JP2979863B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2979863B2
JP2979863B2 JP4282403A JP28240392A JP2979863B2 JP 2979863 B2 JP2979863 B2 JP 2979863B2 JP 4282403 A JP4282403 A JP 4282403A JP 28240392 A JP28240392 A JP 28240392A JP 2979863 B2 JP2979863 B2 JP 2979863B2
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polycrystalline silicon
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polysilicon
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康二 神庭
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のLDD部分の全てがゲート電極の
直下に位置するMOSトランジスタのゲート及びソース
・ドレインの構造と製造方法を図3を用いて説明する。
【0003】低濃度p型領域1からなるシリコン基板上
に、200Åのゲート酸化膜2と200Åのポリシリコ
ン3と200Åの酸化膜4と3000Åのポリシリコン
5を順に形成する。
【0004】次に、フォトリソグラフィー技術によりポ
リシリコン5と酸化膜4に対し、順に異方性エッチング
を行う。そして、リンを例えばエネルギー100Ke
V,ドーズ量7×1013cm-2でイオン注入し、低濃度
n型領域6を形成する(図3(a))。
【0005】2000Åのポリシリコン8を気相成長し
た後、ポリシリコン8及びポリシリコン3に対して異方
性エッチングを行い、サイドウォールを形成する。そし
て、ヒ素をエネルギー70KeV,ドーズ量1×1016
cm-2でイオン注入し、高濃度n型領域7を形成する
(図3(b))。
【0006】酸化膜2を異方性エッチングにより除去し
て、チタンをスパッタ法により形成した後、アニールに
よりポリシリコン8及びポリシリコン5及び高濃度n型
領域7上にのみ選択的チタンサイドウォール9を形成す
る。ポリシリコン5及びポリシリコン8及びポリシリコ
ン3は電気的に接続されている。
【0007】図3(c)に示すようなMOSトランジス
タの利点としては、LDDに相当する低濃度n型領域が
完全にゲート電極(ポリシリコン3)の下に位置してい
るため、ゲート酸化膜2の直下の低濃度n型領域6の抵
抗が下がることが挙げられる。つまり、ゲートに順電圧
を印加したとき、ゲート電極の下にあるLDD部分の表
面付近のポテンシャルが下がり、チャネルが形成される
からであり、これによりLDD部分の抵抗が下がる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のMOSト
ランジスタの構造においては、ゲートとソース・ドレイ
ン上に形成されているチタンシリサイド9(TiS
2)が短絡してしまうという問題があった。
【0009】本発明の目的は、ゲートとソース・ドレイ
ンの短絡を防止した半導体装置及びその製造方法を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体装置は、LDD部分を有するM
OSトランジスタを有する半導体装置において、前記L
DDを構成する低不純物濃度領域上のゲート酸化膜の
方には、ポリシリゲート電極が延在しており、少なくと
も前記低濃度不純物領域上のポリシリ電極の側壁には、
絶縁膜からなる側壁が形成されており、前記ポリシリゲ
ート電極及びソース,ドレイン電極の上部は、シリサイ
ド化されているものである。
【0011】また本発明に係る半導体装置は、一導電型
の半導体基板の一主面上にゲート酸化膜を介して設けら
れた第1の多結晶シリコンと、前記第1の多結晶シリコ
ン上に設けられた第1の酸化膜と、前記第1の酸化膜上
に設けられた第2の多結晶シリコンと、前記第2の多結
晶シリコンの側面に設けられた第3の多結晶シリコン
と、前記第3の多結晶シリコンの側面に設けられた第2
の酸化膜と、前記第3の多結晶シリコン下の前記半導体
基板上に設けられた低濃度で浅い第1の逆導電型不純物
