JP2978653B2 - 半導体薄膜サーミスタおよび赤外線検出素子 - Google Patents

半導体薄膜サーミスタおよび赤外線検出素子

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JP2978653B2
JP2978653B2 JP4289131A JP28913192A JP2978653B2 JP 2978653 B2 JP2978653 B2 JP 2978653B2 JP 4289131 A JP4289131 A JP 4289131A JP 28913192 A JP28913192 A JP 28913192A JP 2978653 B2 JP2978653 B2 JP 2978653B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、温度の変化によって
抵抗値が変化する抵抗体を有するサーミスタおよびこれ
を用いた赤外線検出素子に関し、さらに詳しくは抵抗体
としてアモルファス半導体薄膜を用いたサーミスタおよ
びこの半導体薄膜サーミスタを検出部に用いた赤外線検
出素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サーミスタの抵抗体としてアモルファス
半導体薄膜を用いた感温装置が、特開昭58−1700
01号公報で提案されている。この公報に開示されてい
る半導体薄膜サーミスタは、 低温で形成できるか
ら、半導体薄膜中に歪みやクラックが発生しにくい、
温度による抵抗変化率、導電率が共に大きい高感度な
感温装置を構成できる、 フォトエッチング技術等に
代表される微細加工技術により、超小型の感温装置を構
成でき、そのため、特に、結晶半導体をサーミスタの抵
抗体として用いたものより低ノイズの赤外線検出素子を
提供できる、等の多くの利点を有する。
【0003】しかしながら、昨今、温度による抵抗変化
率が非常に大きなサーミスタが求められており、このよ
うな要求を満たすためには5%/°C(サーミスタ定
数、いわゆる、B定数が5000)以上の抵抗変化率を
もつサーミスタの実現が必要であると考えられる。とこ
ろが、上記公報記載のp型およびn型アモルファスシリ
コン(Si)薄膜を用いたサーミスタでは、このような
高い抵抗変化率を実現することは容易ではない。また、
抵抗変化率を容易にかつ広範囲に制御することも困難で
ある。
【0004】この点を解決するものとして、特開昭61
−30730号(特願昭59−153586号)公報の
光センサには、アモルファスシリコンカーバイト(Si
C)からなる半導体薄膜を用いたサーミスタが開示され
ている。上記アモルファスSi半導体薄膜がSiなる単
一元素に必要に応じドーピングしてなるものであるのに
対し、このアモルファスSiC半導体薄膜は、SiCな
る合金に必要に応じドーピングしてなるものであり、高
い抵抗変化率を実現できる。
【0005】しかし、このアモルファス合金半導体薄膜
は、前記アモルファス単一元素半導体薄膜の場合に比べ
て、金属電極との間に良好なオーミック特性を得るのが
難しかった。すなわち、抵抗体としてアモルファス合金
半導体薄膜を用いたサーミスタは、半導体薄膜と金属電
極との間のコンタクト性に問題があった。そこで、この
発明にかかる出願人は、この問題を解決するために、ア
モルファス合金半導体薄膜と金属電極の間にアモルファ
ス単一元素半導体薄膜を設けるようにした。図17〜図
22に示すものが、これらアモルファスシリコン合金薄
膜とアモルファスシリコン薄膜を用いて薄膜抵抗体を構
成し、比較的高濃度にドーピングしても高いB定数を有
し、しかも、半導体薄膜と金属電極との間のコンタクト
性を改善した半導体薄膜サーミスタである。図17、図
18のサーミスタでは、アモルファスシリコン合金薄膜
31上にドープされたアモルファスシリコン薄膜32、
引き出し電極33a,33bが形成されている。図1
9、図20のサーミスタでは、引き出し電極33a,3
3b、ドープされたアモルファスシリコン薄膜32上に
アモルファスシリコン合金薄膜31が形成されている。
図21、図22のサーミスタでは、絶縁基板30上に引
き出し電極33c、ドープされたアモルファスシリコン
薄膜32a、アモルファスシリコン合金薄膜31、ドー
プされたアモルファスシリコン薄膜32b、引き出し電
