JP2979382B2 - 建築物の縦葺き外装構造 - Google Patents

建築物の縦葺き外装構造

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JP2979382B2 JP8114361A JP11436196A JP2979382B2 JP 2979382 B2 JP2979382 B2 JP 2979382B2 JP 8114361 A JP8114361 A JP 8114361A JP 11436196 A JP11436196 A JP 11436196A JP 2979382 B2 JP2979382 B2 JP 2979382B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築物の屋根や壁に
施工される縦葺き(縦張り)外装構造にあって、従来の
構造に比べて雨仕舞性と強度性能を高めた建築物の縦葺
き外装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築用の縦葺き外装材にあって、
雨仕舞性能や強度性能といった諸性能を向上させること
を目的として多くの提案がなされている。例えば特公平
2−56464号公報には、屋根板本体部の左右側縁に
略鉛直状の内側立上り部(係合防水壁)を設け、且つそ
の外側に外側立上り部(防水壁)を設けた屋根板と、下
地への固定部(水平部)の左右に略鉛直状の垂直壁及び
防水脚片を有する接続材とからなる外装構造が記載され
ている。この外装構造は、横方向に隣接して並設した前
記屋根板の側部上に前記接続材を跨がるように固定し、
具体的には接続材の垂直壁を屋根板の両立上り部間に、
接続材の防水脚片を屋根板の内側立上り部の内側に位置
させることにより、屋根板を接続材で上方から押圧保持
した構造であって、さらに接続材カバーで上方を覆って
いる。この外装構造では、施工を完了した状態におい
て、側面からの雨水の浸入に対し、二重の雨仕舞性能を
備えているが、内側立上り部を形成しているために原材
料の幅に対する屋根板本体の働き幅(有効幅)が小さく
なるので、材料の歩留まりが悪化してしまう。また、内
側立上り部が形成されていることにより、曲げ工程が複
雑になり、成形機が大型化してしまうので、製造コスト
が増加するし、現場成形が困難になるという問題があ
る。
【0003】一方、比較的簡易な形状に形成した縦葺き
屋根板を用いながら毛細管現象防止空間を形成した屋根
構造に関し、実公昭52−4744号公報や意匠登録第
812702号公報に示されるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
各公報に記載の構造は、屋根板本体を保持する連結型材
(保持部材)と該連結型材の固定用凹部を隠蔽するキャ
ップ(カバー)とがアルミ合金やアルミニウム製である
ため、以下のような問題を生ずるものであった。外装に
現れる屋根板とアルミ押出型材とは通常色が一致してい
ないと見映えが悪い。屋根板本体には通常プレコート材
が使用されるので、外装に現れるアルミ押出型材は、施
主の要求によって選択される色、即ちプレコート材の色
に併せる必要がある。このため、アルミ押出型材の製造
業者より自社工場に納品された型材を、塗色決定後に塗
装業者に搬出し、そこで塗装を施した後に再度自社工場
に搬入し、改めて購入者または施工現場に納品するとい
う作業が必要になるものであった。しかも、外装用とい
う用途により、前記塗装にはプレコート材に準じる高耐
久性が要求されるが、屋根板と型材とは素材が相違する
ためプレコート材に用いた塗料或いは塗装法をそのまま
適用できない等の理由により、塗装作業が困難となり、
その塗装費も高額となるものであった。このように屋根
板と異なる材質の型材を用いることにより、強度性能を
向上できる反面、塗装に伴う作業の増加、塗装前後の型
