JP2979968B2 - 巻上式反射型映写スクリーン - Google Patents
巻上式反射型映写スクリーンInfo
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Description
ジェクター(スライドプロジェクター、CRTテレビ画
像プロジェクター、液晶テレビ画像プロジェクターな
ど)から投影して、当該画像をプロジェクターと同じ方
向から観察する場合に使用される巻上式反射型映写スク
リーンに関する。
RTテレビ画像プロジェクター、液晶テレビ画像プロジ
ェクター)が開発され、テレビ画像を簡単に大型スクリ
ーンに投影して楽しむことが可能になってきている。ま
た、これらのスクリーン、特に反射型映写スクリーン
は、収納性を上げるために、巻上式となっているものが
多い。
は、図7の斜視図に示すように、シート状のスクリーン
本体Sと、巻上収納用の巻き取り軸L(木製、アルミニ
ウム等の金属製、又はプラスチック製の丸棒状のシャフ
ト)とを備え、スクリーン本体Sを巻き取り軸Lに巻き
取ることによって収納する。また、一般に巻上式反射型
映写スクリーンの前記巻き取り軸Lは、金属製若しくは
プラスチック製の中空筒状のカバー体(図示せず)によ
って被覆されており、そのカバー体の両端に巻き取り軸
L両端部を巻き取り方向にバネによって付勢されて自動
巻上形式に回転可能に軸支され、該カバー体に巻き取り
軸Lの軸方向に形成したスリット孔から、スクリーン本
体Sを出し入れできるようになっている。
取り軸L周面に軸方向に沿って取付けてあり、巻き取り
軸Lの周面には、図7の斜視図に示すように、その軸方
向に沿って取付けられるスクリーン本体の一端部の厚さ
に相当する段差部、スリット部等の切欠部11(スクリ
ーン本体の一端部が嵌合する部分)を設けることによっ
て、巻き取り軸Lの周面と、これに取付けられるスクリ
ーン本体Sの一端部a表面との間に高低差による段差が
生じないように同一面をもって取付けられるように設計
されている。
き取り軸Lに前記切欠部11を設けても、巻き取り軸L
の周面に対して、取付けられるスクリーン本体Sの一端
部a表面が僅かに高くなったり低くなったりして、ある
いはスクリーン本体Sのシート厚さの経時変化などによ
って同一面を確保することが困難で、図8の側面図に示
すように、巻き取り軸L方向に沿って僅かな段差dが生
じることは避け難いものである。なお、巻き取り軸L
と、スクリーン本体S一端部aとの取付けは、感圧粘着
剤12によって接合するか、あるいは釘止め、螺子止め
などである。
映写スクリーンは、巻上性能を上げるために、スクリー
ン本体は、巻上が円滑に行えるように柔軟性のある合成
樹脂製のシート、あるいは合成樹脂製の積層シートによ
り作製されている。
トであるが故に、図9(a)の側面図、及び図9(b)
の正面図に示すように、前記巻き取り軸L周面と、取付
けられたスクリーン本体Sの一端部a表面との間の僅か
な前記段差dが、巻き取り軸Lに巻き取ったスクリーン
本体S表面に対して、巻き取り軸L方向に沿った筋状の
巻き癖部13を起こし易いものであり、映写に使用する
際にスクリーン本体Sを平坦状にした時に、スクリーン
本体Sの一端部aと対向する他端部bに荷重シャフト1
4等を取付けてあったとしても巻き癖は容易に取り除く
ことができないものである。
るために、先に、特願平6−2398号として、スクリ
ーン巻き取り軸Lに対して直交する方向のスクリーン本
体S両端部に巻上方向に沿って肉厚部を設けたスクリー
ンを提案し、また、特願平6−2399号として、スク
リーン巻き取り軸Lに対して直交する方向のスクリーン
本体S両端部と密接する該巻き取り軸L周面に突出部を
突設したスクリーンを提案している。
写スクリーンの巻上収納によって、スクリーン本体と巻
き取り軸との段差による巻き癖が発生することを防止す