拡散領域と、前記第1の逆導電型不純物拡散領域に隣接
して設けられた高濃度で深い第2の逆導電型不純物拡散
領域と、前記第2の多結晶シリコン上と前記第2の逆導
電型不純物拡散領域上に設けられた金属シリサイドとを
有し、前記第3の多結晶シリコンは、前記低濃度の不純
物拡散領域上で且つゲート酸化膜上に存在しているもの
である。
【0012】また本発明に係る半導体装置の製造方法
は、半導体基板主表面上に、ゲート酸化膜,第1の多結
晶シリコン膜,第1の酸化膜,第2の多結晶シリコン膜
を順次積層形成する工程と、 前記第2の多結晶シリコン
及び第1の酸化膜をエッチングする工程と、 エッチング
処理後の第2の多結晶シリコン及び第1の酸化膜をマス
クとして基板に第1の不純物拡散領域を形成する工程
と、 第3の多結晶シリコンを前記低濃度の不純物拡散領
域上で且つゲート酸化膜上に延在して形成し、前記第3
の多結晶シリコン及び前記第1の多結晶シリコンをエッ
チングして、前記第2の多結晶シリコンの側面にサイド
ウォールを形成する工程と、 第2の不純物拡散傾域を形
成する工程と、2の酸化膜を形成し、前記第2の酸化
膜及び前記ゲート酸化膜をエッチングして前記第3の多
結晶シリコンの側面にサイドウォールを形成する工程
と、 金属膜を形成し、アニールを行うことにより、前記
第2の多結晶シリコン上と前記第2の不純物拡散領域上
にのみ選択的に金属シリサイドを形成する工程とを含む
ものである。また第2の酸化膜が窒化膜である。
【0013】
【作用】ゲートポリシリコン5の側面にポリシリコンの
サイドウォール8をもつMOSトランジスタにおいて、
ポリシリコンのサイドウォール8の側面に酸化膜のサイ
ドウォール10を設ける。これにより、ゲートポリシリ
コン5上のチタンシリサイド9とソース・ドレイン7上
のチタンシリサイド9を十分に隔離することができるた
めにゲートとソース・ドレインの短絡を防ぐ。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図により説明する。
【0015】(実施例1)図1は、本発明の実施例1を
工程順に示す縦断面図である。
【0016】図1(a)において、低濃度p型領域1か
らなるシリコン基板上に200Åのゲート酸化膜2と2
00Åのポリシリコン3と200Åの酸化膜4と300
0Åのポリシリコン5とを順に形成する。
【0017】次に、フォトリソグラフィー技術を用い
て、ポリシリコン5と酸化膜4を順に異方性エッチング
を行う。そしてリンを、例えばエネルギー100Ke
V,ドーズ量7×1013cm-2でイオン注入し、低濃度
n型領域6を形成する。
【0018】図1(b)に示すように、2000Åのポ
リシリコン8を気相成長した後、ポリシリコン8及びポ
リシリコン3に対して異方性エッチングを行い、サイド
ウォールを形成する。ヒ素をエネルギー70KeV,ド
ーズ量1×1016cm-2でイオン注入し、高濃度n型領
域7を形成する。
【0019】次に図1(c)に示すように、全面に酸化
膜10を形成した後、酸化膜10及びゲート酸化膜2に
対し異方性エッチングを行ってサイドウォールを形成す
る。
【0020】次に図1(d)に示すように、1000Å
のチタンをスパッタ法により形成し、ランプアニール法
を用いてチタンシリサイド9(TiSi2)を、ポリシ
リコン8及び高濃度n型領域7上にのみ選択的に形成す
る。ポリシリコン5及びポリシリコン8及びポリシリコ
ン3は電気的に接続されている。
【0021】このように酸化膜のサイドウォール10に
よりゲートポリシリコン8上のチタンシリサイド9と高
濃度n型領域7上のチタンシリサイド9を十分に隔離す
ることができるため、ゲートとソース・ドレインの短絡
を防ぐことができる。
【0022】(実施例2)図2は、本発明の実施例2を
示す縦断面図である。
【0023】本実施例は酸化膜のサイドウォール10を
窒化膜のサイドウォール11に置き換えたものである。
窒化膜は酸化膜より絶縁膜としての耐圧が高いので、ゲ
ートとソース・ドレインの短絡を防ぐという意味におい
て、窒化膜を用いた方がより高い信頼性を得られる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、従来技術
のMOSトランジスタのゲート側面に酸化膜のサイドウ
ォールを設けることにより、ゲート上のチタンシリサイ
ドとソースメドレイン上のチタンシリサイドを十分に
(数千Å)離すことができるため、ゲートとソース・ド