材の品質管理、物品費用の増大などが生ずるものであっ
た。勿論、前記の屋根構造に屋根板と同素材の型材を用
いた場合には強度性能が著しく低下してしまう。
【0005】また、実公昭61−4578号公報には、
前記の従来例とは異なる技術思想ながら隣接する外装材
本体(どぶ板)間に、樹脂材料に外装材本体と同素材の
かっぱ板を貼着してなるカバー(かっぱ)を被着した金
属瓦棒葺屋根が記載されている。しかし、上記の屋根に
も以下のような問題があった。樹脂材料は、カバーを補
強する真木の代替品であるが、そもそも柔軟性を期待す
るものであるから、外装材本体の保持強度の向上は殆ど
期待できなかった。また、カバーの固定は、その頂部を
止ビスで垂木に貫通固定するものであるから、カバーの
固定位置を正確に位置決めすることができず、また大き
な積載荷重(積雪や人間)が作用した場合には側片が大
きく変形する結果となるものであった。さらに、前記固
定に関連して、止ビスの頭部がカバーから突出するの
で、頭部廻りを防水処理する必要があり、外観意匠上好
ましくないものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記事情に鑑み
提案されたもので、外装下地上に、縦葺き外装材を敷設
して保持部材で外装下地に固定し、縦葺き外装材の保持
部分並びに保持部材を覆うようにカバーを配設してなる
建築物の縦葺き外装構造にあって、前記縦葺き外装材
は、中央の面板部の左右側縁に立上り部を有し、前記保
持部材は、前記縦葺き外装材の立上り部を支持する支持
部と、前記面板部の立上り部より内方に離間した位置に
臨む押圧部と、押圧部の外方端から立上る起立部と、前
記起立部と支持部との間に位置するカバー保持部を有
し、前記カバーは、前記保持部材の起立部を包持する包
持凹部と、前記カバー保持部と係合する係合部を有し、
保持部材の支持部と押圧部で縦葺き外装材を下地に保持
すると共に、カバー保持部でカバーを保持してなること
を特徴とする建築物の縦葺き外装構造に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の建築物の縦葺き外装構造
に使用する縦葺き屋根用、若しくは縦張り外壁用の縦葺
き外装材(以下、外装材という)1は、保持部材3で外
装下地2上に固定されるものであり、概して外装構造
は、前記外装下地2上の外装材1と保持部材3と、保持
部材3に保持されて外装材1の保持部分並びに保持部材
3を覆うよう配設されるカバー4とを有する。
【0008】前記外装材1は、基本的に中央に面板部1
1を、その左右側縁に立上り部12を有する構成であ
り、表面化粧鋼板、ラミネート鋼板、メッキ鋼板、ステ
ンレス鋼板、アルミ合金板、チタン合金板、銅板、真鍮
板、鉛板等の公知の金属素材、炭素繊維積層板、硬質樹
脂板等より成形され、素材が金属板の場合にはロール成
形、或いはプレス成型、或いは両者の組合せにより成形
(成型)される。素材が非金属素材の場合には、主に型
成型により成型される。また、その素材厚は特に限定す
るものではないが、概ね0.4乃至1.6mm程度であ
る。この外装材1は、3乃至10m程度の定尺材に工場
生産して現場に搬入し、重ね継ぎやシーリング等公知の
接続手段によって、接続、施工しても良い。図1の外装
構造に用いられる外装材1は、立上り部12が略鉛直状
であり、上端が内側下方へ折り返されている。尚、面板
部11の裏面には、結露防止及び防音対策上、ポリエチ
レンフォーム等の裏貼り材を添装しても良い。
【0009】前記外装下地2は、木造、鉄骨造、コンク
リート造等、釘、ビス、アンカー等の固定具が取付可能
な全ての建築躯体を用いることができ、前記躯体上に断
熱その他の必要に応じて敷設する木毛セメント板等のボ
ード類を含む。したがって、前記外装材1と躯体との間
に介装されるボード類が固定具の取付強度を有する場合
を例外として、原則的には保持部材3を固定するための
