JPH0583658A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JPH0583658A JPH0583658A JP3270046A JP27004691A JPH0583658A JP H0583658 A JPH0583658 A JP H0583658A JP 3270046 A JP3270046 A JP 3270046A JP 27004691 A JP27004691 A JP 27004691A JP H0583658 A JPH0583658 A JP H0583658A
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- liquid crystal
- crystal display
- row
- display device
- row driver
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- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 NTSC方式をハイビジョン方式へ簡素な構成で
変換し得る液晶表示装置、及びハイビジョン方式及びNT
SC方式のいずれのテレビジョン信号の表示に際してもイ
ンタレース表示可能な液晶表示装置の提供を目的とす
る。 【構成】 NTSC方式のテレビジョン信号を表示する際
に、1フィールド分の各走査線の有効表示期間の信号を
順次液晶表示デバイスの4ラインに同時に書込む行ドラ
イバ2O, 2Eと、映像信号の有効表示期間外では有効表示
期間内よりも周波数が高いクロックを使用して書込むこ
とにより映像信号の有効表示部分を画面の中央に表示す
る列ドライバ3O, 3Eを備えている。また、インタレース
表示のために、液晶表示デバイスの行を選択する4個の
行ドライバ20, 21, 22, 23を備え、それぞれが4n−3
行, 4n−2行, 4n−1行, 4n行(但し、n=1, 2,3
…)の各行を選択するように液晶表示デバイス1に接続
されている。
変換し得る液晶表示装置、及びハイビジョン方式及びNT
SC方式のいずれのテレビジョン信号の表示に際してもイ
ンタレース表示可能な液晶表示装置の提供を目的とす
る。 【構成】 NTSC方式のテレビジョン信号を表示する際
に、1フィールド分の各走査線の有効表示期間の信号を
順次液晶表示デバイスの4ラインに同時に書込む行ドラ
イバ2O, 2Eと、映像信号の有効表示期間外では有効表示
期間内よりも周波数が高いクロックを使用して書込むこ
とにより映像信号の有効表示部分を画面の中央に表示す
る列ドライバ3O, 3Eを備えている。また、インタレース
表示のために、液晶表示デバイスの行を選択する4個の
行ドライバ20, 21, 22, 23を備え、それぞれが4n−3
行, 4n−2行, 4n−1行, 4n行(但し、n=1, 2,3
…)の各行を選択するように液晶表示デバイス1に接続
されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハイビジョン方式のテレ
ビジョン信号の表示を目的としたドットマトリックス液
晶表示デバイスを有する液晶表示装置に関し、更に詳述
すれば、ハイビジョン方式とNTSC方式との双方のテレビ
ジョン信号を表示し得るドットマトリックス表示装置に
関する。
ビジョン信号の表示を目的としたドットマトリックス液
晶表示デバイスを有する液晶表示装置に関し、更に詳述
すれば、ハイビジョン方式とNTSC方式との双方のテレビ
ジョン信号を表示し得るドットマトリックス表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なテレビジョン方式の一つ
であるNTSC方式のテレビジョン信号 (以下、NTSC信号と
いう) に対して水平解像度, 走査線数及びアスペクト比
が異なるハイビジョン方式のテレビジョン信号 (以下、
ハイビジョン信号という) を表示するためのハイビジョ
ン受像機によりNTSC信号を受信して表示する方法, 装置
が、たとえばシャープ技報第45号に示されている「NTSC
−HDコンバータ」 (1990年6月)等のように種々開発さ
れている。
であるNTSC方式のテレビジョン信号 (以下、NTSC信号と
いう) に対して水平解像度, 走査線数及びアスペクト比
が異なるハイビジョン方式のテレビジョン信号 (以下、
ハイビジョン信号という) を表示するためのハイビジョ
ン受像機によりNTSC信号を受信して表示する方法, 装置
が、たとえばシャープ技報第45号に示されている「NTSC
−HDコンバータ」 (1990年6月)等のように種々開発さ
れている。
【0003】上述の技術は、NTSC信号の映像期間を水平
方向に時間軸圧縮し、それにより画面の左右に生じる空
きスペースに固定データを挿入してハイビジョン信号に
変換して表示するものである。
方向に時間軸圧縮し、それにより画面の左右に生じる空
きスペースに固定データを挿入してハイビジョン信号に
変換して表示するものである。
【0004】ところで、ドットマトリックスタイプの液
晶表示デバイスは、従来は主として小型コンピュータの
表示装置として使用されていたが、小型且つ薄型でしか
も低消費電力である映像表示装置として近年では携帯用
の小型テレビジョン受像機に、あるいは薄型である特徴
を利用して所謂壁掛けテレビジョン等にも用途が広がっ
ている。
晶表示デバイスは、従来は主として小型コンピュータの
表示装置として使用されていたが、小型且つ薄型でしか
も低消費電力である映像表示装置として近年では携帯用
の小型テレビジョン受像機に、あるいは薄型である特徴
を利用して所謂壁掛けテレビジョン等にも用途が広がっ
ている。
【0005】図1は液晶表示デバイスの駆動回路の従来
の一般的な構成例を示すブロック図である。
の一般的な構成例を示すブロック図である。
【0006】図1において、液晶表示デバイス1はm行
×n列に配列された複数の液晶画素1Eにて構成されてい
る。各液晶画素1Eはそれぞれスイッチトランジスタ1aと
液晶素子1bとで構成されている。
×n列に配列された複数の液晶画素1Eにて構成されてい
る。各液晶画素1Eはそれぞれスイッチトランジスタ1aと
液晶素子1bとで構成されている。
【0007】同一行の液晶画素1Eはそれぞれゲート線G1
〜Gmにて接続されていて、これらのゲート線G1〜Gmの内
のいずれかにより対応する一行の液晶画素1Eが選択され
る。一方、同一列の液晶画素1Eはそれぞれソース線D1〜
Dnにて接続されていて、これらのソース線D1〜Dnの内の
いずれかにより対応する一列の液晶画素1Eが選択され