ることにある。
き取り軸L周面に軸方向に沿って、低周面部1aと高周
面部1bとによる切欠部1が設けられ、該切欠部1の低
周面部1aに沿って巻き取り軸L方向に接着材層2が設
けられ、該接着材層2上面より巻き取り軸L両端部周面
と巻き取り軸L両端部の切欠部1に沿って肉厚部材5が
巻回貼着され、該肉厚部材5上に切欠部1に沿ってスク
リーン本体Sの一端部aが貼着され、前記スクリーン本
体Sの一端部a上及び巻き取り軸Lの高周面部1b上に
カバーシート4が貼着固定されていることを特徴とする
巻上式反射型映写スクリーンである。
周面に軸方向に沿って低周面部1aと高周面部1bとに
よる切欠部1が設けられ、該切欠部1の低周面部1aに
沿って巻き取り軸L方向に接着材層2が設けられ、前記
接着材層2上にスクリーン本体S一端部aがスクリーン
幅方向に亘って貼着固定され、スクリーン本体S一端部
aの巻き取り軸L両端部上に重なるように肉厚部材5が
巻き取り軸L両端に巻回貼着され、スクリーン本体S一
端部a上及び高周面部1b上にオーバーシート4が貼着
固定されていることを特徴とする巻上式反射型映写スク
リーンである。
取り軸L周面に軸方向に沿って低周面部1aと高周面部
1bとによる切欠部1が設けられ、該切欠部1の低周面
部1aに沿って巻き取り軸L方向に接着材層2が設けら
れ、該接着材層2上面より巻き取り軸L両端部周面と巻
き取り軸L両端部の切欠部1に沿って肉厚部材5が巻回
貼着され、該肉厚部材5上に切欠部1に沿ってスクリー
ン本体Sの一端部aが貼着され、前記スクリーン本体S
の一端部a上及び巻き取り軸Lの高周面部1b上にカバ
ーシート4が貼着固定されているのものであって、スク
リーン本体Sを巻き取り軸Lに巻き取る際に、肉厚部材
5上面に重ね合わせて貼着された上記スクリーン本体S
一端部a両端は、肉厚部材5の上側に重なって巻き取ら
れ、巻き始めの1周回目の段階でのスクリーン本体S内
面と巻き取り軸L周面との間に、前記肉厚部材5の厚さ
分の間隙Iが形成できるので、切欠部1の段差部による
皺の発生を回避できる。また、スクリーン本体S一端部
aは、巻き取り軸Lの低周面部1aに対しては、接着材
層2によって貼着され、高周面部1bに対しては、カバ
ーシート4によって繋ぎ合わせられているため、スクリ
ーン本体Sの巻き取り軸Lに対する取付け強度が確保で
きる。
ンは、巻き取り軸L周面に軸方向に沿って低周面部1a
と高周面部1bとによる切欠部1が設けられ、該切欠部
1の低周面部1aに沿って巻き取り軸L方向に接着材層
2が設けられ、前記接着材層2上にスクリーン本体S一
端部aがスクリーン幅方向に亘って貼着固定され、肉厚
部材5がスクリーン本体S一端部a及び巻き取り軸L高
周面部1bの巻き取り軸L両端部上にその一端部を重ね
合わせられ、且つ一周回した巻き取り軸L低周面部1a
手前に他端部を重ね合わせられて巻き取り軸L両端部周
面に巻回貼着され、スクリーン本体S一端部a上及び高
周面部1b上に、オーバーシート4が貼着固定されてい
るものであって、スクリーン本体Sを巻き取り軸Lに巻
き取る際に、上記スクリーン本体S一端部a両端は、肉
厚部材5の上側に重なって巻き取られ、巻き始めの1周
回目の段階でのスクリーン本体S内面と巻き取り軸L周
面との間に、前記肉厚部材5の厚さ分の間隙Iが形成で
きるので、切欠部1の段差部による皺の発生を回避でき
る。また、スクリーン本体S一端部aは、巻き取り軸L
の低周面部1aに対しては、接着材層2によって貼着さ
れ、高周面部1bに対しては、カバーシート4によって
繋ぎ合わせられているため、スクリーン本体Sの巻き取
り軸Lに対する取付け強度が確保できる。
反射型映写スクリーンは、巻き取り軸Lによってスクリ
ーン本体Sを巻き取った際に、巻き取り軸L両端部にあ
る肉厚部材5,5によって、巻き取り軸Lに沿って第1
