JP2979953B2 - フィルム現像処理装置 - Google Patents
フィルム現像処理装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リーダ搬送方式のフ
ィルム現像処理装置に関するものである。
ィルム現像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、リーダ搬送方式のフィルム現像
処理装置でフィルムを現像処理する場合、図6に示すよ
うに、パトローネPから引き出した未現像フィルム(フ
ィルムFという)の先端をリーダLに接続し、そのリー
ダLの先行によりフィルムを移送して現像処理してい
る。
処理装置でフィルムを現像処理する場合、図6に示すよ
うに、パトローネPから引き出した未現像フィルム(フ
ィルムFという)の先端をリーダLに接続し、そのリー
ダLの先行によりフィルムを移送して現像処理してい
る。
【0003】ここで、ルーダLは可とう性を有し、幅寸
法の中央部にフィルム現像部に設けられた駆動スプロケ
ットと係合可能な角孔hが等間隔に形成されている。
法の中央部にフィルム現像部に設けられた駆動スプロケ
ットと係合可能な角孔hが等間隔に形成されている。
【0004】上記リーダLとフィルムFとは、通常、粘
着テープ片Tの貼付けによって接続される。しかし、粘
着テープ片Tを用いる接続は、リーダLに対してフィル
ムFを所定位置に精度よく貼付けるため、特殊な作業台
を必要とすると共に、テープ貼付位置の油分やほこり等
を除去する状態で粘着テープTを貼付ける必要があるた
め、手間がかかる不都合がある。
着テープ片Tの貼付けによって接続される。しかし、粘
着テープ片Tを用いる接続は、リーダLに対してフィル
ムFを所定位置に精度よく貼付けるため、特殊な作業台
を必要とすると共に、テープ貼付位置の油分やほこり等
を除去する状態で粘着テープTを貼付ける必要があるた
め、手間がかかる不都合がある。
【0005】また、フィルムFのはずれを防ぎ、搬送性
の向上を図るため、接着力の強い粘着テープTを用いる
必要があるため、フィルムFの現状処理後における粘着
テープTの剥離がきわめて困難であると共に、粘着テー
プTは再使用することができないため、コスト的に不利
である。
の向上を図るため、接着力の強い粘着テープTを用いる
必要があるため、フィルムFの現状処理後における粘着
テープTの剥離がきわめて困難であると共に、粘着テー
プTは再使用することができないため、コスト的に不利
である。
【0006】上記のような不都合を解消し、リーダとフ
ィルムの連結および連結解除の容易化を図るため、本件
出願人は、図7(I)、(II)に示す連結構造を既に提
案している。
ィルムの連結および連結解除の容易化を図るため、本件
出願人は、図7(I)、(II)に示す連結構造を既に提
案している。
【0007】図7(I)に示す連結構造においては、リ
ーダLの後端部にシート片20を重ね、そのシート片2
0の両側部をリーダLに形成された2条の切り込み21
に挿入してシート片20とリーダLとの間にフィルム挿
通孔22を形成し、上記シート片20には切り起こしに
より複数の係合片23を傾斜状に設け、一方、フィルム
Fの先端部には上記係合片23が係合可能な係合孔24
を形成している。
ーダLの後端部にシート片20を重ね、そのシート片2
0の両側部をリーダLに形成された2条の切り込み21
に挿入してシート片20とリーダLとの間にフィルム挿
通孔22を形成し、上記シート片20には切り起こしに
より複数の係合片23を傾斜状に設け、一方、フィルム
Fの先端部には上記係合片23が係合可能な係合孔24
を形成している。
【0008】上記連結構造においては、フィルム挿通孔
22にフィルムFの先端部を挿入し、係合孔24が係合
片23を通過する位置までフィルムFを挿入したのち、
そのフィルムFを引き戻すことによって係合孔24が係
合片23に係合し、リーダLとフィルムFを簡単に接続
することができる。
22にフィルムFの先端部を挿入し、係合孔24が係合
片23を通過する位置までフィルムFを挿入したのち、
そのフィルムFを引き戻すことによって係合孔24が係
合片23に係合し、リーダLとフィルムFを簡単に接続
することができる。
【0009】また、図7(II)に示すフィルム連結構造
においては、リーダLの後端部に左右一対の細長孔から
成る係合孔25を形成し、一方、フィルムFの先端部両