る。
〜Gmにて接続されていて、これらのゲート線G1〜Gmの内
のいずれかにより対応する一行の液晶画素1Eが選択され
る。一方、同一列の液晶画素1Eはそれぞれソース線D1〜
Dnにて接続されていて、これらのソース線D1〜Dnの内の
いずれかにより対応する一列の液晶画素1Eが選択され
る。
【0008】各液晶画素1Eのスイッチトランジスタ1aの
ゲートはそれぞれが属する行に対応するゲート線Gi(i=
1〜m)に接続され、またソース (導通端子) はそれぞ
れが属する列に対応するソース線Dj(j=1〜n)に接続
されている。
ゲートはそれぞれが属する行に対応するゲート線Gi(i=
1〜m)に接続され、またソース (導通端子) はそれぞ
れが属する列に対応するソース線Dj(j=1〜n)に接続
されている。
【0009】各ゲート線G1〜Gmは行ドライバ2に、各ソ
ース線D1〜Dnは列ドライバ3に接続されている。行ドラ
イバ2はシフトレジスタ2a及び出力回路2bにて構成され
ており、同期制御回路4から与えられる制御信号に応答
してゲート線Giを順次的に1本ずつ選択する。一方、列
ドライバ3はシフトレジスタ3a, サンプルホールド回路
3b及び出力回路3cにて構成されている。シフトレジスタ
3aは同期制御回路4から与えられるスタートパルスSTH
とシフトクロックCKH とに応答してサンプルホールド回
路3bの動作タイミングを規定する信号を発生する。この
サンプルホールド回路3bはシフトレジスタ3aから与えら
れる信号に応答して、映像信号RGB をサンプリングし且
つ保持する。
ース線D1〜Dnは列ドライバ3に接続されている。行ドラ
イバ2はシフトレジスタ2a及び出力回路2bにて構成され
ており、同期制御回路4から与えられる制御信号に応答
してゲート線Giを順次的に1本ずつ選択する。一方、列
ドライバ3はシフトレジスタ3a, サンプルホールド回路
3b及び出力回路3cにて構成されている。シフトレジスタ
3aは同期制御回路4から与えられるスタートパルスSTH
とシフトクロックCKH とに応答してサンプルホールド回
路3bの動作タイミングを規定する信号を発生する。この
サンプルホールド回路3bはシフトレジスタ3aから与えら
れる信号に応答して、映像信号RGB をサンプリングし且
つ保持する。
【0010】行ドライバ2では同期制御回路4から与え
られるスタートパルスSTV とシフトクロックCKV とに応
答してゲート線Giを順次立ち上げる信号を発生し、これ
により1水平走査期間において1本のゲート線Giのみが
選択される。水平帰線期間においてこの1行、換言すれ
ば1本のゲート線Giに接続される各スイッチトランジス
タ1aがオン状態になり、ソース線D1〜Dn上に伝達された
画像情報が液晶素子1bに伝達される。
られるスタートパルスSTV とシフトクロックCKV とに応
答してゲート線Giを順次立ち上げる信号を発生し、これ
により1水平走査期間において1本のゲート線Giのみが
選択される。水平帰線期間においてこの1行、換言すれ
ば1本のゲート線Giに接続される各スイッチトランジス
タ1aがオン状態になり、ソース線D1〜Dn上に伝達された
画像情報が液晶素子1bに伝達される。
【0011】このような構成では、ゲート線G1〜Gmは1
水平走査期間の間に1回ずつ順次選択されるため、映像
信号の奇数フィールドでは奇数ラインを、偶数フィール
ドでは偶数ラインをそれぞれ飛越して表示するインタレ
ース表示を行うことは出来ない。
水平走査期間の間に1回ずつ順次選択されるため、映像
信号の奇数フィールドでは奇数ラインを、偶数フィール
ドでは偶数ラインをそれぞれ飛越して表示するインタレ
ース表示を行うことは出来ない。
【0012】インタレース表示を行うための液晶表示デ
バイスの構成として、たとえば行ドライバとして奇数行
用行ドライバと偶数行用行ドライバとの二つを設け、ス
タートパルスは奇数フィールドの際に発生されるパルス
と偶数フィールドの際に発生されるパルスとをそれぞれ
の行ドライバに与え、奇数フィールドと偶数フィールド
とで1行間隔の表示を反復するインタレース表示を行う
構成が考えられる。
バイスの構成として、たとえば行ドライバとして奇数行
用行ドライバと偶数行用行ドライバとの二つを設け、ス
タートパルスは奇数フィールドの際に発生されるパルス
と偶数フィールドの際に発生されるパルスとをそれぞれ
の行ドライバに与え、奇数フィールドと偶数フィールド
とで1行間隔の表示を反復するインタレース表示を行う
構成が考えられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のシャ
ープ技報第45号に「NTSC−HDコンバータ」 (1990年6
月)として開示されている技術では、ディジタルメモリ
のリードクロック/ライトクロックの周波数を変化させ
ることにより時間軸圧縮を行っているが、このためには
A/Dコンバータ, ラインメモリ, D/Aコンバータ等のハ
ードウェアが余分に必要になり、装置規模の拡大及び製
品としてのコストアップを招来する。
ープ技報第45号に「NTSC−HDコンバータ」 (1990年6
月)として開示されている技術では、ディジタルメモリ
のリードクロック/ライトクロックの周波数を変化させ
ることにより時間軸圧縮を行っているが、このためには
A/Dコンバータ, ラインメモリ, D/Aコンバータ等のハ
ードウェアが余分に必要になり、装置規模の拡大及び製
品としてのコストアップを招来する。
【0014】また、上述のインタレース表示を行う構成
では、奇数行用行ドライバには奇数行用のゲート線が接
続され、偶数行用行ドライバには偶数行のゲート線が接
続される。このような構成を採れば、NTSC信号の約2倍
の走査線数を有するハイビジョン信号をインタレース表
示することが可能になるが、NTSC信号を表示する場合に
は連続する2本のゲート線が交互に順次的に選択される
ため、NTSC信号はインタレース表示することが出来な
い。
では、奇数行用行ドライバには奇数行用のゲート線が接
続され、偶数行用行ドライバには偶数行のゲート線が接
続される。このような構成を採れば、NTSC信号の約2倍
の走査線数を有するハイビジョン信号をインタレース表
示することが可能になるが、NTSC信号を表示する場合に
は連続する2本のゲート線が交互に順次的に選択される
ため、NTSC信号はインタレース表示することが出来な
い。
【0015】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、第1の発明は A/Dコンバータ, ラインメモ
リ, D/Aコンバータ等の余分なハードウェアを必要とせ
