JP2977442B2 - スイッチング電源 - Google Patents

スイッチング電源

Info

Publication number
JP2977442B2
JP2977442B2 JP6087344A JP8734494A JP2977442B2 JP 2977442 B2 JP2977442 B2 JP 2977442B2 JP 6087344 A JP6087344 A JP 6087344A JP 8734494 A JP8734494 A JP 8734494A JP 2977442 B2 JP2977442 B2 JP 2977442B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
choke coil
transistor
power supply
diode
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6087344A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07274491A (ja
Inventor
徹志 大竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toko Inc filed Critical Toko Inc
Priority to JP6087344A priority Critical patent/JP2977442B2/ja
Publication of JPH07274491A publication Critical patent/JPH07274491A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2977442B2 publication Critical patent/JP2977442B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランジスタ素子によ
る同期整流によって効率を改善したスイッチング電源に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から良く使用されている基本的なス
イッチング電源としては、図2に示すようなものがあ
る。図2に示す回路は、いわゆる、他励動作、非絶縁、
降圧型のDC−DCコンバータである。この回路では、
先ず入力端子1に印加された入力電圧VINが、制御回路
3からの信号に応じてオンオフ動作するスイッチングト
ランジスタQ1によって断続される。入力電圧VINを断
続することで得られた電圧は、チョークコイルL1とコ
ンデンサC2によって平滑され、出力電圧VO として出
力端子2より外部へ供給されることになる。
【0003】ここで、出力電圧VO は抵抗R1と抵抗R
2の直列回路によって分圧、検出され、出力電圧VO
相当する電圧信号が制御回路3へフィードバックされ
る。制御回路3ではフィードバックされた電圧信号に応
じてスイッチングトランジスタQ1のオンオフ動作のオ
ンデューティを変化させ、出力電圧VO の安定化を計る
ことになる。ただし、図2において、C1はフィルタ用
のコンデンサであり、D2は転流素子としてのダイオー
ドである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図2に示す回路におい
て、スイッチングトランジスタQ1がオン状態にある
時、入力電圧VINによってチョークコイルL1に電流が
流れ、チョークコイルL1にエネルギーが蓄積される。
このチョークコイルL1に蓄積されたエネルギーは、ス
イッチングトランジスタQ1がオフ状態となった時に、
ダイオードD2、チョークコイルL1、出力端子2の経
路で形成される電流路によって放出されることになる。
ここで、ダイオード素子には、そのPN接合によって順
方向に電圧降下(順方向降下電圧VF )が発生する。そ
のため、チョークコイルL1のエネルギー放出過程でダ
イオードD2に電流が流れると、ダイオードD2の順方
向降下電圧VFとダイオードD2を流れる電流との積に
相当する損失がダイオードD2に発生することになる。
【0005】この転流素子としてのダイオードD2に発
生する損失は、スイッチング電源の高効率化を計る上で
障害となっていた。本発明は、転流素子にダイオードに
代えてトランジスタを使用することで転流素子に発生す
る損失を低減し、また、転流素子としてのトランジスタ
の駆動を補助チョークコイルとダイオードからなる簡単
な回路で行い、小型で安価な、効率のよいスイッチング
電源を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力された直
流電圧を制御回路からの信号にてオンオフするスイッチ
ング素子、スイッチング素子によって断続した電圧を平
滑するチョークコイルと平滑コンデンサ、スイッチング
素子がオフ状態にある時、チョークコイルのエネルギー
放出のための電流路を形成する転流素子を備えたスイッ
チング電源において、転流素子としてのトランジスタ及
び、チョークコイルに対して並列に設けたダイオードと
補助チョークコイルの直列回路を具備し、スイッチング
素子と転流素子としてのトランジスタが相補的な動作を
行うように、補助チョークコイルに発生する電圧を転流
素子としてのトランジスタの制御端子に供給するように
したことを特徴とするスイッチング電源である。
【0007】
【実施例】転流素子に発生する損失を低減し、高効率化
した本発明によるスイッチング電源の回路を図1に示
す。ただし、図1の中の図2と同じ構成要素に対しては
同一の符号を付与してある。図1に示すスイッチング電
源は以下のような回路構成としている。ここで、1と2
は高電位側の入力端子と出力端子を示しており、低電位
側の入、出力端子はアースと共通とした。入力端子1と
アースとの間にコンデンサC1を接続し、入力端子1を
さらにPNP型のスイッチングトランジスタQ1のエミ
ッタと接続する。スイッチングトランジスタQ1のベー
スを制御回路3のパルス出力端子と接続し、コレクタを
主チョークコイルL1を介して出力端子2と接続する。
出力端子2とアースとの間に平滑コンデンサC2を接続
する。
【0008】出力端子2とアースとの間に抵抗R1と抵