側に一対の係合片26を設け、上記フィルムFの先端部
を幅方向にわん曲させた状態でフィルムFの係合片26
を係合孔25に挿入して、リーダLとフィルムFとを連
結している。
においては、リーダLの後端部に左右一対の細長孔から
成る係合孔25を形成し、一方、フィルムFの先端部両
側に一対の係合片26を設け、上記フィルムFの先端部
を幅方向にわん曲させた状態でフィルムFの係合片26
を係合孔25に挿入して、リーダLとフィルムFとを連
結している。
【0010】上記連結構造においても、リーダLとフィ
ルムFとを簡単に連結することができるという特徴を有
している。
ルムFとを簡単に連結することができるという特徴を有
している。
【0011】上記のようなリーダ付きフィルムFの現像
処理装置は、現像部と乾燥部とを有し、上記現像部にお
いて現像処理されたフィルムを乾燥部において乾燥処理
し、乾燥処理後のフィルムを乾燥部の周壁に設けたフィ
ルム出口から排出させるようにしている。
処理装置は、現像部と乾燥部とを有し、上記現像部にお
いて現像処理されたフィルムを乾燥部において乾燥処理
し、乾燥処理後のフィルムを乾燥部の周壁に設けたフィ
ルム出口から排出させるようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7(I)
および(II)に示すリーダ付きフィルムFを現像処理す
ると、リーダLとフィルムFとが重なる接続部間に現像
処理液が溜まる。その処理液を乾燥部において、完全に
除去しようとすると、乾燥部におけるフィルムの滞溜時
間を長くとる必要が生じ、現像処理能力が低下する。
および(II)に示すリーダ付きフィルムFを現像処理す
ると、リーダLとフィルムFとが重なる接続部間に現像
処理液が溜まる。その処理液を乾燥部において、完全に
除去しようとすると、乾燥部におけるフィルムの滞溜時
間を長くとる必要が生じ、現像処理能力が低下する。
【0013】この発明の課題は、現像処理能力を低下さ
せることなくリーダとフィルムの接続部に残る処理液を
完全に除去することができる現像処理装置を提供するこ
とである。
せることなくリーダとフィルムの接続部に残る処理液を
完全に除去することができる現像処理装置を提供するこ
とである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、可とう性を有するリーダの
移送方向後端部と、フィルムの先端部における一方に係
合孔を形成し、他方に係合片を設け、その係合片と係合
孔の係合によってリーダにフィルムを接続し、そのリー
ダの先行によりフィルムを現像部に搬送して現像処理
し、現像処理後のフィルムを乾燥部に搬送して乾燥処理
し、乾燥処理後のフィルムを乾燥部に形成したフィルム
出口から送り出すようにしたフィルム現像処理装置であ
って、前記乾燥部の後壁外面に、その後壁を周壁の一部
として乾燥部からの熱伝動によって内部の空気が暖めら
れるフィルムストッカを設け、そのフィルムストッカの
上側開口部に、前記フィルム出口から送り出されるリー
ダを斜め上方に誘導する案内板と、その案内板の下縁に
設けられて、リーダの下縁一部を支持する受け片とを有
するリーダストッカを設けた構成を採用している。
めに、この発明においては、可とう性を有するリーダの
移送方向後端部と、フィルムの先端部における一方に係
合孔を形成し、他方に係合片を設け、その係合片と係合
孔の係合によってリーダにフィルムを接続し、そのリー
ダの先行によりフィルムを現像部に搬送して現像処理
し、現像処理後のフィルムを乾燥部に搬送して乾燥処理
し、乾燥処理後のフィルムを乾燥部に形成したフィルム
出口から送り出すようにしたフィルム現像処理装置であ
って、前記乾燥部の後壁外面に、その後壁を周壁の一部
として乾燥部からの熱伝動によって内部の空気が暖めら
れるフィルムストッカを設け、そのフィルムストッカの
上側開口部に、前記フィルム出口から送り出されるリー
ダを斜め上方に誘導する案内板と、その案内板の下縁に
設けられて、リーダの下縁一部を支持する受け片とを有
するリーダストッカを設けた構成を採用している。
【0015】また、リーダとフィルムの接続部をより効
果的に乾燥させるため、この発明の他の手段は、乾燥部
の後壁に乾燥部の熱風をフィルムストッカに流入させる
複数の孔を形成し、あるいは、フィルム出口に、その出
口から自然流出する加熱空気をリーダストッカに支持さ
