JPH09308231A - スイッチング電源 - Google Patents

スイッチング電源

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JPH09308231A
JPH09308231A JP14805196A JP14805196A JPH09308231A JP H09308231 A JPH09308231 A JP H09308231A JP 14805196 A JP14805196 A JP 14805196A JP 14805196 A JP14805196 A JP 14805196A JP H09308231 A JPH09308231 A JP H09308231A
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Japan
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circuit
transistor
voltage
rectifying
input voltage
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JP14805196A
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Tetsushi Otake
徹志 大竹
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Toko Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降圧型のスイッチング電源において、特に
低入力電圧時の効率を向上させ、広い範囲の入力電圧に
対して高い効率が得られるようにする。 【解決手段】 チョークコイルL1とスイッチングトラ
ンジスタQ1の接続点(a)と出力端子2との間に、電
源回路に昇降圧動作を行わせる第1の整流回路4と第2
の整流回路5を並列に接続する。第1の整流回路4は結
合コンデンサC3、補助インダクタンスL2、整流ダイ
オードD1を構成要素とし、第2の整流回路はトランジ
スタQ2、駆動用トランジスタQ3、コンデンサC4を
主な構成要素とする。第1の整流回路4は第2の整流回
路5の動作・不動作に対して自動的に動作状態、不動作
状態となるため、第2の整流回路4の動作・不動作を補
助スイッチとしてのトランジスタQ4によって切り換え
ることにより、入力側から出力側への電力伝送に使用さ
れる整流回路を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チョッパ方式・昇
降圧型のスイッチング電源において、その電力変換効率
を向上させるための回路技術に関する。さらに詳しく
は、スイッチング電源の整流機能部分に性質の異なる2
つの整流回路を組み込み、状況に応じて電源を高効率で
運転することのできる整流回路を選択して使用するもの
である。
【0002】
【従来の技術】昇降圧型のスイッチング電源の回路方式
には様々なものが存在するが、1つの制御系で駆動さ
れ、かつ、トランスを使用しないチョッパ方式に条件を
限定すると、一般には極性反転型と呼ばれるスイッチン
グ電源か、あるいは図3に示す回路構成のスイッチング
電源が用いられる。図3に示す回路の概略の動作は以下
のようになっている。チョークコイルL1とスイッチン
グトランジスタQ1のコレクタを接続した接続点(a)
の電圧は、PWM制御回路3からの信号によるスイッチ
ングトランジスタQ1のオン、オフ動作によって、ロー
レベルとハイレベルの電圧が交互に現れる。ここで、ロ
ーレベルはアース電位であり、ハイレベルは入力電圧と
チョークコイルL1に発生するフライバック電圧の合成
電圧となる。
【0003】スイッチングトランジスタQ1がターンオ
フして接続点(a)の電圧がハイレベルとなると、接続
点(a)の電圧は結合コンデンサC3と整流ダイオード
D1を介して平滑コンデンサC2を充電する。この時結
合コンデンサC3は、接続点(a)側が高電位となる。
スイッチングトランジスタQ1がターンオンすると接続
点(a)の電圧はローレベルとなり、入力端子1、チョ
ークコイルL1、スイッチングトランジスタQ1の経路
で電流が流れ、チョークコイルL1にはフライバック電
圧を発生させるためのエネルギーが蓄積される。そして
結合コンデンサC3はスイッチングトランジスタQ1、
アース、補助インダクタンスL2の経路で放電し、スイ
ッチングトランジスタQ1がオフ状態の時に蓄積された
充電エネルギーを補助インダクタンスL2に移行させ