抗R2との直列回路を接続し、抵抗R1と抵抗R2の接
続点を制御回路3の検出電圧入力端子に接続する。主チ
ョークコイルL1に対して並列に、ダイオードD1と補
助チョークコイルL2の直列回路を接続する。ただしこ
こで、ダイオードD1のアノードはチョークコイルL1
のスイッチングトランジスタQ1側の一端と接続し、カ
ソードは補助チョークコイルL2の一端と接続するもの
とする。チョークコイルL1のスイッチングトランジス
タQ1側の一端とアースとの間に、転流素子としてのP
NP型のトランジスタQ2のコレクタ、エミッタを、エ
ミッタをアース側として接続する。トランジスタQ2の
ベースは、補助チョークコイルL2とダイオードD1の
カソードとの接続点に接続する。
【0009】以上のような構成とした図1のスイッチン
グ電源の動作は次のようになる。制御回路3からの信号
によりスイッチングトランジスタQ1がオン状態にある
時、入力電圧VINによって主チョークコイルL1及びダ
イオードD1と補助チョークコイルL2の直列回路に電
流が流れ、これにより出力端子2を介して外部へエネル
ギーが供給され、同時に主チョークコイルL1及び補助
チョークコイルL2にエネルギーが蓄積される。この
時、転流素子としてのトランジスタQ2は、そのベー
ス、エミッタ間にスイッチングトランジスタQ1とダイ
オードD1を介して入力電圧VINを受けることになる。
そのため、トランジスタQ2のベース、エミッタ間は逆
バイアス状態となり、トランジスタQ2はオフ状態とな
る。
【0010】次に制御回路3からの信号によりスイッチ
ングトランジスタQ1がターンオフすると、主チョーク
コイルL1及び補助チョークコイルL2にはフライバッ
ク電圧が発生する。この補助チョークコイルL2に発生
したフライバック電圧によってトランジスタQ2のベー
ス、エミッタ間は順バイアス状態となり、これによりト
ランジスタQ2はターンオンし、コレクタ、エミッタ間
を導通状態とする。すると、トランジスタQ2のエミッ
タ、コレクタ、主チョークコイルL1、出力端子2の経
路で電流路が形成されることになり、主チョークコイル
L1に発生したフライバック電圧によるエネルギーはそ
の電流路によって外部へ供給されることになる。ここ
で、転流素子としてPNP型のトランジスタを使用し、
図1に示すような回路構成にすると、補助チョークコイ
ルL2に発生したフライバック電圧は、トランジスタQ
2のエミッタ、ベース、補助チョークコイルL2、出力
端子2の経路で電流路が形成されるため、トランジスタ
Q2をオン状態とするのと同時に外部へのエネルギー供
給も行う。そのため、補助チョークコイルL2に蓄えら
れたエネルギーも有効に利用され、スイッチング電源の
効率の向上に寄与する。
【0011】図1に示す本発明の実施例においては、転
流素子としてのトランジスタQ2にPNP型のトランジ
スタを使用しているが、ダイオードD1と補助チョーク
コイルL2の接続構成を変えることで、転流素子にNP
N型のトランジスタを使用することも可能である。ただ
し転流素子にNPN型のトランジスタを使用した場合に
は、トランジスタ素子のエミッタ、ベース間の逆耐圧特
性によってスイッチング電源装置の入力電圧VINが制限
を受けることになる。またこの場合、補助チョークコイ
ルL2に発生したフライバック電圧によるエネルギー
は、転流素子としてのトランジスタを動作させるためだ
けに使われ、外部へは供給されない。そのため、入力電
圧VINの適用範囲による汎用性及びスイッチング電源の
向上する効率からすると、転流素子に使用するトランジ
スタとしてはNPN型よりもPNP型の方が有利であ
る。
【0012】以上に述べたように本発明によれば、ダイ
オードの順方向降下電圧VF によって発生する損失より
もトランジスタのオン状態の飽和電圧によって発生する
損失の方がはるかに小さいので、転流素子に発生する損
失は従来のスイッチング電源よりも非常に小さくするこ
とができ、スイッチング電源の高効率化が行える。な
お、図1に示す回路において、転流素子としてのトラン
ジスタQ2を駆動するためのダイオードD1と補助チョ
ークコイルL2の直列回路にも損失は発生するが、その
直列回路の処理するエネルギーはトランジスタQ2にオ
ンオフ動作を行わせることのできる程度の小さなものな
ので、直列回路に発生する損失は小さい。
【0013】そのため、本発明による図1に示す回路
で、ダイオードD1、補助チョークコイルL2、トラン
ジスタQ2に発生する損失を全て合わせても、転流素子
にダイオードを使用した従来の回路の、図2に示すダイ
オードD2に発生する損失よりもはるかに小さくなる。
よって、ダイオードD1と補助チョークコイルL2の直
列回路がスイッチング電源の高効率化には支障をきたす
ことは無い。また、本発明においては、転流素子として
のトランジスタQ2を駆動するためにダイオードD1と
補助チョークコイルL2が追加接続されているが、これ
らの素子における占積率は小さく、従来のスイッチング
電源に比べて大幅にコストが上昇したり大型化すること
は無い。そのため、小型で安価な、効率の高いスイッチ
ング電源が得られることになる。
【0014】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によるスイ
ッチング電源装置は、転流素子としてPNP型のトラン
ジスタを使用し、さらにチョークコイルに対して並列に
ダイオードと補助チョークコイルによる直列回路を設
け、スイッチング素子と転流素子としてのトランジスタ
が相補的な動作を行うように、補助チョークコイルに発
生する電圧を転流素子としてのトランジスタのベースに
供給することを特徴としている。これにより、転流素子
に発生する損失が小さくなり、高効率のスイッチング電
源を実現することができる。また、小型で高効率のスイ
ッチング電源が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるスイッチング電源の実施例の回
路図。
【図2】 従来の基本的なスイチング電源装置の回路
図。
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 3 制御回路 Q1 スイッチングトランジスタ Q2 転流素子としてのトランジスタ L1 主チョークコイル L2 補助チョークコイル D1 ダイオード