極33dが順次形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような構成にすれ
ば、上記コンタクト性の問題が大幅に解消される。しか
し、なお、アモルファス合金半導体薄膜とアモルファス
単一元素半導体薄膜の間に、コンタクト性で改善しなけ
ればならない点が残った。すなわち、このような構成の
半導体薄膜サーミスタでは、アモルファスシリコン合金
薄膜がアモルファスシリコンカーバイト(a−SiC)
薄膜の場合、ホスフィン(PH 3)をドーピングガスと
して使用したn型のa−SiCと、ジボラン(B
2 6)をドービングガスとして使用したp型のそれと
を比較した時、図12に示すように、n型のa−SiC
ではドープ量を低濃度にした時に始めてB定数が高くな
ってくるのに対し、p型のa−SiCでは不純物濃度に
よって、B定数を変化させることができ、大きなB定数
を得ることも可能である。したがって、サーミスタの特
性としてはp型の方がよい。しかし、p型のa−SiC
薄膜とp型のa−Si薄膜からなる薄膜抵抗体では、金
属電極とのコンタクト(接触)性が悪く、良好なオーミ
ック特性を得るのが難しい。特に、p型のa−SiC薄
膜の場合、電極として用いている、例えば、Cr、A
l、Ti等の金属に対して、オーミック性を得にくい。
また、p型のa−Siが金属に対してもn型のa−Si
のような良好なオーミック性を得ることはできないので
ある。
【0007】この発明は、上記事情に鑑みて、アモルフ
ァス合金半導体薄膜が高い抵抗変化率を維持できるとも
に、金属電極との間にコンタクト性を持つ半導体薄膜サ
ーミスタを提供すること、さらには、この半導体薄膜サ
ーミスタを検出部に用いて、低ノイズ・高感度な赤外線
検出素子を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明にかかる半導体薄膜サーミスタは、温度の
変化によって抵抗値が変化する抵抗体が半導体薄膜で形
成されており、この半導体薄膜にそれぞれ接するように
して一対の金属電極が設けられている半導体薄膜サーミ
スタにおいて、前記半導体薄膜が、前記一対の金属電極
と非接触に配置されたアモルファス合金半導体薄膜と、
このアモルファス合金半導体薄膜と前記一対の金属電極
の間に配置された単一元素半導体薄膜とからなり、か
つ、前記単一元素半導体薄膜が前記アモルファス合金半
導体薄膜側に形成されたアモルファス合金半導体薄膜と
同一導電型の層と前記金属電極側に形成されたアモルフ
ァス合金半導体薄膜とは逆導電型の層からなっているこ
とを特徴とする。
【0009】この発明にかかる半導体薄膜サーミスタに
は、図1および図2にふたつの基本的形態がある。この
発明の半導体薄膜サーミスタの第1の形態は、図1に示
すように、絶縁基板10上に(金属基板上でも可能)、
金属電極2a、n型のa−Si薄膜12c、p型のa−
Si薄膜12a、p型のa−SiC薄膜11、p型のa
−Si薄膜12b、n型のa−Si薄膜12d、金属電
極2bが順に形成されていて、薄膜抵抗体1がp型のa
−SiC薄膜11、a−Si薄膜12a〜12dからな
り、特に、n型のa−Si薄膜12c,12dが金属電
極2a,2bに直にコンタクトしている。
【0010】第2の形態は、図2に示すように、絶縁基
板10上に(金属基板上でも可能)、金属電極2a、n
型の微結晶シリコン薄膜14a、p型のa−Si薄膜1
2a、p型のa−SiC薄膜11、p型のa−Si薄膜
12b、n型の微結晶シリコン薄膜14b、金属電極2
bの順に形成されていて、薄膜抵抗体1がp型のa−S
iC薄膜11、Si薄膜12a,12b,14a,14
bからなり、特に、n型の微結晶シリコン薄膜14a,
14bが金属電極2a,2bに直にコンタクトしてい
る。
【0011】すなわち、この発明では、図22の半導体
薄膜サーミスタとは異なり、図1、図2に示すように、
薄膜抵抗体1のp型a−Si薄膜12a,12bと金属
電極2a,2b間に、薄膜抵抗体1と金属電極2a,2
bのコンタクト層として、n型のa−Si薄膜12c,
12dまたはn型の微結晶シリコン薄膜14a,14b
を設けるようにしたものである。
【0012】この発明にかかる赤外線検出素子は、図3
にみるように、一部が貫通または削りとられた基板15
と、この貫通または削りとられた部分に跨がって形成さ
れた熱絶縁膜6と、この熱絶縁膜上に配置された赤外線
吸収膜7および半導体薄膜サーミスタからなる薄型の赤
