JP2977050B2 - 固体撮像装置及びその駆動方法 - Google Patents
固体撮像装置及びその駆動方法Info
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- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
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- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高速度カメラシステ
ムに使用される固体撮像装置及びその駆動方法に関す
る。
ムに使用される固体撮像装置及びその駆動方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、高速度カメラシステムに使用され
る固体撮像装置では、高フレームレートを実現するため
に、受光部を複数個のブロックに分割し、その各々のブ
ロックの出力を並列に取り出すことができるように構成
されている。
る固体撮像装置では、高フレームレートを実現するため
に、受光部を複数個のブロックに分割し、その各々のブ
ロックの出力を並列に取り出すことができるように構成
されている。
【0003】例えば、IEEE Transactions on Electron
Devices, Vol. ED-19, No. 9, 1982pp. 1469-1477に
は、図20に示す構成のイメージセンサが示されている。
このイメージセンサでは、受光領域100 を6つのブロッ
ク101-1, 101-2, ・・・ 101-6 に分け、それぞれが32本の
並列出力を持っている。各ブロックはシーケンシャルに
選択されるが、1つのブロックのみを連続的に選択する
ことにより、TVモニタへの表示領域は1/6になる
が、6倍のフレームレートを得ることができる。水平方
向の画素出力はシフトレジスタ102 からの選択パルスに
より読み出されるようになっている。なお図20におい
て、103 は外部クロック発生手段、104 はブロックアド
レス手段、105 は出力選択用FET、106 は結合マトリ
クスである。
Devices, Vol. ED-19, No. 9, 1982pp. 1469-1477に
は、図20に示す構成のイメージセンサが示されている。
このイメージセンサでは、受光領域100 を6つのブロッ
ク101-1, 101-2, ・・・ 101-6 に分け、それぞれが32本の
並列出力を持っている。各ブロックはシーケンシャルに
選択されるが、1つのブロックのみを連続的に選択する
ことにより、TVモニタへの表示領域は1/6になる
が、6倍のフレームレートを得ることができる。水平方
向の画素出力はシフトレジスタ102 からの選択パルスに
より読み出されるようになっている。なお図20におい
て、103 は外部クロック発生手段、104 はブロックアド
レス手段、105 は出力選択用FET、106 は結合マトリ
クスである。
【0004】またEG & G RETICON社カタログRA256
8Nには、図21に示すような構成の高速イメージセンサ
が示されている。このイメージセンサは、複数個の水平
走査回路201, 202, ・・・ 207, 208を備えており、その個
数分の出力端子211, 212, ・・・ 218 が設けられている。
この図示例では、水平走査回路 201と202 , 203と204
, ・・・ 207と208で組になっており、受光領域を4つの
ブロックに分けている。それぞれの水平走査回路は同時
に走査させることができるので、4倍のフレームレート
が得られるようになっている。
8Nには、図21に示すような構成の高速イメージセンサ
が示されている。このイメージセンサは、複数個の水平
走査回路201, 202, ・・・ 207, 208を備えており、その個
数分の出力端子211, 212, ・・・ 218 が設けられている。
この図示例では、水平走査回路 201と202 , 203と204
, ・・・ 207と208で組になっており、受光領域を4つの
ブロックに分けている。それぞれの水平走査回路は同時
に走査させることができるので、4倍のフレームレート
が得られるようになっている。
【0005】またテレビジョン学会技術報告、Vol. 10,
No.52, pp. 31〜36, 1987の伊沢氏他の“可変電子シ
ャッタ付TSL撮像素子”という論文においては、スタ
ートパルスを入力することで、内部状態がクリアされる
シフトレジスタを備えたTSL(Transversal Signal L
ine )撮像素子が示されており、出画したい場所まで高
速走査を行うことにより、図22に示したようなウィンド
ウ処理ができることが開示されている。
No.52, pp. 31〜36, 1987の伊沢氏他の“可変電子シ
ャッタ付TSL撮像素子”という論文においては、スタ
ートパルスを入力することで、内部状態がクリアされる
シフトレジスタを備えたTSL(Transversal Signal L
ine )撮像素子が示されており、出画したい場所まで高
速走査を行うことにより、図22に示したようなウィンド
ウ処理ができることが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで図20に示した
従来のイメージセンサにおいては、受光部の複数の分割
ブロックは縦方向のみに分割されているので、最高フレ
ームレートでのTVモニタ表示は横長のパターンに固定
されるため、水平方向に受光領域を分割して更に高フレ
ームレートを得ることはできない。
従来のイメージセンサにおいては、受光部の複数の分割
ブロックは縦方向のみに分割されているので、最高フレ
ームレートでのTVモニタ表示は横長のパターンに固定
されるため、水平方向に受光領域を分割して更に高フレ