ずにNTSC−HDコンバージョン、即ちNTSC方式のテレビジ
ョン信号のハイビジョン方式のテレビジョン信号への変
換を行い得る液晶表示装置の提供を目的とする。
ものであり、第1の発明は A/Dコンバータ, ラインメモ
リ, D/Aコンバータ等の余分なハードウェアを必要とせ
ずにNTSC−HDコンバージョン、即ちNTSC方式のテレビジ
ョン信号のハイビジョン方式のテレビジョン信号への変
換を行い得る液晶表示装置の提供を目的とする。
【0016】また第2の発明は、ハイビジョン方式のテ
レビジョン信号を表示可能な液晶表示デバイスでハイビ
ジョン方式のテレビジョン信号を表示する際にも、また
NTSC方式のテレビジョン信号を表示する際にもインタレ
ース表示可能な液晶表示装置の提供を目的とする。
レビジョン信号を表示可能な液晶表示デバイスでハイビ
ジョン方式のテレビジョン信号を表示する際にも、また
NTSC方式のテレビジョン信号を表示する際にもインタレ
ース表示可能な液晶表示装置の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置の
第1の発明は、ハイビジョン方式のテレビジョン信号を
表示することを目的とした液晶表示デバイスにより水平
解像度,走査線数及びアスペクト比が異なるNTSC方式の
テレビジョン信号を表示する際に、まず垂直方向に関し
てはNTSC方式のテレビジョン信号の1フィールド分の各
走査線の内の有効表示期間の信号をそれぞれ順次液晶表
示デバイスの4ラインに同時に書込み、または倍速変換
されたNTSC方式のテレビジョン信号の 525本の各走査線
の内の有効表示期間の信号を液晶表示デバイスの2ライ
ンに同時に書込むことにより走査線数をハイビジョン方
式に一致させ、また水平方向に関しては液晶表示デバイ
スを駆動する列ドライバのシフトレジスタのシフトクロ
ックに映像信号の有効表示期間外では有効表示期間内よ
りも周波数が高いクロックを使用して書込みを行うこと
により映像信号の有効表示部分を画面の中央に表示する
と共にアスペクト比をハイビジョン方式と一致させてNT
SC方式での真円が同様に真円となるように表示するもの
である。
第1の発明は、ハイビジョン方式のテレビジョン信号を
表示することを目的とした液晶表示デバイスにより水平
解像度,走査線数及びアスペクト比が異なるNTSC方式の
テレビジョン信号を表示する際に、まず垂直方向に関し
てはNTSC方式のテレビジョン信号の1フィールド分の各
走査線の内の有効表示期間の信号をそれぞれ順次液晶表
示デバイスの4ラインに同時に書込み、または倍速変換
されたNTSC方式のテレビジョン信号の 525本の各走査線
の内の有効表示期間の信号を液晶表示デバイスの2ライ
ンに同時に書込むことにより走査線数をハイビジョン方
式に一致させ、また水平方向に関しては液晶表示デバイ
スを駆動する列ドライバのシフトレジスタのシフトクロ
ックに映像信号の有効表示期間外では有効表示期間内よ
りも周波数が高いクロックを使用して書込みを行うこと
により映像信号の有効表示部分を画面の中央に表示する
と共にアスペクト比をハイビジョン方式と一致させてNT
SC方式での真円が同様に真円となるように表示するもの
である。
【0018】本発明の液晶表示装置の第2の発明は、NT
SC方式よりも走査線数が多いハイビジョン方式のテレビ
ジョン信号を表示するために走査線数をハイビジョン方
式のそれに一致させた液晶画素行を有するドットマトリ
ックスタイプの液晶表示デバイスを用いた液晶表示装置
において、NTSC方式のテレビジョン信号をインタレース
表示するために、液晶表示デバイスの行を選択する行ド
ライバを4個備え、それぞれの行ドライバが第4n−3
行, 第4n−2行, 第4n−1行, 第4n行(但し、n=1,
2, 3…)の各行を選択するように液晶表示デバイスに
接続する。そして、NTSC方式のテレビジョン信号を表示
する際に奇数フィールドでは4n−3行用行ドライバと4n
−2行用行ドライバとを同一タイミングで駆動し、偶数
フィールドでは4n−1行用行ドライバと4n行用行ドライ
バとを同一タイミングで駆動することによりインタレー
ス表示を行う。一方、ハイビジョン方式のテレビジョン
信号の奇数フィールドの表示に際しては4n−3行用行ド
ライバと4n−1行用行ドライバとを使用し、4n−1行用
行ドライバの駆動開始時期を4n−3行用行ドライバのそ
れから1水平走査期間遅らせ且つ2水平走査期間ごとに
4n−3行用と4n−1行用行ドライバが交互に駆動される
ように制御し、ハイビジョン方式のテレビジョン信号の
偶数フィールドの表示に際しては4n−2行用行ドライバ
と4n行用行ドライバとを使用し、4n−2行用行ドライバ
の駆動開始時期を4n行用行ドライバのそれから1水平走
査期間遅らせ且つ2水平走査期間ごとに4n−2行用と4n
行用行ドライバが交互に駆動されるように制御すること
によりインタレース表示を行う。
SC方式よりも走査線数が多いハイビジョン方式のテレビ
ジョン信号を表示するために走査線数をハイビジョン方
式のそれに一致させた液晶画素行を有するドットマトリ
ックスタイプの液晶表示デバイスを用いた液晶表示装置
において、NTSC方式のテレビジョン信号をインタレース
表示するために、液晶表示デバイスの行を選択する行ド
ライバを4個備え、それぞれの行ドライバが第4n−3
行, 第4n−2行, 第4n−1行, 第4n行(但し、n=1,
2, 3…)の各行を選択するように液晶表示デバイスに
接続する。そして、NTSC方式のテレビジョン信号を表示
する際に奇数フィールドでは4n−3行用行ドライバと4n
−2行用行ドライバとを同一タイミングで駆動し、偶数
フィールドでは4n−1行用行ドライバと4n行用行ドライ
バとを同一タイミングで駆動することによりインタレー
ス表示を行う。一方、ハイビジョン方式のテレビジョン
信号の奇数フィールドの表示に際しては4n−3行用行ド
ライバと4n−1行用行ドライバとを使用し、4n−1行用
行ドライバの駆動開始時期を4n−3行用行ドライバのそ
れから1水平走査期間遅らせ且つ2水平走査期間ごとに
4n−3行用と4n−1行用行ドライバが交互に駆動される
ように制御し、ハイビジョン方式のテレビジョン信号の
偶数フィールドの表示に際しては4n−2行用行ドライバ
と4n行用行ドライバとを使用し、4n−2行用行ドライバ
の駆動開始時期を4n行用行ドライバのそれから1水平走
査期間遅らせ且つ2水平走査期間ごとに4n−2行用と4n
行用行ドライバが交互に駆動されるように制御すること
によりインタレース表示を行う。
【0019】
【作用】本発明の液晶表示装置の第1の発明では、ハイ
ビジョン方式のテレビジョン信号を表示することを目的