周回目に巻き取られるスクリーン本体S内面と、巻き取
り軸L周面との間に、図5に示すように間隙Iが得ら
れ、直接に巻き取り軸Lに密接せずに巻き取られる。
軸Lに取付けられたスクリーン本体Sの一端部a表面と
の間の段差dによる押圧が、少なくともスクリーン本体
Sの映写有効面Sg(スクリーン本体S両端の肉厚部材
5,5より内側領域面)には掛からず、高低差による筋
状の巻き癖13の発生を回避できる。
従って以下に詳細に説明する。ここで、まず、スクリー
ン本体Sそのものの構成は、本発明の第1発明、第2発
明においては特に限定せず、ポリ塩化ビニル等の合成樹
脂製シート単体、若しくはその貼り合わせシート、ある
いはポリ塩化ビニル等の合成樹脂製の基材シートに、ア
ルミニウム等の金属箔、金属蒸着膜、金属粉体インキ膜
等による光反射層、光波振幅方向の一方向に対して透過
性を有する透光性の偏光シート層、透光性の光拡散シー
ト層を順に積層したシートであり、表面の光拡散シート
層側にプロジェクターからの映像光を投影し、光反射層
にて反射した映像光を、光拡散シート層側から観察する
ものである。
材シートは、白色、又は黒色等の適宜に着色された合成
樹脂シートであって、延伸ポリプロピレン樹脂フィル
ム、ポリ塩化ビニルフィルム、トリアセチルセルロース
フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリ
カーボネートフィルム等を使用する。また、基材シート
の層厚は、例えば0.1mm〜1.0mm程度であり、
スクリーン本体Sの総厚は、0.15mm〜3mm程
度、0.15mm〜1.5mm程度、あるいは0.5m
m〜1.5mm程度、0.5mm〜3mm程度である
が、特に限定はされない。
来の反射型映写スクリーンと同様に巻き取り軸Lに取付
けられて、巻き取り収納できるようになっている。な
お、前記巻き取り軸Lは、巻き取り軸Lを両端部にて軸
支する金属製若しくはプラスチック製の支持フレームに
よって回転可能に軸支されていてもよい。
レームを兼ねた中空筒状のカバー体(図示せず)によっ
て被覆されていてもよく、そのカバー体の両端に巻き取
り軸L両端部を巻き取り方向にバネによって付勢されて
自動巻き取り形式に回転可能に軸支されており、該カバ
ー体に巻き取り軸Lの軸方向に、スクリーン本体Sの幅
相当の長さに形成した細長いスリット孔からスクリーン
本体Sを出し入れできるようになっていてもよい。
ーンは、図1の第1実施例における組立斜視図、図5の
部分斜視図に示す通り、上記スクリーン本体Sと、巻き
取り軸Lと、該軸Lの切欠部1にある低周面部1a上に
施された接着材層2と、巻き取り軸Lのそれぞれ両端に
配置されるテープ状の肉厚部材5,5と、オーバーシー
ト4とから構成されるものである。
円柱シャフト状の周面に、軸方向に沿って低周面部1a
と高周面部1bとによる高低差dの切欠部1が形成され
ている。低周面部1aから、高周面部1bに亘っては、
巻き取り軸Lの半径を徐々に大きくして、側面的に連続
螺旋状曲面を備えたスロープ状になっている。
うに、該切欠部1の低周面部1aに沿って、軸L方向の
ほぼ全長に亘って設けられ、接着材層2の厚さは、少な
くとも切欠部1の切欠段差c(低周面部1aと高周面部
1bとの間の段差)よりも薄い厚さに設定されている。
なお接着材層2は、感圧接着剤、感熱接着剤のいずれ
か、あるいはそれらを適宜に併用することが可能であ
る。
うに、その巻き取り軸L両端部において肉厚部材5,5
が重ね合わせられ、それぞれ該肉厚部材5,5は、該接
着材層2上を含めて軸L周面に巻回されて貼着固定さ
れ、前記接着材層2上には、前記肉厚部材5,5上よ
り、スクリーン本体Sの一端部aが、感圧接着方式、感
熱接着方式によって貼着固定されている。
が、図5に示すように、互いに突き合うようにして、巻
き取り軸Lのそれぞれ両端部周面に1周回以内(約0.
