JP2978977B2 - 走行模型体 - Google Patents

走行模型体

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JP2978977B2 JP7169312A JP16931295A JP2978977B2 JP 2978977 B2 JP2978977 B2 JP 2978977B2 JP 7169312 A JP7169312 A JP 7169312A JP 16931295 A JP16931295 A JP 16931295A JP 2978977 B2 JP2978977 B2 JP 2978977B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63FCARD, BOARD, OR ROULETTE GAMES; INDOOR GAMES USING SMALL MOVING PLAYING BODIES; VIDEO GAMES; GAMES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A63F9/00Games not otherwise provided for
    • A63F9/14Racing games, traffic games, or obstacle games characterised by figures moved by action of the players
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  • Toys (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば競馬ゲーム装置
においてゲーム盤面上を走行する模型馬装置等に用いら
れ、フィールド上を走行可能な基部上に動物を模した模
型体が支持されてなる走行模型体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の走行模型体としては、例えば実
開平1−152698号公報や実登3009057号公
報に記載されたようなものが知られている。これら走行
模型体はいずれも競走馬及び騎手を模した模型馬装置で
あり、いわゆる競馬ゲーム装置に適用されている。競馬
ゲーム装置では、競馬場のコースを模したフィールド上
を所定のアルゴリズムに従って複数の模型馬装置が走行
するレースが行われ、プレーヤーはこれら模型馬装置の
ゴール順位をレース前に予測してその当否を競うもので
ある。
【0003】この種の競馬ゲーム装置では、プレーヤー
に臨場感を与えるためにできるだけ実際の競馬レースを
模したものにすることが好ましく、このような観点から
上述の両公報に記載された走行模型体もフィールド上の
走行に伴って前脚及び後脚がそれぞれ揺動するように構
成することで実際の馬が走行しているような動作をさせ
ている。
【0004】具体的には、実開平1−152698号公
報に記載された走行模型体では、フィールド上を走行す
る基台上に動物を模した模型体が支持され、この模型体
が基台の車軸にクランクを介して連結されることで車軸
の回転により模型体及びその脚が揺動するように構成さ
れている。
【0005】また、実登3009057号公報に記載さ
れた走行模型体では、同様にフィールド上を走行する移
動体上に支柱を介して4脚動物模型が支持され、移動体
の車軸の回転が支柱内の回転軸の回転に変換され、さら
に、車軸に平行な軸の回転に変換されて偏心カムが回転
し、脚がこのカムに従動することで揺動するように構成
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の走行模型体は、それぞれ次のような問題を持っ
ていた。
【0007】(1)実開平1−152698号公報に記
載された走行模型体では、模型体を基台上に支持する支
持構造物に加えて模型体を揺動させるための揺動腕が模
型体を離れて外部に露出し、揺動機構が模型体から離れ
露出することで走行模型体の見かけ上の臨場感を損な
う結果になりかねない。
【0008】(2)実登3009057号公報に記載さ
れた走行模型体では、胴体内部で偏心カムを上下に回転
させて脚を揺動させているので、胴体内にこの偏心カム
上下 回転させるための空間が必要であり、しかも、