ームレートを得ることはできない。
【0007】また図21に示したイメージセンサでは、図
20に示したものとは逆に垂直方向に受光領域を分割する
ことができない。また1ブロックの水平走査回路を1ブ
ロックの受光領域の水平方向の範囲内におさめるため、
図21に示すように上下方向に2つ走査回路をもたせるよ
うな工夫が必要である。一般に走査回路は、その両端部
に付加回路が必要なため、複数の走査回路を設ける構成
では、画素が微細化した場合に、レイアウトが困難にな
ってくる。
20に示したものとは逆に垂直方向に受光領域を分割する
ことができない。また1ブロックの水平走査回路を1ブ
ロックの受光領域の水平方向の範囲内におさめるため、
図21に示すように上下方向に2つ走査回路をもたせるよ
うな工夫が必要である。一般に走査回路は、その両端部
に付加回路が必要なため、複数の走査回路を設ける構成
では、画素が微細化した場合に、レイアウトが困難にな
ってくる。
【0008】一方、図22に示した従来の撮像素子におい
ては、図20及び図21に示した従来例に比べ出画領域の設
定は自由に行えるが、高速走査と通常走査が混在してい
るため、制御が煩雑であること、更には出画中は通常走
査になるため、シフトレジスタの高速性を生かしきれな
いという問題点を有する。
ては、図20及び図21に示した従来例に比べ出画領域の設
定は自由に行えるが、高速走査と通常走査が混在してい
るため、制御が煩雑であること、更には出画中は通常走
査になるため、シフトレジスタの高速性を生かしきれな
いという問題点を有する。
【0009】本発明は、従来の固体撮像装置における上
記問題点を解消するためになされたもので、簡単な構成
で水平,垂直両方向に受光領域を分割して高フレームレ
ートを得ることの可能な固体撮像装置及びその駆動方法
を提供することを目的とする。
記問題点を解消するためになされたもので、簡単な構成
で水平,垂直両方向に受光領域を分割して高フレームレ
ートを得ることの可能な固体撮像装置及びその駆動方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】上記問題点を解
決するため、本発明は、シフトレジスタに供給する複数
の転送クロックパルスのある状態において、シフトレジ
スタの全ての出力を同一状態にすることのできるシフト
レジスタを受光画素の走査手段として備えた固体撮像装
置において、1つのシフトレジスタを複数のブロックに
分割し、転送クロックパルスの全部あるいは一部を分割
したブロック毎に独立に供給して全てのあるいは一部の
受光画素の情報を読み出すように構成するものである。
決するため、本発明は、シフトレジスタに供給する複数
の転送クロックパルスのある状態において、シフトレジ
スタの全ての出力を同一状態にすることのできるシフト
レジスタを受光画素の走査手段として備えた固体撮像装
置において、1つのシフトレジスタを複数のブロックに
分割し、転送クロックパルスの全部あるいは一部を分割
したブロック毎に独立に供給して全てのあるいは一部の
受光画素の情報を読み出すように構成するものである。
【0011】このように構成した固体撮像装置において
は、複数に分割されたシフトレジスタの各分割ブロック
に、ブロック毎に独立に転送クロックパルスが供給さ
れ、それにより受光画素は該シフトレジスタにより一部
あるいは全てが走査されて信号が読み出され、一部のみ
を繰り返し走査した場合は、高フレームレートが実現で
きる。
は、複数に分割されたシフトレジスタの各分割ブロック
に、ブロック毎に独立に転送クロックパルスが供給さ
れ、それにより受光画素は該シフトレジスタにより一部
あるいは全てが走査されて信号が読み出され、一部のみ
を繰り返し走査した場合は、高フレームレートが実現で
きる。
【0012】
【実施例】次に実施例について説明する。図1は、本発
明に係る固体撮像装置における受光部の駆動走査部を構
成するシフトレジスタの第1実施例を示す回路構成図で
ある。この実施例のシフトレジスタの単位回路は図2に
示す2段のクロックドインバータ1,2から構成されて
いる。クロックドインバータは周知のように、図3に示
す如く直列接続された2個のp−MOSFET3,4
と、同じく直列接続された2個のn−MOSFET5,
6とを直列接続し、p−MOSFET4とn−MOSF
ET5の各ゲートに共通に入力信号INを印加し、p−
MOSFET3のゲートにはクロックパルスφ1 、n−
MOSFET6のゲートにはクロックパルス /φ1 (負
論理φ1 )を印加するように構成されている。
明に係る固体撮像装置における受光部の駆動走査部を構
成するシフトレジスタの第1実施例を示す回路構成図で
ある。この実施例のシフトレジスタの単位回路は図2に
示す2段のクロックドインバータ1,2から構成されて
いる。クロックドインバータは周知のように、図3に示
す如く直列接続された2個のp−MOSFET3,4
と、同じく直列接続された2個のn−MOSFET5,
6とを直列接続し、p−MOSFET4とn−MOSF
ET5の各ゲートに共通に入力信号INを印加し、p−
MOSFET3のゲートにはクロックパルスφ1 、n−
MOSFET6のゲートにはクロックパルス /φ1 (負
論理φ1 )を印加するように構成されている。
【0013】クロックパルスφ1 が“L”レベル、した
がって /φ1 が“H”レベルになると、p−MOSFE
T3及びn−MOSFET6が導通し、このとき入力信
号INが“H”レベルとなっているとn−MOSFET
5が導通し、このクロックドインバータ1の出力7はV
SS(“L”)となる。逆に、入力信号INが“L”レベ
ルとなっているとp−MOSFET4が導通し、クロッ
クドインバータ1の出力7はVDD(“H”)となる。ク
ロックドインバータ2はクロックドインバータ1と同様
な構成であり、同様にクロックパルスφ2 , /φ2 で制