8周回〜1.0周回)に巻回されて、貼着固定されてい
る。
に示すように、切欠部1の接着材層2上に接着されて、
スクリーン本体Sの厚さts 分だけ巻き取り軸Lの中心
に接近する方向に、切欠部1の段差形状に沿うような形
状に低く変型して、段差eを形成している。
5に示すように、上記切欠部1の形状に対応した形状に
変型しているテープ状の肉厚部材5,5のテープ中間部
の前記段差部e上に、感圧接着剤(粘着タイプ)、感熱
接着剤(ドライタイプ)、溶剤揮散型接着剤(ウエット
タイプ)等の接着材を用いて貼着されているものであ
る。なおスクリーン本体S(一端部a)の厚さts に対
して、肉厚部材5の段差eは、e=ts 、又はe≒ts
であることが適当である。
図5に示すように、前記肉厚部材5上に重ねられ貼着さ
れた前記両端部を除いて他の部分において、切欠部1の
低周面部1a上に施されている接着材層2上面に貼着さ
れている。
続される上記スクリーンS本体一端部aのうち、その両
端部領域は、接着材層2上に貼着されている肉厚部材
5,5上面に貼着され、その他の領域は、接着材層2上
に直接貼着されているため、スクリーンS本体一端部a
の両端部は、肉厚部材5,5の厚さt2 に相当する分だ
け高い段差が生じて、平坦性が無くなるものである。
体一端部aにある両端部の段差は、肉厚部材5,5、又
は/及び、接着材層2の圧縮性能(例えば粘着材あるい
は接着材の圧縮変形)を利用して、貼着時に、例えば上
方より適宜プレス押圧手段にて押圧(加圧のみ、若しく
は加熱加圧)することにより、肉厚部材5上のスクリー
ンS本体一端部aの両端部の高い段差は矯正されてお
り、図5に示すように、スクリーンS本体一端部aは、
その肉厚部材5,5上に重合される両端部を含めて、巻
き取り軸Lの軸方向全長にわたって、切欠部1に沿って
同じ高さの平坦な状態に矯正されているものである。
に示す第2実施例のように、接着材層2上の肉厚部材
5,5の間に、肉厚部材5の厚さt2 に相当する厚さt
4 の接着材層6(粘着剤、若しくは合成樹脂接着剤の
層)をスペーサとして介在させることによって、肉厚部
材5上面と接着材層6上面とを面一にして、肉厚部材
5,5上に重合される上記スクリーン本体S一端部a
は、その肉厚部材5,5上に重合される両端部を含め
て、巻き取り軸Lの軸方向全長にわたって、切欠部1に
沿って同じ高さの平坦な状態に矯正されているものであ
る。
す第3実施例のように、テープ状の肉厚部材5の中間部
内面に、厚さt5 の接着材層6(粘着剤、若しくは合成
樹脂接着剤の層)をスペーサとして介在させ、肉厚部材
5の厚さt2 +接着材層6の厚さt5 =接着材層2の厚
さt1 とすることによって、肉厚部材5上面と接着剤層
2上面とを面一にして、肉厚部材5,5上に重合される
上記スクリーン本体S一端部aは、その肉厚部材5,5
上に重合される両端部を含めて、巻き取り軸Lの軸方向
全長にわたって、切欠部1に沿って同じ高さの平坦な状
態に矯正されているものである。
おいて、図5に示すように、巻き取り軸Lの切欠部1に
おける低周面部1a上に貼着されたスクリーン本体S一
端部a上から、巻き取り軸Lの高周面部1b上にかけ
て、巻き取り軸Lの軸方向に沿って、オーバーシート4
が、感圧接着方式、又は感熱接着方式にて貼着固定され
ている。
スクリーン本体S一端部aと、巻き取り軸Lの高周面部
1bとを繋ぐようにして、スクリーン本体Sの幅方向全
面に貼着されているか、又は、図示しないが、スクリー
ン本体S一端部aと、巻き取り軸Lの高周面部1bとを
繋ぐようにして、肉厚部材5,5上のスクリーン本体S
両端部を除いてスクリーン本体Sの幅方向全面に貼着さ
れているものである。
圧性粘着剤、若しくは感熱性接着剤による接着材を適用
した層であり、例えば、厚さ0.3mm以下の両面粘着
テープが適当であり、紙質、繊維、プラスチックフィル
ム等の基材入り粘着材が適当であるが、特にこれに限定
されるものではない。また、発泡ポリエチレン、発泡ゴ
ム等の基材を用いたものであってもよい。
ープ状のシート部材であって、肉厚のテープ状基材の片
面に、予め粘着材層や接着材層を有する接着性テープ、
接着性フィルムである。