る。補助インダクタンスL2に移行してきたエネルギー
は、スイッチングトランジスタQ1がオフ状態の時、整
流ダイオードD1を介して平滑コンデンサC2に供給さ
れる。
【0004】このような動作の結果、図3に示す回路で
は、結合コンデンサC3と補助インダクタンスL2の作
用によって、接続点(a)に現れる電圧の交流成分のみ
が整流ダイオードD1のアノードに印加される。この状
電圧の交流成分のうち、整流ダイオードD1を通過する
方向の電圧の大きさを、スイッチングトランジスタQ1
のオンデューティを変化させるこよによって変化させれ
ば、出力電圧を制御することが可能となる。従って、入
力電圧が得ようとする出力電圧より高くとも、あるいは
低くとも、スイッチングトランジスタQ1のオンデュー
ティの制御可能な範囲内であれば出力電圧の定電圧制御
が可能となり、図3に示す回路は、昇降圧型のスイッチ
ング電源として機能する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す回路は、結
合コンデンサC3と補助インダクタンスL2の作用によ
って昇降圧型のスイッチング電源として機能する。ここ
で回路に入力される電圧が低い場合、出力電圧を一定に
保つために、PWM制御回路3はスイッチングトランジ
スタQ1のオンデューティが大きくなるような制御動作
を行う。先に述べた動作から分かるように、結合コンデ
ンサC3には、スイッチングトランジスタQ1のオン、
オフ動作によって交流的な電流、即ち、充電電流と放電
電流が流れる。スイッチングトランジスタQ1のオンデ
ューティが大きい程、この結合コンデンサC3に流れる
交流的な電流は大きくなり、結合コンデンサC3におい
て発生する損失が増加する。
【0006】その結果、図3に示す回路の効率は図2に
示す特性曲線(イ)のように推移し、図3に示す回路で
は低入力電圧時において高効率を得ることが困難であっ
た。従って本発明は、広い範囲の入力電圧に対して一定
の出力電圧を得るための昇降圧型のスイッチング電源に
おいて、低入力電圧時の効率を向上させることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力端子とア
ース等の基準電位点との間に主インダクタンス要素とス
イッチング素子とを直列に接続し、スイッチング素子を
オン、オフした時に主インダクタンス要素とスイッチン
グ素子の接続点に現れる電圧を整流・平滑することによ
り直流出力を得る、チョッパ方式のスイッチング電源装
置において、昇降圧動作を可能とする第1と第2のそれ
ぞれ特性の異なる整流回路、入力電圧の検出手段を具備
し、入力電圧の検出手段からの信号に応じて第1の整流
回路あるいは第2の整流回路の一方に、主インダクタン
ス要素と該スイッチング素子の接続点に現れる電圧を整
流させ、所望の出力電圧を得ることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】入力端子とアースとの間にチョー
クコイルとスイッチングトランジスタを直列に接続し、
スイッチングトランジスタのベースにPWM制御回路の
信号出力端子を接続する。チョークコイルとスイッチン
グトランジスタの接続点(以後、接続点(a)とする)
とアースの間に結合コンデンサと補助インダクタンスを
直列に接続し、結合コンデンサと補助インダクタンスの
接続点と出力端子との間に整流ダイオードを接続する。
この結合コンデンサ、補助インダクタンス、整流ダイオ
ードにより第1の整流回路を形成する。
【0009】接続点(a)と出力端子との間に整流素子
としてのPNP型のトランジスタを接続し、整流素子と
してのトランジスタのベースとアースとの間にNPN型
の駆動用トランジスタを接続する。駆動用トランジスタ
のベースと接続点(a)の間にはコンデンサを接続す
る。この整流素子としてのトランジスタ、駆動用トラン
ジスタ、コンデンサにより第2の整流回路の主要部を形
成する。入力端子とアースとの間に、定電圧ダイオー
ド、第1と第2の抵抗を直列に接続し、入力電圧検出回
路を形成する。駆動用トランジスタのベースをアースと
の間に補助スイッチとしてのトランジスタを接続し、ト
ランジスタのベースを入力電圧検出回路を形成する第1
と第2の抵抗の接続点に接続する。
【0010】
【実施例】低入力電圧時における効率を向上させた、本
発明による昇降圧型のスイッチング電源の回路を図1に
示した。なお、図1の回路における図3の回路で示され
たものと同一の構成要素には同じ符号を付与してある。
また、1、2は高電位側の入力端子及び出力端子を示
し、低電位側の入力端子及び出力端子は、共通のアース
として示している。図1に示す回路は以下のように構成