外線検出部とを備えた赤外線検出素子において、前記半
導体薄膜サーミスタとして前記この発明の半導体薄膜サ
ーミスタが用いられていることを特徴とする。すなわ
ち、図1や図2の基本形態を例にとれば、その半導体薄
膜サーミスタは、図3に示すように、薄膜抵抗体(半導
体薄膜)1とこの半導体薄膜1にそれぞれ接するように
して設けられている一対の金属電極2a,2bとからな
る。
【0013】この発明の半導体薄膜サーミスタにおける
低抗体は、温度の変化によって低抗値が変化し、これを
電気信号として取り出せるようになっている。この発明
におけるアモルファス合金半導体薄膜を構成する合金
は、例えば、アモルファス材料として多用されるアモル
ファスシリコン(a−Si)について言えば、シリコン
と、炭素(C)等のシリコン以外の4族系元素および/
または窒素(N)等の5族系元素との合金が挙げられ
る。つまり、Si等の半合金とC,N,O等の非合金が
挙げられる。より具体的には、a−SiC(アモルファ
スシリコンカーバイト)、a−SiN(アモルファス窒
化シリコン)等のアモルファス合金半導体を指す。ま
た、プラズマCVD法により形成された酸化シリコン
(SiO)薄膜、窒素を含む酸化シリコン(SiON)
薄膜あるいは窒化シリコン(SiN)薄膜等の合金薄膜
も非晶質(アモルファス)の状態にあり、化学量論的な
規制をあまり強く受けないことから、アモルファス合金
半導体薄膜の材料として挙げられる。
【0014】このアモルファス合金半導体は、ボロン
(B)、燐(P)等の不純物(ドーパント)により、薄
膜の膜特性の制御あるいは再現性を容易に維持できる程
度の濃度になるよう、それぞれ、単一元素に対するドー
ピング不純物濃度が10-4以上のドーピングレベルで比
較的高濃度にドーピングされているのが望ましい。この
アモルファス合金半導体薄膜の製造方法について述べれ
ば、例えば、p型a−SiC薄膜は、CH4,SiH4
スを用いる容量結合型のプラズマCVD法によって形成
される。形成条件として、用いるガスについては、CH
4/SiH4比が0.1〜10の範囲、B2 6 /SiH
4 百分比が0.01〜2%の範囲程度が好ましい。CH
4/SiH4比が0.1より小さければ、単一元素1導体
薄膜とあまりかわらないアモルファス合金半導体薄膜が
構成されることになり、また、B2 6 /SiH4 百分
比が0.01%より小さければ、薄膜の膜特性の制御あ
るいは再現性の維持が難しくなる傾向があるからであ
り、他方、CH4/SiH4比が10を超えれば半導体性
が薄れ、B2 6 /SiH4 百分比が2%を超えれば抵
抗変化率の向上が余り望めなくなる傾向があるからであ
る。
【0015】その他の製造条件としては、例えば、ガス
圧;0.01〜10Torr、放電パワ−;10W 〜150
W 、基板温度;100℃〜300℃が好ましい。a−S
iC等の合金薄膜の膜厚は、数百Åから数ミクロンの薄
膜にまで変化させられる。具体的に、1MΩ程度の抵抗
値を実現するには、CH4/SiH4:4、B2 6 /S
iH4 :0.25%の薄膜を1ミクロン程度積層すれば
よい。
【0016】この発明における単一元素半導体薄膜は、
特にその材質の限定はないが、アモルファス合金半導体
薄膜よりもバンドギャップ(禁制帯巾)の小さいアモル
ファス半導体で形成されているのが好ましい。ここで、
バンドギャップとは、単一元素半導体薄膜やアモルファ
ス合金半導体薄膜のバンド図(図10、図11参照)に
示されているように、価電子帯EVと伝導帯Ecの間に存
在する禁制帯Egの巾を意味し、単一元素半導体薄膜を
構成する単一元素(Si)と炭素(C)等との合金化に
より形成されるアモルファス合金半導体薄膜では、単一
元素半導体薄膜より禁制帯巾(バンドギャップ)が大き
くなっているのである。
【0017】単一元素半導体薄膜は、アモルファスであ
ることには限られず、また、微結晶、多結晶、単結晶等
のいずれであっても良い。単一元素半導体薄膜の膜厚
は、その上限はアモルファス合金半導体薄膜のそれより
は小さいことが望ましい。一方、下限は下地の金属電極
によりリークが発生しない程度(通常100Å以上)の
膜厚が好ましい。
【0018】a−Si薄膜等を含む単一元素半導体薄膜
は、ボロン(B)、燐(P)等の不純物(ドーパント)
によりド−ピングされているのが望ましく、このa−S
i薄膜等の単一元素薄膜のド−ピング量はa−SiC薄