れるリーダとフィルムの接続部に誘導するガイド板を設
けている。
果的に乾燥させるため、この発明の他の手段は、乾燥部
の後壁に乾燥部の熱風をフィルムストッカに流入させる
複数の孔を形成し、あるいは、フィルム出口に、その出
口から自然流出する加熱空気をリーダストッカに支持さ
れるリーダとフィルムの接続部に誘導するガイド板を設
けている。
【0016】また、乾燥部のフィルム出口部に、乾燥部
内の加熱空気をリーダストッカに支持されるリーダとフ
ィルムの接続部に向けて強制的に吹付けるファンを設け
ている。
内の加熱空気をリーダストッカに支持されるリーダとフ
ィルムの接続部に向けて強制的に吹付けるファンを設け
ている。
【0017】
【作用】上記のように、乾燥部のフィルム出口を有する
後壁の外面に、その後壁を周壁の一部とするフィルムス
トッカを設けたことにより、乾燥部の乾燥熱による後壁
の温度上昇によってフィルムストッカ内の空気が暖めら
れて上昇する。その上昇気流はリーダストッカに支持さ
れたリーダとフィルムの接続部に衝突して接続部を乾燥
させる。
後壁の外面に、その後壁を周壁の一部とするフィルムス
トッカを設けたことにより、乾燥部の乾燥熱による後壁
の温度上昇によってフィルムストッカ内の空気が暖めら
れて上昇する。その上昇気流はリーダストッカに支持さ
れたリーダとフィルムの接続部に衝突して接続部を乾燥
させる。
【0018】乾燥部の後壁に孔を形成すると、乾燥部の
加熱空気は孔からフィルムストッカ内に流入して上昇す
るため、リーダとフィルムの接続部を効果的に乾燥処理
することができる。
加熱空気は孔からフィルムストッカ内に流入して上昇す
るため、リーダとフィルムの接続部を効果的に乾燥処理
することができる。
【0019】また、フィルム出口にガイド板を設けるこ
とにより、そのフィルム出口から自然流出する加熱空気
はリーダストッカに支持されたリーダとフィルムの接続
部に向けて流れることになり、上記接続部を効果的に乾
燥させることができる。
とにより、そのフィルム出口から自然流出する加熱空気
はリーダストッカに支持されたリーダとフィルムの接続
部に向けて流れることになり、上記接続部を効果的に乾
燥させることができる。
【0020】さらに、フィルム出口にファンを設ける
と、リーダとフィルムの接続部に乾燥部の加熱空気が吹
付けられるため、リーダとフィルムの接続部をより効果
的に乾燥処理することができる。
と、リーダとフィルムの接続部に乾燥部の加熱空気が吹
付けられるため、リーダとフィルムの接続部をより効果
的に乾燥処理することができる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1乃至図5に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0022】図1に示すように、図7(I)、(II)に
示すリーダ付きフィルムFは、外装ケース1内に設けた
現像部2の各種処理槽3内に順に搬送されて現像処理さ
れる。
示すリーダ付きフィルムFは、外装ケース1内に設けた
現像部2の各種処理槽3内に順に搬送されて現像処理さ
れる。
【0023】現像処理後のフィルムFは次に乾燥部4に
搬送される。乾燥部4はダクト(4a)からの熱風の吹
付け等により高温とされ、その乾燥部4におけるフィル
ムFの移動によって、フィルムFは乾燥処理される。
搬送される。乾燥部4はダクト(4a)からの熱風の吹
付け等により高温とされ、その乾燥部4におけるフィル
ムFの移動によって、フィルムFは乾燥処理される。
【0024】乾燥部4の後壁5の上部にはフィルム出口
6が形成され、そのフィルム出口6に一対の出口ローラ
7が設けられている。乾燥処理後のフィルムFは一対の
出口ローラ7の回転により、フィルム出口6から排出さ
れる。
6が形成され、そのフィルム出口6に一対の出口ローラ
7が設けられている。乾燥処理後のフィルムFは一対の
出口ローラ7の回転により、フィルム出口6から排出さ
れる。
【0025】また、乾燥部4の後壁5の外面には、その
後壁5を周壁の一部とするフィルムストッカ8が設けら
れている。
後壁5を周壁の一部とするフィルムストッカ8が設けら
れている。
【0026】フィルムストッカ8は上部が開口し、その
開口部にリーダストッカ9が設けられている。リーダス
トッカ9は、図2に示すように、出口ローラ7の回転に
よってフィルム出口6から送り出されるリーダLを斜め
上方に誘導する案内板9aの下縁にリーダLの下縁中央