されている。
【0011】入力端子1とアースとの間にフィルタ用の
コンデンサC1を接続する。入力端子1とアースとの間
には、さらにチョークコイルL1とスイッチングトラン
ジスタQ1を直列に接続し、スイッチングトランジスタ
Q1のベースはPWM制御回路3の信号出力端子(P
O)に接続する。チョークコイルL1とスイッチングト
ランジスタQ1の接続点(a)とアースとの間に結合コ
ンデンサC3と補助インダクタンスL2を直列に接続
し、結合コンデンサC3と補助インダクタンスL2の接
続点を整流ダイオードD1を介して出力端子2に接続す
る。この結合コンデンサC3、補助インダクタンスL
2、整流ダイオードD1により第1の整流回路4が形成
される。出力端子2とアースとの間には、平滑コンデン
サC2及び出力電圧検出用の抵抗R1とR2の直列回路
を並列の状態で接続し、抵抗R1とR2の接続点はPW
M制御回路3の検出端子(FB)に接続する。
【0012】接続点(a)をPNP型トランジスタより
なる整流素子としてのトランジスタQ2のエミッタに接
続し、トランジスタQ2のコレクタを出力端子2に接続
する。トランジスタQ2のベースは抵抗R3を介して駆
動用トランジスタQ3のコレクタに接続し、駆動用トラ
ンジスタQ3のエミッタはアースに接続する。駆動用ト
ランジスタQ3のベースは抵抗R4とコンデンサC4の
直列回路を介して接続点(a)に接続し、さらにそのベ
ースをアノードがアースに接続されたダイオードD2の
カソードに接続する。トランジスタQ2のベースとチョ
ークコイルL1の入力端子1側の一端との間に抵抗R5
とコンデンサC5を直列に接続する。このトランジスタ
Q2、駆動用トランジスタQ3、コンデンサC4、C
5、抵抗R3、R4、R5及びダイオードD2によっ
て、第2の整流回路5が形成される。
【0013】入力端子1を定電圧ダイオードDZのカソ
ードに接続し、定電圧ダイオードDZのアノードを、抵
抗R6とR7の直列回路を介してアースに接続する。こ
の定電圧ダイオードDZ、抵抗R6、R7によって入力
電圧検出回路6が形成される。抵抗R6とR7の接続点
をNPN型トランジスタよりなる補助スイッチとしての
トランジスタQ4のベースに接続し、トランジスタQ4
のコレクタは駆動用トランジスタQ3のベースに、トラ
ンジスタQ4のエミッタはアースにそれぞれ接続する。
【0014】以上のような構成の図1の回路において、
第1の整流回路4は図3に示す従来の回路の整流機能部
分と同一の構成であり、第2の整流回路5は同期整流方
式の整流回路の構成となっている。ここで第2の整流回
路5の概略の動作は以下のようになっている。スイッチ
ングトランジスタQ1がオン、オフ動作をすることによ
り、接続点(a)には、ローレベル(即ち、アース電
位)とハイレベル(即ち、入力電圧とフライバック電圧
の合成電圧)の電圧が交互に現れる。
【0015】駆動用トランジスタQ3のベースには、コ
ンデンサC4の作用によって、この接続点(a)に現れ
る電圧の交流成分が印加され、駆動用トランジスタQ3
は接続点(a)の電圧がハイレベルの時にオン状態、ロ
ーレベルの時にオフ状態となる。するとトランジスタQ
2のベースには駆動用トランジスタQ3の動作に応じて
電流が流れ、トランジスタQ2はオン、オフ動作を繰り
返すことになる。その結果、トランジスタQ2はスイッ
チングトランジスタQ1とは相補的に動作し、接続点
(a)に現れる電圧の整流を行う。なお、コンデンサC
5と抵抗R5の直列回路は、チョークコイルL1の端子
間に現れる電圧をトランジスタQ2のベースへ導き、ト
ランジスタQ2のターンオン、ターンオフの動作速度を
向上させる。
【0016】なお、以上の動作は一定に制御すべき出力
電圧よりも入力電圧の方が低い場合に行われるものであ
り、出力電圧よりも入力電圧の方が高い場合には以下の
点で異なる動作となる。すなわち、スイッチングトラン
ジスタQ1のオンデューティが小さくなることで駆動用
トランジスタQ3のベースに入力される信号が小さくな
り、駆動用トランジスタQ3及びトランジスタQ2は、
そのコレクタ、エミッタに電気抵抗を有する導通状態と
なる。この時のトランジスタQ2のコレクタ、エミッタ
間の電気抵抗はスイッチングトランジスタQ1のオンデ
ューティに応じて変化し、その結果、トランジスタQ2
はシリーズレギュレータに類似した動作を行って出力電
圧を制御する。
【0017】この動作から分かるように、第2の整流回
路5は第1の整流回路4と同様に、電源回路に昇降圧動
作を行わせることを可能とする整流回路となっている。
いま、第2の整流回路5を不動作とし、第1の整流回路
4のみによって図1に示す電源回路を運転すると、その