膜等の合金薄膜のド−ピング量と同じであっても良く、
異なっていても良い。同じであると、半導体薄膜として
のド−ピング量の制御が容易となる。p型a−SiCと
の組み合わせではプラズマCVD法によってボロン
(B)がB2 6 /SiH4 :0.25%添加されたp
型a−Siや、燐(P)がPH3/SiH4 :1%添加
されたn型a−Siが用いられる。
【0019】この発明では、単一元素半導体薄膜が前記
アモルファス合金半導体薄膜側に形成されたアモルファ
ス合金半導体薄膜と同一導電型の層と前記金属電極側に
形成されたアモルファス合金半導体薄膜とは逆導電型の
層からなっている。たとえば、単一元素半導体薄膜の第
1層と第2層がp型にドープされた非晶質シリコンとn
型にドープされた非晶質シリコンからなるのがその1例
であり、単一元素半導体薄膜の第1層がp型またはn型
にドープされた非晶質シリコンからなり、第2層がn型
またはp型にドープされた微結晶シリコンからなるのが
別の例である。
【0020】この発明における一対の金属電極は、半導
体薄膜における抵抗変化分を検出するためのものであ
り、通常、クロム電極やニッケル−クロム電極が多用さ
れる。しかし、これらに限定されない。その形成条件
は、公知の条件を適用することができる。例えば、電子
ビーム蒸着法により形成することができる。この発明に
おける赤外線検出素子の基板としては、シリコン基板が
多用され、熱絶縁膜としてはシリコン酸化膜とシリコン
窒化膜が多層に形成された多層構造のものや、シリコン
酸化膜のみの単層構造であってもよい。また、赤外吸収
膜としては金黒や炭素等が通常使用されている。
【0021】
【作用】 この発明において、半導体薄膜の主体とし
てアモルファス合金半導体薄膜を用いることにより、比
較的高濃度にドーピングしても高いB定数を有する半導
体薄膜サーミスタを実現できる機構について、以下に説
明する。まず、アモルファス半導体薄膜の抵抗の温度変
化機構について詳しく述べることにする。
【0022】アモルファス半導体薄膜の抵抗値は、特開
昭58−170001公報にも記載のごとくバンド型伝
導を示し、次式(1) で表される。 σ=σ0 exp(−Ea /kT) (1) ここで、Ea は活性化エネルギー、kはボルツマン定数
である。式(1)で示されるように、アモルファス半導体
薄膜の抵抗は負の温度係数を持つ。式(1)を変形する
と、 σ=σ0 exp{−(Ea /k)・(1/T)} (2) となり、サーミスタ定数(B定数)と活性化エネルギー
a とは次式のような関係になる。
【0023】 B=(Ea /k) (3) 式(3)に示すように、B定数と活性化エネルギーEa
比例関係になる。このため、高いB定数を得るためには
活性化エネルギーEa の大きな材料を使用しなければな
らない。ここで、特開昭58−170001公報に開示
されている単一元素半導体薄膜としてのp型およびn型
のアモルファスシリコンについて考えてみる。
【0024】図8、図9は、アモルファスシリコンの一
般的なドーピング特性を示したものであるが、図8およ
び図9にそれぞれ示すように、膜の導電率および活性化
エネルギーはボロン(B)、燐(P)の濃度により大き
く変化する。これらの変化は、10-4以下のドーピング
レベルの低濃度領域においては非常に顕著であるが、そ
れ以上の中・高濃度領域においては導電率、活性化エネ
ルギーともにあまり変化しない。そのため、単一元素半
導体薄膜の場合には、高いB定数をもつサーミスタの実
現には低濃度にドーピングされたアモルファスシリコン
膜を使用しなければならない。ところが、このような低
濃度領域では、ドーピングに対して非常に敏感となるた
め、膜特性の制御あるいは再現性を得ることが非常に困
難であり、製造上の問題が発生する。このような低濃度
領域では、また、金属電極との接触部にショットキー障
壁等のバリヤ障壁が生じ、良好なオーミック特性を得る
ことが困難となる。このため、特開昭58−17000
1公報記載の感温装置では10-4以上(100〜250
0ppm)のドーピングレベルの比較的高濃度にドーピ
ングされたアモルファスシリコン薄膜が使用されている
のであり、このため、活性化エネルギーが大きくならず
高いB定数が得られないのである。
【0025】図10は、ボロン(B)によりp型にドー
ピングされた単一元素半導体薄膜としてのアモルファス
シリコンのバンド図を示している。比較的高濃度にドー