とした液晶表示デバイスに、垂直方向にはNTSC方式のテ
レビジョン信号の各1ラインの信号が4ラインに同時に
書込まれ、また水平方向には映像信号の有効表示期間の
前後の部分に一定レベルの信号が書き込まれるので、水
平解像度, 走査線数及びアスペクト比が異なるNTSC方式
のテレビジョン信号が表示される。
ビジョン方式のテレビジョン信号を表示することを目的
とした液晶表示デバイスに、垂直方向にはNTSC方式のテ
レビジョン信号の各1ラインの信号が4ラインに同時に
書込まれ、また水平方向には映像信号の有効表示期間の
前後の部分に一定レベルの信号が書き込まれるので、水
平解像度, 走査線数及びアスペクト比が異なるNTSC方式
のテレビジョン信号が表示される。
【0020】本発明の第2の発明では、液晶表示デバイ
スの4行おきの各行をそれぞれ駆動する4個の行ドライ
バを備え、NTSC方式のテレビジョン信号を表示する場合
は隣接する2ラインずつを順次同時に駆動するように4
個の行ドライバが制御され、ハイビジョン方式のテレビ
ジョン信号を表示する場合は1ラインおきの2ラインを
2水平走査期間にそれぞれ1水平走査期間ずつ駆動する
ように4個の行ドライバが制御されることにより、NTSC
方式とハイビジョン方式との双方のテレビジョン信号を
インタレース表示することが可能になる。
スの4行おきの各行をそれぞれ駆動する4個の行ドライ
バを備え、NTSC方式のテレビジョン信号を表示する場合
は隣接する2ラインずつを順次同時に駆動するように4
個の行ドライバが制御され、ハイビジョン方式のテレビ
ジョン信号を表示する場合は1ラインおきの2ラインを
2水平走査期間にそれぞれ1水平走査期間ずつ駆動する
ように4個の行ドライバが制御されることにより、NTSC
方式とハイビジョン方式との双方のテレビジョン信号を
インタレース表示することが可能になる。
【0021】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて詳述する。
いて詳述する。
【0022】図2は本発明の液晶表示装置の第1の発明
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【0023】図2において、参照符号1は液晶表示デバ
イス,2Oは奇数行用行ドライバ, 2Eは偶数行用行ドライ
バ, 3Oは奇数列用の列ドライバ, 3Eは偶数列用の列ドラ
イバである。なお、奇数列用の列ドライバ3Oはシフトレ
ジスタ3Oa とサンプルホールド回路3Ob とで構成されて
おり、偶数列用の列ドライバ3Eはシフトレジスタ3Eaと
サンプルホールド回路3Eb とで構成されている。
イス,2Oは奇数行用行ドライバ, 2Eは偶数行用行ドライ
バ, 3Oは奇数列用の列ドライバ, 3Eは偶数列用の列ドラ
イバである。なお、奇数列用の列ドライバ3Oはシフトレ
ジスタ3Oa とサンプルホールド回路3Ob とで構成されて
おり、偶数列用の列ドライバ3Eはシフトレジスタ3Eaと
サンプルホールド回路3Eb とで構成されている。
【0024】RGBは表示されるべき映像信号のR.G.B.信
号であり、偶数列用の列ドライバ3Eのサンプルホールド
回路3Eb と奇数列用の列ドライバ3Oのサンプルホールド
回路3Ob とに入力されている。
号であり、偶数列用の列ドライバ3Eのサンプルホールド
回路3Eb と奇数列用の列ドライバ3Oのサンプルホールド
回路3Ob とに入力されている。
【0025】CKH1とCKH3とはいずれも奇数列用の列ドラ
イバ3Oのシフトレジスタ3Oa のシフトクロック、CKH2と
CKH4とはいずれも偶数列用の列ドライバ3Eのシフトレジ
スタ3Ea のシフトクロック、 STHは両シフトレジスタ3E
a, 3Oaによるサンプルホールドのスタートパルス、STV1
は奇数行用行ドライバ2Oのスタートパルス、STV2は偶数
行用行ドライバ2Eのスタートパルス、 CKVは両行ドライ
バ2O, 2Eのシフトレジスタのシフトクロックである。
イバ3Oのシフトレジスタ3Oa のシフトクロック、CKH2と
CKH4とはいずれも偶数列用の列ドライバ3Eのシフトレジ
スタ3Ea のシフトクロック、 STHは両シフトレジスタ3E
a, 3Oaによるサンプルホールドのスタートパルス、STV1
は奇数行用行ドライバ2Oのスタートパルス、STV2は偶数
行用行ドライバ2Eのスタートパルス、 CKVは両行ドライ
バ2O, 2Eのシフトレジスタのシフトクロックである。
【0026】液晶表示デバイス1はハイビジョン方式の
テレビジョン信号(以下、ハイビジョン信号という)の
表示が可能なように、1024行×1440列にマトリックス状
に配列された複数の液晶画素にて構成され、それぞれの
液晶画素は従来例と同様にスイッチトランジスタと液晶
素子とからなる。
テレビジョン信号(以下、ハイビジョン信号という)の
表示が可能なように、1024行×1440列にマトリックス状
に配列された複数の液晶画素にて構成され、それぞれの
液晶画素は従来例と同様にスイッチトランジスタと液晶
素子とからなる。
【0027】両行ドライバ2O, 2Eは液晶表示デバイス1
の1行おきの各行それぞれの液晶画素に接続されてい
る。具体的には、二つの行ドライバ2O, 2Eの液晶表示デ
バイス1の各行との接続関係を示す図3の模式図に示さ
れているように、奇数行用行ドライバ2Oには奇数行用の
ゲート線G1, G3…G1023 が接続され、偶数行用行ドライ
バ2Eには偶数行のゲート線G2, G4…G1024 が接続されて
いる。そして、両行ドライバ2O, 2Eはそれぞれのスター
トパルスSTV1, STV2をシフトレジスタのシフトクロック
CKV で順にシフトし、液晶画素の1行を1行おきに順次
1本ずつ選択する。
の1行おきの各行それぞれの液晶画素に接続されてい
る。具体的には、二つの行ドライバ2O, 2Eの液晶表示デ
バイス1の各行との接続関係を示す図3の模式図に示さ
れているように、奇数行用行ドライバ2Oには奇数行用の
ゲート線G1, G3…G1023 が接続され、偶数行用行ドライ
バ2Eには偶数行のゲート線G2, G4…G1024 が接続されて
いる。そして、両行ドライバ2O, 2Eはそれぞれのスター
トパルスSTV1, STV2をシフトレジスタのシフトクロック
CKV で順にシフトし、液晶画素の1行を1行おきに順次
1本ずつ選択する。
【0028】両列ドライバ3O, 3Eはそれぞれシフトレジ
スタ3Oa, 3EaでスタートパルスSTHをシフトクロックCKH
1, CKH2, CKH3, CKH4で順にシフトしてそれぞれサンプ
ルホールド回路3Ob, 3Ebに与えている。両サンプルホー
ルド回路3Ob, 3Ebではそれぞれ、シフトレジスタ3Oa, 3
