向上させることができる。
【0031】またダンパー単体としては、逆止弁を一つ
配設すれば良いので、部品点数が削減しダンパーを安価
に生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図はこの発明に係わる後輪懸架装置を装着
した自動二輪車の要部概念図。
【図2】第2図は、この発明に係わる後輪懸架装置のダ
ンパーの要部破断拡大図。
【図3】第3図は、この発明に係わる後輪懸架装置のダ
ンパーの作用を示す要部破断拡大図。
【図4】第4図は、この発明に係わる後輪懸架装置のダ
ンパーの作用を示す要部破断拡大図。
【図5】第5図は、この発明に係わる後輪懸架装置の作
用を示す自動二輪車の要部概念図。
【図6】第6図は、この発明に係わる後輪懸架装置の作
用を示す自動二輪車の要部概念図。
【図7】第7図は、従来の後輪懸架装置を装着した自動
二輪車の要部概念図。
【図8】第8図は、従来の後輪懸架装置に使用されたダ
ンパーの要部破断拡大図。
【図9】第9図は、従来の後輪懸架装置に使用されたダ
ンパーの作用を示す要部破断拡大図。
【図10】第10図は、従来の後輪懸架装置に使用され
たダンパーの作用を示す要部破断拡大図。
【符号の説明】
1…車体フレーム 2…後輪 4…スイングアームピボット 5…スイングアーム 40…第1ダンパー 41…ベルクランク 42…第2のダンパー 50…シリンダ 51…ピストン 52…ピストンロッド 53…逆止弁 54…絞り弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62K 25/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動二輪車の後輪を懸架するようにした自
    動二輪車の後輪懸架装置において、 前端を車体フレーム(1) のスイングアームピボット(4)
    に軸着し、後端に回転可能に支持した後輪(2) を上下に
    揺動自在に支承したスイングアーム(5) と、 基端を車体フレーム(1) に軸着し、前記スイングアーム
    (5) に連係して上下に揺動自在に支承されるベルクラン
    ク(41)と、 前端を車体フレーム(1) に後端を前記ベルクランク(41)
    の先端部に回動自在に各々支承され、一方のダンパーが
    縮められると他方のダンパーが引張られて伸長するべく
    前記ベルクランクを挟んで上下に配設された第1、第2
    のダンパー(40,42) とを備え、 前記第1のダンパー(40)と、第2のダンパー(42)はオイ
    ルが充填されたシリンダ(50)と、このシリンダ(50)内を
    A、B2室に分離するピストン(51)とピストンロッド(5
    2)とからなり、各ダンパー(40,41) のピストン(51)に
    は、引張力が作用したときに主にダンパー機能を発生す
    べく、ダンパーが縮められたときに容積が減少するB室
    から逆に増大するA室へのオイルの流入のみを許容する
    一つの逆止弁(53)が配設され、かつこの一つの逆止弁(5
    3)と並列に前記2室を連通する絞り弁(54)が配設された
    ことを特徴とする自動二輪車の後輪懸架装置。
JP3016724A 1991-02-08 1991-02-08 自動二輪車の後輪懸架装置 Expired - Lifetime JP2981778B2 (ja)

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