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された直流電圧を制御回路からの信
    号にてオンオフするスイッチング素子、スイッチング素
    子によって断続した電圧を平滑するチョークコイルと平
    滑コンデンサ、スイッチング素子がオフ状態にある時、
    チョークコイルのエネルギー放出のための電流路を形成
    する転流素子を備えたスイッチング電源において、前記
    転流素子としてのトランジスタ及び、前記チョークコイ
    ルに対して並列に設けたダイオードと補助チョークコイ
    ルの直列回路を具備し、該スイッチング素子と該転流素
    子としてのトランジスタが相補的な動作を行うように、
    該補助チョークコイルに発生する電圧を該転流素子とし
    てのトランジスタの制御端子に供給するようにしたこと
    を特徴とするスイッチング電源。
  2. 【請求項2】 入力された直流電圧を制御回路からの信
    号にてオンオフするスイッチング素子、スイッチング素
    子によって断続した電圧を平滑するチョークコイルと平
    滑コンデンサ、スイッチング素子がオフ状態にある時、
    チョークコイルのエネルギー放出のための電流路を形成
    する転流素子を備えたスイッチング電源において、該チ
    ョークコイルの該スイッチング素子側の一端とダイオー
    ドのアノードを接続して該チョークコイルに対して並列
    に接続した該ダイオードと補助チョークコイルによる直
    列回路と、そのエミッタをアースに接続し、コレクタを
    該チョークコイルのスイッチング素子側の一端に接続
    し、ベースを該補助チョークコイルの該ダイオード側の
    一端に接続した前記転流素子としてのPNP型のトラン
    ジスタを具備することを特徴とするスイッチング電源。
JP6087344A 1994-03-31 1994-03-31 スイッチング電源 Expired - Fee Related JP2977442B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6087344A JP2977442B2 (ja) 1994-03-31 1994-03-31 スイッチング電源

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6087344A JP2977442B2 (ja) 1994-03-31 1994-03-31 スイッチング電源

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07274491A JPH07274491A (ja) 1995-10-20
JP2977442B2 true JP2977442B2 (ja) 1999-11-15

Family

ID=13912257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6087344A Expired - Fee Related JP2977442B2 (ja) 1994-03-31 1994-03-31 スイッチング電源

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2977442B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202016007136U1 (de) * 2016-11-21 2018-02-22 Tridonic Gmbh & Co Kg Spannungswandler

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07274491A (ja) 1995-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2901434B2 (ja) 直流安定化電源装置
JP3369134B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JPH0956150A (ja) スイッチング電源装置
KR100268201B1 (ko) 스위칭전원장치
JP2000184698A (ja) スイッチング電源
JP3100914B2 (ja) スイッチング電源
JPH06276731A (ja) 自励式dc−dcコンバータ
JP2977442B2 (ja) スイッチング電源
JP3138218B2 (ja) スイッチング電源回路
JP3242502B2 (ja) 駆動回路
JP3469455B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2767782B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2767783B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2687290B2 (ja) スイッチング電源装置
JPH09308231A (ja) スイッチング電源
JP2835297B2 (ja) スイッチング電源装置
JPH1014236A (ja) 自励式スイッチング電源装置
JP3159065B2 (ja) スイッチング電源回路
JP2687289B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JP3406585B2 (ja) 自励式スイッチング電源装置
JP3008029U (ja) ターンオフタイム改善回路
JP3457442B2 (ja) スイッチング電源装置
EP0590716A2 (en) Drive circuit for a flyback converter with switching transistors in bridge arrangement
JP3419343B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JPH07241070A (ja) スイッチング電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees