JP2979446B2 - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はトリクロサンを配合した
口腔用組成物に関し、更に詳述すればトリクロサンの界
面活性剤による活性低下が防止され、その殺菌作用が十
分に発揮され得る口腔用組成物に関する。
口腔用組成物に関し、更に詳述すればトリクロサンの界
面活性剤による活性低下が防止され、その殺菌作用が十
分に発揮され得る口腔用組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
歯磨等の口腔用組成物に有効成分としてトリクロサンを
配合するとその強力な殺菌作用により歯垢形成が抑制さ
れることが知られており、更にトリクロサンを配合した
口腔用組成物に亜鉛塩（特開昭６０−２３９４０９号、
同３−１２７７１９号、特公昭６４−１０４８９号）、
銅化合物（特開昭６２−８９６１４号）、ポリエチレン
グリコール（特開昭６２−１２６１１６号）などを配合
することが提案されている。
歯磨等の口腔用組成物に有効成分としてトリクロサンを
配合するとその強力な殺菌作用により歯垢形成が抑制さ
れることが知られており、更にトリクロサンを配合した
口腔用組成物に亜鉛塩（特開昭６０−２３９４０９号、
同３−１２７７１９号、特公昭６４−１０４８９号）、
銅化合物（特開昭６２−８９６１４号）、ポリエチレン
グリコール（特開昭６２−１２６１１６号）などを配合
することが提案されている。
【０００３】しかし、トリクロサンと通常発泡剤として
配合されるアルキル硫酸塩等の界面活性剤とを併用した
場合、その殺菌作用が著しく低下し、その効果が十分に
発揮されないという問題がある。本出願人は先に上記問
題を解決するため、トリクロサン及び界面活性剤を含有
する口腔用組成物にフェノール性化合物（特開平２−１
１５１１号）、水溶性カルシウム塩（特開平３−５４１
６号）を配合することを提案したが、更に効果的な解決
手段が望まれる。
配合されるアルキル硫酸塩等の界面活性剤とを併用した
場合、その殺菌作用が著しく低下し、その効果が十分に
発揮されないという問題がある。本出願人は先に上記問
題を解決するため、トリクロサン及び界面活性剤を含有
する口腔用組成物にフェノール性化合物（特開平２−１
１５１１号）、水溶性カルシウム塩（特開平３−５４１
６号）を配合することを提案したが、更に効果的な解決
手段が望まれる。
【０００４】なお、歯磨等の口腔用組成物には、使用し
たときに発泡性を与え、使用感を向上させるなどの目的
から界面活性剤を配合することは必須であり、特に陰イ
オン界面活性剤であるアルキル硫酸塩は最もよく使用さ
れている。従ってトリクロサンを口腔用組成物に配合す
る場合、その効果が界面活性剤により阻害されるという
ことは重大な問題であり、このためトリクロサンの界面
活性剤による活性低下を防止することが望まれるもので
ある。
たときに発泡性を与え、使用感を向上させるなどの目的
から界面活性剤を配合することは必須であり、特に陰イ
オン界面活性剤であるアルキル硫酸塩は最もよく使用さ
れている。従ってトリクロサンを口腔用組成物に配合す
る場合、その効果が界面活性剤により阻害されるという
ことは重大な問題であり、このためトリクロサンの界面
活性剤による活性低下を防止することが望まれるもので
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
事情に鑑み鋭意検討を重ねた結果、トリクロサン及びア
ルキル硫酸塩系界面活性剤を配合した口腔用組成物に水
溶性スズ塩を添加した場合、トリクロサンをアルキル硫
酸塩系界面活性剤含有の口腔用組成物に安定に配合し
得、トリクロサンの殺菌活性の低下が効果的に防止され
て、その強力な殺菌効果が有効に発揮されることを知見
した。
事情に鑑み鋭意検討を重ねた結果、トリクロサン及びア
ルキル硫酸塩系界面活性剤を配合した口腔用組成物に水
溶性スズ塩を添加した場合、トリクロサンをアルキル硫
酸塩系界面活性剤含有の口腔用組成物に安定に配合し
得、トリクロサンの殺菌活性の低下が効果的に防止され
て、その強力な殺菌効果が有効に発揮されることを知見
した。
【０００６】この場合、後述する実験例から明らかなよ
うに、トリクロサンとアルキル硫酸塩とを含む口腔用組
成物にピロリン酸第１スズ等の水難溶性乃至は水不溶性
スズ塩を配合してもかかる効果はなく、水溶性スズ塩を
配合する場合に初めて発揮する効果である。また、トリ
クロサンとアルキルエーテル硫酸塩に水溶性スズ塩を配
合してもトリクロサンの安定配合は達成されず、トリク
ロサン、アルキル硫酸塩、水溶性スズ塩の三者を併用し
た場合に意外にもトリクロサンが安定化するもので、こ
れら三者の組合せがトリクロサンの安定化効果に有効で
あることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
うに、トリクロサンとアルキル硫酸塩とを含む口腔用組
成物にピロリン酸第１スズ等の水難溶性乃至は水不溶性
スズ塩を配合してもかかる効果はなく、水溶性スズ塩を
配合する場合に初めて発揮する効果である。また、トリ
クロサンとアルキルエーテル硫酸塩に水溶性スズ塩を配
合してもトリクロサンの安定配合は達成されず、トリク
ロサン、アルキル硫酸塩、水溶性スズ塩の三者を併用し
た場合に意外にもトリクロサンが安定化するもので、こ
れら三者の組合せがトリクロサンの安定化効果に有効で
あることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
【０００７】なお、トリクロサン含有の口腔用組成物に
アルキル硫酸塩系界面活性剤又は水溶性スズ塩を配合す
ることは知られている（特開昭６２−８９６１４号、特
開平３−１２７７１９号等）がトリクロサン、アルキル
硫酸塩系界面活性剤及び水溶性スズ塩の三者を併用する
と、格別の作用効果が得られることは本発明者の新知見
である。
アルキル硫酸塩系界面活性剤又は水溶性スズ塩を配合す
ることは知られている（特開昭６２−８９６１４号、特
開平３−１２７７１９号等）がトリクロサン、アルキル
硫酸塩系界面活性剤及び水溶性スズ塩の三者を併用する
と、格別の作用効果が得られることは本発明者の新知見
である。
【０００８】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明の口腔用組成物は、練歯磨、潤製歯磨等の歯磨類、マ
ウスウオッシュ、歯肉マッサージクリーム、液状或はペ
ースト状の局所塗布剤、トローチ、チュイーンガム等と
して使用されるもので、トリクロサンとアルキル硫酸塩
系界面活性剤と水溶性スズ塩を含有してなるものであ
る。
明の口腔用組成物は、練歯磨、潤製歯磨等の歯磨類、マ
ウスウオッシュ、歯肉マッサージクリーム、液状或はペ
ースト状の局所塗布剤、トローチ、チュイーンガム等と
して使用されるもので、トリクロサンとアルキル硫酸塩
系界面活性剤と水溶性スズ塩を含有してなるものであ
る。
【０００９】ここで、トリクロサンの配合量は特に制限
されないが、通常口腔用組成物全体の０．００１〜１％
（重量％、以下同じ）であり、好ましくは０．０１〜
０．５％である。
されないが、通常口腔用組成物全体の０．００１〜１％
（重量％、以下同じ）であり、好ましくは０．０１〜
０．５％である。
【００１０】更に、界面活性剤として用いられるアルキ
ル硫酸塩は、炭素鎖が８〜１８のものが好適であり、一
般的には炭素数１０〜１４のものが好適に使用できる。
アルキル硫酸塩系界面活性剤として具体的には、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等が例示
される。
ル硫酸塩は、炭素鎖が８〜１８のものが好適であり、一
般的には炭素数１０〜１４のものが好適に使用できる。
アルキル硫酸塩系界面活性剤として具体的には、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等が例示
される。
【００１１】また、水溶性スズ塩は薬学的に配合可能な
ものであれば無機、有機化合物のいずれの化合物でもよ
く、例えばフッ化第１スズ、塩化第１スズ、フッ化塩化
第１スズ、酢酸第１スズ、硫酸第１スズ、酒石酸第１ス
ズ、グルコン酸第１スズ、クエン酸第１スズ等が使用で
き、中でもフッ化第１スズ、塩化第１スズ、グルコン酸
第１スズが好ましく使用できる。
ものであれば無機、有機化合物のいずれの化合物でもよ
く、例えばフッ化第１スズ、塩化第１スズ、フッ化塩化
第１スズ、酢酸第１スズ、硫酸第１スズ、酒石酸第１ス
ズ、グルコン酸第１スズ、クエン酸第１スズ等が使用で
き、中でもフッ化第１スズ、塩化第１スズ、グルコン酸
第１スズが好ましく使用できる。
【００１２】水溶性スズ塩の配合量は特に制限されない
が、通常、組成物全体の０．０１〜５％、特に０．１〜
２％の範囲で使用することが好ましい。水溶性スズ塩の
配合量が０．０１％に満たないとトリクロサンの組成物
中での活性低下を防止できない場合があり、５％を超え
ると組成物の使用感を損なう場合がある。
が、通常、組成物全体の０．０１〜５％、特に０．１〜
２％の範囲で使用することが好ましい。水溶性スズ塩の
配合量が０．０１％に満たないとトリクロサンの組成物
中での活性低下を防止できない場合があり、５％を超え
ると組成物の使用感を損なう場合がある。
【００１３】本発明の口腔用組成物には、上述した成分
に加えて更にその目的、組成物の種類に応じて研磨剤、
粘結剤、粘稠剤、発泡剤、香料成分、その他有効成分等
をトリクロサンの殺菌効果を損なわない程度に配合する
ことができる。