Eaからのクロック信号に応答して映像RGB 信号をサンプ
リングし且つ保持する。
スタ3Oa, 3EaでスタートパルスSTHをシフトクロックCKH
1, CKH2, CKH3, CKH4で順にシフトしてそれぞれサンプ
ルホールド回路3Ob, 3Ebに与えている。両サンプルホー
ルド回路3Ob, 3Ebではそれぞれ、シフトレジスタ3Oa, 3
Eaからのクロック信号に応答して映像RGB 信号をサンプ
リングし且つ保持する。
【0029】これらの動作により液晶表示デバイス1で
画像が再生される。ハイビジョン用の液晶表示デバイス
1として、1024×1440の画素を有する液晶デバイスを使
用する場合について以下に説明する。
画像が再生される。ハイビジョン用の液晶表示デバイス
1として、1024×1440の画素を有する液晶デバイスを使
用する場合について以下に説明する。
【0030】ハイビジョン方式のアスペクト比は16:9で
あり、これを表示するための液晶表示デバイス1も16:9
のアスペクト比に構成されている。このような液晶表示
デバイス1にアスペクト比が4:3 のNTSC方式のテレビジ
ョン信号(以下、NTSC信号という)をそのまま表示する
と、図4(a) に示されているようなNTSC信号ではテレビ
ジョン画面SC1 上に正しく表示される真円が図4(b) に
示されているようにハイビジョン信号のテレビジョン画
面SC2 上では横長に歪んで表示される。NTSC信号で真円
に表示される映像信号をハイビジョン信号でも真円に表
示するには、図5に示されているように、ハイビジョン
信号のテレビジョン画面SC2 上でその1440画素の水平画
素の内の垂直ライン数1440本に対してアスペクト比の釣
合いがとれる画素数、即ち1080画素を表示範囲とし、残
りの 360画素を表示範囲の両側に180画素ずつ振り分け
てサイドパネル部とする。
あり、これを表示するための液晶表示デバイス1も16:9
のアスペクト比に構成されている。このような液晶表示
デバイス1にアスペクト比が4:3 のNTSC方式のテレビジ
ョン信号(以下、NTSC信号という)をそのまま表示する
と、図4(a) に示されているようなNTSC信号ではテレビ
ジョン画面SC1 上に正しく表示される真円が図4(b) に
示されているようにハイビジョン信号のテレビジョン画
面SC2 上では横長に歪んで表示される。NTSC信号で真円
に表示される映像信号をハイビジョン信号でも真円に表
示するには、図5に示されているように、ハイビジョン
信号のテレビジョン画面SC2 上でその1440画素の水平画
素の内の垂直ライン数1440本に対してアスペクト比の釣
合いがとれる画素数、即ち1080画素を表示範囲とし、残
りの 360画素を表示範囲の両側に180画素ずつ振り分け
てサイドパネル部とする。
【0031】このような表示を行うための水平方向の各
ドライバ20, 2Eの動作状態を示すタイミングチャートの
一例を図6に示す。
ドライバ20, 2Eの動作状態を示すタイミングチャートの
一例を図6に示す。
【0032】NTSC信号の各水平走査線における有効表示
期間を52μs とすると、この有効表示期間の映像信号を
液晶表示デバイス1の表示範囲に書込むためには、有効
表示期間外の期間、即ち行ドライバのシフトクロックCK
H1, CKH2, CKH3, CKH4の図6の期間Pa, Pbに相当する部
分を表示範囲よりも高い周波数にする。この図4の期間
Pa, Pbの部分が図5のサイドパネル部分に相当する。こ
の期間Pa, Pbの部分は映像信号のフロントポーチ及びバ
ックポーチにそれぞれ相当し、信号レベルはペデスタル
レベルであるので、一定のレベルの信号が液晶表示デバ
イス1に書き込まれる。
期間を52μs とすると、この有効表示期間の映像信号を
液晶表示デバイス1の表示範囲に書込むためには、有効
表示期間外の期間、即ち行ドライバのシフトクロックCK
H1, CKH2, CKH3, CKH4の図6の期間Pa, Pbに相当する部
分を表示範囲よりも高い周波数にする。この図4の期間
Pa, Pbの部分が図5のサイドパネル部分に相当する。こ
の期間Pa, Pbの部分は映像信号のフロントポーチ及びバ
ックポーチにそれぞれ相当し、信号レベルはペデスタル
レベルであるので、一定のレベルの信号が液晶表示デバ
イス1に書き込まれる。
【0033】次に、垂直方向の各ドライバ3O, 3Eのタイ
ミングチャートの一例を図7に示す。
ミングチャートの一例を図7に示す。
【0034】垂直方向には、1フィールドの走査線数 2
62.5本の内の 256本を有効表示期間とし、液晶表示デバ
イス1の奇数行用行ドライバ2O及び偶数行用行ドライバ
2Eに対して独立のタイミングでスタートパルスSTV1, ST
V2と、シフトクロックCKV とを与え、更にシフトクロッ
クを1水平走査期間に2パルスとすることにより、液晶
画素の4行に同一の信号を書込み、走査線数をハイビジ
ョン方式のそれに一致させる。
62.5本の内の 256本を有効表示期間とし、液晶表示デバ
イス1の奇数行用行ドライバ2O及び偶数行用行ドライバ
2Eに対して独立のタイミングでスタートパルスSTV1, ST
V2と、シフトクロックCKV とを与え、更にシフトクロッ
クを1水平走査期間に2パルスとすることにより、液晶
画素の4行に同一の信号を書込み、走査線数をハイビジ
ョン方式のそれに一致させる。
【0035】また、倍速変換されたNTSCノーインタレー
ス信号を表示する場合の水平方向のタイミングチャート
を図8に、同垂直方向のタイミングチャートを図9にそ
れぞれ示す。
ス信号を表示する場合の水平方向のタイミングチャート
を図8に、同垂直方向のタイミングチャートを図9にそ
れぞれ示す。
【0036】この場合は、水平系に関して有効表示期間
26μs を液晶表示デバイス1の表示範囲に書込むため、
前述同様に有効表示期間外の部分に周波数が高いシフト
クロックを入力することにより、アスペクト比を維持し
たままで映像信号を書込むことが可能である。
26μs を液晶表示デバイス1の表示範囲に書込むため、
前述同様に有効表示期間外の部分に周波数が高いシフト
クロックを入力することにより、アスペクト比を維持し
たままで映像信号を書込むことが可能である。
【0037】垂直系に関しては、倍速変換された 525本
の走査線の内の有効表示期間を 512本とし、液晶表示デ
バイス1の奇数行用行ドライバ2O及び偶数行用行ドライ
バ2Eに対して同一のタイミングでスタートパルスSTV1,
STV2及びシフトクロックCKV1を与えて液晶画素の2行に
同一の信号を書込むことにより、ハイビジョン方式のそ
れに走査線数を一致させることが可能である。