固定具は、前記ボード類を貫通して躯体を構成する母屋
や垂木等の補助部材に固定される。瓦棒葺き等の既設の
屋根をそのまま外装下地2とすることもあるし、その一
部を撤去して外装下地2とすることもある。
【0010】前記外装材1を保持する保持部材3は、基
本的に前記外装材1の立上り部12を支持する支持部3
1と、前記面板部11の立上り部12より内方に離間し
た位置に臨む押圧部32と、押圧部32の外方端から立
上る起立部33と、前記起立部33と支持部31との間
に位置するカバー保持部34を有する構成であって、ア
ルミや硬質樹脂による押出成形品、メッキ鋼板、ステン
レス鋼板等のロール及びプレス加工品或いはセラミック
等よりなり、特にその材質を限定するものではない。図
1の外装構造に用いられる保持部材3は、図2に示すよ
うに長尺であって、中央に固定部35が形成され、該固
定部35の左右側縁を上向きに折り上げた縦片36と、
該縦片36の上端を外側下方に折り下げた傾斜片37と
の裏面側に前記外装材1の立上り部12(の上端)を支
持する支持部31が形成される構成である。また、前記
傾斜片37の下端を外方へ水平に延在させて押圧部32
が形成され、該押圧部32の外方端を上向きに折り上げ
て起立部33が形成され、該起立部33の上端を内側下
方へ折り返してカバー保持部34が形成される。
【0011】前記保持部材3に保持されて外装材1の保
持部分並びに保持部材3を覆うように配設されるカバー
4は、基本的に前記保持部材3の起立部33を包持する
包持凹部41と、前記カバー保持部34と係合する係合
部42を有する構成であり、一般的には前記外装材1と
同一素材により成形される。但し、テーマパークやイベ
ント施設のように塗色や素材を変えることで意識的且つ
積極的に外装面意匠のアクセントとして用いる場合はこ
の限りではない。また、このカバー4は、前記外装材1
と同様に3乃至10m程度の定尺材に工場生産して現場
に搬入し、重ね継ぎやシーリング等公知の接続手段によ
って、接続、施工しても良い。図1の外装構造に用いら
れるカバー4は、頂部から左右下方へ傾斜させた被着部
43の左右の端縁を下方へ折下げた縦片部44,44を
有し、その下端を内方へ上向きU字状に折り返した包持
凹部41の下部に下り段状の係合部42を形成した構成
である。尚、包持凹部41の外側下端は図示実施例では
面板部11の上方に位置しているが、面板部11の表面
に近接する程度に延長させても良い。この場合、保持部
材3を外観上隠蔽するので、アルミ押出型材としても塗
装を必要とすることがない。尚、被着部43の裏面に
は、結露防止及び防音対策上、ポリエチレンフォーム等
の裏貼り材を添装しても良い。
【0012】図1の外装構造を施工するには、まず外装
下地2上に墨出しされた割付線にしたがって外装材1を
敷設し、次いで保持部材3を、支持部31,31が隣り
合う外装材1,1の立上り部12,12を支持するよう
に被着し、固定部35から適当な固定具を打ち込んで固
定し、さらに、カバー4を冠着すれば良い。保持部材3
の配設に際し、保持部材3の押圧部32は、外装材1の
面板部11の立上り部12より内方に離間した位置に臨
んで当接若しくは僅かに間隔を空けて近接し、実質的に
面板部11を押圧している。したがって、保持部材3
は、支持部31と押圧部32との2箇所で外装材1を保
持している。カバー4の配設に際し、左右の包持凹部4
1,41を保持部材3の起立部33,33に臨ませて上
方から押圧すると、係合部42とカバー保持部34とが
弾性係合して一体的に取付けられる。
【0013】この図1の外装構造において、外装材1は
極めて簡易な形状であるが、前記のように保持部材3に
2箇所を保持されて位置を規制され、面板部11の立上
り部12より内方に離間した位置に押圧部32が臨むよ
うにしたので、保持部材3の傾斜片37の下面側に大き
な空間Aが形成され、また傾斜片37の上面側にも大き