とするため、例えば、厚さ0.10〜3.00mm、若
しくは0.20〜1.00mm程度、又は0.20〜
0.50mm程度の比較的厚い素材のテープ状基材が使
用され、プラスチックシート、織布、合成樹脂性の発泡
シート、あるいは、アルミニウム等の金属等を基材とし
て、片面に、粘着剤層、又は接着剤層を適用した部材等
が使用できる。また、上記肉厚部材5の幅は、特に限定
しないが、5〜50mmの範囲が適当であり、15mm
以下又は1mm〜15mm程度又は1mm〜10mm程
度又は1mm〜5mm程度が適当である。
うに、巻き取り軸Lの両端部周面からスクリーン本体S
一端部aの両端に掛けて、巻き取り方向に連続に形成さ
れていもよいし、あるいは、図示しないが、巻き取り軸
Lの周りに、上記肉厚テープ5に沿ってスクリーン本体
Sを巻いた時に、巻かれたスクリーン本体Sの弦になる
部分が厚肉でない部分より十分離間する程度に、僅かな
間隔(一例として巻き取り軸Lの周長の1/10〜1/
20以下)をあけて、断続的に貼着固定されていてもよ
い。
材層や接着材層を有する比較的柔軟なシート材であり、
合成樹脂フィルム、クロス(織布)、アルミニウム金属
箔シート等が適当であり、また、なるべく厚さによる段
差が発生しないように、薄いシート材が使用され、例え
ば、厚さ0.01〜0.20mm、若しくは0.025
〜0.05mmの接着性フィルム、テープ等が使用され
る。
ーンは、図4の一実施例における組立斜視図、図6の部
分斜視図に示す通り、上記スクリーン本体Sと、巻き取
り軸Lと、該軸Lの切欠部1にある低周面部1a上に施
された接着材層2と、巻き取り軸Lのそれぞれ両端に配
置されるテープ状の肉厚部材5,5と、オーバーシート
4とから構成されるものであり、巻き取り軸Lは、前述
の第1発明と同様であり、また、接着材層2は、前述の
第1発明と同様に、図6の全体斜視図に示すように、巻
き取り軸Lの切欠部1の低周面部1aに沿って、軸L方
向のほぼ全長に亘って設けられ、接着材層2の厚さは、
少なくとも切欠部1の切欠段差c(低周面部1aと高周
面部1bとの間の段差)よりも薄い厚さに設定されてい
る。なお接着材層2は、感圧接着剤、感熱接着剤のいず
れか、あるいはそれらを適宜に併用することが可能であ
る。
ンは、図1、図6に示すように、スクリーン本体Sの一
端部aが、上記接着材層2上に貼着固定されている。
着されたスクリーン本体S一端部aの巻き取り軸L方向
の両端部上には、それぞれテープ状の肉厚部材5,5の
一端部が重ね合わせられて接着材層7によって貼着固定
されている。
ーン本体Sの巻き取り方向とは反対の方向(切欠部1の
高周面部1bから低周面部1a方向)に1周回以内(例
えば0.8周回〜1.0周回)に巻回されて、該肉厚部
材5,5他端部は、スクリーン本体S下面側に巻き込ま
れて、低周面部1aに施された接着材層2端部に突き合
うようにして、巻き取り軸L両端部周面に沿って巻回貼
着されているものである。
ンにおいて、巻き取り軸Lの切欠部1にスクリーン本体
S一端部aを取付ける場合には、なるべく段差が生じな
いようにすることが必要であるため、図6に示すよう
に、上記接着材層2の厚さt1と、テープ状の肉厚部材
5,5の厚さt2 との関係は、t1 =t2 であることが
適当である。
ン本体Sの厚さts と、接着材層7の厚さt6 との総厚
と、切欠部1の段差c(図4参照)との関係は、t1 +
ts+t6 =c、又はt1 +ts +t6 ≒cであること
が適当である。なお、前記肉厚部材5の一端部に使用す
る接着材層7の厚さt6 を、できるかぎり薄くすること
によって、前記関係t1 +ts +t6 =cから、t1 +
ts =cに近づけることができ、スクリーン本体S一端
部aの上面と、巻き取り軸Lの高周面部1bの上面と
を、互いに面一に近似した状態とするものである。
着するテープ状の肉厚部材5,5のテープ一端部は、感
圧接着剤(粘着タイプ)、感熱接着剤(ドライタイ
プ)、溶剤揮散型接着剤(ウエットタイプ)等の接着材
を用いて貼着されているものである。
図6に示すように、巻き取り軸L方向全長に亘って切欠
部1の低周面部1a上に施されている接着材層2上面に
平坦に貼着されている。