御される。なおシフトレジスタの単位回路は、入力信号
INとクロックパルスφ1, /φ1 ,φ2 , /φ2 の印
加方法を変えた、図4に示す構成のものでもよい。
がって /φ1 が“H”レベルになると、p−MOSFE
T3及びn−MOSFET6が導通し、このとき入力信
号INが“H”レベルとなっているとn−MOSFET
5が導通し、このクロックドインバータ1の出力7はV
SS(“L”)となる。逆に、入力信号INが“L”レベ
ルとなっているとp−MOSFET4が導通し、クロッ
クドインバータ1の出力7はVDD(“H”)となる。ク
ロックドインバータ2はクロックドインバータ1と同様
な構成であり、同様にクロックパルスφ2 , /φ2 で制
御される。なおシフトレジスタの単位回路は、入力信号
INとクロックパルスφ1, /φ1 ,φ2 , /φ2 の印
加方法を変えた、図4に示す構成のものでもよい。
【0014】図1は、上記図3又は図4に示した構成の
単位回路を8段接続して構成したシフトレジスタで、4
段ずつの2つのブロックA,Bからなる。各ブロック
A,Bには、それぞれ独立にクロックパルスφ1A, /φ
1A,φ2A, /φ2A及びφ1B, /φ1B,φ2B, /φ2Bが供
給され、各単位回路の出力端子O1A, ・・・ O4A,O1B,
・・・ O4Bより出力が得られるようになっている。
単位回路を8段接続して構成したシフトレジスタで、4
段ずつの2つのブロックA,Bからなる。各ブロック
A,Bには、それぞれ独立にクロックパルスφ1A, /φ
1A,φ2A, /φ2A及びφ1B, /φ1B,φ2B, /φ2Bが供
給され、各単位回路の出力端子O1A, ・・・ O4A,O1B,
・・・ O4Bより出力が得られるようになっている。
【0015】次に、このように構成されたシフトレジス
タの動作を図5〜図7の信号波形図を用いて説明する。
図5は通常走査の場合の信号波形を示し、ブロックA,
Bで駆動される受光部を順次走査する。各ブロックA,
Bに供給されるクロックパルスは、φ1A=φ1B,φ2A=
φ2Bとなっており、シフトレジスタの各段の出力端子O
1A〜O4A,O1B〜O4Bには、図示の如く順次パルスが出
力される。
タの動作を図5〜図7の信号波形図を用いて説明する。
図5は通常走査の場合の信号波形を示し、ブロックA,
Bで駆動される受光部を順次走査する。各ブロックA,
Bに供給されるクロックパルスは、φ1A=φ1B,φ2A=
φ2Bとなっており、シフトレジスタの各段の出力端子O
1A〜O4A,O1B〜O4Bには、図示の如く順次パルスが出
力される。
【0016】図6は第1の分割走査の場合の信号波形を
示す図であり、ブロックBのみに順次パルスを出力し、
ブロックBで駆動される受光部のみ順次走査する。シフ
トレジスタのスタートパルスφSTが“H”レベルのと
き、クロックパルスφ2Aを“L”レベルとしておく。ク
ロックパルスφ1Aが“L”レベルになると(t=
t1 )、初段のクロックドインバータはスタートパルス
φSTの“H”レベルを取り込み、“L”レベルを出力す
る。このときクロックパルスφ1A,φ2Aともに“L”レ
ベルとなっているため、ブロックAの4段の単位回路を
構成する8つのクロックドインバータは全て動作してお
り、出力端子O1A〜O4Aは同時に“H”レベルとなる。
スタートパルスφSTが“H”レベルから“L”レベルと
なった後、クロックパルスφ1Aが“L”レベルとなると
(t=t2 )、初段のクロックドインバータはスタート
パルスφSTの“L”レベルを取り込み、“H”レベルを
出力する。このときクロックパルスφ1A,φ2Aとも
“L”レベルとなっているため、ブロックAの8つのク
ロックドインバータは全て動作しており、出力端子O1A
〜O4Aは同時に“L”レベルとなる。この後、クロック
パルスφ2Aは通常走査と同じパルスに復帰する(φ2A=
φ2B)。
示す図であり、ブロックBのみに順次パルスを出力し、
ブロックBで駆動される受光部のみ順次走査する。シフ
トレジスタのスタートパルスφSTが“H”レベルのと
き、クロックパルスφ2Aを“L”レベルとしておく。ク
ロックパルスφ1Aが“L”レベルになると(t=
t1 )、初段のクロックドインバータはスタートパルス
φSTの“H”レベルを取り込み、“L”レベルを出力す
る。このときクロックパルスφ1A,φ2Aともに“L”レ
ベルとなっているため、ブロックAの4段の単位回路を
構成する8つのクロックドインバータは全て動作してお
り、出力端子O1A〜O4Aは同時に“H”レベルとなる。
スタートパルスφSTが“H”レベルから“L”レベルと
なった後、クロックパルスφ1Aが“L”レベルとなると
(t=t2 )、初段のクロックドインバータはスタート
パルスφSTの“L”レベルを取り込み、“H”レベルを
出力する。このときクロックパルスφ1A,φ2Aとも
“L”レベルとなっているため、ブロックAの8つのク
ロックドインバータは全て動作しており、出力端子O1A
〜O4Aは同時に“L”レベルとなる。この後、クロック
パルスφ2Aは通常走査と同じパルスに復帰する(φ2A=
φ2B)。
【0017】ブロックBには通常走査と同じクロックパ
ルスが供給されており、ブロックAの最終段出力端子O
4Aの出力は、t=t1 でクロックパルスφ1Bが“L”レ
ベルとなったとき、ブロックBの初段のクロックドイン
バータに取り込まれ、以下通常走査と同様にクロックパ
ルスφ2Bの立ち下がりに同期して順次シフトされてい
く。
ルスが供給されており、ブロックAの最終段出力端子O
4Aの出力は、t=t1 でクロックパルスφ1Bが“L”レ
ベルとなったとき、ブロックBの初段のクロックドイン
バータに取り込まれ、以下通常走査と同様にクロックパ
ルスφ2Bの立ち下がりに同期して順次シフトされてい
く。
【0018】以上の動作説明からわかるように、図1に