レイン間の短絡をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を工程順に示す縦断面図であ
る。
【図2】本発明の実施例2を工程順に示す縦断面図であ
る。
【図3】従来例を工程順に示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 低濃度p型領域 2 ゲート酸化膜 3 ポリシリコン 4 酸化膜 5 ポリシリコン 6 低濃度n型領域 7 高濃度n型領域 8 ポリシリコン 9 チタンシリサイド 10 酸化膜 11 窒化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 29/78 H01L 21/28 301 H01L 21/336

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LDD部分を有するMOSトランジスタ
    を有する半導体装置において、 前記LDDを構成する低不純物濃度領域上のゲート酸化
    膜の上方には、ポリシリゲート電極が延在しており、 少なくとも前記低濃度不純物領域上のポリシリ電極の側
    壁には、絶縁膜からなる側壁が形成されており、 前記ポリシリゲート電極及びソース,ドレイン電極の上
    部は、シリサイド化されていることを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 一導電型の半導体基板の一主面上にゲー
    ト酸化膜を介して設けられた第1の多結晶シリコンと、 前記第1の多結晶シリコン上に設けられた第1の酸化膜
    と、 前記第1の酸化膜上に設けられた第2の多結晶シリコン
    と、 前記第2の多結晶シリコンの側面に設けられた第3の多
    結晶シリコンと、 前記第3の多結晶シリコンの側面に設けられた第2の酸
    化膜と、 前記第3の多結晶シリコン下の前記半導体基板上に設け
    られた低濃度で浅い第1の逆導電型不純物拡散領域と、 前記第1の逆導電型不純物拡散領域に隣接して設けられ
    た高濃度で深い第2の逆導電型不純物拡散領域と、 前記第2の多結晶シリコン上と前記第2の逆導電型不純
    物拡散領域上に設けられた金属シリサイドとを有し、 前記第3の多結晶シリコンは、前記低濃度の不純物拡散
    領域上で且つゲート酸化膜上に存在している ことを特徴
    とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板主表面上に、ゲート酸化膜,
    第1の多結晶シリコン膜,第1の酸化膜,第2の多結晶
    シリコン膜を順次積層形成する工程と、 前記第2の多結晶シリコン及び第1の酸化膜をエッチン
    グする工程と、 エッチング処理後の第2の多結晶シリコン及び第1の酸
    化膜をマスクとして基板に第1の不純物拡散領域を形成
    する工程と、 第3の多結晶シリコンを前記低濃度の不純物拡散領域上
    で且つゲート酸化膜上 に延在して形成し、前記第3の多
    結晶シリコン及び前記第1の多結晶シリコンをエッチン
    グして、前記第2の多結晶シリコンの側面にサイドウォ
    ールを形成する工程と、 第2の不純物拡散傾域を形成する工程と、 第2の酸化膜を形成し、前記第2の酸化膜及び前記ゲー
    ト酸化膜をエッチングして前記第3の多結晶シリコンの
    側面にサイドウォールを形成する工程と、 金属膜を形成し、アニールを行うことにより、前記第2
    の多結晶シリコン上と前記第2の不純物拡散領域上にの
    み選択的に金属シリサイドを形成する工程とを含むこと
    を特徴とするとする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の半導体装置の製造方法
    であって、第2の酸化膜が窒化膜であることを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
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KR960030440A (ko) * 1995-01-12 1996-08-17 모리시다 요이치 반도체 장치 및 그 제조방법
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