示すように、巻き取り軸Lの切欠部1における低周面部
1a上に貼着されたスクリーン本体S一端部a上から、
巻き取り軸Lの高周面部1b上にかけて、巻き取り軸L
の軸方向に沿って、オーバーシート4が、感圧接着方
式、又は感熱接着方式にて貼着固定されている。
スクリーン本体S一端部aと、巻き取り軸Lの高周面部
1bとを繋ぐようにして、肉厚部材5,5の一端部上を
含めてスクリーン本体Sの幅方向全面に貼着されている
か、又は、図示しないが、スクリーン本体S一端部a
と、巻き取り軸Lの高周面部1bとを繋ぐようにして、
肉厚部材5,5の一端部上を回避してスクリーン本体S
の幅方向全面に貼着されているものである。
に、感圧性粘着剤、感熱感圧性粘着剤、若しくは感熱性
接着剤による接着材を適用した層であり、例えば、厚さ
0.3mm以下の両面粘着テープが適当であり、紙質、
繊維、プラスチックフィルム等の基材入り粘着材が適当
であるが、特にこれに限定されるものではない。また発
泡ポリエチレン、発泡ゴム等の基材を用いたものであっ
てもよい。
と同様に、テープ状のシート部材であって、肉厚のテー
プ状基材の片面に、予め粘着材層や接着材層を有する接
着性テープ、接着性フィルムであり、ある程度の厚さを
必要とするため、例えば、厚さ0.10〜3.00m
m、若しくは0.20〜1.00mm程度、又は0.2
0〜0.50mm程度の比較的厚い素材のテープ状基材
が使用され、プラスチックシート、織布、合成樹脂性の
発泡シート、あるいは、アルミニウム等の金属等を基材
として、片面に粘着剤層、又は接着剤層を適用した部材
等が使用できる。
ないが、5〜50mmの範囲が適当であり、15mm以
下又は1mm〜15mm程度又は1mm〜10mm程度
又は1mm〜5mm程度が適当である。
すように、巻き取り軸Lの両端部周面からスクリーン本
体S一端部aの両端に掛けて、巻き取り方向に連続に形
成されていもよいし、あるいは、図示しないが、巻き取
り軸Lの周りに、上記肉厚テープ5に沿ってスクリーン
本体Sを巻いた時に、巻かれたスクリーン本体Sの弦に
なる部分が厚肉でない部分より十分離間する程度に、僅
かな間隔(一例として巻き取り軸Lの周長の1/10〜
1/20以下)をあけて、断続的に貼着固定されていて
もよい。
1発明と同様に、予め片面に粘着材層や接着材層を有す
る比較的柔軟なシート材であり、合成樹脂フィルム、ク
ロス(織布)、アルミニウム金属箔シート等が適当であ
り、また、なるべく厚さによる段差が発生しないよう
に、薄いシート材が使用され、例えば、厚さ0.01〜
0.20mm、若しくは0.025〜0.05mmの接
着性フィルム、テープ等が使用される。
は、収納時における反射型映写スクリーンの巻き取りに
おける巻き取り軸L周面と、巻き取り軸Lに取付けられ
たスクリーン本体S一端部の表面との間の段差による筋
状の巻き癖の発生を回避でき、使用時における平面性を
確保できる効果がある。
の第1実施例を説明する組立斜視図である。
の第2実施例を説明する組立斜視図である。
の第3実施例を説明する組立斜視図である。
の第1実施例を説明する部分斜視図である。
の部分外観斜視図である。
の部分外観斜視図である。
視図である。
図である。
き癖を説明する側面図、(b)は従来の反射型映写スク
リーンの筋状巻き癖を説明する斜視図である。
着材層 3…肉厚基材 4…オーバーシート 5…肉厚部材 6…接着材層 7
…接着材層 11…切欠部 12…粘着剤 13…巻き癖部 14…
荷重シャフト L…巻き取り軸 S…スクリーン本体 a…スクリーン
本体一端部 Sg…映写有効面 c…切欠部の高低差 d…段差 e
…段差部 I…間隙 ts …スクリーン本体厚さ t1 …接着材層2の厚さ
t2 …肉厚部材の厚さ t3 …オーバーシートの厚さ t4 …接着材層6の厚さ t5 …接着材層6の厚さ t6 …接着材層7の厚さ
Claims (5)
- 【請求項1】巻き取り軸L周面に軸方向に沿って低周面
部1aと高周面部1bとによる切欠部1が設けられ、該
切欠部1の低周面部1aに沿って巻き取り軸L方向に接
着材層2が設けられ、該接着材層2上面より巻き取り軸
L両端部周面と巻き取り軸L両端部の切欠部1に沿って