部を支持する受け片9bを設けた構成とされている。
開口部にリーダストッカ9が設けられている。リーダス
トッカ9は、図2に示すように、出口ローラ7の回転に
よってフィルム出口6から送り出されるリーダLを斜め
上方に誘導する案内板9aの下縁にリーダLの下縁中央
部を支持する受け片9bを設けた構成とされている。
【0027】いま、乾燥処理されたフィルムFの先端の
リーダLが出口ローラ7の回転によってフィルム出口6
から送り出されると、そのリーダLは案内板9aに沿っ
て移送される。上記リーダLがフィルム出口6から完全
に送り出されると、リーダLの下縁は受け片9bで支持
され、そのリーダLに続くフィルムFのみが出口ローラ
7の回転によりフィルム出口6から送り出される。
リーダLが出口ローラ7の回転によってフィルム出口6
から送り出されると、そのリーダLは案内板9aに沿っ
て移送される。上記リーダLがフィルム出口6から完全
に送り出されると、リーダLの下縁は受け片9bで支持
され、そのリーダLに続くフィルムFのみが出口ローラ
7の回転によりフィルム出口6から送り出される。
【0028】このとき、リーダLは停止状態にあるた
め、フィルムFはリーダストッカ9の下方に垂れ下が
り、フィルムFの後端が出口ローラ7間を通過すること
により、フィルムFはフィルムストッカ8内に貯溜され
る。
め、フィルムFはリーダストッカ9の下方に垂れ下が
り、フィルムFの後端が出口ローラ7間を通過すること
により、フィルムFはフィルムストッカ8内に貯溜され
る。
【0029】上記のようなフィルムFの送り出し時、乾
燥部4の乾燥熱により後壁5が昇温し、その後壁5の温
度上昇によりフィルムストッカ8内の空気が暖められて
図1の矢印で示すように、上昇する。
燥部4の乾燥熱により後壁5が昇温し、その後壁5の温
度上昇によりフィルムストッカ8内の空気が暖められて
図1の矢印で示すように、上昇する。
【0030】このため、リーダLがリーダストッカ9に
支持されてフィルムFがフィルムストッカ8内に送り出
される間、あるいはフィルムストッカ8からフィルムF
が取り出されるまでの間、リーダLとフィルムFの接合
部に上昇気流が衝突し、その衝突によってリーダLとフ
ィルムFの接合部に残る処理液が除去される。
支持されてフィルムFがフィルムストッカ8内に送り出
される間、あるいはフィルムストッカ8からフィルムF
が取り出されるまでの間、リーダLとフィルムFの接合
部に上昇気流が衝突し、その衝突によってリーダLとフ
ィルムFの接合部に残る処理液が除去される。
【0031】図3乃至図5は、フィルム現像処理装置の
他の例を示す。
他の例を示す。
【0032】図3に示すフィルム現像処理装置において
は、乾燥部4の後壁5に、乾燥部4とフィルムストッカ
8の内部とを連通させる複数の孔10を設けている。
は、乾燥部4の後壁5に、乾燥部4とフィルムストッカ
8の内部とを連通させる複数の孔10を設けている。
【0033】上記のように、後壁5に孔10を形成する
と乾燥部4の加熱空気は孔10からフィルムストッカ8
内に流入して上昇する。その上昇気流はリーダストッカ
9に支持されたリーダLとフィルムFの接続部に衝突す
ることになり、接続部に残る処理液を効果的に除去する
ことができる。
と乾燥部4の加熱空気は孔10からフィルムストッカ8
内に流入して上昇する。その上昇気流はリーダストッカ
9に支持されたリーダLとフィルムFの接続部に衝突す
ることになり、接続部に残る処理液を効果的に除去する
ことができる。
【0034】図4に示すフィルム現像処理装置において
は、乾燥部4内のフィルム出口6上部に、そのフィルム
出口6から外部に自然流出する加熱空気をリーダストッ
カ9に支持されるリーダLとフィルムFの接続部に誘導
するガイド板11を設けている。
は、乾燥部4内のフィルム出口6上部に、そのフィルム
出口6から外部に自然流出する加熱空気をリーダストッ
カ9に支持されるリーダLとフィルムFの接続部に誘導
するガイド板11を設けている。
【0035】上記のようにガイド板11を設けると、フ
ィルム出口6から自然流出する加熱空気はガイド板11
に沿って流れてリーダストッカ9に支持されたリーダL
とフィルムFの接続部に衝突することになり、リーダL
とフィルムFの接続部に残る処理液を効果的に除去する
ことができる。
ィルム出口6から自然流出する加熱空気はガイド板11
に沿って流れてリーダストッカ9に支持されたリーダL