に加えて更にその目的、組成物の種類に応じて研磨剤、
粘結剤、粘稠剤、発泡剤、香料成分、その他有効成分等
をトリクロサンの殺菌効果を損なわない程度に配合する
ことができる。
【００１４】更に、本発明組成物はそのｐＨを５〜６．
５に調整することが好ましく、ｐＨが上記範囲外ではト
リクロサンの活性低下を十分に防止できない場合があ
る。
５に調整することが好ましく、ｐＨが上記範囲外ではト
リクロサンの活性低下を十分に防止できない場合があ
る。
【００１５】
【発明の効果】本発明の口腔用組成物は、水溶性スズ塩
を配合したことにより、アルキル硫酸塩によるトリクロ
サンの活性低下が防止され、その強力な殺菌作用で高い
歯垢形成抑制効果を発揮する。従って、本発明組成物は
歯周疾患の予防に有効である。
を配合したことにより、アルキル硫酸塩によるトリクロ
サンの活性低下が防止され、その強力な殺菌作用で高い
歯垢形成抑制効果を発揮する。従って、本発明組成物は
歯周疾患の予防に有効である。
【００１６】
【実施例】以下、実験例及び実施例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
【００１７】〔実験例〕 下記に示した組成に基づき試験液を調製し、この試験液
２．７ｍｌに１．０×１０ ９ ＣＦＵ／ｍｌの大腸菌浮遊
液を０．３ｍｌ添加し、３５℃の水浴中で１分間殺菌反
応を行なわせた。反応後、試験液をＳＣＤＬＰ培地（日
本製薬（株））で希釈し、その一定量をＳＣＤＬＰ寒天
平板（日本製薬（株））上で一晩培養し、生存菌数を求
め、下記基準でその効果を評価した。結果を表１に示
す。試験液組成
２．７ｍｌに１．０×１０ ９ ＣＦＵ／ｍｌの大腸菌浮遊
液を０．３ｍｌ添加し、３５℃の水浴中で１分間殺菌反
応を行なわせた。反応後、試験液をＳＣＤＬＰ培地（日
本製薬（株））で希釈し、その一定量をＳＣＤＬＰ寒天
平板（日本製薬（株））上で一晩培養し、生存菌数を求
め、下記基準でその効果を評価した。結果を表１に示
す。試験液組成
【００１８】
【表１】
【００１９】表１の結果より、トリクロサンをアルキル
硫酸塩系界面活性剤と併用すると、その殺菌活性は全く
認められない（Ｎｏ．３）。しかし、このようなトリク
ロサンと界面活性剤との併用系にフッ化第１錫等の水溶
性錫化合物を添加すると、トリクロサンの界面活性剤中
での殺菌力の低下が抑制されることがわかった（Ｎｏ．
６）。これらの効果は水不溶性の錫化合物（ピロリン酸
第１錫）を併用した場合には認められなかった（Ｎｏ．
７）。
硫酸塩系界面活性剤と併用すると、その殺菌活性は全く
認められない（Ｎｏ．３）。しかし、このようなトリク
ロサンと界面活性剤との併用系にフッ化第１錫等の水溶
性錫化合物を添加すると、トリクロサンの界面活性剤中
での殺菌力の低下が抑制されることがわかった（Ｎｏ．
６）。これらの効果は水不溶性の錫化合物（ピロリン酸
第１錫）を併用した場合には認められなかった（Ｎｏ．
７）。
【００２０】〔実施例１〕練歯磨 水酸化アルミニウム ４５．０％ ゲル化性シリカ ２．０ ソルビット ２５．０ カルボキシメチルセルロースナトリウム １．０ ショ糖モノパルミテート １．０ ラウリル硫酸ナトリウム １．５ サッカリンナトリウム ０．２ エタノール ０．１ 安息香酸ナトリウム ０．１ ゼラチン ０．１ トリクロサン ０．３ フッ化第１スズ ０．２ フィチン酸ナトリウム ０．５ 香料 １．０水 残 計 １００．０％
【００２１】〔実施例２〕練歯磨
【００２２】〔実施例３〕練歯磨 沈降性シリカ ２５．０％ ゲル化性シリカ ２．０ ソルビット ２０．０ プロピレングリコール ２．５ カルボキシメチルセルロースナトリウム １．０ ラウリルジエタノールアマイド １．０ ラウリル硫酸ナトリウム １．５ ラウロイルザルコシンナトリウム ０．３ サッカリンナトリウム ０．１ パラオキシ安息香酸エチル ０．１ トリクロサン ０．０５ グルコン酸第１スズ ０．３ ゼラチン ０．２ 香料 ０．８水 残 計 １００．０％
【００２３】〔実施例４〕口腔用パスタ セタノール １０．０％ スクワラン ２０．０ 沈降性シリカ ５．０ ポリオキシエチレン（４０モル）硬化ヒマシ油 ０．１ ソルビタンモノオレイン酸エステル １．０ ラウリル硫酸ナトリウム ０．２ グリチルレチン酸 ０．１ サッカリンナトリウム ０．６ トリクロサン ０．３ フッ化第１スズ ０．１ 香料 ０．６水 残 計 １００．０％
【００２４】〔実施例５〕口腔用パスタ 流動パラフィン １５．０％ セタノール １０．０ グリセリン ２０．０ ソルビタンモノパルミテート ０．６ ポリオキシエチレン（４０モル） ５．０ ソルビタンモノステアレート ラウリル硫酸ナトリウム ０．１ サッカリンナトリウム ０．５ 塩化ベンゼトニウム ０．１ トリクロサン ０．２ フッ化第１スズ ０．０５ 香料 ０．５水 残 計 １００．０％