脚を十分な角度範囲内で揺動させるためには偏心カム自
体を大型化せねばならず、必然的に胴体部分の大型化を
招いて走行模型体の見かけ上の臨場感を損なう結果にな
りかねない。またさらに、本公報では歯車を用いて脚の
揺動角度範囲を拡大しているが、このようにすると無理
な力がかかったり、更に部品点数も多くなり、故障の原
因となりやすいものである。
【0009】本発明は上述した問題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、簡単な構造で実際
の競走馬を模したスマートで臨場感に富んだ外形が実現
可能な走行模型体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の
発明は、フィールド上を走行可能な基部上に動物を模し
た摸型体が支持され、前記模型体は、模型体本体の前後
にそれぞれ前脚及び後脚が揺動自在に支持されてなる走
行模型体において、前記フィールドに接地可能に構成さ
れ、前記基部に回転自在に軸支された回転体と、自身の
軸回りに回転自在な状態で前記基部に立設され、前記回
転体に従動する回転軸と、前記回転軸の回転運動を前記
模型体本体の前後方向の往復運動に変換する往復動変換
機構と、前記往復動変換機構の往復運動により前記前脚
及び後脚を揺動させる揺動機構とを有し、前記往復動変
換機構は、前記模型体本体に対してその前後方向に往復
動自在に前記模型体胴体内に支持されたスライダと、前
記スライダと前記回転軸の回転中心から偏心した位置と
を連結するリンクとを有し、前記揺動機構は、前記スラ
イダと、前記前脚および後脚とを、前記前脚および後脚
の揺動軸の揺動中心から偏心した位置においてそれぞれ
係合させ、前記スライダの往復動を前記前脚および後脚
の揺動運動に伝達変換することを特徴とする走行模型体
である。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載の走行
模型体において、前記揺動機構が、前記前脚または後脚
と揺動軸を共通にした状態でこの前脚または後脚に取り
付けられ、前記スライダに係合してその往復動に従動し
て揺動する揺動カム部を備え たことを特徴とする走行模
型体である。
【0012】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載の走行模型体において、前記揺動機構が、一方で、前
記前脚または後脚とその揺動軸の揺動中心から偏心した
位置において係合し、他方で前記スライダに係合するロ
ッドを有することを特徴とする走行模型体である。
【0013】請求項4の発明は、請求項2に記載の走行
模型体において、前記揺動機構が、少なくとも、前記前
脚と揺動軸を共通にした状態でこの前脚に取り付けら
れ、前記スライダに係合してその往復動に従動して揺動
する揺動カム部を備え、前記模型体本体の前部には頭部
が揺動自在に支持され、この頭部が、前記揺動カムに係
合してその揺動に従動して揺動する係合部を備えること
を特徴とする走行模型体である。
【0014】請求項5の発明は、請求項4に記載の走行
模型体において、前記模型体胴体に揺動自在に支持さ
れ、前記頭部に揺動自在に連結された搭乗者部を備える
ことを特徴とする走行模型体である。
【0015】
【作用】−請求項1− 往復動変換機構は、フィールド上を基部が走行する際に
それに連れて回転する回転軸の回転運動をスライダの
型体本体の前後方向の大きな往復運動に無理なく変換
、揺動機構は、往復動変換機構の往復運動により前脚
及び後脚を簡単な構造で無理なく確実に揺動させる。こ
れにより、簡単な構造でありながら走行模型体全体がフ
ィールド上を走行するとその走行力を動力として前脚及
び後脚が無理なく確実に揺動する。
【0016】−請求項2−スライダの大きな往復動に伴い、このスライダに係合す
る揺動カム部は揺動軸 を中心として無理なく確実に揺動
する。従って、この揺動カムが取り付けられた前脚また
は後脚もこの揺動カムの揺動に連れて揺動し、簡単な構
造で前脚または後脚が無理なく確実に揺動する。
【0017】−請求項3−模型体胴体内を前後に往復動するスライダと模型体胴体
前方の前脚または後方の後脚とに係合するロッドは、模
型体胴体に沿って運動するので、外部から見ても動作が
目立つことなく、見る者に不自然さを与えない。