示したシフトレジスタに図6に示すタイミングでクロッ
クパルスを供給することにより、スタートパルスΦSTの
印加直後、ブロックAの出力は同一期間で全て“H”レ
ベルになるが、ブロックAを飛び越し、ブロックBの出
力で駆動される受光部だけを走査することができる。
示したシフトレジスタに図6に示すタイミングでクロッ
クパルスを供給することにより、スタートパルスΦSTの
印加直後、ブロックAの出力は同一期間で全て“H”レ
ベルになるが、ブロックAを飛び越し、ブロックBの出
力で駆動される受光部だけを走査することができる。
【0019】図7は第2の分割走査の場合の信号波形を
示す図であり、ブロックAのみに順次パルスを出力し、
ブロックAで駆動される受光部のみ順次走査する。ブロ
ックAには通常走査と同じクロックパルスを供給し、出
力端子O1A〜O4Aより順次パルスが出力される。ブロッ
クAの最終段の出力端子O4Aの出力は、ブロックBに供
給されているクロックパルスφ1Bが、t=t3 で“L”
レベルになったとき、ブロックBの初段のクロックドイ
ンバータに取り込まれ、t=t4 でクロックパルスφ2B
が“L”レベルになったとき、出力端子O1Bは“H”レ
ベルを出力する。クロックパルスφ2Bは、t=t4 から
クロックパルスφ1Bが次に“L”レベルとなっている期
間に重なるように“L”レベルとしておく。t=t5 で
クロックパルスφ1Bが“L”レベルとなると、ブロック
Bの初段のクロックドインバータはブロックAの最終段
出力端子O4Aの出力“L”レベルを取り込み、“H”レ
ベルを出力する。このとき、クロックパルスφ1B,φ2B
がともに“L”レベルとなっているので、ブロックBの
8つのクロックドインバータは全て動作しており、出力
端子O1B〜O4Bの出力は同時に“L”レベルとなる。こ
の後、クロックパルスφ2Bは通常走査と同じパルスに復
帰する(φ2B=φ2A)。
示す図であり、ブロックAのみに順次パルスを出力し、
ブロックAで駆動される受光部のみ順次走査する。ブロ
ックAには通常走査と同じクロックパルスを供給し、出
力端子O1A〜O4Aより順次パルスが出力される。ブロッ
クAの最終段の出力端子O4Aの出力は、ブロックBに供
給されているクロックパルスφ1Bが、t=t3 で“L”
レベルになったとき、ブロックBの初段のクロックドイ
ンバータに取り込まれ、t=t4 でクロックパルスφ2B
が“L”レベルになったとき、出力端子O1Bは“H”レ
ベルを出力する。クロックパルスφ2Bは、t=t4 から
クロックパルスφ1Bが次に“L”レベルとなっている期
間に重なるように“L”レベルとしておく。t=t5 で
クロックパルスφ1Bが“L”レベルとなると、ブロック
Bの初段のクロックドインバータはブロックAの最終段
出力端子O4Aの出力“L”レベルを取り込み、“H”レ
ベルを出力する。このとき、クロックパルスφ1B,φ2B
がともに“L”レベルとなっているので、ブロックBの
8つのクロックドインバータは全て動作しており、出力
端子O1B〜O4Bの出力は同時に“L”レベルとなる。こ
の後、クロックパルスφ2Bは通常走査と同じパルスに復
帰する(φ2B=φ2A)。
【0020】以上の動作説明からわかるように、図1に
示したシフトレジスタに図7に示すタイミングでクロッ
クパルスを供給することにより、ブロックAの出力で駆
動される受光部のみ走査し、ブロックBの出力で駆動さ
れる受光部は走査しないようにすることができる。
示したシフトレジスタに図7に示すタイミングでクロッ
クパルスを供給することにより、ブロックAの出力で駆
動される受光部のみ走査し、ブロックBの出力で駆動さ
れる受光部は走査しないようにすることができる。
【0021】以上のように、図6又は図7に示すタイミ
ングでクロックパルスを供給し、その1サイクルに相当
する間隔でスタートパルスφSTを与えれば、1つのブロ
ックのみを連続的に走査することができ、このシフトレ
ジスタを用いた固体撮像装置では、高フレームレートの
分割読み出しが行なえる。
ングでクロックパルスを供給し、その1サイクルに相当
する間隔でスタートパルスφSTを与えれば、1つのブロ
ックのみを連続的に走査することができ、このシフトレ
ジスタを用いた固体撮像装置では、高フレームレートの
分割読み出しが行なえる。
【0022】図8はシフトレジスタの第2実施例を示す
回路構成図であり、この実施例のシフトレジスタは6段
の点線で囲んだ単位回路からなり、3段ずつの2つのブ
ロックA,Bで構成されている。シフトレジスタの単位
回路の構成及びパルスタイミングを図9及び図10に示
す。単位回路への入力パルスINは、n−MOSFET
11のゲートに印加されるクロックパルスφ1 が“H”レ
ベルになると、インバータ12の入力に取り込まれ、イン
バータ12は“L”レベルを出力する。次にp−MOSF
ET13に印加されるクロックパルスφ2 が“L”レベル
になると、インバータ12の出力(=“L”)は、インバ
ータ14の入力に取り込まれ、インバータ14は“H”レベ
ルを出力する。単位回路への入力パルスINが“H”レ
ベルから“L”レベルに立ち下がると、同様な動作が行
われ、インバータ14の出力OUTはクロックパルスφ2
の立ち下がりに同期して立ち下がる。
回路構成図であり、この実施例のシフトレジスタは6段
の点線で囲んだ単位回路からなり、3段ずつの2つのブ
ロックA,Bで構成されている。シフトレジスタの単位
回路の構成及びパルスタイミングを図9及び図10に示
す。単位回路への入力パルスINは、n−MOSFET
11のゲートに印加されるクロックパルスφ1 が“H”レ
ベルになると、インバータ12の入力に取り込まれ、イン
バータ12は“L”レベルを出力する。次にp−MOSF
ET13に印加されるクロックパルスφ2 が“L”レベル
になると、インバータ12の出力(=“L”)は、インバ
ータ14の入力に取り込まれ、インバータ14は“H”レベ
