JP2976819B2 - 光ファイバテープ心線の接続方法 - Google Patents

光ファイバテープ心線の接続方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバテープ心線
を光ファイバテープ心線同士で接続する方法に係り、特
に、複数枚対複数枚の光ファイバテープ心線を一括接続
する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光伝送システムの伝送路である光ファイ
バは、光ファイバテープ心線で提供される。光ファイバ
テープ心線の断面構造を図3(a)、図3(b)、図3
(c)に示す。図示されるように、光ファイバテープ心
線は、複数本の光ファイバ素線が横一列に密接して並ん
でいる。各光ファイバ素線の断面は円形であり、図示さ
れないがそれぞれ被覆されている。各光ファイバ素線の
被覆径は標準で250μmである。各光ファイバ素線が
横一列に密接して並んでいることから、そのピッチは2
50μmである。これらの光ファイバ素線の外周が一括
被覆層で覆われている。このため光ファイバテープ心線
は、高さより横幅が大きく、テープ状を呈している。一
括被覆層の外径寸法は、一般に、2心のものは高さ0.
4mm×幅0.7mm、4心のものは高さ0.4mm×
幅1.1mm、8心のものは高さ0.4mm×幅2.1
mmである。このような構造・寸法は、使用環境等を考
慮し、安定した伝送特性が得られるように定めたもので
ある。
【0003】実用化されている光ファイバテープ心線
は、上記のような光ファイバ素線が2心、4心、8心の
ものである。どの光ファイバテープ心線を採用するか
は、その光伝送システムで必要とされている最小単位の
心数で決まる。最小単位以上の伝送路を布設する必要が
ある場合には、複数枚の光ファイバテープ心線を使用す
ることになる。
【0004】光ファイバテープ心線同士を接続するには
一括接続が行われる。図4は、従来の一括接続方法を示
したものである。即ち、一括被覆層3を剥いて光ファイ
バ素線2を露出させ、さらに光ファイバ素線2の被覆を
取り去ったもの(2a)を一括接続器具41に固定し、
幅方向両側に設けた融着用電極42により各光ファイバ
素線を融着して一括接続する。一括接続器具41は、光
ファイバ素線と等ピッチに配置された複数のV溝43を
有しており、図示のように各V溝43に光ファイバ素線
(2a)を収容することにより、各光ファイバ素線の端
面同士が正対するようになっている。このような方法を
用いることにより、上記最小単位での一括接続、即ち、
2心のものは2心単位、4心のものは4心単位、8心の
ものは8心単位で一括接続が可能となる。なお、複数枚
対複数枚の光ファイバテープ心線を一括接続する方法は
現存せず、最小単位以上の伝送路を布設している場合に
は、上記一括接続方法を最小単位毎に適用することにな
る。即ち、複数枚対複数枚の光ファイバテープ心線を接
続するには、その枚数分の接続を行うことになる。
【0005】光ファイバテープ心線を使用する利点は、
複数本の光ファイバ素線の一括接続が可能なことにあ
り、接続に要する時間が短縮できる。従って、できるだ
け多心の光ファイバ素線を並べた光ファイバテープ心線
を採用すれば、伝送路の本数が多くとも短時間で接続で
きる。その半面、伝送路をエンドユーザまで引き込むに
は、エンドユーザが必要としている本数であることが望
ましく、光ファイバテープ心線を多心にすれば最小単位
が大きくなり、それだけ余分の光ファイバ素線を布設す
ることになり、無駄が大きい。
【0006】このように、接続に要する時間を短縮する
には、一括接続される光ファイバ素線の本数を多くする
のが有利で、光ファイバ素線の利用効率からは、その最
小単位をエンドユーザまで引き込む必要本数に合わせて
できるだけ少なくするのが有利であるから、互いに矛盾
した関係となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ファイバ
テープ心線は、上記のように定められた構造・寸法のも