の走査線の内の有効表示期間を 512本とし、液晶表示デ
バイス1の奇数行用行ドライバ2O及び偶数行用行ドライ
バ2Eに対して同一のタイミングでスタートパルスSTV1,
STV2及びシフトクロックCKV1を与えて液晶画素の2行に
同一の信号を書込むことにより、ハイビジョン方式のそ
れに走査線数を一致させることが可能である。
【0038】図10は本発明の液晶表示装置の第2の発
明の実施例の構成を示すブロック図である。
明の実施例の構成を示すブロック図である。
【0039】この第2の発明では、ハイビジョン信号を
表示するために1024行とされている液晶表示デバイス1
の各行を選択する4個の行ドライバ23, 22, 21, 20を備
えている。これらの各行ドライバ23, 22, 21, 20は、そ
れぞれ4n−3行,4n−2行,4n−1行,4n行(但し、n
=1, 2, 3…)の各行を選択するように液晶表示デバイ
ス1の各行に接続されている。
表示するために1024行とされている液晶表示デバイス1
の各行を選択する4個の行ドライバ23, 22, 21, 20を備
えている。これらの各行ドライバ23, 22, 21, 20は、そ
れぞれ4n−3行,4n−2行,4n−1行,4n行(但し、n
=1, 2, 3…)の各行を選択するように液晶表示デバイ
ス1の各行に接続されている。
【0040】各行ドライバ23, 22, 21, 20のスタートパ
ルスSTV1, STV2, STV3, STV4はそれぞれのドライバに対
して一つずつ与えられており、スタートパルスSTV1は4n
−3行用行ドライバ23に、スタートパルスSTV2は4n−2
行用行ドライバ22に、スタートパルスSTV3は4n−1行用
行ドライバ21に、スタートパルスSTV4は4n行用行ドライ
バ23にそれぞれ与えられている。
ルスSTV1, STV2, STV3, STV4はそれぞれのドライバに対
して一つずつ与えられており、スタートパルスSTV1は4n
−3行用行ドライバ23に、スタートパルスSTV2は4n−2
行用行ドライバ22に、スタートパルスSTV3は4n−1行用
行ドライバ21に、スタートパルスSTV4は4n行用行ドライ
バ23にそれぞれ与えられている。
【0041】行ドライバ23, 22, 21, 20のシフトレジス
タのシフトクロックはCKV1, CKV2の2種類あり、シフト
クロックCKV1は4n−3行用行ドライバ23と4n−2行用行
ドライバ22とに、シフトクロックCKV2は4n−1行用行ド
ライバ21と4n行用行ドライバ20とにそれぞれ与えられて
いる。
タのシフトクロックはCKV1, CKV2の2種類あり、シフト
クロックCKV1は4n−3行用行ドライバ23と4n−2行用行
ドライバ22とに、シフトクロックCKV2は4n−1行用行ド
ライバ21と4n行用行ドライバ20とにそれぞれ与えられて
いる。
【0042】以上のような構成の本発明の第2の発明の
液晶表示装置において、まずNTSC信号をインタレース表
示する場合の動作について、各行ドライバ23, 22, 21,
20による行選択の状況を示す図11の模式図と図12の
タイミングチャートとを参照して説明する。
液晶表示装置において、まずNTSC信号をインタレース表
示する場合の動作について、各行ドライバ23, 22, 21,
20による行選択の状況を示す図11の模式図と図12の
タイミングチャートとを参照して説明する。
【0043】4個の行ドライバの内の4n−3行用行ドラ
イバ23と4n−2行用行ドライバ22とが奇数フィールド用
に、4n−1行用行ドライバ21と4n行用行ドライバ20とが
偶数フィールド用にそれぞれ使用される。即ち、奇数フ
ィールドでは、4n−3行用行ドライバ23と4n−2行用行
ドライバ22とが同一タイミングで駆動されて2ラインに
同一の映像信号が書き込まれる。偶数フィールドでは4n
−1行用行ドライバ21と4n行用行ドライバ20とが同一タ
イミングで駆動されて2ラインに同一の映像信号が書き
込まれ、それぞれ表示される。
イバ23と4n−2行用行ドライバ22とが奇数フィールド用
に、4n−1行用行ドライバ21と4n行用行ドライバ20とが
偶数フィールド用にそれぞれ使用される。即ち、奇数フ
ィールドでは、4n−3行用行ドライバ23と4n−2行用行
ドライバ22とが同一タイミングで駆動されて2ラインに
同一の映像信号が書き込まれる。偶数フィールドでは4n
−1行用行ドライバ21と4n行用行ドライバ20とが同一タ
イミングで駆動されて2ラインに同一の映像信号が書き
込まれ、それぞれ表示される。
【0044】スタートパルスSTV1及びSTV2は奇数フィー
ルドでのみ発生され、スタートパルスSTV3及びSTV4は偶
数フィールドでのみ発生される。そして、各スタートパ
ルスSTV1, STV2, STV3, STV4は同一タイミングである。
ルドでのみ発生され、スタートパルスSTV3及びSTV4は偶
数フィールドでのみ発生される。そして、各スタートパ
ルスSTV1, STV2, STV3, STV4は同一タイミングである。
【0045】このように2ラインずつのインタレース表
示を行うことで、ハイビジョン用液晶表示デバイス1に
NTSC信号を表示することが可能になる。
示を行うことで、ハイビジョン用液晶表示デバイス1に
NTSC信号を表示することが可能になる。
【0046】次に、ハイビジョン信号をインタレース表
示する場合について、各行ドライバ23, 22, 21, 20によ
る行選択の状況を示す図13の模式図と図14のタイミ
ングチャートとを参照して説明する。
示する場合について、各行ドライバ23, 22, 21, 20によ
る行選択の状況を示す図13の模式図と図14のタイミ
ングチャートとを参照して説明する。
【0047】4個の行ドライバの内の、4n−3行用行ド
ライバ23と4n−1行用行ドライバ21とが奇数フィールド
用に、4n−2行用行ドライバ22と4n行用行ドライバ20と
が偶数フィールド用にそれぞれ使用される。即ち、奇数
フィールドの1ライン目である4n−3行は4n−3行用行
ドライバ23で書込み、奇数フィールドの2ライン目であ
る4n−1行は4n−1行用行ドライバ21で書込む。偶数フ
ィールドの1ライン目である4n−2行は4n−2行用行ド
ライバ22で書込み、偶数フィールドの2ライン目である
4n行は4n行用行ドライバ20で書込む。
ライバ23と4n−1行用行ドライバ21とが奇数フィールド
用に、4n−2行用行ドライバ22と4n行用行ドライバ20と
が偶数フィールド用にそれぞれ使用される。即ち、奇数
フィールドの1ライン目である4n−3行は4n−3行用行
ドライバ23で書込み、奇数フィールドの2ライン目であ
る4n−1行は4n−1行用行ドライバ21で書込む。偶数フ