ピングされたアモルファスシリコンのフェルミレベルE
Fは価電子帯EVから0.2eV付近に位置し、B定数を
支配する活性化エネルギ−EaはフェルミレベルEFと価
電子帯EV間のエネルギー差で表される。
【0026】ここで、このような、比較的高濃度にドー
ピングされたアモルファスシリコン等の単一元素半導体
薄膜に、炭素(C)等の4族系元素および/または窒素
(N)等の5族系元素を加えて合金化すると、図11に
みるようなバンド図を示す。すなわち、単一元素半導体
薄膜としてのアモルファス半導体に炭素(C)等の非金
属元素が加えられると禁制帯中の欠陥凖位が増加し、不
純物のドーピングに対してフェルミレベルEFは敏感に
は変化しなくなる。さらに、単一元素と炭素(C)等と
の合金化により、このアモルファス合金半導体では、禁
制帯巾が増加し、相対的にフェルミレベルEFと価電子
帯EVとの差、すなわち、活性化エネルギーEa が大き
くなるのである。しかも、このアモルファス合金半導体
の活性化エネルギーEaは、図9にみるように、単一元
素に対して合金化のために加えられる元素の量により自
由に変化させることができるのである。
【0027】要するに、この発明では、半導体薄膜とし
て、単一元素半導体薄膜を構成していた単一元素を合金
化したアモルファス合金半導体薄膜を用いるようにする
ことにより、10-4以上のドーピングレベルで比較的高
濃度にドーピングして膜特性の制御あるいは再現性を容
易に維持しながら、活性化エネルギーEaを大きくして
高いB定数を実現するようにしたのである。
【0028】 つぎに、この発明では、半導体薄膜と
金属電極間で良好なコンタクトを得ることができること
について説明する。この発明では、アモルファス合金半
導体薄膜(アモルファスSiC薄膜等)と金属電極間に
単一元素半導体薄膜を介在させ、オーミック性に問題の
あるアモルファス合金半導体薄膜をオーミック性の良い
単一元素半導体薄膜を介して金属電極に接触するように
したので、オーミック特性の低下を防ぐことができるよ
うになった。
【0029】 この発明では、金属電極と薄膜抵抗体
とのコンタクトを十分にとるために、第1導電型のアモ
ルファス合金半導体薄膜の両側に設けられた一対の第1
導電型単一元素半導体薄膜(例えばp型のa−Si薄
膜)と金属電極の間に、第2導電型単一元素半導体薄膜
(例えばn型のa−Si薄膜)を配置して、これをコン
タクト層とするようにしている。この構成による、金属
電極−コンタクト層(n型のa−Si薄膜)間のオーミ
ック接触のバンド図を図13に示す。
【0030】一般に、n型の半導体薄膜は、電子伝導で
あってp型と比較して電子がトンネルで障壁を通り抜け
やすいため、p型の半導体薄膜と比較してオーミック性
がよい。n型のa−Si薄膜の場合、局在準位を多数持
つため、トンネル効果で電子が障壁を通り抜けやすかっ
たり、障壁付近でキャリアの再結合が起こりやすいので
ある。そのため、良好なオーミック特性を示す。特に、
高濃度にドープされた場合は、さらに良好なオーミック
性を示す。
【0031】また、n型のa−Si薄膜は、薄膜抵抗体
を構成する第1導電型単一元素半導体薄膜のp型のa−
Si薄膜ともコンタクトがとれている。例えば、単結晶
シリコン薄膜の場合は、p型とn型のシリコン薄膜の接
合はPN接合になるが、a−Siの場合は、p型または
n型のa−Si薄膜のどちらかが、低濃度にドープされ
ている場合を除いて、オーミック性を示す。特に、p
型、n型のa−Si薄膜ともに高濃度にドープされた場
合は良好なオーミック性を示す(図14参照)。
【0032】なお、p型のa−Si薄膜とn型のa−S
i薄膜では、オーミック特性が得られることはタンデム
型の太陽電池の例ですでに知られている。次に、この発
明では、金属電極に直に面する層として、第1導電型単
一元素半導体薄膜の1つであるp型のa−Si薄膜に対
して、このa−Si薄膜層と金属電極の間に、例えば、
n型の微結晶シリコン薄膜を用いるようにしている。こ
の場合も、n型のa−Si薄膜を用いたのと同様に金属
電極と良好なオーミック性を示す。この際、n型のa−
Si薄膜と比較して、局在準位が減少するが、フェルミ
レベルが伝導帯に接近し、障壁が減少する(図15参
照)。
【0033】また、n型の微結晶シリコン薄膜でも、n
型のa−Si薄膜と同様に、薄膜抵抗体の第1導電型単
一元素半導体薄膜の両側に設けられた一対の第1導電型