のが普及し、併せて一括接続器具は、V溝のピッチが光
ファイバ素線のピッチに合わせて250μmとしたもの
が既に数多く普及している。
【0008】本出願人は、従来通りの光ファイバテープ
心線及び一括接続器具を利用して、複数枚対複数枚の光
ファイバテープ心線を一括接続することを試みた。即
ち、複数枚の光ファイバテープ心線を横幅方向に並べ
て、上記一括接続器具で固定することになる。ここで
は、4心光ファイバテープ心線を2枚並べた場合を説明
する。両者を横幅方向に並べたとき、互いが接する部分
での一括被覆層の厚さはそれぞれ50μmであるため、
それぞれの最外側の光ファイバ素線同士の間隔が100
μmとなる。同一光ファイバテープ心線内での光ファイ
バ素線ピッチは250μmであるのに対し、最外側の光
ファイバ素線のピッチは100μm広いことになる。こ
のため、等ピッチである一括接続器具の各V溝に光ファ
イバ素線を収容しようとすると無理が生じる。例えば、
図5はある程度、強引に収容した場合を示しているが、
ピッチの広がりを分散して吸収するために各光ファイバ
素線の経路が微妙に異なる。このため、端面が不揃いに
なり一括接続ができなくなる。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、複数枚対複数枚の光ファイバテープ心線を一括接続
する方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数本の光ファイバ素線が横一列に密接し
て並びその外周が一括被覆層で覆われた光ファイバテー
プ心線を他の光ファイバテープ心線に接続するために、
光ファイバ素線と等ピッチに配置された複数のV溝に各
光ファイバテープ心線から剥き出した光ファイバ素線を
固定し、これら光ファイバ素線同士を一括接続する方法
において、複数枚の光ファイバテープ心線を横に並べて
他の複数枚の光ファイバテープ心線に接続するために、
一括被覆層を削って横幅を減少させた各光ファイバテー
プ心線を互いに密接させて横に並べ、上記V溝に各光フ
ァイバテープ心線から剥き出した光ファイバ素線を固定
するものである。
【0011】各光ファイバテープ心線の光ファイバ素線
の間隔が上記V溝のピッチに近付くように一括被覆層を
10〜30μm残して一括被覆層を削ってもよい。
【0012】
【作用】上記構成により、各光ファイバテープ心線の一
括被覆層が削られ、各光ファイバテープ心線の幅が減少
する。複数枚の光ファイバテープ心線を横幅方向に互い
に密接させて並べたとき、互いが接する部分での一括被
覆層の厚さが従来より薄くなっているので、それぞれの
最外側の光ファイバ素線同士の間隔が狭まる。このた
め、等ピッチに作られている一括接続器具の各V溝に光
ファイバ素線を無理無く収容することができ、端面が不
揃いになることがなく、一括接続が可能となる。
【0013】一括被覆層を削る際に、削る量が少ない
と、上記ピッチの広がりを押さえる効果が少ない。ま
た、あまり多く削ると最外側の光ファイバ素線に対する
保護作用が弱まる。実験の結果、一括被覆層の厚さが1
0〜30μm残るように一括被覆層を削るのが最適であ
る。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
【0015】図1に示されるように、4心光ファイバテ
ープ心線1は、4本の光ファイバ素線2が横一列に密接
して並んでいる。各光ファイバ素線2の断面は円形であ
り、図示されないがそれぞれ被覆されている。各光ファ
イバ素線2の被覆径は標準で250μmである。各光フ
ァイバ素線2が横一列に密接して並んでいることから、
そのピッチは250μmである。これらの光ファイバ素
線2の外周が一括被覆層3で覆われており、外径寸法
は、高さが0.4mmであり、幅Wが1.1mmであ
る。また、一括被覆層3の厚さは50μmである。
【0016】この光ファイバテープ心線1の一括被覆層
3を、工具を使用して、幅方向の一側で垂直に削り取
る。削り取ることによって最外側の光ファイバ素線2か
ら削り面4までに残された一括被覆層3の厚さwは0.