ィールドの1ライン目である4n−2行は4n−2行用行ド
ライバ22で書込み、偶数フィールドの2ライン目である
4n行は4n行用行ドライバ20で書込む。
【0048】スタートパルスSTV1及びSTV3は奇数フィー
ルドでのみ発生され、スタートパルスSTV2及びSTV4は偶
数フィールドでのみ発生される。そして、スタートパル
スSTV3は同STV1に対して、スタートパルスSTV4は同STV2
に対してそれぞれ1水平走査期間遅れたタイミングにな
っている。
ルドでのみ発生され、スタートパルスSTV2及びSTV4は偶
数フィールドでのみ発生される。そして、スタートパル
スSTV3は同STV1に対して、スタートパルスSTV4は同STV2
に対してそれぞれ1水平走査期間遅れたタイミングにな
っている。
【0049】行ドライバのシフトレジスタのシフトクロ
ックは2水平走査期間に1パルスのクロックであり、CK
V1に対してCKV2が1走査期間遅れたタイミングになって
いる。
ックは2水平走査期間に1パルスのクロックであり、CK
V1に対してCKV2が1走査期間遅れたタイミングになって
いる。
【0050】このように、ハイビジョン信号を表示する
場合には、1 ライン間隔でのインタレース表示が行われ
る。
場合には、1 ライン間隔でのインタレース表示が行われ
る。
【0051】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明の液晶表
示装置の第1の発明では、ハイビジョン方式のテレビジ
ョン信号を表示することを目的とした液晶表示デバイス
に、 A/D変換装置, ラインメモリ, D/A変換装置等のハ
ードウェアを追加することなし水平解像度, 走査線数及
びアスペクト比が異なるNTSC方式のテレビジョン信号を
表示することが出来る。
示装置の第1の発明では、ハイビジョン方式のテレビジ
ョン信号を表示することを目的とした液晶表示デバイス
に、 A/D変換装置, ラインメモリ, D/A変換装置等のハ
ードウェアを追加することなし水平解像度, 走査線数及
びアスペクト比が異なるNTSC方式のテレビジョン信号を
表示することが出来る。
【0052】また本発明の第2の発明では、NTSC方式の
テレビジョン信号とハイビジョン方式のテレビジョン信
号との双方をインタレース表示することが可能になる。
テレビジョン信号とハイビジョン方式のテレビジョン信
号との双方をインタレース表示することが可能になる。
【図1】液晶表示デバイスの駆動回路の従来の一般的な
構成例を示すブロック図である。
構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の液晶表示装置の第1の発明の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図3】二つの行ドライバの液晶表示デバイスの各行と
の接続関係を示す模式図である。
の接続関係を示す模式図である。
【図4】ハイビジョン用のアスペクト比が16:9の液晶表
示デバイスにアスペクト比が4:3 のNTSC方式のテレビジ
ョン信号をそのまま表示した場合の画像の歪みを示す模
式図である。
示デバイスにアスペクト比が4:3 のNTSC方式のテレビジ
ョン信号をそのまま表示した場合の画像の歪みを示す模
式図である。
【図5】ハイビジョン用の液晶表示デバイスにNTSC方式
のテレビジョン信号を歪み無く表示するために水平画素
の内の垂直ライン数に対してアスペクト比の釣合いがと
れる画素数を説明するための模式図である。
のテレビジョン信号を歪み無く表示するために水平画素
の内の垂直ライン数に対してアスペクト比の釣合いがと
れる画素数を説明するための模式図である。
【図6】図5のような表示を行うための水平方向の各ド
ライバの動作状態を示すタイミングチャートである。
ライバの動作状態を示すタイミングチャートである。
【図7】図5のような表示を行うための垂直方向の各ド
ライバの動作状態を示すタイミングチャートである。
ライバの動作状態を示すタイミングチャートである。
【図8】倍速変換されたNTSCノーインタレース信号をハ
イビジョン用液晶表示デバイスに表示する場合の水平方
向のタイミングチャートである。
イビジョン用液晶表示デバイスに表示する場合の水平方
向のタイミングチャートである。
【図9】倍速変換されたNTSCノーインタレース信号をハ
イビジョン用液晶表示デバイスに表示する場合の垂直方
向のタイミングチャートである。
イビジョン用液晶表示デバイスに表示する場合の垂直方
向のタイミングチャートである。
【図10】本発明の液晶表示装置の第2の発明の実施例
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第2の発明の液晶表示装置におい
て、NTSC方式のテレビジョン信号をインタレース表示す
る場合の動作を示す4個の行ドライバそれぞれによる行
選択の状況を示す模式図である。
て、NTSC方式のテレビジョン信号をインタレース表示す
る場合の動作を示す4個の行ドライバそれぞれによる行
選択の状況を示す模式図である。
【図12】本発明の第2の発明の液晶表示装置におい
て、NTSC方式のテレビジョン信号をインタレース表示す
る場合の動作を示す4個の行ドライバそれぞれによる行
選択の際のタイミングチャートである。
て、NTSC方式のテレビジョン信号をインタレース表示す
る場合の動作を示す4個の行ドライバそれぞれによる行
選択の際のタイミングチャートである。
【図13】本発明の第2の発明の液晶表示装置におい
て、ハイビジョン方式のテレビジョン信号をインタレー
ス表示する場合の動作を示す4個の行ドライバそれぞれ
による行選択の状況を示す模式図である。
て、ハイビジョン方式のテレビジョン信号をインタレー
ス表示する場合の動作を示す4個の行ドライバそれぞれ
による行選択の状況を示す模式図である。
【図14】本発明の第2の発明の液晶表示装置におい
て、ハイビジョン方式のテレビジョン信号をインタレー
ス表示する場合の動作を示す4個の行ドライバそれぞれ
による行選択の際のタイミングチャートである。
て、ハイビジョン方式のテレビジョン信号をインタレー
ス表示する場合の動作を示す4個の行ドライバそれぞれ
による行選択の際のタイミングチャートである。
1 液晶表示デバイス 2O 奇数行用行ドライバ 2E 偶数行用行ドライバ 3O 奇数列用列ドライバ 3E 偶数列用列ドライバ 20 4n行用行ドライバ 21 4n−1行用行ドライバ 22 4n−2行用行ドライバ 23 4n−3行用行ドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/01 J 9070−5C