肉厚部材5が巻回貼着され、該肉厚部材5上に切欠部1
に沿ってスクリーン本体Sの一端部aが貼着され、前記
スクリーン本体Sの一端部a上及び巻き取り軸Lの高周
面部1b上にカバーシート4が貼着固定されていること
を特徴とする巻上式反射型映写スクリーン。 - 【請求項2】巻き取り軸L周面に軸方向に沿って低周面
部1aと高周面部1bとによる切欠部1が設けられ、該
切欠部1の低周面部1aに沿って巻き取り軸L方向に接
着材層2が設けられ、前記接着材層2上にスクリーン本
体S一端部aがスクリーン幅方向に亘って貼着固定さ
れ、肉厚部材5がスクリーン本体S一端部a及び巻き取
り軸L高周面部1bの巻き取り軸L両端部上にその一端
部を重ね合わせられ且つ一周回した巻き取り軸L低周面
部1a手前に他端部を重ね合わせられて巻き取り軸L両
端部周面に巻回貼着され、スクリーン本体S一端部a上
及び高周面部1b上にオーバーシート4が貼着固定され
ていることを特徴とする巻上式反射型映写スクリーン。 - 【請求項3】前記接着材層2が、基材入りの厚さ0.3
mm以下の両面粘着テープである請求項1又は請求項2
記載の巻上式反射型映写スクリーン。 - 【請求項4】前記オーバーシート4が、プラスチックフ
ィルムを基材とする厚さ0.01〜0.20mm、若し
くは0.025〜0.050mmの片面に接着材層を有
する接着性フィルム又は両面に接着材層を有する接着性
フィルムである請求項1又は請求項2記載の巻上式反射
型映写スクリーン。 - 【請求項5】前記肉厚部材5が、厚さ0.10〜3.0
0mm若しくは0.20〜0.50mmのプラスチック
テープである請求項1又は請求項2記載の巻上式反射型
映写スクリーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6194185A JP2979968B2 (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 巻上式反射型映写スクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6194185A JP2979968B2 (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 巻上式反射型映写スクリーン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0862725A JPH0862725A (ja) | 1996-03-08 |
JP2979968B2 true JP2979968B2 (ja) | 1999-11-22 |
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ID=16320360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP6194185A Expired - Fee Related JP2979968B2 (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 巻上式反射型映写スクリーン |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2979968B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001013172A1 (en) * | 1999-08-11 | 2001-02-22 | Barco N.V. | Projection screen and methods of transport and erection of the same |
-
1994
- 1994-08-18 JP JP6194185A patent/JP2979968B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0862725A (ja) | 1996-03-08 |
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