な空間Bが形成されるので、押圧部32と面板部11と
の間、係合部42とカバー保持部34との間からの雨水
の侵入を防止し、仮に雨水が侵入することがあっても毛
細管現象を防止してそれ以上の侵入を防止することがで
きる。また、前記空間A,Bは、正圧や負圧に対して高
い曲げ強度を発揮し、さらにカバー4の包持凹部41及
び保持部材3の起立部33と相まって積雪荷重や風荷重
等の外装構造に想定される各種の荷重に対し、高い強度
性能を奏する。さらに、保持部材3をアルミ押出型材と
しても、カバー4によって覆われるので、外装材1の色
に応じた塗装を行う必要がなく、塗装に伴う作業の増
加、コストの増大等を防止することができる。保持部材
3を外装材1やカバー4と同一素材で成形する場合に
は、カバー4の包持凹部41の外側が短くて保持部材3
自体が露出しても外観を害することがなく、さらに材料
の供用により素材の品質管理が容易となり、コストの抑
制も可能となる。
【0014】以下に示す他の実施形態において、既に説
明した箇所については図面に同一符号を付して説明を省
略する。外装材及びカバー材については形状が異なるも
のも同一機能を有する箇所に同一符号を付した。保持部
材については態様が多いため、別符号を付した。図3に
示す外装構造は、外装材1の敷設に先んじて外装下地2
上に予め断面ハット状の垂木30を配置固定したもので
あって、木質系、他の金属系の桟や垂木を配置しても同
様であるが、外装材1の敷設に際してガイド機能を果た
すので、敷設作業が容易になる。上記垂木30は、外装
下地2の一部と看做すこともできるし、保持部材の一部
と看做すこともできる。このように保持部材は複数部材
(3’,30)から構成しても良い。尚、このことは後
述する図6,8,10の外装構造にてより詳細に説明す
る。
【0015】尚、この図3の外装構造に用いた外装材1
の立上り部12は、外側上方に傾斜する下半部分121
と鉛直状の上半部分122とからなり、その立上り基端
部分を保持部材3’の押圧部32で押圧されているの
で、位置規制作用が大きいものとなる。また、前記図1
の外装構造では押圧部32を面板部11の立上り部12
より内方に離間した位置に臨ませることにより空間Aが
形成されるようにしたが、この図3の外装構造のように
しても同様の空間Aが形成されるので、前記位置規制作
用に加えて前記図1の外装構造と同様の雨仕舞性能及び
強度性能を有するものとなる。
【0016】図4に示す外装構造は、図5に示す保持部
材3”を用いたものであって、カバー4を保持するカバ
ー保持部34は傾斜片37の一部を切り起こして形成し
たものであり、カバー4の係合部42は内側へく字状に
折曲して形成したものであって、前記の図1,3の外装
構造と同様にカバー保持部34”と係合部42とが弾性
係合する。このようにカバー保持部34”は起立部33
と支持部31との間に位置するものであれば特にその位
置並びにその構成を限定するものではない。
【0017】この図4の外装構造において、保持部材3
の形状及びカバー4の形状が簡易であるため、その成形
性が優れ、特に保持部材3は成形に用いる部材面積が少
ないという利点もある。
【0018】図6に示す外装構造は、図7に示す複数部
材5a,5bからなる保持部材5を用いたものであっ
て、便宜的に断面U字状に成形されるピース材を下部保
持部材5aとし、上方から被覆する長尺材を上部保持部
材5bとする。前記の下部保持部材5aは、中央に固定
部55が形成され、その左右から立上る縦片56の外側
上端に楔状の支持部51が形成された構成である。ま
た、内側中程に上部保持部材5bと係合する楔状の接続
係合部58が形成されている。前記の上部保持部材5b
は、断面円弧状部分の左右側縁の下部に下り段状のカバ
ー保持部54が形成され、その下端を外側下方へ延在さ
せた傾斜片57の下端を上方へ折り上げて起立部53が
形成された構成であり、前記傾斜片57及び起立部53