【００２５】〔実施例６〕マウスウオッシュ ソルビット １０．０％ エタノール ５．０ ポリオキシエチレン（６０モル）硬化ヒマシ油 ０．１ ショ糖モノパルミテート ０．２ ラウリル硫酸ナトリウム ０．０５ サッカリンナトリウム ０．２ 水酸化ナトリウム ０．０５ トリクロサン ０．０５ フッ化第１スズ ０．１５ 香料 ０．６水 残 計 １００．０％
【００２６】〔実施例７〕口腔用トローチ 乳糖 ９７．０％ ポリオキシエチレン（６０モル）モノステアレート ０．２ ラウリル硫酸ナトリウム ０．０５ クロルヘキシジングルコン酸塩 ０．０２ ステビア抽出物 ０．２ 水溶性ゼラチン ０．４ トリクロサン ０．２ グルコン酸第１スズ ０．１ 香料 ０．０２ヒドロキシエチルセルロース 残 計 １００．０％
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A61K 7/16 A61K 7/18
Claims (1)
- 【請求項１】 トリクロサンとアルキル硫酸塩とを併用
した口腔用組成物に水溶性スズ塩を配合したことを特徴
とする口腔用組成物。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3318534A JP2979446B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 口腔用組成物 |
| US07/971,593 US5348733A (en) | 1991-11-06 | 1992-11-05 | Oral composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3318534A JP2979446B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 口腔用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05124941A JPH05124941A (ja) | 1993-05-21 |
| JP2979446B2 true JP2979446B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=18100196
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3318534A Expired - Fee Related JP2979446B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 口腔用組成物 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5348733A (ja) |
| JP (1) | JP2979446B2 (ja) |
Families Citing this family (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0797395A (ja) * | 1993-09-28 | 1995-04-11 | Kyowa Medex Co Ltd | ポルフイロモナス・ジンジバリス線毛蛋白質の配列を含有するペプチド類及びその用途 |
| US6139850A (en) * | 1994-12-21 | 2000-10-31 | Cosmederm Technologies | Formulations and methods for reducing skin irritation |
| US7404967B2 (en) * | 1994-12-21 | 2008-07-29 | Cosmederm, Inc. | Topical product formulations containing strontium for reducing skin irritation |
| US5690911A (en) * | 1996-06-07 | 1997-11-25 | Colgate Palmolive Company | Oral composition containing a mixed surfactant system for promoting antibacterial compound uptake on dental tissue |
| US5833954A (en) * | 1996-08-20 | 1998-11-10 | American Dental Association Health Foundation | Anti-carious chewing gums, candies, gels, toothpastes and dentifrices |