単一元素半導体薄膜の1つであるp型のa−Si薄膜と
前述したようにオーミック特性を示すよう接合する(図
16参照)。以上のように、この発明では、例えば、薄
膜抵抗体としてのp型のa−SiC薄膜、p型のa−S
i薄膜を用い、さらに、このp型のa−Si薄膜と金属
電極の間に、逆導電型のn型のa−Si薄膜またはn型
の微結晶シリコン薄膜を設けるようにしたので、薄膜抵
抗体と金属電極との接触(コンタクト)特性を改善で
き、オーミック性を向上させられる。
【0034】なお、図12にみるように、a−SiC薄
膜は、p型の場合、不純物濃度でB定数を変化させら
れ、大きなB定数を得ることが可能であるため、n型よ
りもサーミスタとしての適性が大きい。
【0035】
【実施例】以下に、この発明にかかる実施例を図面を参
照しながら説明する。なお、この発明はそれによって限
定を受けるものではない。図4、図5はこの発明の第1
の実施例を示す。なお、図4では後述の保護膜22は省
略してある。
【0036】この実施例の半導体薄膜サーミスタでは、
図4、図5において、p型のa−SiC薄膜11の両側
にp型のa−Si薄膜12a,12bが設けられ、さら
に、電極に直にコンタクトするn型のa−Si薄膜12
c,12dがa−Si薄膜12a,12bの両側に設け
られて薄膜抵抗体が構成されており、この薄膜抵抗体の
表面と裏面に分かれて引き出し電極2a,2bが接触し
ている。
【0037】また、絶縁基板10は、Siウエハの表面
に熱酸化により、絶縁酸化膜を形成したものである。そ
して、p型のa−SiC薄膜11、p型のa−Si薄膜
12a,12bおよびn型のa−Si薄膜12c,12
dからなる薄膜抵抗体端面に酸化シリコンからなる絶縁
膜21が設けられている。さらに、引き出し電極2bと
絶縁膜21の上には保護膜22が設けられている。一
方、引き出し電極2a,2bでは、薄膜抵抗体の基部側
部分の上に、図4、図5に示すように、パッド23、2
4がそれぞれ設けられている。
【0038】以下に製造方法について説明する。図5に
おいて、まず、絶縁基板10として、Siウエハの表面
を熱酸化して絶縁酸化膜を設けたものを準備する。そし
て、この絶縁基板10の表面に電子ビーム蒸着法によ
り、クロム薄膜を形成し、微細加工でパターン化し引き
出し電極2aを形成した。
【0039】次いで、グロー放電分解法により、厚さ5
00Åのn型のa−Si薄膜12c、厚さ500Åのp
型a−Si薄膜12b、厚さ10000Åのp型a−S
iC薄膜11、厚さ300Åのp型a−Si薄膜12
a、厚さ500Åのn型のa−Si薄膜12dを連続積
層形成し、微細加工でパターン化した。n型のa−Si
薄膜12c,12dの成膜条件は、1.0モル%のホス
フィン(PH 3)を加えた水素希釈のモノシランを用
い、基板温度180°C、圧力0.9Torr、周波数
13.56MHz、放電電力20wとした。
【0040】p型a−Si薄膜12a,12bの成膜条
件は、1.0モル%のジボランを加えた水素希釈のモノ
シランを用い、基板温度180°C、圧力0.9Tor
r、周波数13.56MHz、放電電力20wとした。
p型a−SiC薄膜11の成膜条件は、900モル%の
メタン、0.25モル%のジボランを加えた水素希釈の
モノシランを用い、基板温度180°C、圧力0.9T
orr、周波数13.56MHz、放電電力20wとし
た。
【0041】続いて、酸化シリコンからなる絶縁膜21
を形成し、パターン化した。酸化シリコン膜21の成膜
条件は、700モル%の亞酸化窒素(N2 O)を加えた
モノシランを用い、基板温度250°C、圧力1Tor
r、周波数13.56MHz、放電電力30wとした。
続いて、電子ビーム蒸着法により、クロム薄膜を形成
し、微細加工でパターン化し、引き出し電極2bを形成
した。
【0042】その後、酸化シリコンからなる保護膜22
を積層形成するとともに、電子ビーム蒸着法により、A
l薄膜をパターン化したパッド23、24を形成し、サ
ーミスタを得た。なお、絶縁膜21と保護膜22を同時
にパターン化してパッド用の穴を形成した。
【0043】得られたサーミスタはB定数5600、抵
抗値1Mオームを示した。図6、図7はこの発明の第2
の実施例を示す。なお、図6では後述の保護膜22は省
略してある。この実施例の半導体薄膜サーミスタでは、
図6、図7において、p型のa−SiC薄膜11の両側
にp型のa−Si薄膜12a,12bが設けられ、さら