【0018】−請求項4−前脚に取り付けられた揺動カムの揺動に伴い、この揺動
カムに係合する係合部が揺動して頭部全体が前脚に連動
して揺動するので、簡単な構造で走行模型体の自然な走
行動作を作り出す。
【0019】−請求項5− 頭部の揺動に連れて、この頭部に揺動自在に連結された
搭乗者部も揺動するので、簡単な構造で自然な搭乗風景
を作り出す。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図1は、本発明の走行模型体の一実
施例である模型馬装置が適用される競馬ゲーム装置を示
す斜視図である。この図において、1は競馬場のコース
を模したフィールドであり、上面が平坦な長円形状に形
成されている。このフィールド1上には本実施例の模型
馬装置(図1において図示略)が複数頭載置されてい
る。本実施例のフィールド1は所定厚さを有する平板状
に形成されている。フィールド1の下には、このフィー
ルド1の下面との間に所定間隔を置いて走行板(図示
略)が配置されており、走行板上には各模型馬装置2に
対応して設けられた複数台の自走車(図示略)が配置さ
れている。
【0021】自走車は、外部電源あるいは蓄電池等から
の電源により所定の経路に従って走行板上を走行する。
自走車が所定経路に従って走行する手段は任意であり、
一例として、走行板上にレール等の誘導部材を設けて自
走車がこの誘導部材に沿って走行するもの、自走車の現
在位置をカメラ等で認識し、無線手段により自走車の走
行方向等を支持するもの等が挙げられる。自走車の上端
部には磁石が設けられているとともに後述のように模型
馬装置2の下端部にも磁石が設けられており、これら磁
石相互の磁気的吸引力により自走車に追従して模型馬装
置2がフィールド1上を走行する。
【0022】図2は、本実施例の模型馬装置2の機構を
示す一部透視正面図、図3は同平面図、図4は図2のI
V−IV線に沿う矢視断面図、図5は模型馬装置2の動
作を説明するための一部透視正面図である。これらの図
において、10はフィールド1上に配置された基台であ
り、この基台10は、各々がフィールド1の上面を転動
する一対のタイヤ11及びキャスター12によりフィー
ルド1上を走行自在に支持されている。13は競走馬を
模した馬模型体であり、中空の支柱14を介して基台1
0上に固設されている。馬模型体13の詳細については
後述する。なお、図2において15は基台10の下端部
に取り付けられた磁石である。
【0023】図4に示すように、基台10に対してタイ
ヤ11を回転自在に軸支する回転軸16には傘歯車17
が同心円上に一体に取り付けられている。また、図2に
示すように、支柱14内にはシャフト18がその軸回り
に回転自在に収容され、このシャフト18の下端には傘
歯車17に噛合する傘歯車19が取り付けられている。
従って、基台10がフィールド1上を走行することによ
るタイヤ11の回転力は回転軸16、傘歯車17、19
を介してシャフト18に伝達され、基台10の走行に伴
ってシャフト18がその軸回りに回転する。
【0024】馬模型体13は、支柱14の上端に固定さ
れた模型体本体20と、この模型体本体20の前後両端
部にそれぞれ一対設けられた前脚21及び後脚22とを
備える。前脚21は、図3に示すように競走馬の前脚を
模した形状の前脚本体21aと、この前脚本体21aの
基部に設けられた円筒状の軸部21bとを備え、模型体
本体20の前端部に回動自在にかつ水平に延びる揺動軸
23に軸部21bが固設されることによりこの模型体本
体20の前端部に揺動自在に支持されている。同様に、
後脚22は、競走馬の後脚を模した形状の後脚本体22
aと、この後脚本体22aの基部に設けられた円筒状の
軸部22bとを備え、模型体本体20の後端部にある揺
動軸24に固設されることにより模型体本体20の後端
部に揺動自在に支持されている。
【0025】模型体本体20の中央部には図略の貫通孔
が形成されて上述のシャフト18の上端部が挿通されて
いる。このシャフト18の上端には円板状の回転板25
が同心円状に一体に取り付けられている。また、図3に
示すように、模型体本体20の前部には前後方向に延在
する溝26が形成されており、この溝26内にはスライ
ダ27が摺動自在に収納されている。28は針金状のロ
ッドであり、図2に示すように逆J字状に形成されてい
る。このロッド28の一端28aは回転板25の偏心位