Claims (2)
- 【請求項1】 マトリックス配置された液晶表示素子に
よりハイビジョン方式のテレビジョン信号を表示する液
晶表示デバイスを備えた液晶表示装置において、 NTSC方式のテレビジョン信号の1フィールド分の各走査
線の映像信号の有効表示期間の信号を順次前記液晶表示
デバイスの4ラインに同時に書込むか、または倍速変換
されたNTSC方式のテレビジョン信号の 525本の各走査線
の有効表示期間の信号を順次前記液晶表示デバイスの2
ラインに同時に書込む行ドライバと、各ラインの映像信
号の有効表示期間の前後の期間を有効表示期間内よりも
周波数が高いクロックを使用して映像信号の有効表示部
分が画面の中央に表示されるように書込む列ドライバと
を備えたことを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】 マトリックス配置された液晶表示素子に
よりハイビジョン方式のテレビジョン信号をインタレー
ス表示する液晶表示デバイスを備えた液晶表示装置にお
いて、 前記液晶表示デバイスの第4n−3行, 4n−2行, 4n−1
行, 4n行(但し、n=1, 2, 3…)をそれぞれ選択する
第1,第2,第3及び第4の行ドライバと、 NTSC方式のテレビジョン信号をインタレース表示する場
合は、奇数フィールドの表示に際しては前記第1の行ド
ライバと前記第2の行ドライバとを同一タイミングで駆
動し、偶数フィールドの表示に際しては前記第3の行ド
ライバと前記第4の行ドライバとを同一タイミングで駆
動する手段と、 ハイビジョン方式のテレビジョン信号をインタレース表
示する場合は、奇数フィールドの表示に際しては前記第
1の行ドライバと前記第3の行ドライバとを、前記第3
の行ドライバの駆動開始を前記第1の行ドライバの駆動
開始から1ライン分の期間遅らせ且つ各2ライン分の期
間について前記第1及び前記第3の行ドライバとを交互
に駆動させ、、偶数フィールドの表示に際しては、前記
第2の行ドライバと前記第4の行ドライバとを、前記第
2の行ドライバの駆動開始を前記第4の行ドライバの駆
動開始から1ライン分の期間遅らせ且つ各2ライン分の
期間について前記第2及び前記第4の行ドライバとを交
互に駆動させる手段とを備えたことを特徴とする液晶表
示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3270046A JP3015544B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3270046A JP3015544B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0583658A true JPH0583658A (ja) | 1993-04-02 |
JP3015544B2 JP3015544B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=17480775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3270046A Expired - Fee Related JP3015544B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 液晶表示装置 |
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---|---|
JP (1) | JP3015544B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0797183A1 (en) * | 1996-03-22 | 1997-09-24 | Sharp Kabushiki Kaisha | Matrix-type display device and method for driving the same |
US6667730B1 (en) | 1996-05-09 | 2003-12-23 | Fujitsu Display Technologies Corporation | Display and method of and drive circuit for driving the display |
JP2006285233A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-19 | Samsung Electronics Co Ltd | ゲート駆動回路及びこれを有する表示装置 |
JP2006284708A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Sony Corp | 表示パネル、その駆動方法および駆動装置、並びに表示装置 |
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Citations (1)
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---|---|---|---|---|
JPH01268272A (ja) * | 1988-04-19 | 1989-10-25 | Sharp Corp | テレビジョン画像表示装置 |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP3270046A patent/JP3015544B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US6667730B1 (en) | 1996-05-09 | 2003-12-23 | Fujitsu Display Technologies Corporation | Display and method of and drive circuit for driving the display |
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JP2006284709A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Sony Corp | 表示パネルとその駆動方法 |
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JP3015544B2 (ja) | 2000-03-06 |
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