の下端が押圧部52となる。また、前記断面円弧状部分
の下面には左右一対の垂下片が形成され、該垂下片の下
端外側に前記接続係合部58と係合する楔状の接続部5
9が形成されている。さらに、前記断面円弧状部分の下
面から垂下する短片状の補助支持部51’が設けられて
いる。また、この図6の外装構造に用いる外装材1は、
立上り部12が外側へ傾斜するように形成され、カバー
4は、係合部42が内側上方へ折り返されて形成された
構成である。
【0019】この外装構造を施工するには、外装材1の
敷設前に下部保持部材5aが外装下地2に固定され、外
装材1の敷設に際して下部保持部材5aに形成された支
持部51に立上り部12を支持させた後、上部保持部材
5bを下部保持部材5aに一体的に固定し、さらにカバ
ー4を冠着すればよい。上部保持部材5bの配設に際
し、下部保持部材5aの接続係合部58に接続部59を
弾性係合させて一体的に固定するが、押圧部52は外装
材1の面板部11の立上り部12より内方に離間した位
置を押圧し、補助支持部51’は立上り部12の上端内
側に沿って、立上り部12の支持をより確実なものにし
ている。カバー4の配設に際し、係合部42と上部保持
部材5bのカバー保持部54とを弾性係合させて一体的
に取付けるが、その断面円弧状の被着部43は上部保持
部材5bの断面円弧状部分に支持されて変形防止がなさ
れている。
【0020】この図6の外装構造において、保持部材5
(5a,5b)はアルミ押出型材として作成され、極め
て強度性能が高いものとなる。また、上部保持部材5b
と下部保持部材5aとの接続についても弾性係合させる
ものであるから、施工性にも優れたものとなる。また、
下部保持部材5aは短尺なピース材で良いので、材料コ
ストの増大を抑制することができる。また、上部保持部
材5bの断面円弧状部分はカバー4の被着部43を下方
から支持しているので、正荷重に対する耐久強度が向上
し、その変形を防止することができる。さらに、下部保
持部材5aが前記図3等における垂木30と同様に外装
材1の敷設に際してガイド機能を果たす。即ち、外装材
1は、その立上り部12を下部保持部材5aの側面に沿
わせて容易に敷設することができる。しかもこの下部保
持部材5aには、支持部51が設けられて外装材1の立
上り部12を支持するので、上部保持部材5bを固定す
るまでの仮保持機能が果たされる。
【0021】図8に示す外装構造は、図9に示す複数部
材6a,6a,6bからなる保持部材6を用いたもので
あって、垂木60を下部保持部材と看做した場合にはこ
れらは上部保持部材6である。前記保持部材6のうち、
左右対称に配する長尺材6a,6aは、断面逆U字状の
支持部61の外側下方へ向かう傾斜片67が形成され、
その下端を外側へ水平に延在させた押圧部62が形成さ
れ、さらにその外側側縁を上方へ折り上げて起立部63
が形成される構成である。前記保持部材6のうち、中央
に配するピース材6bは、その中央に固定部65が形成
され、その左右から立上る縦片66の上端を逆U字状に
屈曲して接続保持部を形成し、さらに外側下方へ延在さ
せてカバー保持部64が形成される構成である。また、
この図8の外装構造に用いるカバー4は、その被着部4
3の形状が異なるが、前記図4の外装構造に用いたカバ
ー4と同様の係合部42が形成される構成であって、ピ
ース材6bのカバー保持部64との係合構造も前記図4
のものと同様である。
【0022】この外装構造を施工するには、外装下地2
上の垂木60に外装材1を敷設した後、前記の長尺材6
a,6a及びピース材6bを配設すれば良く、長尺材6
a,6aの支持部61を外装材1の立上り部12の上端
に被覆させて支持した後、ピース材6bの接続保持部を
その上方から被覆した状態で固定部65から適当な固定
具を垂木60に打ち込めば、長尺材6aの支持部61が
ピース材6bの接続保持部と外装材1の立上り部12と