置に回動自在に挿入され、他端28bはスライダ27に
回転自在に挿入されている。従って、シャフト18の回
転に伴って回転板25が回転すると、ロッド28がリン
として作用して回転板25の回転運動が往復運動に変
換され、スライダ27が溝26内を模型体本体20の前
後方向に往復動する。
【0026】30は同様に針金状のロッドであり、図3
に最も良く示されるように、スライダ27を左右方向に
(図3では上下方向に)貫通して模型体本体20の左右
にそれぞれ延出する直線状の基部30aと、この基部3
0aの一端(図3において下端)から模型体本体20の
後方(図3では左方)に沿って延出し、先端が一方の後
脚本体22a(図3では下方の後脚本体22a)に回動
自在に連結された連結部30bとを備える。
【0027】また、31は前脚21の各々の軸部21b
に固設された長円状の揺動カムであり、揺動軸23の放
射方向に沿って延在している。この揺動カム31には長
手方向に沿ってカム溝32が穿設されており、カム溝3
2には上述のロッド30の基部30aが挿通されてい
る。
【0028】以上から、回転板25の回転運動に連れて
スライダ27が溝26内を往復運動するとこれに挿通さ
れたロッド30も同様に往復動し、その先端に連結され
た後脚22が図2及び図5に示すように揺動軸24を中
心として所定角度だけ揺動する。これと同時に、カム溝
32内をロッド30が摺動することにより揺動カム31
が揺動し、この揺動カム31に固設された前脚21が図
2及び図5に示すように揺動軸23を中心として所定角
度だけ揺動する。前脚21及び後脚22の揺動は、図2
及び図5に示すように互いに略反位相となるように揺動
カム31、ロッド30等の取付位置が調整されており、
これにより、実際の競走馬の動作を模した前脚21及び
後脚22の揺動運動が実現される。
【0029】なお、模型体本体20には、図5に最も良
く示されるように、ロッド30の往復動のストロークに
合わせてその両側部にそれぞれ貫通孔33が前後方向に
沿って穿設されており、ロッド30の基部30aはこれ
ら貫通孔33を通って模型体本体20の外方に露出して
いる。
【0030】35は模型体本体20の前端上部にある揺
動軸36を中心として揺動自在に取り付けられた頭部で
あり、競走馬の頭部を模した形状に形成されている。こ
の頭部35の重心は揺動軸36より前方にあり、このた
め、揺動軸36を中心として図2において時計回り方向
にモーメントが生じ、揺動軸36の前方に設けられたス
トッパ37に頭部35の下部が当接することにより図2
に示すような位置で通常は固定されている。頭部35の
下端部35aは一方の揺動カム31の揺動範囲まで延出
する舌部に形成されており、図5に示すように前脚21
が時計回りに揺動すると揺動カム31が下端部35aに
当接して頭部35全体が反時計回りに揺動する。
【0031】図6は胴体ケースを取り付けた状態の本実
施例の模型馬装置を示す一部透視正面図、図7は胴体ケ
ースを取り付けた状態の模型馬装置の動作を説明するた
めの一部透視正面図である。
【0032】これらの図において、40は模型体本体2
0と前脚、後脚本体21a、22aとの間に設けられた
中空の胴体ケースであり、競走馬の胴体を模した形状に
形成されている。この胴体ケース40は模型体本体20
側に固定されている。41は騎手模型であり、本実施例
の騎手模型41は、胴体及び脚を模した形状の胴体部4
1a、腕を模した形状の腕部41b及び頭部を模した形
状の頭部41cとを備えている。胴体部41aの下端部
は胴体ケース40に回動自在に取り付けられ、腕部41
bの先端部は模型馬の頭部35に回動自在に取り付けら
れ、更に、胴体部41aの上端部と腕部41bの基端部
とは互いに回動自在に連結されている。また、頭部41
cは胴体部41aに固定されている。従って、図6及び
図7に示すように、頭部35の揺動により腕部41bが
前後に移動し、これに連れて胴体部41aが所定角度だ
け揺動する。なお、42は胴体ケース40の後端部(図
6において左端部)に取り付けられ、競走馬の尾を模し
た形状に形成された尾部である。
【0033】以上のような構成の模型馬装置2が、不図
示の自走車の磁石と模型馬装置2の磁石15との間の磁
気的吸引力により自走車に追従してフィールド1上を走
行すると、フィールド1に接地するタイヤ11がこれに
連れて回転し、回転軸16及び傘歯車17も同一方向に