に、電極に直にコンタクトするn型の微結晶シリコン薄
膜14a,14bがa−Si薄膜12a,12bの両側
に設けられて薄膜抵抗体が構成されており、この薄膜抵
抗体の表面と裏面に分かれて引き出し電極2a,2bが
接触している。
【0044】また、絶縁基板10は、Siウエハの表面
に熱酸化により、絶縁酸化膜を形成したものである。そ
して、p型のa−SiC薄膜11、p型のa−Si薄膜
12a,12bおよびn型の微結晶シリコン薄膜14
a,14bからなる薄膜抵抗体端面に酸化シリコンから
なる絶縁膜21が設けられている。さらに、引き出し電
極2bと絶縁膜21の上には保護膜22が設けられてい
る。一方、引き出し電極2a,2bでは、薄膜抵抗体の
基部側部分の上に、図6、図7に示すように、パッド2
3、24がそれぞれ設けられている。
【0045】以下に製造方法について説明する。図7に
おいて、まず、絶縁基板10として、Siウエハの表面
を熱酸化して絶縁酸化膜を設けたものを準備する。そし
て、この絶縁基板10の表面に電子ビーム蒸着法によ
り、クロム薄膜を形成し、微細加工でパターン化し引き
出し電極2aを形成した。
【0046】次いで、グロー放電分解法により、厚さ5
00Åのn型の微結晶シリコン薄膜14a、厚さ500
Åのp型a−Si薄膜12a、厚さ10000Åのp型
a−SiC薄膜11、厚さ500Åのp型a−Si薄膜
12b、厚さ500Åのn型の微結晶シリコン薄膜14
bを連続積層形成し、微細加工でパターン化した。n型
の微結晶シリコン薄膜14a,14bの成膜条件は、
1.0モル%のホスフィン(PH 3)を加えた水素希釈
のモノシランを用い、基板温度250°C、圧力0.7
Torr、周波数13.56MHz、放電電力300w
とした。
【0047】p型a−Si薄膜12a,12bの成膜条
件は、0.25モル%のジボランを加えた水素希釈のモ
ノシランを用い、基板温度180°C、圧力0.9To
rr、周波数13.56MHz、放電電力20wとし
た。p型a−SiC薄膜11の成膜条件は、900モル
%のメタン、0.25モル%のジボランを加えた水素希
釈のモノシランを用い、基板温度180°C、圧力0.
9Torr、周波数13.56MHz、放電電力20w
とした。
【0048】続いて、酸化シリコンからなる絶縁膜21
を形成し、パターン化した。酸化シリコン膜21の成膜
条件は、700モル%の亞酸化窒素(N2 O)を加えた
モノシランを用い、基板温度250°C、圧力1Tor
r、周波数13.56MHz、放電電力30wとした。
続いて、電子ビーム蒸着法により、クロム薄膜を形成
し、微細加工でパターン化し、引き出し電極2bを形成
した。
【0049】その後、酸化シリコンからなる保護膜22
を積層形成するとともに、電子ビーム蒸着法により、A
l薄膜をパターン化したパッド23、24を形成し、サ
ーミスタを得た。なお、絶縁膜21と保護膜22を同時
にパターン化してパッド用の穴を形成した。
【0050】得られたサーミスタはB定数5600、抵
抗値1Mオームを示した。
【0051】
【発明の効果】以上のように、この発明では、アモルフ
ァス合金半導体薄膜と金属電極の間に、アモルファス合
金半導体薄膜側に形成されたアモルファス合金半導体薄
膜と同一導電型の層と前記金属電極側に形成されたアモ
ルファス合金半導体薄膜とは逆導電型の層からなる単一
元素半導体薄膜を設けることにより、バリア障壁による
影響を除去あるいは低減してノイズ・抵抗値のばらつき
・B定数の低下を防止でき、これによりサーミスタ特性
が低減するのを回避できるとともに、薄膜抵抗体と金属
電極間の良好なコンタクトを得ることができるものであ
る。このため、この発明による半導体薄膜サーミスタを
赤外線検出素子の検出部に用いることにより低ノイズ・
高感度な赤外線検出素子を提供し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の半導体薄膜サーミスタの第1の基本
構成説明図。
【図2】この発明の半導体薄膜サーミスタの第2の基本
構成説明図。
【図3】この発明の赤外線検出素子の基本構成例の説明
図。
【図4】この発明の第1の実施例の要部構成の平面図
【図5】この発明の第1の実施例の要部構成の断面図
【図6】この発明の第2の実施例の要部構成の平面図
【図7】この発明の第2の実施例の要部構成の断面図
【図8】a−Siの一般的なドーピング特性を示すドー
プ量対膜の導電率特性図。