| US5780015A (en) * | 1997-05-14 | 1998-07-14 | Colgate Palmolive Company | Dentifrice for the treatment of dentinal hypersensitivity having limited astringency |
| US6280707B1 (en) | 1998-12-15 | 2001-08-28 | Dentsply International Inc. | Oral prophalaxis paste |
| WO2000062750A1 (en) * | 1999-04-19 | 2000-10-26 | Unilever N.V. | Oral care composition |
| EP1227789B1 (en) * | 1999-11-12 | 2004-09-22 | The Procter & Gamble Company | Improved dual phase stannous oral compositions |
| WO2003017965A1 (en) * | 2001-08-24 | 2003-03-06 | Unilever N.V. | Oral composition comprising an alkylhydroxybenzoate |
| US8974772B2 (en) * | 2004-12-28 | 2015-03-10 | Colgate-Palmolive Company | Two phase toothpaste composition |
| US20060140882A1 (en) * | 2004-12-29 | 2006-06-29 | Tambs Gary E | Two phase whitening oral care composition |
| WO2014100930A1 (en) | 2012-12-24 | 2014-07-03 | Colgate-Palmolive Company | Oral care composition |
| WO2017081725A1 (ja) * | 2015-11-09 | 2017-05-18 | 花王株式会社 | 口腔用組成物 |
| CA3144448A1 (en) | 2019-06-28 | 2020-12-30 | Arif Ali Baig | Oral care compositions comprising tin ions |
| WO2020264563A1 (en) | 2019-06-28 | 2020-12-30 | The Procter & Gamble Company | Dentifrice compositions comprising tin ions |
| US11135143B2 (en) | 2020-06-25 | 2021-10-05 | The Procter & Gamble Company | Oral care compositions comprising tin ions |
Family Cites Families (25)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| DE3532860C1 (de) * | 1985-09-14 | 1987-03-12 | Blendax Werke Schneider Co | Mittel zur oralen Hygiene |
| GB8526093D0 (en) * | 1985-10-22 | 1985-11-27 | Beecham Group Plc | Composition |
| US4894220A (en) * | 1987-01-30 | 1990-01-16 | Colgate-Palmolive Company | Antibacterial antiplaque oral composition |
| US5032386A (en) * | 1988-12-29 | 1991-07-16 | Colgate-Palmolive Company | Antiplaque antibacterial oral composition |
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| US5180578A (en) * | 1987-01-30 | 1993-01-19 | Colgate-Palmolive Company | Antibacterial antiplaque anticalculus oral composition |
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