とフィルムFの接続部に衝突することになり、リーダL
とフィルムFの接続部に残る処理液を効果的に除去する
ことができる。
【0036】図5に示すフィルム現像処理装置において
は、乾燥部4内のフィルム出口6部にファン12を設
け、そのファン12の回転によって、乾燥部4の加熱空
気をリーダストッカ9に支持されるリーダLとフィルム
Fの接続部に向けて吹き付けるようにしている。
は、乾燥部4内のフィルム出口6部にファン12を設
け、そのファン12の回転によって、乾燥部4の加熱空
気をリーダストッカ9に支持されるリーダLとフィルム
Fの接続部に向けて吹き付けるようにしている。
【0037】上記のように、ファン12の回転によっ
て、乾燥部4内の加熱空気をリーダLとフィルムFの接
続部に強制的に吹付けることにより、フィルムストッカ
8内の上昇気流とファン12の回転による熱風の衝突の
両作用により、リーダLとフィルムFの接続部に残る処
理液を効果的に除去することができる。
て、乾燥部4内の加熱空気をリーダLとフィルムFの接
続部に強制的に吹付けることにより、フィルムストッカ
8内の上昇気流とファン12の回転による熱風の衝突の
両作用により、リーダLとフィルムFの接続部に残る処
理液を効果的に除去することができる。
【0038】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成したの
で、下記に示す効果を奏する。
で、下記に示す効果を奏する。
【0039】請求項1に記載のフィルム現像処理装置に
おいては、乾燥部の後壁外面に、その後壁を周壁の一部
とするフィルムストッカを設け、そのフィルムストッカ
の上側開口部にリーダストッカを設け、そのリーダスト
ッカによってフィルム出口から送り出されるリーダの下
縁を支持するようにしたから、リーダに接続されたフィ
ルムをフィルムストッカ内に貯溜することができる。
おいては、乾燥部の後壁外面に、その後壁を周壁の一部
とするフィルムストッカを設け、そのフィルムストッカ
の上側開口部にリーダストッカを設け、そのリーダスト
ッカによってフィルム出口から送り出されるリーダの下
縁を支持するようにしたから、リーダに接続されたフィ
ルムをフィルムストッカ内に貯溜することができる。
【0040】また、乾燥部の後壁をフィルムストッカの
周壁一部としたことにより、乾燥部からの熱伝導により
後壁が温度上昇し、フィルムストッカ内の空気が暖めら
れて上昇し、その上昇気流がリーダストッカに支持され
たリーダとフィルムの接続部に衝突することになる。
周壁一部としたことにより、乾燥部からの熱伝導により
後壁が温度上昇し、フィルムストッカ内の空気が暖めら
れて上昇し、その上昇気流がリーダストッカに支持され
たリーダとフィルムの接続部に衝突することになる。
【0041】このため、乾燥部でのフィルムの乾燥時間
を従来のフィルム現像処理装置の乾燥時間と同じとして
フィルムを乾燥処理し、リーダとフィルムの接続部に処
理液が残る状態でフィルムが排出されても、フィルムス
トッカ内におけるフィルムの貯溜時に、接続部に残る処
理液を除去することができ、フィルムの現像処理能力を
低下させることはない。
を従来のフィルム現像処理装置の乾燥時間と同じとして
フィルムを乾燥処理し、リーダとフィルムの接続部に処
理液が残る状態でフィルムが排出されても、フィルムス
トッカ内におけるフィルムの貯溜時に、接続部に残る処
理液を除去することができ、フィルムの現像処理能力を
低下させることはない。
【0042】請求項2に記載のフィルム現像処理装置に
おいては、乾燥部の後壁に複数の孔を形成し、乾燥部の
加熱空気をフィルムストッカ部に流入させるようにした
ので、リーダとフィルムの接続部に残る処理液をより効
果的に除去することができる。
おいては、乾燥部の後壁に複数の孔を形成し、乾燥部の
加熱空気をフィルムストッカ部に流入させるようにした
ので、リーダとフィルムの接続部に残る処理液をより効
果的に除去することができる。
【0043】請求項3に記載のフィルム現像処理装置に
おいては、フィルム出口から外部に自然に流出する加熱
空気をガイド板によってリーダストッカに支持されるリ
ーダとフィルムの接続部に誘導するようにしたので、リ
ーダとフィルムの接続部に残る処理液をより効果的に除
去することができる。
おいては、フィルム出口から外部に自然に流出する加熱
空気をガイド板によってリーダストッカに支持されるリ