の間に挟着状に保持される。このように保持部材の接続
(一体化)手段は、特に限定するものではなく公知の如
何なる手段によるものでも良い。
【0023】この外装構造において、金属板(主に鋼
板)プレス加工して成形されるピース材6bは短尺なピ
ース材であり、長尺材6aは一種類の成形で良く、また
ケラバや壁取合納めのように一方に外装材がない場合に
は、これを省略できるので、材料コストの増大を抑制す
ることができる。
【0024】図10に示す外装構造は、図11に示す複
数部材7a,7b,7b,7cからなる保持部材7を用
いたものであって、中央に配置するH型のピース材が下
部保持部材7aであって、左右対称に配する長尺材7
b,7bと上方から被覆する長尺な被覆材7cとで上部
保持部材が形成される。また、このように保持部材は下
部保持部材、上部保持部材に分けて構成することは勿
論、上部保持部材を複数部材で構成しても良い。当然、
下部保持部材についても同様である。前記の下部保持部
材7aは、対向する縦片76,76の中程を連結する固
定部75が形成され、縦片76の上端内側に楔状の接続
係合部78が形成される構成である。前記の長尺材7
b,7bは、前記図8,9における長尺材6aと同一で
あり、断面逆U字状の支持部71、傾斜片77、押圧部
72、起立部73が形成される構成である。前記の被覆
材7cは、断面逆U字状部分の左右側縁から外側下方に
延在するカバー保持部74が形成された構成であり、前
記断面逆U字状部分の下面には一対の逆L字状垂下片が
形成され、該垂下片の下端外側に前記下部保持部材7a
の接続係合部78と係合する楔状の接続部79が形成さ
れている。また、前記断面逆U字状部分の下端部分と前
記逆L字状垂下片の上部とで形成される逆U字状部分を
接続保持部とする。また、この図10の外装構造に用い
る外装材1は、立上り部12が単なる鉛直状縦片であ
り、カバー4は、被着部43の形状が異なるが、前記図
4の外装構造に用いたカバー4と同様の係合部42が形
成される構成であって、被覆材7cのカバー保持部74
との係合構造も同様である。
【0025】この外装構造を施工するには、外装材1の
敷設前に下部保持部材7aを外装下地2上に固定し、次
いで外装材1を敷設した後、前記の上部保持部材(7
b,7b,7c)を配設すれば良く、長尺材7b,7b
の支持部71を外装材1の立上り部12の上端に被覆さ
せて支持した後、被覆材7cの接続保持部をその上方か
ら被覆した状態で下部保持部材7aの接続係合部78に
接続部79を係合させれば良い。
【0026】この図10の外装構造において、下部保持
部材7aが前記図3,8等における垂木30,60及び
前記図6における下部保持部材5aと同様に外装材1の
敷設に際してガイド機能を果たす。また、前記図6と同
様に弾性係合にて保持部材7を一体に接続することがで
き、その際の長尺材7bは、前記図8における長尺材6
aと同様に挟着状に保持されるものである。
【0027】図12に示す外装構造は、外装材1の立上
り部12が、外側上方に傾斜する下半部分123の上端
に内側へく字状に折曲された被支持部124が形成され
た構成であり、被支持部124の上端は外方へ傾斜して
いるが、その敷設時には下部保持部材8aに弾性により
鉛直状に当接している。保持部材8は、左右外方へ突出
する短片状の支持部81を設けた以外は前記図10にお
ける下部保持部材7aとほぼ同一の構成を有する下部保
持部材8aと、前記図6における上部保持部材5bとほ
ぼ同一の構成を有する上部保持部材8bとからなり、下
部保持部材8aには前記支持部81の他に固定部85及
び接続係合部88が形成され、上部保持部材8bには押
圧部82、起立部83、カバー保持部84、接続部89
が形成されている。カバー4も被着部43の形状が異な
る以外は前記図6におけるカバー7とほぼ同一の構成を
有する。
【0028】この図12の外装構造において、外装材1