01mm=10μmである。線条方向には約70mmに
亘って削り取っている。
【0017】図1のように削り取りを施した4心の光フ
ァイバテープ心線1を2枚用い、これらを削り面4同士
が向き合うようにして横幅方向に互いに密接させて並べ
たとき、その断面は図2のようになる。この2枚の光フ
ァイバテープ心線1を、8心光ファイバテープ心線用の
光ファイバクランパで押さえ、ホットストリッパで一括
被覆層を除去し、ファイバカッタで切断し、8心光ファ
イバテープ心線用の融着機にかけた。融着機は、上記V
溝を有する一括接続器具と融着用電極とを備えると共に
融着の成否を表示するものである。
【0018】このようにして融着機で一括に融着接続し
たところ、エラー表示になることなく、8心光ファイバ
テープ心線同士を接続するときと同様に接続することが
できた。
【0019】次に、削り残す一括被覆層3の厚さwを変
えて接続実験を行った。即ち、厚さwを、5μm,10
μm,15μm,20μm,25μm,30μm,35
μm,40μmとして4心光ファイバテープ心線を削
り、これらのものをそれぞれ2枚並べて上記手順で一括
接続した。その結果、厚さw=5μmでは、取扱い中に
残った一括被覆層3が損傷し、光ファイバ素線2が欠落
してしまうことがあった。また、厚さw=35μm以上
では、V溝に収容する際に手間取ることがあり、2〜3
分を要した。厚さw=30μm以下ならば10秒程度で
可能であった。
【0020】この実験から、一括被覆層3の厚さが10
〜30μm残るように削れば、光ファイバ素線2の保護
作用を損なうことなく、かつ作業性を高めることができ
ることがわかる。
【0021】なお、実施例では光ファイバテープ心線1
の一側のみを削り落とし、2枚の光ファイバテープ心線
1を並べて行ったが、3枚,4枚の光ファイバテープ心
線1を幅方向に一列に並べて一括接続してもよく、この
場合には両側を削り落とすことになる。また、この場合
でも、一括被覆層3の厚さが10〜30μm残るように
削ることになる。
【0022】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0023】(1)複数枚対複数枚の光ファイバテープ
心線を一括接続することができるので、接続に要する時
間を短縮することができる。
【0024】(2)光ファイバテープ心線の光ファイバ
素線心数を少なくしても接続に要する時間が増大しない
ので、最小単位を小さくして光ファイバ素線の無駄をな
くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す4心光ファイバテープ
心線の断面図である。
【図2】本発明において4心光ファイバテープ心線を並
べたときの断面図である。
【図3】各種光ファイバテープ心線の断面図である。
【図4】光ファイバテープ心線同士を一括接続する方法
を示した斜視図である。
【図5】光ファイバテープ心線を加工しないで幅方向に
並べて一括接続器具で固定したときの平面図である。
【符号の説明】
1 光ファイバテープ心線 2 光ファイバ素線 3 一括被覆層 4 削り面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 6/40 G02B 6/24 G02B 6/44 G02B 6/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の光ファイバ素線が横一列に密接
    して並びその外周が一括被覆層で覆われた光ファイバテ
    ープ心線を他の光ファイバテープ心線に接続するため
    に、光ファイバ素線と等ピッチに配置された複数のV溝
    に各光ファイバテープ心線から剥き出した光ファイバ素
    線を固定し、これら光ファイバ素線同士を一括接続する
    方法において、複数枚の光ファイバテープ心線を横に並
    べて他の複数枚の光ファイバテープ心線に接続するため
    に、一括被覆層を削って横幅を減少させた各光ファイバ
    テープ心線を互いに密接させて横に並べ、上記V溝に各
    光ファイバテープ心線から剥き出した光ファイバ素線を
    固定することを特徴とする光ファイバテープ心線の接続
    方法。
  2. 【請求項2】 各光ファイバテープ心線の光ファイバ素
    線の間隔が上記V溝のピッチに近付くように一括被覆層
    を10〜30μm残して一括被覆層を削ることを特徴と
    する請求項1記載の光ファイバテープ心線の接続方法。
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JP5564026B2 (ja) * 2011-10-18 2014-07-30 株式会社フジクラ 光ファイバテープ心線及びその光ファイバテープ心線を収納した光ファイバケーブル

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