ーダとフィルムの接続部に誘導するようにしたので、リ
ーダとフィルムの接続部に残る処理液をより効果的に除
去することができる。
【0044】請求項4に記載のフィルム現像処理装置に
おいては、フィルム出口部に設けたファンの回転によっ
て乾燥部内の加熱空気をリーダストッカに支持されるリ
ーダとフィルムの接続部に強制的に吹付けるようにした
ので、リーダとフィルムの接続部に衝突する熱風量は多
く、接続部に残る処理液をより効果的に除去することが
できる。
おいては、フィルム出口部に設けたファンの回転によっ
て乾燥部内の加熱空気をリーダストッカに支持されるリ
ーダとフィルムの接続部に強制的に吹付けるようにした
ので、リーダとフィルムの接続部に衝突する熱風量は多
く、接続部に残る処理液をより効果的に除去することが
できる。
【図1】この発明に係るフィルム現像処理装置の一実施
例を示す概略図
例を示す概略図
【図2】同上のフィルムストッカ部を示す斜視図
【図3】同上のフィルム現像処理装置の他の例を示す概
略図
略図
【図4】同上のフィルム現像処理装置の他の例を示す概
略図
略図
【図5】同上のフィルム現像処理装置のさらに他の例を
示す概略図
示す概略図
【図6】フィルムとリーダの連結構造を示す斜視図
【図7】(I)、(II)はフィルムとリーダの連結構造
の他の例を示す斜視図
の他の例を示す斜視図
2 現像部 4 乾燥部 5 後壁 6 フィルム出口 8 フィルムストッカ 9 リーダストッカ 9a 案内板 9b 受け片 10 孔 11 ガイド板 12 ファン 23 係合片 24 係合孔 L リーダ F フィルム
Claims (4)
- 【請求項1】 可とう性を有するリーダの移送方向後端
部と、フィルムの先端部における一方に係合孔を形成
し、他方に係合片を設け、その係合片と係合孔の係合に
よってリーダにフィルムを接続し、そのリーダの先行に
よりフィルムを現像部に搬送して現像処理し、現像処理
後のフィルムを乾燥部に搬送して乾燥処理し、乾燥処理
後のフィルムを乾燥部に形成したフィルム出口から送り
出すようにしたフィルム現像処理装置であって、前記乾
燥部の後壁外面に、その後壁を周壁の一部として乾燥部
からの熱伝動により内部の空気が暖められるフィルムス
トッカを設け、そのフィルムストッカの上側開口部に、
前記フィルム出口から送り出されるリーダを斜め上方に
誘導する案内板と、その案内板の下縁に設けられて、リ
ーダの下縁一部を支持する受け片とを有するリーダスト
ッカを設けたことを特徴とするフィルム現像処理装置。 - 【請求項2】 前記乾燥部の後壁に、その乾燥部とフィ
ルムストッカとを連通させる複数の孔を形成した請求項
1に記載のフィルム現像処理装置。 - 【請求項3】 前記フィルム出口に、そのフィルム出口
から自然流出する加熱空気をリーダストッカに支持され
るリーダとフィルムの接続部に誘導するガイド板を設け
た請求項1または2に記載のフィルム現像処理装置。 - 【請求項4】 前記乾燥部のフィルム出口部に、乾燥部
内の加熱空気をリーダストッカに支持されるリーダとフ
ィルムの接続部に向けて強制的に吹付けるファンを設け
た請求項1または2に記載のフィルム現像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6083067A JP2979953B2 (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | フィルム現像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6083067A JP2979953B2 (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | フィルム現像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07295193A JPH07295193A (ja) | 1995-11-10 |
JP2979953B2 true JP2979953B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=13791843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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