の支持は、下部保持部材8aの支持部81に被支持部1
24が弾性的に保持される状態でなされている。このよ
うに外装材1の立上り部12の支持構造については、特
に限定するものではなく、前記被支持部124のように
係合箇所を設ける等して適宜に係合構造を設定すること
ができる。これらの例を図13に示した。
【0029】尚、図14に示す保持部材3のように、押
圧部32にパッキング9やシーリング等の防水処理を施
すようにすると、雨仕舞性能は一層向上する。起立部3
3先端についても同様である。
【0030】以上本発明を図面の実施の形態に基づいて
説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限
りどのようにでも実施することができる。例えば各実施
形態の図面ではアスファルトルーフィングやアスファル
トフェルト等の公知の防水材を図示していないが、これ
らの使用を妨げるものではない。外装下地に繊維系断熱
材等が敷設されている場合には、それらの養生の観点か
ら張設することが好ましい。また、カバー自体の外観意
匠上の理由により、カバーと保持部材との間に間隙が形
成される場合には、必要に応じてカバーの変形防止のた
めに前記間隙を充填するバックアップ材を介装しても良
い。このようなバックアップ材としては、ポリウレタ
ン、ポリスチレン、フェノール等の樹脂発泡材、グラス
ウール、木毛等の繊維系成形材を使用することができ
る。
【0031】
【発明の効果】以上要するに本発明の建築物の縦葺き外
装構造は、縦葺き外装材が極めて簡易な形状であっても
保持部材に2箇所を保持され、しかも縦葺き外装材の面
板部の立上り部より内方に離間した位置に押圧部が臨む
ようにすると共に起立部と支持部との間にカバー保持部
を位置させるようにしたので、押圧部の内側並びにカバ
ー保持部の内側にそれぞれ大きな空間が形成され、押圧
部と面板部との間、係合部とカバー保持部との間からの
雨水の侵入を防止し、仮に雨水が侵入することがあって
も毛細管現象を防止してそれ以上の侵入を防止すること
ができる。
【0032】また、前記の空間は、正圧や負圧に対して
高い曲げ強度を発揮し、カバーの包持凹部及び保持部材
の起立部と相まって積雪荷重や風荷重等の外装構造に想
定される各種の荷重に対して高い強度性能を奏するもの
となる。さらに、保持部材をアルミ押出型材としても、
カバーによって覆われるので、縦葺き外装材の色に応じ
た塗装を行う必要がなく、塗装に伴う作業の増加、コス
トの増大等を防止することができる。保持部材を縦葺き
外装材やカバーと同一素材で成形する場合には、カバー
の包持凹部の外側が短くて保持部材自体が露出しても外
観を害することがなく、さらに材料の供用により素材の
品質管理が容易となり、コストの抑制も可能となる。
【0033】また、外側上方に傾斜する下半部分を形成
した立上り部を設けると共に、押圧部を面板部の立上り
部の基端に臨むようにした場合も、前記と同様に押圧部
の内側並びにカバー保持部の内側にそれぞれ大きな空間
が形成されるので、同様の効果を奏する。加えてこの場
合には、縦葺き外装材の位置を規制する効果も高いもの
となる。
【0034】さらに、保持部材を、縦葺き外装材の敷設
前に外装下地に固定されて、縦葺き外装材の立上り部を
支持する下部保持部材と、縦葺き外装材の敷設後に下部
保持部材に固定されて、縦葺き外装材の面板部を押圧保
持する長尺な上部保持部材とからなるようにした場合、
下部保持部材がガイド機能を果たすので、外装材は、そ
の立上り部を下部保持部材の側面に沿わせて容易に敷設
することができる。また、下部保持部材の支持部に縦葺
き外装材の立上り部を支持させることができるので、上
部保持部材を固定するまでの仮保持機能が果たされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外装構造の一実施態様を示す断面図で
ある。