回転する。そして、傘歯車17に噛合する傘歯車19が
回転することによりシャフト18が支柱14内で軸回り
に回転し、その上端に取り付けられた回転板25も同一
方向に回転する。
【0034】回転板25の回転運動はロッド28により
スライダ27の往復運動に変換され、スライダ27が溝
26内を模型体本体20の前後方向に往復動し、このス
ライダ27に挿通されたロッド30もスライダ27の往
復動に連れて往復動する。ロッド30の往復動によりこ
のロッド30が揺動カム31のカム溝32内を摺動し、
これにより揺動カム31が揺動軸23回りに揺動してこ
れに連結された前脚21も揺動軸23回りに揺動する。
同時に、ロッド30の先端に連結された後脚22もロッ
ド30の往復動により揺動する。
【0035】ロッド30の往復動に伴う揺動カム31の
揺動に連れて、この揺動カム31に頭部35の下端部3
5aが当接してこの頭部35を反時計回りに揺動させ
る。そして、頭部35の揺動に連れてこれに連結された
騎手模型41の腕部41bが前後に移動し、騎手模型4
1の胴体部41aが揺動する。
【0036】以上から、図2、図5〜図7に示すよう
に、模型馬装置2がフィールド1上を走行するに連れて
前脚21、後脚22が実際の競走馬の動作を模した揺動
運動を行い、これに連れてその頭部35も実際の競走馬
の動作を模した揺動運動を行い、更に、騎手模型41も
実際の騎手が競走馬に搭乗して競争を行っている状態を
模した運動を行う。
【0037】従って、本実施例では、タイヤ11の動力
を支柱14内に収納されたシャフト18を介して馬模型
体13に伝達しているので、見かけ上は基台10及び馬
模型体13のみが露出して上述した従来例のように揺動
機構が露出することで模型馬装置2の見かけ上の臨場感
を損なうことがない。加えて、シャフト18の回転運動
をスライダ27の往復運動に変換し、このスライダ27
の往復運動により前脚21及び後脚22を揺動させてい
るので、上述した従来例のように偏心カムの回転により
脚を揺動させる構成に比較して胴体部分の大型化を抑制
することができ、胴体部の設計の自由度が高まってこの
点からも模型馬装置2の見かけ上の臨場感を損なうこと
がない。
【0038】加えて、本実施例では回転軸16及びシャ
フト18の回転運動が回転板20及びロッド28により
スライダ27の往復運動に変換され、このスライダ27
の往復運動により前脚21及び後脚22を揺動させてい
るので、上述の従来例のように車軸の回転力をクランク
機構により揺動力として模型体に伝達し、更にこの揺動
力をクランク機構により伝達して前脚及び後脚を揺動さ
せる構成に比較して負荷が小さくて済み、回転軸16の
回転に抵抗が生じにくく模型馬装置自体の走行が円滑に
行われる、という利点もある。
【0039】なお、本発明の走行模型体は、その詳細が
上述の一実施例に限定されず、種々の変形が可能であ
る。一例として、上述の一実施例では自走車との磁気吸
引力により非接触状態で走行模型体を駆動していたが、
走行模型体をチェーン等により引っ張る等して直接駆動
しても良い。また、一実施例では一対の前脚及び後脚は
それぞれ同一の揺動運動を行っていたが、揺動カム等の
取付位置を変更することにより若干の位相ずれをもって
前脚又は後脚を揺動させることも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、回転体の動力を回転軸を介して模型体に
伝達しているので、見かけ上は1本のシャフトのみが
部から模型体に向かってのびているだけで走行模型体の
見かけ上の臨場感を損なうことがない。また、往復動変
換機構により回転軸の回転運動を模型体の前後方向のス
ライダの往復運動に変換して前脚及び後脚を揺動させて
いるので、スライダの往復運動距離を十分取ってエネル
ギーロスを少なくし、確実に運動を伝達するようにで
き、かつ胴体部分の大型化を抑制することができ、胴体
部の設計の自由度が高まってこの点からも走行模型体の
見かけ上の臨場感を損なうことがない。従って、本発明
によれば、簡車で確実な動作機構構造でありながら、
際の競走馬を模したスマートで臨場感に富んだ外形が実
現可能な走行模型体を提供することができる。また、請
求項4の発明によれば、前脚または後脚の揺動に連動し
て頭部を揺動させることができ、より臨場感に富んだ走
行模型体を実現できる。更に、請求項5の発明によれ
ば、頭部の揺動に連動して搭乗者部を揺動させることが
でき、さらに臨場感に富んだ走行模型体を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走行模型体の一実施例である模型馬装
置が適用される競馬ゲーム装置を示す斜視図である。
【図2】本実施例の模型馬装置の機構を示す一部透視正
面図である。
【図3】模型馬装置の機構を示す平面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿う矢視断面図である。
【図5】模型馬装置の動作を説明するための一部透視正
面図である。
【図6】胴体ケースを取り付けた状態の本実施例の模型
馬装置を示す一部透視正面図である。
【図7】胴体ケースを取り付けた状態の模型馬装置の動
作を説明するための一部透視正面図である。
【符号の説明】
1 フィールド 2 模型馬装置 10 基台 11 タイヤ 13 馬模型体 14 支柱 16 回転軸 17、19 傘歯車 18 シャフト 20 模型体本体 21 前脚 22 後脚 23、24、36 揺動軸 25 回転板 27 スライダ 28、30 ロッド 31 揺動カム 32 カム溝 35 頭部 35a 下端部 41 騎手模型 41a 胴体部 41b 腕部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィールド上を走行可能な基部上に動物
    を模した模型体が支持され、前記模型体は、模型体本体
    の前後にそれぞれ前脚及び後脚が揺動自在に支持されて
    なる走行模型体において: 前記フィールドに接地可能に構成され、前記基部に回転
    自在に軸支された回転体と; 自身の軸回りに回転自在な状態で前記基部に立設され、
    前記回転体に従動する回転軸と; 前記回転軸の回転運動を前記模型体本体の前後方向の往
    復運動に変換する往復動変換機構と; 前記往復動変換機構の往復運動により前記前脚及び後脚
    を揺動させる揺動機構とを有し; 前記往復動変換機構は、 前記模型体本体に対してその前後方向に往復動自在に前
    記模型体胴体内に支持されたスライダと; 前記スライダと前記回転軸の回転中心から偏心した位置
    とを連結するリンクとを有し; 前記揺動機構は、 前記スライダと、前記前脚および後脚とを、前記前脚お
    よび後脚の揺動軸の揺動中心から偏心した位置において
    それぞれ係合させ、前記スライダの往復動を前記前脚お
    よび後脚の揺動運動に伝達変換する ことを特徴とする走
    行模型体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の走行模型体において:前記揺動機構は、 前記前脚または後脚と揺動軸を共通にした状態でこの前
    脚または後脚に取り付けられ、前記スライダに係合して
    その往復動に従動して揺動する揺動カム部 を備えること
    を特徴とする走行模型体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の走行模型体に
    おいて: 前記揺動機構は、一方で、前記前脚または後脚とその揺動軸の揺動中心か
    ら偏心した位置において係合し、他方で前記スライダに
    係合するロッドを有する ことを特徴とする走行模型体。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の走行模型体において: 前記揺動機構は、 少なくとも、前記前脚と揺動軸を共通にした状態でこの
    前脚に取り付けられ、前記スライダに係合してその往復
    動に従動して揺動する揺動カム部を備え、 前記模型体本体の前部には頭部が揺動自在に支持され、
    この頭部は、前記揺動カムに係合してその揺動に従動し
    て揺動する係合部を備えることを特徴とする走行模型
    体。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の走行模型体において: 前記模型体胴体に揺動自在に支持され、前記頭部に揺動
    自在に連結された搭乗者部を備えることを特徴とする走
    行模型体。
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