図1の回路の効率は図2に示す特性曲線(イ)のように
推移し、逆に第1の整流回路4を不動作とし、第2の整
流回路5のみによって図1に示す電源回路を運転する
と、その図1の回路の効率は図2に示す特性曲線(ロ)
のように推移する。第1の整流回路4は入力電圧が高い
時に高効率で動作することが可能であり、第2の整流回
路は入力電圧が低い時に高効率で動作することが可能で
あるので、入力電圧に応じて整流回路の動作を切り換え
れば、電源回路を高効率で運転することができる。
【0018】その整流回路の動作・不動作を切り換える
手段として、図1の回路では、入力電圧検出回路6と補
助スイッチとしてのトランジスタQ4を設けている。入
力電圧検出回路6は定電圧ダイオードDZの作用によっ
て、入力電圧が所定の電圧(V1 )以上になった時、ト
ランジスタQ4にオン信号を出力する。トランジスタQ
4は入力電圧検出回路6からオン信号を受けると、駆動
用トランジスタQ3のベースをアースと接続し、駆動用
トランジスタQ3をオフ状態に保持する。その結果、整
流素子としてのトランジスタQ2はオフ状態に保持さ
れ、第2の整流回路5は不動作状態となる。なお、入力
電圧検出回路6がオン信号を出力する入力電圧の値(V
1 )は、第1の整流回路4の効率(線(イ))と第2の
整流回路の効率(線(ロ))が、ほぼ同じになる時点の
電圧値が望ましい。
【0019】従って、第1の整流回路4、第2の整流回
路5、入力電圧検出回路6及びトランジスタQ4の相互
の関係から、入力電圧に対する図1の回路の動作は以下
のようになる。先ず、入力電圧が電圧V1 よりも低い場
合には、入力電圧検出回路6がオン信号を出力しないた
めトランジスタQ4はオフ状態であり、第2の整流回路
5は動作が可能な状態となっている。ここで第1の整流
回路4における接続点(a)と出力端子2の間の電位差
は、コンデンサC3の充電電圧と整流ダイオードD1の
順方向降下電圧を合わせた値によって決定される。これ
に対し、第2の整流回路5における接続点(a)と出力
端子2の間の電位差は、トランジスタQ2のコレクタ、
エミッタ間の電圧のみによって決定される。
【0020】トランジスタQ2がオン状態となれば、ト
ランジスタQ2のコレクタ、エミッタ間の電圧はコンデ
ンサC3の充電電圧と整流ダイオードD1の順方向降下
電圧を加えた値よりも小さくなる。そのため整流ダイオ
ードD1に電流は流れず、第1の整流回路4は自動的に
不動作状態となる。従ってスイッチングトランジスタQ
1がオン、オフ動作をした時、接続点(a)に現れる電
圧は第2の整流回路5によって整流され、入力側から出
力側へのエネルギーの供給は、第2の整流回路5を介し
て行われる。
【0021】次に入力電圧が電圧V1 よりも高い場合に
は、入力電圧検出回路がオン信号を出力してトランジス
タQ4をオン状態とするため、第2の整流回路5は不動
作状態となる。すると第1の整流回路4は自動的に動作
状態となり、スイッチングトランジスタQ1がオン、オ
フ動作をした時、接続点(a)に現れる電圧は第1の整
流回路4によって整流され、入力側から出力側へのエネ
ルギーの供給は、第1の整流回路4を介して行われる。
このような動作過程により、図1に示す回路の総合効率
は図2中の特性曲線(ハ)のように推移し、図3の従来
の回路に比べて入力電圧が低い範囲における効率を大幅
に向上させることが可能となる。
【0022】なお、図1に示す実施例の回路において
は、第1の整流回路4の整流ダイオードD1は、トラン
ジスタ素子による同期整流方式の整流素子としても良
い。一方、第2の整流回路5については、コンデンサC
5と抵抗R5は回路の仕様によって除かれる場合、ダイ
オードD2の代わりに抵抗R素子が使用される場合、抵
抗R3にスピードアップ用のコンデンサを並列接続する
場合等、様々な回路の変形が可能であり、図1に示す回
路構成に限定されるものではない。さらに入力電圧検出
回路6は、図1においては電圧V1 の検出に定電圧ダイ
オードDZ、抵抗R6、R7の直列回路にて形成した
が、入力電圧が電圧V1 以上の時と入力電圧が電圧V1
以下の時では異なる信号を出力する機能を備えた回路・
装置であれば良く、図1の構成に限定されない。このよ
うに、本発明の要旨を変更しない範囲での各整流回路の
変形は可能である。
【0023】
【発明の効果】以上に述べたように本発明は、結合コン
デンサC3と補助インダクタンスL2を備えることで電
源回路の昇降圧動作を可能とする第1の整流回路4と、
トランジスタQ2と駆動用トランジスタQ3とコンデン
サC4を備えることで電源回路の昇降圧動作を可能とす
る第2の整流回路5の、性質の異なる2つの整流回路を