【図2】図1の外装構造に用いる保持部材を示す斜視図
である。
【図3】本発明の外装構造の他の一実施態様を示す断面
図である。
【図4】本発明の外装構造の他の一実施態様を示す断面
図である。
【図5】図4の外装構造に用いる保持部材を示す斜視図
である。
【図6】本発明の外装構造の他の一実施態様を示す断面
図である。
【図7】図6の外装構造に用いる保持部材を示す斜視図
である。
【図8】本発明の外装構造の他の一実施態様を示す断面
図である。
【図9】図8の外装構造に用いる保持部材を示す斜視図
である。
【図10】本発明の外装構造の他の一実施態様を示す断
面図である。
【図11】図10の外装構造に用いる保持部材を示す斜
視図である。
【図12】本発明の外装構造の他の一実施態様を示す断
面図である。
【図13】本発明に用いる縦葺き外装材の立上り部の別
の態様を示す断面図である。
【図14】本発明に用いる保持部材の押圧部に装着する
パッキング断面図である。
【符号の説明】
1 (縦葺き)外装材 11 面板部 12 立上り部 121 下半部分 124 被支持部 2 外装下地 3,5,6,7,8 保持部材 31 支持部 32 押圧部 33 起立部 34 カバー保持部 4 カバー 41 包持凹部 42 係合部 A,B 空間

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装下地上に、縦葺き外装材を敷設して
    保持部材で外装下地に固定し、縦葺き外装材の保持部分
    並びに保持部材を覆うようにカバーを配設してなる建築
    物の縦葺き外装構造にあって、 前記縦葺き外装材は、中央の面板部の左右側縁に立上り
    部を有し、 前記保持部材は、前記縦葺き外装材の立上り部を支持す
    る支持部と、前記面板部の立上り部より内方に離間した
    位置に臨む押圧部と、押圧部の外方端から立上る起立部
    と、前記起立部と支持部との間に位置するカバー保持部
    を有し、 前記カバーは、前記保持部材の起立部を包持する包持凹
    部と、前記カバー保持部と係合する係合部を有し、 保持部材の支持部と押圧部で縦葺き外装材を下地に保持
    すると共に、カバー保持部でカバーを保持してなること
    を特徴とする建築物の縦葺き外装構造。
  2. 【請求項2】 外装下地上に、縦葺き外装材を敷設して
    保持部材で外装下地に固定し、縦葺き外装材の保持部分
    並びに保持部材を覆うようにカバーを配設してなる建築
    物の縦葺き外装構造にあって、 前記縦葺き外装材は、中央の面板部の左右側縁に、外側
    上方に傾斜する下半部分を形成した立上り部を有し、 前記保持部材は、前記縦葺き外装材の立上り部を支持す
    る支持部と、前記面板部の立上り部の基端に臨む押圧部
    と、押圧部の外方端から立上る起立部と、前記起立部と
    支持部との間に位置するカバー保持部を有し、 前記カバーは、前記保持部材の起立部を包持する包持凹
    部と、前記カバー保持部と係合する係合部を有し、 保持部材の支持部と押圧部で縦葺き外装材を下地に保持
    すると共に、カバー保持部でカバーを保持してなること
    を特徴とする建築物の縦葺き外装構造。
  3. 【請求項3】 保持部材は、複数の部材からなることを
    特徴とする請求項1又は2の何れか一項に記載の建築物
    の縦葺き外装構造。
  4. 【請求項4】 保持部材は、縦葺き外装材の敷設前に外
    装下地に固定されて、縦葺き外装材の立上り部を支持す
    る下部保持部材と、縦葺き外装材の敷設後に下部保持部
    材に固定されて、縦葺き外装材の面板部を押圧保持する
    長尺な上部保持部材とからなることを特徴とする請求項
    1〜3の何れか一項に記載の建築物の縦葺き外装構造。
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