ルを出力する。単位回路への入力パルスINが“H”レ
ベルから“L”レベルに立ち下がると、同様な動作が行
われ、インバータ14の出力OUTはクロックパルスφ2
の立ち下がりに同期して立ち下がる。
【0023】次に図8に示したシフトレジスタの動作
を、図11〜図13に示した信号波形図を用いて説明する。
図11は通常走査の信号波形を示し、ブロックA,Bで駆
動される受光部を順次走査する。各ブロックA,Bに供
給されるクロックパルスは、φ1A=φ1B,φ2A=φ2Bと
なっており、シフトレジスタの各段の出力端子O1A〜O
3A,O1B〜O3Bには、図示の如く順次パルスが出力され
る。
を、図11〜図13に示した信号波形図を用いて説明する。
図11は通常走査の信号波形を示し、ブロックA,Bで駆
動される受光部を順次走査する。各ブロックA,Bに供
給されるクロックパルスは、φ1A=φ1B,φ2A=φ2Bと
なっており、シフトレジスタの各段の出力端子O1A〜O
3A,O1B〜O3Bには、図示の如く順次パルスが出力され
る。
【0024】図12は図8に示した第2実施例のシフトレ
ジスタにおける第1の分割走査の場合の信号波形を示す
図であり、ブロックBのみに順次パルスを出力し、ブロ
ックBで駆動される受光部のみ順次走査する。シフトレ
ジスタのスタートパルスφSTが“H”レベルのとき、ク
ロックパルスφ2Aを“L”レベルとしておく。クロック
パルスφ1Aがt=t1で“H”レベルになる。このとき
クロックパルスφ2Aは“L”レベルになっているので、
ブロックAの3つの単位回路は全て導通し、出力端子O
1A〜O3Aの出力は同時に“H”レベルとなる。スタート
パルスφSTが“H”レベルから“L”レベルとなった
後、クロックパルスφ1Aがt=t2 で“H”レベルにな
ると、このときにもφ2Aは“L”レベルとなっているの
で、ブロックAの3つの単位回路は全て導通し、出力端
子O1A〜O3Aの出力は同時に“L”レベルとなる。この
後、クロックパルスφ2Aは通常走査と同じパルスに復帰
する(φ2A=φ2B)。
ジスタにおける第1の分割走査の場合の信号波形を示す
図であり、ブロックBのみに順次パルスを出力し、ブロ
ックBで駆動される受光部のみ順次走査する。シフトレ
ジスタのスタートパルスφSTが“H”レベルのとき、ク
ロックパルスφ2Aを“L”レベルとしておく。クロック
パルスφ1Aがt=t1で“H”レベルになる。このとき
クロックパルスφ2Aは“L”レベルになっているので、
ブロックAの3つの単位回路は全て導通し、出力端子O
1A〜O3Aの出力は同時に“H”レベルとなる。スタート
パルスφSTが“H”レベルから“L”レベルとなった
後、クロックパルスφ1Aがt=t2 で“H”レベルにな
ると、このときにもφ2Aは“L”レベルとなっているの
で、ブロックAの3つの単位回路は全て導通し、出力端
子O1A〜O3Aの出力は同時に“L”レベルとなる。この
後、クロックパルスφ2Aは通常走査と同じパルスに復帰
する(φ2A=φ2B)。
【0025】ブロックBには通常走査と同じクロックパ
ルスが供給されており、ブロックAの最終段出力端子O
3Aの出力は、t=t1 でクロックパルスφ1Bが“H”レ
ベルとなったとき、ブロックBの初段のインバータに取
り込まれ、以下通常走査と同様にクロックパルスφ2Bの
立ち下がりに同期して順次シフトされていく。
ルスが供給されており、ブロックAの最終段出力端子O
3Aの出力は、t=t1 でクロックパルスφ1Bが“H”レ
ベルとなったとき、ブロックBの初段のインバータに取
り込まれ、以下通常走査と同様にクロックパルスφ2Bの
立ち下がりに同期して順次シフトされていく。
【0026】図13は第2実施例における第2の分割走査
の場合の信号波形を示す図であり、ブロックAのみに順
次パルスを出力し、ブロックAで駆動される受光部のみ
順次走査する。ブロックAには通常走査と同じクロック
パルスを供給し、出力端子O1A〜O3Aより順次パルスが
出力される。ブロックAの最終段の出力端子O3Aの出力
は、ブロックBに供給されているクロックパルスφ
1Bが、t=t3 で“H”レベルになったとき、ブロック
Bの初段のインバータに取り込まれ、t=t4 でクロッ
クパルスφ2Bが“L”レベルになったとき、出力端子O
1Bは“H”レベルを出力する。クロックパルスφ2Bは、
t=t4 からクロックパルスφ1Bが次に“H”レベルに
なっている期間に重なるように“L”レベルとしてお
く。t=t5 でクロックパルスφ1Bが“H”レベルとな
ると、ブロックBの初段のインバータはブロックAの最
終段出力端子O3Aの出力“L”レベルを取り込む。この
とき、クロックパルスφ1B,φ2Bともに“L”レベルと
なっているので、ブロックBの3つの単位回路は全て導
通しており、出力端子O1B〜O3Bの出力は同時に“L”
レベルとなる。この後、クロックパルスφ2Bは通常走査
と同じパルスに復帰する(φ2B=φ2A)。
の場合の信号波形を示す図であり、ブロックAのみに順
次パルスを出力し、ブロックAで駆動される受光部のみ
順次走査する。ブロックAには通常走査と同じクロック
パルスを供給し、出力端子O1A〜O3Aより順次パルスが
出力される。ブロックAの最終段の出力端子O3Aの出力
は、ブロックBに供給されているクロックパルスφ
1Bが、t=t3 で“H”レベルになったとき、ブロック
Bの初段のインバータに取り込まれ、t=t4 でクロッ
クパルスφ2Bが“L”レベルになったとき、出力端子O
1Bは“H”レベルを出力する。クロックパルスφ2Bは、
t=t4 からクロックパルスφ1Bが次に“H”レベルに
なっている期間に重なるように“L”レベルとしてお
く。t=t5 でクロックパルスφ1Bが“H”レベルとな
ると、ブロックBの初段のインバータはブロックAの最
終段出力端子O3Aの出力“L”レベルを取り込む。この
とき、クロックパルスφ1B,φ2Bともに“L”レベルと
なっているので、ブロックBの3つの単位回路は全て導
通しており、出力端子O1B〜O3Bの出力は同時に“L”
レベルとなる。この後、クロックパルスφ2Bは通常走査
と同じパルスに復帰する(φ2B=φ2A)。
【0027】以上の動作説明からわかるように、第2実
施例のシフトレジスタでも第1実施例と同様に、1つの
ブロックのみを連続的にシフト動作することができ、こ
のシフトレジスタを用いた固体撮像装置では、高フレー
ムレートの分割読み出しが行えるという作用効果が得ら
れる。
施例のシフトレジスタでも第1実施例と同様に、1つの
ブロックのみを連続的にシフト動作することができ、こ
のシフトレジスタを用いた固体撮像装置では、高フレー
ムレートの分割読み出しが行えるという作用効果が得ら
れる。
【0028】図14にシフレトレジスタの第3実施例の回
路構成図を示す。この実施例は、図1に示した第1実施
例において、2つのブロックA,Bに独立に供給してい
るクロックパルスφ1A,φ1Bが全く同じ波形であること
から、これらを1つのクロックパルスに共通化して1本
のラインで供給するように構成したものである。この実
施例の動作は第1実施例と全く同じである。なおこの実
施例では、第1実施例に比べて供給するクロックパルス
の数を減らすことができるという効果が得られる。
路構成図を示す。この実施例は、図1に示した第1実施
例において、2つのブロックA,Bに独立に供給してい
るクロックパルスφ1A,φ1Bが全く同じ波形であること
から、これらを1つのクロックパルスに共通化して1本
のラインで供給するように構成したものである。この実
施例の動作は第1実施例と全く同じである。なおこの実
施例では、第1実施例に比べて供給するクロックパルス
の数を減らすことができるという効果が得られる。
【0029】上記各実施例では、図3又は図4、あるい
は図9に示した単位回路を多段接続してシフトレジスタ
を構成したものを示したが、同様な機能をもつ他の構成
の単位回路を用いて本発明に係るシフトレジスタを構成
することもできる。
は図9に示した単位回路を多段接続してシフトレジスタ
を構成したものを示したが、同様な機能をもつ他の構成
の単位回路を用いて本発明に係るシフトレジスタを構成
することもできる。
【0030】図15は、図14に示した第3実施例のシフト
レジスタを用いた固体撮像装置の構成例を示す概略構成
図である。この固体撮像装置は、9×9画素からなる受
光部21と、図14に示したシフトレジスタからなる垂直シ
フトレジスタ22及び水平シフトレジスタ23とで構成され
ている。この構成例では、垂直シフトレジスタ22及び水
平シフトレジスタ23は、それぞれ3ブロックに分割され
ており、3×3画素を1ブロックとする読み出しが行え
るようになっている。画素は、MOSイメージセンサ,
CMDイメージセンサ,SITイメージセンサ,AMI
イメージセンサなど、X−Yアドレス読み出し可能な画
素であれば何れでも用いることができる。なお画素の種
類に応じて読み出し回路は適宜変更される。この構成例
では、後述の図17及び図18に示す信号波形図のタイミン
グからわかるように、3×3画素を1ブロックとして読
み出すために、シフトレジスタのクロックパルス
φV2A ,φH2a は、最初の2段だけに供給している。
レジスタを用いた固体撮像装置の構成例を示す概略構成
図である。この固体撮像装置は、9×9画素からなる受
光部21と、図14に示したシフトレジスタからなる垂直シ
フトレジスタ22及び水平シフトレジスタ23とで構成され
ている。この構成例では、垂直シフトレジスタ22及び水
平シフトレジスタ23は、それぞれ3ブロックに分割され
ており、3×3画素を1ブロックとする読み出しが行え
るようになっている。画素は、MOSイメージセンサ,
CMDイメージセンサ,SITイメージセンサ,AMI
イメージセンサなど、X−Yアドレス読み出し可能な画
素であれば何れでも用いることができる。なお画素の種
類に応じて読み出し回路は適宜変更される。この構成例
では、後述の図17及び図18に示す信号波形図のタイミン
グからわかるように、3×3画素を1ブロックとして読
み出すために、シフトレジスタのクロックパルス
φV2A ,φH2a は、最初の2段だけに供給している。
【0031】図16の(A)は受光部の全画面を読み出す
場合のパルスタイミングを示す図で、図16の(B)はそ
の拡大図である。φV2A =φV2B ,φH2a =φH2b とす
る。垂直シフトレジスタ22で受光部21のある1行が選択
されている期間(垂直選択)に、水平シフトレジスタ23
で水平方向の9画素を順次走査することにより、全画面
の画素信号が出力線24を介して時系列的に読み出され、
信号出力Sig が得られる。
場合のパルスタイミングを示す図で、図16の(B)はそ
の拡大図である。φV2A =φV2B ,φH2a =φH2b とす
る。垂直シフトレジスタ22で受光部21のある1行が選択
されている期間(垂直選択)に、水平シフトレジスタ23
で水平方向の9画素を順次走査することにより、全画面
の画素信号が出力線24を介して時系列的に読み出され、
信号出力Sig が得られる。
【0032】図17は、受光部21の中央部の3×3画素の
みを繰り返し走査する場合のパルスタイミングを示す図
で、図18はその拡大図である。この場合は、垂直シフト
レジスタ22のブロックB及び水平シフトレジスタ23のブ
ロックbからのみ順次パルスが出力するように、各クロ
ックパルスを図示のように選定する。この場合のクロッ
クパルスは、図6及び図7に示した図1のシフトレジス
タの分割走査用の信号波形を併用したものとなる。
みを繰り返し走査する場合のパルスタイミングを示す図
で、図18はその拡大図である。この場合は、垂直シフト
レジスタ22のブロックB及び水平シフトレジスタ23のブ
ロックbからのみ順次パルスが出力するように、各クロ
ックパルスを図示のように選定する。この場合のクロッ
クパルスは、図6及び図7に示した図1のシフトレジス
タの分割走査用の信号波形を併用したものとなる。
【0033】図17には、クロックパルスと垂直シフトレ
ジスタ22から出力される垂直選択パルスV1〜V9のタ
イミングを示している。クロックパルスφV2A とφV2B
の波形を制御することにより、3行の垂直選択パルスV
4〜V6を繰り返し順次出力する。そして垂直選択パル
スV4〜V6に対応して水平シフトレジスタ23のスター
トパルスφHST を印加する。
ジスタ22から出力される垂直選択パルスV1〜V9のタ
イミングを示している。クロックパルスφV2A とφV2B
の波形を制御することにより、3行の垂直選択パルスV
4〜V6を繰り返し順次出力する。そして垂直選択パル
スV4〜V6に対応して水平シフトレジスタ23のスター
トパルスφHST を印加する。
【0034】図18には、水平シフトレジスタ23に印加す
るクロックパルスと水平選択パルスH1〜H9のタイミ
ングを示している。クロックパルスφH2a とφH2b の波
形を制御することにより、3列の水平選択パルスH4〜
H6を繰り返し順次出力する。信号出力Sig は、水平選
択パルスH1〜H9に応じて、図示のようになる。
るクロックパルスと水平選択パルスH1〜H9のタイミ
ングを示している。クロックパルスφH2a とφH2b の波
形を制御することにより、3列の水平選択パルスH4〜
H6を繰り返し順次出力する。信号出力Sig は、水平選
択パルスH1〜H9に応じて、図示のようになる。
【0035】図19に受光部21の選択領域の例を示す。図
16に示したパルスタイミングで垂直シフトレジスタ及び
水平シフトレジスタを動作させた場合の走査領域は、
(F)で示す全領域選択に対応し、図17及び図18に示し
たパルスタイミングで動作させた場合の走査領域は、
(A)で示す選択領域に対応する。垂直及び水平シフト
レジスタへのクロックパルスの波形の簡単な制御だけ
で、選択領域の大きさ及び位置を、図示例に限らず、種
々に設定することができる。
16に示したパルスタイミングで垂直シフトレジスタ及び
水平シフトレジスタを動作させた場合の走査領域は、
(F)で示す全領域選択に対応し、図17及び図18に示し
たパルスタイミングで動作させた場合の走査領域は、
(A)で示す選択領域に対応する。垂直及び水平シフト
レジスタへのクロックパルスの波形の簡単な制御だけ
で、選択領域の大きさ及び位置を、図示例に限らず、種
々に設定することができる。
【0036】上記構成例では、エリアセンサに適用した
ものを挙げて説明したが、本発明はラインセンサにも適
用できることは言うまでもない。
ものを挙げて説明したが、本発明はラインセンサにも適
用できることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上実施例に基づいて説明したように、
本発明によれば、複数に分割されたシフトレジスタの各
分割ブロックに、ブロック毎に独立に転送クロックパル
スが供給されるので、受光画素の一部のみを繰り返し走
査することができ、高フレームレートが実現できる。ま
た受光画素の走査選択領域の大きさ及び位置は、分割ブ
ロックの範囲内において、独立に供給する転送クロック
パルスの選定により任意に設定することができる。
本発明によれば、複数に分割されたシフトレジスタの各
分割ブロックに、ブロック毎に独立に転送クロックパル
スが供給されるので、受光画素の一部のみを繰り返し走
査することができ、高フレームレートが実現できる。ま
た受光画素の走査選択領域の大きさ及び位置は、分割ブ
ロックの範囲内において、独立に供給する転送クロック
パルスの選定により任意に設定することができる。
【図1】本発明に係る固体撮像装置に用いるシフトレジ
スタの第1実施例を示す回路構成図である。
スタの第1実施例を示す回路構成図である。
【図2】図1に示したシフトレジスタを構成する単位回
路を示すブロック構成図である。
路を示すブロック構成図である。
【図3】図2に示した単位回路のトランジスタレベルで
の回路構成を示す図である。
の回路構成を示す図である。
【図4】単位回路の他の回路構成を示す図である。
【図5】図1に示したシフトレジスタにより通常走査を
行う場合の信号波形を示す図である。
行う場合の信号波形を示す図である。
【図6】図1に示したシフトレジスタにより分割走査を
行う場合の信号波形を示す図である。
行う場合の信号波形を示す図である。
【図7】図1に示したシフトレジスタにより他の分割走
査を行う場合の信号波形を示す図である。
査を行う場合の信号波形を示す図である。
【図8】シフトレジスタの第2実施例を示す回路構成図
である。
である。
【図9】図8に示したシフトレジスタの単位回路を示す
ブロック構成図である。
ブロック構成図である。
【図10】図9に示した単位回路の動作を説明するための
信号波形図である。
信号波形図である。
【図11】図8に示したシフトレジスタにより通常走査を
行う場合の信号波形を示す図である。
行う場合の信号波形を示す図である。
【図12】図8に示したシフトレジスタにより分割走査を
行う場合の信号波形を示す図である。
行う場合の信号波形を示す図である。
【図13】図8に示したシフトレジスタにより他の分割走
査を行う場合の信号波形を示す図である。
査を行う場合の信号波形を示す図である。
【図14】シフトレジスタの第3実施例を示す回路構成図
である。
である。
【図15】図14に示したシフトレジスタを用いた固体撮像
装置の構成例を示す図である。
装置の構成例を示す図である。
【図16】図14に示した固体撮像装置において通常走査を
行う場合の信号波形を示す図である。
行う場合の信号波形を示す図である。
【図17】図14に示した固体撮像装置において分割走査を
行う場合の信号波形を示す図である。
行う場合の信号波形を示す図である。
【図18】図17に示した信号波形を拡大して示す図であ
る。
る。
【図19】受光部の分割選択領域の例を示す図である。
【図20】従来のイメージセンサの構成例を示すブロック
構成図である。
構成図である。
【図21】従来のイメージセンサの他の構成例を示す回路
構成図である。
構成図である。
【図22】従来の他のイメージセンサによるウィンドウ処
理を説明するための図である。
理を説明するための図である。
1 クロックドインバータ 2 クロックドインバータ 3 p−MOSFET 4 p−MOSFET 5 n−MOSFET 6 n−MOSFET 11 n−MOSFET 12 インバータ 13 p−MOSFET 14 インバータ 21 受光部 22 垂直シフトレジスタ 23 水平シフトレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/30 - 5/335
Claims (5)
- 【請求項1】 シフトレジスタに供給する複数の転送ク
ロックパルスのある状態において、シフトレジスタの全
ての出力を同一状態にすることのできるシフトレジスタ
を受光画素の走査手段として備えた固体撮像装置におい
て、1つのシフトレジスタを複数のブロックに分割し、
転送クロックパルスの全部あるいは一部を分割したブロ
ック毎に独立に供給して全てのあるいは一部の受光画素
の情報を読み出すように構成したことを特徴とする固体
撮像装置。 - 【請求項2】 シフトレジスタに供給する複数の転送ク
ロックパルスのある状態において、シフトレジスタの全
ての出力を同一状態にすることのできるシフトレジスタ
を受光画素の走査手段として備えた固体撮像装置の駆動
方法において、一つのシフトレジスタを複数のブロック
に分割して転送クロックパルスの全部あるいは一部を分
割したブロック毎に独立に供給し、前記分割したブロッ
ク毎に供給される転送クロックパルスのパルス波形をそ
れぞれ制御して、全てのあるいは一部の受光画素の情報
を読み出すことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。 - 【請求項3】 前記シフトレジスタの分割したブロック
毎に供給される転送クロックパルスを同一にして、全て
の受光画素の情報を読み出すことを特徴とする請求項2
記載の固体撮像装置の駆動方法。 - 【請求項4】 前記シフトレジスタのある分割ブロック
の出力が全て一時的に活性となるように、該分割ブロッ
クに供給される転送クロックパルスを制御し、且つ該分
割ブロックの最終段の出力のみが次段の分割ブロックに
取り込まれ順次シフトしていくように、次段の分割ブロ
ックに供給される転送クロックパルスを制御して、一部
の受光画素の情報を読み出すことを特徴とする請求項2
記載の固体撮像装置の駆動方法。 - 【請求項5】 前記シフトレジスタのある分割ブロック
の出力が順次活性化するように、該分割ブロックに供給
される転送クロックパルスを制御し、且つ該分割ブロッ
クの最終段の出力が活性化したのち次段の分割ブロック
の出力が全て不活性化するように、次段の分割ブロック
に供給される転送クロックパルスを制御して、一部の受
光画素の情報を読み出すことを特徴とする請求項2記載
の固体撮像装置の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3062520A JP2977050B2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | 固体撮像装置及びその駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3062520A JP2977050B2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | 固体撮像装置及びその駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04277985A JPH04277985A (ja) | 1992-10-02 |
JP2977050B2 true JP2977050B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=13202549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3062520A Expired - Fee Related JP2977050B2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | 固体撮像装置及びその駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2977050B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3530845B2 (ja) | 2002-02-07 | 2004-05-24 | キヤノン株式会社 | 撮像装置、カメラ及び情報処理装置 |
JP3830474B2 (ja) | 2003-07-16 | 2006-10-04 | オリンパス株式会社 | 固体撮像装置 |
JP4504069B2 (ja) * | 2004-04-06 | 2010-07-14 | オリンパス株式会社 | 固体撮像装置および読出し領域制御方法 |
-
1991
- 1991-03-05 JP JP3062520A patent/JP2977050B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH04277985A (ja) | 1992-10-02 |
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