組み合わせたことを特徴としている。第2の整流回路5
の動作状態、不動作状態に応じて第1の整流回路4が自
動的に不動作状態、動作状態となるため、(1)整流回
路の動作の切り換えは、第2の整流回路5の動作・不動
作を決定する補助スイッチとしてのトランジスタQ4の
みで行え、(2)電力の伝送線路に電流路を分岐させる
ための切り換えスイッチを設けなくて良い、等の利点が
ある。
【0024】(1)の利点は回路構成が複雑になること
を防止し、(2)の利点は回路の効率が低下する要因を
排除することになり、スイッチング電源の大型化を防止
しながら効率を向上させることができるという効果を奏
する。そして、入力電圧に応じて各整流回路の動作状態
が切り替えられるため、電源回路は常に効率の高い整流
回路によって運転され、従来の回路において問題となっ
ていた入力電圧が低い場合の効率が向上する。従って本
発明によれば、入力電圧の広い範囲に渡って高い効率が
得られるスイッチング電源を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるスイッチング電源の実施例の回
路図。
【図2】 入力電圧に対する回路効率の特性図。
【図3】 従来の昇降圧型のスイッチング電源の回路
図。
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 3 PWM制御回路 4 第1の整流回路 5 第2の整流回路 6 入力電圧検出回路 C2 平滑コンデンサ C3 結合コンデンサ C4 コンデンサ(容量素子) D1 整流ダイオード DZ 定電圧ダイオード L1 チョークコイル L2 補助インダクタンス Q1 スイッチングトランジスタ Q2 整流素子としてのトランジスタ Q3 駆動用トランジスタ Q4 補助スイッチとしてのトランジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子とアース等の基準電位点との間
    に主インダクタンス要素とスイッチング素子とを直列に
    接続し、該スイッチング素子をオン、オフした時に該主
    インダクタンス要素と該スイッチング素子の接続点に現
    れる電圧を整流・平滑することにより直流出力を得る、
    チョッパ方式のスイッチング電源装置において、昇降圧
    動作を可能とし、入力電圧が高いときに高い効率を示す
    第1の整流回路、昇降圧動作を可能とし、入力電圧が低
    いときに高い効率を示す第2の整流回路および入力電圧
    の検出手段を具備し、該入力電圧の検出手段からの信号
    に応じて該第1の整流回路あるいは第2の整流回路の一
    方に、該主インダクタンス要素と該スイッチング素子の
    接続点に現れる電圧を整流させ、出力電圧を得ることを
    特徴とするスイッチング電源。
  2. 【請求項2】 入力端子とアース等の基準電位点との間
    に主インダクタンス要素とスイッチング素子とを直列に
    接続し、該スイッチング素子をオン、オフした時に該主
    インダクタンス要素と該スイッチング素子の接続点に現
    れる電圧を整流・平滑することにより直流出力を得る、
    チョッパ方式のスイッチング電源装置において、 該主インダクタンス要素と該スイッチング素子の接続点
    と基準電位点との間に接続された結合コンデンサと補助
    インダクタンスの直列回路と、該結合コンデンサと該補
    助インダクタンスの接続点と出力端子との間に接続され
    た整流素子を備えた第1の整流回路、 該主インダクタンス要素と該スイッチング素子の接続点
    と該出力端子との間に接続されたPNP型のトランジス
    タ整流素子と、該トランジスタ整流素子のベースと基準
    電位点との間に接続されたNPN型の駆動用トランジス
    タと、該主インダクタンス要素と該スイッチング素子の
    接続点と該駆動用トランジスタのベースとの間に接続さ
    れた容量素子を備えた、同期整流方式の第2の整流回
    路、 該出力端子と基準電位点との間に接続された平滑コンデ
    ンサ、 入力電圧を検出する入力電圧検出回路、 該入力電圧検出回路からの信号に応じて該第2の整流回
    路の該トランジスタ整流素子をオフ状態に保つ補助スイ
    ッチ、を備えることを特徴とするスイッチング電源。
  3. 【請求項3】 前記補助スイッチは、前記駆動用トラン
    ジスタのベースと基準電位点との間に接続されることを
    特徴とする、請求項2に記載したスイッチング電源。
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