【図9】a−Siの一般的なドーピング特性を示すドー
プ量対膜の活性化エネルギー特性図。
【図10】この発明のボロン(B)によりp型にドーピ
ングされた単一元素半導体薄膜としてのアモルファスシ
リコンのバンド図。
【図11】この発明の比較的高濃度にドーピングされた
アモルファスシリコン等の単一元素半導体薄膜としての
アモルファス半導体に、炭素(C)等の4族系元素ある
いは窒素(N)等の5族系元素を加え合金化した場合の
バンド図。
【図12】アモルファスシリコンの一般的なドーピング
特性を示すドーピングレベル対B定数特性図。
【図13】第1の実施例での金属電極−n型のa−Si
薄膜間のオーミック接触のバンド図。
【図14】この発明におけるn型のa−Si薄膜−p型
のa−Si薄膜間のオーミック接触のバンド図。
【図15】第2の実施例での金属電極−n型の微結晶シ
リコン薄膜間のオーミック接触のバンド図。
【図16】第2の実施例でのn型の微結晶シリコン薄膜
−p型のa−Si薄膜間のオーミック接触のバンド図。
【図17】第1従来例にかかる半導体薄膜サーミスタの
要部構成の平面図。
【図18】第1従来例にかかる半導体薄膜サーミスタの
要部構成の断面図。
【図19】第2従来例にかかる半導体薄膜サーミスタの
要部構成の平面図。
【図20】第2従来例にかかる半導体薄膜サーミスタの
要部構成の断面図。
【図21】第3従来例にかかる半導体薄膜サーミスタの
要部構成の平面図。
【図22】第3従来例にかかる半導体薄膜サーミスタの
要部構成の断面図。
【符号の説明】
2a,2b 引き出し電極 11 p型のa−SiC薄膜 12a,12b p型のa−Si薄膜 12c,12d n型のa−Si薄膜 14a,14b n型の微結晶シリコン薄膜

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度の変化によって抵抗値が変化する抵
    抗体が半導体薄膜で形成されており、この半導体薄膜に
    それぞれ接するようにして一対の金属電極が設けられて
    いる半導体薄膜サーミスタにおいて、前記半導体薄膜
    が、前記一対の金属電極と非接触に配置されたアモルフ
    ァス合金半導体薄膜と、このアモルファス合金半導体薄
    膜と前記一対の金属電極の間に配置された単一元素半導
    体薄膜とからなり、かつ、前記単一元素半導体薄膜が前
    記アモルファス合金半導体薄膜側に形成されたアモルフ
    ァス合金半導体薄膜と同一導電型の層と前記金属電極側
    に形成されたアモルファス合金半導体薄膜とは逆導電型
    の層からなっていることを特徴とする半導体薄膜サーミ
    スタ。
  2. 【請求項2】 アモルファス合金半導体薄膜が、シリコ
    ンとシリコン以外の4族系元素および/または5族系元
    素との合金からなるアモルファス半導体薄膜である請求
    項1記載の半導体薄膜サーミスタ。
  3. 【請求項3】 単一元素半導体薄膜の第1層と第2層が
    p型にドープされた非晶質シリコンとn型にドープされ
    た非晶質シリコンからなる請求項1または2記載の半導
    体薄膜サーミスタ。
  4. 【請求項4】 単一元素半導体薄膜の第1層がp型また
    はn型にドープされた非晶質シリコンからなり、第2層
    がn型またはp型にドープされた微結晶シリコンからな
    る請求項1または2記載の半導体薄膜サーミスタ。
  5. 【請求項5】 アモルファス合金半導体薄膜がp型であ
    る請求項1から4までのいずれかに記載の半導体薄膜サ
    ーミスタ。
  6. 【請求項6】 p型のアモルファス合金半導体薄膜がp
    型シリコンカーバイド薄膜である請求項5記載の半導体
    薄膜サーミスタ。
  7. 【請求項7】 一部が貫通または削りとられた基板と、
    この貫通または削りとられた部分に跨がって形成された
    熱絶縁膜と、この熱絶縁膜上に配置された赤外線吸収膜
    および半導体薄膜サーミスタからなる薄型の赤外線検出
    部とを備えた赤外線検出素子において、前記半導体薄膜
    サーミスタとして請求項1から6までのいずれかに記載
    の半導体薄膜サーミスタが用いられていることを特徴と
    する赤外線検出素子。
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